3-34 Digitalian is eating breakfast tour ②

いよいよ今回で、去年秋から続いた第三部が終わります
長かった1980年代も、最後となります
今までご覧いただいた方々、どうもありがとうございました
おかげさまでアクセスも35000ヒット越えました


では今回は話題もないので、さっさと第三部最後の更新に参りましょう


----------------------------------------------
まっくらな会場
英語アナウンスが流れ、
続いて「Winter Dance」が会場に流れる
CD音源のままである
この時点では、ステージは何も動かない


だが1分半ほど経つと、曲が「Digitalian」に変わり、
照明でステージが照らし出される
階段状になっているステージの中心部分が明るくなり、
小室がMind Controlを持って立って床下から登場する


「Shout」のイントロが始まると、
派手な照明が会場を照らす
床下から小室のシンセブースがせりあがってきて、
小室がスタンバイ
そして小室の「Shout!」の掛け声
アルバムと同じ形で、
「Digitalian」「Shout」でスタートである


全身を揺らしながら、会場を盛り上げようとする小室
間奏では「Come On With Me! All Right?」と会場に語りかけ、
間奏の「ラララ」のコーラス部分を、
自分と一緒に合唱するように要求する


次はある意味で、このライブで最も興味深い曲である
TM NETWORKの「Kiss You」である
TMからも一曲ということだったのだろう
TM曲を序盤にやることで、盛り上がりを期待したものと思われる


この曲が選ばれたのは、
もちろん当時のTMのライブで、
盛り上げ曲として定番化していたためだろうが、
レコーディングでWarrenが関わったこともあるのだろう
また小室曰く、勢いで歌える曲というのもあったらしい
(歌えているかは別問題だが)


演奏は「More Rock」に近いが、
歌はウツバージョンよりもラップ的要素が強い
小室によるデモの仮歌に近い歌い方である
間奏ではWarrenのギターがうなる
この曲でもサビで会場の合唱を求める


二曲を歌い終えると、小室のMCが入る


どうもありがとう。生まれて始めての、そしてもしかしたら二度とないかもしれない、小室哲哉のソロツアー、記念すべきソロツアーに来てくれて、どうもありがとう。ということは、今日来てくれたみんなも、僕にとってすごく価値のある人間なので。少し、ステージから僕が日本語をしゃべっていることに戸惑っているかもしれないけど。あるグループでは英語しかしゃべらせてもらえなかったし。あまり戸惑わないで、今日は最後まで日本語で、みんなとコミュニケーションするから、よろしく。


MCの形がTMと違うことを強調した後、
サポートメンバーの紹介
そして「Hurray for Working Lovers」に移る


小室はシンセブースに入り、
手弾きでライブアレンジのイントロを演奏する
パーカッションのアレンジもCDと異なり、
雰囲気が少し違うように感じられる
歌う時にはまたMind Controlを持ってシンセブースから出てくる
間奏ではWarrenと小室の掛け合いもある
次の「Never Cry For Me」は、CDに近いアレンジである


MC
「今まで僕が手がけてきたサウンドトラックの中から、少し聞いてください」
ここからはサウンドトラックのインストコーナーとなる
ステージ両側の巨大スクリーンに映画の映像を映し出しながらの演奏だった


まずは「Seven Days War」から、
「In The Factory」「Winners」
「Vampire Hunter “D”」から、
「魔物たちの夜」「Dのテーマ(登場)」
そして最後に未発表サントラ「天と地と」から、
新曲「炎」を演奏した


「炎」は当時ライブのセットリストでは、
「合戦」というタイトルになっていた
ツアー後期では、この曲に馬のいななきや鉄砲の音などのSEが追加された


ここから盛り上がり曲が続く
まずは「Opera Night」
長大なイントロが続き、二分くらい経った頃から、
「WowWow」のサンプリングボイスが鳴り響く
ウツボーカルのサンプリングボイス連打は多いが、
小室ボーカルでやったのはこの時くらいである


イントロだけで3分半ほどあり、
この間に小室は衣装を着替えて登場する
二番の後の間奏も長くアレンジされており、
全部で11分以上に及ぶアレンジである


この間奏の間、会場の照明が一瞬暗転する演出があったが、
この時小室は、ショルダーキーボードを床に叩きつけて破壊するパフォーマンスを行なった
これはTMN期の「Rhythm Red Tour」以後恒例化する演出だが、
このプレーの始まるとなったのがこのツアーだった
小室によれば、学生時代にもRoland SH-2000の破壊プレイを行なっていたという
ギズモかステイの頃だろうか


「Opera Night」アウトロから、
直接「I Want You Back」につながる
間奏では小室のシンセソロが入る
シンセを揺らしたり、シンセに乗ったり、
小室お得意のプレイも見られる
「Get Wild」イントロっぽいフレーズが含まれている


なおビデオでは、
この曲のところでライブのダイジェスト映像が入り、
ユンカースが登場する
また、ユンカース人形がショルダーキーボードを持って、
会場を盛り上げるシーンも見られる



ユンカースと小室



衣装から見て、ユンカース人形は本編後半、
ユンカース本体はアンコールの時のようだ
前者は「Opera Night」、後者は「Dream Rush」の時だろうか


このユンカース人形はTM終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」で、
「You Can Dance」で登場したものと、多分同じである
1990/3/7、木根が「笑っていいとも」で、
テレフォンショッキングに出演した時も登場している


「Gravity of Love」
ここからシングルが二曲続く
冒頭にパーカッションソロが入り、
その後もイントロにライブのみのフレーズが加わり、
オリジナルより長くなっている


ライブバージョンの間奏では、
小室が「今日僕とみんながここにいることも、Gravity of Loveです」というセリフが加わる
(ただし1月になるとイントロで言うようになる)
最後は楽器の演奏が消え、小室のアカペラで、
「Shining World Has Come. Celebrate Gravity of Love」と歌って、
曲は終わる


これもライブバージョンのイントロで始まる「Running To Horizon」
間奏・アウトロも長くなっており、全部で8分近くある
派手な照明の中、最後の盛り上がりである
小室はショルダーキーボードで決めて曲を終え、
「Thank You」と言って退場する


そして事前に宣言していた通り、
TM NETWORKではありえなかったアンコールタイムである
しかしここで最初に登場するのは小室ではない
Warrenがステージの中央に現れ、ギターソロを演奏するのである
そしてSteveのパーカッションが入り、
ステージ右側からSterlingが登場、元気にドラムを叩き始める


「20th Century Boy」のイントロが始まると、
小室がステージ後方から出現する
歌はWarrenが務め、
小室はショルダーキーボードの演奏とコーラスである
Warrenに見せ場を与える演出である
「20th Century Boy」は小室自身も好きな曲だが、
この曲が選ばれたのは、
Warrenが自ら小室に電話で申し入れてきたものだという


ボーカルが交替して、再び小室が歌う
曲は宮沢りえへの提供曲「Dream Rush」
Aメロ「Wow Wow Wow」の部分は、会場に歌わせた
正直、宮沢りえの歌を知っていると、
かなり違和感を以って聞こえる
少なくとも宮沢りえバージョンの方が聞きやすいボーカルである


アンコール1・2曲目は特別サービス的な選曲だったが、
3曲目はラストにふさわしく、
シングル「Christmas Chorus」で締める


「どうもありがとう。アンコールが2回もあるとみんな思わなかったと思うけど、今日はもうすぐクリスマスの日なので(ここの部分は日によって変わる)、最後に僕達からプレゼント。「Christmas Chorus」


小室のシンセが少し入り、コーラスでイントロスタート
構成は「Extended Version」と同様であるが、
イントロがさらに長くなっている
全部で10分を越えるアレンジである


最後はアウトロの「Merry Christmas & Happy New Year」のコーラスを流し続け、
会場に合唱を求め、
「どうもありがとう。素敵なクリスマスを。おやすみなさい」と言って退場する
会場によっては、さらに小室がサビのところを繰り返すこともあった


なお1989/12/24横浜アリーナ公演では、
「Dream Rush」のところで、
宮沢りえが特別ゲストとして出演した


登場シーンは、「Dream Rush」一番の後の間奏である
小室のMC
「どうもありがとう。今日僕と一緒に過ごしてくれたお礼に、僕らのクリスマスプレゼントをしたいと思います。「Dream Rush」のオリジナルシンガーが、今日来てくれています。Rie Miyazawa, Come on!」


宮沢りえが会場に登場し、小室のショルダーキーボード演奏の横で、
「Dream Rush」のボーカルを交代する
ちゃんと一番から歌い直した
「Christmas Chorus」でもコーラスに参加し、
最後の「Merry Christmas & Happy New Year」の部分も歌った


さらにファイナルに当たる1990/1/28横浜アリーナ公演では、
Mr.マリックがゲスト出演したが、
これについてはいずれ別章で触れることにしよう


(2008/7/14執筆 2009/1/1・2017/9/28加筆)


Digitalian is eating breakfast
エピックレコードジャパン
2003-12-17
小室哲哉

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

まっきー
2013年05月18日 01:29
先生がオンリーで歌ってる貴重なライブですね。
歌がうまいかどうかはともかく、あの独特の声と格好いい先生の姿があれば、TKファンには幸せなライブだったのかもしれません。
先生の普通に話す声は今でも結構いいなと個人的に思います。(歌はTKファミリーの中でも屈指の下手さなんじゃないですか...(;´Д`) 天は三物を与えずですね。)

TMではウツが激しく歌い踊る一方で、小室さんがクールに演奏する姿が一番美しいなと思います。やっぱりリードボーカルは誰が他の人にやってほしいな。

あくまで主観ですが、小室さんの外観の美しさっていうのは中性的で、私にはあまり男性を感じさせません。美少年がそのまま大人になった感じです。勿論女性に好かれるタイプだとは思いますが。

一方ウツは、TMN期にはかなり女性っぽい外観になりましたが、それでも強く男を感じさせる異様な色気があり、それが根強い女性ファンの獲得につながったのかなと思います。(男性にウケたかどうかは謎ですが...)
まーそれと歌(あと若い時のダンス)だけがウツの才能と言えば才能ですね。

今になってみると、木根さんが一番浮き沈みの無い人生を歩んでいるように思えるし、外観もあまり変わらなく見えます。昔ビジュアル系に居た時は、いつもひどい扱いを受けていた感じがしましたが。
青い惑星の愚か者
2013年05月21日 22:56
ボーカル向きではないことは否定しようがないですが、今となっては、むしろランホラを歌う先生をもう一度でいいから見てみたい…とも思いま

小室さんの中性的魅力というのは、当時から女性ファンを惹きつけていたようです
小室は王子ではなく姫なんだ!と、どっかのブログの女性ファンが力説していましたよ(笑
かしこ。
2017年09月25日 18:02
管理人さま。こんにちは。
毎度ながら忙しい中での過去記事追記作業お疲れ様です。

話題のDigitalian~tourについて。
先日、当時ツアー参戦したファンの方の感想ブログを発見しました。


Digitalian is eating breakfast:Tetsuya Komuro

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/1974/mindseye/report/Tetsuya_Komuro_19891216.htm


超人シリーズのキャッチフレーズ。
ソロシングルの『超人、デビュー』『超人を追え』アルバムの『そして、超人の愛』にも軽く触れられています。

参考までに。あしからず。
青い惑星の愚か者
2017年09月28日 04:10
このライブレポは存じ上げませんでした。
KX破壊パフォーマンス、digitalian tourで始まったとの情報がありながら、確証がなくこれまで書いていなかったのですが、このレポでははっきりと書いていますね!
本文でも手直ししておきます。
ありがとうございます。

この記事へのトラックバック

QRコード