7-14 Fan Event in Naeba

つい2ヶ月前、カウンターの増設をした旨を書いたばかりですが、
先日気がついたら、旧カウンターが動いていませんでした
どうやらもともと利用していたサービス先が消滅したようです
ということで結果として、カウンターの切り替えということになりました
やっぱ無料サービスてのは怖いですねえ
まあこのBIGLOBEのブログサービスも無料なんですけど


さて、TM NETWORKデビュー35周年、おめでとうございます
4/21のTM35周年記念日には全国の映画館で、
「TMN final live LAST GROOVE 5.18/19」の上映が行なわれました
意外と動員も良かったようで、
大半の会場は前売り券で満員になっていました
私も一応見には行きました


今回の目玉は音・映像のレストアと、
松本孝弘さん出演の5.19「Get Wild '89」「You Can Dance」でした
まず映像については、まあこんなもんかなと思いました
映画館の大画面だからそこまできれいな映像とは思わなかったんですが、
家でBlu-rayをDVDと比べてみると違うのかもしれません


一方5.1chになった音はとてもよかったです
これまではちゃんと聞こえていなかった音もよく聞こえました
1994年の会場では席のせいもあり、必ずしも音は良くなかったので、
今回はこの音を聞きに行ったと考えれば良いのかなと感じています
Blu-rayになっても、家に5.1ch再生環境がないと再現できませんしね…


新追加の「Get Wild '89」は、
なぜか「もう一人のスペシャルゲスト、松本孝弘!」の紹介シーン前後が、
演奏も含めて削られており、
妙に気持ち悪いイントロになっていました
また浅倉大介さんの登場シーンも、以前と同様にカットされています
こんな1分くらいの映像、けちっていったい何の得があるんでしょうか
もしかしたら将来、「真の完全版」が出る可能性が…?
なんかBOOWY商法みたいになって参りました


この他、リハーサルシーンやエンディングなども含め、
事前告知があった部分以外、
映像の構成は基本的にほぼすべて既発売DVDと同一でした
また数カ所あった音の修正も変わっていません
まあこれはもともと期待はしていませんでしたが


「Get Wild '89」以外に映像の再編集告知があったのは、
「Rainbow Rainbow」「You Can Dance」です
「Rainbow Rainbow」は葛城さんと北島さんの映像のバランスが悪かったのを調整したものとのことです
(ふくりゅうさんが直々に教えてくれました


「You Can Dance」はかつての映像では松本さんが消されていましたが、
今回はちゃんと入り込むように編集されていました
こちらの映像、楽しそうな雰囲気が伝わってきて、とてもよかったです
最後の松本さんの雄たけびがなかったことにされているのは気になりましたが…


なお上映が終わると、5.18・5.19ともに、
最後に「in memory of ISAC SAKANISHI」の一行が映し出されました
TMのかつての映像監督坂西伊作さんをしのぶと言うメッセージが出たのは、
今回の企画にはSONY内部でも伊作さんの関係者が入っていたからでしょう
きっとTM3人も、同じことは感じているんだと思います


さて、TOHOシネマズ新宿では上映の前に、
木根さんとふくりゅうさんのが舞台挨拶がありました
その様子はすでにネットニュースに上がっており
全貌も近日中に公式サイトに出るそうです


また木根さんの挨拶の時の他、
各会場でも5.18と5.19の合間に告知されたのですが、
TMN「終了」ライブの前日に当たる5/17に、
東京のZepp DiverCityとZepp Osaka Baysideで、
また「TMN final live LAST GROOVE 1994」上映するそうです
(4/21のとは微妙にタイトルが違いますが、同じ内容のようです)
すでにチケットぴあで先行受付が始まっています
なおトークショーもありますが、登壇者は未発表です


今回の映画上映に先立って、企画を盛り上げるために、
同ライブについて関係者へのインタビューなどが行なわれました
たとえばCocotameでは立岡正樹さん、久保こーじさん、川崎幹雄さん(映画の映像プロデューサー)のインタビューが掲載され、
公式サイトでは葛城哲哉さんと山田亘さんのトーク動画も公開されています
中には初めて聞いた話もありました
関係者にはこういう機会にいっぱいしゃべってもらいたいものです


挨拶程度のものですが、35周年記念日にはメンバーの発言もありました
ウツは35周年記念日に、
「人生いろいろ♫ですが、3人とも生きているという小さな奇跡も迎えましたm(__)m 」
tweetしました
木根さんも上記舞台挨拶で、
「これだけは言えるのは、今のところ3人とも元気です(笑)。そして僕らも皆さんと同じ思いだということだけお伝えします」
と言ったそうです


さて、前回大騒ぎで話題にした「TM NETWORK THE VIDEOS」ですが、
謎に包まれていた特典ディスク2枚目の内容が判明しました
1988/8/25開催の東京ドームライブ「STARCAMP TOKYO」です
ただし「Dragon The Festival Tour」とは異なり、
完全収録ではなく、2/3程度の収録となります
その内容はNHK総合の1時間版と同じとのことです


編集用経費がかかるからテレビで放映されたものを使うというのは分かります
しかしこの件で解せないのは、
なぜNHK総合版なのかということです
というのもこのライブ、当時はNHK総合以外にNHK BSでも放送されており、
BSの方が2曲多いのです
当然ながら、この2曲は放送用に編集済みです


つまり今回の収録内容は編集費用の問題ではなく、
単なるSONYの出し渋りです
ここで出し渋るということは、
今後まだTMの映像作品で稼ぐつもりなのでしょう


これに対して「Dragon The Festival Tour」を最初から完全版で出すのは、
たぶんブレイク前の本ツアーは今後もたいした金づるにならないのに対し、
全盛期の「STARCAMP TOKYO」は、
小出しにすれば金づるになると考えているからだと思います


正直今後「STARCAMP TOKYO」が中途半端に増補されても、
完全版じゃない限り買う気はないですが、
もしもSONYがそういう考えなら、
「価値がない」時期の「Electric Prophet」(1984年)や「Fanks Dyna-Mix」(1986年)の完全版を出してほしいものです


また「final live LAST GROOVE」両日分のライブDVDが2枚組で、
「TM NETWORK THE VIDEOS」と同日の5/22にリリースされるそうです
BOXを買うほどではないけど「LAST GROOVE」だけなら買いたいという方用でしょうね
ただ「LAST GROOVE」は過去に発売したものもまだ在庫があるようです
こちらは画質が悪い上に1曲少ないのに、今回の商品よりも高くなります


メンバーの活動を見ると、
ウツは4/1から「それゆけ!歌謡曲〜ギア4 one〜」が始まりました
また4/17には「Tour Thanatos」のBlu-rayが一般発売されました
「Open Your Heart」「Ignition, Sequence, Start」「Runnning To Horizon」などが収録されています


木根さんはコラボライブなどを回っています
また4/4には日本テレビの「笑神様は突然に」の特番に出演しました
正月に続き2回目ですね
私は見ていませんけど


またFM COCOLOの「J-POP Legend Forum」では、
今月は毎週ゲストを招いて小室哲哉特集をやっています
これまで藤井徹貫さん・木根さん・DJ KOOさんなどが出演しています
木根さんの時には結構じっくりとTM話をしてくれました
木根さん、番組の締めに、
「でもなんか僕は予感としてね、もう一度TMはできるんじゃないかなと勝手に、希望的観測を持って、メンバーとして」と言っていました
TMはまだ終わっていないと言うスタンスを取り続けてくれているのは嬉しいところです


小室さんについてはBOXのリリースが終わった後、
今度は「Tetsuya Komuro Archives」のT版・K版各50曲から20曲をセレクトした「T SELECTION」「K SELECTION」と、
CD版に入らなかった小室さんの楽曲20曲を集めた「Tetsuya Komuro Archives EX」が、
4/10に配信限定でリリースされました(収録曲にミスがあったEXのみ4/17に延期)


以上、近況だけで相当長くなってしまいましたが、
2ヵ月半ぶりに本題に入ります
もう皆さん覚えていらっしゃらないと思いますが、
前回「7-13 20周年への助走」を踏まえて、
2003/9/6・7開催の「Fan Event in Naeba」の内容のまとめです
(具体的内容は9/7に準じる)
期せずして「終了」の話から始まります

------------------------------
ファンが待ちわびる中、
SEなどもない中で、メンバーがステージに現れる
ウツ・木根・吉田はステージの椅子に着席する
通常のTMのライブの場合、オープニングで何らかの演出を設けたり、
派手なSEやイントロを流したりするのだが、
普通にステージ奥からメンバーが歩いて現れるという始まりは稀有である


1曲目は誰も予想しなかったであろう「Nights of the Knife」である
言うまでもなくTMN「終了」の曲で、1994年以来の演奏となる
この曲がここで選ばれたのは、
20周年という節目を強く意識したイベントだったからだろうが、
観客の中には「終了」を思い出した者もいたかもしれない


実は「Nights of the Knife」は、
「新しい始まりが今」から歌詞が始まることから分かるように、
新たな活動に移ることを宣言した曲である
もちろんリリース当時、それは実質的にはTMN「終了」を意味したのだが、
「we are going to make a brand-new day」と言っているように、
歌詞の趣旨はあくまでも次の活動を前向きに告げる内容である


20周年の助走となる本イベントをこの曲で始めたのは、
ファンに対して今からが「新しい始まり」となることを宣言したものだろう
TMファンにとってのトラウマになったこの曲は、
この時に別の意味を与えられ生まれ変わったのである
この曲は翌年の20周年ライブでも演奏されたが、
それも同様の意味づけの下で行なわれたものと考えられる


演奏が終わると、ウツの舌足らずなMCが入り、
「Nights of the Knife」の上記の位置付けがなんとなく述べられる

えー、あらためてこんばんは。「終了」の歌ですが、まーなんかこれも、続きみたいなね、新たなまた始まりで。えー、84年にデビューしたわけなんですが、実質結成から考えると、まー今年がね、本当は20周年。で来年が本当の…


ここで木根は「どっちがホントなの」と突っ込むが、
ウツが笑いながら続ける

まーでもなんかあの、よく最近ね、「tribute LIVE」やったばかりだし、20年なんていってますけど、よく考えると、なんか演歌の世界だと、20周年だと先生みたいなのも、なんか違うね20周年ていってもね。


ここで木根が「北島先生に比べたら」と、どうでもいい絡み方をしてきて、
ウツが「え?」と戸惑う

木根「北島三郎さんが40周年迎えたから」(北島三郎は1962年デビュー)
ウツ「そうですね。(木根は)なんかそういうの詳しい」
木根「ぼくらは「函館の女(おんな)」から…「函館の女(ひと)」か」
ウツ「あー、そうですね、ええ」


ここで会話が途切れ、微妙な空気になり、
木根が「すばらしいトークの交流だね!」と、無理やり話を進める

ウツ「まあね、昨日もね、こんな感じだったんですけど」
小室「そうだね」


やっと小室が一瞬だけ会話に加わり、観客拍手

ウツ「ま、今日、今夜はですね、いろんな曲をご用意致しております」
観客拍手
ウツ「なかなかね、集まることないんで、おさらいみたいな、来年に向けての、おさらいみたいな。ホントにね、おさらいになりました」
観客笑い
ウツ「いろんなこと考えたのも、今回も何曲かあるんですが。でまあ、軽く、ほとんど木根君になると思うんですが、トークの達人として、こういったトークを交えて」
木根「いやあの、なんかこう、ぼくの話なんてのはもうね、よく出しているんで、いろんなところで。やっぱ小室さんの声なんかも聞きたいんじゃないかと思うんですけど」


木根がシンセをいじる小室に話を振ると、観客の拍手
ウツは「大丈夫ですか?」と小室に話しかけ、
小室は「ええ、リハーサルで声出してないですからね、一言も。すいません。大丈夫です」と答えるが、
ウツは「大丈夫ですか?」と再確認
小室は今度は沈黙したため、
ウツは改めて「ばっちりですか?」と問いかけると、
小室は笑いながら「ばっちりです」と答え、
ウツは「あのー、次の合間からよろしく」と続けた
観客が笑いながら拍手する中、ウツ「じゃあ次行きましょう」


ここでウツが「大丈夫ですか?」と聞いたのには、
一つの伏線がある
この日(9/7)の小室は体調を崩しており、
夕食前のトークショーでは席を外して吐きに行き、
写真撮影会でも鼻血を出すという場面があったのである


その後休憩を取ってライブに臨んだわけだが、
おそらく万全の体調ではなかっただろう
翌日木根とウツがイベントを終えて苗場を出た後も、
小室はホテルで寝込んでいたと言う
こうした状態がこの日だけのことなのか、
精神的な原因から不調が続いていたのかはよく分からない


さて、2曲目は「Human System」である
小室は楽器をシンセからピアノにシフトする
基本的にオリジナルバージョンの演奏だが、
「ClassixⅠ」収録の「café de paris mix」で使われたドラムのフレーズが用いられている


3曲目は、この日の目玉というべき「金曜日のライオン」である
原曲とは大きく異なり、トランスアレンジが施されている
これがTM版トランスの初披露となる
最新のTMの音を、TMの始まりの曲(デビュー曲)で試みたわけである


このアレンジの「金曜日のライオン」は、
翌年「Take it to the lucky(金曜日のライオン)」と題され、
(原曲のメインタイトルとサブタイトルを入れ替えたもの)
シングル「NETWORK™」に収録された


シングル用のオケはライブ用トラックのデータを手直ししたものであり、
その点でシングル版の音は基本的には本ライブで披露されていたことになる
もちろん本ライブの演奏とシングル版には異なる部分もあるが、
これについては別章で触れることにしたい
なお2004年のアルバム「Easy Listening」リリース時にはPVが作られなかったので、
メディアでの宣伝では、DVDのこの曲の演奏シーンが流された


この曲の後にウツは、
「金曜日のライオン」がニューアレンジになりました」とファンにアピールし、
小室に「やっぱトランス系なんですかね?」と聞くと、
小室はそうだと答えた上で、20年ぶりにこの曲をいじったと述べた
(実際には80年代にはかなりアレンジを加えて演奏していたのだが)


その後はメンバーがデビュー当時のエピソードをめいめいに話した
木根は、ライブで「Electric Prophet」を演奏している間、
松本孝弘が寝てしまうことがあったというエピソードを語る
FANKS時代のアレンジでは、
終盤のサビ繰り返しまでエレキギターが出る場面がなく、
松本は5分ほど立ちっぱなしになることになるし、
ライブの最後の曲でもあったから、つい油断してしまうこともあったのだろう


またウツは、1984年のライブの話をした
デビュー当時はライブをやらないことにしていたが、
どんな人が来るか確認するため、実験としてライブをやったのだという
1984年6~7月のライブのことだろう
この時、客が踊り出すと言う予想しなかった行動を取ったため、
後にTMでダンスを取り入れたという
時間軸がかなり飛んでいる話をまとめて話している印象もあるが、
デビュー当時はダンスという要素を想定していなかったという証言は興味深い


ウツがサポートの吉田建と葛城哲哉を紹介し、次の曲に入る
独特なシンセのイントロで始まる「8月の長い夜」である
原曲とはかなりアレンジが替わっているが、
特に小室のピアノパートはとても好きだ
「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンを除けば、
この曲が演奏されるのは1989年「CAROL Tour」以来14年ぶりである
9月初めという日程を意識した選曲だろう


次の「Girl」も、フォークパビリオンを除けば、
TMでは1987年「Kiss Japan Tour」以来となる演奏である
ただ直前の「tribute LIVE」でも演奏されたので、
参加者にとって懐かしさという点ではそれほどでもなかったかもしれない
明るい雰囲気だった「8月の長い夜」とは打って変わって、
緊張感のある演奏である


「8月の長い夜」が終わると、小室がシンセからピアノに移動し、演奏を始める
ウツ、「ピアノ、小室哲哉」と言ってステージから退く
前半は「CAROL」組曲の「A Day in the Girl's Life」で、
「キヲクトキロク」「CAROL (unreleased piano version)」を意識した演奏となっている
後半は多分即興演奏だと思う


長時間の雑談に入る
初めは葛城がライブ中のインスト演奏の意義について論じていたが、
木根に話が振られると、
なぜか竹馬や空中浮遊などパフォーマンスの話になってしまった


次の曲は「Dreams of Christmas」
アコースティック楽器のみのシンプルな演奏である
この時はウツもアコースティックギターを演奏した


♪君はきっと埋まっているよぉ


「8月の長い夜」と同じライブでクリスマスソングを演奏するのはどうかとも思うが、
この曲のオリジナルシンガー4人が揃ったことから、
季節感の無さすぎる選曲になったのだろう
この曲はウツ・木根のソロライブなどで演奏されることはあったが、
4人そろった演奏はこの時以外では、
「Rhythm Red Tour」「Tour TMN EXPO」のクリスマス前後の数公演で披露されたくらいである


この演奏は、意外なところにつながる
このイベントにはKEIKOもついてきて、会場で見ていたのだが、
この曲を聞いて自分も歌いたいと言い出したのである
小室は9/8に帰宅した後、
9/9からKEIKOのソロシングル「KCO」のレコーディングに入ったが、
本作に「Dreams of Christmas」が入ったのは、これがきっかけだった


「Seven Days War」
この曲、オリジナルではウツの歌で始まるが、
この時は小室のピアノで始まり、その後にウツの歌が乗るというアレンジだった
前曲から引き続き、アンプラグドの演奏で、
特にピアノが前面に出されている
最後はウツが「どうもありがとう」と言って締める


MCに入る
ウツが、「Seven Days War」がロンドンで制作されたことや、
小室がロンドンに住んでいたことに言及し、
ロンドンでの活動に当たりEPIC/SONY社長(当時)の丸山茂雄の後押しがあったことにも触れた


ここで丸山の手紙が出された
20周年を迎えるTMに向けて認めたものである
木根がこれを朗読し、小室はバックでピアノを伴奏した
演奏曲は「1974」「Self Control」「Get Wild」「Love Train」と変わり、
最後にはglobeの「Feel Like Dance」になった
TMのイベントでglobe曲を演奏するのは疑問に思うところだが、
それまでの自らの道のりを曲で時代順に表現したものだろうか


個人的にこうした演出をファンの前で行なうのは好きではないが、
動き出しが鈍かったTM(特に小室)に対しては、
いくらかの刺激(叱咤激励)にはなったものと思う
その全文は翌年の「Double Decade “NETWORK” in YOKOHAMA ARENA」のパンフレットに、
丸山の署名とともに収録されている
以下にこれを転載しよう

小室哲哉様
宇都宮隆様
木根尚登様

背景 新涼の頃、TM NETWORKが20周年に向け本格的な活動を始めるとの知らせに老翁の心を躍らせております。

こんな堅苦しい挨拶は君達と私の間では不似合でしょうか。いえ、君達も不惑を過ぎ、これくらいの挨拶が馴染む大人になったのですね。そうわかっていても、ついつい思い出すのは、出会った頃の事、20代の君達が自信と不安、理想と現実の狭間で揺れていた頃です。

当時、まだヨチヨチ歩きだったEPICレコードも、今年25周年を迎えました。手前味噌のようですが、私が社長を務め、君達がアイドルだった80年代は、50周年になろうと100周年になろうと語り継がれるでしょう。その群雄割拠の時代、百花繚乱の季節、TM NETWORKは一つの使命を持ち、それを果たしたのだと考えます。ジャパニーズ・ポップスのクオリティーをワンランク引き上げ、ロック・フィールドに華やかさを持ち込み、J-POPエンタテインメントの基礎を築いたのだから、この事はもっともっと誇りに思うべきだと思います。

そして、今年はいよいよTM NETWORKデビュー20周年。20年と言えば、生まれたての赤ちゃんがまがりなりにも大人になる年月です。言葉を覚え、ひとり歩きを始め、友達ができ、初恋をし、失恋を味わい、人生について考え、夢を抱き、夢破れ、また夢を掲げ、そして責任と義務を認められるようになるまでの時間です。

君達TM NETWORKも同じでしょう。20周年だ、ベテランだと、見張り塔から雲の行方を眺めるのは怠け者です。TM NETWORKを名乗るからには、自身と不安を抱えながら新たな居場所を探す旅を続けてください。

大人にならなければ見えない夢、大人にならなければ感じられない事があります。今の君達だから歌える歌は限りないでしょう。この老翁も、君達に負けないようまだまだ前を向いて走り続けます。あの頃よりも体力は落ちても、ゆっくり走らなければ見えない風景もあるのだと言い聞かせながら。

新しいスタートラインを前に、タイムマシン号の調整は万全ですか?
哲ちゃんは地図を描きましたか?
ウツは操縦桿を握りましたか?
木根君は安全ベルトをしっかり締めましたか?
君達の乗ったタイムマシンが金色の尾を引き、天空を横切るのを楽しみに待ちながら、今日も夜空を見上げましょう。

敬具
丸山茂雄


朗読が終わると、観客の拍手
これにてMCコーナーは終わり、
ウツ・木根・吉田も含めて全員が起立する
ウツが「そろそろ、新しい曲に行きましょう」と言うと、
「Castle in the Clouds」の演奏が始まる
「新しい曲」とはいっても、すでに1年近く前の曲だが…


小室はこの曲では意外にもピアノを担当するが、
この音色は意外と良く合っている
なお2002年の「Laugh & Peace Premium Night」では、
小室はこの曲でシンセを演奏した


ウツのMC
「ありがとうございます。久々に歌いました。たしか今回で2回目だったと思います」
すると木根、
「大丈夫大丈夫、「一途な恋」は歌ってないから」
などと余計な事を言ってしまう


観客から「歌って―」の声
ウツは「歌わねーし」と答えるも、
木根はギターを弾いて「一途なこーいー♪」とワンフレーズだけ歌い、
観客も後から合唱する事態になる
この曲は生では歌えないため、これまでも演奏されてこなかったのだが、
木根は「(歌えない部分は)みんなに歌ってもらえばいい」と言い、
小室も、長淵剛のように会場だけで歌ってもいいと話す


ウツは「でも一途な恋に限らず、(歌ったことない曲なら)いっぱいあります」と言い、
「I Want TV」「You're The Best」などのレア曲に話題が及んだ
小室は応援歌として「You're The Best」よりも「Just One Victory」を推したい旨を述べたが、
実際に20周年ライブでは「Just One Victory」のライブバージョンが一つの目玉になった
この時点で「Just One Victory」が念頭にあったのかもしれない


そろそろ時間が来たのか、ウツがまとめに入り、
20周年に向けての抱負を小室と木根に求めた
これに対して小室は、
1999年に再始動したのはどこかにやり残した感があったからだとして、
TM NETWORKの20周年を形にしたいと述べた
木根は、今回のイベントで出た話題を20周年に預かっておきたいとして、
20周年を次のステップとなる年として大切にしたいと述べた


最後にウツは、普段はTMの曲をちゃんと聞く機会がないとのことで、
「Rainbow Rainbow」から聞いて練習しておく、選曲の神様として頑張ると述べた
そして最後にひとこと
「ということで、最後の曲を聞いて下さい」


曲は「Love Train」のトランスミックスである
これは翌年「Easy Listening」「Love Train -Extended Mix-」として収録されるものの元になったものだが、
「金曜日のライオン」と比べると後のスタジオ音源との差異が大きい
この曲のアレンジについては、別章で改めて触れることにする


なお9/6には、この曲でブレイクが入る箇所の後、
小室がガイドになる音を出さなかったため、
バンドメンバーが混乱する場面があったらしい(2番のサビ前か)
さすがに9/7には行なわなかったようだが、
音の加減を即興でいじる場面は、
翌年の「Double Decade Tour」でもしばしば見られた


演奏が終わるとウツが、
「どうもありがとう。来年会いましょう」と言い、
メンバーはステージから退場する
そしてスタッフが出てきて、ライブの終わりを告げた


なおここまでの流れから明らかなように、
ライブは「Love Train」まで一連の流れで構成されており、
メンバーも一時退場などはしていない
ところがDVDでは「Love Train」のみ「Encore」と書かれている
これはアンコールではないと思うのだが、
DVD製作者の意図がよく分からない


DVDにはこの後、
トークシーン、リハーサル、写真撮影会などのダイジェスト映像が収録される
BGMは「MESSaGE」のインストだが、
この音源はシングル収録のインストとミックスが違っている
(BGM用に、サビの部分などで音が減らされている)
DVDリリース告知では、この部分について、
「あの曲のNEWバージョンが収録されています!」として宣伝されたが、
別にもったいぶってアピールするほどのものではない


NETWORK -Easy Listening-
コロムビアミュージックエンタテインメント
2004-03-24
TM NETWORK
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TM NETWORK THE VIDEOS!! イエーーイ!

2か月ぶりの青い惑星の愚か者です
それなりの話題があったにもかかわらず、
ブログの更新が止まってしまい、すみません
結構多忙な日々が続いており、放置しておりました
ただそろそろ放置もまずいかなあと思い、
せめて近況だけでもまとめに来た次第です


2/8に公開された「劇場版シティーハンター」は非常に好調なようで、
3/22には動員数100万人を突破したそうです
同日から新たに上映館を増やしたようですが、
公開後6週間目で増えるってすごいですよね
正直言って、こんなに盛り上がるとは思っていませんでした
私は見に行っていないので、内容はまったく知らないのですが…


2/16に新宿バルト9で行なわれた関係者の舞台挨拶では、
ウツから寄せられたメッセージも読まれました
またこの舞台挨拶では、
小室さんも試写会に来て喜んでいたことも述べられたそうです


3/7以後は各地の映画館で「大ヒット“もっこり”かけ声応援上映会」が開催されましたが、
主人公冴羽獠の誕生日3/26にはTOHOシネマズ新宿で、
「リョウちゃんお誕生日記念 舞台挨拶付き“もっこり”応援上映会」開催されます
舞台挨拶は全国の劇場でライブビューイングで中継されるそうです


この盛り上がりの中、2/15にSONYから新企画が発表されました
「TMN final live LAST GROOVE 5.18/19」の映画館上映です
上映日はTM35周年記念日の2019/4/21(「TM NETWORKデビュー35周年記念生誕祭」だそうです)で、
1994/5/18と5/19の2日の映像を続けて、15:30から約5時間半(21:00頃まで)上映されるそうです


上映館数は当初24館でしたが、
チケット先行抽選の後に追加が発表され、33館となりました
予約申し込みがまあまああったんでしょうか
詳しくは公式サイトをご覧ください
しっかし見づらい公式サイトだな…


今回上映されるのは5.1ch HDリマスター版とのことで、
その画質をアピールするための宣伝映像もアップされています
「Be Together」「Self Control」


今回最大のアピールポイントは、
これまでの商品で削られていた松本孝弘さん参加の5/19の「Get Wild '89」が、
初めて公開されることで、
「完全ノーカット版」と銘打たれています
また同様に松本さんが参加した「You Can Dance」も新編集となります
こちらはライブビデオでは松本さんが映らないように編集されていたので、
これを自然なアングルで再編集するのでしょう
多分浅倉大介さんの登場シーンも収録されるんだろうと思います


またTOHOシネマズ新宿では、上映前に木根さんとふくりゅうさんの登壇もあります
チケットの先行予約でもここは激戦だったようです
(先行予約の時点では登壇者未発表でしたが)
なお木根さんのオフィシャルサイトでは、木根さんの登壇について、
「木根尚登 壇決定!」とミスタイプがあります
これはいったいどういう誤植? バイトが漢字読めなかった?


そして3/7にはSONYから、
「TM NETWORK THE VIDEOS 1984-1994」のリリースが発表されました
SONY時代のライブDVDをBlu-rayにして一括販売というものです


私はこういう商品が出ることは、上記映画の企画が発表された時点で想定しており、
「5.19の「Get Wild」だけで、さぞありがたいもののように宣伝するんだろうなあ」とか思っていました
ただどうも商品の情報を見ると、んん???
以下にSONY MUSICのサイトからコピペしておきます

TM NETWORKデビュー35周年を記念した10枚組Blu-ray BOX。デビューから10年間にエピックレーベルより発売されたライヴ映像作品と初商品化ボーナスディスク2枚で構成される全10枚組。特筆すべきは、1994年5月18・19日の東京ドームライヴの完全版と、1980年代の貴重なライヴ映像を収めた2枚の初商品化ボーナスディスク。前者は、オリジナルでは収録されなかった5月19日の「Get Wild ‘89」が収録されることになり、同日の「You can Dance」、5月18日の「RAINBOW RAINBOIW」が新たな編集で収録される。オリジナル版発売当時の映像制作ディレクターによって手掛けられた、まさに四半世紀の時を経て完成した完全版だ。Blu-rayには、5.1chの音も収められる。後者について、2枚のうち1枚に収録されるのは、1985年10月31日「Dragon The Festival Tour featuring TM NETWORK」日本青年館ライヴ映像。全16曲収録予定。このツアーは、その後 TMのキーワードの1つとなった“金色の夢”が初めて使われたツアーである。

収録内容
・VISION FESTIVAL (journey to saga)
・FANKS "FANTASY" DYNA-MIX
・KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
・CAMP FANKS!! '89 at YOKOHAMA ARENA NEW EDITION
・WORLD'S END Rhythm Red Live
・EXPO ARENA FINAL
・TMN final live LAST GROOVE 5.18
・TMN final live LAST GROOVE 5.19
・Dragon The Festival Tour featuring TM NETWORK 1985.10.31日本青年館


お、お、おい!
「Dragon The Festival Tour」て!!


このライブはTM NETWORK初の全国ツアーだったにもかかわらず、
これまでまとまった形での商品化はありませんでした
私はかねてより、TM史の一つのミッシングリンクとして、
このライブの商品化を強く願っていたところです
これまで本ツアーについては、以下の映像・音源が商品化されています
いずれも1985/10/31の日本青年館公演のものです

◇映像
「Decade」「アクシデント」(1番サビのみ)
「TM NETWORK THE MOVIE」「Dragon The Festival」(1番のみ)
「TM NETWORK THE MOVIE」「Electric Prophet」(2番とサビ繰り返しの一部のみ)

◇音源
「Groove Gear 1」:「パノラマジック」
「The Singles(限定盤)」「Dragon The Festival」「カリビアーナ・ハイ」「Rainbow Rainbow」


以上のように音源は4曲発表されていますが、
映像は3曲のみで、しかもいずれも抜粋です
「Fanks Cry-Max」のように「1曲全部は撮っていない」パターンも考えられますが、
少なくともテレビでは「アクシデント」「Electric Prophet」がフルで放送されているので、
そういう問題ではないようです


ただ一方で、映像商品に断片的に収録されたきたのが、
すべて当時のテレビで放送された4曲(上記3曲と「Fantastic Vision」)を出るものでなかったことから
ほかの曲は撮影していなかったのかなあ…という諦めもありました
(なおSONYの撮影ではないですが、山口県民会館公演は当時テレビで10曲放送されています)
それなら音源だけでも良いから出してほしいし、
または未発表映像が1~2曲くらいでも存在すればいいなあと思っていました


そんなところでまさかの
全 曲 収 録 ! !
え!? あったんかい!!
これは驚きました
TMがSONYから離れて以来、良い意味で最大の驚き商品です


このライブについては、ファンの多くも関心は薄いかもしれません
ただそれはライブの内容云々以前に、
そもそもブレイク以前なので存在を知らないという方も多いのではないでしょうか


たしかに全盛期のライブと比べると、派手さは劣るかもしれません
しかし手探りの中で行なっていたこの頃のライブには、
後には受け継がれなかった様々な可能性が秘められていたはずです
ライブアレンジの面でも、
バンド仕様になった「1974」「Faire La Vise」はなかなかカッコ良いです


また当時の最新アルバム「Childhood's End」は、
その後のライブでもっとも不遇な扱いを受けてきた作品で、
FANKS期の「Dragon The Festival」や「終了」後の「永遠のパスポート」を除き、
演奏されることは極めて少ないです
その楽曲の大部分が演奏された本ライブの映像商品のリリースは、その点でも貴重です
「Innocent Boy」「さよならの準備」以外の9曲)
だって皆さん、「愛をそのままに」「TIME」のライブ映像を見られる日が来ると思っていましたか?
私は本当に、今回の商品化は嬉しいです


正直に言って今回のBOX発売の話を聞いた時は、
5.19の「Get Wild '89」をエサにして、たいして意味もないBlu-ray化をアピールしながらファンから集金するだけのSONY商法と思い込み、
そんなものに金を払ってられるかと考えていたのですが、
このように実質的な新商品が提供されるのならば話は別です
喜んでお布施しようじゃありませんか!


なにしろ実質的な新商品のリリースって、
2004年の「CAROL THE LIVE」「TM VISION」「World Heritage」収録)以来のことです
それ以後のSONYは旧商品に1~3曲程度の新音源や新映像を追加して金を集めるのを繰り返しており、
本当にハラワタが煮えくり返っていました
しかし今回は15年ぶりに、SONYを褒めることができます


さらに今回は、「Dragon The Festival Tour」以外にもう1枚の特典ディスクが入ります
これは一体どんな内容なんでしょうか
「80年代のライブ映像」だとのことですが、
BOXに収録される「Vision Festival」「Fanks "Fantasy" Dyna-Mix」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「Camp Fanks!! '89」に入っているライブを重ねて収録することないでしょう


もっとも可能性がありそうなのは1988年の「STARCAMP TOKYO」で、
2015年の「TM NETWORK THE MOVIE」にも一部映像が使われていました
あまり評判は良くないライブですが、、
今回これも完全収録すれば、それなりに意味のあるものになるでしょう
このライブは当時テレビで放送されましたが、
その時も「雨に誓って」「金曜日のライオン」「Girl Friend」は放送されていません
特に「Girl Friend」は「終了」以前ではこの時しか演奏されていないので貴重です


他のフルライブでは「Fanks! Bang The Gong」「Fanks Cry-Max」「Kiss Japan Tour」「CAROL Tour」があり、
ミニライブも多く存在します
あるいはこれらのダイジェストをまとめたものかもしれませんが、
いずれにしろ既発売DVDとかぶらない映像が入るはずで、ならば嬉しいことです


気になるのが、BOXに1987年の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」が入っていないことです
これは去年Blu-ray版がリリースされたばかりなので収録しなかったとも考えられますが、
もしかしたらこれの完全版が入る可能性はないでしょうか


去年のBlu-rayリリース時には、全部撮影していなかったと言い訳をして、
1曲半の追加収録に留まりましたが、
TMがブレイクを迎えて初めて実現した武道館ライブで、
一部しか撮らないことなんてあり得るんだろうか?という疑念はやはりありました


そこに今回の「Dragon The Festival Tour」です
当時オリコン40位程度の成果しか上げていなかったTMのライブが、
すでに全曲収録されていたことが明らかになりました
蒸し返すようですが、私はTMのライブは、少なくとも代表的なものについては、
全曲撮影されている可能性が高いと思っています
ならば後出しで、「奇跡的に発見されたマスターテープが」とか言い出して、
「Fanks Cry-Max」完全版を入れてくる可能性もあるのではないかと疑っています


もしそうならば、本来は去年の中途半端なBlu-rayに怒るべきところですが、
この際、完全版が出るのならば、そのことは目をつぶりますので
出 し て く だ さ い !
やっぱり全部ないなら、あるだけ全部でも!


まあいくら考えても妄想にしかなりませんが、
今は「Dragon The Festival Tour」で十分に幸せなので、
来月出るであろうもう1枚の特典ディスクの情報は気長に待っていようと思います


あと劇場版「final live LAST GROOVE」の映像も収録されます
ということは、5/19の「Get Wild '89」も収録されます
また「You Can Dance」の他、「Rainbow Rainbow」も新編集になるらしいですが、
これは劇場でもそうなんでしょう
しかしいったいなぜ「Rainbow Rainbow」だけ?
マスターテープに損傷があったのでしょうか


ただSONYは「LAST GROOVE」を強く宣伝している上、
多くのファンの関心もこちらに向いているようなんですが、
私にとっては「Dragon The Festival Tour」完全版の1%くらいの意義しかない細かい問題なので、
割とどうでもいいです
むしろ「LAST GROOVE」に1曲入るのがみんなそんなに嬉しいんだ…と、
意外に思っているところです
もちろん増えるに越したことはないんですけど


BOXのリリースは5/22で、値段は3万円+消費税の32400円ですが、
限定生産らしいので、欲しい方はリリース前に必ずご予約下さい
値段については各種通販サイトで大幅な値引きを行なっており、
amazonでは税込24268円です
ただしSONY MUSICで定価購入すると、特典で特製ポストカードがもらえます
通販サイトでも、特典付きを選ぶと定価になります
ポストカードに8000円の価値があると思う方は、こちらをお選びください


以下、各メンバーの近況をまとめます
まず木根さんについて、
2/1と3/19には佐藤竹善さんとのコラボライブ「My Favorite Songs」を開催しましたが、
4/12には原宿駅前ステージで原田真二さんと一緒に、
「春の木根原田60分2本勝負!”Spring Hana Come”」を開催します
また4/29には渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールで、
杉真理さん・古内東子さんや楠瀬誠志郎さん・佐藤竹善さんと一緒に、
「OTONA MUSIC PARADISE―大人音楽園 Vol.1―」に出演します
これからはコラボライブを中心に行なうのでしょうか


実は私、3/19神戸国際会館の「My Favorite Songs」に参加してきました
Sing Like Talkingもおっかけていますしね
金澤英明さん率いるバックのジャズバンドも素晴らしく、
竹善さんのパフォーマンスも相変わらず良かったです
ただこのすごい人たちの中に木根さんが入ると…
ちょっと気の毒な感じだったかもしれません


今回は前半が2人のコラボによる昭和名曲ライブ、
後半が1人ずつのソロライブで、
アンコールはまた2人で歌いました
以下にセットリストを挙げておきます

◇木根・竹善デュオ
1. 時代(中島みゆき)
2. 学生街の喫茶店(ガロ)
3. 時の流れに身をまかせ(テレサ・テン)
4. You've got a friend(Carole King)
5. Blowing in the wind(Bob Dylan)

休憩

◇竹善ソロ
6. Moonlight Serenade
7. 木蓮の涙(スターダスト・レビュー)
8. Leon Russellメドレー―Be Inside My Life(佐藤竹善)~Superstar(Carpenters)
9. Spirits of Love(Sing Like Talking)

10. ジャズバンドセッション

◇木根ソロ
11. Seven Days War(TM NETWORK)
12. Get Wild(TM NETWORK)
13. 母

◇アンコール
14. 翼をください(赤い鳥) *村井邦彦を悼んで
15. 見上げてごらん夜の星を(坂本九)


なお木根さんは2月の名古屋公演では、
「Seven Days War」ではなく「Girl Friend」を演奏したそうです
またソロ曲「ひかり桜」も演奏したらしいのですが、
今回はやりませんでした
「ひかり桜」は名古屋の高校ゆかりの曲なので、特別にやったのかもしれません


「Get Wild」はジャズアレンジで、なかなかよかったです
「劇場版シティーハンター」の絡みもあって選んだものでしょう
木根さんによれば、TM35周年を手分けして盛り立ているのだそうです


ウツの「それゆけ歌謡曲!!」は、
今月になって東京・大阪・名古屋の追加公演が8公演発表されました
またライブDVD「Tour Thanatos」の一般発売日が4/17に決まりました
「Tour Thanatos」は2/24と3/22に、
日テレプラスでも放送されたそうです


小室さんは特に新たな動きはありませんが、
3/27にはソロBOX「TETSUYA KOMURO ARCHIVES PROFESSIONAL PRODUCTS」がリリースされます
私は注文していないので確認できませんが、
PANDORAと「ガーディアンズ」はどんな内容なんでしょうね
また3/13音楽ナタリーに、「音楽偉人伝 小室哲哉」の後編が掲載されました


以上、いろいろあったので、近況整理だけでかなりの量になりました
本編の更新はまた今度にしようと思います
現状色々忙しいため、どうぞ気長にお待ちください


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7-13 20周年への助走

更新が遅れましたが、2ヶ月程度の間隔で新記事を書くことができました
ただ前回書いたように、春頃まで忙しいので、
次回の更新もまたかなり遅くなる可能性が高いこと、ご了承下さい


些細なことですが、ブログの仕様を微調整しました
たとえばトップページ右側に最新コメントが表示されるとか、
商品へのリンクにCD以外に配信音源も加えたとか、そんなところです


あとサイトの右上に、小さなカウンターを付けました
これまでもトップページには大きいカウンターを付けていたのですが、
小カウンターはブログ内部のカウントを表示するもので、
各個別記事にも付けられています
まあ別に分かったからどうだというわけでもないんですが


なお大カウンターはブログとは別のところが運営しているもので、
小カウンターとはかなり数字が異なっています
トップページのカウントを比較してみるに、
現時点で大カウンターは約79万、小カウンターは約136万で、倍くらい違います
なんでこんなに差があるのかは私もよく分からないのですが、
多分更新ボタンによる連続アクセスをどう扱うかとかの違いだろうと思います


さて、劇場版「シティーハンター」の公式情報が12/13に出ました
正式タイトルは「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」で、
まもなく2/8から全国映画館で公開されます
エンディングテーマはテレビ版と同じく「Get Wild」(オリジナル)となります
テレビでは盛んにCMが流れていますが、
同じ北条司原作の「キャッツ・アイ」のキャラクターも登場するようです


1/4にはBS11などで特番「ミュージックシティハンター」が放送され、
木根さんがゲスト出演した他、ウツもVTRでコメント出演しました
番組では、テレビ版での「Get Wild」の使われ方や、
曲をめぐるエピソードがかなりの時間を費やして語られました
木根さんが聞いていたデモでは、冒頭のシンセのイントロはなかったそうです
「Groove Gear 1」収録の「ver.0」の段階でしょうか
番組の最後には、木根さんが司会のやついいちろうさんや声優の神谷明さんと一緒に、
「Get Wild」を合唱して終わりました


1/17には「劇場版シティハンター」とスマホゲーム「モンスターストライク」のコラボ企画として、
WEBCM「モンストでGETWILD!ミュージックビデオ」篇がyoutubeに公開されました
「Get Wild」のPVに、ダンディ坂野さん・スギちゃん・小島よしおさんが混ざって映っているものです
ダンディさんとスギちゃんが「ゲッツ!」「ワイルドだろう?」で、
小島さんが「タフ」みたいです


しかしこんなに大々的に広報するんですねえ
TMが動いていたらなあ…
ちなみにこの件については、ウツと木根さんもコメントを出しています
ウツは結構気に入っているみたいですね


木根さんは元旦の特番「笑神様は突然に… 2019開運初笑いSP」にも出演しました
12/15には年末ライブ「new STORY」を開催しましたが、
やはりTMの「STORY」を演奏したようです
この曲、今のところこの一回しか演奏されたことないですよね
他に「クリストファー」「Telephone Line」「N43」や、
SPEEDWAYの「Captain America」なども演奏したとのことです


木根さんは去年を以ってファンクラブを休止するとの宣言を出しましたが、
おそらくファンクラブ最後のイベントとして、
3/2~3に「The Beginning Of The End in 河口湖」を催すそうです
このタイトルは、ファンクラブの終幕の開始ということでしょうか


ウツは12/23に「Fan Party & Live Through 2018」を開催しましたが、
TM曲としては「This Night」「it's gonna be alright」を演奏したとのことです
うーーん、絶妙に聴きたいところが来るなあ 聴けなかったけど
現在は去年のツアー「Tour Thanatos」のFC向けライブBlu-rayの予約受付が行なわれています
(一般向けの発売も予定)
4/1~5/19には恒例の「それゆけ歌酔曲!!」が開催されます


小室さんについては、
12/30に「第60回日本レコード大賞」で、
小室さんに特別賞が贈られました
番組ではTKプロデュース楽曲の受賞者の映像が流れ、
またTRFが出演して、かつての大賞受賞曲「Overnight Sensation」を披露しました
YUKIさんが曲に入る前に小室さんに対して、
「戻ってくるまでお待ちしております」と発言していました


1/20には「NHKスペシャル」で、
「アムロとコムロ~JPOPふたりのヒットメーカー~」という特集が組まれるはずでしたが、
結局タイトルは「安室奈美恵 最後の告白」となり、完全に安室さんの特集になりました
まあ、そっちの方が一般には需要があるでしょうしねえ


最後に、音楽ナタリーの「音楽偉人伝」で、
前編・後編に渡って小室さんが取り上げられることになりました
執筆者は…まあそっとしておいてあげて下さい
まだ前編のTM時代しか掲載されていませんが、
いずれ後編も掲載されるとのことです


では本題に入ります

----------------------------
2003/6/26・27、Zepp Tokyoの「tribute LIVE」ファイナル公演で、
「Fan Event in Naeba」なるイベントの開催が告知された
小室のオフィシャルサイトkomuro.netでも、同日にイベントの告知がされている
これはFC限定イベントという形ではあったが、
「Tour Major Turn-Round」以来2年半ぶりのTM単独のステージだった


本イベントのライブ部分の映像は、
後に「Live In Naeba '03 –Formation Lap-」としてDVD化されたが、
サブタイトルから分かるように、
本イベントはTM20周年への助走として位置づけられるものだった


イベント参加者は苗場プリンスホテルに宿泊するものとして、
9/6~7(土・日)と9/7~8(日・月)の2回に渡って開催された
ウツ・木根・小室3人のFC会員限定で参加者を募集したもので、
公式には2回合わせて約900人が参加したとされている


参加者は東京・名古屋・大阪で集合して、
専用バスでホテルに移動した
午後に会場に到着するとトークイベント・食事・ライブがあり、
その後就寝して翌朝に帰宅の途につくというコースだった


参加費は東京発48000円、名古屋発54000円、大阪発55000円である
名古屋・大阪発の場合は1日車中泊が追加され、2泊3日とされた
FC会員にとってもハードルの高いイベントで、定員も埋まらなかったらしい
ただそれでも900人集まったのは、
ファンの高齢化とともに可処分所得が増えたことの表れだろう


これ以前に小室は年末年始のTMの活動をすべてキャンセルし、
2003年は新生globeの活動に専念しようとしていた
しかしその目玉とされた7月のglobeの東京ドームライブは、
おそらくチケット売行の不振のため、5/1に中止され、
globeの活動は以後1年以上影をひそめる
小室はしばらく落ち込み、木根も連絡が取れなかったらしい


しかし小室も引きこもり続けるわけにはいかなかったのだろう
6月の「Fan Event in Naeba」開催告知は、
globeの失敗を受けた小室の新たなアクションと見られる
木根によれば、このイベントは小室の提案だったという


なお小室は5月下旬のインタビューで、
秋にTMの新曲を出す予定を述べており、
これ以前に木根・ウツと連絡を取っていたと見られる
「Fan Event in Naeba」の計画はその中で提案されたものだろう


小室の主導性は会場の選定からも首肯できる
苗場プリンスホテルは西武グループの施設だが
小室はこの頃西武グループの堤義明と仲が良かった
2002/11/22の結婚式会場に西武グループの新高輪プリンスホテルを選んだのも、
おそらく同じ理由だろう
2003/7からKeikoのソロ曲「海との友情」が西武グループの大磯ロングビーチのCMに使われたのも、
やはり堤との縁が関係していると考えられる


さらに2003/8/24・25には軽井沢プリンスホテルで、
「Keiko's Birthday Live featuring TK」が開催されているし、
同年12/25・26には新高輪プリンスホテルで、
ディナーショー「TK PRESENTS X'mas Chorus」が開催されている


「Fan Event in Naeba」は、
「Keiko's Birthday Live」とセットで企画されたものに違いない
両イベントのサポートはともにギター葛城哲哉、ベース吉田建で、
この点でも一連のイベントであることを感じさせる


あるいは小室はglobe東京ドームライブの失敗を受け、
小規模な会場に熱心なファンを集めて高額の参加費を確実に集められるディナーショー方式に着目したものかもしれない
すでにこの頃の小室は財政的にも逼迫しつつあり、
派手ではなくても確実な収入源を求めるようになっていたとも考えられる


「tribute LIVE」が終わった6/27から半月ほど空けて、
7/10にTMの3人は小室宅に集まり、
「Fan Event in Naeba」の打ち合わせを行なった
この時点で演奏曲目の検討も行なわれており、
「Seven Days War」「Human System」など、
一部の演奏予定曲は事前に公表されていた


また会合直後の7月中旬には、
イベントのDVDが秋発売のTMのシングルに付属することが告知された
結局実現しなかったが、
2003年秋のTM新曲リリース計画の存在がここから知られる
おそらく会合ではレコーディング日程やその商品化など、
20周年に向けての活動方針が話し合われたのだろう
2002年年末に流れたTM新譜制作の計画が、ここに復活した


木根によれば、小室はこの時点で、
イベント用に「金曜日のライオン」の新アレンジ作成を予定していたという
実際にこの曲はイベントでトランスバージョンが披露された
本イベントではさらにもう一曲、
「Love Train」のトランスバージョンも披露されている


これ以前、「Tour Major Turn-Round」でも、
「Get Wild」がトランスを意識したアレンジで披露されたが、
本イベントでもこの方針を引き継ぐ構想だったのだろう
つまりトランスという20周年の基本方針は、
2003/7/10の会合によって決定したと考えられる


3人は8/15にも集まった
8/23放送の日本テレビ24時間テレビ「愛は地球を救う」中の企画、
「テレビが生んだHOT HIT 100」で流す映像を撮影するためである
演奏曲は「Get Wild」で、通常のアレンジだが、
イントロ・間奏などでは上から「ゲゲゲ」のサンプリングボイスや独特なリフが加えられ、結構かっこいい
トークなどは特になく、1曲の演奏シーンが放映されただけだったが、
前年11月以来9カ月ぶりのテレビ出演だった


なおこの時以来、TMがテレビに出演する時には、
たいてい「Get Wild」が演奏されることになる
懐メロミュージシャンとしてのTMの位置づけは、この頃から定着した


その後8/25には軽井沢でKEIKOのイベントが行なわれ、
8/29からは「Fan Event in Naeba」のリハーサルが始まった
このイベントはフルライブではないものの、
10曲というそれなりの曲数が演奏された
イベント前日の9/5には、
メンバーとサポートが1日早く苗場プリンスホテルに入り、
翌日にかけてリハーサルを行なっている


イベントは9/6の16:00から始まった
内容はTM3人のトークショーで、
事前に参加者から集めた質問を3人に聞くと言うものだった
トークショーが終わると、参加者を何組かに分け、
3人と一緒に記念写真を撮影した



その後はバイキングの夕食があり、
これが終わるとブリザーディウムという名の部屋をステージに、
サポートの葛城・吉田も含めた5人のライブが行なわれた
トーク1時間・ライブ1時間、合計2時間程度である
時間配分としては木根のソロライブをイメージすれば良いだろうか


参加者の宿泊部屋には、イベント限定のアメニティグッズとして、
湯のみ・どらやき・ランチョンマット・タオル・シャンプー・歯ブラシ等が置かれ、
それぞれにTMのロゴが入っていた
またファン同士で語らう部屋も設けられたが、
この部屋は昔のFC会報に因んでCafé Talkと名付けられた
「Twinkle Night」「Kiss You」「Jean Was Lonely」「Caribbeana-Hi」などというオリジナルカクテルも販売された


ライブは事前にアンプラグドと告知されており、
実際に小室の横にはグランドピアノが置かれた
演奏曲もバラードやミディアムが中心だった
バラードは通常のライブでは限られた曲数しか演奏されないため、
「Girl」「8月の長い夜」「Dreams of Christmas」などレアな曲を聞く機会にもなった
実はこの3曲の映像が初めて商品化されたのはこのライブのDVDであり、
特に「Dreams of Christmas」はこれが唯一の商品化映像である


もっとも本ライブはすべてがバラード・ミディアムだったわけではなく、
「金曜日のライオン」「Love Train」のトランスバージョンや、
最新曲(すでに約1年前の発売だが)の「Castle in the Clouds」など、
アップテンポの曲も3曲含まれている
(なおTMの「Castle in the Clouds」のライブ映像もこれが唯一である)
これにバラード・ミディアム6曲と小室のピアノソロ1曲を加え、
合計10曲が演奏された
定番曲は「Human System」「Seven Days War」くらいで、
「Get Wild」「Self Control」なども含まれていない


アンプラグドのライブとはいえ、
トランス楽曲などでは当然シンセが用いられているし、
バラード・ミディアム系の曲でもシンセが一切使われていない曲はほとんどない
(木根はだいたいアコギだが)


シーケンサなどはだいたいの曲で稼働しているし、
小室も半分くらいの曲ではシンセを演奏している
小室のパフォーマンスとしては、ミキシングコンソールの操作も目立つ
これ以前にglobeで試みられ、TMでも「Live Epic25」で実践されていたものである


ステージ上には観客から見て左から小室・ウツ・木根が並んでおり、
後ろには吉田・葛城がいる
なおステージには特殊な装飾などはなく、
最低限の楽器が並べられているシンプルなものだった


楽器編成の特徴としては、
ドラムがないことに注目すべきかもしれない
翌年に開催されたTM20周年のライブでは、
ドラムに加えてベースも外し、
小室のシンセのみでリズムパートを制御するに至る


この前提にはglobeのライブでの実験があり、
すでに「genesis of next」以来の2001~02年のライブでは、
シンセ+ギター、またはシンセのみの大型ライブを実施していた
おそらく小室はTMでトランスを試みる方針を固めた時点で、
生ドラム・生ベース無しのライブを行なうことを視野に入れていたのだろう
このイベントはその試金石としての意味もあったのかもしれない


ウツは花柄のYシャツ姿で、ラフな雰囲気である
小室は1曲目だけは白のスーツを羽織っているが、
2曲目からはスーツを脱いでカジュアルなシャツ姿になる
木根は紺のストライプのYシャツ姿である
個人的には、無造作な白シャツの葛城哲哉が一番かっこいいと思う


なお以上はDVDに収録されている9/7の衣装だが、
DVDのリーフレットの写真では、
小室と木根が異なる衣装を着ているものがある
おそらくこれは9/6の写真であり、
二人の衣装は1日目・2日目で違ったようである(ウツは共通?)


このライブでは、ウツが座って歌っており、
木根・吉田も基本的には着座している
これは半分トークショーだったこともあるのだろう
ホテル内の一部屋ということもあり、
落ち着いた雰囲気を出している


本イベントの具体的な様子は次回扱うことにして、
最後に関連する情報をまとめておこう
先に述べたように、12/25・26には新高輪プリンスホテルで、
小室哲哉のディナーショー「TK Presents X'mas Chorus」が開催された
9月中には計画されていたようなので、
おそらく「Fan Event in Naeba」の前後に立ちあがった企画だろう


このイベントにはKEIKO・浅倉大介・葛城哲哉・吉田建も参加し、
さらに25日には木根、26日にはウツもゲスト参加している
当初はウツ・木根が二人とも出演し、
20周年に向けてTM曲を1・2曲演奏する計画もあったらしいが、
結局木根は25日、ウツは26日のみのゲスト参加となり、
木根は「ホントの君 ウソの君」、ウツは「discovery」を歌った


小室のクリスマスディナーショーは、
これ以後しばらく行なわれなかった
むしろまもなくクリスマスディナーショーを恒例化するのはウツで、
2006年から現在まで、毎年ソロかTM名義で開催している


先に述べたように、「Fan Event in Naeba」の映像は、
秋リリースのCDシングルの付録DVDとして商品化される予定だった
だが結局シングル「NETWORK™」のリリースは翌年2/25までずれ込み、
DVDはその直前の2/20、
「Live In Naeba '03 –Formation Lap-」と題して、FC限定で単品発売された
DVDには2日目9/7のライブ映像すべて(MCは除く)が収録されている


DVDはその後2004/4/21「Double Decade “NETWORK”」に始まる20周年ライブの各会場でも販売されたが、
一般店舗で販売されたことはなく、
当時購入できなかった者は中古品を購入する以外に入手方法はない


当時本DVDのリリースを知った時は、こんなものまで商品化することが意外で、
「本当に商品化するコンテンツがないんだなあ」と思ったものだが、
「8月の長い夜」「Dreams of Christmas」「Castle in the Clouds」などのレア曲を含む本品は、
(重度のファンにとっては)実はそれなりに価値のあるDVDかもしれない


NETWORK TM
R and C Ltd.
2004-02-25
TM NETWORK
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7-12 ソロ11年目のウツと木根

松浦勝人さん、11/8にInstagramに小室さんのピアノ演奏を配信してくれましたが、
11/11にもInstagramに小室さんのピアノ演奏シーンの動画をアップしました
11/8とは別の店・別の服です
しかも今回は歌付きで、歌はTUBEの前田亘輝さんでした
大変意外なコラボです
曲は尾崎豊「I Love You」で、これまた意外な選曲でした


松浦さんはコメントで、
「前ちんは酔ってて、歌えないのに、小室さんとの再会に無理して歌ってくれました!」
と書いています
こちらの動画はすでに見ることができなくなっていますが、
ネットニュースでも何箇所かで取り上げられています


10~11月の相次ぐ小室さんの露出は何なんだろう?と思っていましたが、
まもなく判明しました
11/27の小室さん還暦誕生日に、
新商品「TETSUYA KOMURO ARCHIVES PROFESSIONAL PRODUCTS」のリリースが発表されたのです
2019/3/27発売予定で、mumo限定で完全受注生産とのことです
小室さんと松浦さんが会っていたのも、
一つにはこの打ち合わせがあったんでしょう


今年の6/27には4枚組の「TETSUYA KOMURO ARCHIVES "T"」「TETSUYA KOMURO ARCHIVES "K"」
さらに両作品にボーナスディスクを加えた9枚組の「TETSUYA KOMURO ARCHIVES BOX」がリリースされましたが、
今回の「PROFESSIONAL PRODUCTS」は、
「ARCHIVES BOX」の9枚を含む49枚組BOXとなっています
要するに「PROFESSIONAL PRODUCTS」を購入する方にとって、
「ARCHIVES BOX」はまったく無用のものとなります


「PROFESSIONAL PRODUCTS」の内容は、
これまでの小室さんソロ名義のアルバム・DVD作品を集めたものです
ただし「V2 Special Live Virginity」「TK Dance Camp」「ELECTRONIC NIGHT」など、
小室さん以外のミュージシャンも参加しているものは含まれていません


「SPEED TK-REMIX」「Blue Fantasy」など、
一部のシングルも入っています
「Blue Fantasy」はアルバム版ではないんですね
それならアルバムとして配信された「Arashiyama」とかもCDにして入れれば良いのに、とも思います


一方で「サイボーグ009」シリーズのサウンドトラックとか、
DJTK名義の「Cream of J-POP」が入っていないなど、
いまいち採否の基準がよく分からないところもあります
「TK 1998」収録の「Latest Works」とか、
「TETSUYA KOMURO Special Live @DOMMUNE」の付属ライブCDもないですね
まあ、需要がどれくらいあるかは怪しいですけども…


今回の目玉は、「PANDORA Billboard LIVE Off Shot Movie」のDVDです
現時点で小室さん最後の公式ライブの映像ということになります
スタッフのtwitterによると
「二日間しか開催されなかった伝説のBillboard Liveでの秘蔵オフショット」が収録されているとのことです
ん…? これはオフショットだけなのか? 肝心のライブは入るのか?
いまいちよく分からない表現です


これまで出るかどうかはっきりしなかった「ガーディアンズ」のサウンドトラックも収録されます
他に、これまで配信音源しかなかった「DEBF EDM 2013 SUMMER」が、今回初のCD化です
「tk-trap」のライブ映像も、
DVDになるのはこれが初めてです(今までVHSしかなかったはず)
他にEUROGROOVE名義の楽曲を集めた「EUROGROOVE TK Selection」という新編集アルバムも2枚入っています


以上のような内容の「PROFESSIONAL PRODUCTS」ですか、
49枚組という分量のため、定価は108000円というぶっとび価格です
一万八千円じゃなく、十万八千円です
いやあ、ファンの高齢化に応じた収奪強化が進んでいますねえ…
もちろん多くの方にとっては、おいそれと手が出せるものではないでしょうし、
それを念頭に置いて売上を予想した上での値段設定なのでしょう


さらにぶっ飛んでいるのは、本作の豪華版として、
「TETSUYA KOMURO ARCHIVES PROFESSIONAL PRODUCTS + Mobile Mini Keyboard reface DX TK Special Edition」なる商品も発売されることです
こちらは194400円で100セット限定、
小室さん直筆サイン入りのミニキーボードが付属します


しかし驚くべきことにこの豪華版、
11/30に予約を開始して1日で売り切れてしまいました
まじで!?と、びっくりしましたが、
考えてみれば11万円出すほどのファンなら、19万だって出しますよね


ここまで詳しく書いておいてなんですが、今回は(も)私は手を出しません
TM入っていませんしね
PANDORAのDVDと「ガーディアンズ」サントラは気になりますけど、
11万円払ってまで要らないかなあ…


むしろTMの未発表ライブ映像1曲だけ収録とかという事態になったら、
腹が立って仕方なかったと思いますが、
今回は特に何も思いません
ただ注文生産とのことなので、
欲しい方は忘れる前にお早めに予約しておくと良いと思います


他の話題としては、小室さんが2018年レコード大賞で、
特別賞の一人に選ばれました
これが今年の一連の引退記念受賞の最後になるでしょうか


来年1/20にはNHK総合の「NHKスペシャル」で、
「平成史スクープドキュメント 第4回」として、
「アムロとコムロ~JPOPふたりのヒットメーカー~」なる特集を組むそうです
この感じだと小室さんは後世、
安室さんをヒットさせたプロデューサーとして語られるようになるんでしょうかね
あとこの番組、小室さん引退から1年1日目となります
もう1年になるんですねえ


ウツは11/23を以って、2ヶ月に及ぶ「Tour Thanatos」を終えました
これにて還暦記念を冠した2年間の活動も終わりました
(ひっぱりすぎの感はありましたが)
12/10発売の「Keyboard Magazine」2019年冬号には、
ライブレポートが載るそうです


今回のウツソロツアーはこれまでと異なり、
MCが一切ない特殊なライブで、
サポートもキーボード3人+ギター1人という特殊編成でした
目的・コンセプトについては明言されていないようですが、
小室さん引退の件も意識しているようで、
セットリストには5曲も小室さん関連の曲が含まれていました
「必然の夢」「if you wish...」「Open Your Heart」「Ignition, Sequence, Start」「Running To Horizon」
キーボードを強調したのもMCがなかったのも、
TMを意識していたのかもしれません


「Ignition, Sequence, Start」「Running To Horizon」は、
2001年の「LOVE-iCE」収録のウツソロバージョンでした
「Open Your Heart」「Tour LOVE-iCE」のライブバージョンに準じたアレンジで、
小室さん絡みの部分は「LOVE-iCE」関係が多かった印象です


この3曲は今回のライブでは、
本編終盤の盛り上がり5曲(インスト除く)の中で演奏されており、
終盤一曲目が「Open Your Heart」
本編ラストが「Running To Horizon」でした
セットリストにおける小室曲の位置の高さが分かると思います


あと私、実はこの3曲、生で歌入りで聴くの初めてでした
まあ「Ignition, Sequence, Start」「LOVE-iCE」「tatsumaki remix」というのは、予想もしていませんでしたが
(ウツソロだから当たり前なんですけど)


今回は3曲くらい演奏すると、ウツの休憩も兼ねて、
サポートメンバーのソロコーナーが入るのですが、
個人的にはnishi-kenさんの「Trilogy」がとても良かったです
今さらですが、こういう後続世代のミュージシャンがTMをリスペクトしてくれているのは、嬉しいことですね
あと生で聴いて良いなと思ったのは、「Be Truth」でした
家で聞き流しても何も感じていなかったんですが、
生で聴くと気付く魅力てあるものですね


ウツはあとは年末のクリスマスディナーショーが控えています
木根さんも羽田空港のTIAT HALLで、
年末ライブ「new STORY」があります
このライブタイトル、TMの「STORY」とかやるのかな?
12/6からは、来年の木根さん・佐藤竹善さんのコラボライブ(名古屋・神戸)のチケット一般発売が始まります


なおまだ分からないのですが、これから数ヶ月多忙になる可能性があり、
今後春まではブログの更新ができないかもしれません
案外普通に更新できるかもしれないのですが、
なかなか更新がなくても、気長にお待ちください
これでやめるということはしません
何しろ次回からは、いよいよ第七部最大の盛り上がりですからね!


え? こんな最悪の沈む話ばかり続いているのに、何が盛り上がりだ、ですって?
何を言っているんですか!
第七部ではこれが一番ハッピーな時代ですよ!
今がつらいとか言っている方に言っておきますが、
あと10回くらいのハッピーシーズンが終わったら、
その後はどんどん深く沈む一方ですからね!!


てことで、本題に入ります

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前章では2002年後半から2003年にかけての小室哲哉の状況をまとめたが、
その頃ウツと木根は、「TM NETWORK tribute LIVE」と並行してソロ活動も行なっていた
2人は2002年にソロ10周年を迎えたが、
11年目となった2003年には、ともに新たな活動形態を模索する


まずはウツについて見てみよう
ウツがソロ名義で活動した1996~2004年の中で、
最後の2年はネームバリューのあるミュージシャンの登用を積極的に打ち出した点に特徴がある
2003年は吉田建、2004年は原田真二である


ウツが吉田建にアルバムのトータルプロデュースを依頼した後、
初めて話し合いの場を持ったのは、1月下旬のことだった
おそらく打診は年末年始頃と思われ、
ならば2003年のアルバムリリースが中止になった後のこととなる


ウツが初めて吉田に会ったのは、
2002年9月「Castle in the Clouds」レコーディングの時だったらしい
ただこの時、ウツはソロツアー「Tour Ten To Ten」の最中だったため、
9/2・9・20の3日しかスタジオに入っておらず、
吉田ともそれほど深く話すことはなかったようだ


あまり親しくもなかった吉田に何を求めてプロデュースを依頼したのか、
ウツが明言しているのを、私は見たことがない
あるいはこの件では、主導権はスタッフ側にあったのかもしれない


吉田もそれまでTMやウツソロの曲を聞いたことはあまりなく、
プロデュースの話が来てから曲を聞いてみたと言う
要するにウツと吉田のタッグは、
音楽的に親しい間柄で行なわれたものというよりは、
「仕事」としてウツから依頼され、吉田が引き受けたものだった


レコーディングは3月から始まり、
「tribute LIVE」を挟んで7/16まで行なわれた
なお「tribute LIVE」中にレコーディングされた「ウィークエンドファイアー」では、
「tribute LIVE」のサポートだった葛城哲哉と阿部薫が参加している


ソロアルバム制作は「tribute LIVE」の準備・実施と並行して行なわれたが、
もしも「tribute LIVE」が当初の計画通りTM NETWORKのツアーだったとすれば、
このようなスケジュールを立てることはまずないだろう
あるいは2003年のウツのソロ活動は、
TMがなくなったことで(2002年12月にほぼ確定)急遽進められたものであり、
吉田とのミーティングが1月からであるのも、そのためなのかもしれない


ウツは5月、「tribute LIVE」開催直前に、
9~10月のソロツアー開催の告知を行なった
またアルバムからの先行シングル「道~walk with you~」は、
「tribute LIVE」最終公演前日の6/25にリリースされた
「tribute LIVE」がソロ活動宣伝の場として活用されたことが分かる


「道」は米倉利德(利紀)の提供曲である
意外な提供元だが、どのような縁なのだろうか(吉田経由?)
この頃になるとウツのCDセールスは低く安定し、
「道」の成績も前作と変わるところはないが(71位・3000枚)、個人的には好きな曲だ
吉田も良い仕事をしたと思う


本作を収めたアルバム「wantok」は9/3にリリースされた
アルバムタイトルは、パプアニューギニアで使われているピジン語で、
英語「one talk」(同じ言葉を話す人)に由来し、
仲間・絆などの意味を持つという
本作はこの「仲間・絆」をテーマに据えたものだった


「Tour wantok」は9/20~10/26に開催された
途中で寸劇「wantok X」(TV番組「プロジェクトX」のパロディ)が入るなど、
余計な演出もあったが、
それよりも注目すべきはバンドメンバーである
キーボード・コーラス以外の3人(ギター・ベース・ドラム)が、
Fence of Defenseのメンバーだったのである


すみませんが、マットシはほとんど見えません(左端)



山田亘は1993年「Live Butterfly」から2000年「Tour White Room」まで、
しばしばウツのライブサポートを務めてきたし、
北島健二も2002年「Tour Ten To Ten」でサポートを務めたが、
西村麻聡も含めて3人で一緒にサポートを務めたのはこれが初めてである
ライブでも西村作曲の「Angel」やFence代表曲「SARA」が演奏されている
「SARA」は2000年「Tour White Room」でも演奏された)


Fenceは1987年にデビューした後、1999年に活動を休止しており、
ウツが声をかけた時点ではバンド活動はしていなかった
しかし「Tour wantok」で一緒にステージに上がったことをきっかけとして、
3人はFence of Defenseの活動再開を宣言し、
「Tour wantok」ファイナル後、10/31に再始動ライブを行なっている


その点でこのツアーは、ウツだけでなくFence3人にとっても重要なものだった
これは2004年TM NETWORK「Double Decade Tour Final」や、
2009年ウツソロ「SMALL NETWORK」でのFence登用の前提にもなっている


話題を木根に移そう
2003年の木根は年始から、野心的な試みを提示していた
2003年に46歳を迎えることに因み、
年内に46本のライブを敢行するというものである
ウツと違って一人でもライブができる木根の強みを生かした企画とも言える


2003年最初のライブとなったのは、
3/6「talk & live 番外編 vol.3」吉祥寺Star Pine's Café公演である
ツアー前半は7/25まで24本行なわれ、
さらに8/23・24には「SUMMER SPECIAL」と題するツアー特別版も開催された
この間は木根1人、ギターのみでの演奏となった
このツアーは「tribute LIVE」中も並行して開催されており、
「tribute LIVE」の公演日前後に、その近くで開催されることも多かった
木根もウツと同様に、「tribute LIVE」をソロの宣伝にも活用していた


9/24~10/17のツアー後半9本ではピアノも導入された(サポートは無し)
さらに11/22~12/27には、バンドスタイルの「talk & live vol.8~Ci è la musica~」が11本行なわれた
なお「talk & live vol.8」でキーボードを務めた佐々木真理は、
10月までウツの「Tour wantok」にも参加していた


以上、木根は「talk & live 番外編」「talk & live」を合わせて、
宣言通り合計46の公演をやりとげた
(公演数については本記事コメント欄でharuさんに御確認いただきました)
ツアー期間正味7ヶ月で46本だから、
4~5日に1公演をこなしていたことになる
なおこの他に年末には、
年越しライブ「talk talk talk & live」も開催されている


木根はツアーと並行して、ミニアルバムの制作も行なった
すでに2002/12/21には、
「Ci è la musica〜約束された物語」がリリースされていたが、
これは構想中のファンタジー小説のストーリーに沿った内容だった


木根はソロ10周年を終えるとともに、
「CAROL」以来となるファンタジー小説執筆を計画しており、
これをテーマとした2枚のコンセプトアルバム制作を試みた
小説とアルバムの連動という企画自体、
「CAROL」を意識したものかもしれない


木根は「talk & live 番外編vol.3」と並行して、
春から夏まで執筆を行なった
春の木根はソロツアー・「tribute LIVE」・小説執筆の3つを、
同時並行で行なっていたことになる


「talk & live 番外編vol.3」が終わった後は、
8月を挟んで(この間に目の手術を行なっている)9月から、
ミニアルバム「Ci è la musica due」の制作に入る
「Ci è la musica」の続編である


これは11/19にリリースされ、
さらに11/28には小説「七つの角笛〜Ci è la musica〜」が発売された
「Ci è la musica due」リリース直後から開催された「talk & live vol.8」は、
「Ci è la musica」2作を軸に行なわれた
「Ci è la musica」リリース以来1年間の周到な活動を経て、
2枚のミニアルバム・小説・46本のツアーという構想を実現させた瞬間だった


ただ「七つの角笛」は、2018年時点で木根の最後の小説となっている
この頃になると執筆業もあまり成果が出なくなって来ていたのだろうか
一方2003/3/14には木根の著作物として、
「まっすぐ進む夢へのヒント54」なる本も出ている
3月に始まった「talk & live 番外編 vol.3」は、
この本の販促も一つの目的だった


「まっすぐ進む夢へのヒント54」は人生指南書のような内容で、
それまで小説を中心としてきた木根の執筆業の中では異質である
これも小説業の雲行きが怪しくなってきた中で、
新分野への進出も考えるようになったものかもしれない


しかしこの方面の出版も後に続くことはなかった
結局木根の継続的な執筆業は、
TMファンをターゲットとした「電気じかけの予言者たち」シリーズを除くと、
2003年の2作を以ってほぼ終わりを告げた
(一応あと数作は断続的に出るが)


これに代わって木根は、2005年から舞台に力を注ぐようになる
この前提として注目される木根の仕事が、
2003/11/6~12/10に開催されたミュージカル「天使は瞳を閉じて」への楽曲提供である


「天使は瞳を閉じて」は1988年以来上演されてきた舞台演目だが、
鴻上尚史が演出を担当して、これをミュージカル版に作り替えたものである
音楽プロデューサーは森雪之丞が担当したが、
杏里・デーモン閣下・高橋幸宏・岸谷香・中西圭三・山本恭司など錚々たる面々の中の一人として、
木根も森から声をかけられた


舞台音楽は「天使は瞳を閉じて・ミュージックファイル」としてリリースされたが
インスト担当のRay Cameronを除くと、
木根は最多の3曲が収録されている
「誰もいなくなってしまった」「世界で一番倖せな歌」「HISTORY」
この時点では木根は舞台に出演はしていないものの、
以後舞台への進出を考えるようになる一つの前提となったのかもしれない


以上のように2003年の木根は、
ミニアルバム制作、頻繁なソロライブ、書籍の出版、
ミュージカル音楽の提供などを行なった
もちろんこれに加えて、
「tribute LIVE」出演や断続的なTMの仕事もあった


この年の木根の精力的な活動には驚かされる
2004年のTM20周年まで、
実質的にTMをひっぱってきたことも含め、
木根の努力は評価されるべきだろう


以上前章からこれまで、
2003年の小室・ウツ・木根の活動を見てきたが、
TM名義ではない形で3人が接点を持つこともあった
2003/12/1「AAA」である


ウツ・木根は1993年の第一回「AAA」以来、
本イベントの常連として出演し続けており、
特に1997年年末にTM再始動宣言が出されてからは、
1998年以後毎年、TMの曲を1曲演奏してきた
2003年にもやはりTMの曲は演奏されている
ところがこの時は、少し事情が違った
この時の公演の様子を見てみよう


最初はウツ・木根が狩人の「あずさ2号」を演奏したが、
その途中で狩人本人らがサプライズ出演し、
4人で一緒に昭和歌謡5曲のメドレーを歌った
メドレーの選曲はウツ・木根と狩人の加藤高道で決めたと言う


そして狩人が退場すると、
今度は入れ替わりで小室とKEIKOがサプライズ出演した
小室はKEIKOソロシングル「KCO」のリリースを宣伝した上で、
KEIKOがメインボーカルを取って、「Dreams of Christmas」を演奏した
(小室もキーボードで演奏に参加)


アレンジは「KCO」収録のKEIKO版で、
ウツはサビのコーラスを担当しただけである
一応TMの曲で締めた形にはなったが、
ウツによるTM曲を期待したファンには期待外れだっただろう
(別にTM曲をやるという告知があったわけではないが)


なおウツ・木根は2004・2005年にも「AAA」に出演したが、
TMの曲は演奏していない
結局この2003年が、「AAA]での最後のTM曲演奏となった


「AAA」と比べると参加できたファンはかなり限定されるだろうが、
TMファンとしては盛岡都南文化会館の「宇都宮隆・木根尚登 Christmas Accoustic Live」の方が、
参加の意味はあったかもしれない
12/10にFM岩手主催で800名を抽選で無料招待し、
公開録音したものである(12/23放送)


このライブにはウツ・木根が出演し、山本英美もゲスト出演した
それぞれのソロ曲や歌謡曲の他、
TMの「Another Meeting」「Dreams of Christmas(TMN版)」を演奏した
ライブ中にはTM20周年の宣伝が行なわれ、
これと関連して小室のテープでのコメントも流された
(大したコメントではない)
12/23小田原ダイナシティから公開生放送されたFM横浜「Day Light Splash」も、
ウツ・木根2人が出演したが、
この時も20周年の宣伝および4月の横浜アリーナライブの告知が行なわれた


概していえば、この頃のTMの宣伝活動はウツ・木根2人が行ない、
小室はKEIKOと一緒に自宅・スタジオに籠るという形態だった
この形態はTMのレコーディングの体制にも影響するのだが、
これについては別章でTMの活動を取り上げる際に触れることにしたい


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R and C Ltd.
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