4-4 The Point of Lovers' Night

今回はうれしいお知らせと、悲しいお知らせがあります
(アメリカンジョークっぽい話の振り?)
まずはうれしいお知らせから


去る5/26(火)の0:00、
大阪地検が控訴手続きを行なわなかったことにより、
小室哲哉さんの執行猶予付き判決が確定しました!!
もちろん有罪なわけで、必ずしもおめでたいわけでもないのですが、
これで音楽活動の開始が可能になったことは、
ファンとしては素直にうれしく思います


小室さん自身、早く音楽を始めたいと言っていましたが、
これからはその鬱憤をどんどん創作活動に向けていって欲しいです
そしてTM NETWORKも…お願いします


そういえば、TM NETWORK最後のライブだった、
「SPEEDWAY and TK Hits!!」ファイナル(2008/5/25)から、
一年が経ったんですね
奇しくも最後のライブから一年後が刑の確定の日になりました
本当にどん底のすごい一年でしたね…
25周年が控えていただけに、その落差もすごかったし
ファンの皆様も、ご苦労様でした


どん底の一年の様子を年表にしてみましたが、
25周年関連企画の残骸と小室事件が同時並行で進行している感じです
ここまで底辺を見たら、もう何があっても受け入れられるんじゃないでしょうか?(苦笑
しかし意外とリリースがあったんですね…

・2008/05/25 「TM NETWORK play SPEEDWAY and TK Hits!!」最終公演
・2008/05/28 「TM NETWORK The Singles 1」リリース
・2008/06/04 トリビュートアルバム「I Love TM NETWORK」リリース
・2008/07/? 神戸地裁、小室に9/30までに被害者Sへ6億円返済を命じる
・2008/07/23 「Far Eastern Wind~Summer~」リリース
・2008/09/10 「Far Eastern Wind~Autumn~」リリース
・2008/09/24 globe「Get Wild」着歌配信
・2008/10/15 リチャード・カーペンター、翌年秋の小室哲哉とのコラボ計画を発表
・2008/11/04 大阪地検特捜部により、小室哲哉・平根昭彦・木村隆逮捕
・2008/11/21 大阪地検特捜部、小室哲哉・木村隆を詐欺罪で刑事告訴、保釈
・2008/12/10 「UTSU&KINE EXPO Folk Pavilion -Revival-」
・2008/12/18 音楽座「マドモアゼル・モーツァルト」公演開始(~2009/3/7)
・2008/12/22 ゴッドプロデューサーKAZUKI「小室哲哉~50年の軌跡~」発売
・2008/12/24 木根尚登「春を待つ」配信開始(2009/1/21CD通販開始)
・2009/01/21 小室哲哉大阪地裁第一回公判(検察の供述調書読み上げ)
・2009/03/10 小室、6.5億を松浦勝人の肩代わりにより被害者Sに返済
・2009/03/12 小室大阪地裁第二回公判(松浦勝人・千葉龍平の証言)
・2009/04/18 「UTSU&KINE EXPO Folk Pavilion -Revival-」追加公演(~5/4)
・2009/04/22 トリビュートアルバム「We Love TM NETWORK」リリース
・2009/04/23 小室大阪地裁第三回公判(被害者・小室へ尋問、求刑、最終弁論)
・2009/05/11 大阪で執行猶予5年、懲役3年の判決
・2009/05/26 小室哲哉、刑の確定


それと来年(今年じゃないです)の夏頃に、
globeの東京ドームライブが計画されているという噂もあるようです
内外タイムズより

「来年の夏ごろをメドに東京ドームで事実上活動休止状態のglobeの復活ライブが水面下で計画されている。ライブにはTMネットワークのメンバーや小室ファミリーら小室に縁のあるアーティストに声をかけようとしているが、小室と絡むのを嫌がるアーティストもいるかも。実現すれば、チケットやグッズ、DVDなどの売り上げで小室からかなりの金額を回収できそう。不安材料は、小室人気が今どこまであるのか」(レコード会社関係者)


コラボライブでいろんなミュージシャンのファンを集めようということでしょうか
この関係者によれば、TMもノミネートされています


もっともこの情報の信憑性は微妙なところで、
芸能情報にありがちの適当なソースの可能性もあります
ただ同じ記事には次のような情報もあり、むしろこっちが注目です
・松浦勝人がavexの決算発表の席で、「テレビには当分の間出られるとは思いませんので、ファンの皆様にはライブなど、直に接することのできる場での復帰をイメージしています」と発言
・現在のテレビ局は、スポンサーに配慮して執行猶予期間中のタレントは起用しない。


これによれば、小室さんはあと5年はテレビに出演できないということになります
ラジオはどうなんでしょうか… さびしいですね
となると、やはり小室さんの姿を見るのはライブが中心になりそうです
avex関係のglobeですらライブが一年以上後になるとすれば、
TMはさらに後になるんでしょうか
まあ、多分まだ何も決まっていないでしょうから、待つしかないのですが


さて、以上の小室さんのお話のほかに、
悲しいお知らせもあります
EPIC SONY時代のTM NETWORKの映像を手がけてきた坂西伊作さんが、
肝不全で先週末(5/22~24頃?)にお亡くなりになったそうです
ご冥福をお祈りします


伊作さんのご意向で、家族で密葬ということになったので、
関係者の方々も葬式に参列などは出来なかったとのことですが、
小室みつ子さん葛城哲哉さんなど、TMと関係ある方々もコメントしています
その他にも業界関係者のコメントは散見しますが、
慕われていたことを感じさせるコメントが多いです


ウツや木根さんと同じ51歳だったんですね…
小室みつ子さんとは生年月日まで同じだったとか
まだまだこれからというお年だったはずですが、残念です
全然知りませんでしたが、アンティノスの社長になっていたんですね
出世頭だったんだと思います


坂西さん、EPIC時代のTMメンバーとは仲間みたいな印象でした
メンバーと意見を出し合って、新しい作品を送り出し続けて下さいました
すでにTMのスタッフとして仕事をすることはありえない立場にいましたが、
今回の訃報はそういうこととは関係なく残念な知らせでした
あの頃のスタッフは、TMメンバーも含めて、
気をつけないとどうなるか分からない年に差し掛かってきたんですね


「World Heritage」のブックレットで、坂西さんのインタビューがあります
TM NETWORKに関わったのは、自分から小坂洋二さんにお願いしたそうです
以後レコーディングや宣伝は全部関わっていたとか
最盛期のライブやPVの派手な演出やビジュアルは、
小室さんの思い付きを実現してくれる坂西さんのような方があってのことだったと思います


それでは本題に入ります
大変久しぶりのTM NETWORK話です

--------------------------------------------------------
「The Point of Lovers' Night」は1990/7/7リリースのシングルである
1989/7/21発売の「Dive Into Your Body」以来一年ぶりの新作リリースであり、
かつTM NETWORK名義としては(1999年再始動以前では)最後のシングルとなった
曲名は当初「恋人たちの夜の中での一時点」ということかと思い、
「ダサ!」と思ったが、
小室によるとアメリカにある岬の名前だとのことである


ジャケットは3人の写真のみというシンプルなものである
ジャケット裏面も同じ時に撮った3人の別の写真である
ウツはYシャツ・ネクタイ、小室はTシャツを着て、その上に黒のジャケットを羽織っている
木根は黒の上着に覆われてシャツは見えない
背景は紺色で、重い雰囲気の曲調にマッチしている
5月頃に撮影したものらしい


多分ジャケットと同じ時に撮影



このシングルはTM史上、一つの記念碑的作品となっている
TMはそれまでシングルチャートで一位を取ったことがなかった
年間では20~30位台の売り上げを出しており、
一年間が52週であることを考えれば、
売上については十分に週間一位を取れる水準だったのだが、
「Get Wild」「Beyond The Time」「Seven Days War」
などはロングセラーで売上を伸ばしたため、
一週あたりの爆発的な売上は無かった


また「Dive Into Your Body」はチャートのめぐり合わせのため、
通常ならば十分な売上を果たしていたにも関わらず、一位を取り損ねた
小室のソロシングルや宮沢りえ提供曲では一位を取っていたことを考えても、
TMはシングルではかなり不運だった


だがTM NETWORK名義の最後となるこのシングルで、
TMはついに一位を獲得した
週間売上11.3万枚、総売上32.6万枚、年間25位の記録である
週間売上でも総売上でも、TM NETWORK名義では最高記録であり、
おそらく今後も永久に越されないだろう


ただし総合売上は「Dive Into Your Body」の30.3万枚と比べ、
そこまで隔絶しているわけではない
年間順位に関しても、
1987年度には「Get Wild」で22位、
1989年度には「Dive Into Your Body」で24位を獲得している
だが一年のブランクを経て、
テレビ番組にもまったく出演しなかったにもかかわらず、
この成績は立派だと言えるだろう


本作はTMN名義作品を含めても、
「Love Train」「Nights of the Knife」「Wild Heaven」に次いで、
四番目の売上となっている
「Love Train」以下の3曲や「Dive Into Your Body」と比べると、
それほど売れ線の曲にも思えないが、
一年の休止期間を挟んでなお人気が保たれていたことが分かる


ちなみに「The Point of Lovers' Night」登場の前週には、
人気アニメ「ちびまる子ちゃん」主題歌「おどるポンポコリン」が、
発売以来長い時間をかけて、ついに一位を獲得している
その翌週にも売上を伸ばしたが(5.1→5.5万枚)
TMとWink「夜にはぐれて」に押されて3位に落ちた
「The Point of Lovers' Night」は1990年度年間一位のこの曲から、
一週とはいえ首位を奪ったのである
次週にはまた「おどるポンポコリン」に首位を奪い返されるものの、
「The Point of Lovers' Night」は10位内に合計4週ランクインした


小室が「The Point of Lovers' Night」を作ったのは、
1990年1月のことだった
この頃にはmaxellが1990年度のイメージキャラクターとしてTM NETWORKを起用することが決まっており、
「The Point of Lovers' Night」はそのCM用の曲として書き下ろしたものだった


CM用テイクは1/31~2/1にレコーディングされたという
(おそらくこれは歌入れ期間で、オケ作成はこれ以前か)
リリースまで半年かかったことになり、
メンバーは随分時間がかかったという印象だったらしい


この頃小室は「Digitalian is eating breakfast tour」の公演と、
「天と地と」レコーディングも並行していた
「Digitalian is eating breakfast tour」終了後の2月からは、
「Psychic Entertainment Sound」のレコーディングが始まるから、
この頃の小室は信じがたいほど多忙である


この時にレコーディングされた曲を元に、
maxellのCM撮影が行なわれたのは1990/2/2~3のことだった
神奈川県のクロサワフィルムスタジオで行なわれた
キャッチフレーズは「UDネットワーク動く」
「UD」はTMがイメージキャラクターになったカセットテープの名前である


メンバーの服装は近未来的な雰囲気の黒のスーツで、
ウェットスーツ地のタキシードだった
CMには、いくつかの青いビルが背景のバージョンと、
赤い一本の丸い塔が背景のバージョンがあり、
ともにメンバー3人が並んでサビを歌っている


このCMは1990/3/10からTVでオンエアされた
maxellの商品ニューUDⅡ2巻パックを買うと、
電話番号が中に書いてあって、
そこに電話をするとメンバーのメッセージが聞けるという企画もあった


UDネットワーク宣言や、ウツのパフォーマンス講座、
小室の作曲講座、木根の小説講座など、
maxellのサービスは二週間ごとに内容が変更された
もちろんリリース前の「The Point of Lovers' Night」も聞けた
サービス期間は1990/3/20~6/30であり、
CDはこの電話サービス期間の終了(つまり曲を聞けなくなる時点)を待ってリリースされたことになる


半年以上TMの活動が無かったこともあり、
ファンからは問い合わせもたくさん来たが、
公式には商品化は予定されていないということだった
当時のファンはリリースを求めて署名を集め、
それを受けて特別に商品化するということになった


もちろんこれはファンを盛り上げるための口上で、
実際は当初からリリースする予定だったのだろうが、
当時の多くの熱心なファンが署名を集めていたのは事実である


さて、久しぶりにファンに届けられた「The Point of Lovers' Night」は、
イントロからして耳に残る重いディストーションギターだった
一年前の「Dive Into Your Body」の、
シンセを前面に出したサウンドとは異質なものであることは、
誰が聞いても明らかだっただろう


このギターは、Warren Cuccurulloによるものである
レコーディングが行なわれた1月には、
「Digitalian is eating breakfast tour」のサポートで来日中だったため、
レコーディングに参加してもらったのである


歌に入った後も、重い音が続く
サビに入る前のドラム・ギターの音などは、
完全にロックのそれである
意外とシンセも入っているが、
ポップやダンスの雰囲気は皆無である


小室としては、あえてポップ的な要素を排除した曲を出すことで、
別方向へ向かおうとしていることを、
ファンにアピールしようとしたものと思われる
1990/7/7「Come On Fanks!」の小室コメントを引用しよう

よく聞いて欲しいんですよ、ここで。これは今後のTM NETWORKのね、方向を示す、示唆する曲だと思ってくださいね。たとえばですね、これから南へTMが行こうとしたらですね、これは南東の方に向いている曲ですね。ちょっとだから、南なりなんなりの行く方向に向かせる曲ですね。


この「南」というのが、
「Rhythm Red」のハードロックサウンドであることは明らかであろう
ユーロビートからハードロックへと移る、その前段階として、
ロック色の強い聞かせるミディアムナンバーを持ってきたのである
小室は後に、TM NETWORKとTMN両方に対応可能な曲と言っている


「聞かせる」と言えば、
「Dress」作品や「Dive Into Your Body」と比べると、
この曲はメロディが中心に置かれているように感じる
そのためウツの歌の印象が強く残る
これはこの後に続く「Time To Count Down」など、
他の「Rhythm Red」収録の作品群と比べてもそうで、
「天と地と」とともにこの時期の一つの特徴と言えるかもしれない


なお「The Point of Lovers' Night」は、
シングルと「Rhythm Red」バージョンではアレンジが異なっている
特にドラムについては、
前者はシンセによる打ち込みとなっているのに対し、
後者は完全に生音となっている(山木秀夫の演奏)
小室ソロ活動期と同様に、曲作りにはシンクラヴィアが使われた
シンクラヴィアは、以後TMN期を通じて活躍する


シングルのカップリングは、
「The Point of Lovers' Night (Instrumental)」である
インストがカップリングになるのはそれまで恒例になっていたが、
このシングルを最後にしばらくなくなる


作詞は小室哲哉が担当した
「Gravity of Love」「Christmas Chorus」「天と地と」と続いたソロシングルの延長である
歌詞には英語をまったく使わないようにしたという
テーマはめぐりあう二人の絆とのことで、
「天と地と」に通じるものである


歌詞全体としては、未来に迷う相手(女性)に対して、
主人公が見守っていることを告げるものだが、
その始まり方が少々突飛である
冒頭の部分を挙げよう

電話ボックスに忘れたカセットで 君のメッセージ僕に伝わった
一人ぼっちの店のテーブルには ボクを待っていた…キミがいた


重厚なギターサウンドのイントロが40秒以上続いた上で、
「電話ボックスに忘れたカセットで」というフレーズは、
正直言ってかなり微妙である
当時も批判されていた印象がある


これはおそらくmaxellのCMソングという事情があり、
「カセット」という単語を入れなければいけなかったのだろう
また「電話ボックス」も、
電話からTMのメッセージを聞けるmaxellのサービスを前提にしたフレーズだろう
そこで小室は、電話とカセットを通じた二人のめぐり合いの物語を構想し、
歌詞にしたものと思われる


しかしながらそれを差し引いたとしても、
上手い歌詞だとは、お世辞にも言いがたい
「Digitalian is eating breakfast」の現実的かつ具体的な歌詞で、
すばらしいセンスを見せていただけに、大変残念である
小室の場合、「Electric Prophet」のように完全に非現実的な世界を書くか、
身の回りのことをモデルにした等身大の世界を描くか、
どちらかが適しているようである
(プロデューサー期以後は完全に後者に特化する)


またCMで使われたサビの部分、
「“夢が見つかるまでは傍にいて欲しいから強く抱きしめていて”君はそう言っていた」
についても、歌詞で読めば、“ ”の存在から、
「夢が~抱きしめていて」が「君」の発言であることは分かるのだが、
頭から歌を聞いていると、
突然直接話法が出てくるこの部分は戸惑いを覚える


フォークソングなどではよく見られる手法だが、
この曲で、しかもこの部分でだけこうした表現を用いるのは、
あまりうまいやり方ではないと思う
” ”の中のフレーズ自体は、なかなか雰囲気もあると思うのだが


全体としてこの曲の歌詞は、
日本語としてこなれていない感が強いが、
小室も実際にかなり悩んだようで、何回も書き直したという


実はTVCM用に使われたバージョンは、
そのままCD化されたわけではなかった
たとえばBメロの「お互い気付かずに」の部分は、
CD版では「おたがーいきづーかずーに」であるが、
CM版では「おたーがいきづかずーに」と歌っていた
(ただしCMではこの部分は流れない)


歌詞も違う部分があり、
冒頭の「電話ボックスに忘れたカセットで君のメッセージ僕に伝わった」の後、
「一人ぼっちの店のテーブルには ボクを待っていた…キミがいた」
の部分が、
「さまよっている顔も知らない君に 近くに未来があると教えたかった」
となっている


旧バージョンだと、
主人公は見ず知らずの人のカセットを勝手に聞いたことになり、
かなり不思議なシチュエーションとなる
まあCD版でも、なぜメッセージを吹き込んだカセットが電話ボックスにあるのか、
さっぱり分からないのだが


さすがに不自然すぎるということで修正されたのだろうが、
CM版の方が本来の構想をより正確に反映していると思われる
ここでメッセージを託す女性(男性を一方的に知っている)と、
それを受け取り励ましの言葉を送る主人公(女性の顔は知らない)は、
決して文字通りの「Lovers」=恋人などではありえない
TM NETWORKとそのファンを象徴しているのだと思う
「Electric Prophet」でファンを「our lovers」と呼んでいるのと同じである
つまりこの曲は「Lovers' Night」という曲名でも、
決してラブソングではない


そして歌詞の最後の、
「歩き出す君がもし僕を必要ならば君がUh~好きだからいつも見守っていたい」
というところから明らかなように、
この歌詞の結論は、主人公=TMが女性=ファンを見守るというもので、
将来に悩む10代のファンに向けて見守っていることを伝えた、
TMからのメッセージと見るべきである


要するに具体的な設定に基づく物語のように見えて、
その実はファンに向けられた抽象的なメッセージであって、
その意味で方向性としては、
「Come on Let's Dance」「Kiss You」「Come On Everybody」
などと同様ということになろう


歌詞の日本語がおかしくなってしまったのも、
こうしたTMの抽象的な歌詞世界に、
小室がソロで試みた具体性のある歌詞を持ち込もうとして、
それらが十分に融合しなかった故ではないだろうか


ただこの曲も、ところどころのフレーズでは結構かっこいいところもある
私が好きなのは2番の冒頭部分で、
意味はあまり無いような気もするが、歌で聞くと結構イカす

沈む太陽と光る月のシルエット 泣き出しそうな夜と君
いつから僕は君と知り合った? とても昔の思い出のようさ
優しさに吸い込まれてゆく お互い気づかずに近づいて巡り合う
言い争いで理解(わか)り合えなくても 悲しい気持ちの時にも
ただ寄り添って時を感じていたら 一人じゃなく二人だけの明日が来る


なお「The Point of Lovers' Night」は、
現在までTVで演奏されたことがないし、PVもない
CMで使われたので、サビだけは知っている人もいるだろうが、
フルコーラスを知っている人はファン以外にあまりいないと思う
売上の割には知名度の低い曲ではないだろうか


ちなみに終了以前で一度もTVで演奏されなかったシングルは、
この曲とリプロダクションシングルを除けば、
「All-Right All-Night」「Rhythm Red Beat Black」「一途な恋」
だけである


ライブでは特に「Rhythm Red Tour」で、
アンコールの締めとして演奏され、
これがなかなかすばらしい終わり方である
CDで聞くだけではあまりイメージが湧かないかもしれないが、
かなりライブ映えする曲である


その後は「EXPO ARENA」「TMN 4001 Days Groove」「Double Decade Tour Final」など、
記念的・総集編的なライブで演奏されている
特に「TMN 4001 Days Groove」では、終盤の盛り上がりの最後、
ラストの「Nights of the Knife」の直前という重要な位置で演奏された
30周年記念ツアー「Quit30」でも、
アレンジを変えて10年ぶりに演奏された

(2009/5/31執筆、2017/10/8加筆)
The Point of Lovers' Night
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この記事へのコメント

fe
2009年05月31日 20:05
今晩は。

私は「TMN BLACK」で本作と出会いましたが、「Self Control」「JUST ONE VICTORY」を聴き続けた頃での本作との出会いは率直で「重い」「ハードロック」「機械音が少ない、しかし、ギターが全面に出るとその少ない機械音が引き立つ」「ああ、やっぱりTMの音の本質はシンセなんだ」とシンセ主体の楽曲をオムニバスで聞いた身には衝撃でした。

来年の夏にいきなり東京ドーム…SARS等が原因で中止になった「globe extreme」での東京ドーム公演中止を思い出してしまいました。

やっぱりその後に記載されている「ライブが中心」の方が(+楽曲提供・プロデュース)信憑性高そうですね…。やっぱり海外のアーティストとのコラボレーション(TKCOM・アルバム参加等)はしばらくお預けでしょうか?そして、リチャード・カーペンターとのコラボレーションは…イーミュージックでも情報が記載されてましたから望みは薄そうですね…。

それでも、やっぱり見守っていきたいです。「仕事がしたい。今すぐしたい」と言った小室先生の言葉を信じていきたいです。
NAX
2009年06月01日 08:06
おはようございます。


TM NETWORKで(TMNを除いて)最初で最後のオリコン1位を獲得した『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』ですね~



あり?Synclavierを使って制作したのはTM NETWORKの曲はたしか『DIVE INTO YOUR BODY』だと思いますが…;





その時期くらいの雑誌インタビューでSynclavier使用してたとの情報ですが(^^;;






ギターはデュランデュランのウォーレンでしたか!?




もしかして?と思っていたので~
アザラシ
2009年06月01日 12:56
個人的な意見ですが、テレビに関してはN●Kの考え次第のような気がします。実際に逮捕直後はてっちゃんの作詞作曲のも拒絶状態でしたが、保釈後、紅白の出演歌手が話題になる時に「小室哲哉の作詞作曲の歌を紅白で歌ったり、小室ファミリーの出演は問題ない。」と言って以降、民放でもごく普通に作詞作曲の曲が流れ始めゴールデンタイムでもちゃんと作詞・作曲のクレジットが出た上で歌番組で流れましたから。

『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』は、全部日本語歌詞で、しかも比較的歌いやすいなって思いました。






まっちゃん
2009年06月01日 18:57
『The point~』僕も大好きな曲です。でも歌い出しの「電話ボックスに忘れたカセットで君のメッセージ僕に伝わった…」は当時、一生懸命シチュエーションを想像しましたが全く理解出来ませんでした(笑)
なるほど!!UDと電話で色々聞けるキャンペーンの絡みで無理矢理使った単語かぁ~素晴らしい読みですね(笑)
ありましたね『UDネットワーク動く』リニューアル時期~globeデビュー時までマクセルUD愛用してました。TMNのブルゾン欲しかったけど当たんなかった…globeのキャップは知り合い名義でも応募して二個ゲットしました。
あぁ、ここを覗かせていただく度に色々な思い出が甦ってきます。まさに、タイムマシーンですね。
まっちゃん
2009年06月01日 19:36
↑ごめんなさい。globeはTDKでしたね。さっき懐かしくなってYouTubeで色々見て気付きました。僕の記憶力はいい加減ですね(笑)
GAUZE
2009年06月02日 00:11
坂西伊作さんの訃報はショックでした。日詰さん・鬼さんに続き、TMに関わった素晴らしい仲間達が次々と亡くなるのは本当に残念でなりません。三人のお気持ちを察するといたたまれなくなります。TMのメンバー及びTMに関わるミュージシャンやスタッフの方々には、是非健康に気をつけて活動してほしいです。勝手ながらこの場をお借りして改めて伊作さんのご冥福をお祈りいたします。
蒼い惑星の愚か者
2009年06月02日 21:45
>feさん
海外アーティストとのコラボレーションは相手次第でしょうけど、単独の活動以上にイメージが重視されるでしょうから、なかなか難しいんじゃないかと思いますね
しばらくはそういう裏技的なものは狙わずに、コツコツと目立たない仕事を重ねていくしかないと思います

>NAXさん
おおーっと!
大事なご指摘、ありがとうございました
シンクラヴィアはてっきりRunning To Horizonかと思い込んでいましたが、wikipediaでもDive~が最初と書いていますね
私の手元には該当資料がないんですが、NAXさんのご指摘に従い、今回の記事と過去のDive、digitalianの記述を直しておきます
ありがとうございました
ウォーレンの件は、小室さんが当時のラジオで明言しています
Rhythm Redのライナーにウォーレンの名前があるのも、The Point~で参加しているからでしょう
蒼い惑星の愚か者
2009年06月02日 21:57
>アザラシさん
テレビ出演は、今後の状況によっては変わるかもしれませんね
あと執行猶予期間ってのは、模範的な生活を送っていれば、懲役期間みたいに軽減されることはあるんでしょうか?
そうなれば5年よりも早くテレビでお目見えできるかもしれません

>まっちゃんさん
globeもカセットのCM出ていましたね
曲はmusic takes me higherでしたっけ
今回の画像、UDのCMを使おうかとも思ったんですが、結局ジャケ写別バージョンにしました

>GAUZEさん
私も執行猶予ーと浮かれている時に聞いて、びっくりしました
業界の方は不規則な生活が多いでしょうから、体を壊す方も多いんでしょうね
他の方々も、本当に気をつけていただきたいです
ともだろ
2009年06月02日 22:25
アメリカンジョーク的な書き出しにまた
笑ってしまいました。
刑が確定してほっとしましたね。
これからはよいお知らせを待つことができるので
すごくうれしいです。この半年はほんと辛かった…
さて、「電話ボックスに忘れたカセット」のくだり
ですがなるほどーーと納得してしまいました。
当時そのカセットを買って電話でテープを聞いていましたが全く気づきませんでした(汗)
実家に帰ったらそのテープの包み紙やら電話番号が書いてあるカードが大事にとってありました。
しかし電話で何を聞いたか全く覚えていませんね。
確か内容が何回か変わるから何度か電話をかけたたような覚えがありますけど。
アザラシ
2009年06月03日 17:48
執行猶予期間の短縮は「恩赦法」によって、本人が申請することも出来るそうです。あと、天皇の崩御や即位、結婚などでもあります。
(詳しくはhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111066286をどうぞ)

今改めて法廷ライブを読んでみても、本当によく杉田裁判長はてっちゃんに対してしっかりファンが言いたくて仕方が無いことをしっかりと伝えてくれたと同時に、被害者に対してもしっかりと牽制してくれたなって思います。

今回の事件で本来のてっちゃんを取り戻したなって思います。例えば、判決後の記者会見で「ピアノのとかの前に座ると」と言わずに「ピアノとかの前に座らせていただくと」と言っているのを見ると、本当に無事に執行猶予期間が過ぎて欲しいと思うと同時に、復帰を果たして欲しいと思います。
ボヤッキー
2009年06月05日 23:43
執行猶予付きの判決が確定して約10日ですが 今後のTM NETWORKの活動はどうなるのでしょう? そろそろメンバー間で話し合い等なさってるのでしょうか?
予想外の「SPEEDWAY」復活 予想外の執行猶予付き ときたので 我々の大方の予測を裏切る秀吉中国大返しなみの、早期復活なんてあったら嬉しいなあ 新生TMではウツさん減量するとか 木根さんが葛城さんバリの速弾き披露するとか 先生は反省の意味で「GORILLA」のアルバムジャケットのいでたちで光の中から登場するとか まあ半年前の状況に比べればホントに明るい気分なのですよ。すぐの復活は現実無理でも待ちますよ 俺たちは 最高のトライアングル TM NETWORKを♪
ボヤッキー
2009年06月05日 23:43
執行猶予付きの判決が確定して約10日ですが 今後のTM NETWORKの活動はどうなるのでしょう? そろそろメンバー間で話し合い等なさってるのでしょうか?
予想外の「SPEEDWAY」復活 予想外の執行猶予付き ときたので 我々の大方の予測を裏切る秀吉中国大返しなみの、早期復活なんてあったら嬉しいなあ 新生TMではウツさん減量するとか 木根さんが葛城さんバリの速弾き披露するとか 先生は反省の意味で「GORILLA」のアルバムジャケットのいでたちで光の中から登場するとか まあ半年前の状況に比べればホントに明るい気分なのですよ。すぐの復活は現実無理でも待ちますよ 俺たちは 最高のトライアングル TM NETWORKを♪
蒼い惑星の愚か者
2009年06月10日 03:41
>ともだちさん
まだ包み紙とかあるんですね
物持ちいいなあ(笑
電話の内容はあまり覚えていませんが、割とどうでも良い内容だった印象があります…

>アザラシさん
恩赦って執行猶予にも有効なんですね
知りませんでした
雅子さんに皇子が生まれればもしかして…

>ボヤッキーさん
なんか水面下で動いていると良いですね
多分多少は何か話していると思うんですけど
噂通りa-nationでglobeが復活するとすれば、そこで今後の方針のコメントはあると思うんですが、それでも2ヶ月後ですね
まあ、気長に待ちましょう
かしこ。
2017年02月11日 17:01
管理人さま。こんにちは。
重箱の隅をつつくようなコメントにて失礼します。話題にある『point of~』ジャケット写真の件です。

おそらく小室さん・宇都宮さんが着てるシャツの色は「白」だと思います。いわゆる『色彩と視覚による錯覚』マジック効果で・・・照明で使われたオレンジがかった色により、シャツが黄色っぽく見えるのです。

分かりやすく例えると・・・夕陽に照らされた顔の色や風景などが、夕陽の茜色よりもオレンジがかった色に見えたり、小麦色っぽい肌の色に見えたりする現象です。

照明で夕陽や朝日をイメージした色を使用した事は、ジャケット写真に写っているTM御三方の肌の色からも推測できます。あしからず。
青い惑星の愚か者
2017年10月08日 01:49
たしかに照明を当てているせいでシャツが黄色く見えている感じはしますね。
ただ照明の効果を考慮するならば、逆に白であると断言もできないようにも思います(白の可能性は高そうですが)。
記事からは色の表記を消すことで対応しておきますね。
かしこ。
2017年10月09日 22:44
管理人さま。こんにちは。
過去記事追記作業、誠にお疲れ様です。

自分の良かれと思う老婆心と僭越ながら重箱の隅をつつく長文コメントに対し、いつも丁寧なお返事と柔軟な対応をしていただき、本当に有り難き幸せです。

これから続くTMの活動第1期後半追記作業に限らず、なるべく情報元が確かで、参考になるような情報があれば・・・また懲りずに長文の書き込みコメントをするかもしれません。あしからず。
Maki
2018年02月17日 17:44
ソロ期間に好きになり、初めて・リアルタイムで買ったCDです!
中学生でしたので、一気にアレコレ揃える事も出来ず、ただひたすらにこの2曲をリピートし…隣の部屋の兄に「いい加減にしろ」とツッコまれた記憶が(笑)
思い出深くもあり、曲も大好きです。
青い惑星の愚か者
2018年03月01日 00:26
ソロではまったんですね。それはまた物ず…いや、素晴らしいです!
この曲が出た頃、というよりCMが流れた頃は、TMがまだ続くことが分かってほっとしました。

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