7-25 Double-Decadeの総括

本日3/18、「Gift from Fanks」がリリースされました
待望の「グリニッジの光を離れて」を聞いてみました
曲名だけ知られていたデビューアルバム「Rainbow Rainbow」の没曲です
なんとなくバラードだろうと思っていたんですが、
ミディアムテンポの曲でした
作曲は小室さん、作詞は麻生香太郎さんです


聞いてみると、歌のキーが高すぎたというのは、
たしかにそうだろうなと感じました
なんかウツ、ギリギリですね
同時期のライブで歌わなかったのも納得できます
(同じ没曲も「Open Your Heart」は演奏していましたから)


オケは木琴が前面に出ているという、
TMでは他になかなかないものでした
この時期にいろんな方向性を考えていたんだなと感じさせます
全体として軽快で落ち着く曲で、
その点では同じミディアム曲でも重い雰囲気の「クリストファー」とは逆です


歌詞は街で日常を過ごしている若者の心情を歌ったものです
曲調からこのような歌詞にしようと判断したんでしょう
同時期の麻生さんの曲でも、
「カリビアーナ・ハイ」「クリストファー」「パノラマジック」など、
非日常性の強い歌詞とは異なります
むしろ翌年の「永遠のパスポート」(SEYMOUR名義)の方に近いです


曲名「グリニッジの光を離れて」のフレーズは、
歌詞には登場しません
「グリニッジ」は世界の標準時の象徴的表現で、
そこから離れるというのは、
日々のせわしい時の流れに振り回されない日常を表現したものでしょうか
麻生さんがご存命なら、お話を聞けたかもしれません


本作がレコーディングされた1983年を先立つ1980年には、
同名のルポルタージュが刊行されています
おそらくこの作品も意識したタイトルだったんでしょう
(刊行年は本記事かっとさんのコメントを踏まえて訂正)


なおamazonの商品解説によれば、
「若者たちが立ち上がった、あの黄金の時代、青年はニューヨークの谷間に漂着した。無限の自由と、魂の孤独を生き抜いた60年代の青春…」
「ニューヨーク・マンハッタン、スラム街。無国籍者の群れ、娼婦、アル中、ホモ、LSD…貧困と頽廃の中に漂着した日本人青年の日々を描き、これまでにない青春文学の誕生を告げた著者の代表傑作」
などとあり、マンハッタンのスラム街に入った若者の日々を書いたもののようです
ただ内容は、歌詞と特に関わりはないそうです
(本作kohさんコメント)


おそらくこの曲の分析は、
今後音楽に詳しい方がやって下さると思いますが、
ともかくまさか今になって、
37年前の曲を聴ける日が来るとは思っていませんでした


商品の売り方については思うところもありますが、
このような貴重な音源を保管して商品化してくれたことは、
素直に嬉しく思います
TMの未知の曲を聞くのも、
2014/10/29の「Quit30」リリース以来5年半ぶりですよね


今回のベスト盤リリースについては、
メッセージカードとかデカジャケとか衣装展とか「Get Wild '89 (7inch Version)」とか、
他にも話題はあるのですが、
全部合わせても「グリニッジの光を離れて」の0.00001%くらいの意義しかないので割愛します


ただ一点、触れておくべきことがあります
ベスト盤特設サイトで3/18に公開されたwebラジオ「Gift from Fanks」です
ふくりゅうさんをMCにウツがTMの歴史を振り返るというもので、
今週は1983~94年、来週は99年以後が対象となります
小室さんや木根さんではなくウツがTMを振り返るのはレアです


ただウツは、案の定というか、昔のことはあまり覚えていませんでした
ふくりゅうさんが質問しても分からないと言って終わりという流れが相次ぎました
まあウツが曲を作ったわけじゃないから仕方ないですね
でも「Rainbow Rainbow」の頃小泉洋さんの家に集まって曲を作っていたこととか、
たまに面白い情報もあったんですけど


あと今回の投票ランキングについて、
「I am」は2位でも良いと思うとの発言もありました
30周年の活動は、ウツの人生にも大きなものだったようです


ウツは「Dragon The Carnival」のライブBlu-rayの一般リリース日が4/21に決まりました
TMのデビュー記念日にしたんですね
FC盤はおそらくこれより早く、
「それゆけ!!歌酔曲」開始の4/6あたりに発送されるのでしょう
気が付いたらもうすぐです
それにしても、昨今のコロナウィルス騒ぎの中で、
歌酔曲は無事開催できるのでしょうか?


木根さんは、4月から久々のラジオレギュラーが始まります
番組名は「夜ドン! 夜は行け行け!ド~ンと歌謡曲」で、
全国FM各局で放送されるとのことです(現時点で10~20局を予定)
月2回、1回あたり30分の放送となります


最後に、小室さんが3/12にInstagramに新しい写真をアップしたようです
とはいえフォローしていないと見られないようですが、
小室さんが自分から何かを発信するのって、
2018年の引退以来初めてですよね
(他人が写真や動画をアップしたことはありましたが)
何かやりたいと思うようになっているならば嬉しいです
ただし音楽活動でお願いしたいです


では本題に入ります

---------------------
TM NETWORKは2004/6/25「Double-Decade Tour Final」を以て、
20周年の活動を終了させた
すでにウツも木根も秋に向けての活動を発表しており、
TMの活動が続かないことは明らかだった


だがTMの活動がなくなった2001年にも、
書籍・DVDなどの形で「Major Turn-Round」に関わるコンテンツがリリースされ続けたように、
この時にもTM20周年に関わるメモリアル商品のリリースが相次いだ


まずはライブDVDのリリースがある
これは6月半ばにリリースが告知された
さらに同月末の武道館公演会場ではこれと別に、
DVD付きメモリアルブックのリリースも告知された


前者は「TM NETWORK Double-Decade Tour “NETWORK”」と題され、
9/1にR&Cよりリリースされた
2004年度の吉元からの唯一の商品リリースである
本作はDVDのみでのリリースであり、
以後TMの映像作品はVHSでのリリースは行なわれなくなった
(なお限定版では「Live in Naeba」もすでにDVDのみだった)


金額は税込み1万円で、
それまでのTMの単品商品(BOX以外)では最高金額となった
もっともその内容を見てみると、
4/21「Double-Decade “NETWORK” in YOKOHAMA Arena」と、
6/24「Double-Decade Tour Final in NIPPON BUDOKAN」がほぼ全編収録されている
ライブ1本5000円と考えれば、
それまでのTMの映像作品よりも良心的な値段設定である


たとえば2001年の「Tour Major Turn-Round」は、
1本のライブが「Live Tour Major Turn-Round」の01・02の2商品に分けられ、
それぞれが5000円弱の値段を付けられた
(要するにライブ1本1万円弱)


本作は1週で約6000本を売り、
DVDチャートで週間14位、音楽DVDチャートで1位を獲得した
かつての全盛期ほどの売り上げではないものの、
なかなか良い成績だったと思う


初回盤のケースは緑色の草原となっているが、
これは武道館で演奏された新曲「Green Days」をイメージしたものだろう
一般販売盤ではディスクも緑色である
(なお本記事kuri566さん・秀さんコメントによればFC盤はピクチャーレーベル)
通常盤も存在するらしいが、見たことがない


なお本作をFCおよび武道館で予約すると、
バックステージパスのレプリカステッカーが特典としてもらえた
だがたいしてほしいとも思わない


本作2枚目の武道館公演については、
6/25ではなく6/24の映像が用いられている
アンコールでゲスト松本孝弘が出演した6/25の方が貴重であり、
そのためファンの間ではそちらの商品化を望む声もあったが、
松本の出演映像を使うには相応の金銭的負担が要求されたものと思われる
(1994年の「final live LAST GROOVE 5.19」でも同様の事情から、松本の映像は削除された)


だがこの点では、関係者の尽力があったのだろう
本作ではアンコールのみ6/25の映像が収録され、
しかも松本の映像は削除されなかった
6/25のアンコールで演奏された3曲の内、
収録されたのは「Seven Days War」のみだったものの、
記念すべき20周年ライブの貴重な記録が残されたことは、
素直に喜びたいと思う
(6/25の「Human System」「Beyond The Time」は未収録)


またDISC1・2のボーナストラックとして、
最後に横浜公演・武道館公演開演前のリハーサルや設営中の映像が収録された
双方とも商品では「EXTRA FEATURE」と題され、
それぞれ「come closer」「nuworld」がBGMとして使われている


本作の意義としては、20周年のライブバージョンのタイトルが公式に定められた点も指摘しておく
具体的には横浜・武道館の「Just One Victory (Offensive Version)」
横浜公演の「Rhythm Red Beat Black (D.D. Tour Version)」
武道館公演の「Get Wild (D.D. Extended Version)」「Time To Count Down (D.D. Tour Final Version)」の4曲が挙げられる
「Rhythm Red Beat Black」にあえてバージョン名を与える必然性はあまり感じないが)


もう一つの商品としては、DVD付きメモリアルブックがあった
これは「ETERNAL NETWORK Including TM NETWORK Double-Decade “NETWORK” Memorial DVD」として、9/30付けで発売された
値段は税込み・送料込みで7500円である
本書は9/5までの予約を必須とした注文生産で、
通販限定で販売されたため、
実際に入手できた日は人によりまちまちだった


ツアー後の注文生産・通販限定の書籍という点では、
「Tour Major Turn-Round」の後にリリースされた「First Impression」「Second Impression」「Third Impression」と似た性格の商品といえる
ただしかつてこれらを扱ったROJAMは2004年5月に小室の手から離れたため、
「ETERNAL NETWORK」はソニーマガジンズが販売を請け負った


本商品の中で本の内容は、
武道館公演のリハーサルから本番に至るドキュメントと、
3人のインタビューである
横浜公演と全国ツアーについては、
それぞれ全国ツアーと武道館公演のパンフレットで触れられていたが、
武道館公演については本書でフォローされることになった


インタビューは3人ともかなりの長文で、
横浜アリーナから武道館に至るライブを中心に、
20周年の活動を語っている
ただし今後のTMの活動への言及は奇妙なほどに皆無である
下手な発言ができないほど微妙な状況だったのかと勘繰ってしまう


ドキュメントDVDの内容は、
横浜アリーナ公演・全国ツアー・武道館公演のリハーサル及び舞台裏・ライブ本番の様子と、
3人のインタビューで構成されている
収録時間は24分に過ぎず、
お世辞にも充実しているとはいいがたいが、
全国ツアー「Double-Decade Tour」の様子を、
ごく断片的であるとは言え垣間見ることができるのは貴重である
これは本ツアー関連の唯一の動画である



ツアー映像は会場への移動や楽屋のシーンが中心で、
横浜・武道館の映像と比べて、
リハーサルやライブ本番の映像は乏しい
まとまったライブ関連映像は、
各公演のオープニングの部分だけである
むしろツアー映像を一番充実させてほしかったのだが…


ただこのオープニングの映像はなかなか良い
公演開始の合図となるチャイム音後に「Time To Count Down」が流れる中、
メンバーが楽屋からステージに向かい、暗幕の裏でスタンバイし、
歌に入る瞬間に幕が下ろされるところまで、
全8会場の映像を順番に映すのである
(2公演あった名古屋・大阪は初日公演の映像)
ライブの緊迫感が伝わってくる良い編集だと思う

7-25.jpg

他に注目されるのは、
5/24札幌公演の後にalife sapporoで行なわれた小室のクラブイベントの映像だろうか
DVDには映っていないが、この時はKCOも出演し、
TMの「Just One Victory」や小室ソロの「I Want You Back」を歌っている


これはスタジオでも収録されており、
後者は後に商品化もするが、
これについては別章で取り上げたい
また6/3の夜に大阪のすかいらーくで行なわれた宴会の様子も収録されている


DVDのインタビューはツアー中に収録されたものもあるが、
ウツ・木根の多くは7/13事務所で収録されたもので、
また小室は7/6に自宅で収録されたものである
ウツと木根は同じ場所だろうか(M-tres事務所?)
小室だけ別に収録されているのは、
この後のTMの動きを考える上で示唆的である


なおウツ・木根の服装を見る限り、
DVDと本のインタビューは同日に行なわれたものと見られる
(インタビューの内容は別)
一方小室の服装はDVDと本で異なっており、
別の機会に行なわれたものかもしれない


インタビューは細切れに収録されていることもあり、
大した内容にはなっていないが、
20周年で新しいことを試みたことや、
満足できる活動だったことなどが、
メンバーの口から語られている


20周年の音の新しさをもっとも強調しているのは木根で、
たとえば5/26仙台へ向かう新幹線の中では、以下のように語っている

だからファンを裏切りたいんだよね。きっとファンがこう思ってたら、その逆を行きたいなっていうのがすごいあるんじゃないかな。読まれるのが一番嫌いだから。「やっぱり小室哲哉といえども、20周年はこんなもんか」。そんなこと言われたら自殺するよ。


木根は本来、TMで試みられたトランスは苦手だったはずである
それにもかかわらず全力でこれを称賛しているのは、
そうしなければならないほど、
TMの活動に不安を覚えていたこともあろう


木根は7/13のインタビューでは、
「神様がいてくれてるのか知らないけど、風がまだ吹いてくれている」として、
20周年の活動の実現が多分に幸運によるものだったことを吐露している
その上で、「風」がなくなればTMが「多分終わるんだよね」と発言しているが、
これは木根がこの頃のTMの危うさを自覚していたことを物語ってもいる
実際にこの後TMは、実に3年もの間、何の活動も行なわなくなる


以上見てきた2商品の他に、
木根の「電気じかけの預言者たち」シリーズの刊行にも触れておこう
「Double-Decade Tour」中の5/14に、
シリーズ第3弾の「新・電気じかけの預言者たち―新世紀篇―」が発売されたことは、すでに触れたところである
本書では2001年以後、2004年初頭の「Easy Listening」制作時の話までがまとめられた


そして本書の発売と同時に、
シリーズ第4弾「新・電気じかけの預言者たち―20周年篇―」の発売が告知された
第3弾に「新世紀篇」というサブタイトルを付けていたのは、
次の「篇」も当初から予定されていたからだろう


これは後にタイトルを変え、
「真・電気じかけの予言者たち―眺望篇―」として発売された
当初は秋刊行とされたが、最終的には12/4の発売となった
副題「20周年篇」が「眺望篇」に変わっているが、
実際に内容を見ても20周年に関わる情報はほとんどなく、
その点では実情に素直な改題であるともいえる


本書の内容は大部分が仕事仲間へのインタビューと、
それを踏まえた思い出話に終始したものである
一応「Double-Decade Tour」のエピソードはちりばめられているが、
それは全体のごく一部にすぎない


それまで同シリーズが時系列に沿ったモノローグ形式だったのとは大きく異なり、
本書は対談を多く採り入れた形になっているが、
読み物としてよく構成されているかというと、
首をかしげる内容である


タイトルから見るに当初本書で計画していたのは、
20周年ライブの経過を詳細に追ったものだったのだろう
ただ2カ月13本のライブだけで1冊の本になるとも思われず、
おそらくそれに加えて今後の展望なども語られる予定だったのではないか
実際に刊行された内容がそうならなかったのは、
その後の計画が予想以上に不透明で、
何も書けない状態になったためかもしれない


20周年後のTMは2007年秋まで3年以上何の活動もなく、
準備すら3年近く行なわれなかった
これはTMの活動履歴の中でも異例の長期の空白期である
たとえば1994年の「終了」後でさえ、
2年も経たない内に3人で活動の準備を始めていた
20周年後の空白は、「終了」後の空白よりも長かったのである
この件については、第7章後半で扱うことになろう


最後におまけとして、
リットーミュージックのムック本「TM NETWORK ARCHIVES~ベストソングブック」も挙げておこう
本書は2005/5/17に発売された
1987年以来のTMのインタビュー記事、
TMの代表曲12曲のスコア集、
歴代のライブレポートを収録している


リットーミュージックは後に2013年に「Tetsuya Komuro Interviews」として、
「Keyboard Magazine」収録の小室インタビュー記事をネット書籍で発売し、
その後さらに増補して紙でも刊行している
「Complete Edition 2018」


インタビュー記事はこの「Tetsuya Komuro Interviews」でも読むことができる
だがライブレポートなどは「TM NETWORK ARCHIVES」でないと見ることができない
(もちろん元の「Keyboard Magazine」を持っていれば不要だが)
特に1984年のファーストライブのレポートなどは貴重だろう

TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD] - TM NETWORK
TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD] - TM NETWORK

7-24 Double-Decade Tour Final “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN②

3/18リリースの「Gift from Fanks」につき、
購入者特典が発表されました
ただメッセージカードとかポスターとか帽子とか、
どうでもいいものばかりなので詳細は割愛します


本作と関連して1/24から一週間おきに、
「TM NETWORK デビュー35周年記念 Message」なる広報動画がyoutubeにアップされており、
公式サイトにもまとめられています
いずれも関係者によるメッセージで、
DJ KOOさん、坂本美雨さん、浅倉大介さん、木根さん、ウツ、SURFICEがしゃべっています
ウツの後は小室さんかなと思っていたんですけど、違いましたねえ


基本的には皆1~2分程度の短いものですが、
その中で木根さんは7分近くしゃべっています
このメッセージは少しだけ貴重で、
小室さんとの共作名義の楽曲がどのように作られたのか、
具体的に話してくれています
(それ以外の話題でも3分くらいしゃべっていますが)


これによれば、TMの共作は、
全部小室さんが困った時に木根さんがお願いされて作ったものらしいです
こういう話は個別の曲についてはよく出ていましたが、
全部そうだという発言は初めてだったと思います
具体的な曲名が出たのは「Still Love Her」「Spanish Blue」「Gia Corm Fillippo Dia」です
「Gia Corm Fillippo Dia」の作曲は全部木根さんですが)


なお小室さんが作ったオケに曲を付ける時、
間奏の予定だったところにメロディを付けてしまった話もしていました
曲名は出されませんでしたが、「Reasonless」ですね


以下、各ソロについてまとめておきます
ウツは「Dragon The Carnival」追加公演が終わりました
詳細なレポなどは書きませんが、
演者のいろんな思いが込められていると感じました
宇都宮さんおよびサポートとスタッフの方々、ありがとうございました


本ツアーのBlu-rayのリリース情報が出ました
11/10Zepp Tokyo公演の様子が収録されるそうです
現在FC盤の先行予約を受付中ですが、
その告知によれば、小室さんと木根さんのコメントも入っているとのことです
TM35周年に関する唯一の小室さんのコメントとなるかもしれません


またFC盤のみの特典として、
11/9 Zepp Tokyo公演の日替わり曲の映像が入ります
「Wild Heaven」「Get Wild '89」「Human System」の3曲でしょう
またもう一つ、2/6・7の追加公演から、
「厳選曲」を収録するそうです
2/6には「夏の終わり」
2/7には「Self Control」が演奏されたので、
これが収録されるのでしょう
特に「夏の終わり」は他に演奏されたことがないので貴重です


ウツはこの後「それゆけ歌酔曲!!」を控えていますが、
すでに発表されていた4/6~5/20に続き、
5/26~6/30の公演も発表されました
おそらくBlu-rayもこの公演と合わせて一般発売されるんでしょう
なおツアータイトルは「「それゆけ歌酔曲!!」 ギア-レイワ2 」だそうです
まあ、あえてダサくしているんでしょうね


木根さんは佐藤竹善さんとのコラボライブ「My Favorite Songs」が、
2/6~3/12に4公演予定されていましたが、
この内で2/28・3/1・3/12の3公演については、
主催者のMIN-ONが新型コロナウィルスの影響を鑑みて、
中止の決定を出しました
ウツの「それゆけ歌酔曲!!」は大丈夫なんでしょうかね
なお「My Favorite Songs」は5/27・6/10・6/25にも開催されます
6/25は大宮ソニックシティですが、埋まるんでしょうか?


さらに2/21には、今年のソロツアー「2727ツアー」の開催告知がありました
今後も毎年数字を増やしてツアータイトルにしていくんでしょうか
まあこれまでもツアータイトルは「talk & live vol.●」の繰り返しだったので、
そういうことには関心がないんでしょうね
ツアー日程としては6/13~9/26のスケジュールが発表されています


最後に小室さんについて
年末にavexの松浦勝人さんと衝突した件がどうなったのか不明でしたが、
2/23に良い情報が出ました
松浦さんが小室さんと一緒にクラブにいるところの動画をtwitterにアップしたのです
同日に六本木のOCTAGONで開催された「HI-NRG NIGHT」の様子です
このイベントに出演したDJ KOOさんも、
twitterやinstagramに小室さんと一緒に撮影した写真をアップしています
これらの写真・動画は各種ネットニュースに取り上げられました


年末の件がどのように決着したのかは何も分かりませんが、
おそらく双方が納得いく形で解決したのでしょう
もういろんな意味でダメかもしれないと思っていましたが、
なんとか土俵際ギリギリで残ったという印象です


小室さんは2/6「Dragon The Carnival」に、
葛城さんと一緒に見に来ていたそうです
11月の公演にも来ていたそうで、2度も見に来たことになります
上記Blu-rayのコメント収録が同日に行なわれたのかもしれません
いずれにしろ小室さんが、ほんの少しだけこちらに戻ってきてくれた気がします


なお小室さんは、北島健二さんや山田亘さんとも食事をしたようです
「Dragon The Carnival」(北島さんもサポート参加)の打ち上げかもしれません
また2/10には某NPO法人の方と一緒に、
フィリピンの日本大使館を訪問しました
2/8にはNPO主催のファッションショーにも参加したそうです


では本題に入ります
そろそろ20周年の記事も終わりになります

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武道館のステージは暗幕で遮られることなく、
開演前から観客に見える形になっていた
そのような中、開演の合図が告げられる
「Get Wild and Get Wild and Get Wild and Wild and Wild and Wild and…」
「Get Wild Get Wild Get Wild Get Wild…」


シンセとともにサンプリングボイスが流れてくるが、
普段はイントロでは「GeGeGeGe」が定番であり、
このパターンは初めてである
聞いてみると、こういうのも意外とありである
ただしイントロは当初別のパターンを考えており、
6/19のリハーサルで差し替えられたという


スモークの中、TM3人とFence of Defense3人がステージ裾から現れて定位置に就く
シンセの音にFence3人の演奏が加わる
テンポの良いドラムが目立つイントロだが、
「Get Wild」が1曲目とされたことも含め、
この始まりは本ライブが意識した「Fanks Cry-Max」のオープニングを踏襲したものに違いない


実はこのことは音だけでなく視覚面でも表現されている
第1部では前列左右に西村・北島がおり、
中央前方にウツ、中央奥に小室、その間に木根が立っていたが、
TM3人が中央に並ぶ配置はまさしく「Fanks Cry-Max」である
第1部は意図的にこのような配置にしたのだろう


「Get Wild」は横浜公演・ツアーでも演奏されたが、
生楽器が加わったことで大きく雰囲気が変わっており、
特に西村の生ベースは、以後の曲も含めて存在感がある
ただトランス風にアレンジされた間奏はツアーを踏襲しており、
その点でやはり20周年の音も反映されている


続けて「All-Right All-Night」「Be Together」
いずれもツアーで演奏された曲である
ともにベースとなるアレンジはツアーに準じながら、
バンドアレンジになっている


特に「Be Together」については、
やはり生ドラムがあった方が乗りやすいと感じる
間奏では、ウツが山田のドラムを横から叩くなど、
お遊び要素も入れている


ウツMC

こんばんは、TM NETWORKです!(山田ドラム&歓声) ありがとう! えー今回20周年始まってですね、まあ、横浜アリーナから始まり、ホールツアーをやって、武道館と。もう盛り上がるしかないでしょう!(歓声) えー今回はですね、だからなんかこう、ある意味でなんか3部作というか、そういう形になりましてね、でまあ、今回はもう見ての通り、こういう始まり方で行ったんで、今回は内容も、3部作に近いかな?


ここでウツにより、武道館公演が3部作の構成を取ることが宣言された
20周年ライブ企画全体も横浜・ツアー・武道館の3部構成を取っており、
たしかにTM20周年は「3部作」の構成が多く見られた


ウツはさらに続けて、
「まずはオープニングを手伝ってもらえる、Fence! Yeah!」
と言ってサポートのFence of Defenseの紹介をする
観客からの歓声と拍手に対して、Fenceメンバーは手を振った
ウツ、やまない歓声に対して笑いながら、「もういいよ!」と言って止め、
「最後まで楽しんでいってください」といってMCを締めた


なお以上のMCは6/24のものだが、
6/25にはFence3人をそれぞれ名前で紹介し、
Fence側も簡単なコメントをしている


以前も触れたとおり、ウツは2003年秋のソロツアー「Tour wantok」でFenceをサポートとした
当時活動を休止していたFenceは、これをきっかけに同年活動を再開する
武道館公演のFence参加はもちろんかつてのTMとの縁によるものだが、
同時期のウツ個人との縁も大きな意味を持つものだった


演奏再開
曲はツアーで演奏されなかった「Come on Let’s Dance」である
アレンジはオリジナルと大きくは変わらないが、
イントロ・サビ・アウトロには、
オリジナルにないフレーズが上からかぶせられている
このフレーズは6/19のリハーサルで新たに作ったものだった


「Self Control」
ツアーに準じたアレンジだが、
横浜・ツアーでは間奏をほとんどシンセだけにしていたのに対して、
武道館ではドラムやギターを加えた荘厳なアレンジとするなど、
やはりバンド仕様に調整されている


第1部最後は「Confession」
再始動後初めて演奏された曲であり、
また現時点ではこれがこの曲の最後の演奏例となる
横浜公演の「Telephone Line」、ツアーの「Fool on the Planet」に続く木根バラ枠だろう
木根はアコギに持ち替えて演奏に参加する
小室もかなり真面目に弾いている


ウツ、「どうもありがとう」と言って、Fenceを改めて紹介
Fenceは観客に手を振りながら退場し、ここで第1部が終わる


ウツ、「みなさんどうもありがとう。いやあもう、TM NETWORKですよ、当時の! ですね、木根君!?」と、
大げさな振り付けをしながら、木根に無茶な振りをする
木根はこれを受けて、
「そうでしったけねえ。あんまり遠い昔なんで」とだけ答える
ウツは「それだけ?今待っちゃった」と反応するも、
じゃあいいやとばかり、先に進める


こんなことをしている間に、
ステージにはFenceに代わり葛城・阿部・浅倉がスタンバイしている
ウツ、「ここからは、いよいよTMNになるんですねえ」と言って、
第2部のサポートを紹介し、さっそく曲に入る


なお25日のMCでは、
ウツが「あっという間にTMNですね、木根君!?」と、微妙に話を振り方が違った
木根は「本当にこう、今日はつくづく友達ってのはいいなあと思いました。ノーギャラで出てるから」と返した


その後の2人のトークも24日よりは多少はずみ、
17年前の武道館公演についても簡単な思い出が語られた
17年の間に何してた?との木根の発言に対し、
ウツは、腹が出た?腹黒くなっただけ?と、
イチャイチャトークが繰り広げられた


第2部の演奏開始
1曲目は「We love the EARTH」である
小室はこの曲をやるかどうか迷ったが、
葛城がやろうと言って決まったという


実際、この曲で葛城がコーラスすると、
TMN時代の雰囲気を感じさせられる
再始動後演奏されてこなかった曲だが、
この時を契機に頻繁に演奏される曲になった


TMN時代に木根パートだったシンセは、
この時は浅倉が担当した
第2部は小室と浅倉がシンセを担当したが、
TMN時代と比べると、
浅倉も目立つ手弾きフレーズを多く演奏している
むしろ小室よりも浅倉の方が目立っているかもしれない


「69/99」「The Point of Lovers’ Night」
木根はここでアコギをエレキに持ち直す
私は当日、まさかこの2曲が来るとは思わず、
大変盛り上がった記憶がある
特に「69/99」は現時点で、これが最後の演奏例となる


両曲ともオリジナルに準じた演奏だが、
「The Point of Lovers’ Night」のアウトロは、
TMN時代のライブバージョンに準じた演奏となった


「Time To Count Down」
当初は「We love the EARTH」と曲順が逆になっていたが、
最終的にはこの位置で演奏された


イントロのアレンジは「Labo Mix」で、
小室の操作するシンセと葛城のギターのみの演奏である
観客は、第2部なのにここだけ20周年?と思っただろう
実際にここからは第2部から第3部への架け橋の部分となっている


だが実はこの部分では仕掛けがあった
歌に入る直前のシンセドラムの連打とともに、
阿部・浅倉も演奏に参加し、
音がオリジナルの「Time To Count Down」に変わるのである
小室もギターを持ってシンセブースから飛び出し、ステージ前方を歩き回った

7-24.jpg

当然歌も「Labo Mix」のようにサビの部分だけでなく、
最初から全部披露された
先述した通り、これはDVDでは「D.D. Tour Final Version」と名付けられている
なおウツは「Labo Mix」の間に衣装を着替え、
黒のジャケットを羽織って登場する


私はCDでは「Labo Mix」はかなり面白く思いながら聞いたし、
ライブでも効果的に使われていると思っていたが、
一方でちゃんとウツの歌付きで盛り上がりたいという気持ちもあった
要するに「Labo Mix」の後にフルコーラスの歌パートを付けてほしかったのだが、
この時にそれがかなったことはうれしかった
会場も大変盛り上がっていたと思う


ウツMC
「どうもありがとう。えーここでですね、実は木根君、なんとうちのリーダーがですね、何日前でしょうかあれは?」
木根、アコギの上に手のひらを合わせながら笑って、
「つい今しがたです」と答える
ウツ「新曲やりたいと言いだしたんです」
観客キャー


木根「宇都宮君、よかったね、新曲て言ってワ―て言ってくれてね。エー?て言われたらどうしようかと思ったね」
ウツ少し間を空けて言う
「いやあまあね、それはそれでいいですけどね」
木根「いいの?」
ウツ「エー?て言われた方がこちらも気兼ねなく、力が入らない。なんか軽くやればいいかなみたいな感じで済むんだけど、期待されるとね、なんせなにしろね」
木根、観客に向かって「つい今しがた作った曲だから」


以上のように、ここで観客も予想していなかった新曲披露が宣言された
ここでウツと木根は冗談めかして、喜んでもらえて良かったと言っているが、
これは彼らの本心だったかもしれない


ウツ「これはちなみにリーダー、どういう意図が?」
小室、このライブで初めての発言をする

はい、急に(話を)振られた(笑)。このツアーでね、急に振っていただくの、楽しかったですよね。なんだっけね、意図ですよね。このツアーを回ってですね、あのー、緑な感じで。要は緑がきれいだな、サッカーの芝生もきれいだなって。あの、青信号じゃないですかグリーンてね、行けっちゅうことで。まああの、宇都宮君の歌っている詞をですね、聞いていただく感じかな。ウツでさえまだ2・3回しか歌っていないのにね。


小室が言っていることが支離滅裂で理解しがたいが、
話を振られて動揺してしまったのだろう
(とはいえ、話が振られるのは打ち合わせで決まっていたと思うが)


小室が「緑」と言っているのは、
この後に披露された新曲の曲名「Green Days」にちなむが、
この時点では曲名が明かされていなかったため、
観客には意味が分からなかったはずである


この曲については前章で触れたところだが、
繰り返すと、小室が自らの再起の意志を歌ったものであり、
大分トリニータのサポートとして大分を拠点に活動を始めることの決意を踏まえたものでもあった


なお以上は6/24のMCだが、
6/25の小室MCは以下のようなものだった


小室「昨日お話ししたように、あの…グリーンな感じでした。おおらかなね、自然と戯れた感じな。昨日も申しましたが、緑は青信号、それでいいんじゃないか、前へ進みなさいという、遠回しな言い方ですかね」
木根「タ、タイトルは言ったっけ?」(←いい仕事!)
小室「あ、タイトル言ってないのか」
木根「言ってもらわないと」
ウツ「「Green Days」ていう曲なんですけど」
木根「7カ月連続発売で、7色行こう」


ここで木根が「7色」と言ったのは、
その場にいた浅倉大介が2004/3/30から隔月でリリースしていた「Quantum Mechanics Rainbow」シリーズを念頭に置いている
本作は虹をテーマにした7枚のアルバムであり、
この時点で「Violet Meme」「Indigo Algorithm」の2作がリリースされていた


木根の発言はサポートの浅倉を立てる意味もあったのだろうが、
今後もTMで継続的に新作を出したいという意思表明でもあったのだろう
また小室は、以下のようにも言っている


「Screen of Life」と、「Presence」ていう曲と、「Green Days」の、この3曲の詞を3つ聞いてもらうとですね、なんとなく20年間やってきたことを感じとってもらえるかと思いますのでね、是非あの、帰った時にでも聞いてほしいなと思いますね。って聞けねえや」
ウツ「聞けないね!」
小室「みんな(録音機器を)没収されてるもんね、入口でね、そしたらね」
ウツ「まだモノになってないからね」
木根「とりあえず記憶に残していただいて、がんばろう」
小室「メモでもできないしね」
木根「何をメモするんだよ!」
ウツ「コード進行か?」
木根「それは…難しいな」
小室「発売してないわけだしね、これはね。まあそういうわけで…」
木根「あ、質問!発売、するんですか?」
観客大きな拍手
小室「えーと、どうなるかは、分かりません」(観客からブーイング)
木根「やっぱジャケットはグリーンなの?」
ウツ「芝の上なのかな?」
小室「分からない。それは分からない」


以上のようにこの時はダラダラとしたMCが続いたが、
木根が商品化の有無について小室に直接切り込んだのは、
自分も気になっていたところだったからだろうし、
またファンの気持ちを代弁しようとしたものでもあったのだろう


この日はTM20周年企画最後の日であり、
以後はTMの活動計画について発信する機会すらなくなってしまう
少しでも情報を出しておきたいというのが正直なところだろう
しかし小室は「分からない」と答えた
それはこの時点でTMとしての活動を想定していなかったために他ならないが、
これについては別章で触れることになるだろう


以上、色々な意味で緊張感のあるMCを終え、ウツが、
「じゃあその新曲を、行ってみたいと思います。「Green Days」
と言うと、演奏が始まった
ステージの証明は曲に合わせて緑色であり、
スクリーンには植物の映像が映し出された
木根はアコギである


なおリハーサル段階ではセットリストのこの位置に、
「Looking At You」が入っていた
おそらく小室の「Green Days」が間に合わないことを想定していたものだろう


第1部と同様に第2部も途中で一度MCを挟み、
最後はバラードで締めるという構成とされていた
この後の第3部はMCがなかったが、
やはり最後はバラードで締められている
だからこそバラード「Green Days」の差し替え候補曲として、
「Looking At You」が選ばれていたのだろう


仮に「Looking At You」が演奏されていれば、
木根がボーカルを取っていたはずである
20周年のステージでは木根にあまり見せ場がなかったが、
この時にその無念が晴らされていたはずである


それにしても「Looking At You」とは渋すぎる選曲だな…と当時思っていたが、
2015年、30周年の締めとなった「Quit30 Huge Data」「30th Final」でも、
それぞれ「Looking At You」「月はピアノに誘われて」が演奏されている
また2005年「Spin Off from TM」でも演奏されており、
意外と選曲される曲だった


「Green Days」が終わると、ウツは「どうもありがとう」と告げ、
浅倉と阿部の紹介をする(この部分はDVDは削られている)
2人はステージから去り、
サポートでは葛城だけが残って、4人による第3部が始まる
この部分では基本的にツアーで演奏されたトランス曲が演奏された


第3部1曲目は「Screen of Life」
葛城のギターで始まるツアーバージョンである
木根はエレキに持ち替えている


「Just One Victory (offensive version)」
イントロではお決まりの大型タッチパネル操作のパフォーマンスが行なわれた
「Take it to the lucky」
ツアーでイントロ冒頭に加えられたパートがなくなり、
アウトロのシンセソロも横浜公演やツアーよりも短めに演奏された
「Love Train (Extended Mix)」
ここまでトランスアレンジ3曲の順番は、
ツアーと同じである


ここまで間断なく演奏が続けられたが、
ここで一度演奏が止まり、
暗かった照明も一度明るく照らされる
ウツは観客を見渡し、「どうもありがとう!」と語りかける


「Presence」
スクリーン3枚に3人の演奏シーンがそれぞれ映し出され、
本編締めの演奏であることを感じさせる
最後のサビ繰り返しはツアーと同じく2回繰り返された


以上で本編の演奏は終わり、
ウツが「どうもありがとう!」というと、
TMと葛城の4人は退場する
考えてみればサポートメンバーの中で、
葛城だけは退場時の紹介がないままで終わった


客席からアンコールの声
再びTM3人が、第1~3部の全サポートメンバーを引き連れて登場する
ウツは「みんな、どうもありがとう。もう一度、今日のメンバーを紹介したいと思います」と言って、
サポートメンバーも含めた全員を一人ずつ紹介する


メンバーが持ち場について、最後の曲の演奏を始める
曲は「Seven Days War」
実は再始動後のフルライブでの演奏は初めてである
(1999年「Yes To Life Festival」の例はある)
間奏の「ラーラー」では、観客も一緒に合唱した


以上はDVDに収録された6/24の様子だが、
6/25には少し異なる演出になった


この日のアンコール待ちの時は、
スタンド席1・2Fでウェーブが起こった
TMでは珍しい現象だが、
この様子はDVDにも収録されている


アンコールはまずTM3人だけが登場した
ウツのMC
「どうもありがとう。ええ、じゃあ、メンバーをちょっと、一人呼び込みたいと思います。ドラムス、阿部薫」
阿部が登場し、ドラムセットにスタンバイする


さらにウツが続ける
「そして、スペシャルゲスト。松本孝弘」
ここで想定外だった松本が登場する
観客はおそらくこの日最大の歓声を上げた


TM3人・阿部・松本の「CAROL Tour」メンバーで、
アンコールが始まる
曲は「Human System」「Beyond The Time」である
特にアレンジを施したものではないが、
イントロ・間奏など松本のギターソロパートでは、
会場が盛り上がりを見せた


5人での演奏が終わると、
ウツがFence・葛城・浅倉の5人も呼び、
10人で「Seven Days War」を演奏した


演奏が終わるとウツは、
「どうもありがとう!」と観客に告げる
ステージの全メンバーが前に出てきて、客席に手を振り、
最後は並んで挨拶をして退場した


BGM「Nights of the Knife」
ついで「Dawn Valley」が流れる中、
会場には終演のアナウンスが放送された
TM NETWORKのDouble-Decadeが終わった瞬間だった

TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD] - TM NETWORK
TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD] - TM NETWORK

7-23 Double-Decade Tour Final “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN①

*緊急追記あり(2020/2/1)


2020/1/18にTM NETWORKの人気投票の結果が、
ニコ生「TM NETWORK 35周年 FanksからのTOP100曲カウントダウンSP~Gift from Fanks~」で発表されました
この番組、DJ KOOさん・ふくりゅうさん・平賀哲雄さんによって行なわれ、
途中にはゲストとして坂本美雨さんと浅倉大介さんもいらっしゃいました
また大した内容はありませんでしたが、木根さんとウツも録画でメッセージを送ってくれました


同番組では上位100曲が発表されました
その結果はwebsiteでも公表されています
この内で上位70曲がSONY版とavex版各3枚組35曲にまとめられて、
3/18に「Gift from Fanks T」「Gift from Fanks M」のタイトルでリリースされます(各税込4400円)
SONY版が「T」、avex版が「M」です


タイトルは1987年のベスト盤「Gift for Fanks」を意識したものとなっており、
なかなか良いネーミングと思います
曲数はTM35周年とかけたものですが、
まさかこんなに大規模なものになるとは思っていませんでした
すでにTMの曲の半分くらい入っていることになります


今回の人気投票、2回の中間発表もありましたが、
結果としては上位は3回ともほとんど変わりませんでした
(予想外だったのは「Resistance」が初回14位から最終8位に上がったことくらい)
2004年の投票とも大して変わっていないし、
改めて行なう意義があったかははなはだ疑問です
他にやる企画もなかったんでしょうけど


選曲のバランスの悪さには思うところもあり、
たとえば「Twinkle Night」「Self Control」の曲はほとんど入っているのに対し、
「SPEEDWAY」からは一曲も入っていないというのは、
TMを新世代・次世代に伝えるという企画のお題目からすればどうかと思います
決定版ベストの選曲とファン投票という手段の相性には、
私は当初から懐疑的でした
まあ「Green Days 2013」「Get Wild 2015」がやっと一般でもCDで買えるようになるのは良かったと思います


私としては新音源が入らない限り、
今回の商品に手を出すつもりはないですが、
「ボーナストラック」が入るっぽい情報もあります
その内容次第では、私も買わざるをえなくなるかもしれません
まあアルバム本体は一度も再生しないと思いますけど


^^^^^^以下緊急追記^^^^^^^^^^^^^^

ブログを更新した十数時間後、
「Gift from Fanks」の収録内容が発表されました
人気投票のランク順ではなく、
上位70曲を基本的にリリース順(厳密ではないですが)に並べて、
T盤・M盤に振り分けるという方式です


たとえば1stアルバム「Rainbow Rainbow」から選ばれた「1974」「金曜日のライオン」「Rainbow Rainbow」については、
T盤に「1974」「Rainbow Rainbow」
M盤に「金曜日のライオン」、という感じです


同一曲の別バージョンは、T盤とM盤に分けられています。
たとえば「Your Song ("D" Mix)」はT盤、
「Your Song (Twinkle Mix)」はM盤です
また2000年以後の作品については、
ROJAMとR&CはT盤、avexはM盤に収録されています


…とまあ、ここらへんは正直私にはどうでもいいことです
商品によっては24㎝×24㎝のデカジャケットや応募ハガキ(何の応募か不明)が付録に付いていたりしますが、
ここらへんも当面は気にしません
実際のところ、私も本商品はあまり買う気もありませんでしたし


…ところが、さて皆さん、
汚い汚い大人のSONY商法がやってまいりましたよ!


いえ、今回は、
汚い汚い大人のSONY+avex商法がやってまいりました!


今回はT盤・M盤ともに、
ボーナストラックが1曲ずつ入っているのですが、
(そのため35周年なのに36曲入りになりました)
M盤は「Get Wild '89 (7 inch version)」となりました
以前ネットラジオで木根さんが「Get Wild Another '89」と称して流したやつでしょう
「ゲゲゲ」のサンプリングがないやつです


で、こっちはまあどうでもいいです
問題はT盤の特典です
なんと、「グリニッジの光を離れて」が収録されるとのこと!
て、この曲、ちゃんとレコーディングしてたの!?


この曲、現在まで音源の公表もないし、
ライブでも演奏されたことがない幻の曲ですが、
木根さんの「電気じかけの預言者たち」で言及されています
1983~84年に作った「Rainbow Rainbow」の没曲です
本ブログでも以前軽く触れてはいます


まさかこの曲を聴ける日が来るとは、
かけらも思っていませんでした
つうか他にも1994年に発表された「Open Your Heart」とか、
「Rainbow Rainbow」没曲のテープて、
まだ他にも隠されているんじゃないの?という疑念が強まってまいりました


正直言って私は、今回のベスト盤には何も興味がありませんでした
ところがここに来てまさかの驚き特典です
くそう…この1曲のためだけに4400円を払えというか! いうか!!


本当にSONYの良いカモにされていることは自覚していますが、
今回はもう仕方ないです
分かりましたよ! 払いますよ! 1曲4400円たけえなおい!
でも早く聞きたいなっ!!


ということで、うれしいながらも悔しい、
微妙な追加情報でしたとさっ!(半キレ)

^^^^^^^^^^^^追記ここまで^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


ウツは来週「Dragon The Carnival」追加公演を控えています
私はファイナル2/7に参加してきます
その後は4月から「それゆけ歌酔曲!!」となります
木根さんは1/24にコーストFMの「ピカソキャンディ」
1/31にNHK BS11「Anison Days」に出演しました
小室さんは特に動きはありません


では本題に入ります

------------------

2004/6/24・25の2日間、
TM NETWORKは20周年の締めくくりのライブとして、
日本武道館で「Double-Decade Tour Final “NETWORK” in NIPPON BUDOKAN」を開催した
この日程は、TM初の武道館公演「Fanks Cry-Max」の開催日1987/6/24を意識している
ライブの開催告知は4/21横浜アリーナ公演「Double-Decade “NETWORK”」会場で行なわれ、
来場者に対しては特別優先予約も行なわれた
私は気づいていなかったが、この日の新聞の朝刊でも開催告知が掲載されていたらしい
(本記事やまびこさんコメント)


武道館公演はタイトルからは、
「Double-Decade Tour」の最終公演に過ぎないようにも見える
しかし実際には「Double-Decade Tour」は横浜アリーナの「Double-Decade “NETWORK”」を調整したものであるのに対し、
武道館公演はこれらとまったく別のライブである
「Double-Decade Tour」の16曲と武道館公演の19曲で、
共通するのは10曲だけである
ライブの構成もまったく別物だった


かつて「Tour TMN EXPO」の特別版のタイトルを「EXPO Arena “Crazy 4 You”」としたように、
この時のライブタイトルももう少し凝ったものにしてほしかったと言う思いもあるが、
おそらく企画段階では武道館公演が決まっていただけで、
内容については構想が定まっていなかったのだろう


横浜公演と「Double-Decade Tour」は小室の関心を反映して、
トランスによる新しいTMのパフォーマンスを示すことに力が注がれた
それに対して武道館公演は、
20周年をファンとともに楽しむお祭りとしての性格が強い


武道館公演は3部構成を取っており、
第1部でNETWORK期(1980年代)、
第2部でTMN期(1990年代)の楽曲を演奏し、
第3部で今のTMとしてトランス楽曲を演奏した
(ただし第2部は未発表曲1曲を含む)


トランスの要素はほぼ第3部に限定されており、
全体としてはTM20年の歩みを過去から現在まで振り返る(その一部としてトランス楽曲を演奏する)という構成になっている
なおアンコール3曲はすべてNETWORK期の曲だった


第2部・第3部はそれぞれ5曲ずつ演奏されたが、
第1部のみは6曲が充てられた
これは第1部が一番人気曲が多いこともあろうが、
第2部の「Time To Count Down」や第3部の「Just One Victory」のように、
10分近くに及ぶアレンジの曲がなかったこともあろう


上記の構成に応じて、サポートの編成もこれ以前のライブとは変化した
横浜公演および「Double-Decade Tour」では、
TM3人と葛城哲哉の4人のみで演奏が行なわれ、
小室が操作する機材が大部分の音を出していた
バンド形式を排し、極力小室が音を制御するというのが、
この時期のライブで追及されたものだった


だが武道館公演でこのスタイルが取られたのは第3部のみであり、
第1部・第2部ではかつてのサポートメンバーがステージに上がり、
バンド形式のライブが行なわれた
具体的には、第1部では80年代のサポート西村麻聡・山田亘に北島健二を含むFence of Defense、
第2部では90年代サポートの葛城哲哉・阿部薫・浅倉大介がサポートを務めた
さらにアンコールでは第1部から3部の出演者が全員登場し、
豪華メンバーによるバンド演奏が行われている


なお西村は「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」にも参加しておらず、
TMのフルライブでサポートをするのは1986年以来18年ぶりだった
(1989年のイベント「Thank You TM NETWORK」には参加している)


横浜公演と「Double-Decade Tour」ではミキシングコンソールの操作を中心にしていた小室も、
第1部・2部(特に1部)ではシンセの手弾きを積極的に行なった
また「Time To Count Down」では、
(ほとんど鳴っていないだろうが)TM史上唯一のエレキギター演奏を行なっている


さらに6/25のアンコールでは、松本孝弘が登場した
初期サポートの小泉洋・白田朗と早世した日詰昭一郎を除き、
歴代サポートメンバーはこの時ほぼ揃った
消化不良が多かった20周年の活動だが、
最後は豪華に締めることができたといえよう

7-23.jpg終演シーン。左から、阿部・西村・葛城・ウツ・小室・木根・松本・浅倉・北島・山田。


このように武道館公演は、
セットリストだけでなく演奏スタイルも大きく変更されたため、
リハーサルにも6/14~20の1週間が充てられた
(毎日行なわれたかは分からない)


こうした過去の形態・人脈を再活用した内容は、
20周年を祝いたいファンの要望に応えるものでもあった
小室は当初同窓会的なライブに消極的だったが、
武道館公演ではその点で妥協し歩み寄ったのだという
観客も次々と繰り出されるかつてのヒット曲を前に、
全力で体を動かすことができたようで、
概して肯定的な意見が多かった


機材・セットで特筆すべきものは特にない
メンバーの配置は、中央にウツで、
小室はその後ろ(中央奥)にいた
ドラムセットは観客から見て右の奥である
木根の位置は以下に述べるように、場面によって変わった


第1部ではドラムの山田亘の他、
ベースの西村麻聡が観客から見て左、ギターの北島健二が右にいた
木根はこの間、ウツの後ろ、小室の前に立っていた


第2部では、葛城が観客から見てウツの左、
木根が右(阿部のドラムの前)になった
また浅倉のシンセブースは小室の左に設けられた


第3部はこの配置から阿部・浅倉が抜けた状態になる
これは「Double-Decade Tour」と同じ配置である
なおアンコールではサポート全員が登場したが、
ギター4人+ベース1人はステージ前方に並んで演奏した
ドラムは阿部が務め、山田は小室のブースに入ってシェイカーを振った


小室の衣装は、24日は黒地のTシャツ、
25日は白地のTシャツだった
ウツは本編前半は柄シャツの上に白のジャケット、
後半は黒のジャケットを羽織り、
木根はストライプのYシャツにベージュのジャケットを羽織っている
これらの内、黒ウツと木根の衣装は、
「Double-Decade Tour」で用いられたものと同じようだ
(白ウツもツアーで使われたことがあったのかもしれない)


アンコールは、ウツは横浜公演本編終盤と同じ衣装であり、
木根は横浜公演アンコールと同じ衣装を着ている
小室は本編と同じ衣装である


選曲を見ると、第3部はすべて「Double-Decade Tour」から引き継がれている
第1部では「Come on Let’s Dance」「Confession」が、ツアーで演奏されなかった曲である
他の曲もバンドアレンジになっている
特に「Get Wild」は大きく変わっており、
DVDでは「D.D. Extended Version」と名づけられている


特に目新しかったのは第2部である
これまで20周年では、トランスアレンジの楽曲を除いて、
TMN時代の曲は「Rhythm Red Beat Black」「Nights of the Knife」しか演奏されてこなかった
だが武道館ではこの2曲をセットリストから外し、
ほとんどすべての曲を再始動後初めて演奏する曲とした
(そもそも再始動後はTMN時代の曲がほとんど演奏されていなかった)


例外は「Time To Count Down」だが、
これもこの時だけの特別アレンジであり、
DVDでは「D.D. Tour Final Version」と名付けられている


本ライブの映像は、
DVD「Double-Decade Tour “NETWORK”」で商品化されている
本編は6/24の映像で、ライブの様子はMCも含めて完全収録されている
アンコールは6/25の映像だが、これは松本孝弘が登場したからだろう
ただし商品化の権利の問題のためか松本を紹介するシーンはカットされ、
演奏された3曲の内「Seven Days War」だけが収録されている


最後に触れておきたいのが、
本ライブの最重要事項である「Green Days」の演奏である
これはこのライブのために作られたバラードの新曲で、
第2部の最後に演奏された
作詞作曲はともに小室哲哉である


当時ファンの間ではリリースが期待されたが、
2013年にライブ会場限定販売シングルとしてリリースされるまで、
スタジオ音源が発表されることはなく、
それまではライブDVDが本作を聞くことができる唯一のメディアだった


次回取り上げるMCによれば、
リハーサルの時になって小室が新曲をやりたいと言い出したのだという
小室もツアーを経て、スイッチが入ってきたということだろう
木根は「今しがた」作られたばかりと述べている
2003年年末、「Easy Listening」制作開始の直前になって、
小室が新曲を作りたいと言い出したことを彷彿させる


木根の発言によれば、
小室が新曲をやりたいと言ったのは選曲の打ち合わせの時だった
ツアー最終日の6/9広島公演開演前のバックステージでの会話で、
小室が「Confession」を演奏する話をしているので、
これ以前に選曲が行なわれていたものか


6/9は小室のみ午前に大分にいて、
その後夕方までに広島に移動したので、
この日のライブ前に打ち合わせがあったとは思われない
打ち合わせは6/8以前に行なわれたものだろう


肝心の曲はリハーサルの時にもできていなかったが、
本番1週間前になってようやくデモテープができたという
となればデモができたのは6/17前後となる
リハーサルの最終段階近くのことだろうか


6/20のリハーサル最終日にこの曲のトラックの調整を行なったことが知られるので、
6/19にはおおよその形が出来上がっていたとみられる
ウツもライブまで数回しか歌っていなかったようで、
リハーサルも終わりになってようやく完成した曲だったのだろう


「Green Days」のタイトルについては、
意味がよく分からないというのが正直なところだが、
ライブにおける小室の発言を見るに、
いくつかのイメージが重ね合わされていたようだ


その中には、きれいな色やおおらかな様子というのもあり、
おおむね肯定的なイメージで語られている
曲調もゆったりとした癒しの雰囲気を漂わせており、
特に間奏などは、苦しむ者への救いを表現しているかのようである


曲のコンセプトについてMCで2日とも言及されたのが、
青信号の色という点であり、
それは「前へ進みなさい」の婉曲表現とのことである
つまりこの曲における「Green」とは、
自分の判断を肯定し受け入れてくれるものの象徴であり、
「Green Days」は自分が肯定されている日々を意味しているのだろう


自己肯定の歌詞は「Screen of Life」も同様だが、
特に自己を肯定してくれる存在を歌った「Presence」と共通するところが大きい
この時期の小室の歌詞に一貫したテーマと言えるし、
また小室自身の葛藤をリアルに表現したものでもあったのだろう
小室は、この3曲を一緒に聞けば20年間やってきたことを感じ取ってもらえると思うと発言している


小室が6月になってこの曲を作ろうと考えたのは、
ツアーに入ってやる気が高まってきたことも意味していると考えられる
ただその「やる気」というのは、必ずしもTMに限るものではなかったらしい
以下、このことについて、歌詞に即して考えてみたい
注目したいのは「Green Days」Bメロからサビにかけての以下の一節である

情報が報われず 情で偶然が訪れて
報われぬ恋が芽ばえて
限りある今をつむいでつないで
やさしさを君から学んだ
緑の芝生を歩いて思った
Green Days 今なら生きれる


曲のタイトルが出るのは最後の部分だが、
そこでは「今なら生きれる」という衝撃的な言葉が唱えられる
つまり主人公は、それまで死にたくなるほど絶望していたのだが、
「緑の芝生」を歩いた時にその思いを改めたのだ


歌詞中ではこの独白の前提として、
主人公が「君」と思いを通じ「やさしさ」を学んだことが述べられる
要するに愛情をもらったことで、主人公は再起を決意したのである


ここで歌われる2人は誰だろうか
注目されるのは冒頭箇所である
ここでは「情報」と「情」「報」を絡めた言葉遊びが行なわれているが、
要点は主人公が「君」に対して「報われぬ恋」を抱いていたことである
つまり二人の関係は、本来報われないものとして始まったのだ


私はこれは、小室とKEIKOの事にほかならないと思う
「報われぬ恋」とは、小室が吉田麻美と結婚していた時に不倫関係にあったことを指しているのだろう


上記の箇所の前のAメロには、以下のようにある
これは不倫関係の成立、離婚、再婚というプロセスを表現したものにほかならない

気付いたら手の届きそうだった恋
気付かない罪なき恋のアンテナ
そう甘くないよと言われたまま
生まれかわるつもり君をみつめる
誰と誰かがお互いの欲を満たして
誰と誰かがぬぐいされぬ傷を残して


こうして傷を負いながらも結ばれた相手であるKEIKOに対し、
小室が再起の決意を語ったのがこの歌詞全体の趣旨と考えられる
ではこの決意の契機となった「緑の芝生」とは何なのだろうか


小室は「Green Days」の「Green」について、
サッカーの芝生の色とも発言しており、
サッカー場のイメージもあったようである
私はこれは、大分のサッカーチームトリニータと関係する可能性が高いと思う


詳しくは別章で触れるが、
小室はこの頃トリニータのオフィシャルサポーターとなった
曲が作られる直前の6/12には、
大分総合競技場で記者会見を行ない、
トリニータのスーパーバイザーになったことを発表している


またその少し前の6/9には、
大分県知事と面会して大分に拠点を移すことを宣言した
大分はKEIKOの実家がある場所であり、
この頃小室がしばしば訪れていた


先に推測したところでは、
小室が新曲の制作を提案したのは6/8以前と考えられるが、
それは小室が大分を拠点とした新たな活動に向けて動き出していた時に当たる
小室が「Green Days」を作ったのは、この頃の高揚感もあったのだろう


ただし小室は大分を拠点としてTMに関わる仕事をすることはなかった
つまり「Green Days」で歌われた再起への決意は、
必ずしもTMと関わるものではなく
小室個人の再起の決意を歌ったものだったとことになる


そのような歌詞がTMにふさわしいのかという疑問は当然あるだろうが、
当時の小室は死にたくなるほど崖っぷちの状況にあったのであり、
そこから立ち直ろうとする意志を20周年の最後に示したのだとすれば、
たしかにこれ以上正直なファンへのメッセージはなかったともいえる


以上が本ライブの概要である
ライブの具体的な内容については、次章で触れることにしたい

TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD]
TM NETWORK DOUBLE-DECADE TOUR“NET WORK” [DVD]

7-22 Double-Decade Tour "NETWORK"

明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします


12月にはウツのディナーショーと木根さんの年末ライブがありました
ウツは1曲目が「Spanish Blue」だったそうですが、
聞けた方はうらやましいです
もしかして「Dragon The Carnival」の候補曲だったんでしょうか


ウツは2月6・7日に「Dragon The Carnival」追加公演を控えていますが、
ローチケの広報誌「O-チケ」に、
これに関するインタビューが出ています


ウツ、当初はもっとマニアックなセットリストを考えていたそうで、
「Castle in the Clouds」も入れる予定があったとのことです
「Dragon The Carnival」はTMのほぼすべてのアルバムから演奏されましたが、
「Easy Listening」の曲だけ選ばれませんでした
これも当初は入れるつもりだったんですね


追加公演については、
「来年2月までまだ時間があるので、1回頭をリセットしていろいろ練り直す時間はあります」
と述べているので、内容が微調整されるかもしれません


また12/28のウツのディナーショー「Fan Party & Live Through 2019」では、
4/6~5/20の「LIVE UTSU BAR TOUR 2020 それゆけ歌酔曲!!」開催が告知されました
すでにFC先行予約は受け付け中です


木根さんは、12/14・15「ニューロマンティックシアター」で公開された「君が生まれた日」のMVが、
クリスマスイブの日にyoutubeにアップされました
ファンから集めていた赤ちゃんの写真が使われています


以上はウツと木根さんの話ですが、
他に小室さんについても動きがありました
ただ小室さん自身の発言があったのではありません
小室さんと会ったavexの松浦勝人さんが、
12/29から12/30にかけて不穏なtweet行なったのです
その端緒は12/29の16:33の以下のtweetでした

あの人を助けるためにお金を貸したけど、その人は返す気もないという。 意味がわからん。 2023年に一括返済の予定だけど、あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ。本当にあの時、全てはあなたがいたおかげだと言ったことを真に受けているならそろそろ夢から目覚めろと言いたいね。


ここでの「あの人」が誰かは明言されていませんが、
お金を貸したこと、「すべてはあなたがいたおかげ」と松浦さんから言われたことが分かります
この時点で小室さんのことが脳裏に浮かぶ方もいたはずです


そしてその後になると、
松浦さんはより特定しやすい形で情報を出していきます
たとえば12/30の朝には
「KEIKOをほっておいて、挙げ句の果てに僕にまでそんなこというって、 どういうことなのかなぁ」
と発言しており、この時点で「あの人」が小室さんであることがはっきりしました


以上二つのtweetからは、
松浦さんが12/29かその少し前に小室さんと会ったこと、
そこで借金を返済しない旨を告げられたこと、
それに対して松浦さんが憤慨していることが分かります


この借金とはもちろん、小室さんが詐欺事件で起訴された時、
松浦さんが被害者に対して6億5000万円を弁済してくれた件に当たります
これは2009年3月のことでしたが、
2023年にこれを一括返済する予定だったことが分かります
14年間で6.5億円、つまり1年あたり約5000万円の返済が想定されていたようです
小室さんの印税収入は1~2億円と考えられますので、
さほど無理のない計画だったと思います


ところが小室さん、これを返さないと言ったというのです
松浦さんはこれに対し、
「あなたの得意なあれを差し押さえでもする以外方法はないなぁ」と述べていますが、
これは詐欺事件の時に問題になった小室さんの著作権譲渡の話を踏まえているのでしょう
借金のカタにavexからの印税支払いを止めるか、
または法的に印税を強制的に差し押さえする措置を行なうと脅しているわけです
もっとも松浦さんは、実際には小室さんに返済する財力があると見ているようで
つまり返せるのに返そうとしないことに腹が立っているようです


どういう流れでこうなったのかはよく分からないですが、
もし事実ならば松浦さんが怒るのも当然です
松浦さんが「そろそろ夢から目覚めろと言いたいね」と言っているのを見るに、
小室さんが何か浮わついた(ように見える)話をしてきたのでしょうか
「いい加減に目覚めて欲しかったけど無理ですね」というtweetも、同じことを言っているのでしょう


また「KEIKOをほっておいて、挙げ句の果てに僕にまでそんなこという」という発言を見るに、
もともとKEIKOさんに関わる話があって、その後で借金返済の話が出たのでしょうか
松浦さんの手元には12/29にKEIKOさんから手紙が届いたそうで、
「俺もKEIKOが心配だよ。 昨日手紙もらって泣けた」とtweetしています


これは最近ゴシップ誌に書かれている小室さんの離婚の意向と関わるものでしょう
あるいは松浦さんが小室さんと会ってKEIKOさんの話をしたところ、
小室さんが消極的な反応をした上に、
借金も返せないかもしれないなどと発言してしまったのでしょうか


もっとも松浦さんも、小室さんへの敬愛の念は随所で見せています
それにもかかわらず不誠実な対応を取る小室さんへの非難には、
むしろ怒りよりも悲しみの感情を強く感じてしまいます


たとえば小室サウンドが好きというファンに対しては、
「そこはなんも否定しないし、素晴らしい人」と述べていますし
「小室さんにまた名曲をかいてもらきたいけど無理なのかな」(原文ママ)とも述べており
松浦さん自身、小室さんの復帰を強く望んでいることが分かります
TMファンが「私はTMの復活を信じています」と伝えたのに対しても
「大好きなんだね!小室さんのこと!」「それは僕もおなじなんだよ」と答えています


さらに重要な情報と思うんですが、松浦さんは、
「小説 Mが出版された時に浜崎あゆみに曲を書いてくれと言ったら、僕は彼女が苦手だからと断られた」
ともtweetしています


この小説「M」は2019/8/1発売です
つまり2018年の小室さん引退後、松浦さん直々に、
小室さんに対して復帰の打診が行なわれていたのです
松浦さん自身、この頃小室さんを復帰させたいと考えていたことになります
もしもこれが実現していれば、いずれTM NETWORKの再開もありえたはずです
何もないように見える中でも、裏では様々な動きがあったんですね


ところが小室さんはこの打診を断り、松浦さんの怒りを買いました
その後しばらく二人の接触はなかったようで、
松浦さんは10/12に小室さんのことを聞かれた時には、
最近は会っていないと言っており
おそらく年末の会合は久々のことだったのでしょう
なお松浦さんは、マネージャーを通して小室さんに連絡を取っていたようですが、
そのたびにごまかされてきたようです


松浦さんは上記tweetの後にも小室さんに連絡を取ろうとしましたが、
小室さんは電話に出ませんでした
松浦さんは12/30の午前に電話をした履歴のスクショをtwitterに出して怒っています
結局夜になって小室さんが電話をしてきて、
1月に2人で会うことにしたようです
松浦さんはこれを受けて、以後tweetに小室さんのことは書き込まないことを宣言しました
ただし「会談が決裂したら知りません」とも付け加え、牽制を加えております

※u-chanさんのコメントにより、文章を修正しました


以上が二日間の顛末ですが、
なぜ小室さんが借金を返さないなんて言い出したのか不明です
客観的に見ても、人としてありえない発言だと私は思います
KEIKOさんとの離婚話が絡んでいるのかなとか憶測はできますけど、
現時点では憶測にすぎません


何しろ情報ソースが松浦さんの発言だけで、
小室さん側の言い分が分からないので、
現時点でことの是非を判断するのは難しいです
ただ少なくとも、松浦さんと小室さんの関係が危機的な状況にあることは分かります


逮捕後に活動を再開した小室さんを全面的に支えてくれた松浦さんおよびavexを敵に回せば、
もう小室さんの音楽業界への復帰は絶望的です
私自身、この騒動が始まった時、もう終わりかなと思いました


松浦さん自身が小室さんの改心を期待してくれていることもあり、
今は首の皮一枚でつながっている状況ですが、
小室さんがよほど真摯な態度で接しなければ、
関係の回復はないように感じます


実際に松浦さんは1997年に、小室さんとの関係を一度断ち切っており、
やる時にはやる方だと思います
ただそもそも小室さんが復帰を望んでいないならば、
その可能性を自ら摘み取ることに躊躇はないかもしれません


ともかく今月(1月)に話し合いがもたれるはずなので、
その結末はどこかで明らかにされるかもしれません
もしも明らかにされたら、またブログでも言及しようと思います


では暗い近況はこれくらいにして、本題に入ります
なお今回は実家での更新のため画像を入れられませんでしたが、
後日追加する予定です
*追加しました(2020/1/5)

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TM NETWORKは4/21に横浜アリーナで「Double-Decade “NETWORK” in YOKOHAMA ARENA」を開催した後、
1ヶ月の間隔を空けて全国ツアー「Double-Decade Tour “NETWORK”」を開始した
5/20~6/9の約3週間で、8会場10公演である


横浜アリーナ公演の日付はTMデビュー記念日を意識したものだったが、
ツアー開始日の5/20はTMN「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」が開催された5/18・19の翌日に当たる
さらにいえば、この後に開催される武道館公演「Double-Decade Tour Final in NIPPON BUDOKAN」は6/24・25だが、
これはTM初の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」開催の1987/6/24を意識している
20周年の活動の内容はいささか寂しいものだったが、
スタッフは日程を組む際にTMの歴史を意識して、
アニバーサリーイヤーを演出しようとしていた


「Double-Decade Tour」の開催は2003年中に決まっていた
おそらく横浜アリーナ公演・全国ツアー・武道館公演の手配は、
並行して行なわれたのだろう
ただ最終的な決定まではしばらく時間がかかったらしく、
2004年年始には6都市8公演と予告されていた(実際は8都市10公演)、


小室・ウツ・木根のFC会報で開催が正式に告知されたのは2004年2月中旬である
2/25のシングル「NETWORK™」リリースに合わせて宣伝を行なおうとしたものだろう
実際に「NETWORK™」のCDには、
横浜アリーナおよびツアーの先行予約の案内が封入されていた
(予約受付開始日は3/5)


8会場10公演という規模は、
前回の「Tour Major Turn-Round」の10会場15公演と比べると、
かなり絞られている印象を受ける
TM最初のツアー「Dragon The Festival Tour」(8公演)に次ぐ規模の小ささであり、
開催期間も史上最短である
記念すべき20周年の記念ツアーであるにもかかわらず、
随分おちぶれてしまった感もある


ただこのツアーについては、
前後の横浜アリーナ公演1本と武道館公演2本もセットで考えるべきであり、
その場合動員規模は「Tour Major Turn-Round」と変わらないか、
むしろ少し上回ると見られる


なお東京・大阪・名古屋の3大都市(またはその近郊都市)に加え、
札幌・仙台・広島・福岡の4都市を回るのは、
以後30周年までTMの全国ツアーの基本パターンとなる
(もちろんツアーによって増減はある)
これはtribute LIVEやウツのソロツアーもだいたい同様である


「Double-Decade Tour」のライブタイトルだけ見ると、
その後の武道館公演「Double-Decade Tour Final」が近い内容で、
横浜アリーナの「Double-Decade “NETWORK”」とは別内容のように感じられる
だが実際にはツアーの演奏曲は横浜とほぼ同じであり、
武道館公演とはまったく違うものである
横浜公演をブラッシュアップしたものがツアーと言って良いと思う


演奏曲がほぼ変わらないにもかかわらず、
観客の評価は横浜よりもツアーの方がおおむね良かった
ウツによれば、ツアーは横浜公演を親しみやすくしたバージョンだった


演奏曲を具体的に見ると、
横浜公演で演奏された曲の中では、
「1974」「We Are Starting Over」「Telephone Line」の3曲が消え、
代わりに「All-Right All-Night」「Come On Everybody」「Fool on the Planet」が加わった
曲数は横浜公演とツアーで変わらない


追加3曲はいずれも再始動後初の演奏であり、
特に「Fool on the Planet」は1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」以来である
ただ2003年「tribute LIVE」で演奏されたので、
それに参加したファンには感激は薄かったかもしれない


「1974」は本来ツアーでもやる予定だったのだが、
「sixteenあのころの気持ち」の歌詞にウツが抵抗を感じたため、
セットリストから外されたのだと言う
これは「Self Control」をいつまでも歌っていられないと言う同時期のウツの発言にも通じる
ウツは10代向けのTMの歌詞に違和感を覚えるようになっていたらしい


横浜で使われたオープニング(過去曲を順番に流すもの)はなくなったが、
代わりに長時間のMCが挟まれるようになった
公演時間はおおむねツアーの方が15分ほど長く、2時間超となった
大規模な会場である横浜アリーナではMCを入れず、
話しやすいホールでMCを入れると言うのが、小室の考えだった


サポートメンバーは横浜公演と同じで、
ギターの葛城哲哉のみである
イヤーモニターや大型タッチパネルの導入なども、
横浜公演と同様であった


機材も横浜公演とは変わらないが、
小室によれば横浜は足し算、ツアーは引き算で音を構築しようとしていた
それまでのTMのライブと比べると、
横浜もかなり音数は絞られていたのだが、
ツアーではさらに禁欲的に音を減らすことを試みた


小室は公演ごとに音のミックスを変え、
ギター以外の音が大幅にミュートされることもあった
木根や葛城は演奏のガイドになるものがなく、大変緊張したというが、
小室としてはミックスを変えて客の様子を見ることができるのは、
ツアーの楽しみだったのだろう


ウツは白地に赤・青の線で模様の入ったシャツの上に、
黒のジャケットを羽織っている
これは武道館公演の本編後半で来ていたものと同じようだ
木根は白・赤・黒のストライプのYシャツの上にベージュのジャケットを羽織っている
これも武道館公演本編と同じものと見られる
小室は白地のTシャツと黒地のTシャツが確認できる


以上はライブ本編の衣装だが、
アンコールではウツは横浜公演本編終盤と同じ衣装、
木根は横浜公演アンコールと同じ衣装、
小室は横浜公演本編と同じ衣装だった
(ただし小室は毎日変わった可能性がある)


なお木根は5月のサッカーの試合で転んで肋骨を痛め、
そのままツアーに臨んだという
10年前の「TMN 4001 Days Groove」の時も腰を骨折していたが、
記念ライブで怪我をする運命の星の下にでも生まれたのだろうか
この時は部位の関係でギブスを付けることもできず、
結構大変だったらしい
ただ武道館公演の前には完治していたという


このツアーについては、ほとんど資料がない
ライブDVDや雑誌記事も、
ほとんどが前後の横浜公演か武道館公演を取り上げているためである
現在音源・映像で公にされているのは、
オープニングの「Time To Count Down (Labo Mix)」のバックステージ映像くらいである
これは「ETERNAL NETWORK」付属DVDに収録されている


もっとも演奏曲の大部分は横浜公演と同じなので、
本ツアーの映像についてはファンの間にもそれほど渇望感はないかもしれない
横浜・武道館どちらでも演奏されなかった(ツアーのみで演奏された)のは、
「Come On Everybody」「Fool on the Planet」のみである
ただツアー後半で「10 Years After」の前に木根が演奏したアコギソロなどは、
どこかで見てみたい気もする

7-22.jpgツアーの3人


以下ではツアーの様子を見てみよう
開演前のステージには薄い半透明の幕が掛かっており、
ステージは横浜公演と異なり観客からは直接見えなくなっている
鐘の音とともにライブが開幕を告げる
会場に響く「Time To Count Down」の声
「Time To Count Down (Labo Mix)」である
音はCD音源をそのまま流したものである


幕には00:00に向けてカウントダウンする時計とともに、
過去のライブ映像やPVが古い時代に向けて次々と映し出される
20周年を意識させる始まりである


過去映像を順番に映す演出は、
横浜アリーナ「Double-Decade “NETWORK”」のオープニングと同じだが、
「Time To Count Down」をBGMとしたのはツアーのみである
カウントダウンを示す名称の曲が映像と組み合わさり、なかなか盛り上がる始まり方だ


カウントダウンが進むとともに、
TM3人+葛城がステージに並んでスタンバイ
その様子は幕を通じて薄っすらと見ることができ、観客を盛り上げる
そしてドラム連打とともに時計が00:00を迎え、
幕が落ちると同時にウツが「Time To Count Down 風の中~♪」と歌に入る


この演出は、オープニングとしてはとても良かったと思う
また「Time To Count Down」でライブが始まること自体かなり意外で、
観客としても面食らっただろう


この後はしばらく横浜公演と同様の進行となる
まずは「Sceen of Life」
横浜アリーナでは4人が並んで立っている中で曲が始まったため、
イントロの始まりはシンセの音だけだったが、
この時は葛城哲哉のギターで始まる
この点のみはシングルバージョンに準拠している
この演奏は次の武道館公演にも受け継がれた


その後は「Rhythm Red Beat Black」「Kiss You」と続く
ここは横浜公演と同様の演奏だったが、
「音の引き算」が顕著だった部分でもある


「どうもこんばんは! 20周年を迎えたTM NETWORKです!」
と始まるウツのMC
会場ごとにウツの発言は違ったが、いずれも長いものではなく、
今日もがんばるくらいの軽い挨拶だった


「All-Right All-Night」
原曲は音の洪水というにふさわしい豪華なオケだが、
この時はそのイメージを一新するシンプルなオケだった


オケの音を禁欲的に構成するというのは、
「Rhythm Red Beat Black」「Kiss You」から継続した流れだが、
特にイントロやAメロは非常に抑え目な印象を受ける
曲の構成は原曲に準じているのだが、
アプローチの違いでこんなに変わるものかと感じさせられた
ただしこのツアーは会場ごとに音のミックスが異なったので、
その意味でも人によって印象は変わるかもしれない


「Come On Everybody」
ツアーでしか演奏されなかった曲である
これも原曲に準じながらオケはシンプルに作られていた
以上2曲は、あえて原曲が派手な曲を選び、
変化を楽しませようとしたのかもしれない


なお「Come On Everybody」ではスクリーンにPVが映されたが、
木根はイントロや間奏でPVと同じ姿勢でギターを演奏した
派手な演出が少なかったツアーだっただけに、
客席はこの時少し盛り上がった


ウツ「どうもありがとう。えー次の曲は、ちょっと懐かしい曲です」
1988年以来の演奏となる「Fool on the Planet」
これは原曲のままの演奏である
横浜公演とツアーでは中盤で木根バラが演奏されたが、
横浜では「Telephone Line」「We Are Starting Over」2曲だったのに対し、
この時は1曲だけになった


木根によれば、横浜公演のセットリストを考える段階で、
「Telephone Line」「Fool on the Planet」のどちらにするか迷っていたところ、
小室は片方を横浜、片方をツアーで演奏すれば良いと答えたという
この頃TMを代表する木根バラとして、
木根自身がこの2曲を考えていたと言うことだろう
当時のメンバーもラジオ出演時に、
「Fool on the Planet」は良い曲だとコメントしている


「10 Years After」
横浜公演ではこの曲の後に木根バラが演奏されたが、
ツアーでは順番が逆になった
アレンジは横浜公演と同じである


6/3グランキューブ大阪公演以後の4公演では、
この曲の冒頭で木根がアコギで1分程度のギターソロを披露する演出があった
その後はさらに葛城のエレキと小室のシンセも加わり、
「10 Years After」のフレーズを演奏する
そして通常のイントロに入ると言う流れだった


この部分はとても良い雰囲気なので、
是非商品化して欲しいのだが、難しいだろう
なお6/4グランキューブ大阪公演では、
木根のギターの弦が途中で切れてしまうと言うハプニングがあった


この後は数分のMCコーナーとなる
会場ごとに話題は異なったが、
おおよそ公演場所と関わる過去の思い出を語る時間となったようだ
また次に演奏される「Just One Victory」について、
小室は口コミで広めてほしいと語ることも多かった
この頃小室の中で、この曲の認知度を上げたいと言う気持ちがあったらしい


6/8福岡サンパレス公演の小室MCでは、
聞き捨てならない発言があった
実はツアーでは「Maria Club」を演奏する予定があったというのだ
「All-Right All-Night」「Come On Everybody」あたりのところに入れる計画だったのだろうか


しかしサビのコードが「10 Years After」と同じなので、
セットリストからは外されたという
いやそんなこといいから、それやってよ…
この日のMCコーナーでは、
小室が即興で「Maria Club」のフレーズを弾いて、
木根がそれに合わせて「10 Years After」を歌うと言うお遊びも行なわれた


「Just One Victory (offensive version)」
ここからトランスコーナーである
タッチパネルの演出などは横浜と同じである


「Take it to the lucky(Album Mix)」
横浜公演ではなかった神秘的なシンセ音から始まり、
そこからクロスフェードする形でイントロが始まる
最後に小室のシンセソロが続くのは横浜と同じだが、
この部分は会場ごとにかなり内容が変わった
次いで「Love Train(Extended Mix)」


横浜公演ではライブ本編の終盤で過去曲のトランスミックスを中心に演奏したが、
ツアーではMC後に3曲のトランスミックス曲を続けて演奏し、
その後は3曲のヒット曲を続けて演奏した
ファンが一番盛り上がるのがトランスではないという現実を受け入れた上での曲順変更だろう


まずは「Be Together」
アレンジは横浜公演に準じている
ウツは「終了」以前にも、この曲のサビ前でクルッと回ることがあり、
横浜公演でも回っていたが、この時にみんなで回ることを提案した
これは以後30周年ライブまで、
この曲を演奏する時のお決まりのパフォーマンスとなった


「Get Wild」
横浜では珍しくオリジナルに準じたアレンジで演奏され、
イントロも原曲と同様となったが、
この時は「ジャジャジャ」のシンセ連打と「GeGeGeGe」のサンプリングボイスが入れられ、
ファンが喜ぶアレンジが復活した
一方2番後の間奏はトランス風のフレーズに替えられた


盛り上がり曲の最後は「Self Control」
横浜と同じアレンジである
「Take it to the lucky」の後のシンセソロを除き、
ここまで6曲、アップテンポで休憩なしである
この頃のウツはまだ体力があったことが分かる


最後は「Presence」
歌詞最後の「Presence」のところでは、
ウツが観客にマイクを向けて合唱を促した
また最後のアウトロのところでは、
ウツが(あまりうまくない)口笛を披露した


なおこの曲はツアーでは、
サビの繰り返し(We know the crime以下)が二回行なわれた
そのため横浜公演よりも演奏時間が長くなった


以上が終わるとウツが「どうもありがとう」と言って、
他のメンバーと一緒に退場する
その後アンコールで再登場し、
何も言わず「Nights of the Knife」を演奏した


アレンジは基本的に変わっていないと思うが、
アウトロが少し加わって引き延ばされている
この曲は武道館公演では演奏されなかったため、
このアウトロはDVDなどで聞くことができない


最後はウツが「どうもありがとう」と言ってライブを締める
ピックやタオルを投げたりと、
ライブの終わりっぽいパフォーマンスも行なった
退場曲は「Dawn Valley」


本編ラストとアンコールは横浜公演とは逆である
ただいずれもしんみりする2曲で締める構成である
ここで熱いMCなど挟めば涙も誘えたと思うが、
ほとんど何も言わないままアンコールは締められた


なおツアー最終日6/9の広島郵便貯金会館公演のみ、
本編は「Get Wild」で締められた
その後アンコールでは、
「Presence」「Self Control」「Nights of the Knife」の3曲が演奏されている
曲順が少し変わったが、結局演奏曲の内容は同じである

TMネットワーク TMN 20th DVD付本  ETERNAL NETWORK  美品 TM NETWORK
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