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zoom RSS 2-25 Gift for Fanks

<<   作成日時 : 2007/06/26 14:09   >>

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当初DJTKの「Cream of J-Pop」に収録予定だった「DJTK Mega-Mix」が、
mF247 mixtapesで公開されています
早い話が「Cream of J-Pop」収録曲を編集してメドレーにしたものですが、
注目すべきは、
当初入るはずだったにもかかわらず外された「Self Control」も、
一部だけ聞けることです
アルバムの導入として作っていたものだったためか、
大変シンプルな音になっています
個人的には一緒に入っている「Happiness×3 Loneliness×3」の方が、
期待できそうです


さて、本編に入ります
最近忙しくて、更新が遅れ気味ですが、
次回からはできるだけ週一回ペースを守れるように努力します


---------------------------------------------
TM NETWORKは、1987/6/24の「Fanks Cry-Max」の後、
10日間のオフを挟み、早くもレコーディングに入った
次のアルバム「humansystem」作成に向けてのものである
1986年以来、TMはほとんどまともな休みもなく動き続けている


この成果が示されるのは、10月の「Kiss You」であるが、
その直前までの約3ヶ月間、
TMはレコーディングに集中し、
レギュラーのラジオ以外は、
メディアにほとんど姿を出さなかった


だが「Get Wild」ヒットと武道館ライブという流れの中、
TMブレイクの勢いを途切れさせるのは得策ではない
ビデオ「Self Control and the Scenes from “the Shooting”」リリースや、
「Kiss Japan Tour」のチケット発売など、
新商品のリリースやライブチケットの発売は相次いだ


そして武道館ライブ直後の7/1には、
それまでのTMの活動の総決算的な作品が発売された
初のベストアルバム「Gift for Fanks」である
もっとも公式には「ヒストリーアルバム」と呼び、
ベスト版とは扱われていない


TMは1994年の終了前後から、
大変多くのベスト版・リミックス版をリリースしており、
特に復活後のベスト乱発は目を覆うものがある
実際に大部分のベスト版は、
ファンの間でもほとんど価値を認められていない
しかしそのような中で「Gift for Fanks」だけは、
れっきとしたTMの作品として認める人も多い


他のベスト版や、リミックス版・ライブ版について、
特に「Colloseum」などは、
本人たちの了解を得ずにEPIC/SONYで企画が進行しリリースされたため、
大変評判が悪い
メンバーが関わったのは「Gift for Fanks」「Classix」のみというのも、
よく言われることである


しかし実は「Gift for Fanks」の選曲には、
メンバーは関わっていない(メンバー自身が明言している)
「Get Wild」のヒットを利用したEPIC/SONY主導の企画だったようである
ただ木根は納得のいく選曲だったとコメントしている


アルバムのジャケットは、3人が並んで正面を向いているというもの
3人とも黒い服を着ており、「Self Control」期的な雰囲気を出している
木根の妙なサングラスが少し気になる



「Gift for Fanks」ジャケットと同じ時に撮影



このアルバムはCDのみという、
当時としては特殊な形でのリリースだった
「Get Wild」の効果もあり、
初めてチャートで1位を取った記念すべき作品であり、
オリコンCDチャート史上最初の1位作品でもある
(CDチャートが作られて最初の1位)
ベスト版ということもあり、長い間チャートに入り続け、
最終的には22万枚の売上を記録した
(1987年にはまだ10数万枚)


アルバムの収録曲については、これまですべて触れてあるので、
以下ではもっぱら選曲についてコメントすることにする
収録時間は当時CDに収められる限界ギリギリの73分であり、
それまでのアルバムがすべて40分台だったことを考えると、
大変お得なアルバムだった


「Get Wild」は、当時の最大のヒット曲として、当然収録された
次のアルバム「humansystem」「Get Wild」が収録されなかったため、
1994年の「終了」までは「Gift for Fanks」が、
「Get Wild」のオリジナルを収める唯一のアルバムだった


そして「Get Wild」に次ぐ著名曲「Self Control」も収録された
この2曲がこのアルバムの目玉であることは、
「Get Wild」で始まり「Self Control」で終わるという構成からも、
首肯できるだろう


この2曲を除くと、このアルバムは「Gorilla」以前の曲から選曲され、
「Self Control」の曲は「Self Control」以外にない
リリース後半年も経っていない「Self Control」のセールスには、
なお期待もかけられていたのだろう
また売上では「Self Conrol」とそれ以前のアルバムで大きな差があったため、
「Self Control」しか持っていない新規ファンに、
過去の曲を知ってもらうきっかけにする意味もあったと思われる


近年日本でリリースされるベスト版は、
シングルの寄せ集め的な安易な作品が圧倒的に多いが、
「Gift for Fanks」は当時の10枚のシングル中で、
6枚のシングルしか収録していない
単なるシングル集ではない選曲はこのアルバムの価値を高めている
TMのアルバムは非シングル曲も含めてクォリティの高いものが多く、
そうしたマイナー曲に脚光を当てたことは評価されて良い


ここで選ばれたシングルは、
すでに挙げた「Self Control」「Get Wild」に加え、
「1974」「Dragon The Festival」「Your Song」「Come on Let's Dance」であり、
「Self Control」以外はアルバム収録版とは異なるアレンジとなっている
シングル未購入のファンにとっても購入意欲の湧く内容だった
さらに当時はシングルCDが存在しなかったから、
これらの音源は初CD化ということになり、
当時のファンとしては、その点でも意味があった


選曲は、「Rainbow Rainbow」「Childhood's End」から3曲ずつ、
「Twinkle Night」から1曲、「Gorilla」から5曲となっている
当時のFANKSの流れに直接つながる「Gorilla」の扱いが大きい
このアルバムは1曲目の「Get Wild」の後、
2・3曲目に「Gorilla」から「Come on Let’s Dance」「Passenger」を配し、
最後から2・3曲目にも「Gorilla」から「Nervous」「You Can Dance」を収録して、
「Self Control」で締める曲順になっており、
最初と最後にFANKS期の勢いの良い曲を並べている


その間は「Twinkle Night」以前の曲を中心に構成される
まずは4・5曲目に「Your Song」「Dragon The Festival」と、
7分近くの12インチシングル曲を続ける
TMのマニアックな面を味わえる部分だ


ついで3曲バラードが続く
小室曲は入っておらず、すべて木根バラである
これはおそらくスタッフによる意識的な配列で、
木根曲の魅力をここでアピールしようとしたのだろう


選曲は「Gorilla」までのアルバムから1曲ずつで、
「1/2の助走」「愛をそのままに」「Confession」となっている
「Gorilla」以前の木根バラは、
これ以外には「Sad Emotion」しかないから、
3/4が選ばれたことになる
3曲とも、当時ライブでほとんど演奏されなかった曲である
特に「愛をそのままに」が収録されたのは、
今から見ると大変渋い選曲である


その後は「Rainbow Rainbow」「1974」「8月の長い夜」と、
古めの曲が続き、最後は盛り上がり3曲で締めである
「Self Control」アルバムバージョンの、
シンセのみのアウトロ→カットアウトでアルバムが終わるところは、
なかなか良いと思う
おそらくこの効果も考えてアルバムバージョンを収録したのだろう


個人的な好みから言えば、
「金曜日のライオン」「Electric Prophet」は、
TMにとっての重要性を考えても入れて良いと思うが、
ベスト版はどう作ってもかならず不満は出るものであり、
これは仕方がないだろう
実際に選曲はなかなかバランスが良いと思う
後の濫造ベストと違って、
リアルタイムでTMの活動を支えてきたスタッフが関与し、
熟考の上で選曲したのだろう


現在となってはこのアルバムは、TM曲を集める上ではほとんど必要がない
シングル音源を5曲収録した点は、当時は貴重だったが、
現在ではシングルを網羅的に収録したアルバムとして、
「Time Capsule」「The Singles 1・2」「Original Singles」などが存在する


しかし最初にTMを勧める上での入門編として、
このアルバムはなお価値があると思う
初期作品のみで、有名な曲がほとんどないという問題はあるが、
逆に曲の有名度に振り回されない選曲になっている
最初にTMを紹介する場合、ベスト版なら、
終了直後に出た「TMN Black」「TMN Blue」「TMN Red」などよりは、
自分なら「Gift for Fanks」を貸すだろう


なお「Gift for Fanks」発売と同時に、
デビューアルバム「Rainbow Rainbow」のCDが再リリースされた
このアルバムはこの時に初めてチャートインし、
71位、8000枚の売上を記録している

(2007/6/26執筆 2008/10/31、2017/3/2加筆)

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