MyFavourites08 Stay Gold (Steady&co.、2001年)

ウツの「Tour Timesmlie」
昨日の札幌公演でセットリストが変更になって、
なんと「Detour」が演奏されたそうです


これは…!!!
永久に絶対に演奏されない曲と思っていただけに、かなり驚きです
ここだけでも聞いてみたいです
「Crazy For You」といい、
ウツの選曲は結構TMファンのツボをついてきますね


一方9/21福井ハーモニーホールの小室さんのピアノコンサート、
台風とぶつかってしまって、
交通機関の都合で会場に来られない客が出たようです
来られなかった客は、
翌日の富山県民会館公演に振り替えてもらったようですが、
イベンターも良心的な対応してくれますね
まあどうせ会場が埋まっていないなら、収益上の影響はないんでしょうけど…


次は月末の大阪公演ですね
私も初参戦してきます
では今回は久しぶり(二ヶ月ぶり)のMyFavouritesです

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今回はSteady&co.を取り上げます
Steady&co.名義で単独の楽曲をリリースしたのは2001年下半期のみです
もともと永続的なユニットではなく、
Dragon Ashの降谷建志(kj)とBOTSを中心に、
Rip SlymeのIlmari、スケボーキングのShigeoが参加し、
4人で臨時的に活動を行なったものです
BOTS以外の3人はラッパーになります


「Stay Gold」はSteady&co.のデビューシングルに当たります
作曲はSteady&co.名義ですが、
多分降矢さんの関与が大きいのではないかと思います
曲が、降矢さんぽい気がします…違うかもしれないけど


本作を含むアルバム「Chambers」は、
個人的に2001年の邦楽作品でもかなり好きな作品です
基本的なジャンルはヒップホップと言って良いですが、
全曲穏やかなミディアムテンポの楽曲で、
ラップをじっくり聞かせる構成になっており、
アルバム全体で統一された世界を作り出しています
「Stay Gold」はその中でも、
もっともメロディアスで聞かせる作品といえます


こうした作品は、ともすれば退屈になってしまいそうなものですが、
楽曲の質の高さのため、気持ちの良いリズムやメロディを味わいながら、
一時間を過ごすことができるアルバムになっています
当時私はこれを聞いて、早口のラップや攻撃的なビートがなくても、
良質の和製ヒップホップは可能なんだと思いました


もしもまだお聞きでない方で、「Stay Gold」が良いと思った方は、
是非「Chambers」も聞いてみて下さい
損をしたとは思わないはずです


さて、Dragon AshやRip Slymeは、
商業的には日本でもっともヒップホップで成功したユニットです
それだけにその道の方々からはたびたびディスられた(笑)ようですが、
彼らは十分に気持ちの良い音を世紀変わり目の日本に提供してくれましたし、
それが日本の音楽界に刺激となったことは間違いないと思います


さて、「Chambers」について軽くまとめてしまったのは、
Steady&co.に関わったDragon Ash、Rip Slyme、スケボーキングにも、
少しずつ触れておきたいからです
一々詳しく触れるときりがないので、ごく表層的なことだけ触れておこうと思います


本作リリース時、中心になったのはDragon Ashでした
知名度でも彼らが圧倒的でした
彼らはデビュー当初はロックバンドと言って差し支えないグループでした
彼らは2ndアルバム「Buzz Songs」(1998)の頃から知名度を上げていきます
ヒットチャートにこそ登場しないものの、メディアでもかなりプッシュされていたのを覚えています


そうした中、彼らは1999年にブレイクします
特にZeebra・Acoとのコラボシングル「Grateful Days」は、
92万枚、年間13位という大ヒットとなりますが、
個人的にはその前の「Let yourself go, Let myself go」が大好きです
今回はこちらを取り上げることも考えていました


正直彼らは、退屈になっていたTKプロデュース作品や、
初めから興味がなかった女性向けビジュアル系バンドと比べても、格段に刺激的で、
これらを収めたアルバム「Viva la Revolution」は、
当時かなりヘビーローテーションで聞きました


この頃の彼らはヒップホップに傾倒しており、
これらシングルも明らかにヒップホップを意識した楽曲でした
ただ決してヒップホップ一辺倒だったわけではなく、
降矢さんの作るメロディラインも健在ですし、
アルバムにはロック風の楽曲も入っていました


いわばヒップホップ的要素の適度な導入と応用が、
彼等のブレイクをもたらしたのだと思います
ただこの点は、以前からヒップホップ界で活躍していたミュージシャンやそのファンから批判されたようです
まあ、本当にどうでもいいことで騒いでいたように見えるんですが…


Dragon Ashは2001年、「Lily of Da Valley」をリリースし、
さらに降矢さんとBOTSはSteady&co.としての活動を始めます
しかしこの頃を最後に、Dragon Ashはヒップホップから距離を取るようになります
その最初に当たるのが、2002年の大ヒット作「Life goes on」です(年間4位)


Dragon Ashはブレイク時のイメージが強いためか、
ヒップホップユニットという印象を持たれていますが、
最近の作品を聞く限り、そのような評価はもうできません
ロックミュージシャンという方が妥当と思います
もとより一生ヒップホップのみに添い遂げるつもりはなかったのでしょう
ある意味で、いろんなジャンルをつまみ食いする小室さんに近いのかもしれません


Rip Slymeもその道の方々からは大衆迎合的だとか批判されたグループですが、
一般に伝わるエンターテインメント性を和製ヒップホップに付け加えることに成功した点は、
高く評価されて良いと思います
彼らはDragon Ashがヒップホップから離れた後、
陽気で楽しいヒップホップで邦楽界を沸かせました


個人的にはデビューシングル「Stepper's Delight」のバックトラックが、
一時頭から離れないほど好きでした
もともと打ち込みメインの印象的なシンセなどは、
TMファンにも受けるポイントはあったんじゃないかと思います


デビュー当初の彼らは大して売れていませんでしたが、
デビュー数ヶ月後、IlmariがSteady&co.に参加したことは、大きな意味があったはずです
彼らはSteady&co.の活動中、「One」でブレイクを果たすことになり、
翌年の2002年、アルバム「Tokyo Classic」で、
92万枚、年間9位という大ヒットを飛ばします
今聞いても、本作が大ヒットしたのは分かります
とにかくどこを聞いてもパワーがあるアルバムでした


以後も彼らは精力的にライブなどを行ないましたが、
2004年頃には人気が下り坂になり、活動も落ち着きます
個人的には2006年頃、
コラボばかりするようになってからはどうなったかよく分かりません


上記2組と比べると、スケボーキング(SBK)はブレイクできなかったグループです
しかしその作品は決して質が低かったわけではありません
楽曲から溢れるエネルギーはただものではないです
ただ押しもクセも強く、そのため一般の人気が爆発的に伸びることはなかったのでしょう
最大のヒット作は2001年の「Killing Field」(週間10位)で、
Steady&co.の活動期でした
この知名度上昇のチャンスをうまく活用しきれなかったということでしょう


私は初め彼らについて、
デビューシングル「Episode 1」(2000年)で降矢さんとコラボした以上のことは知りませんでした
しかしテレビでたまたま見た「Child's Replay」で彼らの魅力に気付き、
以後アルバム各作品をチェックするようになりました
これ、ホント良い曲ですので、ぜひ聞いてください
本作を収めたメジャーデビューアルバム「magic moment...」は、お勧めのアルバムです


私はそんなに詳しく知っているわけではないですが、
アルバムを聞く限り、彼らは大変器用で多芸なミュージシャンで、
作品ごとに色々な顔を見せてくれます
たとえば上に上げた「Episode 1」「Child's Replay」を聞いていただくだけで、
その幅は分かると思います(両方同じアルバムの曲です)


彼らはラップが印象的なのでしばしばヒップホップに分類されますが、
Dragon Ashと同様、それはあくまでも彼等の一要素です
あえていえばミクスチャーロックってやつなんでしょう
シンセなどを巧みに使いこなした勢いあるオケは実に魅力的です
末期にはエレクトロ路線にも手を出すようになりますが、
これも彼等の多芸さを示すものでしょう


結局いろいろ試した彼らですが、2004年には活動を休止し、
2008年復活したものの、2010年には解散を宣言してしまいました
本来はもっと評価されて良かったグループだと思います


以上、Steady&co.を取り上げながら、
実質的にDragon Ashその他3グループのお話になってしまいました
どれも好きだったんで…
ご容赦いただければと思います


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この記事へのコメント

GAUZE
2011年09月25日 21:01
お久しぶりです。Dragon Ashは僕も一時期よく聴いていました。彼らの持つ雑多な音楽性は降矢さんの嗜好によるものですが、実はメンバー最年長のベーシスト馬場さんの存在も大きいと思います。もともと結成時にオーディションで加入したのですが、キャリアの長さと最年長ならではの俯瞰でバンドをみれる懐の深さで影ながらバンドの屋台骨を支えていた功績は評価されても良いとおもいます。 馬場さんは90~91年頃にVIRUS(ヴァイラス)というロックバンドに在籍しておりX JapanのYOSHIKIさんのレーベル、エクスタシーレコードの一員でした。VIRUSは故hideさんに見出だされデビューしたのですがメンバーチェンジが激しく、馬場さんはバンド末期の一年間程しか在籍しておらず当時の音源はオムニバスに一曲、映像は単独とオムニバスのビデオ一本ずつしかありません。因みにこの当時のギターは故hideさんのソロ時代の重要なサポートメンバーだったKiyoshiさんです(彼もエクスタシーからMedia Youthというバンドでデビューしています)。馬場さんはhideさんを尊敬しており、ライブで使うアンプにhideさんの人形を置いたり、インタビュー記事のアーティスト写真でhideさんのコスプレをしてリスペクトしていました。VIRUS時代の馬場さんのスラッピングベースはもちろん、ケバいメイクとサラサラおかっぱヘアは一見の価値アリですよー。
青い惑星の愚か者
2011年09月29日 02:11
いつも詳しい解説をありがとうございます
馬場さんというと後藤真希話がまっさきに思い浮かんでしまうのですが(笑)、長いキャリアの持ち主なんですね
馬場さんだとDragon AshのDeep Impactのベース、めちゃかっこいいと思います

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