年末の近況整理

12/14に「年忘れ!! 歌酔曲vsフォーク 2021」が開催されました。
こちら去年に続いてネット配信されると思っていましたが、結局ありませんでした。
一応カメラが入っていたらしいので、今後何かの特典として一部商品化するかもしれません。


このイベント、私は参加しませんでしたが、聞く話では、今年はウツ率いる歌酔曲チームが勝利したとのことです。
特別審査員の小室さんによると、木根フォークチームは最後のフォークロックの迫力がなかった一方、歌酔曲チームはアレンジがトリッキーなのが良かったそうです(小室さんの主観)。


今回も最後は、小室さんを含む出演者全員による演奏がありました。
ただ去年はTMの「Time Machine」を演奏しましたが、今年演奏したのは「明日があるさ」「あの素晴らしい愛をもう一度」で、TM曲の演奏はありませんでした。


このステージを以て、2021年のTM NETWORKの活動は終わりました。
12/19には「How Do You Crash It? two」の配信も終了しました。


ただ、事前収録していたコンテンツの放送などがいくつかありました。
まずは12/10に続いて12/16に放送された「SFロックステーション」があります。
基本的には当時のことを振り返りながらダラダラしゃべるだけの内容で、特に重大な発表などがあったわけではないですが、ダラダラと楽しませてもらいました。


小室さんによれば、配信ライブは不安もあったそうです。
まだファンが見てくれるのかな?という不安を感じていたとのこと。
今回のセットリストはTMからファンに寄り添って考えたもので、「自信過剰なTMじゃない」とのことですが、木根さんは「それ以上言うとファンのみんな寂しくなっちゃうから」と言って止めていました。


ファンからのメールで、3人のラジオをレギュラー化して毎週欲しいという意見がありましたが、3人は消極的でした。
特にウツはいやそうな感じで(笑)。
木根さんが言うには、毎週やっても新しいネタがないので、毎回古い話になってしまうとのことでした。


新曲「How Crash?」のリリースについては、リリース形態も含めてまだ検討中だそうです。
多分「How Do You Crash It? three」が終わったら告知されると思うんですが。
有観客ライブについては、コロナ禍中に延期になった他のミュージシャンの公演が詰まっていて、会場があまり取れないということを言っていました。


12/17・23には12/10・16放送分の「SFロックステーション」がニコ生で配信されました。
両放送ではプレミアム会員向けに、数分のアフタートークも配信されました(どうでもいい雑談)。
なお両放送はプレミアム会員およびタイムシフト登録した方は、それぞれ12/31および1/6まで聞くことができます。


さらに小室さんのTetsuya Komuro StudioおよびウツのMagneticaの有料会員向けに、TM3人のクリスマスメッセージ動画がアップされました(Tetsuya Komuro StudioはGOLD会員限定)。
気になる方もいらっしゃるでしょうが、このためにお金を払う必要はない内容ですので、あまり気にしなくても良いです。


他の話題として、12/21に「Beyond The Time」の楽曲データを収めたSDカードが、国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられたことがあります。
これは日経宇宙プロジェクトの企画の一環ということですが、正直何の意味があるのかはよく分かりません。
宇宙に届いた楽曲データが何かに使われるのでしょうか。
本件については、メンバー3人もコメントを出しています。


「Beyond The Time」絡みでは、森口博子さんが2022/3/9にリリースするガンダム関連曲のカバーアルバム「GUNDAM SONG COVERS 3」に、同曲が収録されます。
コラボアーティストとしてTM NETWORKも挙げられているので、小室さんがアレンジを担当したり、メンバーのコーラスが入ったりするのでしょう。


12/18にはニコ生で「TM NETWORK ライブの軌跡 with FANKS!~TMライブ・コロシアム 2021~」が放送されました。
こちらではベスト・ライブ・パフォーマンス人気投票の結果発表と合わせて、住吉美紀さん、ミトさん、ふくりゅうさんのMC3人が、様々な思いを語り続けました。


投票結果は上位30位が発表されましたが、集計基準が謎でした。
たとえば「Get Wild」は27位に「Get Wild (How Do You Crash It? one)」、7位に「Get Wild 2015」、2位に「Get Wild」が入っており、なぜ「How Do You Crash It? one」バージョンだけが別枠なのかよく分かりません。


また今回は、基本的に楽曲単位で集計されており、どのライブなのかは問題にされていないため、ライブパフォーマンスの投票の意味がほとんどなくなっています。
MCの方々も、この点は突っ込みを入れていました。


今回の投票企画の扱いには、多分SONY側も困っていると見られ、otonanoのサイトでも集計結果は発表されていません。
私もまったく無意味な集計であるとは思うのですが、どこにも記録されないのはどうかと思うので、一応下に書いておきます。

01. Dive Into Your Body
02. Get Wild
03. Fool on the Planet
04. Self Control
05. Electric Prophet
06. Nights of the Knife
07. Get Wild 2015
08. Time Machine
09. I am
10. Come on Let's Dance
11. All-Right All-Night
12. A Day in the Girl's Life
13. Still Love Her
14. Rhythm Red Beat Black
15. You Can Dance
16. We love the EARTH
17. Come On Everybody
18. Alive
19. Just One Victory
20. Seven Days War
21. Resistance
22. The Point of Lovers' Night
23. Children of the New Century
24. Nervous
25. Kiss You
26. 金曜日のライオン
27. Get Wild (How Do You Crash It? one)
28. Time To Count Down
29. Be Together
30. Kiss You (the beginning of the end)

今回は特別ゲストに葛城哲哉さんが来て、当時の思い出や裏話などを語ってくれました。
たとえば「Dive Into Your Body」2番のAメロが短いのは、コピーをした時のミスだったそうです。
(ただし小室さんはそれを良しと判断したということを強調していました)
この話を聞いたミトさんは、かなり驚いていました。


今回は最後に45分ほど、ニコ生プレミアム会員限定の時間がありました。
私は生放送時には見なくて良いと思ってスルーしましたが、後でとんでもないものが放映されたと聞いて、急遽プレミアム会員登録をして後追いで視聴しました。
SONYの倉庫から出た未公開の写真やライブ映像が一部放映されたのです。


まず写真は、1984/12/5渋谷PARCO「Electric Prophet」、1986/12/1福岡マリアクラブライブ、1987/6/24日本武道館「Fanks Cry-Max」(2枚)、1988/1中野サンプラザ「Kiss Japan Tour」、1989年「CAROL Tour」のものが映されました。
その中でPARCOの写真については、ウェブニュースで使われています。


その後はライブ映像が流されました。
一つ目は1989/8/30横浜アリーナの「Camp Fanks!! '89」から「Be Together」です。
ただしこれは、たしかに「Fanks The Live 3」「CAROL Deluxe Edition」に収録されたものとは別映像ですが、それ以前に発売された「CAROL THE LIVE」に収められたものとは同一映像です。
「CAROL THE LIVE」の存在を認識していないスタッフが出してきたのでしょうか。


ということで、ライブ映像1本目はどうでも良いものだったのですが、2本目がぶっ飛びました。
1984/12/27札幌市教育会館で開催された「Electric Prophet」から、「パノラマジック」の映像が流されたのです。
「Electric Prophet」はこれまで初日12/5のPARCO PARTⅢ公演のみが公開されてきましたが、札幌公演については映像・音源とも一切公開されたことがありません。
というか私は、記録されていたことすら想定していませんでした。


ただしこれは資料用に撮影したスタッフ用の定点カメラ映像で、音源もカメラについているマイクで収録したものでした。
そのため映像には傷がついており、音も少し割れています。
しかしそれだけに、当時あまりアピールされていなかった木根さんの動きがよく分かるなどのメリットもありますし、ウツの表情もとても生き生きとしています。
歌詞間違いもばっちり収録されています。


この映像を見た時は、本当に絶句しました。
MCの方々もじっくり見たかったため、モニターから視聴者のコメントを消していたそうです。
住吉さんなんて、スタジオのスクリーンの目の前まで行ってガン見していました。


最初期の札幌公演が撮影されているということは、おそらくこれ以後の他の未公開ライブも、同様の資料用映像を撮影していたはずです。
徹底的に探せば、単発ライブイベントの映像などもあると思います。
たとえば上で触れたマリアクラブのライブなども…!
もちろんこれらは商品化を前提として撮影したものではありませんが、この点の映像であっても欲しがる人は結構いるのではないでしょうか。
逆に編集の手間などはあまりかからないわけですから、何かの形で他の映像も公開してもらえれば嬉しいです。


そもそも今回ライブパフォーマンス投票を行なったのも、今このような映像を出してきたのも、過去ライブへの需要を探り、またそうした需要を盛り上げようという意図があるのかもしれません。
SONYは今回TMが再起動したことを機に、数年後まで新商品のリリースを見据えていることが考えられます。


何度か言っていますが、TMの活動は今回が最後になる可能性が高いです。
その場合はこれから数年間が、SONYがTMの過去の遺産で商売をする最後のチャンスになるはずです。
そこでいよいよ最後の放出を念頭に動き出しているのかもしれません。


今回はMCのミトさんやふくりゅうさんが、未公開の過去映像を出してほしいという意見を何度も言っていました。
もはやファンの一員として、ファンの代弁をしている感じです。
特にふくりゅうさんはSONYの会議にも顔を出しているそうなので、スタッフにファンの気持ちを伝えてくれていることも考えられます。
昔はファンの希望がSONYによって一切スルーされている感覚を持っていましたが、今後リリースされるものには期待してもよいかもしれません。


さてニコ生では、今回のベスト・ライブ・パフォーマンス投票企画と関わる新商品のリリースについて告知されました。
すでに「How Do You Crash It? two」でも、2022/2/23に「TM NETWORK ライブ・サウンド・コレクションCD」のリリースが告知されていましたが、その正式タイトルや収録内容も明らかにされました。


これはSONY・avexからそれぞれ2枚組でリリースされ、タイトルは「TM NETWORK LIVE HISTORIA T~TM NETWORK LIVE SOUND COLLECTION 1984-2015~」と、「TM NETWORK LIVE HISTORIA M~TM NETWORK LIVE SOUND COLLECTION 1984-2015~」です。
SONY盤・avex盤ともに、SONY時代の音源とavex時代の音源が双方収録されます。
CDには秘蔵ライブ写真を収めたブックレットも付いてきますが、おそらくニコ生で公開された写真はその一部でしょう。


現時点で明らかになっている収録曲は50曲(オフィシャルでの公表分は49曲)です。
まだ変更の可能性があるとのことですが、収録時間を考えても、これ以上は増えないと思います。
曲数は、26曲がSONY、24曲がavexで、バランスが重視されている感じです。


大部分の曲は、かつてのライブCDやDVD・Blu-rayに収録済みのものです。
今回は「リマスター」が強調されていますが、それは音源の多くが目新しいものではないからでしょう。


ただ既発表ライブ映像とは別日程の音源も収録されるとのことです。
しかし現在は曲名と年代・会場しか明かされていないので、同会場で複数の公演が行なわれた場合、どの日の音源かを知ることはできません。
この点でSONYとavexがどこまでこだわりを見せてくれるかで、本商品の価値は大きく変わることになります。


特にavexの場合、ほぼすべてのライブがBlu-rayでリリース済みなので、今回の商品に価値を付けるにはBlu-ray化していない別日程音源を入れるしかありません。
この点、期待したいと思います。


現在日程違いの音源であることがはっきりしているのは、「Rhythm Red Tour」「The Point of Lovers' Night」です。
こちらはライブDVD「World's End Ⅱ」に1991年3月の代々木体育館公演の映像が収録されており、「Colloseum Ⅱ」にはそれを編集したと思しき音源が収録されています。
ところが今回収録されるのは、仙台イズミティ公演です。
仙台公演については「Groove Gear 2」に1991/2/22の「Get Wild」「Burnin' Street」が収録されており、「The Point of Lovers' Night」もこれと同じ日程の音源と見られます。


同じ「Rhythm Red Tour」からは、代々木公演の「Rhythm Red Beat Black」も収録されます。
この曲は2月の郡山市民文化センターおよび仙台イズミティ公演の様子を収めた「World's End Ⅰ」に最後のサビ繰り返しの部分だけが収録されていますが、曲全体は収録されていませんでした。
これは初商品化に近いものと言って良いと思います。


1988年3月「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」代々木体育館公演の「Come on Let's Dance」は、完全に初公開です。
ライブでは、DVD「FANKS THE LIVE 2」で続けて収録される「Be Together」「Resistance」の間に演奏されたものです。
このライブについては、これまでもCD・DVDに多くの曲が収録されてきましたが、このたびの「Come on Let's Dance」の商品化により、残るは「Get Wild」「You Can Dance」「Dragon The Festival」の3曲だけとなりました。
まあ映像は全然足りませんけどね。


次はより注目すべき音源です。
1984/12/5「Electric Prophet」渋谷PARCO公演の「Time Machine」です。
この曲、これまでは1994年の「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」で演奏されたことでファンの記憶に残るようになりましたが、実は初期のライブでも演奏されていました。
その貴重なライブ音源が、このたび商品化することになりました。
これまで商品化されていた最初のものは「4001 Days Groove」だったので、一気に10年早い音源を聞くことができるようになりました。


そして最大のサプライズは、同じ渋谷PARCO公演の「17 to 19」です。
この曲は過去ライブのセットリストに掲載されていたことから、存在は知られていましたが、音源も映像も商品化されてきませんでした。
最初期の「Electric Prophet」でしか演奏されたことがなかったため、会場で実際に聞けた方は非常に限られていた曲です。
それが今回、待望の商品化ということになります。
前回の「Gift from Fanks」に収録された「グリニッジの光を離れて」に続く、未発表楽曲の商品化ということになります。
私としても、この曲はとても好きなので、商品化は嬉しい限りです。


ただし「17 to 19」の収録については、現在(12/26時点)は公表されていません。
(したがって収録曲50曲中、公表されているのは49曲ということになります)
前回の記事のharuさんのコメントにあるように、12/19の時点ではSony Music Shopのサイトに収録曲として「17 to 19」が挙げられていたのですが、これはフライングだったようで、その後サイトから該当部分が消去されました。
今回の目玉音源なだけに、リリース直前に発表して盛り上げようという計画なのでしょう。


以上で見てきたように、今回の新商品の目玉音源は、「The Point of Lovers' Night」「Rhythm Red Beat Black」「Come on Let's Dance」「Time Machine」「17 to 19」の5曲ということになります。
T盤(SONY盤)には「Time Machine」「17 to 19」、M盤(avex盤)には他3曲が収録されます。
事実上今回の商品は、この5曲をボーナストラックとして既発表音源の再版を行なうものと言って良いです。


これに価値を見出すか否かは人によるでしょうが、普通に見れば随分ひどい商売だとは思います。
もしもネット配信されたら、私ならば上記5曲のみダウンロードして終わりにしますが、多分それはないでしょうから、結局5曲のために50曲収録のCDを購入することになるでしょう。
(もちろん別日程音源が増えたら価値は上がりますけど)


今回発表された収録曲には、やはりROJAM・吉本時代の音源がまったくありませんでした。
ここで「Log-on to 21st Century」の音源などを入れれば、喜ぶファンも多いと思うのですが。
どうもこの時代の活動は、今後も黙殺されて、無かったことにされそうな感じです。
それならCDのタイトルも「1984-2015」ではなく、「1984-94, 2012-15」とでもしてほしいものです。


またSONY・avex時代の音源は、時期の面では比較的満遍なく選ばれているのですが、なぜか1986年のライブは1本も選ばれていません。
これまでも「Colloseum」「Groove Gear」「The Singles」で、この時期の音源はまったく採用されませんでした。
この年の音源は、何か保管上のミスでもあるのでしょうか。
今後のリリースとも関わることなので、心配です。


今回のラインナップを見るに、選曲がほぼ既発表であることは仕方ないとしても、その既発表曲の選び方には、首をかしげざるを得ないところが多いです。
たとえば、曲の重複が多すぎます。
演奏のたびにアレンジが大幅に変わる「Get Wild」のような曲は分からないでもないですが、「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「the beginning of the end」「Beyond The Time」はともにオリジナルアレンジから大きな変化はなく(もちろんそれぞれに加わっている音はありますけど)、なんで限られた曲数で2回いれる必要があるのか?と、疑問を感じてしまいます。
大幅にアレンジが変わった「CAROL Tour」バージョンを入れるなら分らんでもないのですが…。


ただ「Beyond The Time」は、SONY時代とavex時代の音源が各一回ずつ収録されています。
あるいはこれは、両社で個別に選んだものをシャッフルした結果なのかもしれません(それでも収録曲のすり合わせはしてほしいものですが)。
しかし「Don't Let Me Cry」はSONY時代のライブが2回入っています(「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「EXPO Arena」)。
となると、楽曲の重複は2つの会社が関わったためというわけでもないように思えてきます。


また過去商品との重複をまったく無くすのは難しいとしても、使われ過ぎのライブ音源が目立つのも気になります。
たとえば「Fanks Cry-Max」「イパネマ '87」なんかは、「Fanks The Live 1」「Colloseum Ⅰ」に続き3回目の収録です。
ライブのカギになる曲ならともかく、これってそんなに重要な音源ですか?


他にも「Electric Prophet」「Electric Prophet」「Vision Festival」「The Singles 1」「TM NETWORK The Movie」に続いて4回目、「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「Be Together」「Fanks The Live 2」「Colloseum Ⅱ」に続いて3回目、等々。


すべてが同一日程の音源というわけではないですが、「Camp Fanks!! '89」「Get Wild '89」「Dive Into Your Body」なんて、「Fanks The Live 3」「Colloseum Ⅰ・Ⅱ」「CAROL The Live」「CAROL Deluxe Edition」に続いて5回目ですよ!
さらに「Just One Victory」はこれに加えて「TM NETWORK The Movie」にも入っていたので、6回目です。
ライブ音源自体があまりないならば分かりますが、実際には出ていない音源が極めて多いのに、なんでこんなことをするのでしょうか。


この3曲の場合、「Camp Fanks!! '89」「CAROL Tour」にするだけでも良かったはずです。
これまでも、そして今回も、「CAROL Tour」だけでなく、「Fanks Dyna-Mix」「Fanks! Bang The Gong」「Kiss Japan Tour」「Tour TMN EXPO」などのホールツアーは、一切黙殺されてきました。


会場が小規模で映像が見栄えしないことから、映像を撮影していなかったり公開する動機があまりないということかもしれませんが(それでも中規模のホールである日本青年館の「Dragon The Festival Tour」は商品化しましたけど)、音源集に使える音源はたくさん存在したはずです。
ホールツアーではアリーナ等の大規模ライブよりも実験的で面白いアレンジや珍しい曲を演奏することが多いので、是非何らかの形で出してほしいものです。
ようやくSONYが過去のライブ作品の公開に前向きになってきているらしい今だからこそ、ちゃんと考えて欲しいです。


以下、ソロ情報についてまとめておきます。
まずウツは、「U Mix」再演します。
2022/2/20にZepp Divercityでの開催です。
ヴァイオリンは門脇大輔さんが担当します。
現在はFCのチケット受付が行なわれています。


木根さんは、12/9~17に通販申し込みを受け付けた「R3」の発送が、12/20から始まりました。
なんとしてでも令和3年中に間に合わせたかったのでしょう。


12/31開催の「ALT●REC」は、てっきり木根さんの弾き語りに近いライブになるのかと思っていたのですが、なんとギター・キーボード・ベース・ドラム・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コーラスを含む12人が登壇するそうです。
木根さん、すごい思いきりましたね。
ギャラとか大丈夫なんでしょうか…


「ALT●REC」開催の12/31には、NACK5のヒャダイン「One More Pint!」に出演します。
また来年2/19には、ラドンナ原宿で、丸山圭子さんとのジョイントライブが開催されます。
木根さんは中村修司さんと一緒に出演して演奏する他、岡野美和子さんによる「木根尚登作品朗読」の時間もあるそうです。
岡野さんは、12/4に木根さんが出演した「あの頃青春グラフィティ」のパーソナリティですが、この時にお願いしたのでしょうか。


小室さんはGMOのNFTマーケットプレイス「Adam by GMO」で、以前制作した「Internet for Everyone」(未商品化)のデータを6分割して、オークション形式で販売することを発表しました。
先月.muraで販売した「Hills Roppongi」に続くNFT音源です。


ただ6分割されたものを1つや2つ購入しても、全体は手に入らないんですよね。
完成音源はすでにyoutubeで公開されているから、逆に全体に意味はないのでしょうか。


音源はピアノ、ドラム、ベース&ギター、弦楽器&ハープ、金管楽器&木管楽器、パーカッションに分割されて販売されます。
ピアノとドラムは12/16にオークション開始で12/30に締め切りとなります。
以下1週間ごとに2音源ずつオークションが始まります(12/23~1/6にベース&ギターと弦楽器&ハープ、12/30~1/13に残り)。


12月26日現在のオークションサイトを見てみると、なんとピアノ音源は541000円の値がついています。
うわあ、こりゃすげえなあ。
すでに前回の最高落札価格(「Hills Roppongi #1」が50万円)を超えています。
なんだかもう、私の理解の範疇を越えています。


12/17の「TK Friday」では、以前話題が出ていたアナログレコードプレイヤーの発売が告知されました。
限定100台だったので、すぐに売り切れたようです。


この日の「TK Friday」では、「How Do You Crash It? two」の解説が行なわれました。
私は見ることができませんでしたが、聞くところによると、2月の「How Do You Crash It? three」で終わるわけではないとのこと(そりゃあそうでしょうね)。
多分8月の収録の後、ずっとその次のプランを練っていることだと思います。
実際にはある程度のプランはもうできていると思うのですが、2月に配信ライブが終わった段階でそれが発表されるのかどうか、気になります。


クリスマスイブ12/24の「TK Friday」では、クリスマスソングを作成しました。
この企画は当日決まり、番組開始前からレコーディングを始めていたそうです。
この曲は「ALL is BRIGHT」と題して、faniconで12/25限定で1225円で配信されました。
(私はなんとなくいらないと思ったので、買いませんでした)
なお来週12/31も時間未定ながら、「TK Friday」の配信は行なうそうです。


以上、近況の整理でした。
これから年末までは、特にTMに動きはないと思うので、しばらくは更新しないで様子を見るつもりです。
1/8の小室さんの「Hit Factory #1」にはいくつもりなので、その後に更新するかもしれません。


なお第7部完結後から、文体の統一を主目的に、ちょくちょく過去記事に手を加えています。
現在は「小室哲哉引退」「PANDORA作品のリリース」および「7-1 あがく小室哲哉」から「7-5 Laugh & Peace Premium Night」までを終わらせました。


特に「7-1 あがく小室哲哉」は、執筆後に得た情報も踏まえて結構直しています。
その中で一部の方が興味を持つかもしれないこととしては、小室さんのROJAMによる損失額の試算があります。
当時の週刊誌で、小室さんがROJAMの上場により大規模な損害を受けたことが報道されており、私もかつてはその線で理解していましたが、当時の資料を改めて見てみたところ、その理解は誤りではないか(実はROJAMでの損失はそれほど莫大なものではなかったのではないか)という考えに至りました。
この点、ご意見など頂ければ幸いです。


最後に。
今年はついに、TMの再起動という夢がかないました。
正直、もう無理だろうなと思っていたこともありましたが、待っていた甲斐がありました。
来年はきっと、さらに楽しいサプライズが待っていることと思います。


3人ともやる気は十分だと思うので、あとは健康を崩さないように注意して欲しいです。
30周年もあわや健康問題で水の泡になるところでしたから…
というか、そろそろ我々TMファンの世代も、健康に気を付けないといけない年になってきました。
日詰昭一郎さんなんて43歳でご逝去ですから、全然あり得ない話ではないです。
ファンも最後まで楽しめるように、気持ちを引き締めていかねばと思います。


それでは皆さん、良いお年を!

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How Do You Crash It? twoのレポート

12/11に、TM NETWORK配信ライブ第2弾「How Do You Crash It? two」が配信されました。
本記事をアップする前に、ふくりゅうさんがYahoo!ニュースにライブレポを公開したので、こちらを見ていただければだいたいの様子は分かると思いますが、私もせっかく書いたのでこのまま公開します、


「How Do You Crash It? two」の告知にあたり小室さんが述べたことによると、前回のテーマは「再会」「再起動」でした。
「再起動」によってファンのみんなに「再会」したということでしょう。
前回のストーリーは、少女の行動によってTMが再起動し、小室さんが少女に出会うというののでしたが、これは潜伏者(ファン)の期待に応えて活動を再開したTMが、潜伏者の前に現れたことを象徴的に表現したものとも言えます。
TMが動き出したことを伝えること自体が、一つのテーマでもありました。


一方12/4「Blue Ocean」で小室さんが語ったところによれば、「How Do You Crash It? one」のコンセプトは、「私から私たちへ」「I amからwe areへ」というものだったらしいです。
明らかに「I am」で始まった30thの活動の後という意識を持っていることが分かります。
問題意識が個人からコミュニティへと広がったというところでしょうか。


この説明を聞いて思ったのですが、前回のライブで2曲目に「I am」を演奏し、8曲目に「We love the EARTH」を演奏したのは、まさにこの「私から私たちへ」を表現していたのかもしれません。
このライブはTMが自分の意志を表明する「I am」の後、少女のメッセージを受け取って行動を起こすことを「Action」で宣言しますが、最終的には「”私たち”は地球を愛している」ことを再確認するわけです。
再起動の結果再会した潜伏者たちと一緒に地球のことを考えようというところで、前回は結論となりました。


これに対して今回の「How Do You Crash It? two」のコンセプトは、小室さんによれば「サーチ」であると言います。(「Blue Ocean」
また「分断」というテーマも示されていました。


これがどういうことなのか、とりあえずライブの演出部分について見ていこうと思います。
まず「サーチ」とは、TM NETWORKによる地球の再調査だろうと考えられます。
最初の演出用映像で、TMのメンバー(小室さん)が宇宙船内と同じ服を着て、地球の様子を観察しているシーンがあります。
前回バトンで少女のメッセージを受け取ったTMは、前回の調査から6年後の地球の様子を調べているのでしょう。


そしてライブ中盤では、その調査結果を踏まえたメッセージが発せられます。

並行(パラレル)とは、私の正義とあなたの正義のようなもの。
あるいは我々の時の流れと彼らの時の流れ。
だから分断が生まれる。
それを看過するのは最大の過ち。
我々はそれを打破しなければならない。
How Do You Crash It?


これは要するに、立場の異なる者・集団がお互いを理解しようとしないことで分断が生まれている現代社会のことを言っています。
これが今回のテーマである「分断」と考えられます。
しかしこの社会の分断は乗り越えるべきものであり、看過せずに打破すべきことが述べられます。


このメッセージは日本語の字幕とともに英語でも読み上げられるのですが、「我々はそれを打破しなければならない」の部分は「We have to crash it」と言われています。
その後に告げられる「How Do You Crash It?」は、この「We have to crash it」の「crash it」を受けていることが明らかです。
分断は打破しなければならないが、それはどうやって行なえばよいのかをTMは問うています。


これこそが新曲「How Crash?」のコンセプトであり、配信ライブ「How Do You Crash It?」のテーマということになるでしょう。
実際にこのメッセージが流れる間、画面には前回演奏された「How Crash?」の映像・音が流れました。
ちなみに今回は「How Crash?」の演奏はありませんでした。


その後曲を挟んで、小室さんが何かにスプレーを吹きかけるシーンがあります。
後で「How Do You Crash It? one」のセットリストが表示されたスマートフォンのディスプレイにスプレーが吹きかけられるシーンが出るので、もしかしたら小室さんがTMの活動の痕跡を、潜伏者以外には隠蔽しようとしているのかもしれません。
それは潜伏という任務のための行動でしょう。


続いて地球の遠景が映し出され、何かのプログラムが画面に現れます。
地球上の各都市間がネットワークでつながれ、情報がやりとりされます。
おそらく画面に現れたプログラムは、やりとりされている情報そのものです。


ところがその地球は、こなごなに砕けてしまいます。
ネット上で大量に情報がやりとりされる結果、人々の間で対立が深まり、分断が生まれるという状況を表現しているのでしょう。
多分ここらへんは、「How Crash?」の「遠くから喧騒が幻想とともに響いてる。文字情報と踊ってる。そしてアプリケーションと舞っている」という歌詞も絡むところです。
ここでまたメッセージが出ます(今回は字幕のみで声なし)。

誰もが過ちを犯す。過ちは分断を生む。
SNSもメタバースも止める事はできない。
故に我々は過去と未来を見張らねばならない。


「誰もが過ちを犯す(Everyone makes mistakes)」は、「How Crash?」の歌詞や「How Do You Crash It?」のテーマとしても用いられているフレーズです。
そしてその過ちが分断の原因となり、SNSや仮想空間の開発によってはそれを阻止することができないといいます。
過ちは不可避のもので、それを技術や法制度によって完全に防ぐことは不可能です。
そこでTMは時間を移動しながら、あらゆる時代の分断を打破すべく地球を監視しているとのことです(へー)。


先の分析と合わせれば、不可避の過ち→分断の発生→打破の必要という流れが、今回の一連のメッセージで述べられていることになります。
「Everyone makes mistakes, How do you crash it?」というテーマは、この中で「不可避の過ち」と「打破の必要」の部分を表現しているわけですが、なぜ打破しなければならないのかといえば、過ちが分断を生むからです。


このように見てきたことで、「How Do You Crash It?」の趣旨がだいたいわかってきました。
「Quit30」では「SNSの未来」とか語っていましたが、こうしたSNSへの楽観的な見方が相対化された印象があります。
「Log-on to 21st Century」「Incubation Period」のテーマである「テクノロジーへの警鐘」にもつながるところがありますが、今回は技術そのものへの警戒というよりは、技術の発展のみでが人間の過ちを防ぐことはできないという立場を示しているように見えます。


今回「過ち」として特に取り上げられたのは、「分断」という現代的な問題でした。
少々意外な方向でしたが、私としてはSNSをやたらと強調していた30thよりは良い印象を持っています。
次回「three」ではどんなまとめになるんでしょうか。


以上の他にも演出用の映像はあります。
こちらも確認してみましょう。
まず配信映像冒頭では、「TM NETWORK」の文字が映る眼球が大きく映し出されます。
これ、「How Do You Crash It? one」10/1公開ティザー映像の最後に出てくるやつです。
この映像出なかったなあと前回思ったんですが、今回の映像だったんですね。


他に同じティザー映像の7秒のところに出る屋外の小室さんの映像も、今回使われました。
「How Do You Crash It? one」の配信告知の時点で、演出用の映像も含めた収録は「two」まで終わっていたようです。
ということは、次回の「How Do You Crash It? three」の映像も収録済で、すでに提示されている可能性があります。
たとえば同テイザー映像の4秒のところで出る道路の航空映像とか、10/2公開映像の下段の19秒のところの煙突とか。

how_two1.jpghow_two2.jpg


今回の配信映像に話を戻しましょう。
映像にはアジアの都市と欧米の都市が何シーンか映し出されます。
欧米の都市は英語圏のようで、ピカデリーサーカスぽい風景もあるので、おそらくロンドンでしょう。
アジアの都市は、「Quit30」の時にロンドンとともに訪問し撮影したジャカルタでしょうか。


これをモニターで見ている人物がいます。
先ほど言及したように、宇宙船の小室さんです。
手にはTM NETWORKのバトンを持っていますが、おそらくここに入っている情報を再生しているのでしょう。
そのバトンの情報は、この6年間潜伏者たちが世界各地で集めたものに違いありません。


ここで映像が変わり、夕焼けのゴシック風の塔を背景に、「TM NETWORK How Do You Crash It? two」のタイトルが映し出されます。
以下はしばらく曲の演奏が続きますが、ここは後回しにします。


次の演出用映像では、どこかの港に泊まる船が映し出されます。
あからさまに観光用の船ですが、これどこでしょう?
風景は横須賀のような気がするんですが。

*本記事コメントにてCREDITON HILLさんから、この船はアニバーサリークルーズ号という貸切クルーズ船で、停泊地は川崎の大川橋ではないかとのご指摘を受けました。
また先に触れた煙突は日本ポリエチレン川崎工場に見えるとのご指摘もいただきました。
(12/16追記)


まあそれはともかく、その船の中には、前回登場した少女がいます。
タブレットで、先に小室さんが見ていた地球の様子を見ています。
冒頭に登場した眼球は少女のもので、タブレットで地球の様子を見ている場面なのでしょう。


配信映像の最後には、港に立つ小室さんと、河原にいる少女の映像が映ります。
少女は何かを考えているようです。
おそらく少女は小室さんから、潜伏者として地球各地の情報を与えられたのでしょう。
前回「How Do You Crash It? one」の最後で少女が小室さんに会った時に、タブレットを与えられたとも考えられます。
その結果少女が知ったのは、世界の分断の現状でした。


ここまで見て来たところでは、今回の物語は少女がTMから世界の分断を知らされるというものです。
だとすると、先に言及した「How Do You Crash It?」というTMのメッセージは、この少女に対して伝えられたものかと考えられます。
つまり少女は世界の分断を打破する方法をTMから問われたわけです。
だとすると次回は、少女が行動を起こす物語になるのかもしれません。


以上、ライブレポのはずが、全然曲に触れないという謎の記事になってしまいました。
そろそろ楽曲について触れていきましょう。


ティザー映像にあった通り、ステージは前回の「How Do You Crash It? one」と同じ宇宙船で、衣装も基本的に同じものでした。
1曲目は「Fool on the Planet」
「How Do You Crash It?」以前の最後のライブ「30th Final」で最後の演奏となった曲です。
2012年の「Incubation Period」の1曲目でもあり、今回も1曲目になったのは感慨深いものがあります。
曲名から見て、TMから地球人に向けたメッセージのようなコンセプトで選ばれたものでしょうか。


この後は、「Human System」「Winter Comes Around」と続きました。
今回のライブは小室さんのソロ演奏を除いて8曲でしたが、冒頭3曲がバラードか準バラードで構成されており、特徴的な構成でした。
前回も9曲中4曲がバラード・準バラードでしたから、「How Do You Crash It?」「one」「two」とも、通常よりバラード多めのセットリストになっていると言えます。


また今回は特に前半で、ウツの歌に強くエコーがかかっていました。
特に「Winter Comes Around」の演奏は私の念願だったのに、ちょっと気になってしまいました。
元の歌の調子に問題があったのでしょうか。


「Human System」は、分断の打破というライブのコンセプトを意識して、人のつながりをテーマにした曲を選んだものでしょう。
この曲では前回使われたドット・イメージが登場します。
木根さんは前曲からこの曲にかけてアコースティックギターを演奏しました。
最後は小室さんと木根さんでお互いに目配せしながら、演奏締めました。


3曲目「Winter Comes Around」は、今回最大のレア曲です。
「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンを除けば、これまでTMで演奏されたのは「CAROL Tour」の前中期(1989年6月以前)しかなく、知名度の割は聞く機会が少ない曲でした(木根ソロでは頻繁に演奏していますが)。
もちろんこれまでライブ音源・映像が商品化されたこともありません。
私はこの曲が始まった時、変な声が出てしまいました。


衣装は前の曲まで「the beginning of the end」のものでした(上着あり)が、この曲で白Yシャツに変わります。
木根さんは「CAROL Tour」と同様にキーボードを担当し、メインのパートを弾きました。
間奏ではオリジナルにないフレーズも加えていました。


4曲目の「Here, There & Everywhere」では、歌詞を踏まえてステージの天井や壁に星が映し出され、床には雪の結晶が照明で投影されました。
「Winter Comes Around」も含め、季節を意識した選曲と考えられます。
木根さんはアコースティックギターでした。


ただこの曲はウツソロも含めて、今世紀に入って演奏され過ぎな印象はあり、ここまで頻繁にやる必要はあるか?とは思いました。
冬なら「This Night」とか「Twinkle Night」とかも聞きたかったです。
またここまで4曲が1987~88年に集中しているのは偏り過ぎなところはあり、もう少しいろんな時期の曲を聞きたかったところはあります。
前回は逆にこの時期の曲の演奏が少なかったので、意図的にやっているのかもしれませんが。


ここまでじっくり歌を聞かせた後、「How Crash?」をBGMに、先に言及した「並行とは、私の正義とあなたの正義のようなもの」のメッセージが流れます。
ついで小室さんのシンセソロ。
演奏面では今回のハイライトはここでしょう。
さらにシンセソロが終わると、2回目のメッセージが流れます。
先月小室さんが配信ライブ用に作っていた音は、オープニングシーンとこの時のBGMかと思います。


シンセソロで小室さんは「the beginning of the end」の上着を脱ぎます。
これは冒頭で地球の様子を観察している時の姿でもあります。
おそらくこの衣装は、観察シーンとメッセージが連動していることを示しています。
つまりTMは、地球を観察した結果として、分断を打破すべしとのメッセージを少女に伝えたのです。


小室さんの演奏について、表現する語彙力が私にないのは悔やまれるのですが、照明に照らされながら7分近くスペーシーな演奏を続ける小室さんを見ると、TMに帰って来たんだなあ…と実感しました。
私としては30周年のソロ演奏よりも好きなパフォーマンスで、「Quit30 Huge Data」「30th Final」の間延びしたソロコーナーよりもまとまっていました。


なおティザー映像の「Time To Count Down」イントロの映像はこの部分でした。
この曲はイントロのみで、歌はありません。
演奏は終盤にかけて荒々しくなり、最後は吹き上がる炎の中で演奏を終えました。


2回目のメッセージを挟み、3人が10分ぶりに集結します。
曲は「Come on Let's Dance 2014」
これをやるんだ!と、ティザー映像を見た時は嬉しかったです。
そうですよね。宇宙船シーンにはピッタリですよね。
「the beginning of the end」の時も、「Loud」の後にこの曲のイントロで、ワクワクしました。
今回のライブ初めてのアップテンポな曲となります。
木根さんはここからエレキギターです。


天井にはドット・イメージが浮かんでいます。
ウツの動きに合わせてパーツが下に降りてきて、謎の文字を表示します。
これは彼ら宇宙人の文字なのでしょうか。
前回は木根さんがドット・イメージを操作し、今回はウツが操作しました。
「three」では小室さんが操作するのかもしれません。


次の曲、イントロでは何の曲だかさっぱり分かりませんでした。
その後聞き覚えのあるフレーズを小室さんがシンセで弾きます。
「なんだっけこれ?」と考えていたところ、歌が始まりました。
「Loud」です。
前曲と合わせて2014年の「the beginning of the end」の1・2曲目として演奏された曲であり、そのことを意識した選曲でしょうか。


間奏にも独自のフレーズが入るなど、歌以外の部分はかなり変わりました。
オリジナルにあったイントロ・間奏のオーケストラヒットはなくなりました。
今回のイントロ・間奏は全体的にかわいらしく仕上がっており、TMでは珍しい作りだなと思いました。
なお曲最後の「Loud, Loud, Loud, Shout it loud」以下の部分はなくなりました。


次もイントロが大幅に変わった「Love Train」
この曲、サビに入る前に小室さんのシンセソロが入るところがかっこいいです。
今回は2番がカットされ、1番とサビ繰り返しだけが演奏されました。


ここで演出用映像。船で地球の様子を見る少女の映像です。
そして最後の曲、「Beyond The Tiime」が始まります。
劇場版ガンダムの主題歌だったこともあり、スペーシーな空気を漂わせるこの曲は、宇宙船内を舞台とした3回の配信ライブのどこかで必ずやるだろうと推測できました。
宇宙船内という場面設定だった「the beginning of the end」でも、最後に演奏された曲でした。


3人はまた上着を着ています。
木根さんはアコースティックギターです。
ドット・イメージは謎の文字を映しながらふわふわ動きます。


ここでライブは終わります。
ステージが暗転する中、小室さんはペコリとお辞儀したように見えますが、これは撮影が終わるのを待ってからの方が良かったと思います。
小室さん、あいかわらず天然ですね!


最後の演出用映像。
港に立つ小室さんと少女の様子が映し出されます。
画面にはここで「to be continued」の文字。


前回と同じBGMが流れ、メンバー紹介とエンドロール。
最初はライブ中にドット・イメージに映し出された謎の文字で表示され、それが地球のアルファベットに置き換わります。
おそらくTMの母星の文字を地球の文字に翻訳してくれているのでしょう。


こうして「How Do You Crash It? two」は終わりました。
次回は2月(おそらく2月12日)となります。
どんな結末を迎えるのでしょうか。


ライブ配信前日の12/10には、TM NETWORK3人で東海ラジオの特番「SFロックステーション「How Crash?」」に出演しました。
こちらradikoで12/17までアーカイブ視聴することができます。
12/17には同番組がニコ生でも放送され、さらにプレミアム会員のみ3人のアフタートークを聞くことができます。


12/10の放送では大した話はありませんでしたが、復活の本当のきっかけは3人のLINEだったとのことです。
そのLINEがいつのことで、どんな内容だったのかはさっぱりわかりませんけど。
小室さんは、今回の復活に当たってはじっくりと考えさせてもらったという感覚だそうです。
デビュー以来こんなにじっくり考えて活動したのは初めてだとのことです。


12/16にも「SFロックステーション」放送されます。
12/10は1時間でしたが、12/16は2時間です。
おそらくこれも、1週間後の12/23にはニコ生でアフタートーク付きで放送するんでしょうか。


12/14には「年忘れ!!歌酔曲vsフォーク 2021」が開催されます。
チケットの販売はもう終わりましたが、多分今回も去年と同様に配信されると思います。


12/18には「TM NETWORK ライブの軌跡 with FANKS!~TMライブ・コロシアム 2021~」がニコ生で放送されます。
12/4には本企画に先立ち、「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票の内容を踏まえて作成された動画がyoutubeにアップされました。
もちろん新出映像は一切ありませんが、1時間以上のボリュームなので、時間つぶしに再生するのはありかもしれません。
内容は以下のようになっています。

「Self Control」(1994「TMN 4001 Days Groove」
「Crazy For You」(1992「EXPO Arena "Crazy 4 You"」
「Loud」(2015「Quit30 Huge Data」
「All-Right All-Night」(1991「Rhythm Red Tour」
「Children of the New Century」(2015「30th Final」
「Get Wild」(1987「Fanks Cry-Max」
「Electric Prophet」(1984「Elecric Prophet」
「Dive Into Your Body」(1989「Camp Fanks!! '89」
「I am」(2012「Incubation Period」
「Dragon The Festival」(1994「TMN 4001 Days Groove」


他にもう一つ、情報があります。
「How Do You Crash It? two」の後に「特報」として宣伝がありました。
過去のライブ映像が順番に流れたので、「TMライブ・コロシアム 2021」の宣伝かなと思ったら、違いました。
以下に画面に映された文字情報を転載します。

TM NETWORK懐かしいライブの記録
数々の”金色の夢”の奇跡が
最新リマスター・サウンドで蘇る!
ソニーミュージック エイベックス 共同企画
TM NETWORK ライブ・サウンド・コレクションCD
2022年2月23日2タイトル同時リリース決定!
最強のセットリストによる夢のステージ
詳細は12月18日(土)ニコ生 TM特番にて発表!
乞うご期待!


どうやら過去のライブ音源を集めたCD2タイトルが2022/2/23にリリースされるようです。
去年の「Gift from Fanks」と同様に、SONY・avexの共同企画です。
先の「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票企画は、本作のリリースと関わるものだったことになります。


企画としてはかつての「TMN COLLOSEUM」と同様のものとなります。
「最強のセットリストによる夢のステージ」というのも、「COLLOSEUM」の「架空のライブステージ」というコンセプトにかぶります。
ニコ生の番組タイトルが「TMライブ・コロシアム 2021」なのも、そのためでしょう。


私としては、あまり歓迎できない企画です。
宣伝文句の中に「未発表ライブ音源」のような文言がまったく見えないからです。
「最新リマスター・サウンド」を強調しているということは、基本的に収録音源はライブBlu-rayなどで商品化済みの音源をリマスターしたものであることを暗示しているように感じられます。


おそらく本作は、「Gift from Fanks」と同様、ほぼすべて既発表音源で構成され、新出音源は2タイトル各1曲ずつという程度に留まる可能性が高いです。
ほぼすべての音源をBlu-ray化しているavexが関与していることを見ても、未発表音源を念頭に置いた企画ではないでしょう。
SONYなら未発表音源はいくらでもあるんですけどねえ…。むしろ未発表音源の方が多いくらいで。


以上がTMに関する情報ですが、ソロ活動についても見ておきましょう。
木根さんは12/4にMusic Birdの「あの頃青春グラフィティ」、小室さんは12/7にTOKYO FM「Blue Ocean」に出演しました。
「あの頃青春グラフィティ」はyoutubeに、放送中のスタジオの動画が3時間フルでアップされています。
木根さん、当初は1時間の出演予定だったのが、結局2時間出演して、パーソナリティと一緒にハガキを読んでいました。


「Blue Ocean」は12/14まで、audeeでカット分のトークも含めてアーカイブにアップされています。
この番組ではパーソナリティの住吉美紀さんがFANKSであることもあり、再起動に至る経緯も含めて色々な話が聞けました。
小室さんがさらりと言ったのは、来年生ライブをやりたいという発言です。
そうですよね! やっぱりそうですよね!


でも来年4/21の記念日ではまだ難しいとのことです。
わざわざこういうことを言ったのは、やはり4/21に何かしたかったからだろうと思います。
しかしコロナ禍の情勢があるので、確実にライブをやれるようになるまで様子を見るということなのでしょう。
んー、早く収まって欲しいなあ。


あと今回の無観客ライブ以前に1984年の「Electric Prophet」でも渋谷PARCOで無観客ライブを行なったことを語っていました(同様の趣旨の発言は12/10の「SFロックステーション」でも)。
たしかにあれは無観客ライブといえばそうですね、
このたび無観客ライブをやるに当たってあのライブを思い出したみたいです。
あまり語られることもないライブなので、この際色々しゃべって欲しいです。


11/28に販売された小室さんの「Hills Roppongi」のNFTデータについて、12/12に「Hills Roppongi #4」落札者のしーまねさんとその友人によって公開されました。
このような形で公開してもらえると、購入できなかった者にとっても嬉しいですね。


小室さんは観月ありささんの「Too Shy Shy Boy!」新アレンジを作ったそうです。
これは12/27から観月さん主演で放送される「奪い愛、高校教師」のテーマソングとして使われます。
イロモノドラマの枠ですが、まあまあ注目もされるシリーズなので、それなりに広く聞いてもらえるかもしれません。


12/10の小室さんの「TK Friday」は、私は見ることができませんでしたが、会員の方々と電話でお話というラジオ番組みたいな企画をやっていたそうです。
番組の最初と最後には、「Hit Factory」版の「Resistance」「Dreams of Christmas」を歌ってくれたとのことです。
くそっ。聞きたかった。


12/11には小室さんが「シンセフェスタ」に出演して、トークセッションを行ないました。
配信も行なわれましたが、私はこちらはチェックしていません。
配信チケットを買えば、12/19まではアーカイブ動画を見ることができるようです。


ソロ活動については他にも話題がありますが、前回触れたものを改めて繰り返すのは煩雑なので省きます。


以上、「How Do You Crash It? two」のレポートと、近況のまとめでした。
多分今月中に、もう一回くらいは更新すると思います。
いろんなことがあって皆さんも混乱しているかもしれないので、今月のTMイベントを最後に整理しておきますね。

・12/3「How Do You Crash It? two」の配信告知
・12/4「TMライブ・コロシアム 2021」の事前コンテンツ配信
・12/4木根「あの頃青春グラフィティ」出演
・12/7小室「Blue Ocean」出演
・12/10「SFロックステーション」放送
・12/11小室「シンセフェスタ2021」出演
・12/11「How Do You Crash It? two」配信
・12/14「年忘れ!!歌酔曲vsフォーク 2021」開催
・12/16「SFロックステーション」放送
・12/17「SFロックステーション」(12/10)のアフタートーク付き放送
・12/18「TMライブ・コロシアム 2021」放送
・12/23?「SFロックステーション」(12/16)のアフタートーク付き放送
・12/31木根「ALT●REC」開催

TM NETWORK How Do You Crash It? two AFTER PAMPHLET (リットーミュージック)
TM NETWORK How Do You Crash It? two AFTER PAMPHLET (リットーミュージック)

さあ!How Do You Crash It? twoへ向けて!

12/3にTM待望の復活第2弾配信ライブ「How Do You Crash It? two」の情報が出ました。
12/11(土)の21時から有料配信され、12/19(日)の23:59までアーカイブで閲覧できます。


「How Do You Crash It? one」の時のケースも考えると、配信月第1週の金曜日18時に告知し、翌週の土曜の21時か翌々週の日曜まで配信するというパターンのようです。
となると、次の「How Do You Crash It? three」は2022/2/4(金)の18時に告知し、2/12(土)の21時から2/20(日)まで配信されるのでしょうか。


今回のライブの詳細はウツ・木根オフィシャルサイトおよびTetsuya Komuro Studio中で告知されています。
以下にコピーしておきます。

6年ぶりに再起動したTM NETWORK。ファーストステップとなった10月の配信ライブは、SNSでも絶賛され、「GET WILD」に至っては神バージョンと熱狂的に歓迎された。当然、12月に配信される『How Do You Crash It?two』(以下two)への期待も高まっている。
前回のライブを引き継ぐtwoは、1曲目から意味深だ。2015年のコンサート『30th FINAL』をご覧になった方々なら、時を越え、あのときの感動が甦るだろう。また、80年代のTM NETWORKを知る方々なら、これ名曲!と涙すること間違いない。たとえば「BEYOND THE TIME」や「Come On Let’s Dance」など…、
小室哲哉は言う。「one(1回目の配信ライブ)に日本語サブタイトルをつけるなら再会か再起動ですかね。twoは分断ということになるのかもしれません」。早くも分断!? 真意は12月11日(土)21:00からの配信を待つしかない。
現在、さまざまな配信ライブがある。ステージをありのまま収録したもの、アコースティックなアレンジに特化したもの、無観客ならではの演出に凝ったもの…。しかし、TM NETWORKはいずれにも属さない。SF色が強いライブとサイバーパンクなストーリー。TM NETWORKとは何者か?その答えがtwoにある。


この文章を見るに、今回のオープニングは「30th Final」と関わるのでしょうか。
「30th Final」のラストで演奏した「Fool On The Planet」で始まるとか?
またはファンに託したバトンを回収するとか?
小室さんによれば、前回のテーマが「再会」「再起動」とすると、今回のテーマは「分断」とのことです。
いったいどういうことでしょうか。


オフィシャルサイトやtwitter・youtube等では52秒のティザー映像も出ています
小室さんが夜の街にいるシーンがありますが、前回小室さんが昼の街で少女に出会って終わったやつの続きでしょうか。


ライブの舞台や3人の風貌は「How Do You Crash It? one」と同じようで、同時に撮影したものと見てよさそうです。
ということは「How Do You Crash It? three」も含めて、8月に一括で撮影していたのでしょう。


衣装は「the beginning of the end」で上着の下に着ていたものです。
「How Do You Crash It? one」では「the beginning of the end」の時の上着を着ていましたので、一応違うものになりますが、宇宙船の中という設定は一貫しているのだと思います。


演奏シーンで流れる曲は順番に、「Come on Let's Dance 2014」「Time To Count Down」「Love Train」「Beyond The Time」です。
今回はヒットメドレー的な内容になるんでしょうか。
前回と同じく8~9曲程度ならば、あと4~5曲あるはずです。
「How Crash?」もやるんでしょうけど、今回は最後までやるかな?


なお12/3の「TK Friday」では「Time To Count Down」はやらないと言っていたんですが、どういうことでしょうか。
ティザーの映像はイントロだけなので、もしかしたら歌の部分はやらないのかもしれません。


さらにこれと連動して12/10と12/16には、去年の年末と同じく3人で「SFロックステーション」を放送します。
12/10は1時間、12/16は2時間放送されます。
12/10放送分は「How Crash?」と題されており、木根さんのサイトでは「プラス特番」とされています。
メインは12/16ということでしょう。


この番組では、配信ライブや「How Crash?」について語ってくれるそうです。
これはまた、radikoプレミアムに入会しないといけないやつか…。
TMのオフィシャルtwitterには収録時と思われる3人の写真がアップされており、収録はすでに済んでいるようです。


なお12/3の「TK Friday」で、TM3人のゲリララジオをTetsuya Komuro Studioで流すとの告知がありました。
12/3の23:30~24:00頃の予定とのことです(もはや全然「ゲリラ」じゃないですけど)。
「録ってきた」と言っているので、もしかしたら「SFロックステーション」の時などについでに録ったのかもしれません。
ゴールド会員(月額3000円)限定なので、スタンダード会員の私は聞くことができないのですが、本当にただの雑談のようです。


小室さんのインスタグラムでは、11/19に「劇伴制作中です」のコメントとともに、効果音ぽい音が流れる動画がアップされました。
動画にはTMの「How Crash?」の楽譜が映っており、おそらく「How Do You Crash It? two」に入れる効果音を制作しているのだろうと思います。


さらに11/17には「TMのコーラスの仕上げを!」のコメントが上がっています。
これはスタジオ版「How Crash?」の音源でしょうか。


「How Do You Crash It? one」のアフターパンフレットの郵送も始まりました。
私は11/27に受け取りました。
さて、どんな新情報が…と思ってめくってみたら、うん、今回は純粋な写真集なんですね。
まあ、そういう趣旨の本ですよね(パタン)。


「How Do You Crash It? two」の後には、12/14に「年忘れ!!歌酔曲vsフォーク2021」が控えています。
そういえばウツは例年年末にディナーショーを開催していましたが、今年は告知がありません。
今後年末企画は「歌酔曲vsフォーク」に収斂させる計画なのでしょうか。


otonanoのサイトで行なわれている「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票企画は11/30に終わりました。
この投票結果の発表企画「TM NETWORK ライブの軌跡 with FANKS! ~TMライブ・コロシアム 2021~」が、12/18の19:00からニコ生で放送されます。
おそらく投票結果を踏まえた商品の発表も行なわれるのでしょう。
MCとしてはクラムボンのミトさんと住吉美紀さん、解説者としてはふくりゅうさんが出演します。
2月の「Tetsuya Komuro Music Festival」と同じ顔触れです。


また本放送に先立ち、12/4からはotonanoのサイトで事前コンテンツ配信を行なうそうです。
ランキングに入る見込みの曲の映像を一部流すということでしょうか。
どうせすでに商品化されている映像を並べ直したものでしょうから、別にどうということもないですけども。


なおニコ生特番MCの住吉さんがパーソナリティを務めるTOKYO FMの「Blue Ocean」には、12/7に小室さんがゲスト出演します。


ソロでは、ウツの「U Mix」が11/20・21のZepp Tokyo公演を以てすべて終わり、小室さんのソロライブ「Tetsuya Komuro Rebooting 1.0」が11/26・27に各2公演ずつ、計4公演開催されました。
なおZepp Tokyoは年末で閉館となるので、これがウツ最後のZepp Tokyo公演となります。


ウツのZepp Tokyoの2公演はニコ生でも配信されたので、私も11/21は視聴しました。
他に10/31のZepp Namba公演も現地参加してきました。
当初は参加するつもりはなかったのですが、今回は前半にTM曲を多く盛り込んでいたという情報を得、しかも2曲目が「Tomorrow Made New」と聞いたことから、急遽大阪のチケットを取ることにしました。
だってこの曲、絶対もうメンバーが音楽活動をやめるまで演奏することないじゃないですか…。


今回のツアーではシンセのnishi-kenさんの他に、ヴァイオリンのNAOTOさん(一部公演では門脇大輔さん)をサポートに迎えました。
ウツが、ギタリスト1人だけをサポートとして行なった沢田研二さんのライブを見て、思いついたそうです。


ウツは2016・17年にT.UTU with The Bandのツアーを行なった後、2018・19年にはシンセ3人+ギターの「Tour Thanatos」「Dragon The Carnival」など、通常のバンド形式にこだわらないライブを意図的に行なっています。
機材の発達によってドラムやギターをシンセでもある程度再現できるようになったことが背景にあるのかもしれませんが、奇しくも最近のTM NETWORKが、「How Do You Crash It?」で3人のみのライブを試みているのと軌を一にしているように見えます。
まあサポートを雇う予算を切り詰めているということなのかもしれませんが。


今回のセットリストは、TM・ソロ・U_WAVEの楽曲を縦横に組み合わせつつ、定番曲に頼ることなく盛り上がる内容となっており、よくできていると感心しました。
「Rag Doll」「Rolling around」とかのマイナー曲で終盤を盛り上げるなんて、ウツやるなあと思いました。
TMでもこんな感じでやって欲しいものです。
「Maria Club」「Faire La Vise」「World's End」で締めるとか、それくらいのを!


ライブでは去年の「SPIN OFF T-Mue-needs」と同様に、中盤で10分のインターミッションが入りました。
インターミッションを挟んで前半はTM曲や小室曲が多く演奏され、後半はソロ・U_WAVEから盛り上がる曲を並べた構成です。


前半はしっとりとした曲が多く、ヴァイオリンを効果的に組み合わせたアレンジになっていました。
特に「discovery」「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」「The Theory」などは、ヴァイオリンを入れてみたいと思って選んだのでしょう。
逆に後半は必ずしもヴァイオリンを入れなくても、普通のバンドでもいいんじゃないかと感じました。


今回は個人的に好きな「discovery」を初めて生で聞けたのは嬉しかったです。
こちらはバラードへと大幅にアレンジされていました。
小室さん作曲ということでこれを準TM曲として扱ってよいのならば、今回のツアーでは、1曲目の「Trouble in Heaven」の後、2曲目「Tomorrow Made New」からは、「discovery」「Sad Emotion」「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」からヴァイオリンソロ(「CAROL (Carol's Theme Ⅱ)」「Just One Victory」)まで、ずっとTMターンでした。


さらに以前触れましたが、アンコールの「Eternal Date」では、「Tour TMN EXPO」「Don't Let Me Cry」で使われたサンプリングフレーズが援用されていました。
nishi-kenさん、当時からステージでやってみたかったんでしょうね!


今回の(私的)目玉曲の「Tomorrow Made New」は、ギターパートの一部をヴァイオリンが担当しました。
Aメロの後の印象的なギターのフレーズもヴァイオリンです。
この曲ではウツがベース、nishi-kenさんがドラムを担当し、NAOTOさん(または門脇さん)がヴァイオリンに加えて一部のシンセも担当していました。


シンセやギターの音はほとんどハードディスクから再生されていたのですが、そこはドラムをデータにして、nishi-kenはシンセやればよくない?と感じました。
間奏の見せ場のシンセは、やっぱハードディスク音源ではなく生演奏で聞きたかったなあ…と思います。
まあでも、この曲が演奏される日が来るなんて、普段からネタでは言っていても本気では思っていなかったから(とか書くと、ある方に怒られそうですが)、演奏してくれただけでもありがたかったです。


「Sad Emotion」「Spin Off from TM 2007」以来の演奏となります。
これもTMでやって欲しいです。
なおこの曲、ツアーの途中でイントロにアレンジが加えられるようになりました。


「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」は、「Quit30」収録の「CAROL 2014」に準拠しています。
「CAROL 2014」「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」はオリジナルよりもストリングスの音が前面に出ていたため、ウツはこれを生で再現しようとしたのだと思います。
「Quit30」のCD音源のストリングス音はシンセのようですが、今回はそれが生で実現したわけです。


「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」の後はNAOTOさん(門脇さん)のヴァイオリンソロでしたが、ここでも「CAROL (Carol's Theme Ⅱ)」「Just One Victory」が演奏され、今回は意外と「CAROL」尽くしのライブとなりました。


TMのCD音源にはブラスやストリングスが入っている曲は結構多く、「CAROL」組曲なんかはその代表例ですが、考えてみればTMのライブではシンセ・ギター・ベース・ドラム以外の楽器が用いられることはほぼなく(昔はドラなんてのがありましたが)、必要な場合はサンプリングで処理されていました。
今回はあくまでもウツのソロライブでしたが、いろんな生楽器を入れたライブを試みることは、TMで考えても良いかなとは思います。


たとえばホーンセクションを入れて「イパネマ'84」「Twinkle Night」「Nervous」「Come on Let's Dance」「雨に誓って」「Fighting」「Here, There & Everywhere」「Human System」「Dawn Valley」「This Night」をやるライブなんて、楽しいかもしれません。
小室さんもツアーを見に行って、ヴァイオリンの音がきれいだったと言って感激していましたし、そういえば木根さんも30thの後、将来「Here, There & Everywhere」を演奏する時のためにサックスの練習をしているとか言っていました。


今回のウツのライブを見て感じたこととして、一つネガティブなことを言えば、体力面での限界があります。
今回はライブの時間は、全部で1時間45分程度で、これまでギリギリ守ってきた2時間の枠を切ってしまいました。
しかも10分のインターミッションを入れた上でこの時間です。
アンコール待ちの時間なども考えれば、実質的には1時間半くらいの上演時間となります。


また音程は相変わらずよく取れていたのですが、しばしば発声が不安定になるところがありました。
去年までウツの歌がこんな頻度で不安定になった記憶はないので、驚きました。


ウツはツアー中に64歳の誕生日を迎えましたから、体力の低下は年齢的に仕方ないことではありますが、「それゆけ!!歌酔曲」のようなスタイルならともかくとして、立ちながら歌う生のフルライブはそろそろ限界のようにも感じます。
今回ライブ前半でアップテンポな曲がほとんど演奏されなかったのも、体力の消耗を考慮してのものでしょう。
今回はインターミッションやNAOTOさん(門脇さん)・nishi-kenさんのソロの時間を入れて休憩時間を確保するなど、色々と工夫を施してライブを完遂しましたが、我々の見えないところで色々な制約が加わってきていることは間違いないと思います。


ここ最近ウツが小室さんに積極的に、周年とか考えずTMやれる時にやろうと言っていたのも、TMのライブを満足に行なうことが可能な時間があまり残っていないことを自覚してのことだろうと思います。
ウツはもしかしたら、2024年の40周年まで続けられない可能性も考えているのではないでしょうか。


そう考えると、今回TMの復活を生ライブではなく配信ライブで行なったのも、小室さん側の事情だけではなく、ウツ側の事情もある可能性があります。
記念すべき復活ライブで万全な状態の歌唱を披露するためには、配信の方が安全という判断があったのかもしれません。


以前書きましたが、小室さんは、TMは年齢の面からも今回が最後になると思うと発言しています。
今回のTM復活に当たり、生ライブは必ず開催されるでしょうが、30周年ライブほど充実したものにすることができるかは未知数です。
30周年でもホールツアーでがんばった結果、最後のアリーナライブ前にウツが体を壊して、十分なコンディションで締めることができなくなったという経緯がありますので、抑え目の活動になるんじゃないかなと予想しています。
ここらへんはある程度覚悟しておく必要がありそうです。


ついで小室さんの「Rebooting 1.0」について、私は26日第2部公演に参加してきました。
私にとっては「TM NETWORK 30th Final」以来、6年8ヶ月ぶりの生小室哲哉でした。
また27日第2部公演も配信されたので、そちらも見ました(配信動画は12/4までアーカイブ公開しています)。
さらにふくりゅうさんが、26日第1部のレポートを公開しています。
27日第1部だけは内容が分かりませんが、以下では配信された27日第2部公演を中心にコメントしてみます。


ライブの1曲目は、「Jazzy Token」収録の「Traffic Jam」でした。
大変集中力を使いそうな曲で、だからこそ一番体力がある最初に演奏したんでしょうか。
本ライブでは「Jazzy Token」の曲はこれだけでした。


私としても、以前から小室さんのジャズは聞いてみたかったところです。
正直、こういう曲だとミスタッチが目立っちゃうなあとは思いましたが、まあそこを含めての小室ということで!
肝心の「Jazzy Token」は購入しないのにアレですが、とても素敵な曲だと思います。
会場を一気に温めてくれました。


その後は1曲演奏するごとに、小室さんが緩いトークを挟みます。
今回のライブは自分のこれまでのおさらいをしてみるという趣旨だったようで、80年代から90年代のいろんな時期の曲を演奏しました。
提供曲では宮沢りえ「My Kick Heart」を、なんとボーカル入りで!、ピアノ演奏してくれました。
間奏では少し「I'm Proud」のフレーズを入れていました。


演奏後のトークでは、最近リリースされたRoland JD-08から昔のJD-800の音を出して、昔TMNのツアー本番のオープニングの合図としてこの音を使っていたことを話しました。
商品化されているものでは、「EXPO Arena "Crazy 4 You"」のオープニングのやつですね。
あれ、JD-800だったんだ!


続いて舞台「マドモアゼル・モーツァルト」の話題。
舞台を見に行ったら、「モーツァルト以外の曲もいいな。 誰の曲だろう」と思ったと、自画自賛トークをしていました。


その後は「Mademoiselle Mozart」の組曲を演奏します。
26日第2部は「マドモアゼル・モーツァルトのテーマ」「ある音楽家へのエピタフ」「Love」の一部を演奏し、最後は「マドモアゼル・モーツァルトのテーマ」の終わりの部分から「トルコ行進曲」につなげて締めました。
27日第2部は「トルコ行進曲」「永遠と名づけてデイドリーム」に変わりました。


これが最高の演奏だったかと言われるとうーんとなるんですが、私としてはこの曲を演奏する小室さんを見られるだけで幸福でした。
そうだよなあ…このサウンドトラック大好きで、当時何度も聞いたんだよなあ…。
なんかこの曲の演奏を聞いた時は、とてもグッとくるものがありました。


次は渡辺美里さんへの楽曲提供の思い出を語り、「My Revolution」「Teenage Walk」のメドレーを演奏しました。
26日第2部は「My Revolution」で始まり、最後だけ「Teenage Walk」になりましたが、27日第2部はイントロも「Teenage Walk」でした。
なお26日第1部では、「My Revolution」の前に「Never End」「Route246」が演奏されたそうです。


次は安室奈美恵さんのアルバム「Sweet 19 Blues」の思い出。
アルバムの締め方が素晴らしいプロデュースワークだったと、またも自画自賛。
半ば冗談ぽく言っていましたが、過去の自分に自信が持てるようになったのは、本当に良かったなあと思います。
実際に素晴らしい作品を作ってきたわけですし、そこは素直に受け入れてほしいです。
演奏は「Sweet 19 Blues」「Can You Celebrate?」のメドレーでした。


ついでロンドンで「CAROL」を作った頃の思い出を語り、「CAROL」組曲を演奏します。
「A Day in the Girl's Life」「CAROL (Carol's ThemⅠ)」「Just One Victory」の3曲でした。
26日第2部では、「Just One Victory」の演奏中にステージ背後の幕を上げ、六本木の夜景を見せてくれました。


この後、26日第1部では「Departures」を演奏したそうです。
後で触れる27日第2部アンコールと同様に、ピアノでの演奏でしょうか。
26日第2部・27日第2部では、ここでは「Departures」の演奏はありませんでした。


次は「Running To Horizon」
「Dive Into Your Body」と一緒に作ってどちらをTMで使うかメンバーと相談した話が語られました。
今回は今年配信した新アレンジ「206 Mix」での演奏となり、ジャズ風のフレーズをハードディスク音源の上に加えていました。


なお小室さん、この曲では歌を披露したのですが、加齢のせいで全部歌えないので、歌えるところだけ歌うことにすると宣言しました。
(キーを下げると「Get Wild」と同じになってしまうとか)
実際に小室さんは「眠れない午前2時」「銀色のドアを見つけ出せ」の部分とサビだけを歌いました。
「TK Friday」での発言によると、どうしても「眠れない午前2時」だけは歌いたかったそうです(謎)。


この後は26日と27日で少し違い、27日第2部のみ安室奈美恵「Never End」が演奏されました。
26日第2部で「Just One Victory」の時に挙げられたステージ背後の幕は、27日にはこの曲に入るところで上げられたようです。


その後は26日第2部・27日第2部ともに、ピアノでglobeメドレーです。
演奏曲は「Feel Like Dance」「Precious Memories」「Departures」でした。
27日第2部ではここで小室さんが退場しましたが、26日第2部はさらに「天と地と」が演奏されました。
「There will be always heaven and earth forever」の部分だけは小室さんの歌が入りました。
私としてはこれを生で聞けたのは、得した気分です。


小室さんの退場後、終演のお知らせが入りますが、27日はアンコールが鳴りやみませんでした。
そんな中、配信は一端終了したのですが、まもなく再開しました。
小室さんが再度出てきたのです。


アンコールは本当に予定していなかったようなのですが、観客の要望に応えてあと一曲だけピアノを演奏しに来てくれました。
曲は「Departures」です。


当初公演時間は70分と告知されていましたが、27日第2部はアンコール後の小室さん退場まで、実に95分ほどになりました。
もうウツのライブとほとんど変わりませんね。
ご本人もやる気だったのだと思います。
小室さん、ありがとうございました!


なお26日第1部では、ライブ本編は「Running To Horizon」で終わり、アンコールで「Feel Like Dance」が演奏されたそうです。
もしかしたらアンコールは26日第2部・27日第2部のglobeメドレーと同様に、「Precious Memories」も含んでいたのかもしれません。


さて、27日公演の中で告知されましたが、来年1月にも次の小室さんのビルボードライブが開催されます。
小室さん、今回手ごたえを感じたのでしょうか。
2回目なのでタイトルは「Rebooting 2.0」とかになるのかと思いきや、「HIT FACTORY #1」だそうです。
また次に続くことをにおわせるタイトルですが、どうせその次も「#2」にはならないような気がします。


スケジュールは、1/8がBillboard Live Osaka、1/21・22・23がBillboard Live Tokyoで、各日2公演です。
チケットは今回も、Tetsuya Komuro Studio会員向けに優先販売された後、Billboard Live会員向けに販売され、さらにその後に一般販売されます。
ただ今回は東京公演だけで6公演もあるので、席にこだわらなければ一般でもチケットは取れるような気がします(わかんないけど)。
それにまた最終公演は配信されるかなあと予想しています。


またこちらはTetsuya Komuro Studioの会員限定ですが、小室さん誕生日の11/27に、小室さんのジャズアルバム「Jazzy Token」の通販受付が始まりました。
アナログ盤で、A面4曲、B面5曲収録です。


小室さんのinstaramやtwitterに宣伝が貼られていますが、非会員はこのアルバムを買えません(なお宣伝に使われている曲は「Traffic Jam」)。
限定商品情報を出してTetsuya Komuro Studioの会員を集めようとしているのだと思いますが、宣伝には(多分意図的に)値段を書いていません。
実はこの商品、消費税・送料・梱包料含めて、なんと11884円です。
すげー! 高!


ということで、アルバム購入のために入会を考えている方は、じっくりお考えください。
しかしもはや小室さんと熱心なファンの間のチキンレースの様相を呈していますね。


あと私もですが、アナログ盤の再生環境がない方も多いと思います。
Tetsuya Komuro Studioではそんな方のために、後日TK仕様のレコードプレイヤーを100台限定で販売する予定とのことです。
うーん、そんなことはどうでもいいから、音源を配信してくんないかなあ…。


2021/12/11には、銀座のPLUSTOKYOで開催される「シンセフェスタ2021」に、小室さんが出演します。
小室さんの出番は13:15~14:00の「ヤマハミュージックジャパン Presents “BEHIND THE SYNTHS” ヤマハシンセ トークセッション」です。
演奏はないか、あっても最後に1曲くらいでしょうか。
こちらは有料配信も行なわれます。


楽曲リリース情報では、以前も触れたLynx Eyesの「#ALL FRIENDS」2022/1/5にリリースされることが発表されました(興味がなかったのでチェックしていなかったのですが、先月初めには発表されていたみたいです)。
カップリングには「EZ Do Dance」「Love again」のカヴァーも入ります。


復帰後の小室さんの提供曲の商品化は、去年の「Route 246」「Dreamed a Dream」に続く3作目となります。
CDシングルで小室さんの楽曲がリリースされるのは、実は復帰後初めてな気がします(「Route 246」「Dreamed a Dream」はデジタルシングルだったので)。


小室さんの作品「Hills Roppongi #1~5」の.muraでのオークションが、11/28に終わりました。
落札価格は、「#1」が50万円、「#2」が31万円、「#3」が29万円、「#4」が25万円、「#5」が40万円でした。
購入者はこれらの商品化は認められないそうですが、youtubeで公開し収益を得ることは認めるとのことです(随分と制限された権利です)。
これらの音源を今後我々が聞くことができるようになるか否かは、購入者の意向次第ということになります。


小室さんの「TK Friday」では、11/19は小室さんが.muraの山口哲一さんを迎え、NFTの解説を行ないました。
なお前回までこのブログでは、毎週金曜日配信の番組を「Tetsuya Komuro Studio」と呼んでいましたが、これはfanicon上のチャンネル名で、その中で定期配信される番組のタイトルは「TK Friday」のようなので、今回からはそのように表記することにします。


11/26の「TK Friday」は、「Rebooting 1.0」が20時半まで行なわれたため、普段と時間を変えて23:30から、小室さんの誕生日に向けてカウントダウン配信を行ないました。
ゲストはMarc Pantherさんで、終電で小室さんのスタジオに来てくれました(前日に小室さんから言われた模様)。
小室さん、この日の2本のライブで疲れていたようで、概してテンションが低めでした。


なおこの日は木根さんから小室さんに向けてバースデーメッセージの動画が送られました。
人生の先輩として、健康のためによく食べて寝るようにとのアドバイスです。
年相応のメッセージです(笑)。
このメッセージ動画は、Tetsuya Komuro Studioに「木根劇場」とのタイトルでアップされています。
(「劇場」とあるのは、「TK Friday」内で明かされた最近のエピソードの再現パフォーマンスで始まるからですが、そっちの内容は言及しないでおきます)


12/3も「弾きすぎて疲れて」ということで、結構テンションは低めでした。
「Rebooting 1.0」の話を中心に、告知をずっと行なっていました。
オープニングは「Nights of the Knife」でした。
この曲は聞くとTMロスの気持ちになるという話をファンから聞くらしいのですが、小室さんは「なんてことはないですよ。普通に良い曲として聞けば」「全然トラウマじゃないですよ」「泣いたり笑ったり、健康にいいじゃないですか」とか、軽く言っていました。
お前が言うことか?とも思いましたが、まあ本人としては過去の1曲として聞いてほしいということなんでしょう。


エンディングの曲は用意しておらず、視聴者からダラダラとリクエストを募っていました。
少しナイスだったのは「Kimono Beat」のリクエストで、少し即興で弾いてくれました。
また途中で「This Night」の話でも出て、「あれいいですよね、アレンジが」と言って、やはり少しだけ弾いてくれました。
おお、この曲を思い出してくれましたか! TMのライブでやってよ! この曲聞きたいよ!
他に「愛撫」なども即興でちょっとやってくれましたが、最後は「Christmas Chorus」で締めました。


木根さんは11/20に、TBSラジオの「ナイツのちゃきちゃき大放送」に出演しました。
なんか木根さん、TMの配信ライブは全部収録が終わっているみたいなことをさらりと言っていました。


木根さんのグッズCD「R1」「R2」に続く「R3」の発売が発表されました。
12/9より木根さんのオフィシャルサイトで予約を受け付けます。
これが「Rシリーズ最終章」らしいです。
「R3」と言うからには今年中に出さないと理屈に合いませんが、年内に間に合うんでしょうか?


収録曲は6曲で、これまででもっとも多いボリュームになっています。
今回のファンサービス曲は、SPEEDWAYのセルフカヴァー「彼方より」です。
また「Rainy day」という曲は「高校時代の作品」とのこと。
もしかしたらおんざろっく時代の「雨の詩」でしょうか。
なお作詞者は「れんが坂46」となっており、誰の詞なのか分かりません。


さらに12/31に大手町三井ホールで、公開レコーディングライブ「ALT●REC」を開催します。
「感染症の影響でソロライブを自粛して来た木根尚登がいよいよ“REBOOT”」とのことです。
このライブはオフィシャルサイトの説明によれば、
コンサート会場にレコーディングスタジオをそっくりそのまま再現し、アルバムレコーディング現場をライブ形式でファンの皆さんに公開、収録した曲を2022年にCDとしてリリースします!

というものらしいです。
弾き語りが中心なので、一発録りレコーディングもできるんでしょうね。
こちらのチケットも、「R3」と同じく12/9からオフィシャルサイトで販売されます。


ウツ関連では、12/1に2019年分のMagnetica会報(93~95号)の電子書籍版が発売になりました
880円です。


以上、非常に長い近況整理となってしまいましたが、「How Do You Crash It? two」の前までに全部処理しておきたかったので、まとめておきました。
次回の更新は、TMのライブ配信後となります。
その時また!

TM NETWORK How Do You Crash It? one AFTER PAMPHLET (リットーミュージック)
TM NETWORK How Do You Crash It? one AFTER PAMPHLET (リットーミュージック)

7-46 2008~09年の木根ソロ + 第七部完

「How Do You Crash It? one」のアフターパンフレットの発売が、11/27に迫ってきました。
この前後の11/26・27には、小室さんのソロライブ「Tetsuya Komuro Rebooting 1.0」が4公演開催されます(私は26日の夜公演に参加してきます)。
なお「Rebooting 1.0」の最終公演は、e+の配信サービスStreaming+で配信されます(12/4まで)。
さらに「Tetsuya Komuro Studio」会員限定ですが、小室さんのソロアルバム「Jazzy Token」も同じ頃にリリースされる見込みです(「22日の週」=11/22~28)。


11/27は小室さんの誕生日に当たりますが、この辺りにいろんなものが固められてきた印象です。
おそらくTMの配信ライブ第2段「How Do You Crash It? two」の告知も、この頃に行なわれるのでしょう。
なお11/26の「Tetsuya Komuro Studio」は20時過ぎまで「Rebooting 1.0」があり、普段通りの21時からの放送は難しいということで、23時か23時半頃から誕生日の0時に向けて、カウントダウン配信を行なうことにするそうです。


TM関係のイベントとしては、12/14の「年忘れ!! 歌酔曲vsフォーク 2021」も控えています。
チケットの一般発売は11/27です(ウツFC会員先行予約受付はすでに完了、ぴあ・e+では11/17まで一般先行受付中)。


「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票の締切も、11/30に迫ってきました。
もしかしたら投票結果発表および新商品情報は、「How Do You Crash It? two」配信に合わせて発表され、発売日は「How Do You Crash It? three」の配信日近くに設定されるのかもしれません。


私は前回のブログ更新後、10/31にウツの「U Mix」のZepp Namba公演に行ってきました。
やはりヴァイオリンの音は、ニコ生でパソコンを通じて見るよりも、現場で聞いた方が良いなと感じました。
このツアーはまだ開催中なので、最終公演が終わった段階でまた言及しようと思います。
なおファイナルの11/20・21のZepp Tokyo公演は、ニコ生で配信が行なわれます


木根さんは、11/5にbayfm78の「KISS & SMILE」のDJを務めました。
こちらは森口博子さんが普段はDJを務めているのですが、急用により代役を務めることになったものです。
また11/7には、FM大阪の「あわじ感動!音楽島」に出演しました。
こちらでは小室さんも電話で少しだけ登場しました。
11/20にはTBSラジオの「ナイツのちゃきちゃき大放送」の「TOKYOよもやま話」のコーナに出演する予定です。


小室さんは11/12に.muraのサイトで「Hills Roppongi」という楽曲のNFTデータを「#1」から「#5」まで売りに出しました。
楽曲に映像イメージを付けたもので、曲は「#4」「#5」が先日の「Innovation World Festa 2021」で即興制作されたもの、その他はスタジオで作ったものとのことです。
「Hills Roppongi」という曲名は、同イベントの会場である六本木ヒルズアリーナに因んでいます)
販売はオークション形式で、11/28まで入札可能です。


今回のNFTデータ販売は、リスナーが購入することを想定したものではなく、youtubeなどで公開し収益化する権利を認めるもののようです。
(正直よく分かっていないのですが)
新たな形での音楽ビジネスというところでしょうが、うまくいくのでしょうか。
私としては、最終的に普通に聞けるようになれば、特に思うところはないです。


11/12には小室さんが「地球OS書き換えプロジェクト2021」のトークセッションに参加しました。
このイベント、去年も参加していましたね。


小室さんのファンコミュニティ「Tetsuya Komuro Studio」では、10/29・11/5・12に配信が行なわれました。
10/29は浅倉さんがゲストで、約3年ぶりのPANDORAでの出演となりました。
番組内では2人で「Be The One」の演奏が行なわれました。
最後は「Open Your Heart」(または「Opera Night」)を演奏しました。


11/5にはチャンネル内で、TM3人でのゲリララジオを配信する計画が明かされました。
配信は「1ヶ月以内」を考えているとのことなので、11月末から12月初頭に行なわれるのでしょう。
「How Do You Crash It? two」に先立って行なうという感じでしょうか。
ただ視聴はゴールド会員(会費3ヶ月9000円)の限定となるようです。
番組の最後には、「Love Train」を演奏しました。


11/12には「Jazzy Token」の宣伝も行なわれました。
faniconのアカウントの中で「Starting Over」として公開されていた楽曲が「traffic jam」というタイトルで収録されるとのことです。


さて、いよいよ本題に入るところですが、今回で長かった第7部は終わりになります。
これまで第1~6部では、各記事を最後まで書いた後に、一回を使ってまとめを書くことにしていました。
第7部の記事は今回で最後となるので、本来は次回で第7部のまとめを行なうことになります。


ところが10月に、TM NETWORKが復活しました。
現在皆さんの関心はこちらに向けられていると思われ、第7部がどうとか言っている場合じゃなくなっているのですが、かといってあと少しで終わる第7部を中断するのも、なんとも中途半端です。


そこで本ブログでは近況の整理とともに、第7部を急いで年内に終わらせる方針を取ることにしましたが、今回の更新後は年末までTM関連のイベントが目白押しになります。
多分タイミングから見て、年明けまでは通常記事を書く余裕がありません。
もしも来年になって第7部のまとめを書いても、もう印象が薄すぎて、何言ってんの?て感じになりそうな雰囲気が満ち満ちています。
そこで、幸い今回の第7部最後の記事は普段より分量が少ないこともあり、この際第7部のまとめも一緒に書いてしまおうと考えました。


ただ本ブログでは、冒頭の近況整理と、過去の歴史を整理した本編では、文体を変えてあります。
そしてこれまで第1~6部のまとめは、近況整理の文体で書いてきました。
本来ならば近況→第7部最後の記事→第7部まとめと書くのが筋なのですが、この順番で書くと文体が何度も変わってすわりが悪くなります。
そこで変則的ではありますが、今回は近況→まとめ→第7部記事の順番で書くことにします。


ではまず、第7部まとめから入りますね。

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本ブログ第7部は、2001~09年の足かけ9年間という、これまででもっとも長い期間を扱うセクションとなりました。
全46章というのも、これまでで最多です(今までは第4部の37章が最多)。
おまけに執筆ペースも遅かったため、2018/3/4から書き始めて、実に3年8ヶ月以上の執筆期間となりました。
あらゆる意味で、これまで書いてきたどのセクションよりも長くなったということができます。


そういえば第7部は、本来は2018年1月から始めるつもりだったのが、小室さんの引退宣言という大事件があったため、少し遅らせて始めました。
いわば現実が最悪な中で、過去の最悪な時期の記事を書き始めたわけで、そういう意味でもなかなかヘビーでした。
しかしちんたら書いていた結果、最後はTMの復活という超吉報とともに終えられたわけで、人生そう捨てたもんじゃありませんね(?)。


第7部の期間に、TMの3人は吉本に移籍しました。
そして専属契約が解除された後も、TM作品は第7部を通じてよしもとR&Cからリリースされ続けました。
レコード会社について言えば、これまで扱った第6部までがSONY時代とすれば、第7部は吉本時代ということもできます。
(第6部で扱った2000年のTM作品はインディーズレーベルROJAMからリリースされましたが、この時期も3人の専属契約先はSONYです)


第7部で扱った時期の内で、実際にTMが動いていたのは2002年10~11月、2003年9月~2004年6月、2007年11月~2008年5月の19ヶ月(約1年半)に過ぎず、他に活動に先立っての準備期間もあったものの、3人は大半の期間、TM以外の活動を行なっていました。
しかしそれぞれのソロ活動もTMの動向に影響したりするため、浅くではあっても一通りソロの動向に触れたり、活動に至る経緯を推測したりしていたところ、全体としてとっても冗長になってしまいました。


ただ、もしもTMの活動だけに絞って書くと、内容があまりにも断片的になってしまい、活動の流れが分からなくなってしまうため、結局この形しかなかったのかなとも思っています。
またこの時期はTMの歴史の中で、一般にもっとも関心が向けられていない時期で、ネット上でも通史的に整理したものが乏しいということもあり(現在公式で進行中の「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票でもほとんど除外されています)、ある意味で情報の整理がもっとも必要な時期だったともいえます。


TMの活動の前後の動向を書く場合、どうしても触れなくてはならなかったのが、小室さんの借金問題や、逮捕・有罪判決の問題でした。
世間一般がこの時期のTMについて思い浮かべるのも、やはりこうしたネガティブな出来事であることは否定できません。
この点はブログでわざわざ触れるべきか、なかなか悩ましい問題ではありました。
しかし、特に2007年のTM再開や、25周年企画の中止については、この点に触れずに語ることは不可能でした。


以前も書いたと思うのですが、ここは小室哲哉応援サイトではなく、TM NETWORKの歴史をまとめるサイトです。
なので、この点での忖度は一切行ないませんでした。
第7部を書き終えるのは精神的にもなかなかつらかったですが、もしもこの続きを書くことがあったとしても、今回ほど悩むことはないと思います(今後さらに悩ましいことが起こらない限りは)。


さて、第7部のTMの活動の核は、2004年の20周年の活動と、2007-08年に25周年に向けて行なった活動でした。
作品としては、前者は「Easy Listening」、後者は「SPEEDWAY」に成果がまとめられています。


TMの歴史において両作品の評価は低く、2020年に行なわれた人気投票でも、「Easy Listening」からは64位に「Screen of Life」、70位に「君がいる朝」、99位に「Castle in the Clouds」「SPEEDWAY」からは100位に「Action」が入りましたが、概して低い順位に留まっています。
(他に原曲が2004年に発表された「Green Days 2013」が52位)
同じ再始動後の作品でも、6位の「I am」や30位の「MESSaGE」と比べると、第7部の時期の作品は概して人気がないと言えそうです。
この投票結果を踏まえて発売されたベスト盤「Gift from FANKS」では70位以上の楽曲が収録されたため、「SPEEDWAY」の楽曲は1曲も収録されないという、ベスト盤としては非常に偏った結果になりました。
今後も楽曲の人気だけで彼らの歴史を作り上げてしまえば、2007~08年の活動は言及する必要もないということになりかねませんし、実際に目下の「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では、それに近い状況になっています。


しかし2010年代の活動の始まりとなった「Incubation Period」や、2020年代の活動の始まりとなった「How Do You Crash It? one」で、ともに「Action」が演奏されました。
この時期の作品は彼らの長い活動の中で扱いが大きいとは言えなくても、メンバーによって歴史の一部としてたしかに位置付けられていることが分かります。
そのことを踏まえれば、これらの楽曲を不人気というだけで抹殺する「歴史修正主義」に従うことはできません。


「Action」が活動の狼煙の場面で演奏されてきたのは、これからの活動をファンに伝えたい(「Gonna let you know my action」)という、この曲のテーマが関わっています。
小室さんのこの時期の歌詞では、しばしば赤裸々な気持ちがつづられており、中には口下手なトークよりも鮮烈に伝わるものもあります。


こうした魂の歌詞の始まりとなったのは、2004年の「Screen of Life」でした。
その歌詞は、様々な事業や音楽活動の失敗で絶望しスランプになっていた中で、改めて再起を誓った時に作られたものでした。
いわば小室さんが2000年代の絶望的な境遇によって追い詰められる中で、自らの思いをこれ以上ないほど率直に絞り出したものでした。
これに対する好き嫌いはあると思いますが、TMにおける小室詞の歴史の中で大きな転機がこの時期だったことは確かです。


この時期の小室さんの歌詞が良質であるとは私も思いませんが、それは未整形の生の言葉をそのまま作品にしたことの必然的な結果でもあります。
美しくはなくても作りものではない言葉が、そこにはあります。
特に「SPEEDWAY」の楽曲の歌詞からは、いわば作品に魂をそのままぶつけたような、そんな印象を受けています。
おそらくその系譜上に作られたのが、2010年代の「I am」「Loud」であり、2020年代の「How Crash?」です。
今のTM曲を歌詞の面から語る上で、2000年代は欠かすことはできません。


一方で楽曲について、小室さんが常に迷い続けていた感は否めません。
これまで調子のよい時の小室さんは、目指す音の方向をはっきりと示した上でアルバムを仕上げてきました。
しかし80年代ポップスを方針として打ち出した2002年の「Castle in the Clouds」は満足な成果が出せなかった後、2003年に出してきたのはトランスでした。


小室さんはトランスを2001年以来globeで試みており、しかもそれは2003年に失敗という結果に終わりました。
おそらくTMでもトランスを出してきたのは、そこに何か確信があったからではなく、当時それしか出せなかったためと思われます。
その証拠に、小室さんはTMの20周年が終わるとともに、明確にトランスから離れていきました。


そして2007年の小室さんは、「SPEEDWAY」でTM以前のSPEEDWAY時代に戻るというコンセプトを出してきます。
ただこの時の音はシンプルなものになりましたが、それはSPEEDWAY風の楽曲だったわけではなく、SPEEDWAYの名前はどちらかというと制作に当っての精神的な拠り所というべきものでした。
同時期に行なわれたライブ「TM NETWORK -REMASTER-」でも、原曲通りに演奏することが宣言され、特に目指す音が示されたわけではありませんでした。
2009年の25周年企画で何か出される予定だったのかもしれませんが、少なくとも2008年まで小室さんは、次の音が明確に見えていなかったのだろうと思います。


おそらくそのためもあって、「SPEEDWAY」では全体の半分を木根さんが作曲するという、TM史上他に例を見ない構成となりました。
安定して良質なポップスを作り続けてきた木根さんの力が頼りにされた作品でした。
これは木根さんの楽曲がほとんど収録されなかった2014年の「Quit30」と対照的です。


こうした状況は、小室さんが金銭的に追い詰められていたことと無縁ではないと思われます。
仕事とプライベートは別とは言いますが、結局借金問題が解決しない限り、小室さんがTMを含む音楽活動に専念することは、かなり無理がありました。


こうした中でウツと木根さんは、2005年に「Spin Off from TM」を開催し、「TMのブランド」なる概念を持ち出しました。
これは今となってみると、ファンの反応を見る観測気球的なものだったのかもしれないと思いますが、小室さんを除いた不自然なライブ活動を正当化するために、TMのブランドを守るという大義名分を掲げたわけです。


この頃は小室さんが動けるまで待ち続けることで、TMのブランドが廃れてしまいかねないという危惧がありました。
要するに小室さんがもうTMとして動けないかもしれないという判断が、ウツと木根さんの間にはありました。
この時点では、TMの活動が2004年を以て事実上凍結され、TMの名前は3人のトライアングルから独立して動かされることになる可能性すらあっただろうと、私は思っています。


しかしそうした中で2007年には、TMが慎重な準備の下で活動を再開しました。
この時にゴールとされた2009年のTM25周年企画は、小室さんの逮捕によって立ち消えになりましたが、今にして思うと、TMが続いているという形式を逮捕直前に提示できたことは一定の意味があり、この時期の活動が根拠となって、TMが一応「現役のユニット」として2010年代に引き継がれたという側面もあったように思います。
ならば、2012年から始まるTM30周年の素晴らしい活動の前提として、2000年代の活動も意味を持っていたということになります。


さて、これまで私は、各セクション最後のまとめでは、その時期の好きな曲をSクラスとAクラスに分けて挙げてきました。
私もさすがにこの時期にTMを代表する一級の作品が作られたとはなかなか言いづらく、Sクラスに該当する曲はありません。
Aクラスとしては、「Screen of Life」「Action」を挙げておきます。


今回で第7部を終えた後のこのブログについてですが、しばらくはTM本体の活動を追いつつ、時間を見つけて過去記事の手直しをまたやろうと思っています。
先に第6部が終わった後も、2年ほどかけて同じようなことをやりましたが、それはTM 30thの活動で様々な新情報が出たため、その情報を過去記事に加筆するためでした。
それに対して今回することは、内容面での加筆ではなく(それも適宜しますが主眼はそこではなく)、形式面の修正です。


というのも、本ブログではかつて、あえて文末の「。」を付けず、こまめに改行をする形で文章を書いていました。
これはもともと、文章から「硬さ」を取ってカジュアルな雰囲気にするためのものでした。
しかし時がたつにつれ(なんと15年前から書いています)当初考えていたものよりも一記事が長くなってしまい、この形式だと読みづらくなってしまいました。
そこで第7部の途中から、「。」を入れて文中改行を入れない(つまり普通の)文体に変えることにしました。


もう1年以上今の文体を続けていますが、今のところ、これに違和感を表明する声は聞きませんので、過去の記事もこの文体に統一していこうと思います。
まずは第7部の前半(旧文体で書かれた部分)を全部終わらせ、その後は最初から直していくつもりです。
その間は、適宜近況報告の形で、ブログを更新していくことになると思います。


その後に第8部を書くかどうかは、これまで私は未定であると言ってきました。
それは各セクションの期間が定まらないと、セクション全体の叙述方針が決まらないという問題があったからです。
もしも今第8部を書くならば、第7部が2009年までを扱ったので、2010年以後となります。
その中心は間違いなく、2012-15年のTM NETWORK 30thの活動です。
理屈から言えば、その次の活動に至る動向が現れる時を未来の第9部の初めとした上で、その前を第8部の終わりとすることになりますが、これまで第9部に相当する活動が始まらなかったため、これを決定することができませんでした。


ところがこのたび、このタイミングでTMが復活してしまいました!
いや、嬉しいんですけど、じゃあ「歴史」となった第8部をどう書くか…という話になりますよね。


一つの考えとして、2012年以後の活動については、このブログで近況報告の形でかなり詳しく触れているので、それを見て勘弁してください、というのもありだとは思います。
実際に第8部をまとめる意義は、第7部ほど高くはないというのが、正直な気持ちです。
もちろん改めてまとめた方が一貫性はあるとも思うのですが。


ということで、この問題はさらに先送りして、過去記事を修正している間に考えようと思います。
もしかしてプライベートが忙しくなって、第8部は定年後に、ということもあるかもしれませんし。


問題の第8部の終わりについては、とりあえずTM30th最後の活動となった2015/4/17の「TM NETWORKのオールナイトニッポン」の放送および4/22の「Just Like Paradise 2015」配信までは、第8部に含めることに異論はないでしょう。
商品についていえば、2015/11/25のBlu-ray「30th Final」や、2016/3/23のBlu-ray BOX「TM NETWORK 2012-2015」リリースまで含めても良いかもしれません。


もう一つの重要な事件として、2018年1月の小室哲哉引退宣言もあります。
小室さんの去就を問題にする場合、引退前最後の作品となった8月の「SUNNY」サウンドトラックで区切っても良いかもしれません。


ただ引退というネガティブな事件でセクションを切るよりは、今のTMにつながる動向が始まる時点で区切る方が、より積極的な意味づけができそうです。
TM再起動の前提となったのは小室さんの復帰ですが、表に出てきたところでは、2020年7月の乃木坂46への「Route 246」提供が、その始まりになります。
さらにその1ヶ月前の6月に、ラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」に出演したことを前史として挙げることも、異論はないと思います。


その前の2019年11月には、ウツが行なった全曲TMのツアー「Dragon The Carnival」を見て、小室さんが音楽活動を再開したい気持ちを語っています。
小室さんの心を動かしたものの一つにウツのライブ活動があったのならば、「Dragon The Carnival」の開催が告知された2019年6月から第9部とする余地もあります。
さらに「Dragon The Carnival」の前年の2018年9~11月に、ウツが小室さんの楽曲を多く演奏した「Tour Thanatos」があり、これも前史として扱うこともできます。
ここまで遡ってしまえば、小室さんの引退以後全体を小室さん復活の過程として、全部第9部とすることもできそうです。


ただ2018年の引退は、2017年のスランプが背景にあり、その兆候は2016年終わりに制作を始めた「JOBS#1」から見えていました。
ならばTM30thが終わった2015年までと、スランプが始まった2016年以後で切るのも一つの案でしょう。
2016年8月にglobe 20th企画が終わり、KEIKOをステージに復活させるという目標が破れた頃から、小室さんが弱音を頻繁に吐くようになったことを考えれば、2016年8月で切るのが良いかもしれません。
同年3月には「TM NETWORK 2012-2015」がリリースされ、TM30th関連の商品が出尽くしたことも合わせて、区切りには良い時期です。


以上、自分の思考整理も兼ねて、2015年と2021年の間の画期となる時期を列挙して、区切りとすべき時期を考えてみました。
現時点では結論が出ているわけではないのですが、上記の文章を書きながら、なんとなく2016年8月が良いかなあ…という感じに、今はなっています。
もっとも、第8部を書くかどうかすら決まっていないわけなんですが、仮に書くとしてもまだ相当先のことなので、皆さまはしばらく現在のTMの活動を楽しんでいただければと思います。


第7部のまとめは以上になります。
それでは第7部最後の記事に入ります。


なお今回の記事には、以前の記事で書いた文章を移した部分があります(元記事からは削除済み)。
これについては読んでいただければわかるようにしてありますが、その文章について私の勘違いに気付き、今回の記事に入れる方が妥当であることが分かったからです。
この点、どうぞご了承ください。

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第7部の最後では、2008~09年の木根尚登の活動を追うことにしたい。
木根は2008年の春から秋を通して、長期のソロツアー「talk & live 番外編 vol.8」を開催した(5/3~9/21)。
5月中は「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」と同時並行での開催だった。


さらに断続的にではあったが、木根はジャズ歌手神谷えりとのコラボライブを、この頃たびたび開催している。
その最初は2007年8月の「eri kamiya meets naoto kine talk like singing」である。
どういう経緯で始まった企画だったのかは不明だが、この時点で木根・神谷の共作「seven」「fly high」が披露されている(両曲はeri kamiya meets naoto kine名義で、2008/4/16シングルリリース)。
これ以後2人は2013年までコラボライブを開催した。
一方で2004年以来断続的に開催されていた森口博子とのコラボライブ「Voice Two Voice」は、2006年を最後に開催されなくなった。


木根は「talk & live 番外編 vol.8」と並行して、レコーディングも行なった。
6月中にはレコーディングが行なわれていたことが確認できる。
確証はないが、レコーディングの開始は、TMの「SPEEDWAY and TK Hits!!」が終わった5/25以後のことだろうか。
この結果出来上がったのが、ニューアルバム「New Town Street」だった。


「New Town Street」「Life」「道」に続いて、木根が大部分を作詞・作曲し、編曲を中村修司が行なった。
中村修司がアレンジに関わった三部作の最後でもある。
スタジオでは木根(ピアノ・ギター)や中村(ベース)以外に、ドラムの阿部薫やキーボードの佐藤真吾もレコーディングに参加した。
木根としては、バンドで作ったアルバムという印象だったらしい。
その点は中村と二人三脚状態で制作した前二作との相違点だった。


本作制作の前提としては、2007/10/10リリースの先行シングル「Knock Three Times」があった。
この曲はNHK「みんなのうた」のコンペに採用されたことを受けて、アルバム「道」に収録する予定を中止して、シングルとして別にリリースすることになった。
木根はその際に、新曲「色づく街に」をカップリングとしたが、そのレコーディングはバンドで行なった。
木根はそれに手ごたえを感じて、「New Town Street」でも同様の方針で行くことにしたのだという。


「New Town Street」は、日常で車で走ったり散歩したりしながら見たものをもとにした楽曲を収録した。
木根は、日常の断片みたいなアルバムになればいいと思って作ったという。
「New Town Street」というアルバムタイトルは、木根が日常的に見ている光景の象徴なのだろう。
おそらくこの「New Town」は、木根と縁の深い多摩ニュータウンをイメージしていると思われる。
タイトルを決める際には、住んでいた町の通りの名前から名付けたビリー・ジョエルのアルバム「52nd street」も念頭にあったという。


本作の収録曲で注目されるのは、「海の見える窓」である。
木根は6月のインタビューで、TMの「SPEEDWAY」のために作られた曲を次のソロアルバムに収録する予定であることを述べているが、それに当たるのがこの曲である。
つまり「海が見える窓」は、本来「SPEEDWAY」のために作られた曲だった。


木根はこの曲に自信があったものの、小室が曲を聞いても歌詞が見えなかったことで、アルバム収録は見送られた。
実際に「New Town Street」のブックレットには、木根による同曲の解説として以下のようにある(「7-41 25周年への道」haruさんコメント)。

このメロディーはもともとTMの為に書きました。ただ、その時はCDの発売そのものがなくなったので、僕から旅立たずにいました。今回自分のアルバムに収録するにあたり、サビをシンプルにしてみました。


木根によれば、「海の見える窓」はTMで不採択になった後、別の企画で使う予定だった。
しかしその後、この曲を使う企画がなくなったため、サビの部分だけ作り直してソロアルバムに収録することとなったのだという。


私は以前、この「企画」はTM NETWORKに関わるものではないかと推測したことがある。
だが木根の「震・電気じかけの予言者たち」の59ページに、2008/5/8に「当時やっていた(結果的には望む形で着地できなかった)ソロ・プロジェクトのミーティング」があったことが書かれていることに気が付いた。


おそらく「海の見える窓」に関わる「企画」と、5/8頃に動いていた「ソロ・プロジェクト」は、時期から見ても、また実現しなかったという結末から見ても、同じものと見て良いだろう。
ならば「海の見える窓」が使われる予定だった企画は、TMとは関係ないことになる。
以上について、ここで見解を修正しておきたい。


さて、「New Town Street」の制作は、おそらく9月の「talk & live 番外編 vol.8」終了後に佳境を迎え、2008/11/19にリリースされた。
これを受けて11/22からは、レコーディングメンバーを引き連れたライブ「talk & live vol.11 〜New Town Street〜」が4公演開催された。


さらに12/21~31には「talk & live 番外編 vol.9」を3公演開催している。
12/24のアミュー立川公演はクリスマスライブ、12/31のTOKYO FMホール公演は、年末カウントダウンライブだった。
アミュー立川は10代の時にも木根が使用した会場だったため、ライブではおんざろっく時代の楽曲「しぐれ坂」「自業自得」も披露された。


なお以前触れた通り、「talk & live vol.11」「talk & live 番外編 vol.9」では、逮捕された小室に向けて作った「春を待つ」がアンコールで披露された。
ただし「春を待つ」については、以前すでに触れたので、ここでは割愛する。


2009年前半は、本来TM NETWORK25周年企画が予定されていたが、小室事件後に急遽予定を組みなおしたものと見られ、1・2月に葛城哲哉との弾き語りジョイントライブ「KINE & KATSURAGI JOINT PARTY〜極上なキネカツ定食を召し上がれ!」、4・5月にはウツとのジョイントライブ「EXPO Folk Pavilion -Revival-」追加公演を開催した。
後者については以前触れたので、ここでは略す。


前者の「キネカツ定食」については、第1部で葛城ソロ、第2部で木根ソロ、第3部・アンコールで二人一緒の演奏が行なわれた。
セットリストは毎回同じではなかったようだが、TM曲からも「Time To Count Down」「大地の物語」「Still Love Her」「一途な恋」などが演奏されたらしい。
特に「Time To Count Down」「一途な恋」は、どんな風に演奏したのか気になるところである。
なお「キネカツ定食」は、2010/1/29にも再演されている。


2009/5/2からは、年末に開催した「talk & live 番外編 vol.9」を約4ヶ月ぶりに再開している(9/21まで)。
このツアーの1曲目は、2008/12/31のカウントダウンライブ以来、TMの「We Are Starting Over」だった。
これはファンへの感謝の気持ちを表すものであるとともに、サビの歌詞に「さあもう一度出会いなおそうはじめから」とあるように、いつかTMを再開できるはずとの思いも込めたものだった。

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ライブの様子


「talk & live 番外編 vol.9」の不規則なライブスケジュールは、いかにもTM25周年企画消滅後の調整の結果という印象を受ける。
その他、木根はこの年には、多くのライブにゲスト出演をしたり、コラボライブを開催している。
こうした活動は、もともとウツや小室と比べて多かったが、この年からさらに拡大の傾向を見せる。
木根の活動は単発のイベントが多くなってくるため、その全貌を追うのはこの頃からかなり困難になってくる。


なお「talk & live 番外編 vol.9」の吉祥寺Star Pine’s Cafe公演のライブ音源は、一部が「NAOTO KINE CONCERT 2009 Talk & Live 番外篇 Vol.9 @ KICHIJOUJI Star Pine's Cafe」として配信されている
全10曲で、TMの「We Are Starting Over」や、SPEEDWAYの「Captain America」「The Door」「Super Star, Good Morning」も含まれている。


2009/12/3~16と2010/2/3~14には、劇団IOHの舞台「天使の涙」に出演している。
以前触れた通り、木根は2005年にIOHの舞台「家族対抗歌合戦」に出演していたが、この時に4年ぶりに舞台に復帰した。
なおこれは木根の娘shao(木根沙織)の初舞台でもあった。


脚本の元になったのは、1997年発売の木根の同名小説だった。
この時のタイトルには「竜眼堂物語VOL.1」のサブタイトルがついていたから、好評ならばVOL.2以降も上演する計画があったのだろう。
木根はこの時、劇伴曲の制作にも携わった。
その楽曲はアルバム「天使の涙」として2009/12/16に配信され、2010/2/3にはCDとして通販限定発売されている。


その他、木根は執筆業も再開しようとした。
2008/7/1には、「LOST FOODS〜僕らの食べ物が危ない〜」を発売している。
これは小説ではなく、食料と農業の問題を扱った本である。
当時は木根がどこに行こうとしているのか強い疑問を覚えたが、幸いなことに、その後この方向の書籍を執筆することはなかった。


さらに2010年3月には、木根が雑誌「パンプキン」に8年ぶりの小説「天使が空に帰った日」の連載を始めた。
自分は内容を知らないが、タイトルを見るに「天使の涙」と関わるものだろうか。
おそらく2010年の間に連載を続けたものと思うが、単行本としてまとめられることはなかった。


概して言って、この時期の木根の執筆業は実を結ばなかった。
これ以後刊行される木根執筆の単行本は、TMのドキュメント「電気じかけの予言者たち」シリーズに限られることになる。


ただし出版物としては、2010/9/15に「木根本」も刊行されている。
木根のインタビューや写真なども収録するが、基本的には楽譜集である(94曲)。
ただし収録曲はソロ曲やTM曲・提供曲などの他、SPEEDWAY時代やそれ以前のアマチュア時代の楽曲も含まれており、特におんざろっくの「自業自得」やハンバーグ&カニクリームコロッケの「神社でB」「恋のながら族」などは、人によっては気になるかもしれない。
また各楽曲には木根のコメントも書いてあるので、その点でも情報源となり得る本である。


最後に触れておきたいのが、2009年の年末に行なわれたライブである。
12/26と12/27、木根は東京のサイエンスホールで「talk & live -Children-」を開催した。
ライブのサブタイトルは、「New Town Street」収録の「悲しみのチルドレン」に因むものだろうか。
両日は内容が異なり、初日はTM曲を中心とした弾き語りライブ、2日目は中村・阿部・佐藤との4人による木根ソロ曲のバンドライブ(テーマは「キネロック」)だった。


とりあえず初日公演の演奏曲を挙げると、「金曜日のライオン」「Fallin’ Angel」「Dragon The Festival」「Here, There & Everywhere」「一途な恋」「アクシデント」「Teenage」「Fool On The Planet」「君がいる朝」「月はピアノに誘われて」「Girl Friend」「Time Passed Me By」「1/2の助走」「Winter Comes Around」「Seven Days War」「Time Machine」「Still Love Her」の17曲で、木根ライブとは思えない曲数だった。


中盤・終盤は自分の曲を中心にセットリストを組んでいるが、序盤は小室の曲がむしろ中心である。
小室曲は、特に難しい曲をあえて選んでいるようにすら思える選曲である。


断片的な情報を見るに、「アクシデント」はスローバラード風に歌われた。
「Dragon The Festival」は観客と一緒に歌ったとのことである。
歌ってみると、罰ゲームのように長かったらしい。


特に「一途な恋」は、ウツが生で歌えないという理由でライブでの演奏がされてこなかった曲である。
木根も「難易度五つ星の「一途な恋」は歌えないことがわかった。一人で生では歌えない曲だ。宇都宮君の言っている事は嘘ではなかった」とした上で、「いつか3人で演奏できることを願った」と述べている。
なお先に述べたように、この曲は同年中に「キネカツ定食」で披露されている。
おそらくその時反応が良かったためこの時も演奏したのだろう。


200912/31から2010/1/1にかけては、渋谷Duo Music Exchangeで、前年同様にカウントダウンライブが行なわれた。
このライブはウェブラジオMUMIX Radioで生配信された。
実に2部構成、4時間近くの長丁場だった。


ライブには山本英美の他、Fence of Defenseから西村麻聡・山田亘が駆けつけた。
Fenceの2人は9~11月にウツの「SMALL NETWORK」でサポートを務めており、この頃TM周辺によく出入りした。


第1部はTM曲およびカバー曲だった。
1曲目は吉田拓郎「おやじの唄」だった。
これは12/25に木根の父がなくなったことを踏まえたものである。
木根は12/26・27にライブがあったため、12/28にお通夜、12/29に告別式を行なった。
26・27のライブは大変つらかったことだろう。


カバー曲としては「My Revolution」も演奏された。
木根としては難しい曲だったらしい。
またミュージカル「天使の涙」に提供した「天使の涙~蘇生~」も披露している。
TM曲としては12/26の演奏曲の中から、「一途な恋」「アクシデント」「Girl Friend」「Seven Days War」を演奏している。


年越しのカウントダウンの後は、Fenceの2人によって、「Sara」「頑張る人」「Red Line」「君にムチュムチュ」など、Fenceの曲が演奏された。
その後第2部では、ゲストとともに木根のソロ曲が演奏された。


以上が2009年年末の木根のライブの様子である。
木根がソロライブでSPEEDWAYやTMの曲を披露するのは珍しいことではないが、この時は特にTMを前面に出したライブが行なわれている。
これは2009年が本来TM25周年の年で、25周年企画も予定されていたことが前提にあるのだろう。
2008年末から2009年に開催された「EXPO Folk Pavilion -Revival-」と同様に、TMに期待していたファンに対してのお詫びないしプレゼントの意味もあったのだと思う。


折しもこの少し前には、ウツも「僕なりの25周年」と銘打って、全国ツアー「SMALL NETWORK」を開催し、TMの曲をファンに向けて演奏していた。
TM25周年が流れたことはファンにとって悲しい出来事だったが、それは当然TM3人にとっても同じことだった。
そうした中でウツと木根は、限られた条件の下でTM絡みのライブを企画し、未来のTM NETWORK再開を誓って2010年を迎えたのである。

木根本 TM NETWORK/NAOTO KINE 楽譜集 「番外編」 メロディー譜&ギター弾き語り - 木根 尚登
木根本 TM NETWORK/NAOTO KINE 楽譜集 「番外編」 メロディー譜&ギター弾き語り - 木根 尚登

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