20 Years After -TMN通史-

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zoom RSS 6-18 計画の白紙化

<<   作成日時 : 2014/07/17 01:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 11

BD/DVD「the beginning of the end」の発売が決定しました!
発売日は9/24です
Season2開始の1ヶ月前ですね
mumoのサイトによれば、去年の「START investigation」と同様に、以下の3タイプでのリリースです(値段は税込み)

・BD初回生産限定版:10800円
・BD通常版:8100円
・DVD:7020円

初回生産限定版の特典は、
「小室哲哉によるライブの解説や今後の構想についてのロングインタビューと、フォトギャラリーを収録予定」
とのことです
これが欲しいかどうかで2700円(アルバム1枚分)変わりますので、
購入される方は慎重にお考え下さい


なおmumoは去年「START investigation」の時、
特典付き予約締切日まで特典の内容を発表せず、
特典発表(DVD中の1曲の音を収録したCDというゴミ)と同時にキャンセル不可にするという、
法治国家では考えがたい商法を華麗に披露いたしましたが、
これは批判が多かったのか、今回は最初から特典を発表しています
「ウォールステッカー(A4サイズ) (1枚)」とのことです


これまでの例を考えれば、
9月頃にはamazonで2000円前後の割引で予約できるようになるはずです
(しかもmumoと違って送料無料)
2000〜3000円払ってステッカー1枚が欲しいという方以外は、
9月まで予約を待つのをお勧めします


おそらく今回のBD/DVDは、
カメラが大々的に入っていた5/20の国際フォーラム公演の映像が収録されるものと思います
日替わり曲だった「Accident 2014」は収録してくれるんでしょうか?
ここ2年avexから発売されたBD/DVDでは日替わり曲も収録されているので、大丈夫と信じたいですが…


ただそういう細部はともかく、前回のツアーは実にすばらしい内容でしたので、
商品化は実に嬉しいです
今回は過去2年のライブと異なりライブシネマもWOWOWもありませんが、
ライブに行けなかった方々は、今回のBD/DVD購入を強く推薦致します
ぜひ!どうぞ!ご購入を!


Season2のチケット予約は、すでにFCで始まっていましたが、その他も動き始めています
参考までに、予約開始日・締切日・当選発表日を列挙すると、以下のようになります

・ウツ・木根FC: 7/1|7/22|7/26
・小室メルマガ: 7/12|7/27|7/31
・TM VISAカード:7/23|8/10|8/13
・ローソンプレリクエスト:8/1|8/13|?

以上を見れば分かる通り、前の予約受付の当選発表から数時間〜数日で、
次の予約受付が締め切られるようになっています
逆に言えば、きっちりとチェックしていれば全部申し込めるということでもあります
どうしても行きたい公演がある方はご注意ください
なお現在はまだ発表されていませんが、
おそらくこの後はチケットぴあやe+、ローソン2次先行などがあると思われます


7/12には「The Music Day 音楽のちから」にTM NETWORKが出演しました
前編・後編合計11時間で約70組が出演するという壮大な規模の特番で、
前半が「ミリオンヒット満載!」(懐メロ)、
後半が「最新ヒット曲満載!」(現役ミュージシャン)というコンセプトだったので、
てっきりTMは前半に出て「Get Wild」でも歌うんだろうと思っていました


ところがフタを開けてみると、
なんとTM NETWORKは後半の部で、しかもトリの嵐の直前、
つまり最後から2番目という特等席での出演となりました
びっくりしましたよ!
嵐ファンが待ちかねる中で、視聴率一番取れるところじゃないですか!
何かavexのごり押しでもあったの?(笑


演奏曲は「Get Wild 2014」「I am 2013」でした
2曲歌う歌手の多くは昔のヒット曲と最近の曲を組み合わせていましたが、
TMの場合は「Get Wild」「I am」ということになったんですね


まさか「I am」をやるとは!と感激!
テレビでTMだけで新曲を演奏したのって、実に2004年の「Music Fair」「Screen of Life」)以来です
実際は2年前に「SMAP×SMAP」でも「I am」をやっているんですが、
この時はSMAPとの合唱で、むしろ歌はSMAPがメインでしたからね


ちゃんとTMのトークコーナーもありました
(たいしたことはしゃべっていなかったけど)
ただし番組会場の幕張メッセでは演奏せず、
テレビで流れたのは事前に撮影したスタジオ映像でした
まあしかし、大勢のジャニーズファンの中でTMが歌っても反応微妙そうだし、
これはこれでよかったかなと思います


それに3人の周りをレーザー光線が囲むという、
なかなかイカス演出も見れたりしました
3人とも元気そうでした
ウツなんて、「Get Wild」サビのところで一瞬ピョンと飛んでいました
もしかして「Fanks Cry-Max」のケンケンパーダンスの再現!?と思いました
実際はあんなんじゃなかったけど、タイミングがまったく同じだったんで…


演奏は、両曲とも一部だけでしたが、テレビ用にアレンジされていました
まずイントロでは、小室さんのソロで「My Revolution」の歌メロを弾きます
なぜマイレボ!?と思いましたが、渡辺美里さんの誕生日だったんですね
すごい昔ですが、1986年「Fanks Dyna-Mix」ファイナルで、美里さんが見に来ていた時、
「Rainbow Rainbow」の間奏に「My Revolution」のフレーズを入れたことがありました
あれ以来のTM+美里曲コラボでした


その後は、「Get Wild」オリジナルのイントロから歌に入ります
テレビでは「Get Wild 2014」のイントロは長すぎるんでしょうね
ただオケ自体は2014でした
1番を歌い終わると、小室さんがピアノ音色のシンセで間をつないで「I am 2013」に移り、
やはり1番を演奏して終わりました


少々残念だったのは、歌を目立たせるように音を調整したのか、
オケの音が小さく、全体的に迫力が弱く感じてしまったことです
「I am」サビの勢いがライブと比べてかなり控えめな印象を受けましたが、
多分これも音のバランスが影響しているんでしょう


なお私は見損ねましたが、
翌日「Live Monster」で、同じ日の映像(TMのコメント)が少し流れたようです
多分大したものではないんだろうけど、どんなんだったんだろう?


小室さんはテレビ出演の翌日7/13、海外に向けて出発しました
場所はインドネシアです
小室さんは「処女作といえる著作の取材 旅行の最後にある国へ出かけて行きます」とTweetしており
CAROL2の取材旅行のようです


て、あれ?
CAROL2の取材旅行の話は以前していたけど、
この間のロンドンがそれに当たるものと思い込んでいました
実はインドネシアだったんですか!?


インドネシアの某所がCAROL2に出ることも明言しています
これはまったく予想外でした
ロンドンは関係なかったのかなあ
しかしそれなら、ロンドンにはいったい何をしにいったのでしょうか


まあ詳しいことはよく分かりませんが、
ワールドカップも終わり、小室さんもいよいよ休養モードを脱して、
Season2に向けて本格始動となるのだと思います
月末くらいから、音作りを始めるのでしょうか


小室さんがCAROL2の物語を書いている中、
7/31には木根さんの「震・電気じかけの予言者たち」が発売されますが、
発売日の18:00から木根さんが紀伊国屋書店新宿本店8Fイベントスペースでサイン会を行ないます
このサイン会、整理券制のようで、
7/19の10:00時より2階文学・文庫カウンターで予約をすると整理券がもらえるようです
翌日も整理券が余っている場合、電話予約も受け付けるとのこと
詳しくは紀伊国屋書店のサイトでご確認下さい


では本題に入ります
今回からいよいよ2000年です

----------------------------------------
小室哲哉は1999/10/25「Yes To Life Festival」で、
TMのアルバムを2000/3/31以前にリリースし、ライブを「桜の咲く頃」に行なうと言っていた
12/30のスタジオライブでも、やはり3/31までにアルバムをリリースし、
それに先行してツアーも始めたいと言っている


2000年の小室のスケジュールを見ると、
たしかにTMに集中すべく考えていたように思える
そこでここでは、1999〜2000年の小室の仕事を通覧してみよう
いわゆるTKブーム終息期に当たる時期である


TM NETWORKの再始動は、
globe「Tour Relation」ファイナルを待って、
5月終わりに公式に宣言された
この後6月にハワイでTM NETWORKのレコーディングを行ない、
7月には2枚のシングルをリリースした


その後は9〜11月のウツの「RENT」公演が終わってから、
本格的活動の準備に入る予定だったと思われる
それは2000年年始の海外でのカウントダウンライブで、
幕を開ける予定だったのだろう


この間に小室は、TM以外のプロデュースワークをひと段落させている
まずglobeは、7〜8月にアルバム「Cruise Record」の制作に入る
本作はBEST+NEWアルバムと言う形式で、
過去のシングル曲(および「You Are The One」globeバージョン)に新曲を加え、
9/22に2枚組でリリースされた


本作は276.3万枚という、当時の小室としては破格のセールスを実現した
1999年度だけで265万枚を売り、年間3位である
これは実に小室プロデュース作品の中で、
「globe」「Faces Places」「Sweet 19 Blues」に次ぐ4番目の成績である
小室は1995〜97年には毎年アルバムでダブルミリオン記録を出していたが、
1998年には断絶してしまっていた(アルバム年間チャート10位に一作も無し)
それが1999年に復活したのである


ただし小室は宇多田ヒカルを越えると言っていたが、
これは見栄の張りすぎで、同年度の宇多田は、
「First Love」で736.6万枚という日本記録を打ち出している(最終的に765万枚)
また「Cruise Record」は事実上ベスト版であり、
その点ではいかにも過去の業績に頼った成績であった
新曲も11曲収録されるが、歌入りは5曲だけで、
他の曲は事実上インタールードである
なお歌入り5曲中、1曲はリードシングル「still growin’ up」
2曲はリカットシングル「biting her nails」とそのカップリング「Shock Inside My Brain」である


1998年の小室はglobeを中心に活動していた
年内に2枚のアルバムを出して、それぞれのリリース後全国ツアーを行なったし、
さらに1999年「Tour Relation」の前には、
リミックスアルバム「first reproducts」のリリースも行なっている


だが「Cruise Record」の後は、
コカコーラの無料招待ライブ「Touch the globe LIVE 2000!」がライブハウスで7公演行なわれたくらいで、
2ヶ月27公演を行なった「Tour Relation」ほどの力の入れようは見られない


しかも2000/3/29には、globeメンバー3人がそれぞれ「globe featuring 〜」名義で、
事実上のソロシングルを同時リリースし、
中でもKEIKOは年内に一人でテレビ出演や2度のソロツアーを行なっている
この過程を見るに、小室は「Cruise Record」を以ってglobeにひと段落をつけ、
KEIKOソロがうまくいきそうな場合には、
3人での活動を休止させることも考えていたのではないか


実際にはその後もglobe3人の作品は発表されるものの、
2000年のシングルリリースに合わせた3人でのテレビ出演やライブはなかった
2000年のglobeは、事実上半休止状態となっていた
globeは2001年から新たな展開を見せるようになるが、
第一期は1999年「Cruise Record」で締めくくられたといえる


これに対して1999年に小室が力を注いだのがTrue Kiss Destinationである
(途中でKiss Destinationと改称)
1999/4/7「AFRiCA」でメジャーデビューし、
その後も立て続けにシングルを出した
globe「Cruise Records」制作後、9〜10月の小室の仕事は、
Kiss Destinationのアルバム「Gravity」の制作が中心だったと思われる
本作はバージョン違いを除くと15曲が収録されるが、
その中の8曲はインディーズアルバム「TRUE KiSS DESTiNATiON」収録曲のリミックスで、
他にも2曲はシングルとしてすでに発表されていたから、
レコーディング時に新たに作詞・作曲を行なったのは5曲だけである
(しかもその中からはさらに2曲がシングルとなっている)
この点では「Cruise Records」に近い作りの作品ともいえる


「Gravity」レコーディングは10/22まで行なわれ、11/17にリリースされた
10月にはTMの「Happiness×3 Loneliness×3」レコーディングとかぶっていたことになる
おそらく小室は、「Gravity」レコーディングに費やす時間を少なめに見積もっており、
「Happiness×3 Loneliness×3」との並行作業も可能と考えたのだろうが、
実際には予想以上に時間がかかってしまったのだろう


Kiss Destinationの活動は、「Gravity」リリースを以ってひと段落する
もちろん小室は恋人asamiのいる本ユニットをこれで終わらせるつもりはなく、
アルバムの成績を見てその後を判断するつもりだっただろう
だが本作のセールスは6万枚にとどまり、ヒットとは程遠いものだった
新曲レコーディングは翌年年始から行なわれたものの、
活動はしばらく落ち着きを見せる


当時小室が継続的にプロデュースを担当したものとしては、
他に安室奈美恵と鈴木あみがあった
小室は「Gravity」制作後の1999年11月から2000年1月には、
2人のアルバムのレコーディングを行なっており、
2000/1/26には安室奈美恵「Genius 2000」
2/9には鈴木あみ「infinity eighteen vol.1」がリリースされている


以上をまとめれば、この頃の小室の主な仕事は、
6月TM→7〜8月globe→9〜10月Kiss Destination→11〜1月安室・鈴木あみとなり、
その間の10〜11月には並行して「Happiness×3 Loneliness×3」レコーディングと「Yes To Life Festival」でTM NETWORK関連の仕事もこなしていたということになる


その後は1/17〜2/1にglobe「Touch the globe LIVE 2000!」があり、
他にも単発のシングルリリースもあったものの、
まとまった仕事はここまでだった
おそらく3月末までにリリース予定だったアルバムは、
2月頃に制作することになっていたのだろう
1999年のウツは、年明け早々からTMのアルバム制作に入ると発言しており、
これを信じれば1月から「Touch the globe LIVE 2000!」と並行して、
TMのニューアルバム制作を行なうことが計画されていたと考えられる


TMは1999年の間にシングルでの既発表曲が5曲あり、
木根の作曲や小室みつ子の作詞も想定されていたはずである
仮にアルバムが10曲入りで、
小室曲7割・木根曲3割の典型的な比率で楽曲が制作されたとすれば、
小室はあと3曲、木根はあと2曲を作れば良いことになる
他に既発表曲のリミックス作業も想定されていただろうが、
それでもアルバム制作は1・2月中には完了する見込みだったのだろう
そしてその後は、TM NETWORKのツアーが計画されていたものと思われる


ところがこの計画は年明けの頃に変更を余儀なくされたらしい
詳しい事情は不明なものの、
1999/12/30には「桜の咲く頃に」行なうと予告していたTMのライブが、
「あじさいの頃」になるかもしれないとのことが、
2000/1/4の小室のメールに書いてあったと、木根は言っている
年末年始の1週間の間に、事態の変化があったらしい


なおメールの文面は「Log-on to 21st Century」のパンフレットに掲載されているが、
まったく手を加えていない原文と考えることは難しく、
細かいところまで信用するのは危険である
たとえば1/7木根メールでは、
「前々から、あなたが言っていたとおり、TM-INTERNET-WORKの時代かも」とあり、
「Log-on to 21st Century」のキーワードTM inter-NETWORKに言及があるが、
TM inter-NETWORKは小室が2000年にROJAM.COMでIT事業を推進したことと絡むものであり、
2000/1/7の時点で「前々から、あなたが言っていたとおり」といわれるものとは考えがたい
メール中でもいかにも取ってつけた一文であり、
おそらくパンフ編集の際に挿入したのだろう


だが木根によれば、ウツは1/8の木根の渡米に先駆けて、
TMが動かないならば夏にソロ活動を行なう意志を木根に伝えていたという
これ以前に小室から二人にTM延期の打診があったことが推測され、
その点でも1/4小室から二人にメールが送られていたことは十分に考えられる


日付や内容を前後の出来事や木根の本と合わせてみても、
メールに書かれている趣旨に顕著な矛盾はなさそうで、
存在しなかったメールを作文してパンフに掲載したことまで疑う必要はないと考える
以下、メールの細部はともかくとして、
メールの存在とそのメイントピックは信頼できるとして、以下では話を進めたい


木根は1/8ロスに飛び、小室に会った
1/4のメールを受け取ってから飛行機を予約して渡米したわけではあるまい
タイミングから見て、おそらく木根は、
アルバム制作の打ち合わせのために渡米することになっていたのだろう
そして小室はそれに先駆けて、1/4に木根にメールを送ったのである


小室はロスで木根に、小渕首相から沖縄サミット歓迎式典の演出担当を依頼されたことを告げた
(沖縄サミットは2000/7/21開催)
木根によれば、1999/10/20「Happiness×3 Loneliness×3」謹呈の儀で、
小渕はすでに小室にこのことを告げており、
その後外務省から連絡が入り、12月に正式決定したという


サミットテーマソングである安室奈美恵「Never End」は、
サミットに先駆けて7/12にリリースされ、
チャートで2位、64万枚を売り、年間32位を獲得した
安室が産休からの復帰後に50万枚を越えたのは、
復帰記念シングル「I Have Never Seen」(65.7万枚)と本作のみである
またこれは小室哲哉最後のヒット曲でもあり、
以後小室は本作を越える売り上げを出していない


話を戻すと、小室が木根に話したのは、
式典の準備を全力でやりたいので、TMのライブは難しいということだったと言う
しかしこの理由付けはいかにも不審である
サミットがTM NETWORKの活動にも直接影響するものならば、
当然小室は話が来ていた10月か、決定通知のあった12月の時点で、
他の2人やスタッフにも言っているはずである
これは3人だけの問題ではなく、
レコード会社や事務所も関わる問題なのだから、なおさらである


しかも11〜12月には、
「Happiness×3 Loneliness×3」のレコーディングやPV撮影、
ミレニアムライブのリハーサルと本番、
元旦特番「小室哲哉ミレニアムチャレンジ」など、
3人で会う機会は比較的多かった時期である
1月になって木根と2人で会う時になって初めて切り出す話ではない


またサミットが官邸や役所との煩瑣な連絡を伴うものだとしても、
その公演時間は20分程度で、しかも半年後、7月の話である
この準備のために「桜の咲く頃」=3〜4月のライブが不可能というのは納得がいかない
むしろ小室が提示していた「あじさいの頃」=6〜7月の方が困難だろう
つまり「続・電気じかけの預言者たち」での木根の説明は、
この部分についてははなはだ不自然であり、真実味を感じないのである


だが2000年のTMの活動が不透明になったのは事実である
サミットはおそらく木根がファン向けに書いた言い訳に過ぎないが、
この時小室から木根に何らかの事情が説明され、
それは木根もウツも受け入れざるを得ないものだったのだろう
それがなんだったのかは、別章で触れることにしたい


話し合いの内容はともかく、ロスの小室・木根会談の結論として、
1/20に3人で会うことが決まった
これはglobe「Touch The globe LIVE!」Zepp Fukuoka公演の前日である
実際の会合は、小室の用事のために1日ずれ、
Zepp Fukuoka公演当日、公演開始前に行なわれた
小室はこの時点では、globeのツアーと並行してTM新曲の制作も行ない、
3月のアルバムリリースも実現させるつもりだったと木根は言っている
レコーディングは香港で行なうという案もあったという


だがglobeのツアーが終わっても小室から2人に進捗状況の連絡はなく、
2/10には木根から香港レコーディングの問い合わせを行なったらしい
この時点ですでに年度内アルバムリリースの予定はタイムアップだろう
結局アルバムもライブも年度内には実現しなかった


実はこれ以前2/8には、
ベスト盤「Best Tracks」が3/23にリリースされることが告知されている
これはオリジナルアルバムが出ないことを前提として、
年度内にアルバム1枚のリリースを行なう契約を消化するための措置だろう
ということは、2月初めには、
オリジナルアルバムリリース中止は決まっていたことになる


つまり小室がこの頃TMの新曲を作っていたとしても、
年度内にリリースすることは想定されていなかったのだろう
会合前の1/18には、ウツが小室宛てのメールで、
「桜の咲く頃」のTMライブがなくなったため、
アルバム・ライブを含むソロ活動を再開したいとの旨を伝えている
ライブがなくなったということは、アルバム制作もなくなっていたはずである
1/19にはウツがEPIC/SONYスタッフとミーティングを行なっているが、
これもソロ楽曲のリリースと関わるものと考えられる


おそらく1/21の会合の時点では、
すでにTMのアルバム制作とライブの中止は決定済みであり、
それを前提に今後どうするか話しあったのだろう
ベスト盤リリースはその結果と考えられる


ウツはこの時の会合について、
「もう少し落ち着いた時期に仕切り直したい」と小室が発言したことを述べている
「仕切り直し」とは、3月のアルバムリリース中止に他ならない
木根の発言は矛盾が多く、おそらくウツの発言の方が事実に近いのだろう


2000/3/28「コムロ式」最終回より、TMやめてないアピールの小室


1999/10/25に告知されたTMのFC発足の件も、
当初の発足予定だった1月を過ぎても行なわれなかった
ファンクラブ発足はライブ開催が前提だろうから、
ライブが延期になりその後の予定も定まらない状況下で、
なかったことになったのだろう
もちろんその後ライブは開催されたのだから、
その時にファンクラブ始動としても良かったはずだが、
それは現在まで果たされていない


なおVHSとLDでのみリリースされていた「Decade」「final live LAST GROOVE 5.18」「final live LAST GROOVE 5.19」の3点の映像作品は、くしくも1/21にDVD化している
おそらくこの頃にFC発足とライブツアー日程を発表する予定だったのだろう
いわば過去の記念的映像作品をリリースすることで、
TMの本格始動を盛り上げようという計画だったと考えられる


ウツ・木根は2月にはともに夏のソロ活動に向けて準備を始めている
ウツはソロアルバム「White Room」のレコーディングに入り、
木根も「talk & live vol.6 えんぴつを削って」の打ち合わせを行なった
(公演日はは2000/6/19〜27)


ウツはレコーディングを始める前にスタジオミュージシャンなどを手配する必要もあり、
1月には各方面に声をかけて準備していたはずである
ウツはTM本格始動の暁にはTMに軸足を置く予定だったのであり、
ここで1998年夏以来2年ぶりにソロ活動を再開させた意味は重い
結局TM存続の如何は別にして、
1992年以前のようにTMを中心にした活動は困難であると、
メンバー自身が見切りをつけざるを得ない状況になったのである
その後ウツは現在までTMの活動の有無にかかわらず、
ソロの音楽活動を継続的に続けている


なおTM3人は2/19にもミーティングを行ない、
ウツがEPIC/SONYからTRUE KiSS DiSCに移籍することが決定された
そして翌日から5/17にかけて、ウツはソロアルバムのレコーディングを開始する
これは「White Room」と題して6/21にリリースされた
5/24には先行シングルとして「Flush」がリリースされている


「White Room」は藤井徹貫の考えたシナリオに基づき、
アルバム全体で一つのストーリを構成するコンセプトアルバムだった
当時ウツはこれをSuite Albumと呼んでいた
1/28にはウツと徹貫がEPIC/SONYスタッフとミーティングを行なっており、
この頃には大まかな方針は決まっていたと見られる
徹貫のシナリオは後に小説「White Room」としても発売されている
ウツは1999年の間にソロ楽曲を募集して時折レコーディングも行なっており、
8月には年内にシングルを出す予定も発言している
おそらくこの頃に蓄えていた楽曲に、
コンセプトに合った作詞・アレンジを施したものだろう


結果は33位、1.5万枚で、オリジナルアルバムでついに20位圏外となった
前作「fragile」(17位、2.7万枚)から2年のブランクということもあり、売上は半減した
一方アニメタイアップのついた「Flush」は25位、2.2万枚で、
シングルの方が売れたという珍しいパターンである
だがいずれにしろこの作品については、
ウツがやりたいことをやったという印象であり、
それはそれでよかったのだと思う


「Tour White Room」はZeppクラスのライブハウスを全国11箇所回るツアーだった
これまでのウツはホールツアーだったが、
この時からは現在まで、もっぱらライブハウスツアーを行なうようになる
日程は7/8〜8/8の1ヶ月で11公演だった
サポートはギター葛城哲哉、ベース木下裕晴、ドラム山田亘、キーボード佐々木真理の4人である
木下は元L⇔Rのメンバーである
葛城は実にT.UTU with The Band以来のサポート復帰である


ウツとサポート4人には、それぞれ小説に沿った役名も与えられた(ウツはJ)
ライブオープニングではステージの前に白いブラインドが吊られており、
ステージ上が「白い部屋」であることを示しているのだろう
曲間にもストーリーに即した演出が入るなど、趣向を凝らしたライブだった
おそらく2度の「RENT」公演に刺激されたものであろう


話はウツソロに逸れてしまったが、
再びTMに戻ってみると、
2000年に入ってTMの活動が急にストップしたのはなぜだろうか
すでに話がかなり長くなっていることもあり、
この点については次章で触れることにしたい

(2014/7/17執筆、2016/6/6加筆)

WHITE ROOM
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-09-11
宇都宮隆
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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
嵐とTMが好きな通りすがりの者です。
「音楽のちから2014」は私得な番組でしたw
司会の嵐・翔君が、今回の番組で楽しみにしているのがTM NETWORKだとテレビ雑誌で語っていたそうです。(未確認ですが……)
個人的にはゲワイのTV披露はそろそろ封印してライブのみにしたら、嵐の「tru○h」みたいにファンの飢餓感を誘うのに……とか考えています(笑)
代わりに、今のウツの声質でも違和感のない「Seven Days War」とか。(ゲワイで劣化呼ばわりされていたのが悲しくて(;:))
前置きが長くてすみません。
Live Monsterも、勿論録画してTMチェックをしましたが、二番手で紹介され時間は一分そこそこだったと思います。
小室さん⇒ウツ⇒木根さんの順番でコメントしていました。
-------
探してみたら以下を見付けました。
問題があるようでしたら当コメントを削除なさってください。
ttps://www.youtube.com/watch?v=-X9Hgjbc_J8
さやか
2014/07/17 03:12
今回、amazonでもBD初回限定がすでに8.032円で予約受付中です。ただし、9/25からの配送になってます。発売日にどうしてもほしい人は悩みどころですね。でも、定価より2.000円も安いのはイイですね。
kuri566
2014/07/18 07:24
春のツアーBru-rayは自分も予約しました。
前回のmu-moでのCDセット購入は他より高かったのでやめて別の安めの所で予約しました。
今後の収録曲や映像特典などもあるのかどうなのか気になります!
後はNEWアルバムがあるのかが一番気になる所ですね。
yousuke
2014/07/19 09:50
こんばんわ☆
私はアマゾンで初回限定予約しました。
まだ少し先ですが、とってもとっても楽しみです!

音楽のちからも観ました。
最後の最後、大トリ嵐の前っていういい位置でしたね。
私も生でジャニーズファン目の前で歌うよりは、収録でよかったように思います。
番組HPに「I am」リクエストしてたので、歌って頂けたのは嬉しかったです♪
でもTMはテレビよりやっぱり生ライブの方がいいですね。
私は3人のトークのところ好きです。
ウツが笑顔で元気そうな姿が見れただけでも嬉しく思いました。
こういうテレビ出演をきっかけにでもご覧になった方でTMに興味を持ってれる人が増えればいいなと思います。
Cyan
2014/07/22 23:45
 TMN期のベストアルバム「COLOSSEUM」「CLASSIX」「GROOVE GEAR」「final live LAST GROOVE」をBlu-spec CD2でリリースすることが決まりました。

 hmvから届いたメールから新譜情報のリンク先にアクセスすると、当時2枚同時発売だったものを今回は2枚組にしてリリースするようです。そして「GROOVE GEAR」は当時BOXに3枚あったものをセレクトして2枚組にするようですが、今回新たに未発表テイクを追加することはないみたいです。

 そして上記のタイトルはすべて9月24日リリース…。明らかにソニーの便乗商法ですね。

 これでEPIC時代のアルバムはほぼブルスぺ化されたんでしょうか…。あ、まだ「BLACK」「RED」「BLUE」がありました。これらもいずれブルスぺで出すんでしょうか?
haru
2014/07/28 17:49
こんばんは。

限定版にだけ日替わり曲収録…ありえそうで怖いので二の足を踏んでいます。収録内容が明かされるまで予約はお預けです。

丁度この時期は「Flush」で宇都宮隆さんを知りました。「誰?上手い!甘い!強い!優しい!それ以前に惹きつけられる」と頭から離れなかったです。そして今だから言えることですが、その時のアニメのOPが99年のTMのPVと別のベクトルだけど高い完成度だったのを記憶しています。

失礼致しました。
fe
2014/08/01 21:00
長らく返答しておらず、失礼しました

>さやかさん
嵐TM兼ファンとは、音楽のちからは稀有な機会でしたね!
Live Monster情報もありがとうございました
確認しましたが、まあ、こんなもんですね、やっぱ(笑
TMはGet Wildがやっぱり知名度圧倒的なんでしょうかね
Beyond The Time、Still Love Her、Come On Everybodyあたりでもいけると思うんですけども

>kuri566さん
amazonの配送はあくまでも目安ですから、実際にはそれより早く配送される場合もありますよね
もちろん大幅に遅れることもあって、DRESS2ではそれでかなり騒がれたわけですが…

>yousukeさん
新譜は現在鋭意作成中のようです
期待しましょう

>Cyanさん
番組HPでリクエストできたんですか!?
探しもしていませんでした
I amは実際にその結果考慮されたのかもしれませんね

>haruさん
ブルスペ商法来ましたね
この手のヤツはそもそも継続ファン向けではなく、出戻りファン向けの再発版に多少の付加価値を付けたものだと考えることにしました

>feさん
Flushでウツを知ったという方がいるんですね!
そういう話を聞くと、どんなタイアップても無意味ではないんだと感じさせられます
個人的にFlushは好きではないんですが、アニメで見るとまた違うんでしょうか
2000年代のウツソロだと、道〜walk with you〜とSing a Song,miss clear lightが好きです
青い惑星の愚か者
2014/08/05 01:26
長らく感想を書いてなくて失礼しました、都度つど
ありがたくなつかしく、リアルタイムのネタに沸きつつ読ませてもらっています。
5月の第三週はTM、渋谷vision、沖縄u-stと三回も小室さんのパフォーマンスを見られて大興奮でした。
visionではRainbow Rainbowがすごい盛り上がっていました♪

次の章、とても楽しみにしています。「さくらの咲く頃」が どうしてこうなってしまったのか、、、
長年の謎でしたので、知っていることなのか知らないことなのか、とてもとても楽しみにしています。
かっと
2014/08/05 17:26
渋谷VISION、いかれたんですね!
やっぱRainbow Rainbowやったんだ
覚えていたら、プレイリストとか教えてもらえると…(ボソ)

桜の咲く頃がなくなった話、アップしました
かっとさんにとっては今更な話かもしれません
ここは歴史を詳しく検証するブログというよりは、基礎的な事実をまとめていくことを趣旨としていますんで…

しかしなんというか、この頃のTMの動向は、3歩歩いて20歩下がると言う感じで、書いている自分もうんざりしてきますです、はい
青い惑星の愚か者
2014/08/06 03:33
お返事と、更新ありがとうございます! 忘れてることも多いのでその趣旨がとてもありがたいです。

VISIONのセットリストは沖縄からglobeを引いた感じだったかなと(ごめんなさいすぐに思い出せない(^^;;;
globeやらなかったのは桂子さんが横に居たからかもとか、通常のクラブ客とFanksが多く、
TK時代〜globeのファンはあまり見なかったからかもとか 穿った見方をしてみたり。。。
映像があがっている他の会場と違ってDJスタイルではなく
55分間シンセ演奏に徹していて、これこそ小室さん!という感じでした。かっこよかったです(^^
You're my sunshine、missing 808、rainbow rainbow、get wildが特に盛り上がっていました。
沖縄のは渋谷のをよく再現していたと思いますよ(^^
テレビで5月第3週の音のかっこよさが出てれば良かったのにな〜とは思ったりしました(^^;;;
かっと
2014/08/07 02:38
VISIONはglobeはやらなかったんですね
Judgementも? 珍しいなあ
Missing 808も、実は渋谷が初披露だったんですね
Rainbow Rainbowは、生で体験したかった!
TMでは何度も聞いたんですけどね(笑

貴重な情報ありがとうございました
青い惑星の愚か者
2014/08/08 04:04

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6-18 計画の白紙化 20 Years After -TMN通史-/BIGLOBEウェブリブログ
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