3-14 CAROL Tour ③

キ、キ、キ、キタキタキタキタ
来ましたよ! 予想より早く
magneticaのサイトより

TM NETWORK TOUR 2008 SPEEDWAY決定!
ツアー決定に伴う会報発送日変更のお知らせ

TM NETWORK TOUR 2008 SPEEDWAYが決定しました!
FC会員の皆様のチケット優先予約案内書は、2月発行の会報と合わせてお届け致します。
それに伴い、2/14(木)発送予定のmagnetica会報Vol.54は、2/1(金)発送に変更となりました。
会報は1/25(金)新規・継続手続き完了の方を対象にお送りしますので、会員期間が1月で終了する
会員の皆様はお早めにお手続きをお願い致します。
HPでのツアースケジュール発表は2/1(金)以降になりますので、今しばらくお待ち下さい。

2/1(金)まではツアーに関する詳細はお答え致しかねますので、何卒ご了承下さい。

やっほーー!!
アジアツアーとかTM Jr.とか、
いろんな不安要素が取り巻く中で心配してたけど、
ついに来ましたよ~!!


ここ最近、
「Double Decade "NETWORK"」「Double Decade Tour」「TM NETWORK -REMASTER-」
と、記念ライブが続いており、
もうTMは記念ライブしかできないんじゃ?と思ってたんですが、
これは、本当に久しぶりに(七年ぶり!)、
アルバムメインのツアーになりそうです
本気のTMが、ついに動きます!


やばいやばい これは絶対に行かねば
日程発表まであと2週間とのことですが、待ち遠しいです
メンバーのコメントも早く見たいですね


つうことで、年明けから話題切れになると思ってたのが、
なんか上手い具合に毎週話題が出てきます
来週もツアー情報が入ってくるのを期待しています
では本題に入ります
長かった「CAROL Tour」の最終回です


--------------------------------
「In The Forest」インストを背景としたキャロルのダンスが終わり、
まっくらになったステージ
ギュギュギュギュギュという不気味な音をきっかけに、
一転してロックなサウンドが会場を包む
「Kiss You」のフレーズをアレンジした派手な演奏が続く


第三部は「Kiss You」からか?
そう思ったところで、聞き覚えのある別の曲のイントロが流れる
「Beyond The Time」
「Kiss You」のフレーズから「Beyond The Time」につながるという、予想を覆すアレンジである
このアレンジは1989/1/21「Just Pop Up」で放送され、
すでに「3-10 メディア出演(1988年末~1989年初)」でも触れた


このアレンジでは、「Beyond The Time」2番の後、サビの繰り返しがない
曲はまた「Kiss You」のフレーズに変わる
大石一・石山博士のダンサー2人が登場し、ウツと三人でダンスを決める
最後は「Kiss You for Bright and Dark」「What you been-a doin' now?」
のサンプリングボイスが流れ、曲は終わる
「Beyond The Time」の前後が「Kiss You」のフレーズで挟まれる特殊アレンジだった


なおこの部分は7月から「Give You A Beat」に変わる
少しずつ幕が上がる中で曲が流れるが、
幕が上がった時点でウツが「Give You A Beat!」の掛け声を出すと、
曲は「Kiss You」のフレーズになり、
「Beyond The Time」ラストと同じダンスで第三部スタートという形である
「Beyond The Time」が削られたのは残念だが、
この「Give You A Beat」のオープニングもかなりかっこいい


一瞬のブレイクを置いて「Kiss You」本編が始まる
サビでは左手をアゴの下のあたりを動かす特徴的なダンスが見られる
この「Kiss You」の見せ場は間奏である
ダンサーとウツのダンスとウツの掛け声・松本のギターが共鳴する
またツアー後期(7・8月)になると、
「So What?」「They Say」「LaLaLa」「Carry Carry On Your Life」など、
小室によるサンプリングボイス連打が加わり、
異様な盛り上がりを見せた
さらに曲の最後には、「Kiss Japan Tour」以来の観客接近タイムもあった





ついで「Don't Let Me Cry」
こちらは先の二曲ほど強烈なアレンジは加えられておらず、
比較的安心(?)して聞ける
ただ間奏では、前ツアー以来の小室のシンセソロが炸裂する
この曲の最大の見せ場は、シンセソロではないかと思う


次いで、新アレンジの「Come on Let's Dance」
これはTM史上特筆すべきアレンジである
小室が始めてハウスサウンドを試みたのである


一般的な認識では、
小室はミュージカルの次はユーロビートに向ったといわれ、
ハウスに傾倒するのは1991年からと考えられているが、
ハウスへの取り組みはこの頃から始まっていたのである


実際にこの後でリリースする3枚のリプロダクションシングル中でも、
ハウス系の音の「Come On Everybody (with Nile Rodgers)」が、
小室のお気に入りだった
ただ小室が言うには、日本人にはユーロビートが合うという理由で、
ユーロビートを特に強調するようになったのである


当時ラジオでも、「Come on Let's Dance」「CAROL Tour」バージョンをスタジオで再現し、
ハウスミュージック講座を行なっている
(1989/3/21「Kids Alive」
だが後の番組での小室の発言に拠ると、難しすぎると不評だったらしい
(1989/4/8「TM NETWORKのオールナイトニッポン」


特にイントロはBananaramaの「Venus」を取り込み、
2分という長時間になっている
もともとイントロが長めの曲ではあるのだが、
この時にはさらに長くなった
イントロの間には何人もの女の子がステージ上に現れ球技を行なった
ダンサー2人によるダンスの見せ場でもあった


2/15以後、次に一曲追加された
新曲の「Lo Spettacoro Comincia Alle 20'e Bellissimo」である
これは現在まで音源化されていない
TM唯一のイタリア語の曲名で、
「今夜8時何かすばらしいことが起こる」という意味らしい
サンバ調のサウンドで、TMの曲の中では異彩を放っている


これは半ばインストで、歌詞はわずかしかない
その歌詞は「Guanabara, Rio Grande, Guarapiranga, Estrella, Espirito, Juiz de Fora」で、
つまり「Dragon The Festival」のMagic Wordである
「Dragon The Festival」は一度演奏すると10分近く使ってしまうため、
Magic Wordの部分だけを取り出して一曲にしてしまったのである


思えば「Dragon The Festival」も南米をイメージした曲であり、
「Lo Spettacoro Comincia Alle 20'e Bellissimo」「Dragon The Festival」は、
曲のイメージについても連続性があった
この時も「Dragon The Festival」の時と同様に、
会場と一緒になってMagic Wordを何度も詠唱した


さらにこの曲に関しては、
もう一つ触れておかないといけないことがある
それは「Dive Into Your Body」の原曲になったという点である
情熱的なサンバサウンドをユーロビート風に手直しして生まれたのが、
「Dive Into Your Body」だった
つまり系譜的にいえば、以下のような流れになる

「Dragon The Festival」
→「Lo Spettacoro Comincia Alle 20'e Bellissimo」
→「Dive Into Your Body」



「Come on Let's Dance」から生まれた「Come On Everybody」のように、
この時期には昔の曲のライブアレンジから、
新たなライブ用の曲が生み出されていった
そして7月からは「Dive Into Your Body」が、
「Lo Spettacoro Comincia Alle 20'e Bellissimo」に代わって演奏された


4月から、この次に「Get Wild '89」が入る
3月まで使われていた音の上にシンセ連打で音を重ねたイントロが流れ、
いったん音が止まる
そしてステージ前方に出てきた小室のショルダーキーボードから、
「GeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGeGeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGeGeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGe GeGeGeGeGeGe…」と、
「Get Wild '89」オリジナル以上のサンプリングボイスの嵐が来る
ここのアレンジは、しばしば会場ごとに即興で変更された


この曲は小室の見せ場で、
ショルダーキーボードを持ってステージ上を動き回ったが、
これは当初はヒザの怪我が完治せず、
完全には動けないウツをフォローするためだった


間奏でも何度も何度もサンプリングボイスが入り、
ウツや小室が声でサンプリングボイスのマネをすることもあった
このライブでの盛り上がりどころである
ライブの「Get Wild」といえば「ゲゲゲ」というイメージは、
この時期の「Get Wild '89」の印象の強さゆえである
(実は「Camp Fanks!! '89」の後は「終了」までやっていないのだが)


この後は、「Come On Everybody」
「CAROL」における唯一のダンスチューンであり、
ツアー終盤の盛り上げタイムの最後を担う曲でもあった
新曲ということで、演奏はほぼオリジナルである


ただし2月から3月のみのアレンジとして、
「Lo Spettacoro Comincia Alle 20'e Bellissimo」のアウトロと重なる形で、
「Get Up! Get Up! Get Up and Go!」のサンプリングボイスでイントロをスタートさせたものがあった
(4月からは両曲の間に「Get Wild '89」が入るので、このアレンジはなくなる)
さらにこのアレンジでは、松本のギターがところどころで加わり、
オリジナルとは異なる雰囲気を出していた
これは結構かっこいい


この曲でもダンサーとウツの3人による凝ったダンスが展開した
アレンジが異なるが、
「Camp Fanks!! '89」の同曲でも同様のダンスが踊られている


三部構成という詰め込み状態の中で、時間も曲数も限定された第三部だったが、
それにもかかわらず、このツアーの終盤はものすごいテンションである
完成されたFANKS的ライブを壊した後、
これほどのものを出して来たことには素直に敬服したい


さて、いよいよ最後の曲である
ウツのMC
どうもありがとう。僕たちTM、こうしてまたみんなに出会えたことを、とっても嬉しく思います。僕たちは、もちろんみんなもそうだと思うけど、不安や寂しさに、いつも押しつぶされそうになってしまう。だけど、そこから逃げ出さずに、ほんの小さな勇気さえ持てれば、必ず勝てると信じています。今夜のキャロルのように…「Just One Victory」


「CAROL Tour」の最後は、「CAROL」のテーマソングで締めである
「Kiss Japan Tour」以来、
「Human System」「Electric Prophet」に代わってライブの締めとなっていたが、
このツアーで「Human System」は消えた
以後はライブの締めの定番というものはなくなり、
それぞれのアルバムの代表曲で締めるのが一般的になる


それにしても「Just One Victory」
ライブで聴いてもすがすがしい曲である
「Electric Prophet」にせよ「Human System」にせよ、
それまでのライブではしんみりした気分で終わる構成になっていたが、
このライブでは少女の勇気と勝利を称える歌で締めとなっており、
ライブ終了後の感覚もおのずから違うものになっただろう
それが物足りなく感じたファンもいただろうが、
この構成は、ライブのパターン化をあえて避けようとする意図から出たものなのだと思う


「Just One Victory」間奏の、
「Chase in Labyrinth」が入るところでステージが暗くなり、
その間にウツが黒から赤に服を着替えるという演出もあった
最後は小室も前に出てきて、メンバー3人並んで曲を締める
演奏が終わるとメンバーは退場し、幕が下りる
「In The Forest」インストをBGMにアナウンスが流れて、
ライブは終わる


その後「Just One Victory」インストが流れてもう一度だけ幕が上がる
TMには珍しいカーテンコールである
おそらくミュージカル的な要素を取り入れてみたのだろう


(2008/1/18執筆 2008/12/10加筆)

CAROL-A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-
エピックレコードジャパン
2003-03-23
TM NETWORK
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この記事へのコメント

かしこ。
2017年09月04日 03:15
管理人さま。こんにちは。
毎度ながら仕事とプライベートの合間を縫うような、多忙の中での過去記事追記作業お疲れ様です。

僭越ながら、私見的な見解コメント。
Funks期後半から当時のウツが精力的に力を入れて磨いてきた、巷では『宇都宮体操』と呼ばれるダンスについて、当時の最新ダンス事情と自分の解釈などを書き記します。

ダンスに対する宇都宮さんの思考として。
当時の音楽雑誌インタビューにもあるように・・・TMのボーカルとして魅せるステージング力を高めるため、次なるステップアップの1つにダンススキルを磨くことを目標に上げてました。

ライブにミュージカル要素を加えた、斬新な試み満載のロックショー『CAROL』に挑むにあたり・・・当時の宇都宮さんは単独でニューヨークに渡り、短期間のダンス留学した事。その後もニューヨークで時折レッスンを積んでいたらしい逸話。管理人さまの記憶にもハッキリあると思います。

映像に残ってる宇都宮さんのダンススキル。
DVD『CAROL the Live』や音楽番組『Just pop up』などで垣間見る、躍動感あふれる独創的なダンスは、ナイジェリア人男性のコリオグラファーOke Wambu氏によるものです。

Oke Wambu氏の編み出すダンスは・・・ミュージカルの振り付けをメインとするコリオグラファーらしく、世界的名作ミュージカル『Cats』を彷彿とさせる振り付けやアフリカンの彼が持つ感性が滲み出た野性味ある動きが印象的です。

彼が宇都宮さんに施した振付けの中には、1990年代初めに世界的に振付けダンス界で流行した最先端ダンス『タット』も入っていました。Carolの第3部で披露したダンスは、ミュージカル要素の強いものばかりでは決してなかったようです。

(長文なので、後半に続く)
かしこ。
2017年09月04日 04:52
話題の「タットダンス」について。
1990年代初めに振付け界で流行したダンスで、当時のもので有名なのはマイケル・ジャクソンのMVで披露されている「キングタットダンス」です。

もっと分かりやすく言うと・・・当時の日本で有名なのは・・・工藤静香さんの持ち歌『嵐の素顔』で披露した特徴的な顔の回りで右手を忙しなく動かす振付けも「タットダンス」の1つです。

現在では、星野源氏が出演と主題歌で話題を集めたドラマのエンディング動画『恋ダンス』にもタットダンスの振付けが入ってます。

タットダンスには・・・フィンガータット、フェイスタット、キングタットなどの種類があります。

ネット上の解釈によると。
タットダンスの1つ、Finger Tuttingとは・・・アーバン辞書を意訳すると「古代エジプト人が用いていた象形文字を模倣し、腕、手、指を小刻みに多用するダンス。キレのある指の動きがスムーズに続くことで、強いバイブレーションを生み出す」とのこと。

また、Fingerは指、TUTの名称は KING TUT(キング タット)→古代エジプト王『ツタンカーメン王』から由来。TutはTutankhamenを短くした言い方であり、英語における愛称の1つ。

ライブ『Camp funks 89!!』の第3部でも披露した「Come on Everybody」ダンスの中に、工藤静香さんの『嵐の素顔ダンス』の振付けが入っています。

よく注目して見ると・・・歌の2番終了からサビの繰り返しが始まる間奏で宇都宮さんが何気なく踊っているのを、しっかり発見できると思います。
かしこ。
2017年09月04日 04:58

TMN時代のダンスにも言える事。
ジャマイカ生まれロンドン在住の振付師マイケル・ノーブル氏による、最先端で前衛的な創作ダンス要素の強い振付けは・・・管理人さまも指摘する『宇都宮体操』の最たるものです。

某音楽番組で披露した「Time To Count Down」の前衛ダンス。さらに『Rhythm Red Tour』で披露したダンスも然り。まぎれもなく当時マドンナがMV「vogue」で披露したヴォーギングダンスも存分に取り入れた最新鋭のダンスでした。

ヴォーギングダンスとは。
世界的なファッション雑誌『vogue』専属モデル達がポージングする動きをダンスの振付けに取り入れたものが由来です。

アフリカン特有のリズム感と感性。
ナイジェリア生まれのOke氏、ジャマイカ生まれのマイケル氏、コリオグラファー2人の振付けには共通点があるような気がします。

彼らの振り付けは・・・バレエなどの文明的な躍りに洗練されない、本能的で生命力と野性味あふれる動きが特徴。

特にマイケル・ノーブル氏の振付けは、オペラやミュージカル要素にも染ってない部分が強いような気がします。

ダンスに対する宇都宮さんの姿勢。
とにかく真摯に、実力派コリオグラファー達が勧める最新鋭ダンスをライブにも積極的に精力的に取り入れてました。

当時のインタビューや映像からも、どれだけ宇都宮さんがダンスに対してストイックにスキルを磨いていた事がハッキリ感じ取れると思います。

長文にて失礼。誠にあしからず。
青い惑星の愚か者
2017年09月14日 01:56
TIME TO COUNT DOWNのダンスは、当時は先を行き過ぎていましたね(笑)

なんでハードロックでダンスなんだ?という疑問もありましたが、おそらくマイケルノーブルとの契約はハードロック路線の決定よりも前に行なわれており、そのためリズレツアーにもダンス要素を入れないといけなかったのかもしれません
ただリズレツアーのダンスコーナーは、私は好きなんですよ
なかなか同意をもらえないのですが…

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