4-18 THINK of EARTH

PCトラブルがあり、更新が遅れてしまいました
で、今更ですが、
10/18(日)Zepp Tokyo公演の「SMALL NETWORK」に行ってきました
セットリストはネタバレ防止のためにコメント欄に書いておきます


今回はアンコール2曲目が変更になりました
一日しかなかった大阪公演で初めて演奏されたようですが、
10/17のZepp Tokyo公演では前のままだったそうなので、
おそらくここは日替わりになるのでしょう
アンコールは日替わりを含めて3曲とも「Dance」がつく曲で、
おそらく意図的にそうしているのだと思います


アンコール2曲目では、ウツがサビで会場にマイクを向け、
会場に合唱を求めていました
会場の盛り上がりも良かったと思います
同様の試みは08でも行なわれ、
最後のところの「ラララララ」のところで、
手拍子と会場の合唱を求めていました
この演出は良かったと思います


ちなみに10/18では、ライブが終わった後で、
1Fの観客が2F席に向かって声援を送っている光景が見られました
なんだ?と思ったら、木根さんや葛城さんが見に来ていたようです
(阿部さんはカメラマンとして働いていたので客席にはいませんでしたが)
近くに座っていた人はラッキーでしたね


「SMALL NETWORK」は、今日10/24に広島公演で半分終わり、
いよいよ後半戦になります
私は11/13のJCBホール追加公演に行くつもりです
ゲスト出演は誰だろう…
期待通りだと大歓喜なんですけど


以上はウツの話題でしたが、今回は各メンバーについて話題があります
まず小室さん絡みでは、10/21木村隆裁判の判決が出ました

 小室哲哉プロデューサー(50)=詐欺罪で有罪確定=と共謀し、売却済みの著作権を譲ると持ち掛け投資家男性から5億円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会社役員木村隆被告(57)に対し、大阪地裁の杉田宗久裁判長は21日、「制度上の問題点を悪用したずる賢い犯行」として懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。
 杉田裁判長は「小室プロデューサーのうそに同調し、自らもうそを言った。被害者との窓口だった役割は大きい」と指摘。一方、「反省し、慰謝料1億5000万円を支払い被害者と和解した」などと執行猶予の理由を述べた。


懲役3年の求刑に対して懲役2年6ヶ月の有罪判決で、執行猶予は4年です
「被害者」Sとの和解が未成立の小室さんが執行猶予付き判決でしたから、
和解が成立している木村に実刑判決はないだろうという予想はついていましたが、
やっぱりそうでしたね
ただ小室さん(求刑5年、判決3年)と比べると、
Sの減刑嘆願書が出ていた割には刑期短縮の幅は小さいです


今のところ、木村も検察も控訴するという話は聞こえてきません
もしもこのまま11/4までに控訴されなければ、
11/5になった時点で刑が確定します
前回の記事のアザラシさんのコメントでも指摘されていますが、
奇しくも小室さん逮捕(2008/11/4)のちょうど一年目で、
司法上の決着がつくということになります
いやはや、長い一年でした…(まだ終わっていませんが)


最後に木根さんの話題ですが、
10/16にオフィシャルサイト「Roots of the Tree」がリニューアルしました
さらに同日、ブログも始まりました
右のリンクにも張っておきますが、
URLはhttp://www.diamondblog.jp/naoto_kine/です


「また52歳を機に新たなる挑戦への決意でもあります」
「いろんな企画も考えています」
とのことですが、何か新しいことを始めるつもりなのでしょうか
ちなみにブログ開設記念として、
サイン色紙を抽選で5名にプレゼントするそうです(応募11/16まで)


ブログのプロフィール欄には、
色々と自虐的なことも書かれています
たとえば「今まで一番印象に残っている出来事」は、
「友達の逮捕と、自分の事故の報道」だそうです(笑)


また「今後の目標」には、
「たくさんのライブをやりたい」ということとともに、
「あと、TM NETWORK 30周年!」と書いてくれています

マジで頼みますよ!!


いや、正直30周年の頃にもライブとかに行けるか分からないんだけど、
少なくともTMの存在をフェイドアウトさせないようにがんばって下さい
小室さんは自分の意思だけではどうにもできない立場だし、
TM復活の奇跡があり得るかは、ホントあとの二人に掛かっているので…


そんなこんなで、なんだかんだいって話題がいくつかあったこの一週間でした
では本題に入ります

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小室哲哉のソロライブ「THINK of EARTH」は、
1991/4/20・21の両日、
北九州スペースワールドで行なわれた
宇宙をテーマにしたテーマパーク、スペースワールドの、
開業一周年記念ライブである(開業は1990/4/22)


またこれは偶然らしいが、
「CAROL」の舞台となった1991/4/21と重なる日程となっており、
選曲にあたってはこのことも考慮したという


このライブは、1990年1月まで行なわれたソロツアー「Digitalian is eating breakfast tour」から、
1年3ヶ月ぶりのソロライブとなる
その後もピアノコンサートで1・2曲小室が歌うことはあるが、
小室がメインボーカルとなったライブはこれが最後のものだと思う


もう一つ珍しいのは、野外ライブだったことである
かつて1986年に野外ライブ「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」が行なわれたが、
それ以来5年ぶりとなる
5年前と同様に、スタッフは雨が降ることを大変危惧していた
なおこの後の小室関係の野外ライブは、
1995年の「TK Dance Camp '95」となる


ライブは日没の少し前から始まった
天気が晴れていれば、ライブの進行とともに周りが暗くなり、
やがて月が出てくることになる
このライブのテーマとして「月とピアノ」が取り上げられており、
月の演出はかなり意識していたらしい


さらにスペースワールドと言う会場にちなみ、
小室はライブ空間を、自らをキャプテンとする宇宙船になぞらえ、
地球を俯瞰するイメージでライブを構成した
ステージの後ろにも、会場備え付けのオブジェとして、
スペースシャトルの模型が立っている


「Rhythm Red Tour」と比べた時の機材の特徴は、
やはりピアノの多用だろう
ピアノを聴きながら月を見るという、
まさに「月とピアノ」をコンセプトにしたライブだった
その意味でこのライブは、
「Tour TMN EXPO」のプロローグ的意味も持ったと言えるかもしれない


時期の上では「Rhythm Red Tour」が終わってすでに一ヶ月経ち、
「EXPO」のレコーディングも始まっていたが、
小室の髪はまだ長いままで、「Rhythm Red」期の面影を残している
衣装は赤いひらひらした服である
サポートメンバーは「Rhythm Red Tour」と同じく、
ギター葛城哲哉、ドラム阿部薫、シンセベース浅倉大介である





このライブはCD・ビデオなどの形では一切商品化されていないが、
4/21の映像がWOWOWで生放送され、後に編集されて再放送されている
1991年度のTMNはWOWOWに頻繁に出演するが、
その始まりがこのライブ放映だった
WOWOW本放送開始が1991/4/1だから、
その最初期の放映だったことになる
当時はWOWOWを見ることのできる人は必ずしも多くなく、
小室やTMNの特番を見ることのできないファンも多かった


演奏時間は一時間半程度で、全13曲だった
その内で歌付きは5曲である
演奏曲中2曲(20分程度)は2回演奏されるので、
あまりお徳感はないライブかもしれないが、
そもそも小室の歌付きソロライブという時点でレアなので、
これはこれで貴重であろう


最大の目玉は、初披露の「Think of Earth」と、
このライブでのみ演奏された「Space World」であろう
「Gravity of Love」「天と地と」も、
他のライブで演奏したことはあるものの、
現時点で公開されているライブ映像はこれだけである


特に小室が「天と地と」を歌ったのは、
2010年代のピアノコンサートを除くと、
他の事例は1990/12/1にMZA有明で開催されたYAMAHAイベント「YAMAHA EOS Party Tokyo Special」くらいであり、貴重である


なおスペースワールドは2017/12/31を以って閉園したが、
その閉園BGMは「Think of Earth」のインストだった
(CD版からボーカルを抜いただけではなく、音も加わっている)
確認できないが、おそらくこのライブ以来毎日使われていたのだろう


ライブの内容に触れよう
まずオープニングアクトとして、
U2ロケット&中神滋斗による「スペースイリュージョンショー」が行なわれた
どのような内容だったのかはよくわからないが、
15分ほど行なわれた


U2ロケットが退場すると、
会場には「6,5,4,3,2,1,0」のアナウンスとともに、
ステージ上に煙幕が上がる
その煙幕の中から小室とサポートメンバーが現れる
一曲目は「Secret Rhythm」
「Rhythm Red Tour」でおなじみの、手馴れた曲である


小室のMC。
どうもありがとう。ようこそ、スペースワールドへ。これから60分か70分くらい、僕たちと一緒に、マインドトリップを、スペーストリップをしたいと思うんで、今日は特別にちょっと、頭の中をね、こう、からっぽにして、音と映像に酔いしれてくれると嬉しいです。えー、それじゃあ最初に、君たちと一緒に旅をするメンバーを紹介したいと思います。ギター葛城哲哉。ドラムズの阿部薫。キーボードとベースの浅倉大介。えー、さしずめキャプテンだと思いますが、キーボードとボーカルで小室哲哉です。よろしく。えー、せっかく宇宙の旅なんだけど、まだ太陽が出てる。あともう少しで暗くなると思うんだけど、それまでちょっと地球の様子でもね、みんなと一緒に見学したいと思うので、週末の恋人たちの歌でも聞いて下さい!


小室にしては割と長いMCである
このライブは全体的に、割とMCが頻繁である


歓声の中、「Hurray For Working Lovers」
雰囲気のあるシンプルな葛城のギターのみをバックに、
小室が歌を披露する
間奏では小室のピアノもこれに加わるが、
アコースティックなゆったりとしたアレンジである
後半では阿部のドラムと浅倉のシンセも加わる
アウトロはピアノソロで終わる
この曲でピアノが初登場し、以後ピアノメインの演奏が続く


小室MC
えーと、次の曲は、今日のために作った曲ですけれど、「Think of Earth」という曲です。今、TMNの新しいアルバムのレコーディングをしてるんだけど、アルバムを作る時にいつも、僕たち最初に、今度のアルバムはどういうテーマにしようかとか、どういうことを今回のアルバムでしようかとか、いつもたくさん考えるんだけど、今回はここにあるピアノってのをテーマにしようと思って、それともう一つ、ちょうど出てると思うんだけど、月が見えると思うけど、月もテーマにしたいと思って。ピアノと月を二つを混ぜたら、どんなアイデアが出てくるかなと思って、今レコーディングしています。それで、そういう絵を自分で実際に見てみたいと思って、思っていたら、スペースワールドのここに来れたんで、昨日(註:4/20)とかは自分でピアノ弾いてて、一人で感動してましたけど、えー、みんなも一緒に感動して欲しいと思います。こんな、ピアノと月が一緒に見れるなんてのは、なかなかない光景だと思うんでね。じゃあ「Think of Earth」という曲と、「Space World」と言う曲を聞いて下さい。たぶん20分くらいあると思うんで、その間にだんだん夕景が暗くなってくるかもしれない。


ここでインスト2曲続けて20分の演奏が始まる
両曲ともタイトルからして、
いかにもこのライブのために作られた曲である
この曲の演奏中に暗くなると言うのは、
日没時間を計算してセットリストを組んでいるのだろう


まずは「Think of Earth」
ゆったりとした幻想的・雄大な雰囲気の曲である
前半部分はPink Floydを意識したという


曲の構成はCD通りで、この時点でほぼ完成していたのだろう
ただしCDに収録されているものと違ってインスト版で、
小室のボーカルは入っていない
なお直前にピアノを強調したMCをしたにも関わらず、
小室はピアノではなくシンセで演奏する(途中でピアノも入るが)


そして「Space World」
サビの部分は「Thrill Mad Natural」をアレンジしたものである
前曲と比べて勢いのある攻撃的な曲で、
タイトルの通りスペーシーな雰囲気である


緊迫した曲調は、
おそらくスペースシャトルの発進をイメージしているが、
最後は宇宙に到達した場面をイメージしてか、
穏やかな曲調に変わって終わる


前曲は地球、この曲は宇宙をテーマに据えている
あるいはこの曲も「EXPO」に収録する案があったかもしれないが、
現在までCD化されていない


「Space World」演奏を終えてすっかり暗くなった会場で、
小室のMC

えー、次の曲はちょっと懐かしい曲で、1991年の、今日は4月の21日なんだけれども、この日がもしかしたらもう、僕たちも音楽なんかできないんじゃないかなと思った皮肉の意味を込めて、昔「CAROL」という、昔というかその、そんな昔じゃないけど、アルバムを出した時に、その時も、こうやってステージに立ててたら嬉しいなと思って、1991年4月21日には音がなくなっちゃうとかいう、そういう想像をしてみたんだけれども、実際今日はこうやってみんなの前で演奏できているんで、よかったと思いますが、えー、その懐かしい曲を聞いて下さい。


「CAROL」から「A Day in the Girl's Life」「CAROL(Carol's Theme Ⅰ)」
小室はイントロではシンセの音をバックに、
ピアノやシンセを重ね、アドリブも交えて演奏する
ボーカルはなく、インストである
(コーラスはCD音源を流している)


短いMC
「天と地と」から、「炎」「落花」「Heaven and Earth(天と地と)」を聞いて下さい


3曲とも「天と地と」の代表曲だが、
「天と地と」リリース後にソロライブがなかったので、
このライブは「天と地と」の曲を聞く貴重な機会となった
特に「天と地と」を小室が歌ったのは、おそらくこの時だけだろう
しかし歌は、結構残念な出来だった


「炎」では小室のアドリブシンセが随時加えられている
派手な「炎」の演奏に対して、
「落花」「天と地と」はピアノ中心の穏やかな演奏である


その後は「Digitalian is eating breakfast」の曲が続く
「Gravity of Love」は…歌が残念であるが、貴重な映像ではある
ついで「I Want You Back」
このライブ盛り上がりどころをこれで締めるあたり、
小室はこの曲をかなり気に入っているのだろうか
(いくつかのセルフカバーの存在を考えても)
なおソロの代表曲である「Shout」「Running To Horizon」は演奏されなかった


「I Want You Back」が終わり、ステージで花火が上がると、
小室最後のMC

僕たちの旅も、ずいぶん地球から離れて、やっと地球がこのくらいか、このくらいに見えるようになってきたと思うんだけど(小室、両手で丸を作るジェスチャー)、月も良く見えるようになったし(空を指差す)。これから20分くらい、みんなで地球を見ながら、たまには地球のことを考えてみましょう。


二度目の「Space World」
ステージが暗くなったこともあり、派手な照明が映える
そしてこのライブのラスト、二度目の「Think of Earth」
この曲順はおそらく、
宇宙から帰還して地球に戻ってきたことを表現しているのだろう


二度目の「Think of Earth」は、
一度目の演奏と異なり歌詞が付いており、
小室がボーカルとして歌う
CDバージョンを知っていると普通に感じるのだが、
一度目では歌が付いていなかったのだから、観客は驚いただろう
つまりこのライブでは、インストバージョンと歌バージョンの、
2パターンが披露されたことになる
なお最後の「空からのメッセージ」のところ、
歌詞が変わっているが、なんといっているかよく分からない


「Think of Earth」の演奏が終わるとともに、
会場には打ち上げ花火が上がる
野外ステージの利点を生かした演出である
そして演奏は止まるが、
小室はシンセの前からピアノの椅子に移動し、
ピアノで「Think of Earth」の演奏を再開する
一緒に吹奏楽器の音も流れるが、
シンクラヴィアでサンプリング音源を流しているのだろうか


ピアノ演奏が終わると、
小室とサポートメンバーは並んで観客に挨拶し、
再び花火が打ち上げられる中で退場する
SEが流れる中、スクリーンには満月が映し出された

(2009/10/24執筆、2014/7/3・2017/12/9・2018/1/5加筆)

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