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みんなの「ライブ」ブログ


7-14 Fan Event in Naeba

2019/04/22 02:06
つい2ヶ月前、カウンターの増設をした旨を書いたばかりですが、
先日気がついたら、旧カウンターが動いていませんでした
どうやらもともと利用していたサービス先が消滅したようです
ということで結果として、カウンターの切り替えということになりました
やっぱ無料サービスてのは怖いですねえ
まあこのBIGLOBEのブログサービスも無料なんですけど


さて、TM NETWORKデビュー35周年、おめでとうございます
4/21のTM35周年記念日には全国の映画館で、
「TMN final live LAST GROOVE 5.18/19」の上映が行なわれました
意外と動員も良かったようで、
大半の会場は前売り券で満員になっていました
私も一応見には行きました


今回の目玉は音・映像のレストアと、
松本孝弘さん出演の5.19「Get Wild '89」「You Can Dance」でした
まず映像については、まあこんなもんかなと思いました
映画館の大画面だからそこまできれいな映像とは思わなかったんですが、
家でBlu-rayをDVDと比べてみると違うのかもしれません


一方5.1chになった音はとてもよかったです
これまではちゃんと聞こえていなかった音もよく聞こえました
1994年の会場では席のせいもあり、必ずしも音は良くなかったので、
今回はこの音を聞きに行ったと考えれば良いのかなと感じています
Blu-rayになっても、家に5.1ch再生環境がないと再現できませんしね…


新追加の「Get Wild '89」は、
なぜか「もう一人のスペシャルゲスト、松本孝弘!」の紹介シーン前後が、
演奏も含めて削られており、
妙に気持ち悪いイントロになっていました
また浅倉大介さんの登場シーンも、以前と同様にカットされています
こんな1分くらいの映像、けちっていったい何の得があるんでしょうか
もしかしたら将来、「真の完全版」が出る可能性が…?
なんかBOOWY商法みたいになって参りました


この他、リハーサルシーンやエンディングなども含め、
事前告知があった部分以外、
映像の構成は基本的にほぼすべて既発売DVDと同一でした
また数カ所あった音の修正も変わっていません
まあこれはもともと期待はしていませんでしたが


「Get Wild '89」以外に映像の再編集告知があったのは、
「Rainbow Rainbow」「You Can Dance」です
「Rainbow Rainbow」は葛城さんと北島さんの映像のバランスが悪かったのを調整したものとのことです
(ふくりゅうさんが直々に教えてくれました


「You Can Dance」はかつての映像では松本さんが消されていましたが、
今回はちゃんと入り込むように編集されていました
こちらの映像、楽しそうな雰囲気が伝わってきて、とてもよかったです
最後の松本さんの雄たけびがなかったことにされているのは気になりましたが…


なお上映が終わると、5.18・5.19ともに、
最後に「in memory of ISAC SAKANISHI」の一行が映し出されました
TMのかつての映像監督坂西伊作さんをしのぶと言うメッセージが出たのは、
今回の企画にはSONY内部でも伊作さんの関係者が入っていたからでしょう
きっとTM3人も、同じことは感じているんだと思います


さて、TOHOシネマズ新宿では上映の前に、
木根さんとふくりゅうさんのが舞台挨拶がありました
その様子はすでにネットニュースに上がっており
全貌も近日中に公式サイトに出るそうです


また木根さんの挨拶の時の他、
各会場でも5.18と5.19の合間に告知されたのですが、
TMN「終了」ライブの前日に当たる5/17に、
東京のZepp DiverCityとZepp Osaka Baysideで、
また「TMN final live LAST GROOVE 1994」上映するそうです
(4/21のとは微妙にタイトルが違いますが、同じ内容のようです)
すでにチケットぴあで先行受付が始まっています
なおトークショーもありますが、登壇者は未発表です


今回の映画上映に先立って、企画を盛り上げるために、
同ライブについて関係者へのインタビューなどが行なわれました
たとえばCocotameでは立岡正樹さん、久保こーじさん、川崎幹雄さん(映画の映像プロデューサー)のインタビューが掲載され、
公式サイトでは葛城哲哉さんと山田亘さんのトーク動画も公開されています
中には初めて聞いた話もありました
関係者にはこういう機会にいっぱいしゃべってもらいたいものです


挨拶程度のものですが、35周年記念日にはメンバーの発言もありました
ウツは35周年記念日に、
「人生いろいろ♫ですが、3人とも生きているという小さな奇跡も迎えましたm(__)m 」
tweetしました
木根さんも上記舞台挨拶で、
「これだけは言えるのは、今のところ3人とも元気です(笑)。そして僕らも皆さんと同じ思いだということだけお伝えします」
と言ったそうです


さて、前回大騒ぎで話題にした「TM NETWORK THE VIDEOS」ですが、
謎に包まれていた特典ディスク2枚目の内容が判明しました
1988/8/25開催の東京ドームライブ「STARCAMP TOKYO」です
ただし「Dragon The Festival Tour」とは異なり、
完全収録ではなく、2/3程度の収録となります
その内容はNHK総合の1時間版と同じとのことです


編集用経費がかかるからテレビで放映されたものを使うというのは分かります
しかしこの件で解せないのは、
なぜNHK総合版なのかということです
というのもこのライブ、当時はNHK総合以外にNHK BSでも放送されており、
BSの方が2曲多いのです
当然ながら、この2曲は放送用に編集済みです


つまり今回の収録内容は編集費用の問題ではなく、
単なるSONYの出し渋りです
ここで出し渋るということは、
今後まだTMの映像作品で稼ぐつもりなのでしょう


これに対して「Dragon The Festival Tour」を最初から完全版で出すのは、
たぶんブレイク前の本ツアーは今後もたいした金づるにならないのに対し、
全盛期の「STARCAMP TOKYO」は、
小出しにすれば金づるになると考えているからだと思います


正直今後「STARCAMP TOKYO」が中途半端に増補されても、
完全版じゃない限り買う気はないですが、
もしもSONYがそういう考えなら、
「価値がない」時期の「Electric Prophet」(1984年)や「Fanks Dyna-Mix」(1986年)の完全版を出してほしいものです


また「final live LAST GROOVE」両日分のライブDVDが2枚組で、
「TM NETWORK THE VIDEOS」と同日の5/22にリリースされるそうです
BOXを買うほどではないけど「LAST GROOVE」だけなら買いたいという方用でしょうね
ただ「LAST GROOVE」は過去に発売したものもまだ在庫があるようです
こちらは画質が悪い上に1曲少ないのに、今回の商品よりも高くなります


メンバーの活動を見ると、
ウツは4/1から「それゆけ!歌謡曲〜ギア4 one〜」が始まりました
また4/17には「Tour Thanatos」のBlu-rayが一般発売されました
「Open Your Heart」「Ignition, Sequence, Start」「Runnning To Horizon」などが収録されています


木根さんはコラボライブなどを回っています
また4/4には日本テレビの「笑神様は突然に」の特番に出演しました
正月に続き2回目ですね
私は見ていませんけど


またFM COCOLOの「J-POP Legend Forum」では、
今月は毎週ゲストを招いて小室哲哉特集をやっています
これまで藤井徹貫さん・木根さん・DJ KOOさんなどが出演しています
木根さんの時には結構じっくりとTM話をしてくれました
木根さん、番組の締めに、
「でもなんか僕は予感としてね、もう一度TMはできるんじゃないかなと勝手に、希望的観測を持って、メンバーとして」と言っていました
TMはまだ終わっていないと言うスタンスを取り続けてくれているのは嬉しいところです


小室さんについてはBOXのリリースが終わった後、
今度は「Tetsuya Komuro Archives」のT版・K版各50曲から20曲をセレクトした「T SELECTION」「K SELECTION」と、
CD版に入らなかった小室さんの楽曲20曲を集めた「Tetsuya Komuro Archives EX」が、
4/10に配信限定でリリースされました(収録曲にミスがあったEXのみ4/17に延期)


以上、近況だけで相当長くなってしまいましたが、
2ヵ月半ぶりに本題に入ります
もう皆さん覚えていらっしゃらないと思いますが、
前回「7-13 20周年への助走」を踏まえて、
2003/9/6・7開催の「Fan Event in Naeba」の内容のまとめです
(具体的内容は9/7に準じる)
期せずして「終了」の話から始まります

------------------------------
ファンが待ちわびる中、
SEなどもない中で、メンバーがステージに現れる
ウツ・木根・吉田はステージの椅子に着席する
通常のTMのライブの場合、オープニングで何らかの演出を設けたり、
派手なSEやイントロを流したりするのだが、
普通にステージ奥からメンバーが歩いて現れるという始まりは稀有である


1曲目は誰も予想しなかったであろう「Nights of the Knife」である
言うまでもなくTMN「終了」の曲で、1994年以来の演奏となる
この曲がここで選ばれたのは、
20周年という節目を強く意識したイベントだったからだろうが、
観客の中には「終了」を思い出した者もいたかもしれない


実は「Nights of the Knife」は、
「新しい始まりが今」から歌詞が始まることから分かるように、
新たな活動に移ることを宣言した曲である
もちろんリリース当時、それは実質的にはTMN「終了」を意味したのだが、
「we are going to make a brand-new day」と言っているように、
歌詞の趣旨はあくまでも次の活動を前向きに告げる内容である


20周年の助走となる本イベントをこの曲で始めたのは、
ファンに対して今からが「新しい始まり」となることを宣言したものだろう
TMファンにとってのトラウマになったこの曲は、
この時に別の意味を与えられ生まれ変わったのである
この曲は翌年の20周年ライブでも演奏されたが、
それも同様の意味づけの下で行なわれたものと考えられる


演奏が終わると、ウツの舌足らずなMCが入り、
「Nights of the Knife」の上記の位置付けがなんとなく述べられる

えー、あらためてこんばんは。「終了」の歌ですが、まーなんかこれも、続きみたいなね、新たなまた始まりで。えー、84年にデビューしたわけなんですが、実質結成から考えると、まー今年がね、本当は20周年。で来年が本当の…


ここで木根は「どっちがホントなの」と突っ込むが、
ウツが笑いながら続ける

まーでもなんかあの、よく最近ね、「tribute LIVE」やったばかりだし、20年なんていってますけど、よく考えると、なんか演歌の世界だと、20周年だと先生みたいなのも、なんか違うね20周年ていってもね。


ここで木根が「北島先生に比べたら」と、どうでもいい絡み方をしてきて、
ウツが「え?」と戸惑う

木根「北島三郎さんが40周年迎えたから」(北島三郎は1962年デビュー)
ウツ「そうですね。(木根は)なんかそういうの詳しい」
木根「ぼくらは「函館の女(おんな)」から…「函館の女(ひと)」か」
ウツ「あー、そうですね、ええ」


ここで会話が途切れ、微妙な空気になり、
木根が「すばらしいトークの交流だね!」と、無理やり話を進める

ウツ「まあね、昨日もね、こんな感じだったんですけど」
小室「そうだね」


やっと小室が一瞬だけ会話に加わり、観客拍手

ウツ「ま、今日、今夜はですね、いろんな曲をご用意致しております」
観客拍手
ウツ「なかなかね、集まることないんで、おさらいみたいな、来年に向けての、おさらいみたいな。ホントにね、おさらいになりました」
観客笑い
ウツ「いろんなこと考えたのも、今回も何曲かあるんですが。でまあ、軽く、ほとんど木根君になると思うんですが、トークの達人として、こういったトークを交えて」
木根「いやあの、なんかこう、ぼくの話なんてのはもうね、よく出しているんで、いろんなところで。やっぱ小室さんの声なんかも聞きたいんじゃないかと思うんですけど」


木根がシンセをいじる小室に話を振ると、観客の拍手
ウツは「大丈夫ですか?」と小室に話しかけ、
小室は「ええ、リハーサルで声出してないですからね、一言も。すいません。大丈夫です」と答えるが、
ウツは「大丈夫ですか?」と再確認
小室は今度は沈黙したため、
ウツは改めて「ばっちりですか?」と問いかけると、
小室は笑いながら「ばっちりです」と答え、
ウツは「あのー、次の合間からよろしく」と続けた
観客が笑いながら拍手する中、ウツ「じゃあ次行きましょう」


ここでウツが「大丈夫ですか?」と聞いたのには、
一つの伏線がある
この日(9/7)の小室は体調を崩しており、
夕食前のトークショーでは席を外して吐きに行き、
写真撮影会でも鼻血を出すという場面があったのである


その後休憩を取ってライブに臨んだわけだが、
おそらく万全の体調ではなかっただろう
翌日木根とウツがイベントを終えて苗場を出た後も、
小室はホテルで寝込んでいたと言う
こうした状態がこの日だけのことなのか、
精神的な原因から不調が続いていたのかはよく分からない


さて、2曲目は「Human System」である
小室は楽器をシンセからピアノにシフトする
基本的にオリジナルバージョンの演奏だが、
「ClassixT」収録の「café de paris mix」で使われたドラムのフレーズが用いられている


3曲目は、この日の目玉というべき「金曜日のライオン」である
原曲とは大きく異なり、トランスアレンジが施されている
これがTM版トランスの初披露となる
最新のTMの音を、TMの始まりの曲(デビュー曲)で試みたわけである


このアレンジの「金曜日のライオン」は、
翌年「Take it to the lucky(金曜日のライオン)」と題され、
(原曲のメインタイトルとサブタイトルを入れ替えたもの)
シングル「NETWORK™」に収録された


シングル用のオケはライブ用トラックのデータを手直ししたものであり、
その点でシングル版の音は基本的には本ライブで披露されていたことになる
もちろん本ライブの演奏とシングル版には異なる部分もあるが、
これについては別章で触れることにしたい
なお2004年のアルバム「Easy Listening」リリース時にはPVが作られなかったので、
メディアでの宣伝では、DVDのこの曲の演奏シーンが流された


この曲の後にウツは、
「金曜日のライオン」がニューアレンジになりました」とファンにアピールし、
小室に「やっぱトランス系なんですかね?」と聞くと、
小室はそうだと答えた上で、20年ぶりにこの曲をいじったと述べた
(実際には80年代にはかなりアレンジを加えて演奏していたのだが)


その後はメンバーがデビュー当時のエピソードをめいめいに話した
木根は、ライブで「Electric Prophet」を演奏している間、
松本孝弘が寝てしまうことがあったというエピソードを語る
FANKS時代のアレンジでは、
終盤のサビ繰り返しまでエレキギターが出る場面がなく、
松本は5分ほど立ちっぱなしになることになるし、
ライブの最後の曲でもあったから、つい油断してしまうこともあったのだろう


またウツは、1984年のライブの話をした
デビュー当時はライブをやらないことにしていたが、
どんな人が来るか確認するため、実験としてライブをやったのだという
1984年6〜7月のライブのことだろう
この時、客が踊り出すと言う予想しなかった行動を取ったため、
後にTMでダンスを取り入れたという
時間軸がかなり飛んでいる話をまとめて話している印象もあるが、
デビュー当時はダンスという要素を想定していなかったという証言は興味深い


ウツがサポートの吉田建と葛城哲哉を紹介し、次の曲に入る
独特なシンセのイントロで始まる「8月の長い夜」である
原曲とはかなりアレンジが替わっているが、
特に小室のピアノパートはとても好きだ
「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンを除けば、
この曲が演奏されるのは1989年「CAROL Tour」以来14年ぶりである
9月初めという日程を意識した選曲だろう


次の「Girl」も、フォークパビリオンを除けば、
TMでは1987年「Kiss Japan Tour」以来となる演奏である
ただ直前の「tribute LIVE」でも演奏されたので、
参加者にとって懐かしさという点ではそれほどでもなかったかもしれない
明るい雰囲気だった「8月の長い夜」とは打って変わって、
緊張感のある演奏である


「8月の長い夜」が終わると、小室がシンセからピアノに移動し、演奏を始める
ウツ、「ピアノ、小室哲哉」と言ってステージから退く
前半は「CAROL」組曲の「A Day in the Girl's Life」で、
「キヲクトキロク」「CAROL (unreleased piano version)」を意識した演奏となっている
後半は多分即興演奏だと思う


長時間の雑談に入る
初めは葛城がライブ中のインスト演奏の意義について論じていたが、
木根に話が振られると、
なぜか竹馬や空中浮遊などパフォーマンスの話になってしまった


次の曲は「Dreams of Christmas」
アコースティック楽器のみのシンプルな演奏である
この時はウツもアコースティックギターを演奏した


♪君はきっと埋まっているよぉ


「8月の長い夜」と同じライブでクリスマスソングを演奏するのはどうかとも思うが、
この曲のオリジナルシンガー4人が揃ったことから、
季節感の無さすぎる選曲になったのだろう
この曲はウツ・木根のソロライブなどで演奏されることはあったが、
4人そろった演奏はこの時以外では、
「Rhythm Red Tour」「Tour TMN EXPO」のクリスマス前後の数公演で披露されたくらいである


この演奏は、意外なところにつながる
このイベントにはKEIKOもついてきて、会場で見ていたのだが、
この曲を聞いて自分も歌いたいと言い出したのである
小室は9/8に帰宅した後、
9/9からKEIKOのソロシングル「KCO」のレコーディングに入ったが、
本作に「Dreams of Christmas」が入ったのは、これがきっかけだった


「Seven Days War」
この曲、オリジナルではウツの歌で始まるが、
この時は小室のピアノで始まり、その後にウツの歌が乗るというアレンジだった
前曲から引き続き、アンプラグドの演奏で、
特にピアノが前面に出されている
最後はウツが「どうもありがとう」と言って締める


MCに入る
ウツが、「Seven Days War」がロンドンで制作されたことや、
小室がロンドンに住んでいたことに言及し、
ロンドンでの活動に当たりEPIC/SONY社長(当時)の丸山茂雄の後押しがあったことにも触れた


ここで丸山の手紙が出された
20周年を迎えるTMに向けて認めたものである
木根がこれを朗読し、小室はバックでピアノを伴奏した
演奏曲は「1974」「Self Control」「Get Wild」「Love Train」と変わり、
最後にはglobeの「Feel Like Dance」になった
TMのイベントでglobe曲を演奏するのは疑問に思うところだが、
それまでの自らの道のりを曲で時代順に表現したものだろうか


個人的にこうした演出をファンの前で行なうのは好きではないが、
動き出しが鈍かったTM(特に小室)に対しては、
いくらかの刺激(叱咤激励)にはなったものと思う
その全文は翌年の「Double Decade “NETWORK” in YOKOHAMA ARENA」のパンフレットに、
丸山の署名とともに収録されている
以下にこれを転載しよう

小室哲哉様
宇都宮隆様
木根尚登様

背景 新涼の頃、TM NETWORKが20周年に向け本格的な活動を始めるとの知らせに老翁の心を躍らせております。

こんな堅苦しい挨拶は君達と私の間では不似合でしょうか。いえ、君達も不惑を過ぎ、これくらいの挨拶が馴染む大人になったのですね。そうわかっていても、ついつい思い出すのは、出会った頃の事、20代の君達が自信と不安、理想と現実の狭間で揺れていた頃です。

当時、まだヨチヨチ歩きだったEPICレコードも、今年25周年を迎えました。手前味噌のようですが、私が社長を務め、君達がアイドルだった80年代は、50周年になろうと100周年になろうと語り継がれるでしょう。その群雄割拠の時代、百花繚乱の季節、TM NETWORKは一つの使命を持ち、それを果たしたのだと考えます。ジャパニーズ・ポップスのクオリティーをワンランク引き上げ、ロック・フィールドに華やかさを持ち込み、J-POPエンタテインメントの基礎を築いたのだから、この事はもっともっと誇りに思うべきだと思います。

そして、今年はいよいよTM NETWORKデビュー20周年。20年と言えば、生まれたての赤ちゃんがまがりなりにも大人になる年月です。言葉を覚え、ひとり歩きを始め、友達ができ、初恋をし、失恋を味わい、人生について考え、夢を抱き、夢破れ、また夢を掲げ、そして責任と義務を認められるようになるまでの時間です。

君達TM NETWORKも同じでしょう。20周年だ、ベテランだと、見張り塔から雲の行方を眺めるのは怠け者です。TM NETWORKを名乗るからには、自身と不安を抱えながら新たな居場所を探す旅を続けてください。

大人にならなければ見えない夢、大人にならなければ感じられない事があります。今の君達だから歌える歌は限りないでしょう。この老翁も、君達に負けないようまだまだ前を向いて走り続けます。あの頃よりも体力は落ちても、ゆっくり走らなければ見えない風景もあるのだと言い聞かせながら。

新しいスタートラインを前に、タイムマシン号の調整は万全ですか?
哲ちゃんは地図を描きましたか?
ウツは操縦桿を握りましたか?
木根君は安全ベルトをしっかり締めましたか?
君達の乗ったタイムマシンが金色の尾を引き、天空を横切るのを楽しみに待ちながら、今日も夜空を見上げましょう。

敬具
丸山茂雄


朗読が終わると、観客の拍手
これにてMCコーナーは終わり、
ウツ・木根・吉田も含めて全員が起立する
ウツが「そろそろ、新しい曲に行きましょう」と言うと、
「Castle in the Clouds」の演奏が始まる
「新しい曲」とはいっても、すでに1年近く前の曲だが…


小室はこの曲では意外にもピアノを担当するが、
この音色は意外と良く合っている
なお2002年の「Laugh & Peace Premium Night」では、
小室はこの曲でシンセを演奏した


ウツのMC
「ありがとうございます。久々に歌いました。たしか今回で2回目だったと思います」
すると木根、
「大丈夫大丈夫、「一途な恋」は歌ってないから」
などと余計な事を言ってしまう


観客から「歌って―」の声
ウツは「歌わねーし」と答えるも、
木根はギターを弾いて「一途なこーいー♪」とワンフレーズだけ歌い、
観客も後から合唱する事態になる
この曲は生では歌えないため、これまでも演奏されてこなかったのだが、
木根は「(歌えない部分は)みんなに歌ってもらえばいい」と言い、
小室も、長淵剛のように会場だけで歌ってもいいと話す


ウツは「でも一途な恋に限らず、(歌ったことない曲なら)いっぱいあります」と言い、
「I Want TV」「You're The Best」などのレア曲に話題が及んだ
小室は応援歌として「You're The Best」よりも「Just One Victory」を推したい旨を述べたが、
実際に20周年ライブでは「Just One Victory」のライブバージョンが一つの目玉になった
この時点で「Just One Victory」が念頭にあったのかもしれない


そろそろ時間が来たのか、ウツがまとめに入り、
20周年に向けての抱負を小室と木根に求めた
これに対して小室は、
1999年に再始動したのはどこかにやり残した感があったからだとして、
TM NETWORKの20周年を形にしたいと述べた
木根は、今回のイベントで出た話題を20周年に預かっておきたいとして、
20周年を次のステップとなる年として大切にしたいと述べた


最後にウツは、普段はTMの曲をちゃんと聞く機会がないとのことで、
「Rainbow Rainbow」から聞いて練習しておく、選曲の神様として頑張ると述べた
そして最後にひとこと
「ということで、最後の曲を聞いて下さい」


曲は「Love Train」のトランスミックスである
これは翌年「Easy Listening」「Love Train -Extended Mix-」として収録されるものの元になったものだが、
「金曜日のライオン」と比べると後のスタジオ音源との差異が大きい
この曲のアレンジについては、別章で改めて触れることにする


なお9/6には、この曲でブレイクが入る箇所の後、
小室がガイドになる音を出さなかったため、
バンドメンバーが混乱する場面があったらしい(2番のサビ前か)
さすがに9/7には行なわなかったようだが、
音の加減を即興でいじる場面は、
翌年の「Double Decade Tour」でもしばしば見られた


演奏が終わるとウツが、
「どうもありがとう。来年会いましょう」と言い、
メンバーはステージから退場する
そしてスタッフが出てきて、ライブの終わりを告げた


なおここまでの流れから明らかなように、
ライブは「Love Train」まで一連の流れで構成されており、
メンバーも一時退場などはしていない
ところがDVDでは「Love Train」のみ「Encore」と書かれている
これはアンコールではないと思うのだが、
DVD製作者の意図がよく分からない


DVDにはこの後、
トークシーン、リハーサル、写真撮影会などのダイジェスト映像が収録される
BGMは「MESSaGE」のインストだが、
この音源はシングル収録のインストとミックスが違っている
(BGM用に、サビの部分などで音が減らされている)
DVDリリース告知では、この部分について、
「あの曲のNEWバージョンが収録されています!」として宣伝されたが、
別にもったいぶってアピールするほどのものではない


NETWORK -Easy Listening-
コロムビアミュージックエンタテインメント
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 30 / トラックバック 0 / コメント 8


7-13 20周年への助走

2019/02/05 21:21
更新が遅れましたが、2ヶ月程度の間隔で新記事を書くことができました
ただ前回書いたように、春頃まで忙しいので、
次回の更新もまたかなり遅くなる可能性が高いこと、ご了承下さい


些細なことですが、ブログの仕様を微調整しました
たとえばトップページ右側に最新コメントが表示されるとか、
商品へのリンクにCD以外に配信音源も加えたとか、そんなところです


あとサイトの右上に、小さなカウンターを付けました
これまでもトップページには大きいカウンターを付けていたのですが、
小カウンターはブログ内部のカウントを表示するもので、
各個別記事にも付けられています
まあ別に分かったからどうだというわけでもないんですが


なお大カウンターはブログとは別のところが運営しているもので、
小カウンターとはかなり数字が異なっています
トップページのカウントを比較してみるに、
現時点で大カウンターは約79万、小カウンターは約136万で、倍くらい違います
なんでこんなに差があるのかは私もよく分からないのですが、
多分更新ボタンによる連続アクセスをどう扱うかとかの違いだろうと思います


さて、劇場版「シティーハンター」の公式情報が12/13に出ました
正式タイトルは「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」で、
まもなく2/8から全国映画館で公開されます
エンディングテーマはテレビ版と同じく「Get Wild」(オリジナル)となります
テレビでは盛んにCMが流れていますが、
同じ北条司原作の「キャッツ・アイ」のキャラクターも登場するようです


1/4にはBS11などで特番「ミュージックシティハンター」が放送され、
木根さんがゲスト出演した他、ウツもVTRでコメント出演しました
番組では、テレビ版での「Get Wild」の使われ方や、
曲をめぐるエピソードがかなりの時間を費やして語られました
木根さんが聞いていたデモでは、冒頭のシンセのイントロはなかったそうです
「Groove Gear 1」収録の「ver.0」の段階でしょうか
番組の最後には、木根さんが司会のやついいちろうさんや声優の神谷明さんと一緒に、
「Get Wild」を合唱して終わりました


1/17には「劇場版シティハンター」とスマホゲーム「モンスターストライク」のコラボ企画として、
WEBCM「モンストでGETWILD!ミュージックビデオ」篇がyoutubeに公開されました
「Get Wild」のPVに、ダンディ坂野さん・スギちゃん・小島よしおさんが混ざって映っているものです
ダンディさんとスギちゃんが「ゲッツ!」「ワイルドだろう?」で、
小島さんが「タフ」みたいです


しかしこんなに大々的に広報するんですねえ
TMが動いていたらなあ…
ちなみにこの件については、ウツと木根さんもコメントを出しています
ウツは結構気に入っているみたいですね


木根さんは元旦の特番「笑神様は突然に… 2019開運初笑いSP」にも出演しました
12/15には年末ライブ「new STORY」を開催しましたが、
やはりTMの「STORY」を演奏したようです
この曲、今のところこの一回しか演奏されたことないですよね
他に「クリストファー」「Telephone Line」「N43」や、
SPEEDWAYの「Captain America」なども演奏したとのことです


木根さんは去年を以ってファンクラブを休止するとの宣言を出しましたが、
おそらくファンクラブ最後のイベントとして、
3/2〜3に「The Beginning Of The End in 河口湖」を催すそうです
このタイトルは、ファンクラブの終幕の開始ということでしょうか


ウツは12/23に「Fan Party & Live Through 2018」を開催しましたが、
TM曲としては「This Night」「it's gonna be alright」を演奏したとのことです
うーーん、絶妙に聴きたいところが来るなあ 聴けなかったけど
現在は去年のツアー「Tour Thanatos」のFC向けライブBlu-rayの予約受付が行なわれています
(一般向けの発売も予定)
4/1〜5/19には恒例の「それゆけ歌酔曲!!」が開催されます


小室さんについては、
12/30に「第60回日本レコード大賞」で、
小室さんに特別賞が贈られました
番組ではTKプロデュース楽曲の受賞者の映像が流れ、
またTRFが出演して、かつての大賞受賞曲「Overnight Sensation」を披露しました
YUKIさんが曲に入る前に小室さんに対して、
「戻ってくるまでお待ちしております」と発言していました


1/20には「NHKスペシャル」で、
「アムロとコムロ〜JPOPふたりのヒットメーカー〜」という特集が組まれるはずでしたが、
結局タイトルは「安室奈美恵 最後の告白」となり、完全に安室さんの特集になりました
まあ、そっちの方が一般には需要があるでしょうしねえ


最後に、音楽ナタリーの「音楽偉人伝」で、
前編・後編に渡って小室さんが取り上げられることになりました
執筆者は…まあそっとしておいてあげて下さい
まだ前編のTM時代しか掲載されていませんが、
いずれ後編も掲載されるとのことです


では本題に入ります

----------------------------
2003/6/26・27、Zepp Tokyoの「tribute LIVE」ファイナル公演で、
「Fan Event in Naeba」なるイベントの開催が告知された
小室のオフィシャルサイトkomuro.netでも、同日にイベントの告知がされている
これはFC限定イベントという形ではあったが、
「Tour Major Turn-Round」以来2年半ぶりのTM単独のステージだった


本イベントのライブ部分の映像は、
後に「Live In Naeba '03 –Formation Lap-」としてDVD化されたが、
サブタイトルから分かるように、
本イベントはTM20周年への助走として位置づけられるものだった


イベント参加者は苗場プリンスホテルに宿泊するものとして、
9/6〜7(土・日)と9/7〜8(日・月)の2回に渡って開催された
ウツ・木根・小室3人のFC会員限定で参加者を募集したもので、
公式には2回合わせて約900人が参加したとされている


参加者は東京・名古屋・大阪で集合して、
専用バスでホテルに移動した
午後に会場に到着するとトークイベント・食事・ライブがあり、
その後就寝して翌朝に帰宅の途につくというコースだった


参加費は東京発48000円、名古屋発54000円、大阪発55000円である
名古屋・大阪発の場合は1日車中泊が追加され、2泊3日とされた
FC会員にとってもハードルの高いイベントで、定員も埋まらなかったらしい
ただそれでも900人集まったのは、
ファンの高齢化とともに可処分所得が増えたことの表れだろう


これ以前に小室は年末年始のTMの活動をすべてキャンセルし、
2003年は新生globeの活動に専念しようとしていた
しかしその目玉とされた7月のglobeの東京ドームライブは、
おそらくチケット売行の不振のため、5/1に中止され、
globeの活動は以後1年以上影をひそめる
小室はしばらく落ち込み、木根も連絡が取れなかったらしい


しかし小室も引きこもり続けるわけにはいかなかったのだろう
6月の「Fan Event in Naeba」開催告知は、
globeの失敗を受けた小室の新たなアクションと見られる
木根によれば、このイベントは小室の提案だったという


なお小室は5月下旬のインタビューで、
秋にTMの新曲を出す予定を述べており、
これ以前に木根・ウツと連絡を取っていたと見られる
「Fan Event in Naeba」の計画はその中で提案されたものだろう


小室の主導性は会場の選定からも首肯できる
苗場プリンスホテルは西武グループの施設だが
小室はこの頃西武グループの堤義明と仲が良かった
2002/11/22の結婚式会場に西武グループの新高輪プリンスホテルを選んだのも、
おそらく同じ理由だろう
2003/7からKeikoのソロ曲「海との友情」が西武グループの大磯ロングビーチのCMに使われたのも、
やはり堤との縁が関係していると考えられる


さらに2003/8/24・25には軽井沢プリンスホテルで、
「Keiko's Birthday Live featuring TK」が開催されているし、
同年12/25・26には新高輪プリンスホテルで、
ディナーショー「TK PRESENTS X'mas Chorus」が開催されている


「Fan Event in Naeba」は、
「Keiko's Birthday Live」とセットで企画されたものに違いない
両イベントのサポートはともにギター葛城哲哉、ベース吉田建で、
この点でも一連のイベントであることを感じさせる


あるいは小室はglobe東京ドームライブの失敗を受け、
小規模な会場に熱心なファンを集めて高額の参加費を確実に集められるディナーショー方式に着目したものかもしれない
すでにこの頃の小室は財政的にも逼迫しつつあり、
派手ではなくても確実な収入源を求めるようになっていたとも考えられる


「tribute LIVE」が終わった6/27から半月ほど空けて、
7/10にTMの3人は小室宅に集まり、
「Fan Event in Naeba」の打ち合わせを行なった
この時点で演奏曲目の検討も行なわれており、
「Seven Days War」「Human System」など、
一部の演奏予定曲は事前に公表されていた


また会合直後の7月中旬には、
イベントのDVDが秋発売のTMのシングルに付属することが告知された
結局実現しなかったが、
2003年秋のTM新曲リリース計画の存在がここから知られる
おそらく会合ではレコーディング日程やその商品化など、
20周年に向けての活動方針が話し合われたのだろう
2002年年末に流れたTM新譜制作の計画が、ここに復活した


木根によれば、小室はこの時点で、
イベント用に「金曜日のライオン」の新アレンジ作成を予定していたという
実際にこの曲はイベントでトランスバージョンが披露された
本イベントではさらにもう一曲、
「Love Train」のトランスバージョンも披露されている


これ以前、「Tour Major Turn-Round」でも、
「Get Wild」がトランスを意識したアレンジで披露されたが、
本イベントでもこの方針を引き継ぐ構想だったのだろう
つまりトランスという20周年の基本方針は、
2003/7/10の会合によって決定したと考えられる


3人は8/15にも集まった
8/23放送の日本テレビ24時間テレビ「愛は地球を救う」中の企画、
「テレビが生んだHOT HIT 100」で流す映像を撮影するためである
演奏曲は「Get Wild」で、通常のアレンジだが、
イントロ・間奏などでは上から「ゲゲゲ」のサンプリングボイスや独特なリフが加えられ、結構かっこいい
トークなどは特になく、1曲の演奏シーンが放映されただけだったが、
前年11月以来9カ月ぶりのテレビ出演だった


なおこの時以来、TMがテレビに出演する時には、
たいてい「Get Wild」が演奏されることになる
懐メロミュージシャンとしてのTMの位置づけは、この頃から定着した


その後8/25には軽井沢でKEIKOのイベントが行なわれ、
8/29からは「Fan Event in Naeba」のリハーサルが始まった
このイベントはフルライブではないものの、
10曲というそれなりの曲数が演奏された
イベント前日の9/5には、
メンバーとサポートが1日早く苗場プリンスホテルに入り、
翌日にかけてリハーサルを行なっている


イベントは9/6の16:00から始まった
内容はTM3人のトークショーで、
事前に参加者から集めた質問を3人に聞くと言うものだった
トークショーが終わると、参加者を何組かに分け、
3人と一緒に記念写真を撮影した



その後はバイキングの夕食があり、
これが終わるとブリザーディウムという名の部屋をステージに、
サポートの葛城・吉田も含めた5人のライブが行なわれた
トーク1時間・ライブ1時間、合計2時間程度である
時間配分としては木根のソロライブをイメージすれば良いだろうか


参加者の宿泊部屋には、イベント限定のアメニティグッズとして、
湯のみ・どらやき・ランチョンマット・タオル・シャンプー・歯ブラシ等が置かれ、
それぞれにTMのロゴが入っていた
またファン同士で語らう部屋も設けられたが、
この部屋は昔のFC会報に因んでCafé Talkと名付けられた
「Twinkle Night」「Kiss You」「Jean Was Lonely」「Caribbeana-Hi」などというオリジナルカクテルも販売された


ライブは事前にアンプラグドと告知されており、
実際に小室の横にはグランドピアノが置かれた
演奏曲もバラードやミディアムが中心だった
バラードは通常のライブでは限られた曲数しか演奏されないため、
「Girl」「8月の長い夜」「Dreams of Christmas」などレアな曲を聞く機会にもなった
実はこの3曲の映像が初めて商品化されたのはこのライブのDVDであり、
特に「Dreams of Christmas」はこれが唯一の商品化映像である


もっとも本ライブはすべてがバラード・ミディアムだったわけではなく、
「金曜日のライオン」「Love Train」のトランスバージョンや、
最新曲(すでに約1年前の発売だが)の「Castle in the Clouds」など、
アップテンポの曲も3曲含まれている
(なおTMの「Castle in the Clouds」のライブ映像もこれが唯一である)
これにバラード・ミディアム6曲と小室のピアノソロ1曲を加え、
合計10曲が演奏された
定番曲は「Human System」「Seven Days War」くらいで、
「Get Wild」「Self Control」なども含まれていない


アンプラグドのライブとはいえ、
トランス楽曲などでは当然シンセが用いられているし、
バラード・ミディアム系の曲でもシンセが一切使われていない曲はほとんどない
(木根はだいたいアコギだが)


シーケンサなどはだいたいの曲で稼働しているし、
小室も半分くらいの曲ではシンセを演奏している
小室のパフォーマンスとしては、ミキシングコンソールの操作も目立つ
これ以前にglobeで試みられ、TMでも「Live Epic25」で実践されていたものである


ステージ上には観客から見て左から小室・ウツ・木根が並んでおり、
後ろには吉田・葛城がいる
なおステージには特殊な装飾などはなく、
最低限の楽器が並べられているシンプルなものだった


楽器編成の特徴としては、
ドラムがないことに注目すべきかもしれない
翌年に開催されたTM20周年のライブでは、
ドラムに加えてベースも外し、
小室のシンセのみでリズムパートを制御するに至る


この前提にはglobeのライブでの実験があり、
すでに「genesis of next」以来の2001〜02年のライブでは、
シンセ+ギター、またはシンセのみの大型ライブを実施していた
おそらく小室はTMでトランスを試みる方針を固めた時点で、
生ドラム・生ベース無しのライブを行なうことを視野に入れていたのだろう
このイベントはその試金石としての意味もあったのかもしれない


ウツは花柄のYシャツ姿で、ラフな雰囲気である
小室は1曲目だけは白のスーツを羽織っているが、
2曲目からはスーツを脱いでカジュアルなシャツ姿になる
木根は紺のストライプのYシャツ姿である
個人的には、無造作な白シャツの葛城哲哉が一番かっこいいと思う


なお以上はDVDに収録されている9/7の衣装だが、
DVDのリーフレットの写真では、
小室と木根が異なる衣装を着ているものがある
おそらくこれは9/6の写真であり、
二人の衣装は1日目・2日目で違ったようである(ウツは共通?)


このライブでは、ウツが座って歌っており、
木根・吉田も基本的には着座している
これは半分トークショーだったこともあるのだろう
ホテル内の一部屋ということもあり、
落ち着いた雰囲気を出している


本イベントの具体的な様子は次回扱うことにして、
最後に関連する情報をまとめておこう
先に述べたように、12/25・26には新高輪プリンスホテルで、
小室哲哉のディナーショー「TK Presents X'mas Chorus」が開催された
9月中には計画されていたようなので、
おそらく「Fan Event in Naeba」の前後に立ちあがった企画だろう


このイベントにはKEIKO・浅倉大介・葛城哲哉・吉田建も参加し、
さらに25日には木根、26日にはウツもゲスト参加している
当初はウツ・木根が二人とも出演し、
20周年に向けてTM曲を1・2曲演奏する計画もあったらしいが、
結局木根は25日、ウツは26日のみのゲスト参加となり、
木根は「ホントの君 ウソの君」、ウツは「discovery」を歌った


小室のクリスマスディナーショーは、
これ以後しばらく行なわれなかった
むしろまもなくクリスマスディナーショーを恒例化するのはウツで、
2006年から現在まで、毎年ソロかTM名義で開催している


先に述べたように、「Fan Event in Naeba」の映像は、
秋リリースのCDシングルの付録DVDとして商品化される予定だった
だが結局シングル「NETWORK™」のリリースは翌年2/25までずれ込み、
DVDはその直前の2/20、
「Live In Naeba '03 –Formation Lap-」と題して、FC限定で単品発売された
DVDには2日目9/7のライブ映像すべて(MCは除く)が収録されている


DVDはその後2004/4/21「Double Decade “NETWORK”」に始まる20周年ライブの各会場でも販売されたが、
一般店舗で販売されたことはなく、
当時購入できなかった者は中古品を購入する以外に入手方法はない


当時本DVDのリリースを知った時は、こんなものまで商品化することが意外で、
「本当に商品化するコンテンツがないんだなあ」と思ったものだが、
「8月の長い夜」「Dreams of Christmas」「Castle in the Clouds」などのレア曲を含む本品は、
(重度のファンにとっては)実はそれなりに価値のあるDVDかもしれない


NETWORK TM
R and C Ltd.
2004-02-25
TM NETWORK
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7-10 TM NETWORK tribute LIVEA

2018/10/25 01:46
10/19、avexの松浦勝人さんのtwitterに、
「大先輩の前ではいつも緊張してしまう。」のコメントとともに、
小室さんの写真がアップされました
松浦さんの前後のtweetを見るに、
avex関係者のパーティがあった模様です
小室さんは松浦さんの横で、
リラックスした表情で赤ワインを飲んでいます


小室さんの写真はゴシップ誌に出たものを除けば、
小室さんが5/7に自分でInstagramにアップしたものが最後でした
感覚的なものですが、今年の写真では顔色は一番優れているように見えます
休養中に状態が改善したのでしょうか
それならば嬉しいことです
耳鳴りも軽くなっていると良いですね


ウツ恒例の年末ディナーショー「Fan Party & Live Through 2018」の開催が、
10/12に告知されました
12/23ヒルトン東京お台場で行なうそうです
まあFC限定なので、ここで書いてもしょうがないんですけども


ウツは「Tour Thanatos」の最中です
実は私、10/19のZepp Namba公演を見に行きました
ツアー中なのでセットリストに言及することは控えますが、
小室さんの曲をメインに持ってくる曲順になっていました
「こっちのバージョンか!」と思ったのもありましたが、
それなりに楽しく聞かせてもらいました
あとウツの声はとても良かったです
この点はホント、大したものだなと思います


木根さんは、来年Sing Like Talkingの佐藤竹善さんとコラボライブを行ないます
会場は2/1名古屋の日本特殊陶業市民会館、3/19神戸国際会館です
木根さんが竹善さんのラジオ番組に出演していることは前回書きましたが、
こういう企画があったんですね
意外な流れになりました


では本題に入ります

-----------------------------------
「TM NETWORK tribute LIVE -Utsu&Kine's Selection from TM Songs-」は、
2003/5/27〜6/27の1ヶ月間開催された
当初は6/20まで6会場8公演の予定だったが、
後に6/26・27のZepp Tokyo公演が追加され、7会場9公演となった


規模の上では10都市15公演を回ったTMの「Tour Major Turn-Round」には及ばない
「Tour Major Turn-Round」ファイナルは5000人の東京国際フォーラムだが、
「tribute LIVE」は最大でも3600人のNHKホールであり、
この点でもスケールダウンしている感は否めない
小室不参加が決まった時点で、
大型の会場を小規模な会場に変更したのかもしれない


サポートはキーボード浅倉大介、ギター葛城哲哉、ドラム阿部薫である
葛城は「Tour Major Turn-Round」にも参加したが、
阿部の参加は2000年「Yes To Life Festival」以来となる


浅倉は「4001 Days Groove」のゲスト出演を除けば、
1992年「EXPO Arena “Crazy 4 You”」以来11年ぶりのサポートだった
この時の浅倉は葛城・阿部とは別格の扱いで、
浅倉ファンの動員も期待されていたらしい
浅倉のFCでもチケットの優先予約が行なわれている


ステージ上では中心にウツがおり、
観客から見て左に木根、右に葛城が立ったが、
その間隔は広めに取られ、
観客からはウツ・木根の間に浅倉、
ウツ・葛城の間に阿部が見えるようになっていた
つまり左から木根・浅倉・ウツ・阿部・葛城と、
並んで見える配置となっていた


前章で触れた通り、本ツアーのコンセプトは、
オリジナル通りのアレンジで過去の曲を演奏する、というものだった
基本的に「終了」以前の曲をなじみのあるアレンジで聞いて楽しむライブだった
したがって演奏面で特筆すべき点はない
ただ「The Point of Lovers' Night」「Self Control」「Dive Into Your Body」などは、
「終了」前のTMのライブバージョンを意識した演奏となっている


凝った演出も特徴的なステージセットもない
ステージ上方にはミラーボールがあり、
曲によってはここから照明が出たが、
取り立てて珍しいものでもない


ウツは本編序盤・中盤・終盤で上着が替わり、
序盤では白黒のチェック柄のジャケット、
中盤では黒地に白の模様の入った上着、
終盤では紫地に白の模様の入った上着となっている
木根も前半ではストライプ模様のジャケットを着ていたが、
終盤では白単色のシャツを羽織った


アンコールでは5人とも、
ツアーグッズのシャツを着てステージに現れた
(ウツ・木根はその上にジャケットを羽織っているが)
アンコールでツアーグッズの宣伝をするというあたり、
いかにも「普通」のライブである


こうした分かりやすい営業活動は、
それまでのTMでは見られないものだったが、
ウツ・木根は自らのソロ活動での経験から、
抵抗はなかったのだろう


ツアーグッズにはサイリウムが登場したが、
これもそれまでのTMにはなかったと思う
DVDを見ても、観客がサイリウムを振る様子は、
あたかもジャニーズのライブの如き様相を呈している
おそらくサイリウムはそれまでも需要はあったのだろうが、
小室抜きとなったことで制約がなくなったのだろう


演奏曲は全19曲で、公演時間は2時間余りだった
ツアータイトルに「Utsu&Kine's Selection」とあるように、
選曲はウツと木根が行なった
二人のミーティングですぐに決まったらしい
ウツ側の資料では3/11、木根側の資料では3/16とされている


セットリストは「終了」以前の楽曲から幅広く選ばれており、
通常のTMのライブと比べて、
ファンの方を向いていると思えるラインナップである
ミニアルバムやリプロダクションアルバムを含む全アルバムから、
最低1曲は選ばれている


これに先行する同様の趣旨のライブとしては、
2000年の「Log-on to 21st Century」があったが、
その時は5thアルバム「humansystem」の存在感が大きかった
それに対して「tribute LIVE」では、
3rd「Gorilla」と4th「Self Control」の存在感が大きく、
前者からは4曲、後者からは5曲選ばれている
これだけで約4割を占めることになる
なお「humansystem」の曲は「Kiss You」のみである


「Log-on to 21st Century」との曲のかぶりは意外なほど少なく、
「永遠のパスポート」「Kiss You」「Self Control」「Get Wild」「Beyond The Time」「Dive Into Your Body」の6曲だけである
しかも「永遠のパスポート」「Dive Into Your Body」は日替わり曲だった
この点は意識して、かぶりを減らしたのかもしれない


このライブで演奏されたレア曲としてはバラードがある
たとえば「Girl」はシングルであるにもかかわらず、
「TMN 4001 Days Groove」の選曲から漏れた曲だった
これが演奏されたのは実に1987年「Kiss Japan Tour」以来のことである
ウツが好きな曲ということで選ばれたのだろう


「Fool on the Planet」も人気曲であるにもかかわらず、
1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」以来演奏されていなかった
2002/12/24NHK FMのTM NETWORKスペシャルで、
小室とウツがこれを良い曲と言っているが、
そうした評価も選曲の背景にあろう
この曲は翌年「Double Decade Tour」でも演奏されている


なお「1/2の助走」もレア曲で、
TMのフルライブでは7回しか演奏されたことがないが、
(1984年5回、1985年1回、1994年1回)
「TMN 4001 Days Groove」の映像が存在していることもあり、
上記2曲ほどのレア感はなかったかもしれない


ファンにとってもっとも嬉しかった曲は、
「Spanish Blue」かもしれない
この曲はウツが好きな曲だったが、
「Fanks! Bang The Gong」の初期数公演と「Fanks Cry-Max」
「LIVE TOMATO」での特別ライブの、
合計10回前後しか演奏されたことがない
冒頭と終わりの手拍子は、
一度やってみたかったファンも多かったはずだ


「終了」前の定番曲でも、
再始動後初めての演奏となった曲は少なくない
「Come on Let's Dance」「You Can Dance」「Don't Let Me Cry」「Love Train」などはその例である


「Get Wild」「'89」バージョンで演奏されたが、
実は「Get Wild '89」が演奏されたのは、
1989年「CAROL Tour」「Camp Fanks!! '89」と1994年「TMN 4001 Days Groove」くらいしかなく、
しかもそれらはCDとはかなり異なるアレンジだった
CDのままの「Get Wild '89 」がステージで演奏されるのは、
かなり珍しい光景だった


ライブ本編中盤では、「帰ってきたフォークパビリオン」コーナーが設けられた
これはかつて1991〜92年の「Tour TMN EXPO」で、
ウツ・木根・浅倉の3人で昔の歌謡曲とTM曲を、
アコギとピアニカで演奏すると言うものだった
このツアーでは小室がいなかったこともあり、
このコーナーを復活させたのである


このコーナーでは「Tour TMN EXPO」の時と同様に、
歌謡曲もTM曲も日替わりとされた
ただ「Tour TMN EXPO」では曲が毎日変更されたが、
「tribute LIVE」ではTM曲は3曲が交替で演奏された


また「Tour TMN EXPO」では歌謡曲もTM曲も、
数曲ずつ1番だけを演奏したが、
「tribute LIVE」では1曲ずつフルコーラスを演奏した
この点では「EXPO Arena」のフォークパビリオンと共通する


このコーナーでは、長時間のMCもあった
歌謡曲とTM曲の前にそれぞれ10分程度、
合計20分も設けられた
曲の演奏も入れれば30分であり、
実にライブの1/4はこのお遊びコーナーだった


本ライブのリハーサルは5/16から行なわれた
本番の11日前である
浅倉はaccessのツアー中だったから、
そのスケジュールの合間を縫って断続的に行なわれたものだろう


以上がライブの概要である
以下ではライブDVD「TM NETWORK tribute LIVE 2003」を参照しつつ、
おおまかなライブの流れを確認しよう


会場に「Give You A Beat」のCD音源が流れ出す
幕が掛かったステージが一瞬明るくなった後、
会場全体が暗転し、「Give You A Beat」がカットアウトする


「Wild Heaven」冒頭の「Just Wild Heaven」の声のSEとともに、
幕にウツの影が映し出される
客席の歓声が上がるとともに、幕が落ち、
「Wild Heaven」イントロが始まる


「Wild Heaven」の後は「Get Wild '89」
この曲は2005年の「Spin Off from TM」でも演奏されており、
浅倉が好きなのかもしれない
浅倉はゲゲゲゲのサンプリングボイスを楽しそうに弾く
葛城のギターも光る曲である
次の「Don't Let Me Cry」では、
浅倉が間奏でシンセをウィンウィン言わせている


以上、冒頭の盛り上がり曲3曲を終えると、
ウツのMCが入る

どうもこんばんは! 「TM NETWORK tribute LIVE」へ、ようこそ! えーみなさんも御存知だと思いますが、今回のライブはですね、えー木根君と僕とで、TM NETWORK、TMN、「終了」間近(の曲)までの中で、2人で選曲したライブです。えー、ということでね、いろんな曲が飛び出てくると思うので、最終日ということもあって、もう、思い切り楽しんでいってください。


ここからはミディアムテンポの曲が続き、
「Beyond The Time」「Fool on the Planet」「The Point of Lovers' Night」が演奏された
「The Point of Lovers' Night」のアウトロは、
TMN時代のライブアレンジを意識したものだった


ウツが一時退場し、ステージ前方に椅子が並べられる
「帰ってきたフォークパビリオン」コーナーである
ウツは上着を替え、木根と並んで座りトークを始める
ここでは「Tour TMN EXPO」時代のフォークパビリオンに因んで、
日替わりでフォーク風のグループ名とウツ・木根の芸名が決められた
これは2008年以後開催された「EXPO Folk Pavilion -Revival-」でも行なわれている


このコーナーでは途中から、
浅倉大介もピアニカを持って登場し、トークに参加した
合計10分ほどトークが続くと、歌謡曲の演奏に入る
演奏曲は毎日替わった
以下に各公演のグループ名と演奏曲をまとめておこう


・5/27大阪厚生年金会館:なんでやねん!
 久保田早紀「異邦人」
・5/28大阪厚生年金会館:チャウチャウ
 ペドロ&カプリシャス「五番街のマリーへ」
・5/30愛知県芸術劇場:きし麺問屋
 ゴダイゴ「ガンダーラ」
・6/5渋谷公会堂:東海道五十三次
 杏里「オリビアを聴きながら」
・6/7NHKホール:年末塾
 山口百恵「いい日旅立ち」
・6/8NHKホール:BS隊
 荒井由美「冷たい雨」
・6/13Zepp Sendai:離宮
 ヴィレッジ・シンガーズ「亜麻色の髪の乙女」
・6/15Zepp Sapporo:いっこくどう
 沢田研二「危険なふたり」
・6/20Zepp Fukuoka:どんたくス
 桑名正博「セクシャルバイオレット1」
・6/26Zepp Tokyo:東京台場カシコマリーズ
 テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」
・6/27Zepp Tokyo:海浜ウェストゲートパーク
 岩崎宏美「聖母たちのララバイ」


歌謡曲が終わると、葛城と阿部も登場し、
五人で横一列に並んで座った
以後10分ほど、「ごきげんだよ」のコーナーが設けられた
このコーナーでは参加者がサイコロを振って、
出た目に書かれたテーマでトークを行なった


これはTV番組「ごきげんよう」のパロディである
木根がツアー前の2003/3/18〜20に同番組に出演したため、
この企画を思いついたのだろう


以上が終わると、TM曲のアコースティック風演奏が行なわれる
浅倉はピアニカではなくシンセを演奏し、
ウツ・木根・葛城はアコギ、阿部はカホンである
このライブで唯一、
オリジナルと異なるアレンジを聞くことができる部分だった


初日5/27には「Just One Victory」
2日目5/28には「永遠のパスポート」
3日目5/30に「Fantastic Vision」が演奏され、
以後この3曲が順番に演奏された
特に「Just One Victory」はオリジナルとかなり印象が異なる


なお「Just One Victory」「Fantastic Vision」は、
かつて「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンでも演奏されたが、
「永遠のパスポート」はこの時初めてフォークパビリオンでの演奏となった
最終日6/27には「永遠のパスポート」が演奏されたため、
DVDにはこの曲が収録されている




以上でフォークコーナーは終わり、
5人それぞれ持ち場に戻る
この後は「1/2の助走」「Girl」と、バラードが続く
この2曲が終わると、ウツが両手を上にあげ、観客と一緒に手拍子
「Spanish Blue」である
この手拍子は曲の終わりのサビ繰り返しの部分でも行なわれた


ウツ・木根が退場し、浅倉に照明が当たる
曲は「組曲Vampire Hunter”D”」
浅倉も一度自分で演奏してみたかった曲だろう


導入は「魔物たちの夜」である
ついで「Dのテーマ」「約束」では、
シーケンサやドラムなどを入れず、
じっくりと手弾きを聴かせる
最後は阿部のドラムと葛城のギターも加わり、
「Dのテーマ」を荘厳な雰囲気で演奏した


「Kiss You」イントロが流れる
ウツ・木根が着替えて再登場
ライブ終盤の始まりである
この後は「Come on Let's Dance」「Love Train」「You Can Dance」と、
盛り上がり曲が続く


「You Can Dance」間奏では、
木根が浅倉ブースに入ってシンセを少しいじった
ウツは観客にボールを投げたり、握手したり、
阿部に食べ物を食べさせたりと、
お遊びの時間となっていた
この点は80年代FANKS時代のライブの再現を志したものだろう


本編最後は「Self Control」
イントロを間奏のフレーズで始め、
ライブバージョン特有の手弾きフレーズも加わっている
以上5曲の盛り上げ曲連発でライブ本編は終わり、
ウツが「どうもありがとう」と言うと、
メンバーはステージから退場した


アンコールではメンバーがツアーグッズのTシャツを着て、
ステージに再登場した
そして「Seven Days War」を演奏すると、
メンバーはまた退場した
初日公演はここでライブ終演となった


だが公演2日目の5/28以後は、
この後にダブルアンコールが設けられた
5/28は「All-Right All-Night」
5/30は「Dive Into Your Body」が演奏され、
その後はこの2曲が順番に日替わりで演奏された
なお「Dive Into Your Body」の2番の後は、
「Camp Fanks!! '89」などのライブバージョンに準じたアレンジで演奏された


ダブルアンコールの部分は、
6/26・27の追加公演でさらに変更された
まず6/26には「Time To Count Down」が演奏されている
この曲は全公演の中でも、この日しか演奏されていない
ただしこれ以前からこの曲はリハーサルでは演奏されていた
投入するタイミングを逸してこの日まで来てしまったのだろう


6/27には通常に戻り、「All-Right All-Night」が演奏された
その後メンバーは退場したが、
この日だけの特別サービスがあった
トリプルアンコールとして「Dive Into Your Body」が演奏されたのである
この日だけ、演奏曲が1曲多かったことになる


以上でライブが終わると、
メンバーは観客に手を振ったり、物を投げたりし、
ステージ脇に退場していった
客席にはBGMに「Castle in the Clouds」が流れ、終演を告げた


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7-9 TM NETWORK tribute LIVE@

2018/08/30 22:04
amazonで「Fanks Cry-Max」増補版blu-rayの予約が始まりました
こちらだと3756円で、定価の4860円よりも1000円ちょっとお得になります
他のショップでも予約受付中ですが、
現状ではDMM(3596円)が一番安い感じでしょうか
購入をお考えの方はご参考までに


小室さんが音楽を担当した「SUNNY 強い気持ち・強い愛」のサウンドトラックが、
8/29にリリースされました
これが小室さん最後の新作となるのでしょうか
全25曲を収録しています
出色の出来とは思いませんが、
まだやっていける水準なのになあ…と感じました
映画は8/31に公開されます


8/26には、PANDORA「Be The One」を主題歌とする「仮面ライダービルド」が、
1年の放送を終えました
いろんなものが決着を迎えている感じですね
なお「Tetsuya Komuro Archives」はまだランキングに入っており、
合計10万枚を越えました


前回書き忘れていたんですが、
ウツのソロツアーのタイトルが「Thanatos -25th Anniversary Final-」に決まりました
タナトス… ギリシア語で「死」てのは、何か含意があるんでしょうか
(まあ何もないんだろうとは思っていますが)
「ξ」とか「Idios」とか、ここ数年ギリシア語にこっているのは、
ウツかスタッフの嗜好なんでしょうか


なおウツは8/25、NACK5の「浅倉大介 Neo Age Circuit」に出演しました
多分ツアーの宣伝でしょう
一部公演は、すでに一般発売が始まっています


木根さんは6月から地道に全国ツアーを回っていますが、
残るは関東の公演だけとなり、
ファイナルの9/16が見えてきました
8/11にはラジオ高崎の「Air Place Saturday」に出演し、
高崎公演の宣伝をしたようです
9/12にはラドンナ原宿で、
「あべ静江&太田美知彦  〜西日本を中心とした豪雨災害支援チャリティーライブ〜 Vol.2」ゲスト出演します


8/24には渡辺美里さんの「M・Evolution Tour」かつしかシンフォニーヒルズ公演にゲスト出演し、
「さくらの花の咲くころに」「点と線」「eyes」を演奏しました
MCもかなり長かったようです


「GREEN DAYS 〜緑の日々〜」のレポートによれば、
木根さんは数年後にでもTMの「引退試合」をやりたいと言ったそうです
あくまでも木根さんの願望ですが、実現してほしいですね
また美里さんによれば、小室さんの引退会見の後、
木根さんが「今はそっとしておいてあげて」と言っていたそうです


では本題に入ります
なおしばらく多忙につき、次回の更新は遅れるかもしれません
あしからず

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2003/2/16「Live Epic 25」が開催された大阪城ホールで、
来場者に対して参加ミュージシャンに関するチラシが配布された


TM NETWORKのチラシには、
表に「キヲクトキロク」および3人のソロの新作の広告、
裏に3人のFCの宣伝が載せられていたが、
裏にはさらに半面を使って、
「TM NETWORK tribute LIVE -UTSU & KINE’S SELECTION FROM TM SONGS-」の告知と、
木根尚登名義の趣旨文が書き込まれていた


趣旨文は長文に渡るものだが、
第7部におけるTMの混迷ぶりを示すものとして重要なので、
以下に全文を掲げておきたい


TMを愛するみなさんへ

 昨年10月、2年ぶりのシングル「CASTLE IN THE CLOUDS」をリリースしました。それは80年代のTM NETWORKを意識した楽曲でした。だから、取材等で小室もREWINDという言葉を使っていたのでしょう。僕も「CASTLE IN THE CLOUDS」をきっかけにかつてのTM楽曲(小室メロディ)を聴き直し、その素晴らしさを痛感しました。
 J-POP全体に目を向ければカヴァー・ブームです。当然、アレンジを一新したセルフ・カヴァーも頻発しています。しかし、オリジナルの存在感の大きさは歴然とした事実です。これは僕に限らず、誰もが感じている現実でしょう。だとしたら、アンチ・カヴァーという試みがあってもいいのではないでしょうか。オリジナル直視主義と言ってもいいですが。つまり、TM楽曲をできる限りオリジナルに忠実なアレンジで再生してみたいという思いが芽生えました。
 また、2004年4月にデビュー20周年を迎える僕らTM NETWORKは、今一度、原点を確認するのも意味があると考えました。いわば20周年に向けての前夜祭でしょうか。
 その気持ちを素直に小室とウツに提案しました。でも、なにぶん突然の提案です。小室の03年のスケジュールは、当然ですが、すでに決定済み、僕とウツのスケジュールが合わせられるのも6月だけという情況。でも、今回の主旨は、TM NETWORKの楽曲をオリジナル再生することだから。 小室に無理を言いました。TM NETWORKのコンサートにはならないけれど、僕とウツだけでTM NETWORKの楽曲をやらせてくれないかと。
 小室もスケジュールの調整を試みてくれましたが、結果的に6月を空ける事は不可能でした。しかし、「僕が出演せず、ライヴでTMの楽曲をやるのであれば、大介の出演が絶対的に必要だね。もしも大介がOKだったら、ギターは葛Gドラムはベーアンしかないでしょ」と、ひとつの提案を投げ返してくれたのです。
 奇跡的にとでも言うのでしょうか、大ちゃんのスケジュールも6月ならどうにかなるという事でした。葛Gやベーアンも時間をやりくりしてくれました。各スタッフも奔走してくれました。提案者として、ここまでの一連の動きを見ていたら、みんなTMが好きなんだ、みんなTMを愛してくれているんだと胸にしみてきました。だから、メンバーである僕とウツがいるけれど、これはTM TRIBUTE BANDだと思うようになったのです。昨年、ソロ活動10周年を迎えた僕のなかにも、もちろんウツのなかにも、誰よりも強いTMへの感謝や賞賛(TRIBUTE)があるわけだから、これはTM TRIBUTE BANDだと。
 04年のTM20周年を前に、TM好きが大集合という事です。となると、僕はプロジェクトリーダーというよりも幹事長なのかもしれませんが。とにかく、せっかくTMをTRIBUTEするのなら、TMを心から愛してくれているみなさんと一緒に楽しみたいと思います。ステージと客席が一緒となり、ライブ会場全体で、TMの楽曲を楽しみませんか。
 そうそう、今回のライブと新譜制作は、まったく別のプロジェクトだけど、新しい音のほうも、20周年に向け、徐々に制作を始めています。そちらもお楽しみに。
木根尚登


言い訳がましく空虚な装飾の目立つ文体はいかにも藤井徹貫の作文だが、
ここではその詮索は措いて、
「tribute LIVE」について述べられている公式見解を整理しよう

1)「Castle in the Clouds」では80年代TMを意識、かつての楽曲の素晴らしさを再認識
2)ツアーでは過去のTM楽曲をオリジナルに忠実に演奏したい
3)TM20周年を前に原点確認することにも意味がある
4)木根は小室とウツに相談したが、スケジュールの都合で、6月に小室抜きで開催せざるをえない
5)小室が自らの代役として浅倉大介を指名、葛城哲哉・阿部薫も参加
6)今回はTMを愛している人々によるTM TRIBUTE BANDによるツアー
7)20周年に向けた楽曲制作も進行中


1)2)3)はツアー開催の理由として挙げられているものだが、
一言で言って建前に過ぎず、真実味は皆無である
6)は木根の思いを述べたもので、
2004年に向けた発言である7)とともに、
ライブ開催の事情を考える上で意味はない


結局問題になるのは、4)5)の部分である
つまりこのツアーの企画の中心は木根であり、
その参加メンバーは小室の意向で決められたと言う点である


この点をもっとも詳しく書いているのは、
木根の「新・電気じかけの予言者たち」である
その流れは前章で他の情報も参照しつつ触れたが、
ここで改めて整理してみよう


まず2002/12/18木根・ウツのミーティングがあり、
20周年に向けた活動を行なう方針が立てられたが、
小室のスケジュールの調整が付かなかった
しかし木根は年始に、小室抜きのツアー開催を考え、
1/29に渡米して小室と会い、その開催承認を得た
これを受けて2月初めにはスケジュールが決定し、
上記の通り2/16に発表された


上記の筋書きを見る限り「tribute LIVE」は、
たしかに趣旨文4)にあるように、木根が中心の企画だった
ウツもこの件を木根から聞かされて驚いたことを述べている
なおウツは最終的には木根に説得されたものの、
当初はこの企画に否定的だった
TMは3人でやらないといけないというこだわりを強く持っていたようである


また趣旨文5)では、
小室が浅倉を代役として挙げ、
さらに葛城・阿部の参加を提案したことになっている
TMN時代のサポート陣である
これも1/29の木根・小室会見の時のこととして、
「新・電気じかけの予言者たち」に記されている


ただし実際には小室が後からglobeの活動を入れたことで、
もともと計画されていたTMのツアーが実現困難になり、
その代わりに「tribute LIVE」の開催が決まったと見られることは、
前章で推測したところである
「tribute LIVE」開催の事情について、
木根はつじつま合わせを行なっている疑いが強い


それならば、1/29に小室が浅倉を指名したと言うのも、
鵜呑みにするのは危険だろう
小室が同意したことはたしかだろうが、
実質的には木根が提案したものだったのではないか


そもそもTMの曲を演奏する上で、シンセ担当を誰にするかは、
真っ先に考えなければいけない問題である
木根がアメリカまで行って小室に会いに行く際に、
小室の代役について具体案を用意していかないことなど、
およそあり得ないことだろう


そしてその場合、浅倉をはじめとする3人には、
事前に内諾を取っていたと考えるのが自然である
「新・電気じかけの予言者たち」では、
会談後にサポート候補者3人に連絡したところ、
3人ともすぐに参加を承諾したとされ、
特に浅倉は木根が帰国したその日に承諾したというが、
実際には木根が渡米以前に3人に内諾を取っていたのだろう


なお浅倉は2002年に7年ぶりにaccessの活動を再開させたばかりで、
2003/4/4からは全国ツアー「Livin' GHOST」を開催する予定だった
このツアーは5/18まで開催された後、
6/1にファイナルの仙台サンプラザ公演を行なうことになっていた


一方「tribute LIVE」は5/27・28・30から始まることになっており、
それ以前の5/16からリハーサルが行なわれた
つまりaccessのツアーと重なる日程だった
普通では考えられないスケジュールである
木根やスタッフが浅倉に頼み込んだものに違いないが、
このような過密スケジュールの浅倉がさらに別のツアーを組む場合、
関係各処との調整は必須のことである
これを即答したということ自体、
木根の話の創作性を裏付けるものである


他に木根・小室会談で決まったものとされるものに、
「tribute LIVE」というツアータイトルがある
「新・電気じかけの予言者たち」によれば、
木根は小室に対して、スタッフたちと考えたツアータイトル案をいくつか出した


その中には「TN NETWORK CONCERT」や、
「UK NETWORK CONCERT」があった
隆・尚登の頭文字でTN、あるいは宇都宮と木根の頭文字でUKという発想である
またはTMNから哲哉(T)を除き、
「MN NETWORK CONCERT」という案もあったというが、
正直、どれもこれもセンスがなさすぎる
いや、センス以前に、飲み屋で中年オヤジの雑談で交わされる冗談以上のものではない
これらも「tribute LIVE」のタイトルを引き立たせるための創作かとも疑われる


「新・電気じかけの予言者たち」によれば、
小室は「TM NETWORK」という言葉は入れるべきと主張した
しかしあくまでもTMのツアーではないということで、
小室が提案したのは、tributeという言葉を入れることだった
要するに、「tribute LIVE」というタイトルは小室が考えたものだと言う


当時日本では洋楽・邦楽とも、
トリビュートアルバムやトリビュートライブが盛んに行なわれていた
1990年代には死没していたミュージシャンや解散していたバンド、
あるいはかなり老齢のミュージシャンの作品を扱ったものが多かったが、
2002年には「The Blue Hearts 2002 Tribute」「一期一会 Sweets for my SPITZ」など、
TMと同世代か、より若い世代のトリビュート盤もリリースされ、
しかもかなりの成果を上げていた


したがってTMのトリビュート企画もあり得るものではあった
実際に2003年1月の時点では、
TMのトリビュートアルバムのリリース計画が確認できる(前章を参照)
結局この企画はなくなったのだが、
この時ツアータイトルとして「tribute」の言葉が出たのは、
この流産したアルバムを意識したものだったのかもしれない


トリビュートライブについても、
日本でのトリビュート盤流行以前から欧米で広く見られた
2002年にもロンドンで豪華メンバーによるGeorge Harrisonの追悼ライブ「Concert for George」が開催され、話題になった
日本でもこの頃には矢沢栄吉・はっぴえんどのトリビュートライブが開催されている
「TM NETWORK tribute LIVE」というタイトルの前提には、
このような先例が存在したのだろう


結局この小室の案が採用されて、
本ライブは「TM NETWORK tribute LIVE」と名付けられることになったという
ただ本件に関する小室のエピソードは疑わしいものが多く、
私はライブタイトルが本当に小室の案だったのかも疑うべきと思う
たとえば「TN NETWORK CONCERT」などと同様に、
木根側が提案したタイトルの一つに過ぎなかった可能性もあるだろう
ただサポートメンバーの指名と違い、
絶対にありえないと断言するだけの矛盾があるわけでもないので、
ここでは判断を保留しておきたい


tributeとは、あるミュージシャンに敬意・賞賛の意を捧げることであり、
つまりこのツアーは、TM NETWORKを称賛するライブだという位置づけになる
ステージ上ではTMの曲が演奏されるが、
それはその場にいないTM NETWORKに捧げるものであり、
演者はTMではないということになる
それは、このツアーがTMのツアーではないという説明にも通じる


木根側の案とされる「TN NETWORK CONCERT」なども、
TM NETWORKのツアーではないという点で方針は一致していた
木根の趣旨文でも自分を含む演者をTM TRIBUTE BANDと位置付けているし、
ウツもTMのツアーではないということを何度も強調している
TMメンバーがTM曲を演奏するが、TMのツアーではない
こうした矛盾に満ちた立場を、彼らは堅持した


しかし一方で、TM20周年の前夜祭として開催するツアーである以上、
TMをまったく匂わせないタイトルもまた不可である
その結果として採用された「TM NETWORK tribute LIVE」というタイトルは、
なんとも苦肉の案であると思う


あらゆる人が思うことだろうが、
木根・ウツが自らTMにトリビュートするというのは、
意味が分からないだけでなく、失笑せざるをえないネーミングである
「トリビュート」を文字通りに取った場合、
ステージに上がるのが木根・ウツとかつてのサポート3人であるというのは、
TM関係者以外にTMを敬愛する者が誰もいないということにもなろう


もちろんトリビュートの名称は後付けであって、
現実は小室が参加しないままでTMツアーを行なうことの正当化に過ぎないのだが、
要するにこれほど無理な理由づけをしなければ説明できないほど、
不自然なツアーだったということである


ただ救いだったのは、
この頃の小室はTMでやるべきものが見出せず、
可能性を見出していたglobeに注力しようとしていたものの、
まだTMをやめるつもりはなかったことである


木根のMC中の発言なので割り引いて考える必要があるが、
この頃木根が小室に対して、
これで最後でいいから20周年はちゃんとやろうと言ったところ、
小室は「30周年もやろうよ」と答えたと言う
小室の中でTMは、いつ動かすかはともかくとして、
残すことは自明の前提だったのだろう


だが小室を外して全国ツアーを開催するという先例を作ってしまったことの意味は大きい
こうした先例が一度出来上がってしまえば、
メンバーもスタッフもなし崩し的に、
同様の企画を繰り返し立ち上げることになるだろう


事実、2004年のTM20周年の活動の後には、
「tribute LIVE」の第2弾・第3弾として、
2005年に「Spin Off from TM」
2007年に「Spin Off from TM 2007」が開催される
それぞれ「tribute LIVE 2005」「tribute LIVE V」とも題されていた


つまり2002年以後に開催されたTM関係のツアー4本の内、
20周年記念ツアー「Double Decade Tour」以外の3本には、
小室が参加していなかったのだ
この時点ではもはや「tribute LIVE」は特別企画などではなく、
むしろ小室のいるTM NETWORKこそが、
特別企画的存在に成り下がっていたとも言える


2005年以後の小室はウツ・木根とまったく別に活動をしていたが、
自身の都合から、2007年にTMの再開を提案する
ここに「tribute LIVE」中心の活動形態はようやく終わりを告げるが、
こうした偶然がなかったならば、
「tribute LIVE」が開催され続ける一方で、
TMが事実上消滅していたという事態は、十分に考えられたと思う


余談だが、私は2005年以後のTMを見て、
その歴史は事実上終わったと本心から思った
そこで今後語るべき音楽活動が新たに呈示されることはないと思った私が、
歴史的生命を終えたTMの活動の軌跡をまとめようと思って始めたのが本ブログである
すでにそこから10年以上経ってしまったが…


ただ2003年に限って言えば、
「tribute LIVE」はTMの活動を求めるファンの要望に応えるとともに、
2001年以来の活動空白期間に進行していたファン離れを、
ある程度食い止める役割を果たしたと考えられる
それはTM20周年の遂行に当たって、たしかに一定の役割を果たしたのだろう


以上がこのツアーのコンセプトだが、
肝心の音については、趣旨文2)にあるように、
過去の曲をオリジナルで演奏すると言う点が強調された


なおこの場合の過去の曲とは、「終了」以前を指す
この時に演奏された最新の曲は1991年の「Wild Heaven」で、
1999年以後の曲は演奏されていない
要するに選曲の面でも編曲の面でも、
新しい要素を一切排除したライブだった


TMのライブでは大幅なアレンジが加えられることが多く、
それが一つの醍醐味でもあったが、
それは小室の手によるものだった
だがこの時は小室がいなかったため、
その点での遊びができなかった
そのためオリジナル演奏という原則を立て、
そこにポジティブな理由づけをしたのだろう


もちろん浅倉ならば面白いアレンジもできただろうが、
accessのツアー中の浅倉の負担を増やすことも難しかっただろう
また小室がいないことに対するファンの違和感にも配慮して、
浅倉のアレンジはあえて加えなかったのかもしれない
浅倉もオケに音を加えたり削ったりする時は、
必ず木根やウツに確認を取っていたと言う


とはいえライブということもあり、
もちろんサポート3人の個性的な音は随所に加わっている
またインストコーナーの「組曲Vampire Hunter “D”」などは、
曲の改編が行なわれているわけではないが、
音色などに浅倉のこだわりが感じられるところではある


小室はライブ音源作成用に、自らが持っているシーケンスデータを提供した
この点はやはり「tribute LIVE」が小室の承認下で行なわれたことを示している
演奏曲のほとんどは1999年の再始動後初めて演奏されたものなので、
(例外は「Beyond The Time」「Kiss You」「Self Control」「Seven Days War」「Dive Into Your Body」
提供されたものの多くは1994年以前のデータということになる
ウツも20年近く前のデータや80年代のコーラスを使ったと言っている
ただ実際には、浅倉やスタッフが新たに作ったものも少なからず含まれていただろう


このようにして「tribute LIVE」は開催された
かなり変則的なライブだったこともあり、
客の入りには不安もあっただろうが、
実際にはおおむね会場も埋まり、
木根の感想では、ファンの反応もよかったとのことである


これは再始動後のTMが、
まともなライブ活動をほとんど行なっていなかったこともあろう
これ以前の唯一の全国ツアーは、
2000〜01年の「Tour Major Turn-Round」だが、
これはかなり人を選ぶ選曲・演出のライブだった


首都圏では2000年の単発ライブ「Log-on to 21st Century」があったが、
地方のファンにとっては、過去の曲に初めて触れることができたのが、この「tribute LIVE」だった
小室がいないといっても、素直に喜ぶファンが多かったことは想像できる


本ツアーについては、2005年のtribute LIVE「Spin Off from TM」開催に合わせて、
FCおよび新星堂でライブDVD「tribute LIVE 2003」が限定販売された
(「2003」が付いたのは、2005年に後継企画が開催されたため)
本DVDには2003/6/27 Zepp Tokyoのファイナル公演の様子が収録されており、
MCおよび日替わり曲以外の様子を知ることができる


また2007年のtribute LIVE「Spin Off from TM 2007」開催時には、
「tribute LIVE」「Spin Off from TM」のライブ音源が、
「TM NETWORK tribute LIVE EP」の「Edition #1〜3」として、
iTunesやmoraなどで配信された


「tribute LIVE」配信曲は、「Wild Heaven」「Beyond The Time」「Fool on the Planet」「Come on Let's Dance」「Love Train」「Seven Days War」となっている
ただmoraは配信曲の組み合わせが異なり、
「Come on Let's Dance」「Fool on the Planet」の代わりに「1/2の助走」「組曲Vampire Hunter "D"」が配信された
他にも別テイクを配信したサイトがあったかもしれない


さらに2010年には3度のtribute LIVEから、
音源4曲+映像1曲のEPが各2点、合計6点の商品がiTunesで配信された
「tribute LIVE」からは「TM NETWORK tribute LIVE 2003 Lead」「TM NETWORK tribute LIVE 2003 Second」がリリースされ、
前者は「Don't Let Me Cry」「The Point of Lovers' Night」「永遠のパスポート」「1/2の助走」の音源と「Beyond The Time」の映像、
後者は「Girl」「Spanish Blue」「Kiss You」「All-Right All-Night」の音源と「Get Wild '89」の映像を収めている


これらを集めれば、配信だけで「You Can Dance」「Self Control」「Dive Into Your Body」とSEの「Give You A Beat」を除く全曲が手に入ることになる
ただそもそもこんな回りくどいことをしなくても、DVD1枚を買えば済む話である


以上、「tribute LIVE」開催に至る流れと、その意義について述べてきた
ライブの具体的な内容については、次章で触れることにしたい


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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 39 / トラックバック 0 / コメント 10


7-7 Live Epic25

2018/07/10 19:38
6/27「Tetsuya Komuro Archives」がリリースされました
T盤は3位→9位、K盤は4位→10位で、
これまでそれぞれ4.2万枚・4.1万枚を売っています
最後ということで、ソロとしてはこれまでにない売り上げになりました


リリースの前後には、各処のラジオ番組で小室哲哉特集が組まれました
小室さん自身が出演できないから、ラジオに集中したのでしょう
テレビでは、7/7に日本テレビ「The Music Day 伝えたい歌」で、
華原朋美・鈴木亜美・TRF・hitomiによる小室ソングメドレーが披露されました
ニコ生でも6/27にアルバムの特番が組まれ、
木根さん、浅倉さん、DJ KOOさん、Marc Pantherさん、Def Willなど、
小室さんと縁の深い方々もゲスト出演したそうです


東京では、6/26から小室さんの機材が展示されました
タワーレコード新宿店ではDJ LIVE仕様、
タワーレコード渋谷店ではショルダーキーボード、
SHIBUYA TSUTAYAではTM NETWORK仕様で展示されたそうです
好評だったためか、当初7/2までとされていたのが、7/9までに延長されました
さらに7/2からは渋谷駅でアルバムの壁面広告も掲示されています
小室さんがこんな扱いをしてもらえるなんて、もう最後でしょうねえ…


これまですっかりスルーしてきましたが、
「Tetsuya Komuro Archives」リリースと同日の6/26には、
小室さんプロデュースのDef Willが、
1stアルバム「Def Will」をリリースするとともに、解散を発表しました


実は本作には小室さんの新曲が2曲入っており、
「Tetsuya Komuro Archives」収録曲とともに、
歌モノでは最後の新規音源となります
アルバムを出してから解散しようということだったんでしょう
今までは全部デジタルシングルで、
CDは1枚もありませんでしたしね


Def Willは本当に鳴かず飛ばずでしたが、
1stシングル「Lovely Day」なんか聞く限り、
今の若い人に届く音を作ろうとしていたんだろうなあとは感じます
(私は好きじゃないですけど)
病状悪化のタイミングを見るに、小室さんが自信を失う前提として、
globe20周年とともに、Def Willの失敗もあったんだと思います


さらに正式なアナウンスはまだ出ていませんが、
8/31公開の映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」のサウンドトラックが、
8/29にリリースされるようです
劇中で使われる90年代TK楽曲と劇伴のインストが入るのでしょうか
小室さんの新作は、これで最後となるかもしれません
あとあるとすれば、「ガーディアンズ」の音源集でしょうか
多分11/27の誕生日のあたりで、
また記念商品など出すんじゃないかと推測はしていますけど


リットーミュージックからは、
「Tetsuya Komuro Archives」リリース日に合わせて、
「Tetsuya Komuro Interviews Complete Edition 2018」が発売されましたが、
さらに今月からは、ウツFC会報「Magnetica」のvol.73〜88(2012〜17年分)の電子書籍版が、
「MAGNETICA archives」19〜22として配信されます
vol.72まではTM30周年の時に配信されていたのですが、その続きですね
「Tetsuya Komuro Interviews」のついでというところでしょうか
この際、昔の小室FC会報とか木根FC会報も電子書籍化してしまえば良いと思います


木根さんは7/18、日本テレビ「1周回って知らない話」出演します
またいつものエアギターネタと、TMは多摩ネタを披露するのでしょうか
Marc Pantherも共演するようなので、TKネタは入れてくると見て良いと思います
しかしTMの木根さんとglobeのMarcてよく対比されていましたが、
本当に同じ立ち位置になりましたね…


最後に、7/5発売の「文芸春秋」に、
小室さんの引退会見のほとんどが虚偽であるという記事が掲載されました
1月の小室さん不倫報道が叩かれたため、仕返しのタイミングを待っていたのでしょう
ベスト盤リリースが話題になる時を狙ったのもあるでしょうが、
この号を最後に編集長が変わるそうなので、
編集部の怨恨を晴らすべく(完全に言いがかりですが)、
ギリギリまでネタ集めをしていたのだと思います


本誌に便乗したネット記事やそれらへのネットの反応については、
魚類の脊髄反射並みのリテラシーの低さにいささか驚いていますが、
冷静に見ればやっかみにしかならない「週刊文春」の低劣な小室批判は、
多分そのミスリードを誘う書きぶりも含め、
世論を刺激すること自体を目的として自覚的にやっているのでしょうから、
ここで逐一変なところを指摘しても意味はないでしょう


ただ一つだけ誤解が広まっている感があるので指摘しておくと、
無料の文春オンラインの予告記事には、
「知人から提供されたKEIKOの近影と共に、本人の「ファンへのメッセージ」が寄せられた」
とあり、あたかもKEIKO本人がこの件の告発に関わっているかのように書かれています
また本記事には、怒りのコメントを寄せたKEIKOの「親族」2人も情報源として登場します
どうもここらへんから、
KEIKOさんの関係者が小室さんと対立しているように思っている人が少なくないようです


そこで記事本文を読んでみると、
文春記者はこの「親族」「知人」のコメントを取った上で、
KEIKO実家に行って親に会いましたが
「申し訳ありませんが、取材にはお応えできません」と言われただけでした
結局KEIKOから「ご心配いただき、ありがとうございます。私は元気です」という、
当たり障りのないコメントのみを得て、記事を締めています
記事にKEIKOとその家族が登場するのは、この部分だけです


要するに今回の情報を提供した「親族」は、
KEIKOと同居している家族とは別人であり、
KEIKOやその家族とは別に動いている人たちです
KEIKO実家との連絡はあるでしょうが、
事の全容を知っていたり、利害を同じくする人である確証はありません


記事にはKEIKOの生写真を記者に提供した「知人」も登場しますが、
提供を了承したのは「親族」とされています
より実態に即して言えば、「親族」が「知人」に提供をお願いしたのでしょう
KEIKO本人の了承を取っていないのは、
KEIKOに法的責任能力がないことも関わるのでしょうが、
いずれにしろやはりこの告発は、KEIKOの意志とは無縁と考えられます


これら素性の怪しげな人々の情報は、
いずれも信頼に値するものではありません
少なくともKEIKOやその家族がどう考えているのかは、
現状の情報ではまったく分からないとしか言えないでしょう


家族ではないのに口を出してくる「親族」の狙いは、
ネットニュースレベルの想像なら色々できますが、
(離婚時に後見人としてKEIKOに慰謝料を多く取らせてたかろうとしているとか)
所詮無責任な想像しかできませんし、
他人が下世話に首を突っ込むことでもないだろうと思います


もっとも報道直後には、
オウム関係者死刑執行とか西日本の記録的豪雨とかいろんなことがあり、
この報道はあまり話題にもなりませんでした
私怨のある文春は食いつき続けるかもしれませんが、
多分すぐに風化すると思っていますし、実際にもうしている感じです


小室さんを叩いている人もいますが、
これらはもともと小室さんが嫌いな人か、騒ぎたいだけの人でしょうから、
放置しておけばよいことでしょう
ただこれが原因で小室さんのストレスがまた悪化したりしないかなあ…
と心配にはなります
実際に一部ゴシップ誌は取材に押しかけたりしているようです


では本題に入ります

-----------------------
2002〜03年のTM NETWORKは、80年代回顧の傾向が強かった
もっともこれは必ずしもメンバー自身が目指したものというわけではなく、
たとえば2002年活動再開時の新曲「Castle in the Clouds」が80年代風になったのは、
タイアップ元の吉本および日本テレビ側の意向によるものだった
世間的にTMに求められているのが80年代風のものだという、
業界側の読みもあったのだろう


この流れが最終的にたどり着いた先が、
2003年の「tribute LIVE」だったとも言えるが、
その間にもう一つ、80年代回顧の流れを作ったものに、
今回取り上げる「Live Epic25」がある


TM NETWORKは1983年にEPIC/SONYと契約して以来、
長くSONY所属のミュージシャンとして活動しており、
1999年の再始動においても、
その作品はSONY傘下のTRUE KiSS DiSCからリリースされていた
しかし2001年SONYによる小室専属契約の解除、
およびウツ・木根のROJAM移籍により、TMはSONYとの関係を清算した


TM NETWORKに限らず、
80年代の邦楽界を沸かせたEPIC/SONY所属ミュージシャンは、
21世紀に入る頃には多くが活動を停止したり、移籍したりしていた
すでにEPIC/SONYのレーベル名も無く、
1998年にEPIC Recordsと改称されていた


しかしそうした現実のレーベル所属関係とは別に、
かつてEPIC/SONY時代の黄金期を築いたスタッフたちによって、
イベントを開催しようという動きも立ち上がった
2003年は、1978年のEPIC/SONY立ち上げから25周年の節目だったため、
これを記念するライブイベントを行なおうというのだ


これが「SUNTORY presents EPIC RECORDS JAPAN 25th ANNIVERSARY “Live Epic25”」である
2003/2/16に大阪城ホール、2/22に代々木体育館で開催とされたが、
反響が大きかったためか、
後に2/23代々木体育館公演も追加発表された
動員数は合計3万人というところだろうか


この企画が立ち上がった背景には、
EPIC/SONY設立者丸山茂雄の去就があった
丸山は1998年2月から、
SMEJ (SONY Music Entertainment (JAPAN) Inc.)の社長を務めたが、
2000年12月にこれを退いた
2001年4月からはSCE (SONY Computer Entertainment Inc.)の会長を務めたが、
翌年7月に70歳でこれも退任したことで、
SONYでは一線から退くことになった


関係者はこれに合わせて、
丸山に感謝の意を表するイベントを開催しようと考え、
かつてのEPIC所属ミュージシャンに声をかけた
この企画は早くから計画されていただろうが、
丸山のSCE会長退任頃から本格的に動き出したと見られる
2002年8月末には開催が発表されたが、
この時点では大江千里・大沢誉志幸・佐野元春・TM NETWORKの出演が予告されていた


TMは言うまでもなく、デビュー当時から丸山にお世話になった身である
またイベントの幹事は、かつてのTMの映像監督坂西伊作だった
2002年時点で現役で活動している旧EPICミュージシャンを代表する一組として、
TMは当初からノミネートされていたに違いない
なお音源集「キヲクトキロク」のリリース日が2003/2/5に設定されたのは、
2週間後の本イベントでの宣伝効果も考えてのことだろう


本イベントはサントリーが協賛についた
そのためサントリーはこのイベントに関連して、
「サントリードリームキャンペーン」を行なった
モルツビールなどサントリーのビール・発泡酒についている応募券6枚を集めて応募すると、
抽選で3000名を「Live Epic25」に招待し、
5000名に企画版アルバム「EPIC25 1980〜85」「EPIC25 1986〜1990」をプレゼントするというものである
応募期間は2002/9/20〜11/30とされた(消印有効)


ここで企画版「EPIC25」も含むEPIC 25周年企画についても触れておきたい
まず有料音楽チャンネルviewsicでは、
2002年11月から2003年3月にかけて「Live Epic25」と前後して、
かつてEPIC/SONYが制作した音楽番組「eZ」が再放送された
TMや小室哲哉の出演回も放送されている


同番組のTM・小室出演分については、
2010年代に様々な商品に分散して収録されたが、
この頃はまだほとんど商品化されていなかった
当時ビデオ録画できなかったファンには貴重な機会だったはずだ


SONYの企画版アルバムとして、
上記「EPIC25 1980〜85」「EPIC25 1986〜1990」もリリースされた
80年代EPICの代表作を各15曲、計30曲集めたものである
2002/11/20に同時リリースされ、
それぞれ50位・18508枚、47位・20171枚を売っている
なお両作には「Live Epic25」優先予約ハガキが封入されていた


TM作品からは、前者に「金曜日のライオン」、後者に「Get Wild」が収録された
「Get Wild」はともかく「金曜日のライオン」が80年代EPICを代表する30曲に選ばれたのは、
かなり意外である


もちろんこれは1980〜85年という縛りがあるからだが、
そもそもこの縛りの中でTMが入れてもらえたのは、
当時における一定のTMの存在感を示してもいよう
なお2枚とも曲が収録されているミュージシャンは、
佐野元春・ラッツ&スター・大江千里・渡辺美里・バービーボーイズ・TMの6組である


さらに2003/1/1には「The Legend」と題して、
旧EPIC/SONY所属ミュージシャンのベストアルバム11枚が、
完全限定生産でリリースされた
またこれと同日には、
「EPIC25」「The Legend」に収録されなかった曲を集めたコンピレーション版として、
「EPIC25 Special Edition」もリリースされた


「The Legend」をリリースしたのは、
大江千里・大沢誉志幸・小比類巻かほる・佐野元春・The Street Sliders・TM NETWORK・バービーボーイズ・松岡英明・The Mods・ラッツ&スター・渡辺美里の11組で、
シークレットゲストを含む「Live Epic25」出演者と同じ顔触れである


この中でTMとバービーボーイズは、
3年前にもSONYの企画ベスト「STAR BOX」をリリースしており、
(特にTMはTM NETWORK名義とTMN名義の2枚)
他のミュージシャンもたいていは複数のベスト盤がすでに存在したから、
多くは記念品以上の意味は持たなかっただろう
ただThe Street Slidersは、おそらくこれが唯一のベスト盤である


TMについては珍しい音源が入っているわけでもないので、
今から入手する必要はまったくない
なおTM盤には、なぜか1987年までの楽曲しか収録されていない
後述のファン投票でも対象曲は1987年以前である
1987年以前という縛りでもあったのだろうか


当時のチャートでベスト300圏内に入ったのは6組で、
初動は美里89位・TM96位・バービー100位・佐野118位・千里230位・Mods300位だった
TMは美里に次ぐ好成績だったことになる
ただ2週目、バービーは82位、美里は87位、佐野は98位に上がったのに対し、
TMは110位に落ちており、
総売上もこれら3組に次ぐ4番目(1.1万枚)となった
「STAR BOX TM NETWORK」の8位・8.9万枚と比べると、
企画としてもかなり小規模なものだったことが分かる
なお「The Legend」中で一番売れたバービーボーイズは1.5万枚である


本題の「Live Epic25」に話を戻そう
最終的に本ライブ開催前の告知で出演するとされたのは、
鈴木雅之・大沢誉志幸・小比類巻かほる・大江千里・The Mods・バービーボーイズ・TM NETWORK・渡辺美里・佐野元春の9組だった


これらのミュージシャンたちは、各3〜4曲を演奏した
当初は出演ミュージシャン1組当たり4〜5曲を演奏するとされていたが、
曲数の減少は出演者が増えたことによるのだろうか
演奏曲は合計34曲に及び、公演時間は4時間近くとなった


SONYは本ライブ開催に先立ち、
公式サイトで各ミュージシャンの演奏希望曲の投票を行なった
1位の曲は必ず演奏するとの触れ込みだった
TMの最終的な1位は把握していないが、
中間発表1位は「Self Control」で、
ライブ本番でもラストはこの曲で締めている


バービーボーイズはこのイベントのために再結成した
参加者中で唯一日替わり曲を用意したほどの気合いの入り様だった
ただライブ映像の商品化は拒否したため、
後日発売されたDVDにはバービーの出演部分は収録されていない


鈴木雅之は桑野信義・鈴木聖美との共演もあった
鈴木はEPICでの経歴を考えれば、
ラッツ&スター(またはシャネルズ)での出演が望ましかっただろう
「The Legend」もラッツ&スター名義でリリースされている


だがメンバーの一人である田代まさしは、
覗きと覚醒剤所持で2001年に逮捕されたことで、
この頃は芸能活動を中止していた
おそらくこのため、ラッツ&スターでの出演は叶わなかったのだろう
ただし鈴木はシャネルズ「ランナウェイ」や、
ラッツ&スター「め組の人」「ロンリー・チャップリン」を歌っており、
自己紹介でも「こんばんは、ラッツ&スターです」と挨拶している


同様の問題があったのが岡村靖幸である
当初は岡村も本ライブへの出演が告知されていたのだが、
その後出演がキャンセルされた
その理由は公式には発表されていなかったが、
この頃岡村が覚醒剤所持で逮捕されていたためだった


ライブ当日はその代役として、
松岡英明が出演して1曲だけ演奏した
「The Legend」には岡村がなく松岡が入っているが
このラインナップも、急遽差替えられたものだろう


当日のサプライズゲストとして出演したのが、
元The Street SlidersのボーカルHARRY(村越弘明)で、
The Street Slidersの「風が強い日」を歌った


「The Legend」にThe Street Sliersがあることを見るに、
HARRYの出演は早くから決まっていたものだろう
The Street Slidersでの出演を希望する者は多かったはずだが、
彼らはすでに2000年を以って解散しており、
HARRYのみの出演となったと考えられる


この他も旧EPIC/SONY所属ミュージシャンは少なくない
たとえばDreams Come True、エレファントカシマシ、Chara、東京スカパラダイスオーケストラなどは、
出演すればそれなりに盛り上がったと思われる


だがおそらくこの時は、
レーベル初期に当たる80年代半ばまでのデビュー組に限定し、
特定のファン層にアピールする布陣にしたのだろう
それは企画版「EPIC25」が、
1980〜90年を対象としていることからもうかがえる


なおスムーズな進行を心掛けたためか、
サポートミュージシャンは複数の出演者で共通とされた
(The Modsやバービーボーイズなどバンド編成の出演者は別)
TMの時には、ギターに佐橋佳幸・葛城哲哉、
ドラムに江口信夫がついた


2/10には全出演者が集まってリハーサルが行なわれた
しかし小室はglobeのレコーディングでハワイにおり、
リハーサルはウツと木根のみとなった
TM揃ってのリハーサルは、2/16大阪公演の直前のみである
仕方ないことではあるが、
「小室のみ欠席」状態はこの頃から常態化していく


出演順を見ると、ライブでトリを務めたのは、
EPIC/SONYを隆盛に導いた立役者佐野元春だった
その前を担当したのが渡辺美里である
これは80年代EPIC/SONY最大の売上を誇った点からも妥当だろう


そしてその前が、TM NETWORKである
松岡・HARRYを含む11組中で最後から3組目という位置は、
やはりTMの存在感を示しているのだと思う
さらにいえばこの時点でSONYに在籍していないミュージシャンの中では、
一番の扱いだったとも言える


TMの前の出演者は本イベントの目玉バービーボーイズであり、
その前はサプライズゲストのHARRYである
この辺りからが終盤の盛り上げ所というところだろう
なお会場スクリーンでは、バービーボーイズ演奏前に1980〜87年の映像が流れ、
演奏後に「eZ」から1988〜92年の映像が流れた
これはバービーの時だけステージのセットを変えたためらしい


「eZ」の映像が終わると、TMの出番である
オリジナル版「Be Together」のイントロが流れ、
スモークの中でステージ中央の奥からTM3人が登場
小室と木根は走って持ち場まで移動し、
ウツはイントロに合わせてゆっくり歩きながらマイクスタンドまで移動する


木根はベージュのジャケットをTシャツの上に羽織っている
ウツはシャツの上にスカーフを巻き、
黒地に青の模様の入ったジャンパーを羽織る
ウツの衣装は、正直なんだこりゃ?と思う
小室はTシャツの上に上着姿だが、
日によって着ている服が違ったらしい



「Be Together」間奏の小室シンセは、
特殊なエフェクトが掛けられているが、
基本的にオリジナルバージョンでの演奏である
この曲では木根と葛城が並んでギターを演奏するなど、
TMファンには嬉しい演出もあった


なお小室はこのライブでヘッドフォンを付け、
ミキシングコンソールの操作も行なった
これはglobeのトランスライブのスタイルを受け継いだものか
これをTMに持ち込んだのは、おそらくこの時が初めてだが、
このスタイルは翌年の「Double Decade “NETWORK”」でも採用される


2曲目は「Get Wild」
イントロでは小室に照明が当てられ、
シンセでジャジャジャと「GeGeGeGeGeGeGeGet Chance」のサンプリングボイス連打
曲の最後は、キュイキュイというシンセ音が継続的に入っている
この音は「Double Decade “NETWORK”」でも使われた
また会場によっては「ゲワーイゲワーイ」のサンプリングボイスも入った
このサンプリングボイスは、多分この時だけと思う


曲が終わるとともに火薬特効
そしてウツMC(以下2/23)

どうもこんばんは。TM NETWORKです!(ぺこり)
びっくりしていないですか?(火薬の件)
このツアー(?)にかなり心臓が弱い人がいるんで、かなりきついみたいなんですが。


木根胸を抑えながら、「ちょっと痛いです」
ウツ、笑いながら話を続ける

EPIC25周年、おめでとうございます! Yeah!
EPICは25周年、そしてですね、TMもほとんど近いですね、来年20周年!


これを受けて木根

20周年を迎えることになりました。
それに向けてね、一つ一つまたぼくらも頑張って行こうと思っていますけども。


ウツ「ですね」
この間、ウツと木根の2人だけでMCが進む
小室はヘッドフォンをしながら、次の曲のイントロの準備


木根のMCは続く
「でも、関係ないけどいいですか?」
ウツ「どうぞ!」
木根「今一つ、戦争をしようとしている指導者たちに言っておきたい一言、「Self Control」ですね」
会場ウォー!


シンセソロで「Self Control」イントロスタート
間奏のフレーズを荘厳な音で手弾きする
アレンジは「Log-on to 21st Century」の時と同様、
「Fanks Cry-Max」の始まり方である
なお2/22には、ウツが冒頭から歌詞を大幅に間違えた


以上の3曲がTM演奏曲となる
おそらくこの組み合わせは、
当時一般客にもっともアピールしそうな曲を、
80年代楽曲から選んだものだろう
この時点ではさほど特別な意味はなかったと思う
実際に直後に行なわれた「tribute LIVE」では、
「Be Together」はセットリストから外されている


だがこの組み合わせは2004年「Double Decade “NETWORK”」以後、
TMのライブ定番曲として固定化し、
2008年に至るまで、すべてのTMライブおよびtribute LIVEで、
この3曲は必ずセットリストに入るようになった
(ただし日替わり曲の場合もあり)
2012年「All That Love」「incubation Period」でも同様である


このように3曲の存在感が高まる契機は、
「Live Epic25」の選曲にあったように思う
私は当時「Self Control」「Get Wild」「Be Together」の3曲を、
TMライブマンネリ化の象徴として、
ライブ定番3点セットと心の中で呼んでいた
もちろんそれは「Live Epic25」の問題ではなく、
後にそれを固定化させたメンバー・スタッフの問題だったのだが


話を「Live Epic25」に戻そう
「Self Control」の演奏が終わると、
ウツは「どうもありがとう!」と述べ、3人は退場した


その後は渡辺美里である
最初は「きみに会えて」だが、
この時作曲者の小室も登場し、グランドピアノを演奏した
続く「My Revolution」でも小室はピアノを演奏した
以上2曲が終わると、
美里は「哲ちゃんサンキュー!」と言って小室と握手
小室はここで退場した


美里はこの後さらに、
「恋したっていいじゃない」「10 Years」を演奏して退場した
続いてトリの佐野元春は3曲を演奏し、
その後にTMを含む全出演ミュージシャンをステージに呼んだ
そして丸山茂雄に感謝の意を述べた後、
参加者全員で佐野の代表曲「SOMEDAY」を演奏した


楽器担当者はその楽器を演奏し(木根はギター)、
ボーカリストはコーラスや手拍子・タンバリンを担当した
ウツはタンバリン、小室はギターを弾いた


以上でライブは終わった
最後には出演者の紹介が行なわれ、ステージに幕が下りた
エンドロールでは当日のライブのダイジェスト映像が流された


なお本ライブは2/23公演の一部は、
5/7NHK BSの「スーパーライブ GOLDEN 80's 〜あの頃音楽は輝いていた〜」や、
5/21NHK BS2「スーパーライブ 「あの日、僕らの青春時代」 〜時を越えた80年代サウンド〜」で放映された


さらに8/20には、2枚組のライブDVDもリリースされている
ただすでに述べた通り、
DVDリリース告知当初はバービーボーイズも収録予定とされていたが、
その後当人たちの意見により収録は見送られることになった


実はTMについて見る場合、このライブについては、
会場で配布されたチラシも大きな「事件」だった
それは第七部のTMの一つの動向を導くものでもあったのだが、
これについては次章で触れることにしたい


LIVE EPIC25 [DVD]
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2003-08-20
葉加瀬太郎
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 25 / トラックバック 0 / コメント 14


7-5 Laugh & Peace Premium Night

2018/06/01 17:41
気付いたらトップページのアクセスカウンター、
75万を越えていました
どうもありがとうございます!


ウツは5/29、2ヶ月弱続いた「「それゆけ歌酔曲!!」ξIdiosξ」を終えました
私は参加していないのでよく分からないのですが、
今回は一部演奏曲のイントロをいじる企画があり、
一部会場では小室さんの曲っぽいのを付けていたそうです
ウツの次の活動は、現時点では告知されていませんが、
例年通りならば秋にバンド形式のソロツアーが用意されているのでしょうか


木根さんは5/30にライブDVD/Blu-ray「キネバラ」をリリースしました
去年12/2のソロ25周年ライブを収録したものです
選曲はTMを含む木根さんの代表曲のヒットメドレー的内容です


TM曲としては「大地の物語」「Fool on the Planet」「Time Passed Me By」「Winter Comes Around」の他、
ゲストの小室さんと一緒に演奏した「Dreams of Christmas」「Christmas Chorus」が収録されています
長時間に及んだ2人のトークはカットされています(残念)


「Dreams of Christmas」は、小室さんがTM曲を演奏した最後の映像となります
また「Christmas Chorus」は、小室さんが歌、木根さんがギターを担当していますが、
これは実はこの曲の初めてのライブ映像です
「THINK of EARTH」などTV放映された未商品化映像も含めれば、
これで小室さんの歌入りソロシングル曲は全部ライブ映像が出そろったことになります


本DVDについては、5/29mu-moステーションに、
木根さんのインタビュー記事が掲載されました
演奏された曲について、結構いっぱいコメントしてくれています


小室さんのゲスト出演は、木根さんがお願いしたのではなく、
小室さんが自分から言い出したことだったそうです
ゲスト出演の告知が9/26だったので、
この話が出たのは8〜9月頃でしょうか
まだ引退とか考えていなかった時期ですよね


ステージ上だからということもあるのでしょうけど、
このライブでの小室さんの表情を見る限り、
素で楽しそうにしていたように見えます
この1ヶ月半後の悲痛な会見と比べると…


あと私が買ったBlu-ray(限定盤)には、
サイン入りフォトカードとテイクアウトライブカードなるものが入っていたのですが、
テイクアウトライブカードには「木根テレ!」の写真が付いています
(ライブカードでダウンロードできる「木根テレ!」特別版の様子)
これは木根さんと徹貫が並んでいる記念写真なんですが、徹貫いらねえ…
しかも私の持っている端末には対応していないという始末です
ブツブツ…


木根さんは6/2、HMV&BOOKS SHIBUYA 6Fで、
ミニライブ&サイン会を開催します
HMV&BOOKS SHIBUYAでは「キネバラ」を購入した先着50名に整理券を配るので、
それを持っているとイベントに参加できるそうです
同日には「2525ツアー」の一般発売が始まるので、
その宣伝も兼ねたイベントでしょう


小室さんの話題では、
ベスト盤「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」は収録曲が小出しに発表されています
新曲としては、梅田彩佳 「MY HISTORY」と、
Tetsuya Komuro feat. Beverly 「Guardian」も収録されるとのことです
9枚組盤のみの特典ディスクの情報はまだ出ていません


「Guardian」を主題歌とするスマホゲーム「ガーディアンズ」の配信日が、
6/5に決まりました
これをプレイすれば、小室さんの曲が聞けることになります
「SUNNY」もそうですが、サントラ盤は出るんでしょうか


小室さんの近況について、5/22に「女性自身」のインタビュー記事が出ました(12
小室さん、5月上旬から2週間入院していたそうです
退院の時に記者が待ち構えて質問したところ、
小室さんは「これが本当に最後です」と言って回答してくれました
引退撤回の可能性については、きっぱりと否定しています


重要な情報として、
引退会見前に引き受けていた作曲の仕事がすべて終わったと言うものがあります
本当にもう終わりですね…
今後発表される楽曲はあるそうですが、
「ガーディアンズ」「SUNNY」以外にもあるのでしょうか


5月上旬の入院は、おそらくすべての仕事が終わり、
自由の身になった上で行なったことなのでしょう
5/7のインスタグラム更新は、
仕事を終えたタイミングでのことだったのかもしれません
「体調を改善すべく静養」しているとのことも書かれていましたから、
入院後に病室から更新したものでしょうか
小室さんほどの人の仕事収めとしては、寂しさがぬぐえません


入院の理由は、引退の一因になった突発性難聴とのことで、
会見当時よりも悪化しているそうです
会見までは女性看護師による精神ケアがありましたが、
それすら許されなくなった環境下で、
精神状態が悪化していたことは容易に見当がつきます


KEIKOさんとは電話で何度かやり取りをしているとのことですが、
つまりまだKEIKOさんは大分の実家にいるということでしょう
今の状態で2人で暮らし出したらどうなるか怖いですし、
そこらへんは良かったです


小室さん、今後の生活について聞かれると、
「どういうふうに2人でやっていけるものなのか。そして、どういう道があるのか。まだまだちゃんと決められてないんです」
と答えており、悩んでいるようです
仕事が続いている間と入院中は別居するとしても、
その後はどうするか、そろそろ考えないといけないのでしょうけど、
それもまたストレスになりそうですよね


というか、小室さんが仕事という責任から解放された今、
スタッフのケアもないままで2人だけで暮らし始めたら、
生命的な意味での破局すらあり得るのではないかと、
割と真剣に思っています
継続可能な老後の生活設計、じっくり考えてほしいです
マスコミから何か言われるかもしれませんが、
施設など利用しても良いと思います


最後に音楽面での小室さんの発言もありました
自分では最新鋭のことをやっているつもりなのに、
小室ぽいと言われるのが苦痛だったとのことです


PANDORAでは、90年代の小室サウンドを意図的に盛り込んだと言っていましたが、
これは新しい試みが受け入れられないという諦めの発言だったのでしょうか
2017年、音楽史を振り返ることが役目として求められている言っていたのも、
やはり同じ背景から来た発言だったのかもしれません
2017年から今年までは、
自信を失いながらだましだまし曲を作ってきた1年間だったんでしょうか


以上、暗い話題で近況が終わってしまいましたが、
本題はお笑いイベントの話題です

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「Castle in the Clouds」をキャンペーンソングとした「Laugh & Peace 笑いはニッポンを救う。」は、
日本テレビと吉本興業の共同企画であり、
メディアでの露出も期待されたものと思われる


そのような中で開催された「Laugh & Peace Premium Night」では、
約2年ぶりにTM NETWORKの演奏が披露された
このイベントは2002/10/1に開催されたもので、
会場は当初SHIBUYA-AXの予定だったが、
後により規模の大きい東京厚生年金会館に変更された


もっとも「Premium Night」はTMを中心としたものではなく、
メイン企画は「明日があるさ The Movie」の上映だった
この映画は10/5に全国ロードショーとなったが、
それに先立つ試写会がこの時に行なわれた
試写会の前には吉本芸人らのトークショーも行なわれ、
後にはTMのミニライブも催された


それにしても吉本芸人とTMという組み合わせ、
なんとも食い合わせが悪そうである
両方を期待していた来場者はあまり多くなかっただろう


試写会後のイベントの様子を見てみよう
映画上映が終わってしばらくすると、
スクリーンに映画とは別の映像が流れ出した
これが初公開の「Castle in the Clouds」PVである
そもそも曲自体が、この時初公開だった


ROJAM期の3枚のシングルはPVが作成されなかったため、
このPVは1999年のTRUE KiSS DiSC期以来3年ぶりのものとなった
ただTRUE KiSS DiSC期のPVと同様に、
本PVも曲はショートバージョンで、2番がカットされている


本PVは現状で「Your Song」のドラマ版PVとともに、
商品化されていない数少ないPVの一つである
吉本時代の作品ということもあり、今後も商品化される可能性は低い


ただこのPVを欲しがるファンはそれほど多くはないだろう
それは歴代のPV中でも特異な内容であることによる
すなわち本PVにはTMが出演しないのである
(一応最後にCDライナーで使われたメンバーの写真は出るが)


PVに出演したのは、森三中の3人だった
森三中がTM3人の役で出演し、
演奏する演技をしているというものである
TMの吉本移籍を印象付ける意味もあったのかもしれない


撮影は9/25で、レコーディングが終わった9/20の5日後のことである
この撮影日程は、スタッフとしては大変だったと思う
レコーディング完了以前、デモテープの段階で、
映像の制作作業に入っていたのだろう


以下、PVのおおまかな内容を見ていこう
イントロで、椅子に腰かける人物の後ろ姿が映り、
「小室哲哉 ロス在住」と表示される
その人物が携帯電話で「TM NETWORK RESTART」と発信する
TM再始動の指令をメンバーに伝えているのだろう


発信が終わると、その人物の横顔が映る
満面の笑みの大島美幸である
以後、大島が小室役を演じる
ついで森三中3人がTMに扮して演奏しているシーンが映り、
本PVが森三中によるTMのパロディであることが示される


1番の歌が始まると、PVのストーリーが再開する
なぜか暗いテレビの前で踊っている村上知子
「宇都宮隆 ロンドン在住」と表示
村上がウツ役である
村上は大島と同じ形態の携帯電話を取り出し、
「TM NETWORK RESTART」のメッセージを受け取り、
笑みを浮かべ、また踊り出す


ついで黒沢かずこが登場
「木根尚登 祖師谷大蔵在住」の表記
木根だけ渋い住所なのは、オチに使われているのだろう
黒沢も大島のメッセージを受信
本棚の前でなぜかヘッドマイクを付けている


メッセージ発信を終えた大島が黄色い上着を脱ぎ、
黒のジャケット姿になる
大島は背中から金属製の翼を生やし、
国道を高速飛行で移動する
飛べるならわざわざ車が多い道路を使わなくても良いと思うのだが…


村上は相変わらず無駄な体の動きを続けながら走り出す
黒沢は大量のサングラスからどれを使うか選んだ上で、悠然と歩いて移動
多分黒沢がいる東京で集合するから、黒沢だけ徒歩なのだろう
黒沢だけ頭上に雨雲が浮かび、雨を浴び続けているのだが、
この演出の意味がいまだに分からない


こうして3人がどこかのビル街で合流する
夜になると、3人のために用意された車が現れる
3人は報道陣をかき分けて、
黒人ガードマンに守られながら車に乗り込む
ここは「Rhythtm Red Live Wolds's End U」のオープニングや、
「Decade」エンディングを意識しているのだろうか


その後は演奏シーンが続き、
歌が終わると3人はソファーに座りこむ
すると同じソファーに同じ衣装で座るTM3人の写真が映されて、
PVは終わりとなる


このPVについて、3人がコメントをしている
どうでもいいことばかりだが、
メンバーの発言も少ない曲なので、以下に引用しておこう

小室「ぼくもやっと…(昔は)すごい細かったんですけど、少し最近ちょっと体重が増えてきて、ぽっちゃりしてきたんですけど、そのレベルではなかったんでね、うれしかったです」

木根「なぜかぼくのところにずっと雨が降ってたんで、きっとこれ、おそらくもしかして、いつかライブでやる時って、この曲でぼくは雨が降ってくるのかなって、ちょっと心配しています」

ウツ「ボーカルの人のリズムの取り方が、とってもなんか、リズムを取ってんのか、体を揺らしてんのか、よくわからない感じが楽しかったです」

小室「十何年活動して、この曲でやっと脚光を浴びたバンドみたいなイメージでがんばっていますので、よろしくお願いします」



DJ DragonはこのPV撮影現場に居合わせたらしく、
自らのBBSにそのことを以下のように記載している
今見ると、「三人がまるで別人」「 TKはいつもよりたくましい」はその通りである

きょう偶然、TKスタジオでTMのプロモ撮影に遭遇!
かなり力が入った感じ!すごい!三人がまるで別人!
とにかくすごかった、TKはいつもよりたくましいし
驚きのひとこと!往年のTMファンにはたまらない感じ
まさしく新生TMでした。はやく完成がみたい!



このPV、見たいと思うファンもあまりいないだろう
正直私もこの記事を書くために見ながらうんざりしている
PVの演出についてはもっと詳しく書くこともできるが、
それをしようという意欲も起こらない


だが森三中が代役を務めることを抜きにすれば、
TM再始動と言うコンセプトはよく分かる
また半透明のバーチャルな携帯電話や、
背中から生える金属製の翼など、近未来的な演出は、
典型的な80年代TMのイメージを惹起させようとしたものといえる


そして実はこのPVの大まかな流れは、
比較的評価の高い「I am」(2012年)のPVとほとんど同じである
片やR&C、片やavexへの移籍直後の作品だったという環境も同じである
「Castle in the Clouds」PVを真面目に再現したのが「I am」PVとも言えるし、
ある意味では「I am」PVは「Castle in the Clouds」PVのパクリとも言える


さて、「Premium Night」の話に戻ろう
このPVが流された後に司会が、
「わざわざ今日駆けつけてくれました、こちらの3人を紹介したいと思います。TM NETWORKの皆さんです!」
と言って、会場を盛り上げようとした
会場に流れる「Castle in the Clouds」


だがそこに登場したのは、PVでTM役を務めた森三中だった
3人はPVにまつわる話など、どうでもいいトークを行なった
TM目当てのファンからすればあんまりな流れだが、
もとより吉本の企画なのだから、仕方ないことでもあった


ただステージには楽器がセットされており、
TMが登場することは観客も分かっていただろう
スタンバイが完了すると、司会から、
「正真正銘のTM NETWORKの皆さんです!」


ステージにはサポートメンバーに加えTM3人が登場する
小室はパッチワークの下地に数字の柄の入ったシャツ、
ウツは黒地に模様の入ったYシャツの上に黒の革ジャン、
木根は黄色地・模様入りのYシャツの上に黒のジャケットを着ている


サポートはギター北島健二、ベース吉田建、ドラム村石雅行である
吉田・村石はレコーディングメンバーとして参加したものだろうが、
TMのライブで二人のサポートは初めてのことである
特に村石のサポートは、史上この時だけと思う
ステージでは観客から見て左に小室、中央にウツ、右に木根で、
小室の後ろに北島、ウツの後ろに吉田、木根の後ろに村石がいた


TMはまず「Castle in the Clouds」を演奏した
10日前に完成したばかりの曲である
「Castle in the Clouds」はシングルであるにもかかわらず、
現在までフルライブで演奏されたことがない
これはリミックスではないシングル表題曲では唯一の例であり、
(リミックスシングルでは「Get Wild Decade Run」もある)
その意味では歴代シングル中でもっとも扱いの悪い曲となった


「Castle in the Clouds」のこれまでの演奏例は、
この「Premium Night」を除くと、
2003/9/6・7に苗場プリンスホテルで行なわれた「Fan Event in Naeba」くらいである
そう考えると「Premium Night」の演奏は意外と貴重なものとなった


「Premium Night」ではこの後数分、
3人のトークが行なわれた
とはいっても、PVの感想とメンバー紹介程度で、
あまり深い話はなかった


深くない話中の木根



メンバー紹介が終わると、ウツが最後のMC

せっかくなんで、10月30日(のシングルには)、もう一曲、木根の曲が入ります。とても良い曲で。聞いてください。「君がいる朝」


ということで、本イベントは「君がいる朝」も披露して終幕となった
実は本イベントで最重要事項は「君がいる朝」の演奏で、
TM史上この曲が演奏されたのはこの1回のみである
(TM以外では2007年「Spin Off from TM 2007」やウツソロ「20 miles」「Phoenix Tour」「Fan Party & Live Through 2017」などで演奏例あり)
リリース前の初披露と言うことで、特徴的なアレンジはなかったが、
ウツは安定した歌を披露した


この一か月後、10/30「Castle in the Clouds」のリリースに合わせ、
メンバーは各地で販促活動を行なった
再始動直後の1999年〜2000年にはそうした活動はほぼ皆無だったが、
「Major Turn-Round」リリース前後のラジオ出演くらい)
この時はそれなりの意気込みがあったということだろうか
あるいは吉本側の要求によるものかもしれない


詳しくは書かないが、
10/30には3人が渋谷TSUTAYAで、
11/1にはウツ・木根・徹貫が銀座山野楽器本店で、
11/3にはウツが荻窪の新星堂で、トークイベントを行なっている
またこの前後にはメンバーのラジオ出演も数件確認される


11/22には日本テレビの「FUN」に出演して、
「Castle in the Clouds」を演奏している
サポートもいるが、CD音源+口パクと思われる
PVと同じく2番カットのショートバージョンである
曲の最後、「今日のドアを開けよう」の部分では、
ステージセットの後ろに設けられたドアが開いて、光りが差し込んでくる演出があった
収録は11/7だったらしい


小室は白のTシャツの上に迷彩柄のシャツ、
ウツは黒のTシャツの上に革ジャン、
木根は白のYシャツの上に紫地に白線の入ったジャケットである
ウツの革ジャンは「Premium Night」の時と同じものか


番組では数分のトークがあったのだが、
肝心の曲についてのコメントはまったくなかった
同日放映された小室・KEIKOの披露宴とあわせて企画されたものだったため、
話題が結婚に集中してしまったためである


またこの番組の恒例企画らしいが、
ファンを集めてトークなどをする「ふぁんBOX」というコーナーがあり、
演奏+メンバートークよりも長い時間が取られた
「Love Train」を歌う67歳老女、
小室・ウツコスプレをするファン、
TM歴代シングルを暗唱するファンなどが登場したが、
本当にどうでも良い時間だった


以上のように、久々の新曲リリースだったにもかかわらず、
これを受けてTMが行なったのは、
数回のトークイベントとラジオ出演、
1回のイベント出演、1回のテレビ出演のみだった
キャンペーンソングのタイアップも、リリースの半月以上前にほぼ終わっており、
リリースされた頃には巷でまったく聞かれない曲になっていた
いまいち盛り上がりを欠いた新曲リリースだったと言わざるを得ない


キャンペーン特番「Laugh & Peace!! 笑いは日本を救うスペシャル」翌日の10/6に、
小室とKEIKOの結婚が発表されたのは、
おそらく「Castle in the Clouds」の宣伝効果も意図していたのだろう
結婚披露宴と「FUN」の放映を同日にしたのも、
同様の意図によるものと考えられる


しかしこうしたメディア発での話題提供によるプロモーションによって、
少なくともTMの活動が話題になった印象は、当時まったく感じず、
むしろ小室結婚の話題にTMが埋没してしまった印象である
結論として「Castle in the Clouds」による再始動は、
極めて印象の薄いものにならざるを得なかった


CASTLE IN THE CLOUDS
R and C Ltd.
2002-10-30
TM NETWORK
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6-29 Rendez-vous in Space Okinawa & メディア出演

2015/09/17 22:12
9/10、BD/DVD「30th Final」のリリースが発表されました
リリース日は11/25です
youtubeなどには「Rhythm Red Beat Black」サンプル動画がアップされています


商品は今回もDVD、BD通常版、BD豪華版の3種類がリリースされます
正直、「30th Final」の商品化は確定していたので、
気にしていたのは豪華版の特典でした
「COUNTDOWN JAPAN」のライブ映像か、
WOWOWで流れた小室さんのインタビューの完全版か、
それともavexががんばってくれれば、
TM再始動の契機となった「All That Love」の映像も…


などと、色々と期待していたのですが、
結果は4/17「TM NETWORKのオールナイトニッポン」の映像とのことです …しょんぼり
これなら、正直数千円上積みして豪華版を買う必要はないかなあ
つうか、ラジオ収録風景のBDなんて、商品化する価値が認められているんですね
それ自体が驚きです
AKBとかジャニーズとかのトークシーンなら、ファンにとっては価値があるでしょうけど、
還暦前のおっさんのトークの風景を商品化するか…?


メインのライブ映像は、
2015/3/22横浜アリーナ公演2日目のフル収録です
TM30th最後のライブということになります
内容は周知の通り、
既商品化の「Quit30 Huge Data」の修正版というべきものです
私は買いますけど、正直前作ほどの需要はないでしょう
だからこそ豪勢な特典を期待していたんですけどねえ
最後の期待はmumoの予約特典ですが、
ここ最近の先例を見るに、期待はできないと思います


などなど、色々と不満もありますが、
ともかくこれを以てTM30周年は、後始末も含めてすべて終わります
寂しいところもありますが、
2016年からは次の活動を待つ日々ということになるでしょう


ソロ活動についても整理しておきましょう
9/16リリースのtofubeats「POSITIVE」には、
「Throw your laptop on the fire feat. 小室哲哉」が収録されました
試聴音源はSOUNDCLOUDで聞くことができます
なかなか攻撃的なナンバーに仕上がっていて、カッコいいですね
またglobeのトリビュートアルバムリリースは11/11に決定したそうです


小室さんのクリスマスディナーショーは、
12/23の名古屋公演に続き、
12/18東京、12/24福岡、12/25大阪でも開催するとの情報が出ております
上海コンサートとクリスマスディナーショー、
葛城哲哉さんがサポートらしく
ピアノ一本と言うわけではないのでしょうか


10/10にはMarc Pantherと一緒に、
那覇うみそら公演のフェス「LIVE on the BEACH Opening Special-version.00- IN OKINAWA」に出演するそうです
優先エリア以外は入場料無料とのこと
無料の沖縄ライブ…
うーん、今回のブログ記事とリンクしていますねえ


翌日10/11には大阪ATCホールの「Music Circus '15」
京都のKITSUNEをはしごするようです
ちょっと無理し過ぎじゃないですか? 大丈夫?
9/12には風邪引いて、
「まずい、まると点々がボヤけてきた」とか言ってますし、
過労気味な気がします
「TMからglobeの中休みが欲しかったね〜。今から思うと。」とかも言っていますし


小室さんのメディア出演では、
9/23「Music Station ウルトラFES」と、
9/30「のどじまんTHEワールド」が、
現時点で告知されています


木根さんは9/11に「ダウンタウンなうSP」に出演しました
また動画サイト「ワザール」では、
9/7から作詞・作曲講座を開講しました
私はよく分かっていませんが、受講料を払うと、
木根さんの講義動画にアクセスできるみたいです
まあこの記事書いている時点で、あと数時間(9/18深夜)で終わるんですが


現時点(9/17夜)で、「視聴者数」は「6」となっています
これはもしかして、受講料払って動画を見た人が6人ということでしょうか…
受講料が途中で19800円から9800円にディスカウントされたのを見るに、
いずれにしろ受講者は期待したほどはいなかったんだと思います
一応プログラムを挙げると、合計約4時間で、以下のようになっています

・イントロトーク1 (22:05)
・木根さん楽器を始めたきっかけ・ギターの選び方 (18:10)
・TM NETWORK誕生秘話 (10:11)
・作曲の基礎知識・決め事・ルール@ (18:36)
・作曲の基礎知識・決め事・ルールA (14:14)
・チューニング(ギターの音合わせ) (03:52)
・3コード作曲 実践編@ CFG (21:49)
・3コード作曲 実践編A CFG (15:09)
・3コード作曲 実践編B CFG (08:56)
・3コード作曲 実践編C CFG (22:06)
・5コード作曲編@C・F・G・Em・Am (17:55)
・5コード作曲編AC・F・G・Em・Am (18:19)
・ギター作詞実践講座@ 歌あり (22:07)
・ギター作詞実践講座A 歌あり (18:12)
・木根さん作曲お披露目 (03:10)
・生徒役石原さんお披露目 (02:27)
・ギター石原さんTake2 (02:25)


*9/18深夜で終わったのは9800円ディスカウント期間だったようで、受講自体は現在も可能です! 誤認失礼しました(9/30追記)



ウツはようやく本格的に動き出しました
9/18U_WAVEの新曲「connect」をiTunesとApple musicで配信し、
9/26には3rdアルバム「U_WAVE 3」リリースします


9/26というのはツアー「Fifth Element」初回公演の日です
このアルバムのCD版は当初はツアー会場限定での販売になるそうです
そのうちにmagneticaサイト内で通販などするようになるのでしょうか
また、日程は未定ですが、
iTunes/mora/music.jpなどでも配信の予定があるそうです


ただアルバムとはいえ収録曲は7つで(他に1曲リミックスも入れた8音源)、
その内2曲は先行配信曲「No Limit」「connect」
3曲は2013年のツアー「フォースアタック」のパンフレット附録CD収録曲なので、
このアルバムでしか聞けない曲は「Dear Mr.pride」「True Blue」の2曲だけです
(私はウツ関係詳しくないので、この2曲も既発表でしたら誤認すみません)
まあ、この機会にまとめておこうと言うことでしょうね


では本題に入ります
今回から数回は「Major Turn-Round」周辺のおまけ話をやって、
第6部を終えるつもりです

----------------------------
TM NETWORKのメディア出演は、
少なくとも楽曲演奏を伴うものについては、
1999年の再結成以後ほとんどなかった
これは多くにファンにとって、
極めて不満な点だっただろう


TM出演の例を振り返れば、
「哲にいさん」「コムロ式」など深夜のTK広報番組にはよく出演したが、
ほとんどはトークや楽曲制作の裏側などだった
「Yes To Life Festival」や1999年年末ライブが放映されたこともあるが、
それらは断片的なもので、到底ファンが満足できるものではない


1999年にテレビに出演してスタジオで演奏をした唯一の例は、
1999/9/25「夜もヒッパレ」「Get Wild Decade Run」「Be Together(鈴木あみバージョン)」という、
笑うに笑えない状況である


しかも2000年にTMが活動を停止すると、
この程度の出演すら跡を絶ち、
2000/9/15「コムロ式その後…」で、
「Log-on to 21st Century」のダイジェスト映像が放映されたのを除き、
11月までテレビ出演はまったくなくなったのである


2000年のTMは以前述べたように
年始の小室とSONY経営陣との対立に伴う混乱を経て、
ROJAMが落ち着くまで休止状態になっていた
ROJAM期TMが初めて動いたのは、
2000/7/27「Log-on to 21st Century」だった


この後小室はすぐにアメリカに渡って、
以後スタジオで「Major Turn-Round」レコーディングを含む仕事に専念する
アメリカの永住権を取得した小室は、
その保持のために1年の半分アメリカに滞在する必要があり、
日本のステージやメディアに出演する必要がない時期には、
アメリカで仕事を行なわざるをえなかったのである


「Major Turn-Round」レコーディングは11月中旬に終わる
小室はすぐに日本に帰り、ツアー直前までリハーサルの日々となった
このように見れば、TM3人が揃ってメディアに出演できたのは、
2000/12/5「Tour Major Turn-Round」開始以後しかありえなかった


ただし小室は12/1、ウツ・木根が毎年出演していた「Act Against Aids」に出演しており、
1993年の第一回以来7年ぶりに、同イベントでの3人の出演が実現した
1993年には小室・ウツ・木根名義でTMN名義は用いられなかったので、
厳密には2000年が初のTMでの同イベント出演となる
その様子はその後TVでも放映された(曲は「Be Together」


その後は「Tour Major Turn-Round」12/15福岡公演の後に「M-Voice」
12/19広島公演の翌日に「壷」の収録を行なっている
それぞれ2000/12/28、2001/1/15に放映された
ともに地方局の番組ではあったが、
3人にアルバムやツアーについてインタビューするなど、
再始動後では珍しくまともなテレビ出演となった
またツアー終了後にはファイナルの東京公演の様子が、
1/23「新・真夜中の王国」と1/31「music-enta」で取り上げられている


メディア出演が活発になったのは、
広島(2000/12/19)・仙台公演(2001/1/7)間の18日のツアー中断期間だった
この間メンバーは個々にラジオに出演したり、
ファンイベントを開催したりしたが、
2000/12/26には小室、2001/1/8には木根が、
「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出演している


小室は後述の「Rendez-vous in Space」
木根は自著「続・電気じかけの予言者たち」の宣伝が主な目的だった
残念なほどTMのアルバムやツアーには触れられなかった


そして2000年年末には、
待望の演奏を伴う音楽番組出演が実現した
2000/12/29「Music Station Special Super Live 2000」で、
演奏曲は「Ignition, Sequence, Start」である
「Music Station」はかつてTMが頻繁に出演し、
「終了」時にもメドレーを演奏した思い出の番組だが、
この時が最後の出演となる


演奏はアルバムバージョンを基調とした4分の短縮バージョンだった
イントロのアクセル音が省かれ、サビ前の間奏が短縮されるなど、
オリジナルバージョンから手が加えられている
演奏にはツアーサポートの山田・葛城・春山も参加した
春山はメガネをかけている


TMのTV出演は2001年の年始にも2回行なわれたが、
これについては関連するイベントの話をする必要がある
「2001 Rendez-vous in Space Okinawa 01.01.01」である


余談だが、この頃はウツ史上の横幅全盛期でもある
(注:この画像は引き伸ばしなどの処理は施していません)



本イベントは沖縄県宜野湾海浜公園トロピカルビーチで、
2001/1/1夜から1/2早朝にかけて半日開催された
ビーチには船が浮かべられ、
船上から花火が打ち上げられると言う豪華さだった


小室はTKブーム期以来、
毎年年末年始の深夜に特番を放映してきたが、
それは2001年年始の「Rendez-vous in Space」の放映を以て終わる
(ただし2001/12/25にBS2で放映された「永遠の音楽少年」も含めれば2001年年末まで)
「Rendez-vous in Space」はTKブーム最後の大花火であり、
TKブーム終了の象徴的イベントだったとも言えるだろう


なお本来「Rendez-vous in Space」では入場料を取る予定だったのだが、
後になって会場が公共の場所ということで、
入場料を取ることはできないと県から伝えられた
12/26「笑っていいとも」で、
小室が県の通達を「1ヶ月前」のことと言っているので、
11月下旬頃のことだろう
スタッフがある日このことを平然と伝えてきて、小室は驚いたと言う


10月終わりにはすでに開催が発表されていたこともあり、
小室は今さらイベントを中止することもできず、
経費の過半を自己負担することにした
当時の報道によれば、5億円中3億円が小室の負担だった
もっとも無料になっても会場は満員には程遠い状態だったらしいので、
有料だったらさらに寒い状況になったかもしれない


この入場料の件を見るに、
「Rendez-vous in Space」は通常では考えられない杜撰な企画だった
スタッフがよほど無能だったか、イベント運営が可能な態勢がなかったかだろう
ましてやその失態を小室個人の経費負担で解決するという対応などは、
とうていまともな運営体制ではない
avexからもSONYからも離れてそのサポートを失った小室の周りには、
少なくとも実効性のある事業運営を可能にする体制はなかったのだろう


この頃小室はスタッフに通帳を預け、
自分では財政状況を把握していなかったというが、
事業運営能力のないスタッフが小室の預金を流用して損失を補うという事態は、
恒常的に行なわれていたことも疑われる
2000/7/27開催予定の香港イベントが突如中止になるといった失態も、
ROJAMのIT事業参入に伴う小室の数十億円の損失も、
こうした体制の当然の帰結だったともいえるかもしれない
「Rendez-vous in Space」が小室負債の原因というわけではないが、
しかしその結末が必然だったことを垣間見せてくれる一つの出来事だったといえよう


本イベントにまつわる問題はともかくとして、
「Rendez-vous in Space」の内容を見てみよう
このイベントにはTM NETWORKの他、
globe、Kiss Destination、安室奈美恵、BALANCe、TRFなど、
小室関係ミュージシャンも出演した


会場が沖縄になったのは、
前年小室が関わった沖縄サミットの実績を踏まえたものだろう
沖縄出身でサミットテーマソング「Never End」を歌った安室の扱いは特に大きかった


だが本イベントで何と言っても目玉となったのは、
小室とJean Michel JarreのユニットTHE VIZITORSだった
(演奏には他にサポートのギターとドラムも参加している)
小室とJean Michelは1998年に「Together Now」でコラボし、
FIFAワールドカップではパリで一緒にライブを行なったが、
2001年には小室が日本にJean Michelを招待し、共演を実現したのである
世界に冠たるシンセのカリスマを招待した本ライブは、
小室としては大きな出来事だったにちがいない


THE VIZITORSのライブは合計45分余り行なわれた
ライブ音源は日本ではリリースされなかったが、
イギリスでは「Rendez-vous in Space Okinawa 010101」としてリリースされたらしい


THE VIZITORSのライブの脚本はArthur C. Clarkeが担当した
ArthurはTM2ndアルバムのタイトルの元ネタとなったSF小説「Childhood’s End」の作者であり、
小室が大ファンだったSF作家である
小室が世界を相手にするようになった今、
Jean MichelとArthurはもっとも接触したかった二人だったと言っても良い
Jean MichelがArthurの友人だったことから、
小室はJean Michelを通じてArthurに打診を行なったらしい


イベント名「Rendez-vous in Space Okinawa」は、
明らかにJean Michelのアルバム「Rendez-vous」を意識している
(「Rendez」と「vous」をハイフンでつなぐところも含め)
しかも「Rendez-vous」はテキサスのヒューストンで行なわれたライブ「Rendez-vous Houston」で演奏するために作られたものだった
「Rendez-vous in Space」の後に開催地「Okinawa」を入れるのも、
「Rendez-vous Houston」を踏まえているに違いない


Arthurと組んだのは、Arthur脚本の映画「2001年宇宙の旅 (2001: A Space Odyssey)」と、
2001年年始というイベント開催時期を意識しているのだろう
イベント名に「Space(宇宙)」を入れたのも、
この映画を意識しているものと考えられる
この映画および小室に影響を与えたSF映画「未知との遭遇」のタイトルを踏まえてイベント名を訳せば、
「2001年宇宙での遭遇」とでもなるだろうか


本ライブの冒頭では、スクリーンにメッセージを伝えるArthurの映像が映し出される
そのメッセージは、
「Happy two thousands and one, everybody. The future is now」
というもので、現在=2001年が「The Future」であるという
1968年に人類の未来を描いた「2001年宇宙の旅」を前提として、
その頃に描いた「未来」が今ついに到来したと言っているのだろう


Arthurのメッセージが終わると、
一曲目「The Overture」が始まる
Jean Michelの登場シーンに当たるが、
この曲では「2001年宇宙の旅」オープニングで使われた「ツァラトゥストラはかく語りき」がサンプリングされている


THE VIZITORSというユニット名は、
宇宙からの訪問者を意味しているものと考えられる
演奏された曲はすべてオリジナルで、
「The Overture」「The Voyage」「My Name is Arthur」「Children of Space」「Nobody」「Rendez-vous in Space」「Race in Space」
の7曲だったが、
宇宙人が観客を宇宙に招待するという如きストーリーであることが推測されよう


ただ曲間にはArthurの英語メッセージが入り、
これがストーリーを示していると考えられるのだが、
モニターには訳文がほとんど出ないので、
多くの観客にはどんなストーリーかさっぱり分からなかったと思う
(私もよく分からない)


ステージ上には小さいモニターがたくさん設置されている
そこにたくさんのArthurの顔が映し出されるのだが、
これはかなり怖い
特に「My Name is Arthur」では、
曲中でモニターのArthurが終始「Hi, My Name is Arthur」と言い続けるという、
かなりシュールな演出があった


このTHE VIZITORSのライブの前後には、
TM NETWORKを含むミュージシャンの演奏もあった
その流れについても見てみよう


「Rendez-vous in Space」は沖縄県とテレビ朝日が主催だったこともあり、
イベント第一部は2001/1/1の17:55からテレビ朝日系列で、
2時間の特番「The Greatest Hits 2001」で生中継された


2000/12/29にはテレビ朝日系列の「Music Station」で、
このイベントの宣伝が行なわれている
TMの同番組出演も、沖縄イベントがあったからこそ実現したものだったのだろう


ただし「The Greatest Hits」には当然CMの時間もあったし、
沖縄の中継以外に東京のスタジオにいる他のミュージシャンの演奏も放送された
その間会場のスクリーンにはテレビの映像が流れていたらしく、
つまり沖縄現地では野外ステージでテレビ放送を見続ける合間に、
たまに数分の生ライブを見ると言う、かなり寒い状況だったようである
会場も盛り上がり続けるという状態ではなかっただろう


ただその中で、1曲目がTM NETWORKだったのは、
やはり盛り上げ要員として期待されていたのだろう
この時は「Ignition, Sequence, Stat」が演奏された
サポートの山田・葛城・春山もいる
演奏は「Music Station」の時と同じショートバージョンである
この後はBALANCe、globe、TRF、Kiss Destination、安室奈美恵が出演し、テレビ中継は終了する


20:00からはイベントメインに当たる第二部で、
その冒頭は目玉となったTHE VIZITORSのライブだった
その後は「TK Greatest Hits」と題して、
TM NETWORK、globe、TRF、安室のライブが23:00頃まで続いた(ここまでが第二部)


TMの二度目の出番はTHE VIZITORSの次で、21:00からだった
小室はglobeやVIZITORSのリハーサルにも出た上、
イベントの責任者でもあり、終始忙しかっただろうが、
ウツと木根は昼にリハーサルが終わってから時間をもて余したらしい
木根は二度の出演の合間に仮眠をとったそうだ


TM第二部のサポート陣は第一部と同じである
小室とウツは第一部から衣装を替えていた(木根は同じ)
小室は直前のTHE VIZITORSの演奏時とも衣装が違う


演奏したのは「Ignition, Sequence, Start」「Get Wild」「Time To Count Down」で、
アレンジは3曲とも「Tour Major Turn-Round」に準じている
なお「Ignition, Sequence, Start」「Get Wild」の間で、
テレビ放送ではスポンサーの名前が読み込まれた
せっかくのライブ放送で、間に余計なものは入れてほしくなかった


「Get Wild」の音源は2003年に「キヲクトキロク」に収録された
基本的には「Tour Major Turn-Round」版と同じアレンジである
この時ウツは冒頭の歌詞を派手に歌い間違えたが、
「キヲクトキロク」では歌詞間違いの部分に不自然な修正が施されている


最後におまけながら、
「Rendez-vous in Space」第三部のメニューも触れておこう
第三部は翌日5:00まで行なわれた
開始は23:00説、24:00説、25:00説があって、
どれが本当かよく分からない
ステージを見ていない徹貫や木根が又聞きで記事を書いていて、
情報が錯綜しているためである


第三部はKiss Destinationのライブで始まり、
その後は小室とDJ Dragonのユニットtatsumaki以下、
数組によるDJパフォーマンスが披露された


TatsumakiのVJは、
「Tour Major Turn-Round」と同様に原田大三郎が務めた
これは秋から活動を始めるGaball(小室+Dragon+原田)の、
実質的に最初の仕事となる
その意味で本イベントは小室にとっては、
たしかに2001年の始まりの活動ではあったのだろう


テレビ朝日では25:00から本ライブが放送された
冒頭は第三部の生中継だったが、
途中からは第二部の録画が流され、
最後に第三部の生中継に戻って放送は終わった


キヲクトキロク~Major Turn-Round
R and C Ltd.
2003-02-05
TM NETWORK
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6-28 Tour Major Turn-Round A

2015/09/02 01:22
8月中下旬は、TMの話題はまったくありませんでした
ソロの話題としては、小室さんが何度かクラブイベントに出演し、
globe楽曲を中心にプレイしたようです
12/23には名古屋のキャッスルプラザでディナーショーをやるそうです


また10/25には上海戯劇学院でピアノコンサートをするそうですが、
これは当初計画されていた秋のソロツアーの名残りでしょうか
ちなみにavexのオフィシャルサイトからリンクをたどると、
なんと1枚880元(約16600円!)の額で販売されていますが、
「詳細介紹」をクリックして移動すると、180元〜880元の各席を購入できます
まあ、今から飛行機を取って上海まで行く日本のファンはほとんどいないと思いますが
つうか、ちゃんと埋まるんでしょうかね


8/23の「a-nation」では、
小室さんが浜崎あゆみさんのステージにサプライズ出演し、
「Departures」を演奏したそうです
ラップはAAAの浦田直也さんだったとのこと
8/30の「a-nation」でも同じ演出があったようです
globeのトリビュートアルバム企画と絡むものでしょうか


8月の小室さんは大変活発にラジオに出演しました
私は聞いておりませんが、多分globeの宣伝でしょう

・8/18「(Are You Rolling?)...We're Rolling!」(InterFM)
・8/25「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送)
・9/1・2「Behind The Melody FM Kameda」(J-Wave)


また9月にはテレビ出演がいくつか決まっています

・8/30・9/6「SENSORS」
 *8/30放送分はyoutubeに公式に公開中
・9/23「Music Station ウルトラFES」


木根さんは相変わらずよくテレビに出ていましたが、
それも9/1「一声入魂!アニメ声優塾」で、
だいたいひと段落した感じでしょうか
レギュラー「木根テレ!」では、
8/24には木根さんが弾き語りで「Fool on the Planet」を演奏し、
8/31にも一瞬「8月の長い夜」を演奏しました


また8/24・31には、TMのDVD/BDの宣伝もやりながら、
2012〜15年の活動のエピソードを話しました
大したことは言っていませんでしたが、
「the beginning of the end」初日の府中公演、
「Be Together」の間奏で、
ウツが木根さんの近くに来たので、ウツの肩に手をかけたところ、すぐに去られてしまい、
次の日からウツがあまり近づかなくなったと言う話なんかは、初めてでしょうか
そういや、そんなパフォーマンスありましたね


では本題に入ります

------------------------------

ステージには一面にUMUが並べられており、向こう側は見えない
会場が暗転して、ライブ開始を告げると、
まもなくUMUに水面が映し出される


水面を映すカメラの視点は水中に向かい、
そのまま水泡をまといながら沈んでいく
コポコポコポ…
この効果音、通常ならばSEとして片づけられるだろうが、
このライブの場合は「Worldproof」という曲名が与えられている


映像が消えて一瞬暗くなった後、
UMUにはアクセル音とともに方形のCGと計測値、
そしてメンバーのシルエットが映し出される
アクセル音が途絶え、シンセの演奏が始まる
UMUにはウツの大きなシルエットと「Ignition, Sequence, Start」の文字
これは曲名であるとともに、ライブの開始を伝えるメッセージでもある


ウツが手を振り下ろすと、爆発効果のCG
「Ignition(点火)」を意識したものだろう
「記憶は」「記録は」などの文字も表示されるが、
これは2002年以後のTMのキーワード「記憶と記録」の初出である


曲頭のサビまではUMUを前に下したままで演奏されるが、
「break into the stark」の後の間奏でUMUが上に上がり、
それまで見えなかったメンバーが観客の前に姿を現す
その後は大量のスモークの中で演奏が続いた
なおこの曲、小室によって重ねられているCD版にないシンセ音がかっこ良い


ウツがアコギを装着し、「Still Love Her」を演奏
おそらくこれが、メンバーにとっても観客にとっても、
このライブで数少ないリラックスできる時間だった
木根もイントロでアコギ、間奏でハーモニカの見せ場が与えられた


再びUMUが下りてきて、観客とステージの間を隔てる
「Major Turn-Round TFirst Impression」
ここからがツアーの中心とも言える部分である
木根もギターを外し、シンセをガチ演奏する
歴代ライブでも珍しい、小室と木根のシンセ競演である
「Tour TMN EXPO」ではピアノとシンセで競演はしていたが)


UMUにはCGが映し出され、またステージは見えなくなるが、
以後曲の展開に合わせて、UMUが透過状態になったりCGで覆われたりを繰り返す
一部だけ透過させたり、歌詞を映写したりと、UMUによる特殊効果が活用された


「First Impression」最終章、
「In a cage, In a cage, I’m in a cage」以後の部分では、
小室のラフなハモンドプレイが入り、
曲の主人公のすさんだ心情が表現される
ここでは小室と木根のシンセの競演が見ものである
木根も2台のシンセを両手で同時に弾くなど、かなり本気プレイである


春山のベースもよく曲を引き締めている
つぶやくようなウツのボーカルも効果音の如くステージを盛り上げる
この部分、正直CDで初めて聞いた時は微妙だったが、
ライブ映像で見るととてもかっこよいと思う


曲はインストパート「U Second Impression」に入る
ここは公演ごとにかなり内容が変わったようで、
観客にとっては一つの注目の場面だった
UMUには夜明けの海岸に雲が流れる様子が映し出され、
穏やかな曲の雰囲気を補完している
ここの見せ場は何と言っても葛城のギターだが、
ウツも一緒になってギターを弾いている


小室の穏やかなシンセ演奏が始まると、
木根はアコギでこれをフォロー
UMUは透過状態になる
その後、山田・春山・葛城が入り、木根退場
アドリブ要素の強い小室のシンセを中心に、
4人の緊張感あふれる演奏が続く


ウツ・木根が再登場して「V Third Impression」が開始
木根はシンセを演奏する
ウツは長いコートを脱ぎ、アコギを持っている
最初の「締め切っていた窓」のパートの最後、
会場に向けてサイリウムが発射される
ただこのサイリウムはメンバーにぶつかることもあり、
音源のスイッチが押されてしまうなど、トラブルもあったらしい


ラストでは照明がステージ側から観客側に向けられ、
これに合わせてUMUの透過度が下がっていく
最後には観客から見えなくなったステージから、
ウツの「どうもありがとう」の声だけが聞こえて曲が終わる


UMUが上がり、ステージと観客が再び直接相対する
曲は「Pale Shelter」
ここでは小室のシンセのテンポが毎回変わるので、
ウツやサポートはそれに合わせるのが大変だったという
意外と盛り上げて歌う曲で、ウツも激しく体を動かしている
続いて「We Are Starting Over」も、熱く歌い上げた


木根、シンセにスタンバイ
曲は「Electric Prophet」
アンコールの「Time Machine」と並ぶサービス曲といえるだろう
ライブ本編ラストかアンコール以外でこの曲が演奏されたのは、
TM史上この時のみであり、
その意味でも驚きのセットリストだった


この曲、1984年にライブ「Electric Prophet」で初披露された後、
翌年ミニアルバム「Twinkle Night」に収録されたが、
ライブでは常に初期ライブバージョンに依ったアレンジで演奏され、
CDの特徴的な音色を伴うアレンジでは演奏されてこなかった


しかしこの時、ついにCDバージョンに基づく演奏が初披露された
あの幻想的なシンセ音も再現されているし、
ライブで繰り返されてきた「We are surrender」の間違い英語も、
CDの歌詞カードの通り「We surrender」になった
ここで「終了」前とは別のTMを示したとも言えるだろう
個人的に、歴代「Electric Prophet」でもっとも好きなのは、
この時の演奏である
後に2012年「incubation Period」で演奏した時も、
CDバージョンに準じて演奏されている


UMUが再び下りてきて、「MESSaGE」の演奏が始まる
この曲では2番以後、スタッフが次の曲のため、UMUの前に機材をセッティングするのだが、
これが目障りだという意見が、当時観客からかなり多く寄せられたらしい
そこで2000/12/19広島厚生年金会館公演以後、
2番からUMUに3人のチャット風の会話文が表示されるようになった


その文章は2001年に受注販売された書籍「Second Impression」に収録されている
メール・インターネットの普及などに見る時代の変化と、
1月にツアーで回る各都市にまつわる思い出を語ったものである
なお最後の文は、
「もうすこし時間を巻き戻して探してみようか…。記録と記憶を…」
という小室の発言で終わるが、
この段階では「記憶と記録」ではなく「記録と記憶」になっている


「MESSaGE」2番の終わりからUMUの透過度が下がり、
観客からはステージがまったく見えなくなる
したがって間奏〜サビ繰り返しの部分では、
観客はチャット文を見ながら曲を聞くことになった


実はこの部分は(おそらくCDの)録音を流したもので、
メンバーはUMUの後ろでは演奏をしていなかった
この間にメンバーとサポートは、ステージの脇に退場していたのである
個人的には生演奏から録音につなげるところ、
歌はともかく楽器はかなり正確に演奏していないと難しいと思うのだが、
サポート陣の演奏能力の高さは大したものだと思う


「MESSaGE」が終わると、
メンバーとサポートはステージの脇から現れて、
UMU前に設置された機材の前にスタンバイする
左から葛城・小室・ウツ・木根・春山・山田である
演奏していたはずなのに?と観客を驚かせる演出であろう
ここはUMUを利用したトリックと言える


本編最後の曲、「Cube」
小室と木根各一台のシンセのみでのシンプルな演奏で始まる
2人の鍵盤演奏がじっくりと聞ける、素晴らしい時間だ
ここにウツの穏やかな歌が加わる


サビ(「〜Are you there?」まで)の後、
2分の間奏の部分ではウツは退場し、
小室・木根にサポート3人を加えた5人の演奏が行なわれた
後ろのUMUには格子状の映像が映される
小室によれば、メンバーが「Cube」でUMUの前に出てくるのは、
抑圧(=UMU)からの解放を表現しているのだという
格子CGはCube(立方体)の表現であると同時に、
抑圧の象徴としてのUMUを表現したものでもあるのだろう
そしてTMは、その抑圧から脱した存在ということになる


間奏最後の小室ソロパートでは、
立方体が奥からあふれ出すCGがUMUに映される
そして間奏が終わると同時にUMUは透過するが、
その後ろにはウツがマイクスタンドの前に立っている
TMは抑圧の空間と解放の空間を自由に行き来できる存在として表現されているのである
「MESSaGE」からここまで、UMUを生かした面白い演出だったと思う


ウツはここで最後の「I don’t care what’s goin’ on」の部分を歌い上げて、
「どうもありがとう」と観客に一言
UMUは上に上がり、ウツは5人と合流して一緒にステージを去る
これにて「Tour Major Turn-Round」は本編を終えた
一貫したプログレのライブだった


会場からはアンコールの声
着替えた小室がシンセブースに入り、
トランス風のフレーズを流し始める
派手な照明が小室を照らす


会場の手拍子の中、おなじみの「ジャジャジャジャ」のフレーズ
「Get Wild」
観客の歓声


小室、おなじみの「GeGeGeGe」のサンプリングボイス
ウツと木根も着替えて登場
ウツ「こんばんは!元気ですか!楽しんでますか!」
ここからはみんなで腕を上げて盛り上がる、そんな空気を感じさせる


「それじゃあ、素晴らしいサポートメンバーを紹介したいと思います」
ウツがそういうと、ステージ脇から、山田・葛城・春山の順に登場
ウツがその都度名前を紹介する
演奏の準備が整うと、ウツも会場に手拍子を促す
小室もシンセブースで暴れ出し、山田のドラムも参加
散々焦らした挙句、春山・葛城も加わって、
オリジナルのイントロから歌に突入する


この曲では、小室が毎回アレンジを微調整していたらしい
特にツアー後半になると、
歌が終わった後に長いアウトロが加わるようになった
(12/14長崎ブリックホール公演まではなかった)
アウトロでは「Get Wild Wild Wild Wild…」のサンプリングボイスを延々と流し続け、
観客にトリップ感覚を味わわせた
この「Get Wild」、今のところ私の中では、
歴代3位に入る良アレンジである
(1位・2位は「Rhythm Red Tour」「Quit30」


なお小室はファイナル公演では、
ナイフをシンセの鍵盤の隙間に刺して固定すると言うパフォーマンスを行なっている
Keith Emersonのパフォーマンスを真似たものである


小室のピアノ音色のシンセソロ
「Time To Count Down」のイントロである
シンセソロが終わるとドラム・ギター・ベースが加わった激しい演奏が始まるが、
ステージ前方からはスモークが吹き出し、観客を盛り上げる
心なしか木根も「終了」前に比べ、
ギターの決めポーズが様になっている気がする


このセットリストの構成は、
TM NETWORK期の代表として「Get Wild」を、
TMN期の代表として「Time To Count Down」を、
アンコールの盛り上がりで持ってきたというところだろう
両曲はかつて「TMN 4001 Days Groove」でも、
それぞれ1日目・2日目で、シンセソロの後の盛り上がり一曲目で演奏された曲だった
再始動後のTMでは、TMN期の影は非常に薄かったが、
この時の「Time To Count Down」によって復権した感がある


ウツが2番まで歌い終えると、一瞬のブレイクを挟み、CD版にはないフレーズが始まる
この間、3人はめいめいに自由な行動を取る
ウツはビデオカメラを持ってステージや客席を撮影し、
木根はサッカーボールを客席に蹴り込んだ
サッカーボールは「Rhythm Red Tour」の演出を踏まえたものだろうか
そして小室はシンセを一台セットから取り外し、
床に叩きつけたりナイフを突き刺したりして破壊し、
客席の前に下りてこれをプレゼントした



シンセ破壊プレイはTMN期の名物で、
「Log-on to 21st Century」でも披露されたが、
これらの例ではいずれもショルダーキーボードYAMAHA KX-5を用いたものだった
モデルは欧米ロックミュージシャンのギター破壊プレイだろう


だがこの時に破壊されたのは備え付け用のKORG MS2020である
携帯用ではない重量級シンセにまで破壊プレイのターゲットが及んだことになる
TMN時代同様に、小室の自腹だろう
結構な費用が掛かったことと思うが、
この頃の小室にとっては大したことはなかったのだろうか
なおこのツアーは、TMでシンセ破壊が行なわれた最後のライブになった


最後はウツが「Time To Count Down」最後のサビを歌い、演奏を終える
メンバーとサポートは一度退場するが、
その後3人だけで登場する
ダブルアンコールである


最初の5〜10分程度はMC、というか3人の雑談の時間である
MCは本編には一切持ち込まなかったが、
アンコールではファンサービスとして行なったものだろう
MCの内容は当然会場ごとに異なったが、
多くは「終了」前の昔話を語り合い、
話題に出た曲を即興でワンフレーズだけ演奏したりしたようである


雑談を終えると、3人はサポートを交えず「Time Machine」の演奏を始める
間奏では木根のハーモニカが入るが、
これは「4001 Days Groove」では入っておらず、
未商品化の「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」バージョンに準じたものである


ライブでしか聞けない曲がこの時に演奏されたのは、
「終了」に立ち会えなかったファンにとって嬉しいサービスだっただろう
実はこの曲が全国ツアーで演奏されたのは、この時だけである
(他は東京での特別ライブや、フォークパビリオン日替わり曲として演奏)
この曲をじっくりと歌い終えると、
ウツは「どうもありがとう」と言い、3人は退場した
これにて、本当にライブは終了である
会場には「Cube」が流れ、ライブの終わりを告げる


なおアンコールについては、
初日12/5大阪厚生年金会館公演は曲順が違い、
最初にMCをした後に「Time Machine」を演奏し、
そこから「Get Wild」「Time To Count Down」という流れだった


ところが12/6大阪公演2日目で、
小室がMCの後にうっかり「Get Wild」のデータを流してしまった
結局小室のとっさの判断でそのまま演奏してしまうことにして、
急遽サポートメンバーも登場した
よく対応したものだと思う


12/8新潟県民会館公演では、
アンコールは本来の曲順で「Time Machine」が先に演奏された
12/12大宮ソニックシティ公演ではウツが体調を崩したため、
「Time Machine」の演奏自体がなかった


次の12/14長崎ブリックホール公演以後は、
「Time Machine」は最後に演奏されるようになり、
MCもそれに合わせて「Time To Count Down」の後に移動した
盛り上がって終わるパターンから、
しんみりと終わるパターンに変更されたことになる
ウツは当初のセットリストが良いと思っていたという


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6-27 Tour Major Turn-Round @

2015/08/10 22:34
7/22「Quit30 Huge Data」のBD/DVDが発売されました
BD豪華版を購入した場合、合計4時間の大ボリュームとなります
2枚ともじっくりと見る時間を取るのはなかなか大変ですが、
長い間楽しめる商品とも言えるでしょう


私としては、WOWOWで大部分が放送されていた「Huge Data」よりも、
おまけ扱いの「Quit30」ホールツアーの方が本命でした
2012年以来の6回のライブの中で、もっとも核となるライブがこれでしたし、
よりによってなぜこれがおまけ扱いなのか、とも思います
商業的な事情を言えば、
新曲中心でライトファンの購入が見込めないから、ということかもしれませんが、
もとよりそんな大量に売れるものでもないんだし…


まあでも、ともかくちゃんと商品化してくれたことは評価したいと思います
ただ「Quit30」を収録するのは初回限定盤なので、
将来後追いの人が、TM史上でも記念碑となるこのライブの映像を見ることが困難になるのは、
やはり残念だということは、申し添えておきます


「Quit30」「Huge Data」ともに気になったのは、
LEDスクリーンの映像を会場で撮影したライブ映像からそのまま収録していたことです
ライブ感覚を味わわせるためにあえてこうしたものかもしれませんが、
ライブの進行とも関わる重要な映像だし、
元映像をきれいな状態で編集して収録してくれてもよかったんじゃないかと思います
スタッフロールまで会場のカメラ映像そのままとは驚きました


またTM NETWORKやキャロルのメッセージなんかは、
「Huge Data」では字幕になっていましたが、
「Quit30」では画面から読み取るしかありません
この扱いの差は、前者がWOWOWで放送したため丁寧に編集されたためでしょうか


そもそも「Quit30」「Huge Data」の2本のライブは、
特に映像に力を入れたライブであり、
それがいかにもTM NETWORK的な魅力を出していました
かつての「Live Tour Major Turn-Round 02」のように、
ライブで使ったスクリーン映像を別に収録しても良いと思うくらいです
たとえば「Quit30」「Huge Data」は標準装備にして、
豪華版に特典としてスクリーン映像を収録するとか
それだと売れないのかなあ


特に「Quit30」では、最後にLEDスクリーンが3つに分かれて、
その中の中央のスクリーンが少し前に出ます
そのため斜めから見ると、
3枚に分割されて映る映像はちゃんとつながって見えません


これはライブ会場では仕方ないとして、
BDでは一枚の状態で見ることができると思っていたんですが、
これも会場で撮影された映像そのままで、
しかも斜めから撮影されたものだったので、
「Next mission is commanded.」のメッセージも、最初の「N」が見えません
これは商品としてはどうなのかなあと思いました


逆に前作「the beginning of the end」では、
わざわざ別撮りのステージセットの映像を組み合わせ、
ライブにはなかったナレーションを入れたりしていましたが、
こっちはむしろいらなかったし…
もちろんこれは製作者の意図もあるんでしょうけど、
前作は手を加え過ぎ、今作は手を抜きすぎという印象です


音で気になったのは、「Quit30」「Glow」です
この曲のトレードマークである切なげな高音のシンセが、なぜかBDでは削られています
これ、ライブに参加した方は分かるはずですが、ライブではちゃんと流れていました
あるいは演奏ミスがあって削ったのかもしれませんが、
この音がないとえらく物足りなく感じました


さて、本作はオリコン8/3付けチャートで、
音楽BDでは2位6705枚、音楽DVDでは13位781枚、
音楽BD・DVD総合では3位7486枚となりました
1位はperfumeの新作で、まあこれはかないっこありませんね


セールスが大部分BDになったのは、
ホールツアー収録版がBDしかなかったことが大きいのでしょうが、
セールスを片方に集中させるためのavexの戦略でもあったのかなあ…
なお8/10には全チャートで圏外となりました


この成績を最近のBD/DVDの初動セールスと比較してみましょう

「incubation Period」=BD5780枚+DVD3433枚=9213枚
「START investigation」=BD5752枚+DVD1489枚=7241枚
「the beginning of the end」=BD5508枚+DVD1288枚=6796枚
「Quit30 Huge Data」=BD6705枚+DVD781枚=7486枚


総合売り上げは不明ですが、
初動に集中するチャートアクションを考えれば、
2週目以後はおそらく数百枚規模で、それほど多くは増えないでしょう


最初の「incubation Period」は復活で注目が集まったことと、
ヒット曲満載のセットリストだったことから、
売上は他の3作品よりもかなり多いです
それ以後は売り上げを下げ続けてきましたが、
今回は700枚とはいえ売り上げを伸ばし、
「incubation Period」に次ぐ成績となりました
ライブ2本を収めると言うボリューム感もあるのかもしれませんが、
精力的な30周年の活動がファンの盛り上がりも惹起したのなら嬉しいです


小室さんはglobe20周年記念日の8/5に「Remode1」をリリースし、
8/9新宿でミニライブを行ないました
同日ニコニコ生放送ではその様子を放送しています
KEIKOの生声メッセージも流れたそうです
8/15にはageHaで「Remode1」リリースパーティが開かれます
なおこれから1年間は、
globe 20thの活動を行なうようです
かつて秋にソロツアーの話もありましたが、なくなりそうですね


冬に「Remode2」が出ることは宣言されていましたが、
秋にはトリビュートアルバムがでることがライブで告知されました
「globe EDM Session」(2013)とか「house of globe」(2011)とか、
リミックスもトリビュートもかなり頻繁に出ているのですが、
オリジナルは出せませんからね
2016年になったら2人でクラブツアーとかやるのかもしれません
そういやbaby globeオーディションてどうなったんでしょうか
5月下旬にはメンバー決定の予定でしたが…


小室さんと木根さんはここ最近、やたらとテレビ・ラジオに出ています
「木根テレ!」では、
8/15時間を拡大して夏休みスペシャルを行ない、
浅倉さんを招いて昔話なんかもするらしいです
まあ、今さらな話ばかりでしょうけども
他にもいっぱいありますが、きりがないので一覧にしておきます

小室
・7/22「坂本美雨 Dear Friends」
・7/29「FNSうたの夏まつり」「Feel Like Dance」「Can't Stop Fallin' in Love」「Departures」
・8/9「ボクらの時代」(秋元康・浦沢直樹とトーク)
・8/14「Foot!」(J SPORTS。有料放送)

木根
・7/28「踊る!さんま御殿」(娘の木根沙織と共演)
・7/31「モテモテかんぱにー」
・8/18「開運!なんでも鑑定団」
・8/25「サンドウィッチマン 天使のつくり笑い」(NHKラジオ第一)
・9/1「一声入魂!アニメ声優塾」


ウツについてはU_WAVEの秋ツアーのタイトルが決まりました
「Fifth Element」らしいです
また8/14からはU_WAVEが新曲「No Limit」配信します


以上、近況の整理が長くなりました
本題に入ります

------------------------------
TM NETWORK再始動後初の全国ツアー、
「TM NETWORK Tour Major Turn-Round supported by ROJAM.COM」は、
2000/12/5〜2001/1/20の1ヶ月半にわたり、10都市15公演開催された
7公演が2000年、8公演が2001年に行なわれているが、
世紀を跨ぐツアーとなったのは、世紀末を意識したものだろう
1992年3〜4月の「EXPO Arena “Crazy 4 You”」以来、
実に9年弱ぶりの全国ツアーだった


TMの全国ツアーは、終了前も再始動後も、
前後にアリーナクラスの会場での大規模ライブか、
アリーナツアーを伴うことが一般的である
1991年ホールツアー「Tour TMN EXPO」の後には、
アリーナツアー「EXPO Arena」が催され、
2004年「Double Decade Tour」の前後には、
横浜アリーナ・武道館での特別ライブが開催されている
そのような中で「Tour Major Turn-Round」は、
ホールツアーのみで終わった点で特異である


小室はavexとの関係上、
年度内にglobeのアルバムをリリースする必要があったが、
そのために3月初めまでにレコーディングを終えなくてはならない
レコーディングはギリギリでも1月中には開始する必要があっただろう
「Major Turn-Round」は8月から11月の3ヶ月かかっている)


となれば1月中旬がTMの活動を続ける限界だったと考えられ、
別日程のライブをこれ以上組むことは困難だっただろう
この点は寂しくも感じるが、
当時複数の仕事を抱えていた小室にとっては、
限界までTMに専念するスケジュールを組んだと言うことでもある


ただファイナルが東京国際フォーラム3公演というのは、
待ちに待ったTM NETWORK全国ツアーとしてはいささか物足りない
このツアーでは後述するように特殊な舞台装置が用いられたので、
会場の規模を変更することは難しかったのかもしれない


ツアーはアルバム「Major Turn-Round」をメインにしていたが、
前半7公演の時点では、
年末発売のアルバムはまだリリースされていなかった
シングルと配信曲はツアー開始前に発表されていたが、
「Major Turn-Round」組曲の「U Second Impression」「V Third Impression」と、
「Worldproof」「Pale Shelter」「Cube」については、
2000年の公演の観客はライブ会場で初めて聞くことになった


特にライブの核となる難解な組曲の大半が会場で初聴きというのは、
戸惑う者も多かったようで、
観客の反応もあまりよくなかったらしい
もっともすでに発表されていたとしても、
ノリノリで聞く曲でもないだろうから、
それはそれでありだったかもしれない


サポート陣を見ると、ギター葛城哲哉、ドラム山田亘は、
「Log-on to 21st Century」と同じである
ウツの「Tour White Room」も併せ、
この2人は2000年のTMと親密だった
新しく加わったのはベースの春山信吾である
春山は80年代初め以来の山田の友人である


フルライブに限って言えば、TMに生ベースが参加するのは、
1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」以来であり、
その後は2015年現在で、
2007年「TM NETWORK –REMASTER-」の例があるのみである
それだけに春山の参加は、本ツアーでも重要なポイントである


葛城・山田の参加は当初から決まっていたが、
生ベースの起用は10/26、ニューヨークの打ち合わせで決まったらしい
アルバムの顔「Igintion, Sequence, Start」や、
アルバムの核「Major Turn-Round」組曲では、
ドラムのSimon PhillipsとベースのCarmine Rojasがレコーディングに参加しており、
アルバムが生のリズム隊の感覚を重視していたことは間違いない


だがベーシストはなかなか決まらず、
(リハーサルの?)2週間前になって急遽山田亘に推薦が求められ、
そこで春山の名前が挙がった
リハは2000/11/21に始まったから、
その2週間前となれば11/7日頃となる
すでに本番(12/5〜)まで1ヶ月を切っており、
かなり急な依頼だったことになる


リハーサルは11/30までの10日間と12/2に行なわれた
(12/1はTMの「Act Against Aids」参加のためリハーサルは休み)
サポートメンバーはとにかく組曲の再現に頭を悩ませ、
山田と春山はかなり不安だったようである


しかもアルバムの完成がリハーサルの直前だったため、
完成音源は直前まで届かなかったし(しかも最後にできたのが組曲)、
リハーサルの後はゲネプロも行なわれなかった
かなりの技術があるミュージシャンでなければ、
到底対応できなかっただろう


このライブではシーケンサはほとんど使われず、
基本的に生演奏だった
その点では1990年の「Rhythm Red Tour」に近く、
逆にハードディスク中の音源のミックスを中心とした「Double Decade Tour」の演奏とは対極のスタイルだった


メンバーもサポートも、本気で演奏に取り組んだツアーであり、
二度と同じ演奏はできないという緊張感を持ってライブに臨んだという
演奏を見るべきツアーとしては、歴代でも随一だろう
いつもリハで真面目に練習しない木根も、
この時はちゃんとアルバムを聞いて予習していたという
80年代以来の付き合いだった山田はかなり驚いていたし、
ウツもこんなに練習している木根は見たことがないと言っている


なお本ツアーではウツが初めてエレキギターを持ち、
「Major Turn-Round」組曲などで演奏に参加している
一方木根は「Major Turn-Round」「Cube」など聞かせる曲で、
かなり目立つ形でシンセを担当した


メンバーの配置は、観客から見て、
中央がウツ、左が小室、右が木根で、
「Log-on to 21st Century」を踏襲した特殊配置だった
その後ろには、左が春山、中央が山田、右が葛城がいた


衣装は「Log-on to 21st Century」のように、
近未来を意識したコンセプチュアルなものではなく、
ロックテイストのにおいの強いものである
ファン以外の人に見せても安心という点で、貴重な衣装と言えるだろう


衣装替えは本編とアンコールの間で行なわれた
本編はウツが黒地に赤の模様の入ったシャツと赤のパンツで、
その上に長い黒のコートを羽織っていたが、
本編終盤では上着を黒のジャンパーに着替えている
小室は白のTシャツの上に青のジャケットと派手な柄のパンツ、
木根はYシャツに赤・青・白のストライプ柄のジャケット・縞柄のパンツである
正直、本編木根が一番かっこよく見える


アンコールはウツが青地のチェックのYシャツ・紺のジャケット・赤のパンツ、
小室が豹柄のシャツに茶色のパンツ、
木根がマーブル柄のTシャツ・茶色の革ジャン・白のパンツというものだった
小室の衣装は2001/1/1「Rendez-vous in Space Okinawa」第一部と同じである


ただ、以上はDVD「Live Tour Major Turn-Round」収録の、
2001/1/19東京国際フォーラム公演のものである
アンコールは東京国際フォーラム公演以外では、
ツアーグッズのTシャツなどを着たラフな格好だったらしい


本編も別の衣装が用いられた会場があった可能性がある
たとえば「Rendez-vous in Space」では、TMは2回出演があったが、
木根(両回共通)と1回目の小室・2回目のウツは、DVD本編と同じ衣装を着ている
ということは1回目のウツ・2回目の小室の衣装も、
「Tour Major Turn-Round」の別日程で使われたものかもしれない
(特に1回目は1曲だけの演奏であり、そのためだけに新しい衣装を用意した可能性は低いと思う)


なお「Rendez-vous in Space」1回目のウツの衣装は、
赤のインナーの上に朱色のコートである
2回目の小室の衣装は、
緑のシャツ、黄色地に茶のストライプのジャケット、赤の柄パンツで、
やたらと派手だった


ツアーのコンセプトはアルバム「Major Turn-Round」のそれに沿って、
プログレッシブロックだった
小室はそのためにヴィンテージ機材にこだわった


プレグレ御用達楽器としては、
すでに「Rhythm Red Tour」の時、
ハモンドオルガンやMemory Moogを導入していたが、
この時はメロトロンを特注により導入している
小室によれば、”25年”の間、憧れた楽器だったという
25年前となれば1975年となるが、
小室が最初の本格的バンドとしてイラプションを結成した1977年頃を意識しているのだろう


小室はメロトロンを1996年のtk-trapでも使いたかったが、
その時は入手できなかった
この時はその反省も踏まえ、2000年夏終わりに注文した
8月半ば、「Ignition, Sequence, Start」のデモ音源を作り、
プログレというコンセプトが固まった時点で、
メロトロンの導入も決定されたのだろう


しかしメロトロンはリハーサルに間に合わず、
ライブ初日に中古品1台が到着し、
注文していた新品はライブ二日目にようやく到着した
このためレコーディングやリハーサルではレンタル品を使っている


一方でこの時から見えなくなるのがショルダーキーボードである
ただし実はYAMAHA KX5も用意はされており、
おそらく会場の空気次第で使う計画もあったのだろう
しかし結局一度も使われることはなく、
以後2014年「Quit30」まで、
ショルダーキーボードはTMのステージから姿を消す


楽器ではないが、目玉となった装置にUMUがある
液晶フィルムを挟んだ合わせガラスである
透視状態から非透視状態へ容易に変更でき、
映像を映写することも可能だった


TMは本編の大部分で、これをステージの前に立て、
ガラスの向こうで演奏を行なった
演奏中はUMUの機能を用い、
メンバーの姿が見えなくしたり、演出用の映像を流したりした
小室によればUMUは「抑圧」の象徴だという


「MESSaGE」の演出。UMU下方を透過、上方に文字を映写



メンバーは明言していないが、UMUによる演出は、
おそらくPink Floydの「The Wall Tour」で、
ステージの前に壁を作った演出が念頭にあるのだろう
TMはアルバムジャケットでYES、組曲の構成でELP、
ライブ演出でPink Floydを参照したことになる


なおUMUは操作の際に強力な電磁波が発生するため、
エレキギターやメロトロンにノイズが入るという面倒事があったらしい
また初日2000/12/5大阪公演では、
「Major Turn-Round T First Impression」で、
昇降機の電源の問題でUMUが上から下りる時に途中で止まり、
「V Third Impression」の時にスタッフが手で上げるという一幕もあった


UMUや背後のスクリーンに映し出される映像は、
VJ原田大三郎が担当した
原田は小室から、プログレ的映像は不要として、
現代的なグラフィカルな映像を要求されたという


原田は1997年小室と「Groove Museum」で知り合い、
その後も付き合いは長く続いた
2000年ウツソロ「Flush」のPVも原田が関与した
「Tour Major Turn-Round」では、原田自身会場に同行している
原田制作の映像は後に「Live Tour Major Turn-Round 02」で、
「D.HARADA V-MIX」として収録された


演出上の小物としては、
「Major Turn-Round V Third Impression」で、
ステージから客席にサイリウムが放射される演出があった
また「Time To Count Down」間奏では、
ウツがビデオカメラで観客を撮影し、
木根がサッカーボールを客席に蹴り入れる演出もあった


セットリストについて触れておこう
本編は「Still Love Her」「Electric Prophet」を除くと、
「Major Turn-Round」の曲をアルバム通りの曲順で演奏するというもので、
コンセプトアルバムをそのコンセプトのままに再現することが目指された
MCも一切ない、緊張感のある時間が続いた


ウツは「Electric Prophet」の歌詞がツアーのイメージによく合っていたと言っており、
これが「Major Turn-Round」の中に混ぜられたのは必然だったのかもしれない
一方でウツは「Still Love Her」は要らなかったかもしれないと言っている
この曲はファンサービス的な選曲と見て良いだろう


だがファンサービスを入れても地味なセットリストではある
「Major Turn-Round」自体の作風もあって、
本編は盛り上がりを重視せず、観客に演奏をじっくり聴かせる時間だった
ライブ本編で新作アルバムがほぼそのまま再現されたこと、
つまり過去のヒット曲をほぼ排除して構成されていたことは、驚かざるを得ない


再始動後最初のツアーとしてはバランス感覚に欠くと言う意見もあるだろうが、
過去に頼らない音楽を提供することができることを示したのが、
この「Tour Major Turn-Round」だったと、私は思う
過去のヒット曲メドレーによるファンサービスは、
すでに「Log-on to 21st Century」の1日で終わっていた
そして再始動TM NETWORKの目指すところはそこではなかったのである


公演時間は本編1時間20分程度に対し、
アンコールは30分程度と、比較的長めに設定された
ただアンコール待ちの時間を入れても2時間程度であり、
約1時間45分の「Log-on to 21st Century」よりは長かったとしても、
「CAROL Tour」から「終了」の頃までのTMが、
2時間半かそれ以上の公演を続けていたことを考えれば、
短かめという印象は受ける
この頃からTMのライブは現在まで、ほぼ2時間程度となっている


アンコールでは、過去の名曲から3曲が演奏された
その中で「Get Wild」「Time To Count Down」では大幅なアレンジが加えられ、
特に「Get Wild」は小室が、トランスの要素を入れたと言っている
小室はこの後3年間トランスに傾倒することになるが、
「Tour Major Turn-Round」はその始まりとなるツアーだった
その他、バラードとして「Time Machine」も演奏された
この曲が全国ツアーのセットリストに入ったのは、これが唯一の例である


また本編では一切なかったMCが、アンコールでは数分間設けられた
アンコールはファンとの触れ合いの時間でもあった
小室によれば、アンコールは「ボーナストラック」とのことである


本ツアーについては2001/4/27・5/2にはWOWOWで、
2001/1/19東京国際フォーラム公演の様子が放映された
(ただしMCと「Time Machine」は除く)
一部VHS/DVDとは別アングルも含まれている


さらに年末には同公演がVHSとDVDで、
「Live Tour Major Turn-Round 01・02」としてリリースされている
また01・02の特典映像として1/20東京国際フォーラム公演から、
「Get Wild」「Time To Count Down」の小室パフォーマンスが収録されている


1/17国際フォーラム公演にもカメラが入っていたようで、
1/23「新・真夜中の王国」では「Ignition, Sequence, Start」「Get Wild」の一部が流れ、
1/31「music enta」ではこれに加えて、
「Cube」「Time To Count Down」の一部と、
「Still Love Her」のリハーサル風景が流れている
国際フォーラム公演は3日行なわれたが、
断片的な映像も含めれば全日程の映像が残っていることになる


以上がツアーの概要である
次回はツアーの内容を具体的に見ていくことにしたい


LIVE TOUR Major Turn-Round 1 [DVD]
ポニーキャニオン
2001-11-21
TM NETWORK
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6-22 Log-on to 21st Century A

2014/10/12 01:40
新しいツアー「Quit30」の始まりが今、ドアの向こうまで近づいてきています
FCやメルマガで横須賀公演に申し込んだ方々は、そろそろチケットが届きますね
結局よく分かっていないんだけど、特典のPlugAirてなんなんだろ?
大したものではないと思うんだけど、少し気になります


10/12現在で「Quit30」のチケットは、福岡は売り切れ、
仙台はローソンとe+で購入可能ですが、残席わずかです
広島・名古屋はまだ余裕がありますが、
名古屋公演はe+とTANK! The Webでしか扱っていないので、ご注意下さい
あと、ぴあで横須賀公演両日のチケットが復活しています


ここで一つお知らせがあります
*締め切りました


さて、ツアー初日に発売予定のTM NETWORK待望の12thアルバムですが、
ついに10/7、情報が開示されました!

タイトルは「Quit30」です!!
Season2のツアーと同じタイトルになりました
「秋以降に持ち越された」という「Information Discovery Report」は結局没になったようです


10月第一週放送の「TM NETWORK Produce Super Edition」によれば、
レコーディングは相当大変だったそうです
外国のミキサーとやり取りする時間がないので、日本のスタジオに来てもらったとか…
小室さんのTwitterによれば、9/30にレコーディングを終え、10/1にマスタリングを行なったそうです
DISC1とDISC2で100分とのこと
アルバムの公式発表文をTMオフィシャルサイトより転載します

実に7年振りとなるオリジナルアルバムは、「Get Wild」「SEVEN DAYS WAR」など数々の名曲で知られる”作詞:小室みつ子 / 作曲:小室哲哉”の黄金タッグによって生み出された「Alive」、マーティ・フリードマン(E/A.Guitar)、美久月千晴(E.Bass)、村石雅行(Drums)といった豪華ミュージシャン陣を迎えて制作された、トータル22分を超える組曲「QUIT30」(8トラックに渡り収録)、ファン待望のキネバラ(木根尚登作曲によるバラード)「STORY」など、書き下ろしの新曲に加えて、「I am」「LOUD」といった既発シングル曲を、新たにアルバムバージョンとして再ミックスして収録。

また2枚組CDのDisc2には、1988年にリリースされミリオンヒットを記録したアルバム『CAROL』から、「A Day In The Girl’s Life」「Carol (Carol’s themeT)」「In The Forest」「Carol (Carol’s themeU)」をセルフカバー。実に26年もの時を超えて、伝説と新たな息吹が融合する作品となっている。

DVDには、「I am 」「LOUD」のミュージックビデオと、このアルバムに込めた想いとコンセプトを小室哲哉が語る、ここでしか聞けない必見のインタビューが収録されている。

<Disc1>
01.Alive
02.I am
03.[QUIT30]Birth
04.[QUIT30]The Beginning Of The End
05.[QUIT30]Mist
06.STORY
07.ある日ある時いつか何処かで
08.LOUD
09.君がいてよかった
10.[QUIT30]Glow
11.[QUIT30]Loop Of The Life
12.[QUIT30]Entrance Of The Earth
13.[QUIT30]The Beginning Of The End II
14.[QUIT30]The Beginning Of The End III
15.Mission to GO
16.If you can

<Disc2>
01.Always be there
02.[CAROL2014]A Day In The Girl's Life
03.[CAROL2014]Carol (Carol's theme I)
04.[CAROL2014]In The Forest
05.[CAROL2014]Carol (Carol's theme II)
06.Alive (TK Mix)

<DVD>
01.I am (Music Video)
02.LOUD (Music Video)
03.Tetsuya Komuro Special Interview



曲名見るだけで、色々と妄想が膨らみます
組曲「Quit30」のストーリー、
キャロルが誕生、成長して、人生を「LOOP」した後(ここが何を意味するのか?)、
地球に降り立つのですよね
これらは前回の「the beginning of the end」の後の話になるんでしょうか
最後が「The Beginning Of The End U・V」で終わるのは、
物語は完結せず、「その後に続く」みたいになるんでしょうか
それともその続きこそが「A Day in a Girl's Life 1991」、
すなわち1991年を舞台として構想された「CAROL」の物語ということなのでしょうか


そしてDISC2には、「CAROL」のリメイクが入りました
どれくらい変わっているのか楽しみです
元が完成度が高いだけに、なかなかいじりづらい気はしますが…
小室さん、「Super Edition」では、
「Quit30」「CAROL2014」合わせて40分強と言っていましたが、
ライブでは「CAROL2014」も合わせて披露されるんでしょうか
もしもそうならば、演出なども含めて1時間くらいはCAROL2関係になることになりますが…
その他の演奏曲は何が…とか、憶測が止まりません


7/27の「CAROL2の20分程の原曲」を作ったとの小室さんのTweetによれば、
「Quit30」組曲は小室さん作曲でしょう
「Alive」も、上記説明文に小室さんの作曲と明記されています
「Story」は木根バラらしいです


DISC1の残りは、先行のシングル4曲(すべて小室曲)と、
「Mission to Go」「if you can」の2曲となります
木根さんの曲は最多で3曲、最少で1曲となりますが、
今回は木根さんの曲が少なめなんでしょうか


DISC2にはまさかの「Always be there」が入りました
かつて2011年のイベント「Friend's Whistle!」で、
坂本美雨さんやmihimaru GT、May Jなどで合唱した曲です、
未商品化とはいえ非TM名義で発表されていた曲がTMの曲になるというのは、
多分史上初めてのことではないかと思います
小室ソロだった「Think of Earth」や木根ソロだった「We Are Starting Over」など、
メンバー名義の曲がTM曲として商品化された例はありましたけどね


「Green Days」はアルバムに入りませんでした
これは期待していた方も少なくなかったと思います
2013年にはネット配信するとか小室さんが言っていたんですけど、あれはどうなったんでしょう
出し惜しみする理由がよく分かりません


mumoの購入特典も10/7に発表されました
アナザージャケットと「Mission to Go (TV Mix)」のCDとのことです
CDの音源は、つまりカラオケですね
カラオケでもいいんだけど、カラオケで1曲は少ないなあ
もし1曲なら「Quit30」インストまるごと入れてくれればなあ…
まあでも、音源が付くということで、私は採算度外視でmumoで注文しました


もう一点気になるのは、
アルバムからリードシングルを出す予定もあるらしいことです
小室さん、アルバム最後の曲として、
「アルバムリード曲のクラブMIX」を作ることを9/29にTweetしています
これはDISC2の「Alive (TK Mix)」でしょう


そして10/5には「TMのシングルのPV撮影前」とのTweetをしています
「リード曲」と「シングル」は同じで、「Alive」と考えられます
小室さんは「すご〜く懐かしいTMサウンドです」とTweetしています
小室さんはキーマガでも、「プログレというか…すごく長い曲」と「まさに定番みたいなもの」が入ると言っていましたが、
それぞれ「Quit30」「Alive」に当たるんでしょうね


もっとも現時点でもシングルリリースの公式情報は出ていません
アルバムリリースの後にリカットシングルとして出るんでしょうか?
あるいは「Green Days」はこのカップリングになるとか?
いや、何の根拠もありませんけど


以上が新譜情報ですが、さらに11/15には、
ついに小室さんのCAROL2の小説「CAROLの意味」が発売されます
角川書店より、限定版3000円(MUSIC CARD付き)と通常版1800円での発売です
mumo・タワーレコード・新星堂・エルパカで注文すると
特典のオリジナルしおりが付くとのこと


本体は230頁、MUSIC CARDは「50分を超えるサウンド・トラックがダウンロードできるPINコード付き」です
PlugAIrとかMUSIC CARDとか、よく分からないものがたくさん出ますね…
10年後にはOS未対応で聞けなくなるんじゃないか心配です
TM NETWORKオフィシャルサイトの説明文を以下に引用します


2013年頃、小室は頭の中にあったCAROLの真実を解禁しようと決め、ロンドンなど3カ国を取材。封印してきた真実を核にしながらも、さらに新たな要素を練り込こみ、ストーリーブック「CAROLの意味」をついに完成!さらに小室ならではのアプローチとして、この「CAROLの意味」の世界感を50分を超える「password」という楽曲で表現。付属のミュージックカードからダウンロード出来る。


小室さん、100分のアルバムに加えてサントラ50分も作っていたんですね
「password」ですか… 意味深そうに聞こえるタイトルです
ちなみにオフィシャルサイトには、長文の解説文がさらに続きますが、
読んでて不快にしかならないので割愛します
これはまた徹貫だな…


それはともかく、商品自体は新曲50分+小説で3000円ですから、
すでに2回商品化されたライブ映像の3回目の商品化に加えて26年前のCDのBlu-Spec版とカラオケCDと豪華な箱を抱き合わせにして1万円取る某腐れメーカーの商品よりは50倍くらい価値があると思います


以上が新商品の話ですが、
一方で先月末に出たBD/DVD「the beginning of the end」は、
オリコン1週目で音楽BD2位、音楽DVD10位で、
音楽BD・DVD合計でも週間2位となりました(2週目圏外)
「START investigation」の音楽BD3位、DVD10位、合計5位よりも好成績です


ただこれはチャートの巡り会わせが良かった(前回が悪かった)ようで、
初動売上枚数は約7200枚から約6800枚に微減しました
(BD5508枚、DVD1288枚)
なおBD総合は14位、DVD総合は34位で、前回の8位・28位よりも下がっています
(アニメ・映画なども含んだチャート)


とはいえ購入枚数はほぼ変わらないと言ってよいと思います
これをファンの固定というか安定というかは、人それぞれでしょうね
「Quit30」はどれくらい売れるかな?
「I am」よりは売れて欲しいです
私としてはチャートへのこだわりはないのですが、
小室さんのやる気継続のために…


小室さんのFacebook(9/30)には、興味深い写真が出ています
Mind Control原寸大のペーパークラフトの見本と設計図です
これ、小室さんによれば、今度のツアーで販売予定らしいです
原寸大となれば、かなりでかそうだけど、しかしちょっと欲しいかも…
うーん、これは困ったぞ


しかも模型の写真に小室さんがつけたコメントが注目です!

17年ぶりに、ショルダーキーボードを、
弾くよ。壊さないよ、


おおおお!!
ショルダーキーボードを!!
やってくれるんですか、小室先生!

(ショルダーキーボードの時は、小室さんから小室先生に昇格の俺ルール)


17年ぶりて、1997年の「globe@4_dome」あたりを念頭に置いているんでしょうか
2000年TMの「Log-on to 21st Century」のことを覚えていないですか、先生… (´;ω;`)ウッ…
まあそれはともかく、今世紀初のショルダーキーボードの先生を拝めるということで、
これは、これは必見でござるよ!!


あとは字数の関係でさらりと済ませますが、
10月に入り、JFN系列各局で「TM NETWORK Produce Super Edition」が始まりました
すでに2回放送され、あと3回となっています
次回は新曲も流れるかも…?
3人のgdgdトーク、とてもいい感じですよ!


さらにツアー開始直前、ウツ誕生日の10/25には、
ニコニコ生放送第二回、3人の生出演があります
多分ツアーリハーサル大詰めの頃でしょうね


とまあ、今回は話題が盛りだくさん過ぎて収拾がつきませんが、
アルバムの内容はかなりやる気モードという感じで、楽しみです
TMは2012年を以ってやっと本格的に復活しましたが、
それ以後の活動のまとめとも言うべき最重要のイベントが、
この7年ぶりのオリジナルアルバムリリースであることは間違いありません


再始動後の「Major Turn-Round」「Easy Listening」「SPEEDWAY」は、
作品の内容については賛否こそあれ、
リリースに至る経緯がいずれも微妙で、盛り上がりに欠けるところがありました
今回のようにファンの期待を集めながらの待望のアルバムリリースというのは、
実は1991年の「EXPO」以来ではないでしょうか
そしてそのニューアルバムをひっさげてのツアー「Quit30」は、
30周年のSeason1・2・3の中で、間違いなく中核に位置するツアーとなります


とはいえ、前回の「the beginning of the end」ですごいハードル上がっちゃって、
あれより素晴らしいものを出して来れるの?と、心配ではあるのですが、
そのドキドキ感も含めて楽しみにしています


私は今度、10/29横須賀公演初日に行ってまいります
アルバムリリース当日、アルバムを聞かない状態で、
ライブで初めて新曲を聴くことになります
この緊張感、本当に長い間味わいたかった瞬間でした


以前私は「SPEEDWAY」の頃、
オリジナルアルバムを出したのにツアーが過去曲のヒットメドレーだったことに対し、
何をしたくて全国ツアーをやったのか分からないと酷評したことがあります
しかし今回はそんな失望はないと確信しています
きっと「Quit30」を中心に、今までなかった新しいTMを見せてくれるでしょう


次回更新は、少し間が空きますが、
「Quit30」初日公演のレポとなります
本当は横須賀初日・2日目両方見てから書いた方が良いのですが、
あいにく2日目は仕事の都合で参加できないのです…
大阪は2日とも参加しますので、2日目のセットリストはその時にでも言及します


さて、以上前置きだけで非常に長くなりました
今回はこれで締めても良いのですが、
今後しばらくは通常記事更新の機会がなくなりそうなので、
半分だけ書いてある「Log-on to 21st Century」の記事、
今回で無理矢理ケリをつけます
小室先生がもう覚えていない「Log-on to 21st Century」です
(´;ω;`)ウッ…

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ライブ開演前、会場には「Relaxation」が流れ出す
小室の「Psychic Entertainment Sound」に収録されるインストである
おそらく会場のファンでもよほどのツワモノでない限り、
曲名がすぐに分かったものはいなかっただろう
宇宙的な雰囲気に包まれながら、ライブは始まりを告げた


会場スクリーンには、ROJAM.COMのCM映像が映される
そして映像が終わるとまもなく、
キイーーーーンと機械音が流れ、
続いて「Kiss You For Bright & Dark」のウツボーカルのサンプリング音が流れる


始まった!
これは…「Kiss You」
会場の期待が高まる


一瞬のブレイクの後、再び「Kiss You For Bright & Dark」
そして会場の照明が落ち、真っ暗になる
ステージに赤い照明が灯る
会場、歓声


スクラッチ音風のシンセ音をバックに、
3回目の「Kiss You For Bright & Dark」
そして4回目からの「Kiss You For Bright & Dark」にはオケも乗ってくる


「Kiss Kiss Kiss Kiss」
「Kiss You For Kiss You For Kiss You For Kiss You For」
と、サンプリングボイスやオケが途切れ途切れに流れる中、
3つの照明機材が少しずつ天井に上がっていく
照明も音が乱れるのに合わせて動く仕掛けだ
おそらくこのあたりでサポートメンバーが登場したと思われる


TM NETWORKの象徴ともいえるサンプリングボイスで始まった「Log-on to 21st Century」
イントロが進む中で、ステージ中央の扉から、
まばゆい光とともに3人が登場する
この辺りからサポートの生演奏も加わり、ファンを盛り上げる


やがてイントロが止まるとともに、
照明の起点が3人の背後から正面に変わり、3人の姿を照らし出す
観客から見て左から小室・ウツ・木根の順番である
ウツは腕組みしている


小室のコンセプトでは、
1曲目「Kiss You」は宇宙と地球との交信がテーマだった
乱れつつ流れる「Kiss You」イントロは、
宇宙から地球に交信電波が届いたところをイメージしているのだろう
あるいは天井に浮かぶ照明も、宇宙船をイメージしているのかもしれない
そして交信が安定した段階でTM NETWORKが地球に降り立ち、
以後1時間半余り、音楽でメッセージを伝えるのである


このオープニングは、
TM再始動後初のフルライブにふさわしい派手なものだった
それまでの「Yes To Life Festival」「Millennium Live」のように、
長いトークを交えてのライブに参加してきたファンには、
かなり嬉しい始まりだったと思う


「Kiss You」オリジナルのイントロが流れると、小室・木根は各ブースに移動
本編はオリジナルに忠実な演奏である
なお3人は先ほど天井に上っていった3台の照明の真下におり、
天井から直接照明を当てられる構造になっている


ついで「Happiness×3 Loneliness×3」
このライブで演奏された数少ない新曲である
間奏では特徴的な女性コーラスがなく、
その部分は小室のシンセ音が重ねられた
ウツは小室の横に移動してスペイン語のフレーズを歌う


イントロやサビではウツが客席に、手を振り上げるよう促した
ただイントロでのウツの妙な振りは怪しすぎて笑ってしまう
木根はフラメンコギター(多分)を装着して張り切っている
最後は木根のギターで締める


この曲、発表当時の評価は低く、売上も振るわなかったし、
フルライブではこの時しか演奏されていないが、
ライブで聴くと盛り上がったという評価をよく聞く
実際にライブでは盛り上がる曲だろう


「パノラマジック」
ここからは、懐かしのレア曲がしばらく続く
ただこの曲については、
「1974」とともにTM結成当初の曲という特別な位置とともに、
「Kiss You」から続く宇宙との交信というコンセプトも反映されている
なおこの時は、間奏のSEは省かれた


ウツMC
「TMNとして(噛む)久しぶりのコンサート、ようこそ!」
ウツはかっこつけようと思ったのだろうが、
噛んだところで観客大盛り上がり
おそらく「TM NETWORK」と言おうとして「TMN」と言ってしまい、
動揺したのではないか


そんなウツ、照れ隠しか、
「皆さん、元気ですか!?」と会場に振る
会場キャー
「OKOKOK」
自分がとちったのにOKとか言っているウツ


「えー今日はですね。最後まで思いっきり、それぞれの楽しみ方で(とちらないようにゆっくり)、楽しんでいってください。All Right? フー!」
リニューアル以前を意識したMCで会場を盛り上げ、次の曲に入る


「あの夏を忘れない」
これはウツのリクエストだろう
前の曲とともに、「TMN 4001 Days Groove」で演奏されなかった曲である
間奏では小室がアドリブのシンセも入れている
締めの「スタンダンダンダンダンダンダン」は原曲よりもあっさりと終わる


「永遠のパスポート」
「TMN 4001 Days Groove」のレア曲枠で演奏されたものだが、
なぜかこの時も演奏された
木根リクエストだろうか
「Childhood’s End」の曲は演奏機会が少ないので、
どうせなら他の曲をやって欲しかった気もするが、
これ以後「Childhood’s End」枠は必ずこの曲になる
(他にも名曲は多いのだが…)


ウツMC
「どうもありがとう。見えますか? すごく懐かしい曲が、聞けたんじゃないかと」
観客拍手
「次の曲は、アルバム「humansystem」の中から、一曲聞いてください」


「Telephone Line」
フルライブでは1988年以来演奏されていなかったので、
嬉しいファンも多かったことと思う
イントロでの反応も大きかった
この曲は以後かなり頻繁に演奏されるようになる


長い間奏では小室が結構派手に動いてソロ演奏をする
アウトロでは、会場の天井に星空が映し出されるという、
「Kiss Japan Tour」の演出が再現された


「Beyond The Time」
これも著名曲にもかかわらず1989年「CAROL Tour」以来の演奏である
背後のモニターで赤い炎の柱が燃え盛る様子が映し出され、
曲のイメージとは裏腹に激しいイメージのステージ演出である
曲後半になると、背景は紫の照明の中でゆらめく白い炎になる
アウトロでは小室の即興シンセが加えられた


ウツ木根が退場し、小室のピアノソロに移る
(シンセブースにグランドピアノも置いてある)
曲は「CAROL」である
1999年から2014年現在まで、小室ソロコーナーはほとんどこの曲になる


小室は「A Day In The Girl’s Life」の部分を弾く
照明は暗くなり、小室だけを照らしているが、
しばらくすると木根やサポートメンバーの演奏が加わり、
それとともに照明も明るくなる


「CAROL (Carol’s ThemeU)」の部分も、
最初は小室のみ、途中から木根・サポートメンバー参加での演奏となる
間奏の盛り上がりの部分も演奏されたのは、
「CAROL」インスト演奏では珍しい例である
ここでは相当荒っぽいラフでロックな演奏が行なわれ、
背後では実物の炎も上がっていた


なお「CAROL」インスト演奏では、
小室がピアノかピアノ音源のシンセのみで演奏することが多いのだが、
この時のようにバンド演奏の方がかっこいいと思う


「CAROL」演奏の後、小室によるハモンドのアドリブ演奏
小室がハモンドを揺らすと、仕掛けでハモンド後ろから火花が飛び散る
小室はさらにハモンドの上に乗って揺らし、会場を盛り上げる


そうこうしている間にシンセから次の曲のフレーズが流れ始め、
派手な照明の中で、バンドも演奏を始める
ウツ・木根もスタンバイ
「Children of the New Century」である
この曲、人気アルバム「humansystem」の1曲目にも関わらず、
フル演奏は「Kiss Japan Tour」で行なわれたのみであり、
今一度見たいと思っていたファンも少なくなかったはずである


なおこの曲が演奏されたのは、
タイトルの「New Century」が、
ライブタイトル「Log-on to 21st Century」に対応することもあるのだろう
小室は「21世紀の希望と危機」というコンセプトで選んだという


この時の演奏では、
原曲歌詞の「1988君はここにいる」「1999君はどこにいる」の部分が、
「1994君はここにいた」「2001君はどこにいる」に変わっている
(「2001」は「Two Zero Zero One」と読んでいる)
このライブでの一つの目玉となる曲だった


小室・木根の演奏で始まる「Human Sysytem」
このライブ、3曲目からまったりモードが続き、
やっと前曲で盛り上がったかと思いきや、またバラードである
ただ曲の最後、「She is here and he is there〜」の部分で、
ウツが観客に合唱を求め、「もっともっと!」とあおる部分など、
なかなか良い雰囲気だったと思う


この後4曲が、やっと盛り上げ曲連発ゾーンである
まずは「Self Control」
イントロが「Fanks Cry-Max」バージョンである
これは直接には終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」を受けたものだが、
以後しばらくこの曲は、
「Fanks Cry-Max」版イントロをつけて演奏されるようになる


「Dive Into Your Body」
さすがに夏なだけに、
この曲を演奏することは早くから決まっていただろう
この時は2番の後に間奏と「鮮やかなダイビング〜」の歌詞が追加された、
かつてのライブバージョンで演奏された
「TMN 4001 Days Groove」を思い出したファンも多かったと思う


照明は鮮やかな虹色で観客を楽しませ、
最後の「LaLaLa」の繰り返しの部分では、
花火が飛び出して会場を盛り上げた


なおこれ以後2013年まで、
夏にライブが開催されることがなかったこともあり、
この曲は実に10年以上演奏されることがなかった
2013年「START investigation」もサビだけの演奏だったので、
フル演奏は「Log-on to 21st Century」が最後となっている
(tribute LIVEでは演奏例あり)


次は鈴木あみ版の大ヒットにより一躍有名曲になった「Be Together」
冒頭に「Give Me All Night〜」のセリフを言うバージョンである
やはり盛り上がる曲である


2番Aメロではウツが木根のところに移動して一緒に歌うが、
これは再始動後の定番パフォーマンスである
またこの時木根がサビの前で回転したが、
これは後に同じ箇所でウツ・木根が一緒に回転するパフォーマンスの先駆けだろう


間奏ではウツがドラムの山田亘の横に行ったり、
木根が会場を走り回り、最後は小室の横に言って話しかけたりと、
メンバーの動きも積極的である


アウトロではロックテイストの強い長い演奏が挿入されており、迫力がある
アウトロだけで5分、次の曲のイントロを合わせれば9分ほどある
ウツの休憩タイムとして設定された部分だろう


アウトロでは、ステージ上に多くのモニターが出てきてウネウネ動く演出があった
木根の「続・電気じかけの予言者たち」によれば、
この曲ではテクノロジーが人間に危害を加える様を表現すべく、
「テレビ画面が舞台上に現れ、暴れまわるという演出」を行なったという
しかし不可解すぎて、まったく伝わらない


ギターメインで「Be Together」のメロディが演奏された後、
「Get Wild」のイントロに移る
オリジナルのイントロの後、
小室がシンセブースからKXを持って出てきて会場を歩き回り、
おなじみのジャジャジャジャのフレーズ連打、
そして「GeGeGeGeGe」のサンプリングボイス連打を行なう
小室のKXによるサンプリングボイス連打は、これがTM史上最後となる


やがて「Get Wild Decade Run」で使われたサンプリングフレーズが流れる
これが現在まで「Get Wild Decade Run」の片鱗がライブで使われた唯一の例となる
(ただしこのフレーズ自体は当時のシンセのプリセットらしい)
小室、KXを持ち上げながらジャジャジャジャのフレーズ連弾を続ける


ドラムの演奏が加わる頃から、
小室はKXを床やセットに叩きつけるTMN時代のパフォーマンスを披露する
最後にKXを力いっぱい叩きつけるシーンでは火花が散る
正直この火花は演出過多だと思うが、globe時代の演出らしい


ウツ再登場し、歌が始まる
歌は「Get Wild Decade Run」ではなく、
普通の「Get Wild」である
背後は「Beyond The Time」の時と同じく炎の演出があった
観客は盛り上がりの最高潮である
ただ2番のBメロで、ウツが歌をとちる
だがこれもまた、TM NETWORKである


間奏では、ウツがシンセブースに入って、
小室の横に立ってサビ繰り返しを歌う
ライブ中にウツが小室に近づくことは多いが、
シンセブース内にまで入るのは、かなり珍しい光景である


ウツが歌っている間、小室はさっき破壊したKXにサインする(演奏しろ!)
さらにウツもマイクスタンドを持って「Get Wild and Tough」と歌いながら、
小室からペンを渡されてKXにサインする
小室もウツも笑っている



さらに小室はシンセブースから出て、
KXを持って木根のところまで走り、またサインしてもらう
(こっちは演奏しなくても問題なし?)


ウツが「一人でも傷ついた夢を取り戻すよ」と歌っている中で、
小室はステージから客席の前に下りる
前方の観客、お土産くれくれ光線
小室がKXを放り投げると、ファンが群がって取り合った
シンセ破壊&客席プレゼントはTMN時代から行なっていたが、
3人のサイン入りは多分これが唯一の例だろう


ウツがサビの「Get Wild and Tough」を繰り返している間に、
小室は走ってシンセブースに戻り、ハモンドプレイ
最後は大迫力の花火で締める
そしてメンバーとサポートはブースから出てきて、退場する


会場からはアンコールの声
メンバーとサポートが再登場する
ウツのMC

「どうもありがとう! えー今日は、楽しんでいただけたでしょうか? なんかあの久しぶりに、TMらしいコンサート? とっても…ほとんどMCもなく、久々なクールなコンサートだったんじゃないかなと思いますが、木根君そうですね?」

木根、なんか受け答え
客席から歓声

ウツMC再開

「えー、で、最後にですね、まああの、僕たち懐かしいわけで集まったわけじゃないんで、もちろん新曲とか、これからも出していくし。これからみんなに聴いてもらいたいのは、新曲です」

お! 新曲!!! 会場で売っていた「MESSaGE」か!?
観客は盛り上がる
ところがウツ、ここで木根から指摘を受けたらしく、追加のMC

「そうですね、ちょっと今メンバー紹介を忘れてしまいました。ありがとう、木根君! ありがとう!」

おおいいい!!
せっかくの良い流れ、台無しジャン!!!

この後、木村健・吉村龍太・山田亘・葛城哲哉・村上章久・木根尚登・小室哲哉・宇都宮隆の名前を紹介した上で、

「やっとこれでね(笑う)、メンバー紹介も、できて、ありがとうございます」とか言うウツ

「だんだん慣れていこうよ。だんだん思い出していこう」と木根

ウツはこれに応えて言う

「そうだね、なかなかTMの雰囲気っていうの、ちょっとづつ、思い出しつつ、やっていくんで。まだ慣れてないみたい、本人が!」

さて、本題

「で、先ほどの話に戻りますが、えーこれからやる新曲はですね。この会場だけで今日から発売ですか? 発売というか、みんなの手元に渡ることになるんですね。で、これを機にですね、こっからですね、TMがスタートすると」

観客の歓声に対し、ウツ「ありがとうございます」

ウツMCは続く

「そして12月、来年あたりにですね、なんとツアーを、やると。あの、小室先生が倒れない限り、倒れない程度というか、そのぐらいな割合でやろうかなと。まあぎりぎりの線で、まあいっぱいいっぱいな線でやるんですが、その辺で何とかやってですね。で、ということは、ツアーの頃にはオリジナルアルバムが、発売する予定です! まあそういうことなんで、これからね、TM NETWORKを応援して欲しいなと思います!」

会場の歓声と拍手

「それでは、じゃあ最後の曲を、聴いて欲しいなと思います」

会場「えー!」

ウツ「いいね、この「えー」。久々だね。TMはあんまりアンコールやんなかったしね。まあ、ある意味いいんじゃないですか、まだ、やんないよりは? この「えー」を聞きながら、僕は歌いたいと思います。新曲聴いてください「MESSaGE」」


最後はアンコールで新曲「MESSaGE」を演奏する
もちろんオリジナル演奏である
曲の最後には雪に見立てた紙吹雪がステージに降ってくる演出もあったが、
曲の雰囲気に合っていてよかったと思う


演奏が終わると、メンバーはステージ前に出てきて並び、
ウツは会場に「どうもありがとう」と告げる
会場に子供声の「Seven Days War」サビが流れる中、
会場は暗くなり、メンバーは退場する


当初は通常の「MESSaGE」でライブを締める予定だったのだが、
7/25リハを終えた後になって小室がエンディングの変更を提案した
これを受けてスタッフは6人の子供を集めて、
7/26にスタジオでレコーディングを行なった
(子供の一人は舞台監督萩原克彦の子)
この時は小室もその場にいて、ピアノを重ねたという
実にライブ前日ギリギリで決まった追加演出だった


これまで何度も書いてきた通り、私はこの頃、TMへの関心を失っていた
その私がTMファンに復帰しかけたきっかけは、
実はこのライブの「MESSaGE」の映像だった
特番「コムロ式その後…」「Log-on to 21st Century」「MESSaGE」を見て、
なんだこのすばらしい曲は!?と思い、それから気にするようになった
その点でこの時の演奏は、個人的には思うところが多い


さて、このライブで重要なのは、
まずは再始動後TMで初めてフルライブを行なった点にあったが、
それとともにようやく「その後」をファンに確約した点も大きかった
すなわち新曲「MESSaGE」を披露した上で、
ニューアルバムリリースとツアーの発表が行なわれたのである
TMは今度こそアルバム制作とツアー遂行をファンに約束し、去っていった


会場で配られたチラシにも、アルバムリリース情報とツアー日程が書かれていた
これが再始動後1年半にしてリリースされた名盤「Major Turn-Round」と、
約9年ぶりに敢行された全国ツアー「Tour Major Turn-Round」となる


本ブログ第六部の眼目は、
この「Major Turn-Round」期の活動を記述することにある
極論すれば、本章まではその序章に過ぎない
以下数章、第六部の「本編」を書いていくが、
それは再始動後のTMがようやく見せてくれた「本気」だったのである
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タイトル 日 時
6-21 Log-on to 21st Century @
6-21 Log-on to 21st Century @ 9/10「Keyborad Magazine」2014年AUTUMN号が発売になりました 全202ページ中、7〜92ページの計86ページがTMです! この充実ぶり! しかも一緒にYAMAHAシンセ特集やaccessライブレポもあります ...続きを見る

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2014/09/15 04:51
6-17 TM NETWORK Millennium Live
6-17 TM NETWORK Millennium Live FC会員の方はSeason2ツアーの予約受付が始まりました すでに登録した方もいらっしゃると思います 私は横須賀初日・大阪・東京と、広島か名古屋に参戦するつもりです ...続きを見る

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2014/07/03 01:51
6-16 Yes To Life Festival
6-16 Yes To Life Festival 前記事のコメント欄で騒がれているように、 6/13にTM NETWORK 30th Season2のツアー日程が発表されました 熱心なファンの方々からすると、 ブログ更新はいささかタイミングを逸してしまいました ちょうど出張中だったので…すみません 以下TM NETWORKオフィシャルサイトより抜粋します ...続きを見る

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2014/06/18 02:39
6-4 Only One Night Dream Away
6-4 Only One Night Dream Away 8/12の週の「小室哲哉 Radio Digitalian」では、 「This is TM NETWORKスペシャル」が組まれました ちょっと期待していたんですが、たいした話はなかったですねぇ IP-type04が現れた水辺は沼で、本当に水を張っていたという豆知識くらいでしょうか ...続きを見る

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2013/08/23 02:35
6-1 tk-trap
6-1 tk-trap 6/6、「START investigation」のFC再予約受付が終わりました FC先行はすでに一度行なわれましたが、 当選済みチケットは5/25→7/20、5/26→7/21に振り返られることになったので、 都合が合わずキャンセルすることになった方や、 5月では行けなかったけど7月なら行ける会員向けに、 再度先行予約受付を行なったわけです ...続きを見る

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2013/06/08 03:09
5-20 TMN 4001 Days Groove B ―1994.5.19―
5-20 TMN 4001 Days Groove B ―1994.5.19― 「All That Love」、先行予約もまったくダメで、 一般販売もたちまち売り切れたそうです ホント倍率高かったなあ… 私は先行抽選が全部落ちた時点で、金券ショップで抑えてしまいました (一般販売後に難民が殺到すると踏んだので) 少し高い出費になりましたが、とりあえず来月行って参ります ...続きを見る

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2012/02/26 04:20
5-19 TMN 4001 Days Groove A ―1994.5.18―
5-19 TMN 4001 Days Groove A ―1994.5.18― 「All That Love」、ローソンチケット先行一次落ちました!!!! 倍率高いみたいで、ダメだった人が続出しているようです 手に入るかなあ 不安になってきた… ...続きを見る

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2012/02/05 01:51
5-18 TMN 4001 Days Groove @
5-18 TMN 4001 Days Groove @ 「Roots of The Tree」で、 木根ソロ20周年企画第一弾「東京サミット IN 代官山」のお知らせが出ています FC限定の内輪イベントのようですが…料金15750円!? 何があるんでしょうか 記事を転載しておきます ...続きを見る

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2012/01/15 09:19
5-13 Act Against Aids
5-13 Act Against Aids 約一ヶ月ぶりの更新になります プライベートでごたごたしていまして、すみません そんなこんなしている間に、 トップページの総アクセス数が20万を越えました 日々御覧になってくださっている方々、どうもありがとうございます ...続きを見る

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2011/09/15 02:18
5-9 続・サポートメンバーの活動(TMN期)
5-9 続・サポートメンバーの活動(TMN期) 小室さんのDummuneライブ、各所で話題のようです 再放送とかありませんかねぇ… とりあえず当日のUstreamの観客によるUstweetのログに、 リンクを張っておきますね ...続きを見る

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2011/06/22 01:00
4-37 TMN Folk/Metal Pavilion
4-37 TMN Folk/Metal Pavilion 現在ソロツアー「Talk & Live 番外篇 vol.10」の最中の木根さんですが、 6/9にOKWaveのOKStarsのコーナーで、 インタビューに答えています その中で軽くTM NETWORKにも言及がありました 2008年に起きたあの事から一段落した後に3人で会っていろいろ話もしたんだけど、宇都宮君はやるならちゃんとやりたいねって言ってて。それでいい形でやりたいねっていう話をしたのが昨年の話。今もそれぞれにやり取りはしていて、再スタートに向けて年末くらいなのか来年くらいなのか、... ...続きを見る

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2010/06/11 02:53
4-36 EXPO Arena "Crazy 4 You"
4-36 EXPO Arena "Crazy 4 You" AAAと森進一(そういやこれ触れていませんでした)に続き、 小室さんが北乃きいに楽曲提供することが発表されました 7/21リリースの「花束」で、小室さんが作詞・作曲を行なうそうです 曲はもうラジオで流れているみたいです 昔のメロディを重視した時代の小室さんぽい曲ですね ...続きを見る

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2010/05/28 03:18
4-35 Special Live Virginity
4-35 Special Live Virginity 更新日のタイミングの問題で、 一週間遅れの情報になってしまいましたが、 AAA「Dream After Dream/逢いたい理由」が、 見事チャート一位を獲得しました 小室作品のシングル首位獲得は、 2001年の浜崎あゆみ&KEIKO「A Song is Born」以来で、 ベストテン入りも2005年の玉置成実「Get Wild」(7位)以来となります しかしこうして見ると、2000年代は本当に苦難の時代だったんですね ...続きを見る

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2010/05/20 00:35
4-30 TK Tracks Night
4-30 TK Tracks Night 前回の更新から間が開いてしまいました 年度の変わり目は忙しいですね!(言い訳) さて、木根さんのソロアルバム「中央線」がリリースされましたね って、すみません 私は買っていませんが…(ソロは手を出していない) ...続きを見る

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2010/04/08 00:26
4-28 3D Pavilion & Party Pavilion
4-28 3D Pavilion & Party Pavilion 去年のウツライブ「SMALL NETWORK」と「dinner show 2009」のDVDが、 2010/4/28に同時リリースされるとのことです Fence of Defenseの曲も含め、収録日の全演奏曲が収録される模様です magneticaのサイトに収録内容とダイジェスト映像が公開されていますので、 関心ある方は御覧下さい ...続きを見る

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2010/03/14 01:07
4-27 TMN Wild Heaven (Live) & 成人の日イベント
4-27 TMN Wild Heaven (Live) & 成人の日イベント 小室さんの九州ライブを取り仕切っているアプローズ・ケイのサイトで、 先日の熊本ライブの写真と小室さんの新曲と思しきインストが公開されています このインストは、リリース予定はあるんでしょうか あるいはソロ名義のインストアルバムのリリースもありえるとか… しばらくはavexのミュージシャンに楽曲を提供するだけと思っていたので、 自分の曲も作っていたなら嬉しいですね ...続きを見る

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2010/03/05 05:03
4-26 Tour TMN EXPO B
4-26 Tour TMN EXPO B 一ヶ月半、更新をさぼっていてすみませんでした まじでブログに手をつけることができませんでして… ...続きを見る

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2010/02/22 23:31
4-25 Tour TMN EXPO A
4-25 Tour TMN EXPO A 今回は特に話題もないです まあ新年ですしね… とっとと本題に入ります 「Tour TMN EXPO」の続きです ...続きを見る

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2010/01/11 22:32
4-24 Tour TMN EXPO @
4-24 Tour TMN EXPO @ あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします ...続きを見る

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2010/01/03 16:59
4-18 THINK of EARTH
4-18 THINK of EARTH PCトラブルがあり、更新が遅れてしまいました で、今更ですが、 10/18(日)Zepp Tokyo公演の「SMALL NETWORK」に行ってきました セットリストはネタバレ防止のためにコメント欄に書いておきます ...続きを見る

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2009/10/24 22:18
4-14 Rhythm Red TMN Tour A
4-14 Rhythm Red TMN Tour A 半月ぶりの更新となります この間、いくつかの話題がありました 一つは8/30、小室さんとglobeが、 「a-nation '09」の大阪長居スタジアム公演で、 再びシークレットゲストで出演し、 ピアノソロと「Face」「Many Classic Moments」を演奏したことです ...続きを見る

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2009/09/09 02:28
4-13 Rhythm Red TMN Tour @
4-13 Rhythm Red TMN Tour @ おおおお… 小室さんの件がひと段落したところで、 まさかこんな事件が起こるとは… SANSPO.COMより ...続きを見る

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2009/08/21 21:04
4-5 Arena Gathering
4-5 Arena Gathering 6月になりましたが、今回は特に話題はないです トリビュート版「8-Bit Prophet」が6/3にリリースされたことくらいでしょうか 買った方はいらっしゃるでしょうか ...続きを見る

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2009/06/10 03:27
3-34 Digitalian is eating breakfast tour A
3-34 Digitalian is eating breakfast tour A いよいよ今回で、去年秋から続いた第三部が終わります 長かった1980年代も、最後となります 今までご覧いただいた方々、どうもありがとうございました おかげさまでアクセスも35000ヒット越えました ...続きを見る

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2008/07/14 01:30
3-33 Digitalian is eating breakfast tour @
3-33 Digitalian is eating breakfast tour @ 尚美学園大学のサイトより 8/3(sun)10:00〜 全学科合同スペシャルイベント SHOBIワンダーランド ...続きを見る

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2008/07/07 22:01
3-22 Camp Fanks!! '89 A
3-22 Camp Fanks!! '89 A いよいよツアーが4日後に迫ってきました 相変わらず内容はさっぱり分からず、不安は募りますが… 前回の「TM NETWORK -REMASTER-」の時は、 それなりにネットニュースなどにも取り上げられ、 事前のコメントも結構ありました なぜ今回はまったくないのでしょうか ...続きを見る

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2008/03/23 10:15
3-21 Camp Fanks!! '89 @
3-21 Camp Fanks!! '89 @ FCの通知によると、ツアーの追加公演が決定したようです まだサイトなどには出ていませんが、一応挙げておきます ...続きを見る

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2008/03/17 09:03
3-15 Come On Fanks!! & Thank You TM NETWORK
3-15 Come On Fanks!! & Thank You TM NETWORK 今週は新情報がありませんでした 来週一気に分かるわけですが…(ワクワク) 武道館DVDの発表なんかも、多分同時にあると思います ...続きを見る

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2008/01/26 15:54
3-14 CAROL Tour B
3-14 CAROL Tour B キ、キ、キ、キタキタキタキタ 来ましたよ! 予想より早く magneticaのサイトより ...続きを見る

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2008/01/18 00:05
3-13 CAROL Tour A
3-13 CAROL Tour A 今回はあまり話題がありません というか、しばらく話題はないと思いますが… ただネットニュースで、小室さん関係記事を見つけました ...続きを見る

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2008/01/12 23:23
3-12 CAROL Tour @
3-12 CAROL Tour @ きぃみぃのたぁめぇん めぇりぃくりぃすまぁすえんはぁっぴにゅういやぁん 明けましておめでとうございます 今年は「Christmas Chorus」で始めてみました ...続きを見る

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2008/01/04 08:33
3-5 T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO A
3-5 T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO A いよいよ「Welcome Back 2」がリリースされました ライブもあるということで、体に染み付けようと、 何度も聞いていたら、あの歌詞も慣れてきました(笑 ついでにライブで聴いたら、意外とアリかもと思ってきました ...続きを見る

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2007/11/03 03:36
3-4 T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO @
3-4 T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO @ カウンターが1万越えました(嬉) ご覧いただいている方、どうもありがとうございます! そういえばブログ移転一周年までもう少しです 意外と続いたなぁ(笑 活動再開があったのが大きいんでしょうけど ...続きを見る

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2007/10/27 03:59
2-32 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix
2-32 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix 長らく更新が滞ってました 今週から定期的に更新していきます ...続きを見る

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2007/09/03 00:27
2-30 Kiss Japan Tour A
2-30 Kiss Japan Tour A 最近TM関連の話題が定期的に入ってきてたんですが、 今回は特にありません(笑 ちなみに8月は結構忙しそうで、 更新は遅れ気味になりそうです(あと2回くらいはできると思います) その点、ご了承下さい 本編の「Kiss Japan Tour」続きに入ります ...続きを見る

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2007/08/06 00:41
2-29 Kiss Japan Tour @
2-29 Kiss Japan Tour @ 11月の楽器フェアのTMライブの詳細が発表されました! ■TM NETWORK LIVE決定!! 2007楽器フェアに出演します!▼ 今年の楽器フェアにTM NETWORKがライブ出演することが決定しました。2004年から早3年。久しぶりに3人揃ってステージに返ってきます。 2日間限りのスペシャルライブは間違いなく必見です! ...続きを見る

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2007/07/30 02:39
2-24 Fanks Cry-Max
2-24 Fanks Cry-Max TM NETWORKとは全然関係ないですが、 最近聞いたFoxxi misQ feat. Miss Mondayの 「Party Booty Shake」が頭に残ります 自分、こういう曲に弱いみたいです PV→ 公式サイト/フルサイズ「歌スタ」でデビューした人たちですが、 ただ他の曲聞いても何も思わないので、 多分自分にとってこの人たちに魅力があるわけではないのでしょう (ZEEBRAとコラボで歌ってるのはまあまあだけど) ...続きを見る

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2007/06/17 23:09
2-21 Fanks! Bang The Gong A
2-21 Fanks! Bang The Gong A 「Spin Off from TM 2007」のDVD発売が決まったようです 収録日はツアーファイナルの6/8、一般発売は9月 FC特典として、ツアードキュメンタリーDVDとブックレットが付いて10500円とのこと 多分一般用は6000円くらいで、また新星堂で取り扱いでしょう ぶっちゃけFC特典版、1万円の価値あるのかなあ? まあファイナルはもう少しマシになる可能性も、4%くらいあるかもしれないので、 生暖かく見守っておこうと思います さて、本編に入ります 長いです(笑 ...続きを見る

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2007/05/24 01:52
2-20 Fanks! Bang The Gong @
2-20 Fanks! Bang The Gong @ いろいろあったDJTKのアルバムも、ようやく製作が完了したようです 「2-18 Self Control (Album)」のコメント欄に、 関係者さん(本物?)が書き込んでますが、 DJTKのofficial blogで発表されています 7/4リリースとのこと ...続きを見る

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2007/05/17 03:36
2-16 Super DX Formation
2-16 Super DX Formation DJTKのアルバム収録曲が全部決まったようです 以前お知らせした10曲に以下の2曲が加わります ...続きを見る

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2007/04/18 02:05
2-15 Anniversary Rock Festival
1986/12/21、TM NETWORKと渡辺美里で、 ジョイントライブが行なわれた 「Anniversary Rock Festival」と題するライブの一部である 会場は日本武道館で、TBS開局35周年イベントだった TMはデビューの頃からTBSラジオによく出演しており、 縁が深かったようだ ...続きを見る

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2007/04/09 02:55
2-13 YAMAHA X-Day
いよいよ(?)紙ジャケットのTMアルバムが発売されましたね 購入した方はいらっしゃるでしょうか 当時のシールとかカレンダーとかのミニチュアが入っているようで、 コレクターの方は購入する価値があるかもしれません 何か面白い発見などあったら、教えてください(他人任せ) では本編に入ります ...続きを見る

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2007/03/27 19:42
2-8 Fanks "Fantasy" Dyna-Mix (LIVE)
3/21発売の紙ジャケットCDの特典らしいです ...続きを見る

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2007/02/21 04:12
2-7 Fanks Dyna-Mix A
ライブ開演前、録音・撮影機器の使用禁止など、 観客に対する注意が会場に流れる これ自体はライブ会場で必ず行なわれるものだが、 このライブではその注意が「機械音」だったと当時のライブレポートにある おそらくアナウンスをサンプラーを用いて処理してたものを、 テープで流していたのだろう ライブが始まる前から、すでに仕掛けが始まっていた ...続きを見る

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2007/02/15 03:40
2-6 Fanks Dyna-Mix @
私は見てませんが、先日小室とKEIKOが、 Fence of Defenceのライブにゲスト出演したらしいですね キーボードで「20th Century Boy」を演奏したらしいですが、 聞いてみたかったです こんな感じでライブ会場に顔を出し続けてくれれば、 ライブやりたいとか思ってくれるかも… とかなればいいですね さて、本編に入ります ...続きを見る

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2007/02/07 01:56
1-16 Dragon The Festival Tour A
「ずばり言うわよ!SP」で、 小室が久しぶりにテレビに出ましたね なんかオーラがなくなってるなーってのが、 正直な感想でした 「飲みニケーション」とか寒い発言は、 今に始まったことではないのでいいですが、 若い人とジェネレーションギャップ感じるとか、 昔の小室ならそんな弱音を吐くことなかったよなーと あの鼻につくほどプライドの高かった、 見栄っ張りの自信家の姿は一体どこに…(涙) ...続きを見る

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2006/12/12 22:00
1-15 Dragon The Festival Tour @
このブログでは、 アフィリエイトでTMのCDなどにリンクを貼っていますが、 驚いたことに、 「Twinkle Night」「Rhythm Red」「EXPO」が絶版のようです (アフィリエイトでamazonで売っているのは中古です) 「Best Tracks」とかどうでもいいベスト版は売ってるのに… 20周年記念ボックスが出たから、 単品のオリジナル版は不要ということでしょうか せめてオリジナルアルバムくらいは、 常時用意してほしいものです ...続きを見る

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2006/12/12 21:35
1-7 Electric Prophet
「1974」のまずまずの成果の中、12月のライブが決定した 「Electric Prophet」である 1984/12/5渋谷Parco Space PartVと、12/27札幌市教育文化会館の2公演だっが 後述する通り、渋谷公演はビデオ撮影も兼ねたものである ...続きを見る

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2006/12/03 05:12
1-5 ファーストコンサート
確認される限り、TM NETWORKの最初のライブは、 1984/6/18の渋谷Live Innで行なわれた このライブは公式には抹消されているが、 終了時に発売されたデータブック「TMN FINAL 4001」には、 こっそりと写真が載っている ...続きを見る

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2006/12/02 21:03
1-1 フレッシュサウンズコンテスト
TM NETWORKの結成は、1983年3月のことだった 1982年には小室・木根・マイクの3人によるユニットが計画されていたが、 マイクの国外退去によって実現しなかった その後小室はEPIC/SONYの小坂洋二に自らを売り込んだが、 インストを中心とした音楽では売り出せないと言われた そこで小室はウツに声をかけることになった ...続きを見る

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2006/11/26 03:04

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