20 Years After -TMN通史-

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<<   作成日時 : 2006/12/23 01:46   >>

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今日の夜、tributeライブのメンバーがテレビに出るらしいですね
12月23日(土) TBS『エンタメキャッチ』 26:10-26:40

SPIN OFF from TM 2007 -tribute LIVE V-メンバー全員参加でのインタビューをO.A。
チケット番組先行受付もあり。お見逃しなく!

それにしてもツアータイトルは、
「SPIN OFF from TM 2007 -tribute LIVE V-」で決まりなんでしょうか…?
なんか、あまりにも安易で、もう少し考えろと…
だって、前のツアータイトルに年代と回数付けただけって…
このままではライブの中身も、何のコンセプトも理由付けもなく、
昔の曲を演奏するだけになりそうな気がします


まあ、かつてFANKSで成功しても同じことを続けたくないと言って、
「CAROL」「Rhythm Red」をやったグループのメンバーがいるんだし、
今後もツアータイトルの数字が増えるだけで、
やることは毎回同じという安易なライブを、定期的にやるという愚行は、ないに違いないと信じていますけどね


なんか最近愚痴ばっかりですね
本題に入ります


----------------------------------------------
「Your Song ("D" Mix)」は、
「Dragon The Festival (Zoo Mix)」に続いて、
12インチシングルとして1985/11/1にリリースされた
山口の追加公演を除くと、
「Dragon The Festival Tour」終了の翌日ということになる


副題に「The Theme from “Vampire Hunter D”」とある通り、
アニメ映画「吸血鬼ハンターD」の主題歌である
「“D” Mix」とあるのは、言うまでもなく映画タイトルを反映してのものである
アニメ中には、TMの3人も登場するという話もあったが、
結局これは実現しなかったらしい


「"D" Mix」は、
オリジナルバージョンが発表されてもいないのに「Mix」が付いている
しかもこの後ミニアルバム「Twinkle Night」に収録されるのは、
「Twinkle Mix」と名付けられており、
「〜Mix」とないオリジナルバージョンは現在確認されていない


ラジオなどで放送するための非売品プロモーション版として、
「Air Play Mix」もあり、
「Twinkle Mix」イントロから「Twinkle Night」の部分を除いたものとなっている
これがオリジナルに当たるものと考えるべきだろうか


ただしこれらの相違点は、
イントロにサンプリングボイスなどが加わっていたり、
曲の長さが違っていたりするくらいである
「Dragon The Festival」と違って、
オケの音自体が変わっているわけではない


シングルのジャケットは、CDとレコードで異なる
どちらも額縁の柄なのだが、
CDでは額縁の絵の中に3人がいるのに対し、
レコードでは額縁のみである


これはレコード版では中にシールが入っていて、
自分でジャケットに貼り付ける仕様になっていたためである
ジャケットにも「LET’S MAKE A JACKET!」と書いてある
小室のアイデアによるものらしい
一方CDではシールが無く、最初から完成版のジャケットとなっている
またCDでは再現されていないが、
レコードではジャケット裏が塗絵になっていた


なおBEEの会場にレコードを持って行くとスタンプを捺してもらえて、
それでジャケット完成ということになっていた
このスタンプは、「TM VISIONU」のメンバー・スタッフ紹介コーナーで使われた小室のイラストである


「Your Song (“D” Mix)」は12インチにふさわしく、
6分半を超える長さになっている
音的にも当時としてはかなりマニアックな部類に入ると思う
「Dragon The Festival (Zoo Mix)」もその点では同じだったが、
こちらはアルバムからのシングルカットだったのに対し、
「Your Song」は先行シングルである
冒険という点ではかなりのものだろう


しかし小室哲哉は当時のTV番組で、
「今までで一番いいんじゃないかと評判です」と言っており、
自信はかなりあったらしい
今まで90位台で留まっていたオリコンのランキングでも、
この曲は66位と、一挙に順位を上げた


売上は「Dragon The Festival」が3600枚程度だったのに対し、
「Your Song」では7300枚に倍加した
タイアップの効果もあったかもしれないが、
映画公開2ヶ月前のリリースであったことを考えると、
全国ツアー開催によるTM自体の知名度上昇が大きいと考えられる


作曲は小室・木根の共作という、シングルでは唯一のパターンである
シングル表題曲に木根の名前が出たのはこれが最初である
木根はこの曲の分担について何度か発言をしているが、
2005年「Spin Off from TM」のパンフレットでは、
トイレに行っている間にAメロを作っておいてくれと小室から言われて本当に作ったと言っているのに対し、
2014年「the beginning of the end」のパンフレットでは、
小室がAメロだけ作って別の仕事に行き、木根にサビを作るように言ったと述べており、
木根が作ったのがAメロなのかサビなのかはっきりしない
木根発言の通例通り、細部の情報はあまり参考にならなそうである
(特にトイレに〜のくだりは、いかにもネタをそのまま文字にした感が強い)


作詞は前作に続いて小室哲哉である
以後「Come On Everybody」まで3年間、小室作詞はなくなる
歌詞の内容は、はるかかなたで「君の歌 (Your Song)」を受け取った主人公が、
「君を救うのは時を越えた僕だけだと」歌って欲しいと告げるという内容である
これは「吸血鬼ハンターD」のDとドリスの関係を念頭に置いたものだろう


この曲にコメントを一つ付けるとすれば、幻想的という点に尽きる
イマイチ具体性を欠く歌詞世界もそうだし、
キラキラしたオケ、アーアー言ってるコーラス、
エコーのかかったボーカルもそうだ
他に「1974」「Dragon The Festival」「Just One Victory」なども、
ファンタジー路線のシングルとして挙げられようが、
それらと比べても「Your Song」の浮わつきぶりは際立っている


こう書くと、自分の「Your Song」の評価が低く取られるかもしれないが、
むしろ自分としては大変好きな曲である
自分が初めて聞いたTMのアルバムは「Gift fot Fanks」だが、
「Your Song」のような曲は聞いたことがなく、かなりの衝撃だった
今聞いても、「Childhood’s End」の曲より音の厚みが増しており、
1985年が小室にとって大変な成長の年だったことが分かる


何がかっこいいかといえば、シンセの音だろう
とにかくシンセが主張している
Aメロの部分などでは、シンセのリフがボーカル以上にメインのように目立っている
(実際に自分の中ではここがメインパートだ)


そしてもう一つ目立っているのがシンセドラムである
曲の最初から最後まで通じて、
意識的にドラムを強調したミックスをしており、
オケは意外とロックテイストとなっている
さらにサックス・ギターやコーラスも良いアクセントになっている
間奏で第九が入るなど、12インチ的な遊びも見られる


レコーディングでは「Dragon The Festival」に続いてEmulatorUが大活躍した
TMの他の曲と比べた時の特徴はオーケストラヒットの多用で、
後述のカップリング曲「Special Instrumental Disco Mix」では特に際立っている
小室はこの頃EmulatorU使いとしてTrevor Hornに注目していたが、
Trevor自身が属していたYESの「Lonely Heart」(1983年)など、オーケストラヒットに特徴があった
「Your Song」のオーケストラヒットはその影響もあったのかもしれない


ウツのボーカルもしばしばサンプリング処理が施されている
サンプリングは、サビの後の英語詞の部分など、
曲の中でも印象に残る部分でも大胆に使われている
なおこの部分の英語詞は男女のすれちがいを歌ったもので、
歌詞全体の中ではあまり必然性がないが、
おそらくThe Beatlesの「Hello Good-bye」をモチーフにしたものだろう
(「I Say Yes, You Say No」で始まるやつ)

I Just Wanna Stay Inside You Just Wanna Go outside
Who's Gonna Make You Up? Who's Gonna Make Me Down?
You Say You Turn To The Right I Say I Turn To The Left
Why Do You Go Forward? Why Do I Go Backward?



シンセとドラムが強調されたオケの中で、
ウツのボーカルやコーラスも楽器の一つとして、
音を奏でているかのように聞こえる
おそらくそのためだろうか、「”D” Mix」の冒頭では、
「Your Song Song… Your Your Your…」とサンプリングボイスが入り、
サビの部分でも何度かサンプリングボイスが使われているが、
前作の「Dragon The Festival (Zoo Mix)」ほど、耳がそこに行かない
前後の歌の部分と続けて聞いても、自然に耳に入ってくる
サンプラーの使い方が洗練されてきた印象を受ける


歌自体もウツの声を素材にした遊びの要素が強く、
サンプリングボイスもその一部として感じられる
特殊な作りといえばサビの部分で、
気楽に口ずさめるほど簡単なフレーズはないし、
そもそもあまり曲の中心になっている感じもしない
サビに分かりやすく覚えやすいフレーズを入れるという、
歌謡曲の常套的作りを、この曲は取っていない


この曲は歌よりは音を楽しむべく作られている曲であるといえる
カップリングに「Special Instrumental Disco Mix」が入っていることからも、
オケに対する小室の自信を感じることができるだろう
これはTMのシングルにインストが入る最初の例だが、
後のインストと違い、単なるカラオケではない
ベースは「Your Song」だが、
単独で聞けるようにまったくの別アレンジとなっている
インストで8分近くの長さというのもすごい


現在では「Special Instrumental Disco Mix」は、
「Welcome to the FANKS!」「The Singles 1」で聴くことができるが、
それまではシングルでしか聴くことができなかった
自分が初めてこれを聞いたのは、シングルがCD化した1989年のことだが、
1985年の作品とは思えない凝ったアレンジに感激し、
当時かなりのヘビーローテーションで聞いていた


なお小室は当初このシングルのカップリングとして、
「サウンドトラックのいろんな部分をリミックスして一曲にまとめようかなって思ってる」
と言っていた
おそらくこれは、「Twinkle Night」に収録された「組曲Vampire Hunter "D"」に当たるものだろう
「組曲Vampire Hunter "D"」が10分以上となって、
シングルに入れられなくなったのかもしれないが、
「Your Song」のオケが予想外に気に入ったためかもしれない


ともかくおそらくこのシングルは、
歌モノとしてではなくシンセサウンドとしてTMが好きな人には、
たまらない作品だろう
しかし同時に、この曲は一つの問題を抱えていた
サンプラーを駆使した音の複雑さもあって、
当時の機材ではライブでの演奏が困難だったことである


発売後、小室もこのことに触れ、
ライブでどう演奏するかまだ考えていないと言っている
またボーカルとしても、生で歌うにはあまり適した曲ではない
「Dragon The Festival Tour」で演奏されなかったのも、
このことが原因と思う


この次のツアー「Fanks Dyna-Mix」でも、
当時のシングルでは唯一セットリストから外された
TMのライブで演奏されたのは、
現在まで1987年の「Fanks! Bang The Gong」のみであるが、
その時のボーカルを聞いても、やはりライブ向きの曲ではないと感じる
ただし2005年の「Spin Off from TM」で演奏した時のウツは、
安定したボーカルを披露しており、歌唱力の向上を実感した



(2006/10/21執筆 2006/12/23・2008/10/9・2013/2/10・2016/12/24・2017/5/3加筆)

YOUR SONG
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