7-23 Double-Decade Tour Final “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN①

*緊急追記あり(2020/2/1)


2020/1/18にTM NETWORKの人気投票の結果が、
ニコ生「TM NETWORK 35周年 FanksからのTOP100曲カウントダウンSP~Gift from Fanks~」で発表されました
この番組、DJ KOOさん・ふくりゅうさん・平賀哲雄さんによって行なわれ、
途中にはゲストとして坂本美雨さんと浅倉大介さんもいらっしゃいました
また大した内容はありませんでしたが、木根さんとウツも録画でメッセージを送ってくれました


同番組では上位100曲が発表されました
その結果はwebsiteでも公表されています
この内で上位70曲がSONY版とavex版各3枚組35曲にまとめられて、
3/18に「Gift from Fanks T」「Gift from Fanks M」のタイトルでリリースされます(各税込4400円)
SONY版が「T」、avex版が「M」です


タイトルは1987年のベスト盤「Gift for Fanks」を意識したものとなっており、
なかなか良いネーミングと思います
曲数はTM35周年とかけたものですが、
まさかこんなに大規模なものになるとは思っていませんでした
すでにTMの曲の半分くらい入っていることになります


今回の人気投票、2回の中間発表もありましたが、
結果としては上位は3回ともほとんど変わりませんでした
(予想外だったのは「Resistance」が初回14位から最終8位に上がったことくらい)
2004年の投票とも大して変わっていないし、
改めて行なう意義があったかははなはだ疑問です
他にやる企画もなかったんでしょうけど


選曲のバランスの悪さには思うところもあり、
たとえば「Twinkle Night」「Self Control」の曲はほとんど入っているのに対し、
「SPEEDWAY」からは一曲も入っていないというのは、
TMを新世代・次世代に伝えるという企画のお題目からすればどうかと思います
決定版ベストの選曲とファン投票という手段の相性には、
私は当初から懐疑的でした
まあ「Green Days 2013」「Get Wild 2015」がやっと一般でもCDで買えるようになるのは良かったと思います


私としては新音源が入らない限り、
今回の商品に手を出すつもりはないですが、
「ボーナストラック」が入るっぽい情報もあります
その内容次第では、私も買わざるをえなくなるかもしれません
まあアルバム本体は一度も再生しないと思いますけど


^^^^^^以下緊急追記^^^^^^^^^^^^^^

ブログを更新した十数時間後、
「Gift from Fanks」の収録内容が発表されました
人気投票のランク順ではなく、
上位70曲を基本的にリリース順(厳密ではないですが)に並べて、
T盤・M盤に振り分けるという方式です


たとえば1stアルバム「Rainbow Rainbow」から選ばれた「1974」「金曜日のライオン」「Rainbow Rainbow」については、
T盤に「1974」「Rainbow Rainbow」
M盤に「金曜日のライオン」、という感じです


同一曲の別バージョンは、T盤とM盤に分けられています。
たとえば「Your Song ("D" Mix)」はT盤、
「Your Song (Twinkle Mix)」はM盤です
また2000年以後の作品については、
ROJAMとR&CはT盤、avexはM盤に収録されています


…とまあ、ここらへんは正直私にはどうでもいいことです
商品によっては24㎝×24㎝のデカジャケットや応募ハガキ(何の応募か不明)が付録に付いていたりしますが、
ここらへんも当面は気にしません
実際のところ、私も本商品はあまり買う気もありませんでしたし


…ところが、さて皆さん、
汚い汚い大人のSONY商法がやってまいりましたよ!


いえ、今回は、
汚い汚い大人のSONY+avex商法がやってまいりました!


今回はT盤・M盤ともに、
ボーナストラックが1曲ずつ入っているのですが、
(そのため35周年なのに36曲入りになりました)
M盤は「Get Wild '89 (7 inch version)」となりました
以前ネットラジオで木根さんが「Get Wild Another '89」と称して流したやつでしょう
「ゲゲゲ」のサンプリングがないやつです


で、こっちはまあどうでもいいです
問題はT盤の特典です
なんと、「グリニッジの光を離れて」が収録されるとのこと!
て、この曲、ちゃんとレコーディングしてたの!?


この曲、現在まで音源の公表もないし、
ライブでも演奏されたことがない幻の曲ですが、
木根さんの「電気じかけの預言者たち」で言及されています
1983~84年に作った「Rainbow Rainbow」の没曲です
本ブログでも以前軽く触れてはいます


まさかこの曲を聴ける日が来るとは、
かけらも思っていませんでした
つうか他にも1994年に発表された「Open Your Heart」とか、
「Rainbow Rainbow」没曲のテープて、
まだ他にも隠されているんじゃないの?という疑念が強まってまいりました


正直言って私は、今回のベスト盤には何も興味がありませんでした
ところがここに来てまさかの驚き特典です
くそう…この1曲のためだけに4400円を払えというか! いうか!!


本当にSONYの良いカモにされていることは自覚していますが、
今回はもう仕方ないです
分かりましたよ! 払いますよ! 1曲4400円たけえなおい!
でも早く聞きたいなっ!!


ということで、うれしいながらも悔しい、
微妙な追加情報でしたとさっ!(半キレ)

^^^^^^^^^^^^追記ここまで^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


ウツは来週「Dragon The Carnival」追加公演を控えています
私はファイナル2/7に参加してきます
その後は4月から「それゆけ歌酔曲!!」となります
木根さんは1/24にコーストFMの「ピカソキャンディ」
1/31にNHK BS11「Anison Days」に出演しました
小室さんは特に動きはありません


では本題に入ります

------------------

2004/6/24・25の2日間、
TM NETWORKは20周年の締めくくりのライブとして、
日本武道館で「Double-Decade Tour Final “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN」を開催した
この日程は、TM初の武道館公演「Fanks Cry-Max」の開催日1987/6/24を意識している
ライブの開催告知は4/21横浜アリーナ公演「Double-Decade “NETWORK”」会場で行なわれ、
来場者に対しては特別優先予約も行なわれた
私は気づいていなかったが、この日の新聞の朝刊でも開催告知が掲載されていたらしい
(本記事やまびこさんコメント)


武道館公演はタイトルからは、
「Double-Decade Tour」の最終公演に過ぎないようにも見える
しかし実際には「Double-Decade Tour」は横浜アリーナの「Double-Decade “NETWORK”」を調整したものであるのに対し、
武道館公演はこれらとまったく別のライブである
「Double-Decade Tour」の16曲と武道館公演の19曲で、
共通するのは10曲だけである
ライブの構成もまったく別物だった


かつて「Tour TMN EXPO」の特別版のタイトルを「EXPO Arena “Crazy 4 You”」としたように、
この時のライブタイトルももう少し凝ったものにしてほしかったと言う思いもあるが、
おそらく企画段階では武道館公演が決まっていただけで、
内容については構想が定まっていなかったのだろう


横浜公演と「Double-Decade Tour」は小室の関心を反映して、
トランスによる新しいTMのパフォーマンスを示すことに力が注がれた
それに対して武道館公演は、
20周年をファンとともに楽しむお祭りとしての性格が強い


武道館公演は3部構成を取っており、
第1部でNETWORK期(1980年代)、
第2部でTMN期(1990年代)の楽曲を演奏し、
第3部で今のTMとしてトランス楽曲を演奏した
(ただし第2部は未発表曲1曲を含む)


トランスの要素はほぼ第3部に限定されており、
全体としてはTM20年の歩みを過去から現在まで振り返る(その一部としてトランス楽曲を演奏する)という構成になっている
なおアンコール3曲はすべてNETWORK期の曲だった


第2部・第3部はそれぞれ5曲ずつ演奏されたが、
第1部のみは6曲が充てられた
これは第1部が一番人気曲が多いこともあろうが、
第2部の「Time To Count Down」や第3部の「Just One Victory」のように、
10分近くに及ぶアレンジの曲がなかったこともあろう


上記の構成に応じて、サポートの編成もこれ以前のライブとは変化した
横浜公演および「Double-Decade Tour」では、
TM3人と葛城哲哉の4人のみで演奏が行なわれ、
小室が操作する機材が大部分の音を出していた
バンド形式を排し、極力小室が音を制御するというのが、
この時期のライブで追及されたものだった


だが武道館公演でこのスタイルが取られたのは第3部のみであり、
第1部・第2部ではかつてのサポートメンバーがステージに上がり、
バンド形式のライブが行なわれた
具体的には、第1部では80年代のサポート西村麻聡・山田亘に北島健二を含むFence of Defense、
第2部では90年代サポートの葛城哲哉・阿部薫・浅倉大介がサポートを務めた
さらにアンコールでは第1部から3部の出演者が全員登場し、
豪華メンバーによるバンド演奏が行われている


なお西村は「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」にも参加しておらず、
TMのフルライブでサポートをするのは1986年以来18年ぶりだった
(1989年のイベント「Thank You TM NETWORK」には参加している)


横浜公演と「Double-Decade Tour」ではミキシングコンソールの操作を中心にしていた小室も、
第1部・2部(特に1部)ではシンセの手弾きを積極的に行なった
また「Time To Count Down」では、
(ほとんど鳴っていないだろうが)TM史上唯一のエレキギター演奏を行なっている


さらに6/25のアンコールでは、松本孝弘が登場した
初期サポートの小泉洋・白田朗と早世した日詰昭一郎を除き、
歴代サポートメンバーはこの時ほぼ揃った
消化不良が多かった20周年の活動だが、
最後は豪華に締めることができたといえよう

7-23.jpg終演シーン。左から、阿部・西村・葛城・ウツ・小室・木根・松本・浅倉・北島・山田。


このように武道館公演は、
セットリストだけでなく演奏スタイルも大きく変更されたため、
リハーサルにも6/14~20の1週間が充てられた
(毎日行なわれたかは分からない)


こうした過去の形態・人脈を再活用した内容は、
20周年を祝いたいファンの要望に応えるものでもあった
小室は当初同窓会的なライブに消極的だったが、
武道館公演ではその点で妥協し歩み寄ったのだという
観客も次々と繰り出されるかつてのヒット曲を前に、
全力で体を動かすことができたようで、
概して肯定的な意見が多かった


機材・セットで特筆すべきものは特にない
メンバーの配置は、中央にウツで、
小室はその後ろ(中央奥)にいた
ドラムセットは観客から見て右の奥である
木根の位置は以下に述べるように、場面によって変わった


第1部ではドラムの山田亘の他、
ベースの西村麻聡が観客から見て左、ギターの北島健二が右にいた
木根はこの間、ウツの後ろ、小室の前に立っていた


第2部では、葛城が観客から見てウツの左、
木根が右(阿部のドラムの前)になった
また浅倉のシンセブースは小室の左に設けられた


第3部はこの配置から阿部・浅倉が抜けた状態になる
これは「Double-Decade Tour」と同じ配置である
なおアンコールではサポート全員が登場したが、
ギター4人+ベース1人はステージ前方に並んで演奏した
ドラムは阿部が務め、山田は小室のブースに入ってシェイカーを振った


小室の衣装は、24日は黒地のTシャツ、
25日は白地のTシャツだった
ウツは本編前半は柄シャツの上に白のジャケット、
後半は黒のジャケットを羽織り、
木根はストライプのYシャツにベージュのジャケットを羽織っている
これらの内、黒ウツと木根の衣装は、
「Double-Decade Tour」で用いられたものと同じようだ
(白ウツもツアーで使われたことがあったのかもしれない)


アンコールは、ウツは横浜公演本編終盤と同じ衣装であり、
木根は横浜公演アンコールと同じ衣装を着ている
小室は本編と同じ衣装である


選曲を見ると、第3部はすべて「Double-Decade Tour」から引き継がれている
第1部では「Come on Let’s Dance」「Confession」が、ツアーで演奏されなかった曲である
他の曲もバンドアレンジになっている
特に「Get Wild」は大きく変わっており、
DVDでは「D.D. Extended Version」と名づけられている


特に目新しかったのは第2部である
これまで20周年では、トランスアレンジの楽曲を除いて、
TMN時代の曲は「Rhythm Red Beat Black」「Nights of the Knife」しか演奏されてこなかった
だが武道館ではこの2曲をセットリストから外し、
ほとんどすべての曲を再始動後初めて演奏する曲とした
(そもそも再始動後はTMN時代の曲がほとんど演奏されていなかった)


例外は「Time To Count Down」だが、
これもこの時だけの特別アレンジであり、
DVDでは「D.D. Tour Final Version」と名付けられている


本ライブの映像は、
DVD「Double-Decade Tour “NETWORK”」で商品化されている
本編は6/24の映像で、ライブの様子はMCも含めて完全収録されている
アンコールは6/25の映像だが、これは松本孝弘が登場したからだろう
ただし商品化の権利の問題のためか松本を紹介するシーンはカットされ、
演奏された3曲の内「Seven Days War」だけが収録されている


最後に触れておきたいのが、
本ライブの最重要事項である「Green Days」の演奏である
これはこのライブのために作られたバラードの新曲で、
第2部の最後に演奏された
作詞作曲はともに小室哲哉である


当時ファンの間ではリリースが期待されたが、
2013年にライブ会場限定販売シングルとしてリリースされるまで、
スタジオ音源が発表されることはなく、
それまではライブDVDが本作を聞くことができる唯一のメディアだった


次回取り上げるMCによれば、
リハーサルの時になって小室が新曲をやりたいと言い出したのだという
小室もツアーを経て、スイッチが入ってきたということだろう
木根は「今しがた」作られたばかりと述べている
2003年年末、「Easy Listening」制作開始の直前になって、
小室が新曲を作りたいと言い出したことを彷彿させる


木根の発言によれば、
小室が新曲をやりたいと言ったのは選曲の打ち合わせの時だった
ツアー最終日の6/9広島公演開演前のバックステージでの会話で、
小室が「Confession」を演奏する話をしているので、
これ以前に選曲が行なわれていたものか


6/9は小室のみ午前に大分にいて、
その後夕方までに広島に移動したので、
この日のライブ前に打ち合わせがあったとは思われない
打ち合わせは6/8以前に行なわれたものだろう


肝心の曲はリハーサルの時にもできていなかったが、
本番1週間前になってようやくデモテープができたという
となればデモができたのは6/17前後となる
リハーサルの最終段階近くのことだろうか


6/20のリハーサル最終日にこの曲のトラックの調整を行なったことが知られるので、
6/19にはおおよその形が出来上がっていたとみられる
ウツもライブまで数回しか歌っていなかったようで、
リハーサルも終わりになってようやく完成した曲だったのだろう


「Green Days」のタイトルについては、
意味がよく分からないというのが正直なところだが、
ライブにおける小室の発言を見るに、
いくつかのイメージが重ね合わされていたようだ


その中には、きれいな色やおおらかな様子というのもあり、
おおむね肯定的なイメージで語られている
曲調もゆったりとした癒しの雰囲気を漂わせており、
特に間奏などは、苦しむ者への救いを表現しているかのようである


曲のコンセプトについてMCで2日とも言及されたのが、
青信号の色という点であり、
それは「前へ進みなさい」の婉曲表現とのことである
つまりこの曲における「Green」とは、
自分の判断を肯定し受け入れてくれるものの象徴であり、
「Green Days」は自分が肯定されている日々を意味しているのだろう


自己肯定の歌詞は「Screen of Life」も同様だが、
特に自己を肯定してくれる存在を歌った「Presence」と共通するところが大きい
この時期の小室の歌詞に一貫したテーマと言えるし、
また小室自身の葛藤をリアルに表現したものでもあったのだろう
小室は、この3曲を一緒に聞けば20年間やってきたことを感じ取ってもらえると思うと発言している


小室が6月になってこの曲を作ろうと考えたのは、
ツアーに入ってやる気が高まってきたことも意味していると考えられる
ただその「やる気」というのは、必ずしもTMに限るものではなかったらしい
以下、このことについて、歌詞に即して考えてみたい
注目したいのは「Green Days」Bメロからサビにかけての以下の一節である

情報が報われず 情で偶然が訪れて
報われぬ恋が芽ばえて
限りある今をつむいでつないで
やさしさを君から学んだ
緑の芝生を歩いて思った
Green Days 今なら生きれる


曲のタイトルが出るのは最後の部分だが、
そこでは「今なら生きれる」という衝撃的な言葉が唱えられる
つまり主人公は、それまで死にたくなるほど絶望していたのだが、
「緑の芝生」を歩いた時にその思いを改めたのだ


歌詞中ではこの独白の前提として、
主人公が「君」と思いを通じ「やさしさ」を学んだことが述べられる
要するに愛情をもらったことで、主人公は再起を決意したのである


ここで歌われる2人は誰だろうか
注目されるのは冒頭箇所である
ここでは「情報」と「情」「報」を絡めた言葉遊びが行なわれているが、
要点は主人公が「君」に対して「報われぬ恋」を抱いていたことである
つまり二人の関係は、本来報われないものとして始まったのだ


私はこれは、小室とKEIKOの事にほかならないと思う
「報われぬ恋」とは、小室が吉田麻美と結婚していた時に不倫関係にあったことを指しているのだろう


上記の箇所の前のAメロには、以下のようにある
これは不倫関係の成立、離婚、再婚というプロセスを表現したものにほかならない

気付いたら手の届きそうだった恋
気付かない罪なき恋のアンテナ
そう甘くないよと言われたまま
生まれかわるつもり君をみつめる
誰と誰かがお互いの欲を満たして
誰と誰かがぬぐいされぬ傷を残して


こうして傷を負いながらも結ばれた相手であるKEIKOに対し、
小室が再起の決意を語ったのがこの歌詞全体の趣旨と考えられる
ではこの決意の契機となった「緑の芝生」とは何なのだろうか


小室は「Green Days」の「Green」について、
サッカーの芝生の色とも発言しており、
サッカー場のイメージもあったようである
私はこれは、大分のサッカーチームトリニータと関係する可能性が高いと思う


詳しくは別章で触れるが、
小室はこの頃トリニータのオフィシャルサポーターとなった
曲が作られる直前の6/12には、
大分総合競技場で記者会見を行ない、
トリニータのスーパーバイザーになったことを発表している


またその少し前の6/9には、
大分県知事と面会して大分に拠点を移すことを宣言した
大分はKEIKOの実家がある場所であり、
この頃小室がしばしば訪れていた


先に推測したところでは、
小室が新曲の制作を提案したのは6/8以前と考えられるが、
それは小室が大分を拠点とした新たな活動に向けて動き出していた時に当たる
小室が「Green Days」を作ったのは、この頃の高揚感もあったのだろう


ただし小室は大分を拠点としてTMに関わる仕事をすることはなかった
つまり「Green Days」で歌われた再起への決意は、
必ずしもTMと関わるものではなく
小室個人の再起の決意を歌ったものだったとことになる


そのような歌詞がTMにふさわしいのかという疑問は当然あるだろうが、
当時の小室は死にたくなるほど崖っぷちの状況にあったのであり、
そこから立ち直ろうとする意志を20周年の最後に示したのだとすれば、
たしかにこれ以上正直なファンへのメッセージはなかったともいえる


以上が本ライブの概要である
ライブの具体的な内容については、次章で触れることにしたい

TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD]
TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD]

7-22 Double-Decade Tour "NETWORK"

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします


12月にはウツのディナーショーと木根さんの年末ライブがありました
ウツは1曲目が「Spanish Blue」だったそうですが、
聞けた方はうらやましいです
もしかして「Dragon The Carnival」の候補曲だったんでしょうか


ウツは2月6・7日に「Dragon The Carnival」追加公演を控えていますが、
ローチケの広報誌「O-チケ」に、
これに関するインタビューが出ています


ウツ、当初はもっとマニアックなセットリストを考えていたそうで、
「Castle in the Clouds」も入れる予定があったとのことです
「Dragon The Carnival」はTMのほぼすべてのアルバムから演奏されましたが、
「Easy Listening」の曲だけ選ばれませんでした
これも当初は入れるつもりだったんですね


追加公演については、
「来年2月までまだ時間があるので、1回頭をリセットしていろいろ練り直す時間はあります」
と述べているので、内容が微調整されるかもしれません


また12/28のウツのディナーショー「Fan Party & Live Through 2019」では、
4/6~5/20の「LIVE UTSU BAR TOUR 2020 それゆけ歌酔曲!!」開催が告知されました
すでにFC先行予約は受け付け中です


木根さんは、12/14・15「ニューロマンティックシアター」で公開された「君が生まれた日」のMVが、
クリスマスイブの日にyoutubeにアップされました
ファンから集めていた赤ちゃんの写真が使われています


以上はウツと木根さんの話ですが、
他に小室さんについても動きがありました
ただ小室さん自身の発言があったのではありません
小室さんと会ったavexの松浦勝人さんが、
12/29から12/30にかけて不穏なtweet行なったのです
その端緒は12/29の16:33の以下のtweetでした

あの人を助けるためにお金を貸したけど、その人は返す気もないという。 意味がわからん。 2023年に一括返済の予定だけど、あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ。本当にあの時、全てはあなたがいたおかげだと言ったことを真に受けているならそろそろ夢から目覚めろと言いたいね。


ここでの「あの人」が誰かは明言されていませんが、
お金を貸したこと、「すべてはあなたがいたおかげ」と松浦さんから言われたことが分かります
この時点で小室さんのことが脳裏に浮かぶ方もいたはずです


そしてその後になると、
松浦さんはより特定しやすい形で情報を出していきます
たとえば12/30の朝には
「KEIKOをほっておいて、挙げ句の果てに僕にまでそんなこというって、 どういうことなのかなぁ」
と発言しており、この時点で「あの人」が小室さんであることがはっきりしました


以上二つのtweetからは、
松浦さんが12/29かその少し前に小室さんと会ったこと、
そこで借金を返済しない旨を告げられたこと、
それに対して松浦さんが憤慨していることが分かります


この借金とはもちろん、小室さんが詐欺事件で起訴された時、
松浦さんが被害者に対して6億5000万円を弁済してくれた件に当たります
これは2009年3月のことでしたが、
2023年にこれを一括返済する予定だったことが分かります
14年間で6.5億円、つまり1年あたり約5000万円の返済が想定されていたようです
小室さんの印税収入は1~2億円と考えられますので、
さほど無理のない計画だったと思います


ところが小室さん、これを返さないと言ったというのです
松浦さんはこれに対し、
「あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ」と述べていますが、
これは詐欺事件の時に問題になった小室さんの著作権譲渡の話を踏まえているのでしょう
借金のカタにavexからの印税支払いを止めるか、
または法的に印税を強制的に差し押さえする措置を行なうと脅しているわけです
もっとも松浦さんは、実際には小室さんに返済する財力があると見ているようで
つまり返せるのに返そうとしないことに腹が立っているようです


どういう流れでこうなったのかはよく分からないですが、
もし事実ならば松浦さんが怒るのも当然です
松浦さんが「そろそろ夢から目覚めろと言いたいね」と言っているのを見るに、
小室さんが何か浮わついた(ように見える)話をしてきたのでしょうか
「いい加減に目覚めて欲しかったけど無理ですね」というtweetも、同じことを言っているのでしょう


また「KEIKOをほっておいて、挙げ句の果てに僕にまでそんなこという」という発言を見るに、
もともとKEIKOさんに関わる話があって、その後で借金返済の話が出たのでしょうか
松浦さんの手元には12/29にKEIKOさんから手紙が届いたそうで、
「俺もKEIKOが心配だよ。 昨日手紙もらって泣けた」とtweetしています


これは最近ゴシップ誌に書かれている小室さんの離婚の意向と関わるものでしょう
あるいは松浦さんが小室さんと会ってKEIKOさんの話をしたところ、
小室さんが消極的な反応をした上に、
借金も返せないかもしれないなどと発言してしまったのでしょうか


もっとも松浦さんも、小室さんへの敬愛の念は随所で見せています
それにもかかわらず不誠実な対応を取る小室さんへの非難には、
むしろ怒りよりも悲しみの感情を強く感じてしまいます


たとえば小室サウンドが好きというファンに対しては、
「そこはなんも否定しないし、素晴らしい人」と述べていますし
「小室さんにまた名曲をかいてもらきたいけど無理なのかな」(原文ママ)とも述べており
松浦さん自身、小室さんの復帰を強く望んでいることが分かります
TMファンが「私はTMの復活を信じています」と伝えたのに対しても
「大好きなんだね!小室さんのこと!」「それは僕もおなじなんだよ」と答えています


さらに重要な情報と思うんですが、松浦さんは、
「小説 Mが出版された時に浜崎あゆみに曲を書いてくれと言ったら、僕は彼女が苦手だからと断られた」
ともtweetしています


この小説「M」は2019/8/1発売です
つまり2018年の小室さん引退後、松浦さん直々に、
小室さんに対して復帰の打診が行なわれていたのです
松浦さん自身、この頃小室さんを復帰させたいと考えていたことになります
もしもこれが実現していれば、いずれTM NETWORKの再開もありえたはずです
何もないように見える中でも、裏では様々な動きがあったんですね


ところが小室さんはこの打診を断り、松浦さんの怒りを買いました
その後しばらく二人の接触はなかったようで、
松浦さんは10/12に小室さんのことを聞かれた時には、
最近は会っていないと言っており
おそらく年末の会合は久々のことだったのでしょう
なお松浦さんは、マネージャーを通して小室さんに連絡を取っていたようですが、
そのたびにごまかされてきたようです


松浦さんは上記tweetの後にも小室さんに連絡を取ろうとしましたが、
小室さんは電話に出ませんでした
松浦さんは12/30の午前に電話をした履歴のスクショをtwitterに出して怒っています
結局夜になって小室さんが電話をしてきて、
1月に2人で会うことにしたようです
松浦さんはこれを受けて、以後tweetに小室さんのことは書き込まないことを宣言しました
ただし「会談が決裂したら知りません」とも付け加え、牽制を加えております

※u-chanさんのコメントにより、文章を修正しました


以上が二日間の顛末ですが、
なぜ小室さんが借金を返さないなんて言い出したのか不明です
客観的に見ても、人としてありえない発言だと私は思います
KEIKOさんとの離婚話が絡んでいるのかなとか憶測はできますけど、
現時点では憶測にすぎません


何しろ情報ソースが松浦さんの発言だけで、
小室さん側の言い分が分からないので、
現時点でことの是非を判断するのは難しいです
ただ少なくとも、松浦さんと小室さんの関係が危機的な状況にあることは分かります


逮捕後に活動を再開した小室さんを全面的に支えてくれた松浦さんおよびavexを敵に回せば、
もう小室さんの音楽業界への復帰は絶望的です
私自身、この騒動が始まった時、もう終わりかなと思いました


松浦さん自身が小室さんの改心を期待してくれていることもあり、
今は首の皮一枚でつながっている状況ですが、
小室さんがよほど真摯な態度で接しなければ、
関係の回復はないように感じます


実際に松浦さんは1997年に、小室さんとの関係を一度断ち切っており、
やる時にはやる方だと思います
ただそもそも小室さんが復帰を望んでいないならば、
その可能性を自ら摘み取ることに躊躇はないかもしれません


ともかく今月(1月)に話し合いがもたれるはずなので、
その結末はどこかで明らかにされるかもしれません
もしも明らかにされたら、またブログでも言及しようと思います


では暗い近況はこれくらいにして、本題に入ります
なお今回は実家での更新のため画像を入れられませんでしたが、
後日追加する予定です
*追加しました(2020/1/5)

------------------------
TM NETWORKは4/21に横浜アリーナで「Double-Decade “NETWORK” in YOKOHAMA ARENA」を開催した後、
1ヶ月の間隔を空けて全国ツアー「Double-Decade Tour “NETWORK”」を開始した
5/20~6/9の約3週間で、8会場10公演である


横浜アリーナ公演の日付はTMデビュー記念日を意識したものだったが、
ツアー開始日の5/20はTMN「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」が開催された5/18・19の翌日に当たる
さらにいえば、この後に開催される武道館公演「Double-Decade Tour Final in NIPPON BUDOKAN」は6/24・25だが、
これはTM初の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」開催の1987/6/24を意識している
20周年の活動の内容はいささか寂しいものだったが、
スタッフは日程を組む際にTMの歴史を意識して、
アニバーサリーイヤーを演出しようとしていた


「Double-Decade Tour」の開催は2003年中に決まっていた
おそらく横浜アリーナ公演・全国ツアー・武道館公演の手配は、
並行して行なわれたのだろう
ただ最終的な決定まではしばらく時間がかかったらしく、
2004年年始には6都市8公演と予告されていた(実際は8都市10公演)、


小室・ウツ・木根のFC会報で開催が正式に告知されたのは2004年2月中旬である
2/25のシングル「NETWORK™」リリースに合わせて宣伝を行なおうとしたものだろう
実際に「NETWORK™」のCDには、
横浜アリーナおよびツアーの先行予約の案内が封入されていた
(予約受付開始日は3/5)


8会場10公演という規模は、
前回の「Tour Major Turn-Round」の10会場15公演と比べると、
かなり絞られている印象を受ける
TM最初のツアー「Dragon The Festival Tour」(8公演)に次ぐ規模の小ささであり、
開催期間も史上最短である
記念すべき20周年の記念ツアーであるにもかかわらず、
随分おちぶれてしまった感もある


ただこのツアーについては、
前後の横浜アリーナ公演1本と武道館公演2本もセットで考えるべきであり、
その場合動員規模は「Tour Major Turn-Round」と変わらないか、
むしろ少し上回ると見られる


なお東京・大阪・名古屋の3大都市(またはその近郊都市)に加え、
札幌・仙台・広島・福岡の4都市を回るのは、
以後30周年までTMの全国ツアーの基本パターンとなる
(もちろんツアーによって増減はある)
これはtribute LIVEやウツのソロツアーもだいたい同様である


「Double-Decade Tour」のライブタイトルだけ見ると、
その後の武道館公演「Double-Decade Tour Final」が近い内容で、
横浜アリーナの「Double-Decade “NETWORK”」とは別内容のように感じられる
だが実際にはツアーの演奏曲は横浜とほぼ同じであり、
武道館公演とはまったく違うものである
横浜公演をブラッシュアップしたものがツアーと言って良いと思う


演奏曲がほぼ変わらないにもかかわらず、
観客の評価は横浜よりもツアーの方がおおむね良かった
ウツによれば、ツアーは横浜公演を親しみやすくしたバージョンだった


演奏曲を具体的に見ると、
横浜公演で演奏された曲の中では、
「1974」「We Are Starting Over」「Telephone Line」の3曲が消え、
代わりに「All-Right All-Night」「Come On Everybody」「Fool on the Planet」が加わった
曲数は横浜公演とツアーで変わらない


追加3曲はいずれも再始動後初の演奏であり、
特に「Fool on the Planet」は1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」以来である
ただ2003年「tribute LIVE」で演奏されたので、
それに参加したファンには感激は薄かったかもしれない


「1974」は本来ツアーでもやる予定だったのだが、
「sixteenあのころの気持ち」の歌詞にウツが抵抗を感じたため、
セットリストから外されたのだと言う
これは「Self Control」をいつまでも歌っていられないと言う同時期のウツの発言にも通じる
ウツは10代向けのTMの歌詞に違和感を覚えるようになっていたらしい


横浜で使われたオープニング(過去曲を順番に流すもの)はなくなったが、
代わりに長時間のMCが挟まれるようになった
公演時間はおおむねツアーの方が15分ほど長く、2時間超となった
大規模な会場である横浜アリーナではMCを入れず、
話しやすいホールでMCを入れると言うのが、小室の考えだった


サポートメンバーは横浜公演と同じで、
ギターの葛城哲哉のみである
イヤーモニターや大型タッチパネルの導入なども、
横浜公演と同様であった


機材も横浜公演とは変わらないが、
小室によれば横浜は足し算、ツアーは引き算で音を構築しようとしていた
それまでのTMのライブと比べると、
横浜もかなり音数は絞られていたのだが、
ツアーではさらに禁欲的に音を減らすことを試みた


小室は公演ごとに音のミックスを変え、
ギター以外の音が大幅にミュートされることもあった
木根や葛城は演奏のガイドになるものがなく、大変緊張したというが、
小室としてはミックスを変えて客の様子を見ることができるのは、
ツアーの楽しみだったのだろう


ウツは白地に赤・青の線で模様の入ったシャツの上に、
黒のジャケットを羽織っている
これは武道館公演の本編後半で来ていたものと同じようだ
木根は白・赤・黒のストライプのYシャツの上にベージュのジャケットを羽織っている
これも武道館公演本編と同じものと見られる
小室は白地のTシャツと黒地のTシャツが確認できる


以上はライブ本編の衣装だが、
アンコールではウツは横浜公演本編終盤と同じ衣装、
木根は横浜公演アンコールと同じ衣装、
小室は横浜公演本編と同じ衣装だった
(ただし小室は毎日変わった可能性がある)


なお木根は5月のサッカーの試合で転んで肋骨を痛め、
そのままツアーに臨んだという
10年前の「TMN 4001 Days Groove」の時も腰を骨折していたが、
記念ライブで怪我をする運命の星の下にでも生まれたのだろうか
この時は部位の関係でギブスを付けることもできず、
結構大変だったらしい
ただ武道館公演の前には完治していたという


このツアーについては、ほとんど資料がない
ライブDVDや雑誌記事も、
ほとんどが前後の横浜公演か武道館公演を取り上げているためである
現在音源・映像で公にされているのは、
オープニングの「Time To Count Down (Labo Mix)」のバックステージ映像くらいである
これは「ETERNAL NETWORK」付属DVDに収録されている


もっとも演奏曲の大部分は横浜公演と同じなので、
本ツアーの映像についてはファンの間にもそれほど渇望感はないかもしれない
横浜・武道館どちらでも演奏されなかった(ツアーのみで演奏された)のは、
「Come On Everybody」「Fool on the Planet」のみである
ただツアー後半で「10 Years After」の前に木根が演奏したアコギソロなどは、
どこかで見てみたい気もする

7-22.jpgツアーの3人


以下ではツアーの様子を見てみよう
開演前のステージには薄い半透明の幕が掛かっており、
ステージは横浜公演と異なり観客からは直接見えなくなっている
鐘の音とともにライブが開幕を告げる
会場に響く「Time To Count Down」の声
「Time To Count Down (Labo Mix)」である
音はCD音源をそのまま流したものである


幕には00:00に向けてカウントダウンする時計とともに、
過去のライブ映像やPVが古い時代に向けて次々と映し出される
20周年を意識させる始まりである


過去映像を順番に映す演出は、
横浜アリーナ「Double-Decade “NETWORK”」のオープニングと同じだが、
「Time To Count Down」をBGMとしたのはツアーのみである
カウントダウンを示す名称の曲が映像と組み合わさり、なかなか盛り上がる始まり方だ


カウントダウンが進むとともに、
TM3人+葛城がステージに並んでスタンバイ
その様子は幕を通じて薄っすらと見ることができ、観客を盛り上げる
そしてドラム連打とともに時計が00:00を迎え、
幕が落ちると同時にウツが「Time To Count Down 風の中~♪」と歌に入る


この演出は、オープニングとしてはとても良かったと思う
また「Time To Count Down」でライブが始まること自体かなり意外で、
観客としても面食らっただろう


この後はしばらく横浜公演と同様の進行となる
まずは「Sceen of Life」
横浜アリーナでは4人が並んで立っている中で曲が始まったため、
イントロの始まりはシンセの音だけだったが、
この時は葛城哲哉のギターで始まる
この点のみはシングルバージョンに準拠している
この演奏は次の武道館公演にも受け継がれた


その後は「Rhythm Red Beat Black」「Kiss You」と続く
ここは横浜公演と同様の演奏だったが、
「音の引き算」が顕著だった部分でもある


「どうもこんばんは! 20周年を迎えたTM NETWORKです!」
と始まるウツのMC
会場ごとにウツの発言は違ったが、いずれも長いものではなく、
今日もがんばるくらいの軽い挨拶だった


「All-Right All-Night」
原曲は音の洪水というにふさわしい豪華なオケだが、
この時はそのイメージを一新するシンプルなオケだった


オケの音を禁欲的に構成するというのは、
「Rhythm Red Beat Black」「Kiss You」から継続した流れだが、
特にイントロやAメロは非常に抑え目な印象を受ける
曲の構成は原曲に準じているのだが、
アプローチの違いでこんなに変わるものかと感じさせられた
ただしこのツアーは会場ごとに音のミックスが異なったので、
その意味でも人によって印象は変わるかもしれない


「Come On Everybody」
ツアーでしか演奏されなかった曲である
これも原曲に準じながらオケはシンプルに作られていた
以上2曲は、あえて原曲が派手な曲を選び、
変化を楽しませようとしたのかもしれない


なお「Come On Everybody」ではスクリーンにPVが映されたが、
木根はイントロや間奏でPVと同じ姿勢でギターを演奏した
派手な演出が少なかったツアーだっただけに、
客席はこの時少し盛り上がった


ウツ「どうもありがとう。えー次の曲は、ちょっと懐かしい曲です」
1988年以来の演奏となる「Fool on the Planet」
これは原曲のままの演奏である
横浜公演とツアーでは中盤で木根バラが演奏されたが、
横浜では「Telephone Line」「We Are Starting Over」2曲だったのに対し、
この時は1曲だけになった


木根によれば、横浜公演のセットリストを考える段階で、
「Telephone Line」「Fool on the Planet」のどちらにするか迷っていたところ、
小室は片方を横浜、片方をツアーで演奏すれば良いと答えたという
この頃TMを代表する木根バラとして、
木根自身がこの2曲を考えていたと言うことだろう
当時のメンバーもラジオ出演時に、
「Fool on the Planet」は良い曲だとコメントしている


「10 Years After」
横浜公演ではこの曲の後に木根バラが演奏されたが、
ツアーでは順番が逆になった
アレンジは横浜公演と同じである


6/3グランキューブ大阪公演以後の4公演では、
この曲の冒頭で木根がアコギで1分程度のギターソロを披露する演出があった
その後はさらに葛城のエレキと小室のシンセも加わり、
「10 Years After」のフレーズを演奏する
そして通常のイントロに入ると言う流れだった


この部分はとても良い雰囲気なので、
是非商品化して欲しいのだが、難しいだろう
なお6/4グランキューブ大阪公演では、
木根のギターの弦が途中で切れてしまうと言うハプニングがあった


この後は数分のMCコーナーとなる
会場ごとに話題は異なったが、
おおよそ公演場所と関わる過去の思い出を語る時間となったようだ
また次に演奏される「Just One Victory」について、
小室は口コミで広めてほしいと語ることも多かった
この頃小室の中で、この曲の認知度を上げたいと言う気持ちがあったらしい


6/8福岡サンパレス公演の小室MCでは、
聞き捨てならない発言があった
実はツアーでは「Maria Club」を演奏する予定があったというのだ
「All-Right All-Night」「Come On Everybody」あたりのところに入れる計画だったのだろうか


しかしサビのコードが「10 Years After」と同じなので、
セットリストからは外されたという
いやそんなこといいから、それやってよ…
この日のMCコーナーでは、
小室が即興で「Maria Club」のフレーズを弾いて、
木根がそれに合わせて「10 Years After」を歌うと言うお遊びも行なわれた


「Just One Victory (offensive version)」
ここからトランスコーナーである
タッチパネルの演出などは横浜と同じである


「Take it to the lucky(Album Mix)」
横浜公演ではなかった神秘的なシンセ音から始まり、
そこからクロスフェードする形でイントロが始まる
最後に小室のシンセソロが続くのは横浜と同じだが、
この部分は会場ごとにかなり内容が変わった
次いで「Love Train(Extended Mix)」


横浜公演ではライブ本編の終盤で過去曲のトランスミックスを中心に演奏したが、
ツアーではMC後に3曲のトランスミックス曲を続けて演奏し、
その後は3曲のヒット曲を続けて演奏した
ファンが一番盛り上がるのがトランスではないという現実を受け入れた上での曲順変更だろう


まずは「Be Together」
アレンジは横浜公演に準じている
ウツは「終了」以前にも、この曲のサビ前でクルッと回ることがあり、
横浜公演でも回っていたが、この時にみんなで回ることを提案した
これは以後30周年ライブまで、
この曲を演奏する時のお決まりのパフォーマンスとなった


「Get Wild」
横浜では珍しくオリジナルに準じたアレンジで演奏され、
イントロも原曲と同様となったが、
この時は「ジャジャジャ」のシンセ連打と「GeGeGeGe」のサンプリングボイスが入れられ、
ファンが喜ぶアレンジが復活した
一方2番後の間奏はトランス風のフレーズに替えられた


盛り上がり曲の最後は「Self Control」
横浜と同じアレンジである
「Take it to the lucky」の後のシンセソロを除き、
ここまで6曲、アップテンポで休憩なしである
この頃のウツはまだ体力があったことが分かる


最後は「Presence」
歌詞最後の「Presence」のところでは、
ウツが観客にマイクを向けて合唱を促した
また最後のアウトロのところでは、
ウツが(あまりうまくない)口笛を披露した


なおこの曲はツアーでは、
サビの繰り返し(We know the crime以下)が二回行なわれた
そのため横浜公演よりも演奏時間が長くなった


以上が終わるとウツが「どうもありがとう」と言って、
他のメンバーと一緒に退場する
その後アンコールで再登場し、
何も言わず「Nights of the Knife」を演奏した


アレンジは基本的に変わっていないと思うが、
アウトロが少し加わって引き延ばされている
この曲は武道館公演では演奏されなかったため、
このアウトロはDVDなどで聞くことができない


最後はウツが「どうもありがとう」と言ってライブを締める
ピックやタオルを投げたりと、
ライブの終わりっぽいパフォーマンスも行なった
退場曲は「Dawn Valley」


本編ラストとアンコールは横浜公演とは逆である
ただいずれもしんみりする2曲で締める構成である
ここで熱いMCなど挟めば涙も誘えたと思うが、
ほとんど何も言わないままアンコールは締められた


なおツアー最終日6/9の広島郵便貯金会館公演のみ、
本編は「Get Wild」で締められた
その後アンコールでは、
「Presence」「Self Control」「Nights of the Knife」の3曲が演奏されている
曲順が少し変わったが、結局演奏曲の内容は同じである

TMネットワーク TMN 20th DVD付本  ETERNAL NETWORK  美品 TM NETWORK
TMネットワーク TMN 20th DVD付本  ETERNAL NETWORK  美品 TM NETWORK

QRコード