3-20 メディア出演(1989年)

小室さんがひっそりと、
iTunesDL限定でインストアルバムをリリースしていました


・2008/2/20「Far Eastern Wind ~Winter~」
01.春秋 02.礼 03.楽 04.仁 05.学
06.志 07.立 08.昇 09.惑 10.無為自然

・2008/3/5「Far Eastern Wind ~Spring~」
01.天命 02.順 03.欲 04.従 05.矩
06.論 07.詩 08.書 09.悟 10.諸子百家


一般へのアピールを狙ったと思われるDJTK「Cream of J-pop」と比べると、
大変地味な作りです
タイトルから見るに、邦楽的なものを目指しているようです
「天と地と」みたいな感じで、
年始の大分県多福寺ライブで触発されるものがあったのでしょうか


小室さんのコメントが何もないので、
そこらへんの狙いが明確ではありませんが、
音楽はヒーリングミュージックのような雰囲気です
一曲ごとのインパクトを狙わずに、
作品全体でまったりした雰囲気を出すという点では、
「SPEEDWAY」と近い方向性といえるかもしれません


二週間で「Winter」「Spring」を出したということは、
二週間おきに「Summer」「Fall」も出すのでしょうか
創作意欲が高まってきたのかなという気がします
まあその高まった創作意欲で次に作るっぽいのは、
KCOとPurple Daysなわけですけど…
まあそれでも、この感じでどんどんエンジンを掛けていって欲しいです
では本編に入ります


----------------------
ウツが怪我が治って本格的に復帰したのは、
1989年4月19日の「CAROL Tour」武道館公演からである
7日間の武道館公演は4月28日に終わり、
5月1日・2日には、昭和天皇崩御に伴い振り返られた長崎公演があった


ここまでが本来の「CAROL Tour」の日程だったが、
6月からはウツの怪我によって延期になった3~4月分の振り替え公演が待っていた
ただしその最初は6月12日の新潟公演で、
7/16鹿児島市民文化市民文化第一ホール以前は、
新潟公演2本と大阪公演1本の計3本しかなかった


つまり5月初めから7月前半までの約2ヶ月半、
ライブは3回しかなかったことになり、
メンバーはかなり時間の余裕ができたことになる
小室は5月中下旬に渡英して、
「Dive Into Your Body」のミックスをPete Hammondに依頼しているが、
ソロ活動の準備もこの頃から始めていたものと思われる
ウツの「Dive Into Your Body」PV撮影は、6月末から7月初め頃だろうか


この間、TMが集中的にテレビに出演したのは、
長崎公演直後のゴールデンウィークである
5/12リリースの「Dress」のプロモーションのためである
TMが演奏したものに限って以下に挙げよう


・1989/5/3「夜のヒットスタジオDX」(フジテレビ)
 「Get Wild '89」
・1989/5/4「ザ・ベストテン」(TBS。11位。スポットライト)
 「Get Wild '89」
・1989/5/5「Music Station」(テレビ朝日)
 「Kiss You (Kiss Japan)」「Get Wild '89」
・1989/5/5「Just Pop Up」(NHK)
 「Kiss You (Kiss Japan)」「Come on Let's Dance (Dance Supreme)」


この頃はまだウツの怪我も完治しておらず、
ギブスをつけての出演となったが、
だいたい大丈夫だったようで、テレビを見る限りではよく動いている
「Get Wild '89」が長い曲だったこともあり、
テレビでは「Just Pop Up」を除いてショートバージョンで演奏された


服装のパターンは、だいたいウツが赤か黒のジャケット姿、
小室が白系でTシャツ・ズボンにカジュアルなジャケット、
木根が地味なスーツという出で立ちだった
「Come On Everybody」以来の典型的なスタイルである


「Get Wild '89」の演奏では、
いずれも小室のKXによる即興サンプリングボイスが炸裂する
中でも「夜ヒット」は横浜アリーナを会場にした特番だったが、
トークのときに録音した古舘伊知郎の「横浜アリーナ」をサンプリングして、
演奏中に使うというパフォーマンスが見られた
「Dive Into Your Body」の頃も同様だが、
この時期のテレビ出演では、
小室はKXを持ってウツ・木根と並んで演奏することが多い


「Music Station」では2曲演奏している
この頃同番組では、目玉ミュージシャンのみ2曲放送し、
1曲目は事前に録画した映像を流し、
そこから直接つなげる形で2曲目を流すということをしていたが、
この時も同じパターンで放送された


「Just Pop Up」はかなり特殊な映像である
本人たちは出演しているのだが、
音も歌もCD音源で、本人たちは当てフリ・口パクである
事実上番組特製のPVと言って良い


この映像にはストーリーがある
「Kiss You (Kiss Japan)」のイントロに合わせて、
ナレーションが流れる

今からそう遠くない未来、地球上からあらゆるダンスが追放され、禁止された。しかしそれでもダンスをやめられない若者たちが、地下の秘密のディスコで、夜な夜なダンスに打ち興じていた。その情報を入手した我々は、取り締まりに乗り出した。許せぬ!


場面は曲を演奏するTMと、その周りにたたずむ多くの女性たち
3人の衣装は、「CAROL Tour」第一部のものである
映像は白黒で、重苦しい雰囲気を出している
設定のイマイチさを抜きにすれば、3人の映像はかっこいい


TMが演奏する中で、女性たちは折に触れて踊りだすが、
その都度ライーダがこれを制止するというパターンを繰り返す
やがてライーダの上司らしき男性が現れ、
TMの3人は檻に入れられてしまう
しかし女性たちはそれでも踊ることをやめず、
ライーダや男性とのいたちごっこを繰り返す


やがて女性たちは檻の周りを囲むように集まる
曲は「Come on Let's Dance (Dance Suprerme)」に変わり、
映像もカラーになる
音も映像も、重苦しい雰囲気から一気にテンポを増し、
ライーダも女性陣と一緒に踊り出す(男性とライーダはそのうち消える)


3人を取り囲む檻も外され、さらには男性ダンサー陣も加わる
もはや何がなんだか意味が分からない状況の中、
場は完全にダンスホールと仮して映像は終わる



とらわれながらCome on Let's Dance~♪



「Dress」期には、TMは以上の3日間に集中してTV出演したが、
その後7月から8月にかけても何度か出演している
7/21発売の「Dive Into Your Body」プロモーションのためである
以下に演奏したものを挙げる


・1989/7/12「夜のヒットスタジオDX」(フジテレビ)
 「Dive Into Your Body」
・1989/7/28「Just Pop Up」(NHK)
 「Dive Into Your Body」
・1989/8/3「ザ・ベストテン」(TBS。4位)
 「Dive Into Your Body」
・1989/8/9「夜のヒットスタジオDX」(フジテレビ)
 「Dive Into Your Body」
・1989/8/10「ザ・ベストテン」(TBS。3位)
 「Dive Into Your Body」


この頃のTMの衣装は茶色系である(木根はグレー系もあり)
3人ともジャケットを着用し、さらに小室は帽子をかぶることが多い
ウツの衣装はPVのものと同じである


この頃TMは、「ベストテン」で1位を取ることを目指しており、
「Come On Fanks!!」でもハガキリクエストをファンに呼びかけていた
おそらく「Come On Fanks!!」が、
「ベストテン」と同じTBS系列だったことも関係あるのだろう


そのためもあってか、「ベストテン」初登場は4位で、
同番組では最高順位でのスタートとなった
この時は1位を取ったら木根がサングラスを取ると宣言し、
さらなる盛り上がりを期待した
だが2週目には3位に上がったものの、
これを頂点に以後は順位を下げてしまい、
結局木根の素顔を見ることができなかった


「ベストテン」1週目出演時は、
「CAROL Tour」福岡サンパレスホール公演の後、
会場に観客が残る中で演奏された


生演奏ではないが、オケはCD音源ではなく、
テレビ用の特別バージョンである
特にイントロと間奏はかなり違う
演奏時間を短くするためにアレンジしたのだろうが、
これはこれで貴重であろう
イントロでは「Diving」のサンプリングボイスが流される
このバージョンは、他の番組でも使われている


二度目の時は「CAROL Tour」広島郵便貯金会館公演の後、
海と島の博覧会の会場にあるディスコZAPで演奏した
ただし演奏とは言っても、これは完全にCD音源・口パクである
もっとも会場のコンディションを考えれば、
仕方なかったのかもしれない


「夜のヒットスタジオ」には2回出演しているが、
一度目はEPICの仲良し組の渡辺美里・大江千里と一緒だった
美里は「ムーンライトダンス」を歌ったが、
作曲者ということもあり、この時はシンセを小室が演奏した
美里はなんとか歌いきったものの、機材トラブルもあった
生放送ならではの緊張感ある演奏だった
大江千里の「ジェシオ's Bar」では、コーラスで美里・TMが参加した


肝心のTMの時は、サンバのダンサーがバックに立ち並び、
スタジオは大変なことになっていた
二度目の出演時も女性がメンバーを取り囲む演出があった
この頃はこういう演出が多い
オケは二度とも「ベストテン」一回目で使ったテレビ用バージョンである
ただし二度目の時には、イントロのサンプリングボイスがなかった


「Just Pop Up」は、放送時間がたっぷりあるため、
オリジナルのCD音源である
歌は口パクっぽい


なお「Just Pop Up」では、
1989/5/5出演時には小室、7/28はウツが、
5分ほどのトークを行なった
さらに1990/1/26にはTM NETWORKスペシャルを組んだが、
この時には木根がメインでトークを行なった
全員一回ずつ担当ということだったらしい
この頃はTMは活動していなかったので演奏はなかったが、
代わりにかつての放送分から、

「Be Together」(1988/9/3)
「Gia Corm Fillippo Dia」(1988/12/10)
「Come on Let’s Dance (Dance Supreme)」(1989/5/5)
「Dive Into Your Body」(1989/7/28)

が再放送された


8/30に「Camp Fanks!! '89」が終わると、
以後メンバーは各自のソロ活動を行なうようになり、
TMの活動はしばらくなくなる
そのため1990/9まで一年以上、
TMとしてのテレビ出演はほとんどない


ただしその中で唯一の例外がある
1989/10/9の「第19回銀座音楽祭」である
1973年以来1990年まで毎年行なわれたニッポン放送主催の音楽祭だが、
TMが「銀座音楽祭賞」を受賞したので、
この時だけ特別に出演したのである


この時に演奏したのは「Dive Into Your Body」だが、
イントロとアウトロは「Get Wild '89」という、
極めて特殊なアレンジである
(ただしおそらく生演奏ではない)
3分に満たない演奏だが、一見の価値はある


(2008/3/10執筆 2008/12/17加筆)


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この記事へのコメント

ふかっち
2010年10月27日 18:19
美里さんとの夜ヒットリアルタイムでも見たし、映像も持ってるので見直してみたんですが、あれって小室さんが原因ですよね(笑)バックバンドはちゃんと演奏してますし、古館さんは音声のトラブルがあったとかフォローしてますが(笑)
元々、オリジナルもそんなにシンセとか強調されてない曲なんだから、あれだったら小室さん要らないですよね(笑)しかし、生放送でおもいっきり写ってるのに、スタッフに両手で×サインを出してる小室さん(笑)この時のDIVE INTO YOUR BODYは例のサンバ隊が出ていて、当時は何とも思わなかったけど、今見ると・・・(笑)
青い惑星の愚か者
2010年10月31日 03:34
これはスタッフがシーケンスとかのシンセ自動演奏を入れるタイミングが狂ったんですよ
×サインは、シーケンス切るように指示したんでしょう
4001daysのエレプロでも似たようなトラブルがあったんですよね
空耳FANKS
2013年11月22日 08:59
はじめまして。空耳FANKS と申します。
先月初旬に約20年ぶりに出戻ってきたばかりのFANKSです。(なのでたまアリも知らなかった…U_ WAVE だけ間に合った)
色々検索してこちらにたどり着きました。
自分の知らないTM情報が満載で、管理人さんのTMへの愛情を感じます。
これからも更新楽しみにしています。

過去記事へのコメントですみません。
この頃のTM のテレビ出演についてですが、
ウツさんが、右足靭帯痛めて、結構すぐに、(おそらく夜のヒットスタジオ)ギプスして、椅子に座ったまま、Just one victoryを歌ったのを見た覚えがあります。
司会者がツアー中に怪我して、延期になることを言ってたような…
歌の部分は動画サイトで見れます。
お時間のある時に、一度ご確認いただければ幸いです。

自分のようなひよっこFANKSが、長々と失礼しました。
来年は、コンサート家族で参戦したいと思ってます!地方からで、キツいけど。
子どももジワジワと歌覚えてきました♪三人の名前言えます(笑)

オフ会もいつかぜひ行きたいです!!
なかなかコアなTM 話ができなくて…(年末は無理そうです。)

それでは、よろしくお願いしますm(__)m



青い惑星の愚か者
2013年11月28日 01:22
初めまして
コメントありがとうございます
Just One Victoryの時の夜ヒットは、別枠で、Just One Victoryの記事に書いているんですよ
ウツの怪我の記事としてまとめましたので
調べづらくてすみません(><)

http://tamanet.at.webry.info/200712/article_5.html

来年は地方でもツアーやってくれるかもしれないと思っています
いずれにしろ30周年のライブ、楽しみましょうね
空耳FANKS
2013年12月13日 09:34
管理人様。空耳FANKS です。

12月に入りバタバタして、こちらに来れなかった間に、コメントが…返信が遅くなりすみません。

ご指摘ありがとうございますm(__)m

Just one victory の記事、読みました。こちらからのコメントよろしかったでしょうか…
テレビでの貴重な生を見れたんですね~。
私もJust one victory 大好きなんですが知名度低いんですね…残念です。受験生にはピッタリと思うんですが。

当時音楽好きでない親に頼み込んで見せてもらった記憶が甦りました。
ありがとうございました。
また、おかしなコメントしてしまったら、訂正お願いします。

更新頑張ってください。
青い惑星の愚か者
2013年12月28日 02:36
こちらこそ返事遅れてすみません
コメントの場所はどこでも結構ですよ

Just One Victoryは、テレビなどでもほとんど演奏されていませんから、ファン以外には知名度低いと思います
ただファンの間では、CAROLの象徴として印象は強いんじゃないでしょうか

この間出たBDでは、小室さんがサッカーの応援歌として使ってほしいみたいなことを言っていました
2004年のDouble Decade TourのMCでもそんなこといっていましたし、小室さんとしては知られてほしい曲なんだと思います

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