MyFavourites05 Monotone Boy (レベッカ、1987年)

小室さん(哲哉)がゲストだった5/15の「小室みつ子のGet Wild」
大変楽しい番組でした
相変わらずのみつ子さんの進行役の腕前(笑)のためにグダグダ状態で、
小室さんも昔からの友だちと一緒に雑談をしているような感じになっていました
小室さんが人に突っ込んだり、フォローしたりするなど、
すごいレアなシーンを見ることができました


最後にはセッションライブもありました
「Get Wild」「Carry On」は予想通りでしたが、
他に小室さんのシンセのみでの「Seven Days War」インストや、
みつ子さんボーカル付きでの「Music Survives」「THX A LOT」も演奏しました
普段は2曲程度ですが、小室さんゲストということで多めにやったんでしょうね


特に「Carry On」… 歌う小室さんをライブで見れましたよ!
歌詞が書いてある紙を手に持ちながら歌うのは、どうにかならなかったかと思いますが、
ともかく嬉しかったです


「Get Wild」はリズムマシン無しで、
小室さんの不安定かつ高速bpmでのキーボード演奏のみで、
みつ子さんが歌いました
この困難な条件のため、みつ子さんの歌は演奏からずれてしまい、
小室さんがその場でみつ子さんの歌に合わせて演奏の方を合わせたりしてました


さらに演奏が終わってからは、マイクにリバーブをかけ忘れていたことも判明し、
みつ子さんが超ショック状態になったため、
小室さんの配慮でもう一回やることになりました
(小室さんの演奏は、一回目とアレンジも速さも変わっていました)
つまり実際のライブ演奏は6曲となりました
もう普通のミニライブの曲数ですよね(笑


みつ子さんはもう一個、よりによって最後の曲でも失敗しました
「THX A LOT」では、間奏の後に歌に入るところで、
みつ子さんがうっかり歌に入りそこねてしまい、
小室さんが演奏しながら手を振って、
「サンハイ」という感じで歌に入るところを指示したりとかしていました
終わった後は、小室さんがみつ子さんをなぐさめたり落としたり…


そんなこんなで、本来2時間番組だったはずが、なんと3時間半!
いや、これは演奏曲のせいじゃないですよね
まあ、それだけ時間を忘れるほど、当人たちも楽しかったのでしょう
いろんな意味で伝説になる内容だったと思います


ただ小室さんは出演の後作曲の仕事があり、
ひろゆきさんは飛行機で移動しないといけなかったため、
結構大変だったみたいです
小室さんは、演奏が終わったら則逃げしますと言っていて、
本当に番組終了前にいなくなっちゃいました


それと小室さん、視聴者からの「TMは?」という質問に対し、
3人のタイミングが合えば必ずやると答えていました
つまりやるメドは立っていないということなんでしょうが、
それでも本人は念頭にあるのだと思います
ウツが8月から10月までのソロツアーを発表しましたし、
年末まではTMは無さそうですが、早く実現して欲しいですね


この時の放送の内容は、BARKSにも記事が出ています
写真もありますし、見ていない方は是非ご一読下さい


あと前回とりあげたイーミュージックの脅迫の件について、具体的な内容が分かりました
笹原によれば、2007年5月に木村某が小室さんのマネージャーを名乗る荒木某をつれてきて、
小室さんの「著作権権利」購入を持ちかけてきたことがあり(Twitterその1)、
その件で5/13に佐藤弁護士に接触したようです(Twitterその2


この荒木某とはイーミュージック初代代表荒木和弘で、
木村某とは小室事件主犯格の木村隆か、
逮捕直前の小室さんをマネージメントしていた木村総一郎でしょうか
ここをつっつくといろいろうさんくさいものに気付いたりするんですが、
今回はこれは置いておきます


これってたぶん、イーミュージック設立時の原盤製作・譲契の契約の件ですね
しかし実際にはavexで制作した音源の原盤権はavexが、
SONYで制作した音源の原盤権はSONYが持っているわけで、
仮に小室さんが過去音源の原盤権をイーミュージックに譲ると言ったところで、
実際に原盤権を持っているところがそれを手放すいわれはないはずです


笹原Twitterが丁寧な文面で書かれているのは、
TMファン(私じゃないです)の非難にうんざりしたためのようですが、
一方でイーミュージックの方は、
松浦さんに対して露骨に以下のような脅迫を行なっています
聞いたよ。告訴しないと思ってるの?吹けば飛ぶような業界人という立場を気付かない?僕らは異業種だよ。

「異業種」ですか…
表向きにはavexと同じ音楽関係の会社ということになっているんですけど、
自ら公言しちゃいましたね
どんだけバカなんですか、こいつら


イーミュージックの脅迫文を見る限り、
avexはイーミュージックを放置しているように見えます
実際には法的に問題になりえないレベルのやっかみなのでしょう
このまま、まつはしともの新曲とやらも商品化されず、
事態が沈静化することを望みます


さて、今回はおまけの回です

----------------------------


今回取り上げるのはレベッカです
まずは全盛期NOKKOの声量とライブパフォーマンスに圧倒されて下さい
TM NETWORKと同じ1980年代のバンドですが、
実はMyFavouritesコーナーで80年代を取り上げるのって初めてですね


なぜ今回レベッカかといえば、
ちょうど本編でT.UTU with The Bandで土橋さんの話題が出たことだし、
今じゃないと取り上げるタイミングはなくなるだろうな…
ということです


レベッカは全盛期がTMよりも少し早かったですし、
ファン層もあまりかぶっていないためか、
指摘されたのを見たことがないのですが、
実はデビューがTMと同じ1984年4月21日です


レーベルはCBS SONYで、別レーベルではありますが、
TMと同じSONYグループです
あくまでもロックバンドではありましたが、シンセもかなり目立っており、
ロックとシンセの共存という点も、TMとの共通点といえるかもしれません
リミックスアルバムやベスト版がやたら多いのも似ています


デビュー当初セールス面で振るわなかった点もTMと共通しますが、
1985年のメンバー変更により、
リーダー・作曲がキーボードの土橋安騎夫さんになってから、
ロック色の強い曲調から、キュートさ・ポップさを前面に出した曲調になり、
彼らの音楽はより広く受け入れられるようになっていきます


彼らはブレイク前から熱いライブでも注目されていたようですが、
この年10月にドラマタイアップを付けた「フレンズ」を大ヒットさせます
この3ヶ月後、
同じくドラマタイアップ付きの渡辺美里「My Revolution」が大ヒットし、
作曲家小室哲哉が注目されるきっかけになったことを考えると、
小室さんの動向はレベッカの少し後を追っている印象もあります


「フレンズ」を含む「REBECCA Ⅳ」は当時95.6万枚を売りました
セールスが1985年度・86年度にまたがったため1986年度アルバム3位に終わりましたが、
総合売上で見れば実質的に86年度の1位相当の数字でして、
TMの最大のヒット作「CAROL」(66万枚)をはるかに上回ります


ただし「CAROL」も当時のバンドブーム期の中ではかなりの記録で、
BOOWYやThe Blue Heartsも、
オリジナルアルバムで現役時代にこれほどの数字は出していません
このことを考えれば、「CAROL」を上回るレベッカの数字のすごさは分かると思います
(90年代になるとPrincess PrincessやXがオリジナルでミリオンを出しますが)


ましてや80年代半ばといえばCD・レコード売上の低迷期でしたから、
その中でのこの数字は、業界的にはかなり衝撃的だったはずです
80年代後半のバンドブームの主役となったのは、
80年代前半から地道に活動していたミュージシャンたちでしたが、
そのバンドブームの引き金は実質的に彼らだったと言っても良いでしょう


一般にバンドブームの火付け役として挙げられるのはBOOWYですが、
この点では後の影響力と現在の支持者の規模の差のため、
レベッカが正当な評価を受けられていない気がします


彼らの活動はTMの活動にも影響していたかもしれないと思っています
TMが1986年を境にライブを意識した音作り・活動を始める前提として、
公式にはしばしばBruce Springsteenの来日や尾崎豊の影響が挙げられます
しかし両者の音と1986年のTMの間にはあまりにも差がありすぎます


小室さんは1986年の方針を考えるため、
「Dragon The Festival Tour」が終わった1985年末頃、
一人旅をしたといいますが、
この時はまさにレベッカが商業的に大成功を収めていた時でした
彼らがライブに積極的だったことを考えても、
1986年のTMの活動形態に関して意識していた可能性は十分にあると思います
(もちろんFUNKやダンスを取り込んだTMの音はレベッカとは別物でしたが)
実際に小室さんは、当時意識していたバンドとして、
BOOWYとともにレベッカを挙げています


ということで、私は歴史的に見てレベッカの位置は大変なものと思うのですが、
正直に言って、この頃のレベッカはあまり興味ありません
もちろん個人的な好みが前提の話ですが、
その前後のTM作品(「Childhood's End」「Gorilla」)と比べても、
TMの方が音の実験性も完成度も高いと思っています


ですがその後、1987~88年頃のレベッカは、
ロック、あるいはポップス・キュートというだけでは括り切れない楽曲を、
次々と生み出します
その始まりとなったのが、本章で取り上げる「Monotone Boy」です
若い方で「フレンズ」しか知らないという方は、
別人の作曲と思われるかもしれませんが、両方土橋さんの作曲です


実は私が小学生の頃、この曲を歌うレベッカを「ザ・ベストテン」で見た時、
どう聞けば良いのかすら全然理解できず、
「なんだこりゃ?」と感じたのを覚えています
しかしその後ある時からこの曲の中毒性の虜になりました
ギターを派手にかき鳴らすのだけがロックというわけじゃないと教えてくれた曲です


この後には1989年まで、
「Nervous But Glamorous」「Moon」「One More Kiss」「Vanity Angel」
と、シングルをリリースしますが、どの作品も傑作です
ここらへんの楽曲では、NOKKOさんのボーカルにはセクシーさが、
歌詞には狂気が強調されるようになりますが、
そこらへんがたまりません


今回はこの時期のどの曲を取り上げるか悩みました
「Moon」「Vanity Angel」も考えたのですが、
結局「Monotone Boy」にしたのは、実はTMがらみです


実はこの曲、T.UTU with The Bandの「Live Water Dance」(1994年)で、
日替わり曲で演奏されていました
1993年の「Live Butterfly」ではTM曲が日替わりでしたが、
この時は土橋さんの曲が日替わりだったわけです
もっともこの部分はビデオ化されていません
たぶんウツが歌ったんだと思いますが… どんなんだったんでしょうか


ウツの話はともかくとして、
1980年代後半に邦楽界を沸かせたレベッカでしたが、
まもなくバンドブームの本格化によって、
レベッカを超える人気バンドが次々と現れます
その中でもレベッカを早く飛び越していったのがBOOWYとTMでした


一方でレベッカは「Rebecca Ⅳ」期のポップさを薄めて行くとともに、
売上も伸び悩むようになります
1989年の7thアルバム「Blond Saurus」は1位を獲得したものの47.4万枚の売上で、
1987年の6thアルバム「Poison」の63万枚から見ると3/4程度となりました
「Poison」は1988年度年間7位、「Blond Saurus」は年間21位で、
この点からも人気の低下は明らかです
バンドブームの最中で人気バンドの勢力交替が起こっていたわけです


この後のレベッカは原点回帰をアピールするためか、
ポップス的要素の強いシングルを2枚リリースしますが、
(ただその一枚「Super Girl」「Blond Saurus」からのリカット)
アルバムはリリースされず、1991年に解散してしまいます
そして土橋さんは、翌年T.UTU with The Bandの一員として、
ウツのアルバムのレコーディングやツアーに参加することになりました


このように末期の作品は、
ファンから見れば解散を控えた終末期ということになりますが、
(実際にNOKKOのテンションも微妙だったという説もあります)
私は「Blond Saurus」とその後のシングル「Little Rock」
いずれもかなりの良作と思っています
いいものを作っていたのにもったいないなぁ…というのが、当時の感想でした


なお今回は取り上げた「Monotone Boy」はオリジナル版未収録なので、
最後に置いておくリンクはベスト版にしておきますが、
オリジナルアルバムとしては「Poison」「Blond Saurus」を是非お勧めします


次回は通常記事の更新となりますが、
たぶん1週間での更新とはならず、少し間が空くと思います
2週間は空かないようにしますが、どうぞご了承下さい


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この記事へのコメント

ひろ
2011年05月21日 15:30
いつも楽しく(?)拝見しています。
TMファンかつレベッカファンでもある私は
音楽性が似ているのかなぁと思っていました。
どうもギターがんがんサウンドが苦手なようで…

余談ですが、スーパーカーは「JUMP UP」が好きです。
青い惑星の愚か者
2011年05月23日 01:34
TM・レベッカ兼ファンなんですね
一般のイメージではTMとレベッカってぜんぜん違うんですが、シンセの比重が大きい点とか、リミックスに関心があった点とか、(特に後期では)歌謡曲的な楽曲作りを意識的に拒否した点とか、志向に近いものはあったと思います
こうした共通点があるにもかかわらずTMが成功できたのは、ボーカルとかアーティストイメージとかの点で、うまくレベッカと住み分けしたからだったのかもと思っています

余談ですが、JUMP UPはよい作品ですよねアルバム全体の雰囲気とか…
むーん
2011年05月23日 14:25
はじめまして、いろいろ懐かしく思いながらブログ拝見させていただいてます。

自分も当時はレベッカの大ファンで、レベッカについてのコメントは概ね同意です。(笑)

Live Water Danceは終了宣言の前日に観に行っていて、ウツのMonotone Boyを聴けてめちゃめちゃアガりましたねー。
土橋さんだったか、「5月の(TMの東京ドームの)ライブ観に行くよ」なんてフライング発言しちゃって、会場騒然としたりも。(笑)
自分はこの時すでにTM解散の情報を情報通の友達から聞いていたので、なかなか複雑な思いでしたけどねー。
kaiesan
2011年05月26日 21:54
おひさしゆんです。お元気でしたか?
レベッカのmonotoneboy  これ 映画の主題歌でしたね~
タイトルは「微熱少年」
バービーボーイズのコンタが主演してたっけね~
微熱少年のサントラ もってマスヨ!
レベッカと TMの接点 なんとなく私もわかる気がします。
TMとか違う記事かと思いきやなになに 楽しく読ませていただきました^^ありがとういつもthank you
kuri566
2011年05月28日 06:13
当時、キーボードスペシャルとかキーボードマガジンを毎月のように購入していた者としましては、レベッカの土橋さんとTMの小室先生は常に「本」の中では、共通の二人という認識であったんです。土橋さんが自嘲ぎみに「1位と2位を坂本教授と小室先生が一万票くらいで人気を争っていて、3位のぼくになると急に何百票とか・・・」と言っていたと思うのですが。キーボード少年にとっては、この方々は常にあこがれの対象で、いつも雑誌を飾っていましたからね。だから、ウツと土橋さんが組んでも、何の違和感もなかったですね。TK時代に小室先生と坂本教授が組んだときも「おー、やっときたか」という感じでしたから。

小室先生のすごいところは、GBとかパチパチといった雑誌ではライトでファッショナブルな話をしていて、キーボード関係の雑誌とでは、マニアックなシンセの話をするなど、対象によってコメントを使い分ける戦略的なところですね。今でもこれらのキーボード雑誌はファイリングしてありますよ。
あさき
2011年05月28日 20:12
レベッカ、私も好きでした!懐かしい~。
キーボーディスト中心のロックということで、TMとレベッカは共通点が多いなぁと当時から感じてました。コアなファン層は重なってないかもしれませんが、80年代に両方聴いてたライトな音楽ファンはわりといた気がします。

現在、レベッカが正当な評価を受けられていない気がするというのも同感です。フォロワーであるジュディマリ(のYUKI)の評価が高いのを見るにつけ、レベッカはもっと評価されたり知られたりしてほしい…と思います。
このあたりのもどかしさは、TMにも感じるんですが…。
元タイムマシンカフェ会員
2011年05月31日 12:18
そういえば小室氏がTM期から目指してた「大衆に受け入れられる曲」を先に実践しちゃったのが土橋氏率いるREBECCAの「フレンズ」でしたね。
「フレンズ」ほど大衆に受け入れられた曲は当時のTMの曲にはなかった気がします。「Getwild」や「LoveTrain」すらその点では「フレンズ」かなわなかった印象が個人的にあります。
青い惑星の愚か者
2011年06月03日 03:33
いろいろ仕事の関係でお返事が遅れました!(><)

>むーんさん
Live Water Dance、いずれ書くつもりだったんですが、最終日にフライングしちゃったんですよね(葛城さんだったと聞いた気が…)
ウツのMonotone Boy、どんな感じだったのか、すごい聞いてみたいです

>kaiesanさん
すごい久しぶりです
映画のサントラお持ちなんですね(映画見たことないですが)
考えてみれば、サントラに収録されたから、レベッカのアルバムには入らなかったんでしょうか

>kuri566さん
キーマガのファイル、見たいです!
私は当時買ってもほとんど捨てちゃったり、立ち読みで済ませたりしてたんで…
しかし小室さん・坂本さんと土橋さんの差はすごいですね(笑

>あさきさん
レベッカは、なんであまり触れられないんですかね
先日のSMA STATIONで80~90年代で影響力のあった日本のバンドで、TMが9位だったのは嬉しかったですが、レベッカが入ってもいないのは、正直どうかと思いました

>元タイムマシンカフェ会員さん
今ではGet Wildの方が有名になっている気がするんですが、同時代的にはフレンズの方が有名でしたね
覚えやすいイントロや適度な歌謡曲っぽさ、共感しやすい歌詞とか、よく出来た曲だったと思います
あと直前のC-C-Bのブレイクもあって、1985~86年って歌謡曲的なシンセ曲が意外と市民権を得ていたのかなあとか

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