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20 Years After -TMN通史-

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ブログ名
20 Years After -TMN通史-
ブログ紹介
TM NETWORK(TMN)の歴史を通史的に振り返ってみたいと思います(予定)。

小室さん、執行猶予確定につき、音楽活動再開!
TM NETWORKの活動はあるのかなぁ…
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4-19 Love Train

2009/10/31 08:31
「SMALL NETWORK」JCBホール追加公演のゲストが決定しました!
magneticaのサイトより
SPECIAL GUEST決定!!(09.10.26 Up Date)
SMALL NETWORKの追加公演が決定いたしました!! “25周年に敬意を表して”というUTSUの想いがこもったFinal公演となります。さらに、JCB HALL公演ではSPECIAL GUESTとしてTM NETWORK,UTSU Soloには関わりの深い、『葛城哲哉』&『浅倉大介』のゲスト出演が決定! FENCE OF DEFENSEと『葛城哲哉』&『浅倉大介』のコラボレーションで、JCB HALL公演はどんな熱いステージになるのか必見です!!


ええええぇぇぇぇぇぇ………ッッッ!!!!!!!

………そうなんだ(´・ω・)



さて、過大な期待をしてしまった自分を悔いながら、本題に入ります

------------------------------------------
「Love Train」は1991/5/22発売のシングルである
ジャケットは、「Rhythm Red Tour」後半部の衣装のメンバーである
同時発売のビデオ「Rhythm Red Live World’s End U」のジャケットと同時撮影と思われる
並び方や姿勢を変えているが、
表・裏とも3人が腕組みして横に並んでいる写真である


このシングルは「We love the EARTH」と両A面扱いで、
表は「Love Train」「c/w We love the EARTH」、
裏は「We love the EARTH」「c/w Love Train」と書いてある
ロゴは「Dress」風の草書体で書かれている


このシングルはTMの歴史の中で、最後に咲かせた花という印象がある
まともな形で活動が行なわれた最末期のリリースであり、
同時にTM史上最大のヒット作で、
現在まで代表作の一つとして数えられている


まずチャートを見ると、「Love Train」初登場で一位を獲得している
一位というランク自体は、
すでに昨年の「The Point of Lovers’ Night」「Time To Count Down」で獲得しており、
その後の「Rhythm Red Beat Black」「Rhythm Red Beat Black version 2.0」は、
アルバムからのリカットシングルとリミックスシングルだったから、
新作シングルに限って言えば、3作連続の指定席確保ということになる


だがこのシングルは、ランキング以上に数字で成果を出した
それまでのTMのシングルの週間の初動売上枚数は、
1989年の「Dive Into Your Body」以後、
だいたい10万枚前後であり、
最高記録は「The Point of Lovers’ Night」の11.3万枚だった


それに対してこのシングルは一週で17.3万枚の売上で、
それまでの記録を一挙に1.5倍以上更新した
TMNがライバル視していたB’zのシングルを挙げてみても、
「Lady Navigation」(年間7位)の21.2万枚と比べても、
それほど遜色はない
(ただし総合売上では倍近い差がついた)


なお「Love Train」チャートインの週は、
2位に初登場で小泉今日子「あなたに会えてよかった」が入った
TBSドラマ「パパとなっちゃん」主題歌で、
1991年度年間6位のミリオンヒットシングルであるが、
「Love Train」は一週目にはこれに勝っていたのである
(ただし2週目に逆転される)
余談だが、90年代半ばを風靡した小室と小林武史(小泉曲担当)の作品が、
この週は1・2位に並び立っていたことになり、
90年代のミュージックシーンの序盤を象徴するチャートだったとも言える


「Love Train」に話を戻すと、
このシングルはその後、2―5―6―10とランクを落とし、
10位内には5週ランクインした
「The Point of Lovers’ Night」の5週、
「Time To Count Down」の4週とそれほど変わらず、
あまり大したことはない成果に見える
だがその後、新譜の少ない夏に入ったこともあり、
8月いっぱいまでこの曲は20位内に入り続けた
アルバム「EXPO」発売の直前まで、地味に売れ続けたことになる


この結果、最終的に「Love Train」は53.3万枚を売り、
年間17位を記録した
実に「Time To Count Down」の2倍の売上であり、
TMの歴史を通してみても、売上でも年間ランクでも最高記録となった
それまで年間ランクでは「Get Wild」(1987年度22位)、
売上では「The Point of Lovers’ Night」(32.6万枚)が最高だったが、
ここに共に更新されることになった


さらに小室哲哉個人の成績としてみても、
渡辺美里「My Revolution」(44万枚)と宮沢りえ「Dream Rush」(34万枚)を越える作品を、
ついにTM自身で出すことができたことになる
特に「My Revolution」の記録を長く更新できなかったことは、
小室にとって一つのコンプレックスにもなっており、
この点でも小室には念願の成果だったといえる
小室の代表作が、この時にやっとTMになったわけである


この成果は、売り上げを狙っての目論見が、
うまくはまったことによるところがあった
楽曲に関して、カラオケを意識したポップスだったことなどは、
以前触れた通りである


もう一つ、CMのタイアップもあった
当時のヒット曲の花形はトレンディドラマのタイアップ曲だが、
これに次いで、CMのタイアップ曲もまあまあ売れた
1990年のTMNはmaxellとタイアップを組んだが、
1991年にはカメリアダイアモンドと組んだ


このCMは春から秋まで時期ごとに3パターンが、
TMNの楽曲をタイアップとして放映された
ジュエリー関係のところだっただけに、センスの良いCMで、
またかなり頻繁に放映されたので、世間一般にも印象深かったと思う
BGMは以下の通りである

「We love the EARTH」(3/1〜勇気の川編)
「Love Train」(5/16〜Red Rock編)
「大地の物語」(7/20〜大地とエナジー編)


最後の「大地の物語」「EXPO」リリースに先行するものだが、
「We love the EARTH」「Love Train」はシングルとのタイアップである
各タイアップ曲を一枚ずつシングルとしてリリースする場合も多いだろうが、
この時はタイアップ曲二曲を一枚のシングルに収録し、
その商品価値を上げている
終了前のTMのシングルで、このような例は他に無い
(復活後では「Happiness×3 Loneliness×3」の例がある)
おそらく一商品当たりの成績を上げ、
記録を作ること自体が一つの目標だったのだろう


なお小室はシングルの2曲とも、
アルバム「EXPO」の統括的な楽曲ではないとしている
つまりシングル「Love Train」は、
サウンド面に関しては単発の作品としての位置付けで、
「Rhythm Red」の音を紹介する役割が期待された「Time To Count Down」とは、
まったく異なるものである
音楽的なこだわりを前面に出さず、まずはシングルでファンを増やし、
次のアルバムを聞いてもらうという方針だった


少なくとも「Love Train」は、セールス面で大成功し、
TM史上最大のヒットシングルになった
だがカラオケ需要で飛びついた浮動層がどの程度ファンになったかは疑問で、
長い目で見た場合のこのシングルの功績は、
むしろ「Rhythm Red」で離れた旧ファンの一部を復帰させた点にあると思う
当時の音楽雑誌でも、TM NETWORKが帰ってきたという形で紹介されたし、
メンバー自身も、TM時代を思い出させる楽曲としている


ただ一方で、カラオケ需要狙いの最大公約数的な楽曲は、
当時のファンのすべてが必ずしも諸手を挙げて歓迎したわけではない
むしろ「薄い」「一般受け」の作りに物足りなさを感じるファンもいた
特に「Rhythm Red」という「濃い」作品の後だっただけに、
その「薄さ」が際立ってしまったところもある
私自身、「Love Train」は数あるTM楽曲の中では、あまり面白くない曲と感じる


実際に「Get Wild」「Beyond The Time」「Seven Days War」等、
売上面では「Love Train」より低いシングルの方が、
現状での認知度は高く、
売上は楽曲評価のパラメータの一つに過ぎないことを感じさせる
また売上ではそれまでのシングルの倍近くを売り上げてはいるが、
その背景には同年に始まるCDバブルがあるのであって、
単純に人気が倍になったとは言い難い
ただ小室自身は、当時この成果に大変喜んでおり、
逆にそれが「EXPO」の成果への失望、TMN休止の遠因となる


楽曲について触れよう
シングルでは一曲目が「Love Train」となっているが、
実際にレコーディングされたのも、CMで放映されたのも、
「We love the EARTH」の方が先である
ラジオなどでも、シングル発売のかなり直前まで、
「Love Train」は放送されなかった
ここではまず「We love the EARTH」について触れよう


この曲のレコーディングは、
「Rhythm Red Tour」中の1991/2/1から始まった
ただしこの時点では、
CM用にサビの部分だけレコーディングしたらしい
これは「Rhythm Red Tour」中の3/1からTVで放映された


その後「Rhythm Red Tour」終了(1991/3/13)から間を置かず、
3/15に全体のレコーディングを行なった
3/31「TMN Rock’n Up」で放送されており(この時点で曲名未定)、
3月中にはトラックダウンまで終わっていたようである
3/24「TMN Rock'n Up」で、来週放送すると予告していたので、
これ以前にはおおよそ見通しは立っていたと思われる


サウンドに関してはTM NETWORK回帰の側面が強い
実際にTM NETWORKの典型的な音かというと、
そうでもないのだが、
スピード感とディストーションギターに代表される「Rhythm Red」のハードロックサウンドとは対照的に、
イントロからシンセメインのシンプルなサウンドで、
終始ミディアムテンポで進行する
ギターやドラムも主張せず、ポップス的印象が非常に強い
これを「Rhythm Red Tour」後に最初に発表したのは、
「Rhythm Red」路線から離れることを印象付ける意味もあったのだろう


個人的にこの曲は、TMN期で屈指の好きな曲である
バックのシンプルな音も良いのだが、
何よりもメロディが良い
ここまでメロディに中心を置いた楽曲は、
特にTMN期にはあまり無いと思う


これに対して「Love Train」は、
もう少しロック的な音も加わっており、
「Rhythm Red」的雰囲気は多少弱いかもしれない
特にイントロで目立つ葛城の重いギターは、そのように感じる
その意味でこの曲は、単なるTM NETWORK回帰ではなく、
やはりリニューアル無くしては成立しない曲だったと思う
イントロの最初が車のサイレン音で始まるところも、
「69/99」に通じるものがある


小室は「Resistance」に似ていると言われるのを懸念していたが、
結局言われることはなかったらしい
言われてみると確かに似ているのだが、
それでも印象が違うのは、
ギターやシンセが比較的派手に鳴っているからだろうか


こちらのレコーディングは「We love the EARTH」の後に行なわれ、
歌入れは4月後半に行なわれた
「Rhythm Red Tour」の影響でウツのノドの調子が悪く、
しばらくノドを休ませていたようである


イントロのアナログシンセは小室が苦しんだところで、
レコーディングに数時間かかったという
イントロの始まり方に凝ったのは、
小田和正「ラブストーリーは突然に」冒頭のギター音に
触発されたものだったという


この曲で一つ指摘すべきは、歌がサビで始まるところである
この部分はCMで放送された箇所だが、
ラジオなどで放送される時に、
CMの曲であることがすぐに分かることを意識したのだろう
実はシングル曲で冒頭にサビが来る構成というのは、
TMにはあまりない
これ以前では「Dragon The Festival」くらいである
(アルバム曲では「Nervous」「Children of the New Century」「69/99」など数曲ある)


サビの冒頭(つまり歌の冒頭)が「Love Train」という曲名なのも、
曲名を印象付ける役割を期待してのことだろう
「Love Train」は楽曲の認知度を高める工夫が、
意識的に施されていたのだと思う
もちろんこうした手法は小室の独創ではなく、
当時のヒット曲で普通に見られたもので、
小室がライバル視していたB'zを含むビーイング作品で特に顕著だった
(B'z作品では「太陽のKomachi Angel」「Lady Navigation」など)


後に小室はこうした定石に基づいた楽曲を量産する
TMに関しては、「Wild Heaven」の冒頭で曲名が入るところがそうだろうし、
(なお系譜的につながるか微妙だが、一応「Time To Count Down」も同様の構成)
さらに「一途な恋」や、trf「愛がもう少し欲しいよ」「寒い夜だから…」でも、
曲名・サビで開始という手法が取られている
「寒い夜だから…」では、ビーイングの長門大幸にほめられたといい、
この時点で長門的手法は本家が認めるほどのものになっていたと言える
ただしこのような「ヒットの定石」に基づく楽曲作りを評価するかどうかは、
人によって大きく異なるところだろう


このシングルに収録する2曲は、
両方とも小室哲哉が作詞・作曲を担当している
私見では小室の詞は、この時から大きく変化すると思う
それを「We love the EARTH」から見てみよう
レコーディングの流れから判断するに、
この楽曲の中心はサビの部分にあると言って差し支えないので、
サビの歌詞を以下に挙げてみよう

君に会うために生まれた 愛するために生まれた
We love the earth いつか二人だけのGood Bibration
思い出はいらない 君と離れられない
We love the earth 夜に見つけ出すよ Stay with me tonight


この短い歌詞だけでも、この曲の歌詞のつぎはぎ度が分かると思う
「We love the earth」については、
「地球を愛している」という意味でしか取ることができず、
実際に小室も環境保護をテーマにした曲と言っている
しかしこれ以外は、どう見ても生身の女性を相手にしたラブソングである
早い話が、「we love the earth」というフレーズを、
無関係のラブソングの中に入れ込んだだけである
小室は「We love the EARTH」「Love Train」に関して、
「メロディーをきれいに流してくれる言葉、ウツが歌って一番生きる言葉」
を選んで作ったと言っているが、
つまり全体ではなく、個別のフレーズを基準にした作りということである


なお最近小室は「罪と音楽」の中で、
安室奈美恵「a walk in the park」の、
「地球は私にも今日はやさしい」のフレーズを例として、
私的な世界を描く詞の中に普遍的なワンフレーズを入れることの効果を説き、
「文字通りにはとれない一行」と言っている
「We love the EARTH」の環境保護のフレーズも、その一つなのだろう
ただこの曲についてそれが効果的に働いていると評価できるか、
様々な意見があるかもしれないが、私は否定的である


ところがこの曲、意味を考えずに聞くと、
「君に会うために生まれた」「Stay with me tonight」のところなど、
とても気持ちよく聴くことができる
小室がメロディーに合うフレーズを選んだと言う点は、
その点に限って言えば、成功しているといえるかもしれない
歌詞のフレーズも、個別に見るならば、なかなか悪くない
「全体としては意味のない歌詞」に小室が違和感を感じていないのは、
多分もともと小室のルーツが洋楽にあり、
耳に残る個別フレーズの集合として曲を覚えていたからだと思う


「Love Train」についても見てみよう
もともとタイトルは決まっていなかったが、
この頃小室の中で「デイ・トリッパー」という言葉が浮かんでおり、
ここから「トリップ」→乗り物→「トレイン」と連想していた
昔黒人音楽を扱った「Soul Train」という番組があり、
小室がこの頃黒人音楽を聴いていたので、
ちょうど「Train」が浮かんだのである
小室はここで詰まってしまったのだが、ふと「ラブ」と言う言葉が浮かび、
「Love Train」のタイトルが生まれた
木根はその発想に驚いたという


ただ「Love Train」というタイトルは、
The O’jaysのヒット曲など、古くから使われており、
1990年にもFlipper’s Guitarのシングルのタイトルになっている
したがって大して独創的なタイトルというわけではない
この頃はやりに思えた「Love」の言葉を入れてみたというだけだろう
TMNの「Love Train」の場合、Love Train(愛の列車)というのは、
人生を共にする恋人たちの象徴であるらしい


この曲は「We love the EARTH」と違って、
タイトルに環境保護の匂いはない
実際に内容はラブソングである
ただ微妙に環境保護っぽいフレーズが入っており、
それがこの曲でも無駄な混乱を生んでいる


たとえば以下の箇所を見れば、
「惑星」「流星」「大地」の問題は、
まったくその後にからんでいないことは明瞭である

涙の惑星 痛みの流星 大地の嘆き聞こえる
届け君のもと 二人を結ぶハーモニー
迷わず走って行け この汽車飛び乗って
Love Train もどれない このまま君を連れ去って
Love Train あきらめた 二人の愛をもう一度
Love Train その指で 長い髪をかき上げて
真夏の夢が 抱きしめる手を差しのべて


なおファンの間で「Love Train」は、妻の大谷香奈子との関係の悪化を踏まえ、
小室から香奈子への思いを述べたものであると言われることがある(翌年離婚)
「もどれないこのまま君を連れ去って」「あきらめた二人の愛をもう一度」の箇所などが、
これに当たるのだろう
確かにそのように解釈できなくもないが、
物事の性格上、本人によるそのような発言を確認できない
(もしもあったら、教えて下さい)
この手の話はしばしば推測が事実のように広まってしまうものなので、
ここではあくまでもファンの間での伝説として、参考に挙げておくに留めたい


以上、「We love the EARTH」「Love Train」の歌詞を叩いて来たわけだが、
両曲はCMタイアップ曲で、15〜30秒しか放映されないものである以上、
その短い時間で印象に残るフレーズを入れることが最重要事項であり、
全体よりは部分に対するこだわりが増大したのだと思う
これはタイアップやカラオケの意義が大きくなった90年代に即した作詞方法とも言えよう
そして小室は、プロデューサー期にも基本的にこの手法で作詞を行ない、
作曲家としてだけではなく作詞家としても大成功を収める


後に小室が安室奈美恵「Can You Celebrate?」というタイトルについて、
英語としておかしいとネイティヴに指摘された時、
「サウンドにはまる言葉を選んだ」旨を言っているが、
これはまさしく両曲の作詞と同じ発想である
この、サウンドを重視して関連性に乏しい個別フレーズを羅列するという手法は、
時に文法上の問題も度外視するまでに到る
(これは英語だけではなく日本語もそうである)
こうした作詞方法の側面に注目した時も、
やはり「Love Train」はプロデューサー期の前史と位置づけることができそうである


さて、「Love Train」にはPVがあった
5月のリリースの頃にはすでに放映されている
小室とサポートメンバーのレコーディングの風景や、
その他関係者映像(ともにモノクロ映像)と、
ウツが単独で歌っているシーンが交互に入る


関係者映像は、
東京パフォーマンスドールが街を歩いている風景で、
そこには若かりし日の篠原涼子がいる
小室と篠原の縁はこの頃からである


一つの目玉とされたのが木根で、
サングラスをしておらず、目が丸見えである
(今では珍しくないが)
なぜか木根はスタジオにいないが、
スタジオ風景が似合わないと判断されたのだろうか


ウツ映像はスタジオで撮影されたものだが、
セットには黒・赤・黄をメインにした3パターンがあり、
衣装もそれぞれの色に対応するように変えてある
(黒バージョンは「Love Train」ジャケットの衣装)


赤パターン



このビデオは、曲の知名度もあり、
TVでもかなり流されたので、比較的有名だと思うが、
商品化はかなり遅れた
最初は1994年「終了」後にリリースされた「Decade」だが、
途中でメンバーのコメントが入って切れるところがある
完全版が商品化されるのは、
意外にも2004年の「All the Clips」を待たねばならなかった


「EXPO」収録のシングルは「We love the EARTH」「Love Train」のみだったので、
「Tour TMN EXPO」「EXPO Arena」でも中心的な役割を果たし、
(ただし「We love the EARTH」「EXPO Arena」で演奏されなかった)
終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」では続けて演奏された


だが再結成後には両曲とも長く演奏されず、
ミニライブでもフルライブでも外されていた
特に「Love Train」は、その売上を考えると意外で、
ライブでの存在感は「Time To Count Down」に一歩譲っている


「Love Train」が再結成後はじめて演奏されたのは、
2003年の「Live in Naeba」で、以後はほとんどのライブで演奏している
「We love the EARTH」はこれより演奏回数は少ないが、
2004年の「Double Decade Tour Final」と、
2007年の「TM NETWORK –REMASTER-」で演奏された
この他両曲ともtribute LIVEなど、ウツ関係ライブで演奏例がある


なお2007/11/3「TM NETWORK –REMASTER-」の会場(パシフィコ横浜)の傍、
クイーンズスクエアでは、おそらくTMファンを見込んで、
メジャーデビュー前のSweet Vacationが「We love the EARTH」を演奏した
(ちなみに同日、TMもこの曲を演奏した)
Sweet Vacationは後に2008年リリースの「More The Vacation!!」で、
同曲のカバーを収録している


Love Train/We love the EARTH
エピックレコードジャパン
1991-05-22
TMN
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4-18 THINK of EARTH

2009/10/24 22:18
PCトラブルがあり、更新が遅れてしまいました
で、今更ですが、
10/18(日)Zepp Tokyo公演の「SMALL NETWORK」に行ってきました
セットリストはネタバレ防止のためにコメント欄に書いておきます


今回はアンコール2曲目が変更になりました
一日しかなかった大阪公演で初めて演奏されたようですが、
10/17のZepp Tokyo公演では前のままだったそうなので、
おそらくここは日替わりになるのでしょう
アンコールは日替わりを含めて3曲とも「Dance」がつく曲で、
おそらく意図的にそうしているのだと思います


アンコール2曲目では、ウツがサビで会場にマイクを向け、
会場に合唱を求めていました
会場の盛り上がりも良かったと思います
同様の試みは08でも行なわれ、
最後のところの「ラララララ」のところで、
手拍子と会場の合唱を求めていました
この演出は良かったと思います


ちなみに10/18では、ライブが終わった後で、
1Fの観客が2F席に向かって声援を送っている光景が見られました
なんだ?と思ったら、木根さんや葛城さんが見に来ていたようです
(阿部さんはカメラマンとして働いていたので客席にはいませんでしたが)
近くに座っていた人はラッキーでしたね


「SMALL NETWORK」は、今日10/24に広島公演で半分終わり、
いよいよ後半戦になります
私は11/13のJCBホール追加公演に行くつもりです
ゲスト出演は誰だろう…
期待通りだと大歓喜なんですけど


以上はウツの話題でしたが、今回は各メンバーについて話題があります
まず小室さん絡みでは、10/21木村隆裁判の判決が出ました

 小室哲哉プロデューサー(50)=詐欺罪で有罪確定=と共謀し、売却済みの著作権を譲ると持ち掛け投資家男性から5億円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会社役員木村隆被告(57)に対し、大阪地裁の杉田宗久裁判長は21日、「制度上の問題点を悪用したずる賢い犯行」として懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。
 杉田裁判長は「小室プロデューサーのうそに同調し、自らもうそを言った。被害者との窓口だった役割は大きい」と指摘。一方、「反省し、慰謝料1億5000万円を支払い被害者と和解した」などと執行猶予の理由を述べた。


懲役3年の求刑に対して懲役2年6ヶ月の有罪判決で、執行猶予は4年です
「被害者」Sとの和解が未成立の小室さんが執行猶予付き判決でしたから、
和解が成立している木村に実刑判決はないだろうという予想はついていましたが、
やっぱりそうでしたね
ただ小室さん(求刑5年、判決3年)と比べると、
Sの減刑嘆願書が出ていた割には刑期短縮の幅は小さいです


今のところ、木村も検察も控訴するという話は聞こえてきません
もしもこのまま11/4までに控訴されなければ、
11/5になった時点で刑が確定します
前回の記事のアザラシさんのコメントでも指摘されていますが、
奇しくも小室さん逮捕(2008/11/4)のちょうど一年目で、
司法上の決着がつくということになります
いやはや、長い一年でした…(まだ終わっていませんが)


最後に木根さんの話題ですが、
10/16にオフィシャルサイト「Roots of the Tree」がリニューアルしました
さらに同日、ブログも始まりました
右のリンクにも張っておきますが、
URLはhttp://www.diamondblog.jp/naoto_kine/です


「また52歳を機に新たなる挑戦への決意でもあります」
「いろんな企画も考えています」
とのことですが、何か新しいことを始めるつもりなのでしょうか
ちなみにブログ開設記念として、
サイン色紙を抽選で5名にプレゼントするそうです(応募11/16まで)


ブログのプロフィール欄には、
色々と自虐的なことも書かれています
たとえば「今まで一番印象に残っている出来事」は、
「友達の逮捕と、自分の事故の報道」だそうです(笑)


また「今後の目標」には、
「たくさんのライブをやりたい」ということとともに、
「あと、TM NETWORK 30周年!」と書いてくれています

マジで頼みますよ!!


いや、正直30周年の頃にもライブとかに行けるか分からないんだけど、
少なくともTMの存在をフェイドアウトさせないようにがんばって下さい
小室さんは自分の意思だけではどうにもできない立場だし、
TM復活の奇跡があり得るかは、ホントあとの二人に掛かっているので…


そんなこんなで、なんだかんだいって話題がいくつかあったこの一週間でした
では本題に入ります

-------------------------------------------
小室哲哉のソロライブ「THINK of EARTH」は、
1991/4/20・21の両日、
北九州スペースワールドで行なわれた
宇宙をテーマにしたテーマパーク、スペースワールドの、
開業一周年記念ライブである(開業は1990/4/22)


またこれは偶然らしいが、
「CAROL」の舞台となった1991/4/21と重なる日程となっており、
このことも選曲にあたって考慮したという


このライブは、1990年1月まで行なわれたソロツアー、
「Digitalian is eating breakfast tour」から、
1年3ヶ月ぶりのソロライブとなる
小室がメインボーカルを取った最後のライブだと思う


もう一つ珍しいのは、野外ライブだったことである
かつて1986年に野外ライブ「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」が行なわれたが、
それ以来5年ぶりとなる
5年前と同様に、スタッフは雨が降ることを大変危惧していた
なおこの後の小室関係の野外ライブは、
1995年の「TK Dance Camp ‘95」となる


ライブは日没の少し前から始まった
天気が晴れていれば、ライブの進行とともに周りが暗くなり、
やがて月が出てくることになる
このライブのテーマとして「月とピアノ」が取り上げられており、
月の演出はかなり意識していたらしい


さらにスペースワールドと言う会場にちなみ、
小室はライブ空間を、自らをキャプテンとする宇宙船になぞらえ、
地球を俯瞰するイメージでライブを構成した
ステージの後ろにも、会場備え付けのオブジェとして、
スペースシャトルの模型が立っている


「Rhythm Red Tour」と比べた時の機材の特徴は、
やはりピアノの多用だろう
ピアノを聴きながら月を見るという、
まさに「月とピアノ」をコンセプトにしたライブだった
その意味でこのライブは、
「Tour TMN EXPO」のプロローグ的意味も持ったと言えるかもしれない


時期の上では「Rhythm Red Tour」が終わってすでに一ヶ月経ち、
「EXPO」のレコーディングも始まっていたが、
小室の髪はまだ長いままで、「Rhythm Red」期の面影を残している
衣装は赤いひらひらした服である
サポートメンバーは「Rhythm Red Tour」と同じく、
ギター葛城哲哉、ドラム阿部薫、シンセベース浅倉大介である





このライブはCD・ビデオなどの形では一切商品化されていないが、
4/21の映像がWOWOWで生放送され、後に編集されて再放送されている
1991年度のTMNはWOWOWに頻繁に出演するが、
その始まりがこのライブ放映だった
WOWOW本放送開始が1991/4/1だから、
最初期に出演していたことになる
当時はWOWOWを見ることのできる人は必ずしも多くなく、
小室やTMNの特番を見ることのできないファンも多かった


演奏時間は一時間半程度で、全13曲
歌付きは5曲である
演奏曲中2曲(20分程度)は2回演奏されるので、
あまりお徳感はないライブかもしれないが、
そもそも小室の歌付きソロライブという時点でレアなので、
これはこれで貴重であろう


最大の目玉は、初披露の「Think of Earth」と、
このライブでのみ演奏された「Space World」であろう
また小室が「天と地と」を歌ったライブは、
史上これだけと思う
「Think of Earth」「Gravity of Love」は、
他のライブで演奏したこともあるが、
現時点で公開されているのはこのライブの映像のみである


ライブの内容に触れよう
ライブの始まり、「6,5,4,3,2,1,0」のアナウンスとともに、
ステージ上に煙幕が上がる
その煙幕の中から小室とサポートメンバーが現れる
一曲目は「Secret Rhythm」
「Rhythm Red Tour」でおなじみの、手馴れた曲である


小室のMC。
どうもありがとう。ようこそ、スペースワールドへ。これから60分か70分くらい、僕たちと一緒に、マインドトリップを、スペーストリップをしたいと思うんで、今日は特別にちょっと、頭の中をね、こう、からっぽにして、音と映像に酔いしれてくれると嬉しいです。えー、それじゃあ最初に、君たちと一緒に旅をするメンバーを紹介したいと思います。ギター葛城哲哉。ドラムズの阿部薫。キーボードとベースの浅倉大介。えー、さしずめキャプテンだと思いますが、キーボードとボーカルで小室哲哉です。よろしく。えー、せっかく宇宙の旅なんだけど、まだ太陽が出てる。あともう少しで暗くなると思うんだけど、それまでちょっと地球の様子でもね、みんなと一緒に見学したいと思うので、週末の恋人たちの歌でも聞いて下さい!


小室にしては割と長いMCである
このライブは全体的に、割とMCが頻繁である


歓声の中、「Hurray For Working Lovers」
雰囲気のあるシンプルな葛城のギターのみをバックに、
小室が歌を披露する
間奏では小室のピアノもこれに加わるが、
アコースティックなゆったりとしたアレンジである
後半では阿部のドラムと浅倉のシンセも加わる
アウトロはピアノソロで終わる
この曲でピアノが初登場し、以後ピアノメインの演奏が続く


小室MC
えーと、次の曲は、今日のために作った曲ですけれど、「Think of Earth」という曲です。今、TMNの新しいアルバムのレコーディングをしてるんだけど、アルバムを作る時にいつも、僕たち最初に、今度のアルバムはどういうテーマにしようかとか、どういうことを今回のアルバムでしようかとか、いつもたくさん考えるんだけど、今回はここにあるピアノってのをテーマにしようと思って、それともう一つ、ちょうど出てると思うんだけど、月が見えると思うけど、月もテーマにしたいと思って。ピアノと月を二つを混ぜたら、どんなアイデアが出てくるかなと思って、今レコーディングしています。それで、そういう絵を自分で実際に見てみたいと思って、思っていたら、スペースワールドのここに来れたんで、昨日(註:4/20)とかは自分でピアノ弾いてて、一人で感動してましたけど、えー、みんなも一緒に感動して欲しいと思います。こんな、ピアノと月が一緒に見れるなんてのは、なかなかない光景だと思うんでね。じゃあ「Think of Earth」という曲と、「Space World」と言う曲を聞いて下さい。たぶん20分くらいあると思うんで、その間にだんだん夕景が暗くなってくるかもしれない。


ここでインスト2曲続けて20分の演奏が始まる
両曲ともタイトルからして、
いかにもこのライブのために作られた曲である
この曲の演奏中に暗くなると言うのは、
日没時間を計算してセットリストを組んでいるのだろう


まずは「Think of Earth」
曲の構成はCD通りで、この時点でほぼ完成していたのだろう
ただしCDに収録されているものと違ってインスト版で、
小室のボーカルは入っていない
なお直前にピアノを強調したMCをしたにも関わらず、
小室はピアノではなくシンセで演奏する(途中でピアノも入るが)
ゆったりとした幻想的・雄大な雰囲気の曲である
前半部分はPink Floydを意識したという


そして「Space World」
サビの部分は「Thrill Mad Natural」をアレンジしたものである
前曲と比べて勢いのある攻撃的な曲で、
タイトルの通りスペーシーな雰囲気である


緊迫した曲調は、
おそらくスペースシャトルの発進をイメージしているが、
最後は宇宙に到達した場面をイメージしてか、
穏やかな曲調に変わって終わる


前曲は地球、この曲は宇宙をテーマに据えている
あるいはこの曲も「EXPO」に収録する案があったかもしれないが、
現在までCD化されていない


「Space World」演奏を終えてすっかり暗くなった会場で、
小室のMC

えー、次の曲はちょっと懐かしい曲で、1991年の、今日は4月の21日なんだけれども、この日がもしかしたらもう、僕たちも音楽なんかできないんじゃないかなと思った皮肉の意味を込めて、昔「CAROL」という、昔というかその、そんな昔じゃないけど、アルバムを出した時に、その時も、こうやってステージに立ててたら嬉しいなと思って、1991年4月21日には音がなくなっちゃうとかいう、そういう想像をしてみたんだけれども、実際今日はこうやってみんなの前で演奏できているんで、よかったと思いますが、えー、その懐かしい曲を聞いて下さい。


「CAROL」から「A Day in the Girl’s Life」「CAROL(Carol’s Theme T)」
小室はイントロではシンセの音をバックに、
ピアノやシンセを重ね、アドリブも交えて演奏する
ボーカルはなく、インストである
(コーラスはCD音源を流している)


短いMC
「天と地と」から、「炎」「落花」「Heaven and Earth(天と地と)」を聞いて下さい


3曲とも「天と地と」の代表曲だが、
「天と地と」リリース後にソロライブがなかったので、
このライブは「天と地と」の曲を聞く貴重な機会となった
特に「天と地と」を小室が歌ったのは、おそらくこの時だけだろう
しかし歌は、結構残念な出来だった


「炎」では小室のアドリブシンセが随時加えられている
派手な「炎」の演奏に対して、
「落花」「天と地と」はピアノ中心の穏やかな演奏である


その後は「Digitalian is eating breakfast」の曲が続く
「Gravity of Love」は…歌が残念であるが、貴重な映像ではある
ついで「I Want You Back」
このライブ盛り上がりところの最後をこれで締めるあたり、
小室はこの曲をかなり気に入っているのだろうか
(いくつかのセルフカバーの存在を考えても)
代表曲の「Shout」「Running To Horizon」は演奏されなかった


「I Want You Back」が終わり、ステージで花火が上がると、
小室最後のMC

僕たちの旅も、ずいぶん地球から離れて、やっと地球がこのくらいか、このくらいに見えるようになってきたと思うんだけど(小室、両手で丸を作るジェスチャー)、月も良く見えるようになったし(空を指差す)。これから20分くらい、みんなで地球を見ながら、たまには地球のことを考えてみましょう。


二度目の「Space World」
ステージが暗くなったこともあり、派手な証明が映える
そしてこのライブのラスト、二度目の「Think of Earth」
この曲順はおそらく、
宇宙から帰還して地球に戻ってきたことを表現しているのだろう


二度目の「Think of Earth」は、
一度目の演奏と異なり歌詞が付いており、
小室がボーカルとして歌う
CDバージョンを知っていると普通に感じるのだが、
一度目では歌が付いていなかったのだから、観客は驚いただろう
つまりこのライブでは、インストバージョンと歌バージョンの、
2パターンが披露されたことになる
なお最後の「空からのメッセージ」のところ、
歌詞が変わっているが、なんといっているかよく分からない


「Think of Earth」の演奏が終わるとともに、
会場には打ち上げ花火が上がる
野外ステージの利点を生かした演出である
そして演奏は止まるが、
小室はシンセの前からピアノの椅子に移動し、
ピアノで「Think of Earth」の演奏を再開する
一緒に吹奏楽器の音も流れるが、
シンクラヴィアでサンプリング音源を流しているのだろうか


ピアノ演奏が終わると、
小室とサポートメンバーは並んで観客に挨拶し、
再び花火が打ち上げられる中で退場する


EXPO
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1991-09-05
TMN
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4-17 月とピアノ

2009/10/12 03:12
1986年の「FANKS」、1988年の「T-Mue-Needs」、
1989年の「FANKS!! ‘89」、1990年の「リニューアル」など、
新たな活動を始めるたびに、
常にキャッチフレーズを提示してきたTMだったが、
1991年のTMNのコンセプトは「月とピアノ」だった


これは小室がレコーディングスタジオで、
ピアノのある部屋からガラス張りの屋根を通して月が見えたことから、
思いついたフレーズだったらしい
ピアノ自体は小室が1990年から意識していたらしいが、
この時にそれを月と組み合わせるコンセプトを思いついたのだろう


このコンセプトがいつ決まったのかは分からないが、
1991/4/20の小室ソロライブ「THINK of EARTH」で言及されているので、
それ以前のことだろう
木根がこのコンセプトを前提として、
小説「月はピアノに誘われて」の執筆を始めたのは1991年3月末だから、
3月中には決定していたと見なければならない


またピアノをテーマにすることは、
「We love the EARTH」レコーディング時に決まっていたと言う
実際にこの曲はピアノが目立つ形で入っている
サビ以外の全体のレコーディングが行なわれたのは3月下旬だから、
やはり「月とピアノ」のコンセプト決定は3月以前のこととなる
おそらく「Rhythm Red Tour」終了前後のことだろう


なお「EXPO」の後、1991/10/20に発売された「K’z Magazine」には、
小室作曲の「月とピアノ」というインスト曲が収録された
実際にはシンセで作った曲で、生ピアノ曲ではないのだが、
「月とピアノ」のコンセプトをテーマにした楽曲である
以前触れた通り、当時EOS B500のCMでも使われ、
後に2003年、「キヲクトキロク」に収録された


「月とピアノ」の内、「月」は楽曲の歌詞と関わっている
人が地球であるとすれば、月はピアノに対比されるという旨を、
当時の小室は発言している
小室はまた、地球を俯瞰して見る視点の重要性を述べており、
我々人間を俯瞰する存在の象徴として月を取り上げたらしい


さらに人間の居場所としての「地球」や、
地球を相対化する存在としての「宇宙」などを歌詞に含む曲が、
「EXPO」収録曲には多い
「We love the EARTH」「Love Train」「Just Like Paradise」「月の河」「大地の物語」「月はピアノに誘われて」「Tomorrow Made New」「Think of Earth」
の8曲がこれと関わっている
全体の過半数である


この点で見れば「月」に象徴される「地球を俯瞰する視点」は、
確かにアルバムのメインテーマとなっているように見える
特に「We love the EARTH」「Love Train」「大地の物語」「Think of Earth」は、
環境問題を意識したフレーズが入っている
これらはいずれも小室の手がけた歌詞であり、
当時の小室の関心を示している
(ただし別章で述べる通り、「Think of Earth」以外の歌詞は破綻している)


ただし「月」「地球」「宇宙」というキーワードや、
俯瞰の視点などは。この時に初めて現れたものではなかった
1987年の「humansystem」期、特に「Kiss You」の中には、
明確にこうしたコンセプトが含まれている
「Kiss You」のPVや、
ツアー「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」のオープニング・エンディング映像も、
こうしたコンセプトを反映したものであり、
メンバー自らが宇宙からメッセージを伝える存在を演じていた


もともと俯瞰する視点や宇宙空間というコンセプトは小室の好みであり、
それが環境問題という意識と合わさって出てきたのが、
この時期の特徴と言えるだろう
ちなみに小室がこの後環境問題に言及することは管見になく、
割と短い関心だったようである


個人的に、以上のコンセプトをもっとも直接的に表現している歌詞は、
「Think of Earth」と思う
曲名からして、まさしく環境問題を意識した曲であり、
その意味で「EXPO」のテーマソングと呼んでも良いと思う


「We love the EARTH」も環境問題を意識した曲名だが、
こちらはコンセプトがまとまる前の2月にサビが作られており、
その点で「Think of Earth」の方が、
より固まった段階でのコンセプトを反映していると言えると思う

街の灯(ひ)を遠くにながめてる僕たち
幼い日見つけた君の夢捜すよ
惑星は泣いていた争いや欲望に
今君は気づいてる傷つき出す星を
Think There is no Space
Think There is no Mercy
地球では君の歌言葉より優しく輝いて届くよ
宇宙(そら)からのメッセージ
Think of Earth


日常を過ごす我々人間の背後に、
傷付けられた惑星=地球があることを訴えた歌詞である
この歌詞には、「君」という単語が三度出る
これは曲を聞いているリスナーを指しているとも考えられるが、
別の考えもできる


歌詞の最後のところでは、
地球に届く「君」の歌と宇宙からのメッセージが登場するが、
文脈から見て両者は同じものと解される
最後の「Think of Eath」=「地球のことを考えよ」というフレーズは、
その歌=メッセージの内容であろう
つまりこの「君」はCDを聞いているリスナーではなく、
宇宙に存在し、地球の危機を人間に伝えようとする存在である


となればそれは誰か
小室が地球を俯瞰する存在として位置づけた月しかないと思う
つまりこの曲は、「月」という単語こそ出ないものの、
地球上から「君」=月のことを思った歌詞である
呼びかけの主体である小室は、
月から「Think of Earth」というメッセージを、
それ以前に受け取っていたと考えられるが、
それに対する返答がこの歌なのであろう


歌詞最初の2行は、厳密な解釈は難しいが、
一案を示せば、
「街の灯を遠くにながめてる僕たち」は、
街の灯=目の前のことすら遠くに感じる人間であり、
地球規模の広い視野から物事を考えられない人間を言っているのだろう


「幼い日見つけた君」というのは、
「君」=「月」を踏まえれば、
小室が幼い頃に見た月のことである
無論月は幼い頃にしか見えないものではないが、
大人になった今は街の様子など身の回りのことにとらわれ、
月の存在に気づかなくなっているのだろう


「君の夢捜すよ」の「君の夢」は、月が抱く願いである
これは月が地球に届けた「君の歌」「宇宙からのメッセージ」と同じである
そして身の回りのことにしか気がつかなくなった自分が、
月の願いを感じ取ろうと努力することを、
「捜すよ」と表現しているのだろう
その結果気づいたことが、
後の部分に見える、地球が傷つき苦しんでいるという事実だったのである


以上が正解だとすれば、
おそらくこれは小室がスタジオでピアノを弾いている時、
普段意識していなかった月灯かりに気がついて、
感動した時の体験を基にしていると考えられよう
むろん月のメッセージの内容が「Think of Earth」というのは、
小室の当時の問題関心から導き出されたものである


以上のように解釈してみたが、
言葉使いが巧みかどうかはともかくとして、
割と気の利いた歌詞ではないだろうか
この時期の小室詞では、
「We love the EARTH」「Love Train」などよりも、
はるかに趣きがあると思う


さて、「月」が歌詞と関わるキーワードとすれば、
「ピアノ」は音と関わるキーワードということになる
確かにエレキピアノも含めれば、ピアノは多くの曲で使われている


ただしピアノメインの曲は、
「月はピアノに誘われて」「Think of Earth」くらいである
両曲は直接「月とピアノ」をテーマとして意識的に作られた曲だから、
特にピアノがメインになったのだろう


他に「Jean Was Lonely」「あの夏を忘れない」も、
比較的ピアノパートが目立つ曲だが、
他はとりたててピアノが重要な位置を占めているとも思えない
(その他、逆回転前の「EXPO」も実はピアノが中心)
なお「We love the EARTH」原曲ではピアノが目立っているが、
「EXPO」収録の「Ooh, Ah, Ah Mix」では雰囲気が一新されている
少なくとも「EXPO」の音だけを聞いて、
ピアノがメインテーマだと感じる人はほとんどいないだろう


「Gorilla」はファンクミュージック、
「CAROL」はミュージカルをメインコンセプトとしながら、
実はそれに沿う楽曲は全体の半分程度だった
しかしアルバムを通して聞いた場合、
これらのメインコンセプトは確かに伝わってくる


ユーロビート的な「Come On Everybody」が先行シングルであっても、
「CAROL」全体のイメージはやはり、
「A Day In The Girl’s Life」であり、「Just One Victory」である
その意味で、ファンクやミュージカルというコンセプトは成功している
「Rhythm Red」はさらに明確に、
ハードロックを目指したアルバムであることが伝わってくる


これに対して「EXPO」の場合、
最も印象の強い曲はおそらく「Just Like Paradise」「Crazy for You」当たりで、
印象に残るのはピアノよりは、ハウスでありクラブサウンドであろう
実際に「EXPO」を紹介する場合は、
ハウス・クラブサウンドの影響が強いとされる場合が多い
そしてそれは、当時小室が最も関心を持っていた音でもあった


となれば、ピアノというコンセプトは、
「EXPO」の中で事実上破綻していると言うほか無い
ただ、初めのころにレコーディングされた「We love the EARTH」「Think of Earth」などは、
共にピアノが強調された曲だから、
当初は本当にピアノメインで行くつもりだったのが、
途中で方針転換したと見ることも出来るかもしれない


ただ小室哲哉個人に関する限り、
ピアノはやはり一定の存在感があった
まず4/20・21に行なわれたソロライブ「THINK of EARTH」では、
ピアノがメインの楽器の一つとして使われた
さらにミュージカル「Madomoiselle Mozart」の楽曲製作を依頼された際、
モーツァルトがテーマと言うことで、
やはりピアノが一つのメインとなった


折しもモーツァルト没後200周年であり、
この頃の小室はモーツァルトに関する発言が多い
この頃結成したユニットV2でも、
モーツァルト没後200周年記念のライブを行ない、
そこでもピアノが多く使われている


ピアノと言えば忘れてはならないのは、
「Tour TMN EXPO」で使われた特注ピアノ、
いわゆるEXPOピアノであろう
製作は小室哲哉の依頼でYAMAHAが請け負った
未来的なマシンのイメージと、
人間を静かに見守る大木のイメージを併せ持った、
まったく新しいピアノを作りたいと思ったという



小室演奏中のEXPOピアノ



当時のYAMAHAの技術を駆使して製作され、
演奏した全てのデータを保存する機能もあった
ライブで使われるということで、デザインも重視され、
曲線を表現するため2mmの樺の板を65枚積み重ねて作られた
このピアノは以後も小室の愛蔵品となり、
プロデューサー期の作曲にも使われた
YAMAHAにも一台保管されているらしいが、
小室保管分は小室逮捕以後はどうなったのだろうか


それはともかくとして、
このピアノは3ヶ月以上の期間をかけて製作された
「3ヶ月以上」というからには、4ヶ月には達していないのだろう
最近のテレビ番組で、一年以上を擁したと言っているものがあったが、
それだとリニューアル以前に発注したことになり、考え難い
小室によれば、12月頃にYAMAHAにお願いしたという
すでに「Rhythm Red Tour」が始まった頃には、
次のツアーでピアノを使うことは決まっていたのである


「Tour TMN EXPO」のリハーサルが行なわれた1991/8/5には、
すでに納品されていただろうから、
7月終わりには完成していたとして、
4月中には製作に入っていたと見られる
おそらく3月半ば、「EXPO」のコンセプトが固まった時点で、
作業に入ったのだろう


このピアノは、「Tour TMN EXPO」で大々的に宣伝され、
ツアーの象徴的存在となった
そのためピアノはアルバム「EXPO」よりも、
ツアーに付随した印象が強いファンが多いと思う


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SMALL NETWORK F.O.D SHIBUYA-AX公演

2009/10/05 03:14



カウンターが10万ヒット超えてる!


こんな読みづらい長文ブログをいつも拝読して下さっている方々、
どうもありがとうございますm(_ _)m
もうこのブログ3年くらいやってますが、ケタが変わるとなんか嬉しいですね




さて、10/3・4、「SMALL NETWORK F.O.D」の渋谷公演に行ってきました
ネタバレ防止のため、セットリストはコメント欄に書いておきます
以下の番号はコメント欄のセットリストに対応します


まず、断っておきますが、私はTM NETWORKのライブや、
TM関係の企画(tribute LIVEやFolk Pavilion)は行きますが、
メンバー個人のフルライブには行ったことがありません
あくまでもTMのファンなので、
TMから離れた3人の活動は、一応把握はしていても、
ライブ会場まで行くほど関心はありません
なので、今回が生まれて初めてのメンバーソロのライブです


私が今回行ったのは、
TM25周年関連企画という性格と「SMALL NETWORK」という名前から、
ライブの大部分はTM NETWORKの楽曲だろうと考えていたためでした
もちろんウツソロ曲もやると告知されていましたが、
Fence of Defenseとともに、
tribute LIVEでのソロコーナーくらい(3曲程度)と予想していました


ところがいざ行ってみると、
TM9曲、ウツソロ6曲、FOD5曲というラインナップで、
FODのインストを除いてもTMは半分程度でした
ライブの感想も、TMのライブというよりは、
やはりウツのソロライブという感じでした
2日目は慣れましたが、
1日目はTM曲で盛り上がったところでよく知らない曲(失礼)が挟まって、
気分的にはクールダウンしてしまいました


もっともこれは、ライブがダメというのではなく、
TM NETWORKのライブ(あるいはtribute LIVE)の延長的なものと
勘違いしていた私のせいです
また小室さん逮捕後、初めてTM曲がバンド形式で演奏されたわけで、
その点はやはり感慨深いものがありました
ただこれから行く方で私と同じ勘違いをしている方は、
あくまでも「TMの曲もやるウツのソロライブ」という心構えで行った方が良いと思います
まあ、事前の告知でもそう書いているわけなんですけど


全体の感想を言いますと、
特に何か特殊な試みやサプライズがあるライブではありません
まあそれは、tribute LIVEも最近のTMライブもそうでしたし、
U_WAVEのような特殊な演出のライブが続いていたウツソロファンの中には、
むしろ歓迎する方も多いかもしれません


Fence of Defenseの演奏は良かったです
彼らのライブには行ったことないのですが、迫力ありますね
ちなみに今回のMCで言っていたのですが、
11/25に川崎のClub Citta'で、20年前の武道館ライブを再現する試みがあるそうです
え、ちょっと面白そうかも…
でも8500円ですか… ちょっと高いですよね


Fence of Defenseの楽曲も良かったです
ライブのオープニングも彼らのインスト演奏だったのですが、
(これだけ曲名分かりません ご存知の方、教えて下さい)
10〜12の3曲では彼らのコーナーが設けられました
10と12は最近の曲ですが、
11は日替わりだそうで、彼らの過去の代表曲を演奏するそうです
一時期は過去曲を封印するとか言っていたのですが、
今は変わったんですね
最近の曲も良くて、特に10とか素晴らしいですね
正直、ウツソロやtribute LIVEのソロコーナーより聞きごたえが…


あと12では、ウツもギターで参加しました
西村さんのメンバー紹介によれば、
メインギターウツ、サイドギター北島さんらしいです(笑)が、
ウツはいやな汗かいたと言っていました


昔からの友人と一緒だからでしょうか、ウツもすごい楽しそうでした
MCの時もはしゃいでいるように感じました
10/4なんて、本編最後の18が終わった後、「最高!」と叫んでいました
ただしU_WAVEのツアーが直前にあったため、
リハーサルにはウツがあまり来なかったそうで、
なんと通して歌ったのは10/3の本番が最初だったとのこと
基本的にリハーサルはFence of Defenseのみだったようです
そんな状態でもこなしてしまう自分はすごいとか自画自賛していましたが(笑)


ただ時間がなかったことも影響しているのか、
セットリストは二日ともほとんど同じでした
日替わり曲を用意する余裕がなかったのでしょうか
Fenceコーナーの11を除くと、日替わりは18のみで、
しかも初日・二日目とも、普段から演奏しまくっている曲です


ツアースケジュールが1会場2公演のところが結構あるので、
tribute LIVEや「SPEEDWAY and TK Hits!!」みたいに、
今回も日替わりなんだろうと信じきって、
それなら各2回くらい見ておきたいと思って東京4会場押さえたのですが、
これなら全部で2回で良かったかなあ…とか思い始めています
ただ18日は唯一の指定席なので、これに行かないのは悔しいから行きますけど、
17日は立見だからなあ…
興味ある方は17日の立見なら定価でお譲りしますので、
メールかメッセージでも下さい

まあ、いないかな

[売約済み! ありがとうございました]


ちなみに今回両日とも、2階の指定席が当日券で出ていました
機材用の席を空けたようです
10/3はダフ屋も定価以下でチケットを売っており、
10/4には来ませんでした(げらげら
今後の公演分のチケットが手に入らなかった方も、
当日会場に問い合わせれば手に入るかもしれません


ウツソロ曲6曲中、2曲はSpin Offの作品です(04・17)
両方とも「Spin Off from TM 2007」で演奏した曲なので、
非ウツソロファンでも知っている可能性の高い曲を選んだのかもしれません
あとの4曲中、1曲はT.UTU名義、3曲は宇都宮隆名義です
16とenc1以外の4曲は21世紀に入ってからの曲で、
最近の曲をアピールしていたのかもしれません
個人的には07は良い曲だと思いました
16も盛り上がりますね


さてTM 曲ですが、今回はFence of Defenseがいるということで、
初期の曲(西村がサポートしていたGorilla期まで)をたくさんやると期待していたのですが、
最後のenc2のみでした
初期曲、もっと聞きたかったなあ…
「Rainbow Rainbow」とか昔の超定番曲だったのに復活後一度もやってないし


このenc2は、多分ライブ全体で一番盛り上がったと思います
理屈抜きで盛り上がれる曲ですので、tributeでもかなりやっていますね
(正直、これを小室さんがいるライブで聴きたいのですが…)
ライブの最初に当たる02・03と本編最後の18、そしてライブ全体のトリのenc2など、
印象に残るところに確実に盛り上がる曲を配置しています
逆に言うと、それ以外はほとんどTM盛り上げ曲が入っていないのですが…
(あとは14だけ)


ウツ+Fenceという構成を生かした選曲が13でした
セットリストだけ見ると、「またこの曲か」と思うかもしれませんが、
この曲、なんとjazzバージョンです
おそらく西村麻聡さんプロデュースの「POP meets JAZZ」のバージョンと思います
フルコーラス聞いたことはありませんが、試聴で聞ける部分は同じでした
そういやこんなのあったなあ…
いやはや、まったく予想外でした
こういう意外な試みは大歓迎ですね


「SMALL NETWORK」は全体的に、
楽曲のアレンジなどが行なわれていて、
「tribute LIVE」よりも音楽的な面で面白かったです
西村さんのアレンジなんでしょうか
たとえば02は、
昔のFANKSバージョンを彷彿させるドラムソロのイントロでスタートでしたし、
(そういや山田亘さんがいた頃のアレンジですね)
14もイントロが大幅に変わっていました
他に18のアウトロも、
ライブ本編の終わりを盛り上げるためにアレンジされています


あとはしばしば楽曲の中にFenceメンバーのソロパートが加わったりしています
特に03では北島さんのギターと西村さんのベースのソロが間奏で入るのですが、
いやーーこの曲でベースソロ、渋すぎます!
超かっこよかった!
多分このライブで一番しびれたところはここかも
ソロパートに限らず、こういう低音を強調した曲は生ベースがあると締まりますね
しかしこの曲、今まで生ベースを入れて演奏したのって、
発売直後のツアーと「TMN 4001 Days Groove」だけですね


今回のTM曲の選曲は、
Fenceとのセッションによる特殊アレンジだった13と、
定番の02・03・18とenc2を除く4曲は、すべて再始動後の楽曲でした
3枚のアルバムから1〜2曲ずつの演奏という、
再始動後の楽曲の中からバランスを考えた選曲でした
ウツソロのところもそうでしたが、
最近の楽曲を積極的に選んでいた印象です
(最近といっても再始動はもう10年前ですが)


具体的には05・08・09・14が再始動後の楽曲に当たります
多くの方は、これらは二度と演奏されないと思っていたんじゃないでしょうか
アルバムツアーなのに回顧的だった最後のTMツアー「SPEEDWAY and TK Hits!!」よりも、
今回のライブはむしろ「今」志向でした
この点はミュージシャンとして、評価して良い点と思いました


特に05はうれしかったです
今回一番うれしかった選曲はこれでしょうか
観客から壁を隔てずに歌ったのは初めてでしょう(笑
14も初めて生楽器で演奏されました
08は西村さんのコーラスがかぶさって、良い雰囲気でした
ただ初日、ウツ、歌詞を飛ばしましたね かなり派手に


あとこれは偶然なのでしょうけど、
09・14という小室さんの悲痛な心情をもっとも直接歌った歌詞の曲が、
今回並んで選ばれたのは、ある意味で驚きました
ウツの場合はあくまでもボーカリストとして選んだだけで、
特別な意味はないと思いますけれど、
再始動後の楽曲を否定せず、
全盛期の楽曲と同様に大事にしていることが伝わりました


ちなみに今回のライブがTM25周年の代替企画であることは明らかですが、
ウツはTMについてはあえて何も言いませんでした
MCでも話題がなくて困っていましたが、
それでもTMの話はほとんど出していません
(Fenceとの過去話で簡単に触れる程度)
余計なファンサービスはせず歌でファンに応えるという態度は昔からで、
彼なりの美学なのでしょうし、
今は何も言えることはないと思いますから、それで良いと思います


あと今回のこのツアー、「The Singles 2」リリースの直後なので、
意識した選曲とかもあり得るのかなあ?と一瞬思いましたが、全然関係なかったですね
18の日替わり曲の片方以外、かぶる曲はまったくありませんでした


なお今回のライブで当初から気になっていたのは、
シンセメインのTM楽曲で、演奏をFenceがやる場合、
シンセの音はどうするんだろう?ということでした
西村さんが引くにしても、メインはベースだろうし…はて?、と


で、今回蓋を開けてみると、当然シンセはいませんでしたが、
シンセの音はちゃんとなっていました
ただ会場には西村さんがたまに引くエレキピアノ以外、
鍵盤は置かれていません
つまり打ち込みの音をどこかで鳴らして会場に流しているわけですが、
見えない楽器の音が聞こえるのはなんか違和感がありました


もちろん80年代のTMも、
ステージ上にある楽器のみですべてを処理していたわけではないのですが、
視覚的な効果というのはやはりあるわけで、
この点は最後まで気になりました
これならウツ一人だけステージに上がって、
カラオケ流して歌うだけでもライブ成立するんじゃね?みたいな印象です
まあFenceの演奏は良かったですけど、それだけにあともう一つ…って感じです
これで白田朗さんとか小泉洋さんとか来れば完璧だったのになあ(何が)


以上、個別の曲やMCについてはあまり触れなかったのに、
変にレポート長くなりました
自分で書いておいてアレですが、
前半の方は微妙な感じで書いているのに、
最後まで読むと楽しそうですね


今後セットリストの変更はあるんでしょうかね
友人のミュージシャンが飛び入り予定のファイナルは変わるかな?
(どうでもいいけど、「飛び入り予定」って変ですよね)
私はあと10/(17と)18のZepp Tokyo公演と追加のJCBホール公演に行くつもりですが、
何かあると良いですね


来週から、また通常通りの更新になります
8・9月は更新頻度落ちてたのですが、10月から週一ペースに戻します
それでも「EXPO」期は、年をまたぐかなあ…
でも冬の間には終わるはずです
「とりあえずここまで」はと思っていた目標がここだったので、
あとしばらくお付き合い下さい
そういや第5部とかもやるのかな… どうしよ
まあそれはまたおいおい


それではまた
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4-16 TMN最後の挑戦

2009/10/01 21:29
半月ぶりの更新になります
9/30には「The Singles 2」がリリースされました
「Time Capsule」で勝手なエディットが加えられていた「Rhythm Red Beat Black version 2.0」は、
今回はちゃんとフルコーラス入っていましたね


で、特典ディスクについては…
まあ新音源なら何でも嬉しいという方なら嬉しいんじゃないでしょうか
事実上三曲のみのために3150円を払わされるような代物ですけれど、
この時期に(一応)新作がリリースされたという事実に、
お祝い的な意味で喜ぶのも良いかと思います
ただ先鋭化したコアなファン以外に勧めようと思う商品じゃないですね


ちなみに私が初めて聞いたのは、
「Just One Victory (Long No Breakdown)」のみですが、
予想通り「Chase In Labyrinth」が重ねられていないだけのバージョンでした
「Long」とありますが、アルバムバージョンとぴったり同じ長さです
シングル(フェードアウト)よりも長いという意味でしょう
多分これは編集上の過程のデモ音源みたいなものではないでしょうか
こんなものを商品化してしまうSONYには、ある意味で驚きました
すごい会社ですね、SONY


「Dive Into Your Body (Dub Instrumental Mix)」「Crazy For You (Instrumental)」は、
持っている人はもういまさらでしょうが、
持っていない方にはたしかに嬉しい音源と思います
どちらも聞き応えあります


しかし価値の有る音源が事実上2曲、しかもインストのみですか
どんだけクソなんですか、SONYスタッフは…
TMでせこい集金を続けるのは百歩譲って我慢するにしても、
そのエサがチャチ過ぎます
TMの価値を分かってるスタッフが関与していないことが、
一番悔しいところです
まあそうは言っても、もう数年間TM関係の新作は出ないのでしょうから、
一応最後のプチ祭りということで、熱心なファンの方は買ってみて下さい
(ここまでコキおろしておいてアレですが)


さて、この間、小室さん絡みでいくつか話題がありました
まずは先に出版された「罪と音楽」のサイン会です
ファンの方々にとっては、大変な一年の後だっただけに、
貴重な機会だったと思います


サイン会に先立って、テレビや新聞などのインタビューも受けていたようです
一つだけ、毎日新聞の記事を挙げておきます
 小室さんはイベント前に取材を受け、著書について「この本は頑張ります、必ずやりますというという所信表明」と述べた。また、執行猶予期間を頂いたチャンスとしてとらえ、「小室、良い音楽作るじゃないか」と言っていただくためにどうしたらいいか考えるという。また、「チャンスという言葉がこれほど人生でしみたことはない。これからは簡単に歌詞で使うことはないと思う。(使うとしたら)『チャンスなんてそんなにないよ』という言葉になる」と反省の弁を述べた。
 そして、自身のヒット曲「DEPARTURES」(出発)に絡めて、今後は「反面教師でもあるが、音楽家がきちんと生活できるよう、後輩たちが続けられるようないい道を死に物ぐるいで作っていきたい」と語った。同著によると新曲50曲の同時発売で復帰する計画があり、「歌詞の入っているものが20曲、ないものも含めると40曲以上」と説明。印税は「債権者の方(への支払い)にあてることになっている」というが、事件の被害者に直接謝罪はしていないという。


再起に向けての意志表明などがあった一方で、
詐欺事件の余燼もまだくすぶっているようです

サンケイニュース9/17
小室哲哉音楽プロデューサー(50)=詐欺罪で有罪確定=と共謀し、音楽著作権を譲渡すると偽って5億円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた会社役員、木村隆被告(57)の初公判が17日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれた。罪状認否で木村被告は「おおむね認めるが、私はいずれ著作権を譲渡できると信じていた」と話し、事前の共謀を否定した。

gooニュース9/25
 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決が確定した音楽プロデューサー小室哲哉(50)の共犯として起訴された会社役員木村隆被告(57)の公判が24日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であり、小室の証人尋問を求めていた検察側は請求を撤回した。
 この日は被告人質問があり、地裁は終了後に採用するかどうかを決める予定だった。木村被告は被告人質問で起訴状の内容を大筋で認めて何度も謝罪。検察側はこの内容から立証は十分と判断したとみられる。

サンケイニュース9/19
 海外ブランドの子供服販売をめぐり、音楽プロデューサー、小室哲哉氏=詐欺罪で有罪確定=の経営する会社が代理店契約料の支払いを済ませていないとして、米国在住の女性が小室氏本人らに約14万ドル(約1300万円)の支払いを求め東京地裁に提訴していたことが19日、分かった。
 原告側によると、10月に第1回口頭弁論が開かれる予定。
 女性は、米国の俳優、チャーリー・シーンさんが手掛ける子供服販売の日本代理店を決める権利を持ち、2006年に小室氏の会社「ティーケーシーオーエム」(東京)と約20万ドルで契約。これまでに約6万ドルしか支払われず、女性が昨年秋にティー社へ残金14万ドルを求める別の訴訟を東京地裁に起こしていた。
 関係者によると、この訴訟でティー社側は少なくとも4万ドル分の支払い義務を大筋で認める一方、残る10万ドルについては別会社の取引をもって支払い済みと主張している。


木村裁判、やっと始まったんですね
木村は検察の主張を認めて謝罪しているようで、
多分小室さんと同じく執行猶予付き有罪になるんでしょうか
小室さんが証人に立つ可能性もあったようですが、結局立ち消えになったようです
もう一つの子供服の件、こんなのありましたね、そういえば
払うに払えない状況なのはあっちも知らないはずはないので、
多分今後の返済を確約させることが目的なのかなあ…と思います


さて、ウツのU_Waveツアーが終わり、
今月からTM NETWORK25周年代替企画「SMALL NETWORK」が始まります
10/3・4の渋谷公演のチケットは確保できたので、
次回更新時にご報告できると思います


それでは本題に入ります
今回から「EXPO」期になります

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「Rhythm Red Tour」末期の1991/3/1から、
カメリアダイアモンドのCMソングとして、
TMNの新曲「We love the EARTH」が放送された


刺激の強いハイテンポなハードロックサウンド「Time To Count Down」で、
衝撃のリニューアルを果たしたTMNだったが、
これに対して「We love the EARTH」はミディアムテンポで、
一聴して耳当たりの良いポップスサウンドだった
ハウスにチャレンジした「Rhythm Red Beat Black」
延長上にある音でもなかった


CMが始まった当初はリリース予定や曲名なども公表されなかったが、
少なくともハードロック路線が継続しないらしいことは、
当時のファンは感づいたに違いない
「We love the EARTH」レコーディングは1991/2/1から始まっており、
1991年1月にはこの方針転換は予定されていたのだろう
この曲は5/22「Love Train」と両A面で、
ニューシングルとしてリリースされた



さらに1991/9/5にはアルバム「EXPO」がリリースされた
このアルバムは「音の博覧会」というコンセプトにある通り、
ポップス・ハウス・フォーク・ロックなど、様々な要素を収めている
ハードロックの雰囲気でほぼ一貫していた「Rhythm Red」とは、
音だけではなく製作方針としても明らかに異なるものだった


「EXPO」期の小室によれば、
リニューアルというのはなんでもありになったということで、
ハードロックバンドに転向したということではないとのことで、
暗にハードロック路線が一時的なものだったことをほのめかしている


だがこれは後付の理屈と思われ、
実際には「Rhythm Red」の失敗を挽回するための、
売れ線狙いの性格が強いと思われる
小室自身、この頃は危機感をかなり持っていたらしく、
「Rhythm Red」が小室の音楽的趣向によるところ大きいのに対し、
「EXPO」はいかに売れるか、いかに一般にアピールできるか、
という点が強く意識されていた


この頃から小室が売上を大変気にするようになるのは、
一つには「Rhythm Red」の時に無断で事務所経費で購入したシンクラヴィアの代金返済や、
映像会社グラデミーの設立に関わる出費などによる、
個人・事務所の経済的事情に起因するところもあるのかもしれない
この時期の金銭・女性に関するトラブルについては、
ゴシップ的な情報やファンの間で語り継がれる裏情報が多い一方で、
公式の情報が(当然だが)ないため、確実なことはいえないのだが、
可能性として念頭においておく余地はある


またよりミュージシャンとしての立場に即して言えば、
「Rhythm Red」期以来のB’zへの対抗意識もあったのだろう
B’zは1991年に入っても絶好調で、
シングル「Lady Navigation」はついにミリオン達成という、
TMN未踏の境地に達している(年間7位)
アルバム「Risky」「Mars」「In The Life」も相次いでミリオンを達成し、
60万枚台の壁を越えられないTMNを余裕で突き放していった


Epic/Sony内部でも、TMNを追い越す後進が現れた
1990年「笑顔の行方」でブレイクしたDreams Come Trueである
TM NETWORKで稼いだ収益が、
Dreams Come Trueのプロモーションに当てられたという話もあるほど、
この頃のEpic/Sonyが力を入れたグループだった


「Rhythm Red」の一週間後にリリースされた「Wonder 3」は、
1990・91年度で、「Rhythm Red」の2倍に当たる115万枚を売っている
(最終的には139万枚)
以後Dreams Come Trueは90年代を通じ、
ほとんどのアルバムでミリオンかダブルミリオンを達成している
個人的にはそれほど思いいれはないが、
「さよならを待ってる」「go for it」は良い曲と思う


だがこれらはおそらく副次的な問題に過ぎなかった
年始の時点ではまだ意識されていなかっただろうが、
1991年はCD業界が未曾有の好況に沸いた時期で、
KAN「愛は勝つ」から始まり、
次々と大ヒットシングルが生まれていったのである


その中でTMNは90年代になっても、セールスが伸び悩んでいた
業界全体の好況が始まる中で、自らのセールスがこのままで推移した場合、
TMNの業界内での地位は相対的に低下せざるを得ない
それは大規模な予算をつぎ込むプロモーションを前提としたTMNの戦略を、
根本から変化させかねない事態であった
そのため小室は、特に「EXPO」リリースの頃には、
非常に数字にこだわる発言が目立つようになる


しばしTMNから離れ、当時のCD業界の状況を見てみよう
以下に1989〜1991年度のオリコンシングルセールス上位5曲を並べてみる

◇1989
1. Diamonds/プリンセス・プリンセス 81.4万枚
2. 世界でいちばん熱い夏/プリンセス・プリンセス 75.8万枚
3. とんぼ/長渕剛 74.6万枚
4. 太陽がいっぱい/光GENJI 68.1万枚
5. 愛が止まらない/Wink 62.9万枚

◇1990
1. おどるポンポコリン/B.B.クィーンズ 130.8万枚
2. 浪漫飛行/ジェットストリーム浪漫飛行/米米CLUB 61.9万枚
3. 今すぐKiss Me/LINDBERG 61.0万枚
4. さよなら人類/たま 57.7万枚
5. OH YEAH!/プリンセス・プリンセス 56.7万枚

◇1991
1. Oh!Yeah!/小田和正 254.1万枚
2. SAY YES/CHAGE&ASKA 250.4万枚
3. 愛は勝つ/KAN 186.3万枚
4. どんなときも。/槇原敬之 116.4万枚
5. はじまりはいつも雨/ASKA 107.0万枚


1991年から、突如としてセールスが激増したことがよく分かるだろう
80年代後半のミリオンは長淵剛「とんぼ」(104万枚)のみであり、
(ただし「Diamonds」は90年代にミリオンを達成している)
91年のセールスはまさに隔世の感がある
この後90年代を通じ、CD業界は好況を続ける


この頃のビッグヒット曲には
フジテレビの月9枠のドラマ主題歌が多い
それ以前からこの枠のドラマ主題歌はヒット作が多く、
久保田利伸「You Were Mine」、プリンセス・プリンセス「Get Crazy!」
ZIGGY「Gloria」、Lindberg「今すぐKiss Me」など、
この枠の主題歌を出世作とするミュージシャンは少なくない


だが1991年以降は、それ以前とは比較にならないほどの爆発的ヒットが、
この枠から生み出されていく
きっかけは1991/1〜3放映の「東京ラブストーリー」だった
主題歌の小田和正「ラブストーリーは突然に」を含むシングル「Oh! Yeah!」は、
最終的に259万枚を売り上げ(91年度は254万枚)、1991年度1位、
1970年代の「およげ!たいやき君」「女のみち」に次いで、
日本史上3位のシングルセールスを記録した(現在は歴代8位)


さらにChage & Askaも、80年代初頭につぐ第二のブレイク期を迎えた
1991/7〜9放映の「101回目のプロポーズ」の主題歌「Say Yes」は、
最終的には282万枚のセールスを出し、1991年度2位(歴代6位)である
(集計の時点では「Oh! Yeah!」より売り上げが低かった)
1993/1〜3、フジテレビ水曜9時枠のドラマ「振り返れば奴がいる」主題歌「Yah Yah Yah」も、
242万枚のセールスで、1993年度年間1位の成績を上げた(歴代11位)


Southern All Starsがミリオンヒットの常連になるのもこの頃である
(これ以前では1982年の「チャコの海岸物語」58.4万枚が最高記録)
1992/7〜9放映のTBS金曜10時枠ドラマ「ずっとあなたが好きだった」では、
主題歌として「涙のキッス」が、
挿入歌として「シュラバ★ラ★バンバ」が起用され、
それぞれシングルとして155万枚・97万枚を売り上げた
1992年度年間5位・13位である
1993/7〜9放映のフジ水曜9時枠ドラマ「悪魔のKISS」主題歌「エロティカ・セブン」は、
最終的に174万枚を売り、1993年度年間4位となった
彼らの中では、2000年リリースの「TSUNAMI」に次ぐ記録である


80年代バンドブームの渦中にいたバンドで、
ドラマタイアップの波に乗れたのは米米CLUBである
1992/4〜6放映のフジ月9「素顔のままで」主題歌「君がいるだけで」は、
最終的に290万枚を売り、
1992年度1位、日本歴代5位(当時は3位)の成績を残した
米米は1990年にもJALのCMタイアップで、
過去の名曲「浪漫飛行」を二種類のシングルで発売し、
計108万枚を売っている(片方は年間2位)


80年代アイドルの小泉今日子も、
1991/4〜6放映のTBS金曜9時枠のドラマ「パパとなっちゃん」主題歌「あなたに会えてよかった」が、
最終的に105万枚を売って1991年度6位、
自身の最大のヒット作となった
小林武史の名前が世間で広く注目され出したきっかけの作品でもある
(小林はこれ以前からサザン関係で活躍していたが)


楽曲の内容としては、
普遍性の高いラブソングや応援歌を中心に、
耳触りの良いミディアムテンポの曲が多い
以上で触れたのはトレンディドラマのタイアップなので、
必然的にラブソングが多いが、
KAN「愛は勝つ」、槇原敬之「どんなときも。」
THE大事MANブラザーズバンド「それが大事」など、
著名な応援歌もこの時期に次々とヒットした
なお「愛は勝つ」「それが大事」は、
バラエティ番組「やまだかつてないテレビ」のタイアップ曲である
この番組も当時人気を博し、トレンディドラマと並んで多くのヒット曲を生んだ


これらビッグヒットを記録した楽曲群は、
80年代バンドブーム期の刺激的な楽曲や、
パフォーマンスを売りとしたミュージシャンの楽曲とは、
方向性が異なっていた
80年代バンドブーム期のミュージシャンの固定ファンは、
おおむね10代音楽好きの層に限定され、
月9ドラマ支持層が10〜20代の一般層(特に女性)だったことと比べれば、
明らかにセールス面で限界が伴っていた


ちょうどこの頃、80年代バンドブームは終息を迎える
これとタイアップ曲台頭の因果性はよく分からない
たぶん音楽評論家はいろいろと論じているのだろうが、
自分はあまりそうしたものを読まないので、「通説」も知らない


だがこの時代をリアルタイムで過ごした身として、
バンドブーム終息の一因を想像すれば、
ブームの中で泡沫的な新人が次々と現れ、
インパクトの飽和状態になったことで、
急速に飽きられていったのではないかと思う
濫造の中で飽きられていったTKプロデュースと、
近いものがあるかもしれない


特に1989〜90年にブームとなった「いかすバンド天国」(イカ天)では、
勝ち抜き線形式で多くのアマチュアバンドが登場したが、
レコード会社も次々とこれらのバンドと契約してデビューさせたため、
音楽的水準としては微妙な音が多くちまたにあふれ出した
また審査員の目を引くために奇抜な演出を強調する方向が顕著になっていく
もちろんすべてのバンドの水準が低かったわけではなく、
BEGIN、Blankey Jet City、Flying Kidsなど堅実な活動を続けた例もあったが、
そうした例は一部だった


一方同じ頃、バンドブームの終息とは別に、
Flipper’s Guitar、ピチカート・ファイブ、オリジナル・ラブ、Charaなど、
より新しい感覚を持った新世代のミュージシャンたちの活動も始まっていた
彼らはまだヒット作には恵まれないが、
80年代には刺激的だったバンドブームの音楽は、
音楽ファンにとってすでに一時代前のものになりつつあった


ちなみにTMNが1990年に「Rhythm Red」で、
新たにハードロックを試みた背景の一つは、
末期バンドブームのバブル的様相だったのではないかと思うのだが、
(そうならばブーム終息後すみやかに方針転換したことも説明しやすい)
小室がそのことを明言したことは、管見にない


タイアップ曲台頭の背景としては、
トレンディドラマのブームがまず前提としてあるが、
それとともにカラオケブームの到来もあったのだろう
90年代には、カラオケの練習のために、
多くの人が知っている楽曲のCDを購入するケースも多く、
それが知名度の高い特定の楽曲がセールスを伸ばす条件にもなった
ミディアムテンポのラブソング・応援歌が売れたのも、
カラオケ向きであるということが大きかったのだろう


80年代バンドブームや、さらにその前のアイドル時代と、
90年代タイアップ曲ブームの大きな違いとして、
ミュージシャンのカリスマ性の問題があると思う
タイアップ曲のヒットは、
必ずしもミュージシャン自身の人気に基づくものではなく、
多くの場合は単発ヒットで終わった
逆にいえばヒット曲を出しても、
ミュージシャン自身の人気には必ずしも結びつかないのが、
この時期の特徴である


参考になるのはSouthern All Starsで、
1992年同時発売の「涙のキッス」「シュラバ★ラ★バンバ」
1993年の「エロティカ・セブン」は、
いずれもミリオンか準ミリオンの売り上げだが、
この前後、1991年の「ネオ・ブラボー!」は43万枚、
1993年「エロティカ・セブン」と同時発売の「素敵なバーディー」は51万枚である
もちろんすべて立派な売り上げなのだが、
ドラマタイアップが無い場合とある場合で売り上げが大きく変わっている


米米CLUBも大きなタイアップが無い場合、
90年代のシングルはたいてい20〜40万枚の売り上げである
90年代のアルバムも、
「君がいるだけで」を収録する「Octave」は200万枚近くを売ったが、
これ以外は50万枚前後で、以前の作品を大きく上回っているわけではない
(1989年「5 1/2」は60万枚、1991年「米米CLUB」は48万枚)
この両者の場合、タイアップ曲は爆発的に売れたものの、
その前後で固定ファンの規模はほとんど変わらなかったと見るべきだろう


Southern All Starsや米米CLUBのように、
もともと固定ファンをつかんでいたミュージシャンはまだしも、
タイアップで初めて売れたミュージシャンは、
その後には第一線にい続けられないケースが多い
KAN、大事MANブラザーズバンドの他、
J-Walk、class、小野正利などが好例である
継続的なファンを確保できたのは槇原敬之くらいだろうか
ミュージシャンの人気ではなく、
楽曲単位でセールスが決まるようになったとも言える


もちろんB’z、Dreams Come True、Chage & Askaなど、
タイアップに全面依存しない新たなカリスマはこの頃にも生まれているし、
これ以前にも一発屋は珍しくはなかったが、
ミュージシャンのカリスマと関係なくても売れるパターンが目立つようになってきたのも事実である
これは1993年のビーイング系や、
1994年のTKプロデュース台頭の前提と言える


バンドブームの終息と新世代のミュージシャンの登場、
タイアップによるビッグヒット続出の中、
80年代後半に黄金期を迎えたミュージシャンたちは、
活動形態の再考を余儀なくされる
その多くはこの流れについていくことができず、
90年代前半に次々と活動を終えたり、休止したりしている
もちろんそれぞれに事情はあるが、
その背景には共通の業界事情があったのだろう


具体例を挙げれば、
1991年レベッカ解散、
1992年Barbee Boys解散、
1993年ユニコーン解散、
岡村靖幸は1992年以後活動が停滞、
プリンセス・プリンセスは1992年に活動を一時休止(1996年解散)、
Jun Sky Walker(s)は1993年に活動一時休止(1997年解散)、
The Blue Heartsは1993年から活動が停滞(1995年解散)


活動を継続していても、
BAKUFU-SLUMP、ハウンド・ドッグ、大江千里のように、
人気面で第一線から退いたものも多い
90年代半ばには米米CLUB・The Boomや渡辺美里も解散・失速する
X(X JAPAN)は1997年の解散まで熱狂的なファンをつかみ続けた点で、
他と事情は異なるが、活動自体は1992年から停滞し始める
結局90年代後半まで第一線にい続けられたのは、
久保田利伸・氷室京介・布袋寅泰・奥田民生くらいだっただろうか


そしてTMN(1994年終了)も「1992年に活動を一時休止」として、
90年代前半で終わったミュージシャンの例に加えることができる
時代は80年代から90年代へと変わり、
TMN「終了」も音楽業界全般の動向の中での一コマだったのである


だが小室は1991年の時点では、
TMNを時代の変化に対応させようとしていた
少なくともこの時期の小室の売上主義的発言は、
TMNが1990年代にも継続できるようにとの願望に基づくもので、
単なる欲得だけによるものではない


具体的な対応策はどのようなものだったのだろうか
ドラマタイアップ獲得は事務所・レコード会社の問題であり、
小室個人ではどうしようもない
だが当時のヒット作を意識した楽曲作りは可能であり、
そこで作られた曲が「Love Train」だった
これは聞きやすい・覚えやすい・歌いやすい作りで、
カラオケで歌われることを意識して作られたものだった
「好きなこと(ハードロック)だけやって終わるわけにはいかないので、
TMNの代表曲を作らなければいけない」ということだった
カラオケへの着目は、後のプロデューサー期の特徴でもあり、
一面で「Love Train」はプロデューサー期前史と位置づけることもできる


さらにそれとともに、タイトルも売れ線を狙ったものだったと思う
この曲と「We love the Earth」に共通するキーワードに「Love」があるが、
これは「We love the EARTH」レコーディング時(2〜3月)に未曾有の記録を出していた「愛は勝つ」「ラブストーリーは突然に」を意識したものに違いない
「愛は勝つ」は1990年12月後半から翌年2月前半まで8週間一位を続けた
(正月は2週分を1週で集計するので、実質9週間)
これに代わった「Oh! Yeah!(C/Wラブストーリーは突然に)」は、
初動74万枚という当時の史上最高記録を打ち出し、
4月まで7週連続首位を確保した
この2曲だけで一年の約1/3の首位が占められたことになる
かなり安易な発想だが、小室もこの「Love」曲のブームに乗っかろうとしたのだろう


さらに小室は、「Love Train」のイントロに凝ったのが、
「ラブストーリーは突然に」のイントロのギターに触発されたためと言っており、
小室がこの時期のビッグヒット曲を意識して曲作りしたことは疑いがない
それまでは海外の流行を取り入れることを得意としていた小室が、
この時には日本のヒット曲に目を向けていたのであり、
その点でも楽曲製作方針の変化は認めて良いと思う


一方でシングルに限らず、この時期のTMNの活動全体を見渡すと、
必ずしもカラオケ用の楽曲作りに止まっていない
この頃の小室は、シングルは名刺代わりと割り切り、
本当にやりたいことはアルバム「EXPO」やツアーの中でやる、
というスタンスだったように見える


本当にやりたいこととは、
具体的には「Rhythm Red Beat Black」以来のハウス、
あるいはクラブサウンドであり、
「We love the EARTH (Ooh, Ah,. Ah, Mix)」「Just Like Paradise」「Crazy for You」
などがこれに当たる
「Love Train」も本来はハウスアレンジの「Club Mix」が、
アルバム収録予定だった


だがアルバム全体のコンセプトとしては、
「月とピアノ」(これは別章で述べる)が挙げられ、
ハウスやクラブサウンドが前面に出されることはなかった
それはこの時期、「売る」という至上命題が優先され、
その点でこのコンセプトが有効とは判断されなかったからだろう


アルバムのタイトルとしては、「EXPO」(博覧会)が採用された
多様な音を詰め込んだアルバム、ということである
たしかに「EXPO」では多彩な音を楽しむことができる
「EXPO」をほめる場合、
多彩な音が入った広がりのある作品と言われることがあるし、
あるいは「終了」前最後のオリジナルアルバムとして、
TMNの集大成とも評価される
小室やメンバー・スタッフの狙いとしても、
様々な音が収めてあればどこかに魅力を感じるだろうと考えたのだろう
一般層を意識した、ファン層拡大を期待した作品だったと言えると思う


だが、逆に言えば統一感に乏しいアルバムでもあり、
意地悪く言えば、ハウス+その他諸々の寄せ集めという印象がある
ハウスを聞きたい者にとっては「あの夏を忘れない」は余分だろうし、
カラオケ向きの曲を聞きたい者にとっては、
「Just Like Paradise」など捨て曲に過ぎないだろう
結局幅広いファンを対象にしているように見えて、
実際には多くの層が没入できない作りとなっているように思う


そもそも、それまでのTM NETWORK・TMNは、
他に無い特殊性をアピールすることで一定のファンを確保してきたのであり、
一般向けを目指す姿勢自体に無理があったようにも思う
あるいは本当に一般向けユニットへの転身を図るなら、
アルバムも「Love Train」「あの夏を忘れない」のような、
歌える楽曲を中心とするべきだっただろう
売れ線狙いにしろ音楽的関心に基づくにしろ、
制作方針が中途半端だった


以上のことはシングル・アルバムのセールスにも反映しており、
「Love Train」は当時の水準でもかなりの成功を収めたが、
「EXPO」は失敗した(この評価については別章で述べる)
「Love Train」で初めてTMNの楽曲に関心を持った者も、
必ずしもファンとして「EXPO」を購入するには至らなかったのである


そして「EXPO」リリースと、その後のツアーが終わった後は、
現在までTMN・TM NETWORKは継続的な活動を行なっていない
恒常的な活動を伴った現役ユニットとしての生命は、
「EXPO」の「失敗」によって終わりを告げるのである
TMの歴史を前後に分かつならば、
「EXPO」後の活動停止を以ってするべきであろう


比較的辛辣な評価になってしまったが、それはともかく、
1991年から1992年4月に到るTMNの活動は、
生き残りをかけた最後の奮闘期だったと言える
これから第四部の最後に向けて、
黄金期の終わりを見届けて行こうと思う


Love Train/We love the EARTH
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1991-05-22
TMN
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 5


4-15 Rhythm Red Live World's End T・U

2009/09/16 22:07
今回は近況ネタが多いです
まずは昨日9/15付けで幻冬舎から、
小室さんの書き下ろしエッセイ「罪と音楽」が出版されました、

単行本: 222ページ
出版社: 幻冬舎 (2009/9/15)
ISBN-10: 4344017315
ISBN-13: 978-4344017313
発売日: 2009/9/15
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.2 cm

「僕から音楽をとったら、何も残らなかった」

なぜ事件は起こったのか?絶頂からの迷走、転落、そして・・・。

不世出の音楽家が、過去を省み、未来を考察しながら、偽らざる胸中と変わらない音楽愛をすべて明らかにした、奇跡を起こす再生の書。書き下ろしエッセイ!

「何も考えるな。生きながらにして死ね」
その声はいつも、頭の中に鳴り響いていた。

もはや限界を超えていた。もう愛することも愛されることも、実感できなくなっていた。それでも僕は、ただ音楽を作り続けた。ドラキュラは、日光を浴びると、一瞬にして灰になるという。あの頃の僕は、2年なり3年なりの時間をかけて、ゆるやかに灰になっていった。それが「生きながらにして死ぬ」ということだ。今回の事件で、僕はやっと髪の毛まで灰になれたのかもしれない。リセットとは、あらゆるレジェンドを無に帰するところまで落ちなければ、許されないものだった・・・。


事前には全然宣伝していなかったので、
世論の様子を見てこっそりと出すのかなと思っていたのですが、
今日ワイドショーなどでも取り上げられたようですね
文章はあいかわらず藤井徹貫が余計な文飾を加えているようで、
(今回は普段ほど鼻につきませんが)
いい加減にavexで別のライターを用意して欲しいと思うのですが、
内容にはかなりリアルなものも含まれ(特に拘置中の心境など)、
今の小室さんの所信をうかがうには良いと思います


なお幻冬舎のサイトによれば、
9/23に銀座の福家書店で、9/26に有楽町の三省堂書店で、
小室さんのサイン会が行なわれるようです
私はいけませんが、ファンが直接会うことのできるイベントって、
逮捕後はもちろん、それ以前から見ても、すごい久しぶりじゃないでしょうか

「小室哲哉さんサイン会」

●福家書店 銀座店【整理券の配布は終了いたしました】
日時 9月23日(水)15:00〜
場所 福家書店 銀座店
定員 150名
電話 03−3574−7181(福家書店銀座店)
→詳細はこちら(福家書店HP)

●三省堂書店 有楽町店 【整理券の配布は終了いたしました】
日時 9月26日(土)15:00〜
場所 三省堂書店 有楽町店
定員 150名
電話 03−5222−1200(三省堂書店 有楽町店)
→詳細はこちら(三省堂書店HP)

※ご参加いただくには、整理券が必要です。上記どちらかの書店にて、書籍をお
買い求めいただいた方に配布いたします。予定数に達したところで、整理券の配
布は終了させていただきます。ご了承下さい。


ちなみに今回の本、
事件について改めて新事実が判明する部分はなかったと思います
この点は、おそらく慎重に書いた(あるいはチェックされた)のでしょう
現在の状況としては、刑の確定後、7/13にスタジオに入り、
楽曲の製作を行なっているようです
a-nineでの活動の予定はあるようですが、
TM NETWORKやglobeの今後については明言はしていません
現時点での構想では、a-nine feat. ○○と言う形で、
avexミュージシャンとのフィーチャーによって、
新曲を50曲同時発売しようと考えているそうです


またこんな大風呂敷広げて…
言ってできなかったらまた何か言われるんだし、
そもそも粗製乱造のイメージが現在のマイナス要素の一つなんだから、
こういうのは止めた方が良いと思うんですが…
まあ、地味に復帰するだけではダメなのでしょうから、
ただ何らかの話題を作って注目してもらおうと、
こういうのを考えたんでしょうね
一曲くらい当たればという発想なのかもしれません


あと本を一読して思ったのですが、
ヒット曲の方程式的なことを書くのは、
もうそれ自体が時代遅れになっているようにも感じました
まだヒット曲を生み出せることのアピールなんでしょうが、
すでにこういう発言がカリスマ性に結びつく時代ではないように思います
また最近のミュージシャンの名前をいくつか挙げているのも、
今のJ-POPシーンに付いていっていることをアピールしているのかなあ
…とかんぐったりしてしまいました


ただ数打てば当たる式の売り方は、個人的には好きではないですが、
avexの方針としても決まっているのでしょうから、
とりあえずはその方向でちゃんとやってもらうしかないですね
また自己アピールのセンスがずれてきているとしても、
ともかく良い曲を作ってくれれば、付いてきてくれる人はいると思います
皮肉なことに、本の中で小室さんが、
「これだけの注目と期待の中で音楽を作ることができるなんて音楽家冥利に冥利につきる」
と言っている通り、
確かに最近ここまで世間から注目を浴びることはありませんでした
音楽活動が表に出るのも「近未来」のことのようなので、
ともかく新しい曲を出してくるのを待っていようと思います


一方ウツも、U_WAVEのツアーが始まったばかりですが、
もうその次のウツソロツアー「SMALL NETWORK」の追加公演が発表されました
magneticaのサイトより

SMALL NETWORKの追加公演が決定いたしました!! “25周年に敬意を表して”というUTSUの想いがこもったFinal公演となります。さらに、JCB HALL公演ではSPECIAL GUESTとしてUTSU's Musician Friends飛び入り参加!! UTSUの想いに賛同して集まるゲストとのコラボレーションもお楽しみに♪

11月7日 (土) 大阪 なんばHatch 17:00 18:00 キョードーチケットセンター 06-7732-8888
11月8日 (日) 愛知 Zepp Nagoya 17:00 18:00 サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
11月13日 (金) 東京 JCB HALL 17:00 18:00 ディスクガレージ 03-5436-9600
11月14日 (土) 東京 JCB HALL 16:00 17:00 ディスクガレージ 03-5436-9600

チケット代金:指定6,800円(税込) 立見6,500円(税込) 
全公演1ドリンク付 / 3歳以上はチケットが必要です
チケット一般発売日:大阪、愛知公演 10月17日(土) / 東京公演10月31日(土)


ゴシックに注目!
「UTSU's Musician Friends」…
中途半端な英語がスタッフのセンスの無さをさらしていて痛いですが、
それはともかくとして、

TM関係のライブでファイナルだけ来る複数の(Friend「s」友人ミュージシャンって誰ですか??


ちょっとしたゲストならわざわざこんなことアピールしないだろうし…
「Spin Off from TM 2007」ファイナルでaccessが特別出演した時だって、
事前には何も言っていませんでした
浅倉さんとか葛城さんとかで、こうは特筆しないと思います


となると、やはりあの二人…?


つうことは、


もしかしてあの方も……!!??


確証はないですが、これは気になります
もしも何かあった時のために行かねば!


チケット取れるか??


ということで、まだ2ヶ月先の話ですが、気になる話題を紹介しました
ちなみに私は、10/4・17・18のチケットは確保できました
これで日替わり分も含めて、見ることは出来るのか…
もしも10/3と、今後11/13・14の分のチケットに余分ができた方は、
連絡下されば飛びつきます(懇願)

ただ来週は一週間お返事できませんが、その後ならば…


では本編に入ります
今回で「Rhythm Red」l期は終了で、次回からは「EXPO」期になります
ただ所用がありまして、次回更新は半月後になります
その後は、多分毎週更新できると思います… 多分

------------------------------------------------------------
「Rhythm Red Tour」のライブ映像は、
「Rhythm Red Live World’s End」のT・Uとして商品化された
それぞれ1991/3/29と5/22のリリースである
ジャケットは、Tはライブの風景に特殊効果を加えた写真、
Uはライブ後半の衣装を着た3人をスタジオで撮影したもので、
「Love Train」ジャケットと同時撮影と思われる


従来一本のライブはビデオ一本に収録されてリリースされており、
二本に分けてのリリースは初めてである
(これ以後だと「Live Tour Major Turn-Round」の例がある)
2005年のDVD化に当たっては、
二枚をまとめて「Rhythm Red Live World’s End」としてリリースされたが、
そもそもなぜ当時このような変則的な形でのリリースが行なわれたのだろうか
憶測でしかないが、「World’s End T」の発売日3/29から見て、
契約上1990年度(1990/4〜1991/3)の間に、
一本のビデオリリースが必要だったのかもしれない


Tで用いられたのは2/2・3の郡山市民文化センター公演と、
2/22仙台イズミティ公演の映像であるが、
会場としても中規模で、あえてここでビデオ収録する必然性はない
3月中のビデオリリースと言う日程が定まっていたからこそ、
それに間に合わせるように2月中に撮影する必要があったのだろう
ツアー日程は3/13までだったが、
最終公演を撮影してから編集する場合、3月中のリリースは不可能と思われる


「World’s End U」の発売日5/22は、
シングル「Love Train」と同じ日である
先にアルバム「天と地と」とビデオ「Digitalian is eating breakfast」や、
シングル「Rhythm Red Beat Black」とビデオ「TMN」が、
同日にリリースされたのと同じパターンである
プロモーション上、都合が良かったのだろう
このビデオはTと収録日が異なり、3/7・8・10代々木体育館公演の映像である
会場も大規模なので、客席の映像も頻繁に映っている


この二本のビデオは、単純にライブ映像を前半・後半に分割したものではない
Tは中盤が、Uは後半が中心とはなっているが、
むしろ演奏曲と演出の方針に従った区分の性格が強い
坂西伊作監督が、一本目は“おたくビデオ”、
二本目は“エンタテインメント・マニアックみたいなもの”にしよう、
と提案したのだという


このコンセプトは実際にその通りになっており、
Tはそれまでにないほどマニアックな音楽ビデオになっている
具体的には、小室中心のインスト演奏と「Tomorrow Made New」
そしてウツのダンスタイムを収録しており、
プログレッシブロックとダンスが主な内容である
私がTMのライブに心からはまったのは、このビデオを見た時だった
それまで見たライブビデオとはまったく異なる内容であり、
CDを聞くだけでは分からないTMNの魅力が表現されているように思えた


一方でUは、分かりやすいロック楽曲で、
勢いを持って会場と一緒に盛り上がる楽曲が並ぶ
木根のハーモニカやボーカル披露、
サッカーボールを会場に蹴り込むウツ、
アンコールでのお遊びタイム(縄跳び)、
ゲスト大江千里の登場シーンなど、
ライブの楽しげな雰囲気が伝わってくる作りである
メンバーも楽しそうで、おそらく歴代のライブビデオ中、
一番楽しそうなのがこのビデオではないだろうか


今のライブビデオ(ライブDVD)は、
ライブの全体、もしくは大部分が収録されるのが一般的である
私としても、その方が望ましいと思うのだが、
1990年代初め頃までは、
そのようなライブビデオは主流ではなかった


おそらくビデオソフトリリースに関わるコストの問題もあったのだろうが、
ライブという素材を使って、いかにうまく映像作品としてまとめるかが、
当時の商品としてのライブビデオの課題とされるところもあった
そしてこの「World’s End T・U」は、
その点では確かに映像「作品」たりえていると思う


ただこのビデオの残念なところは、
かなり過酷なツアーの終盤だっただけに、
ウツのボーカルが不安定になっているところである


不安定なボーカルさん


特にTのダンス曲のボーカルは、かなりつらそうである
ダンスがきつく歌も大変だったことは、
当時のウツも言っているが、やはりそうだったのだと思う
ウツの体力の残り具合を見てアンコールの曲数を決めたほど、
ウツが限界までがんばったツアーだったが、本当にギリギリだったのだろう
33歳に要求する運動量としてはかなり過酷だったと思う
さらにノドの酷使も歴代ライブで最も激しく、
ツアー後には一ヶ月のウツノド休養期間が設けられたほどだった
ダンスを伴わないロック曲も、他のライブと比べるとやはり不安定になっている


なおこの後の「EXPO」期のライブは長く商品化されなかった
「TMN EXPO Arena Final」は、
1994年の終了記念BOX「Groove Gear」に収録されたが、
これは予約販売の限定品で、
2005年にDVD化して一般販売されるまで、一般の人が見ることは困難だった
そのため「終了」ライブ以前のTMN期現役時代の映像としては、
長く「World’s End T・U」が唯一のものだった
その点でも貴重な商品だったと言えるだろう


二本のビデオでは、
「Rhythm Red Tour」の楽曲の2/3程度は、
様子を知ることが出来る
まったく収録されていない曲を挙げると、
「Reasonless」「Be Together」「Burinin’ Street」「Tender Is The Night」「Dreams of Christmas」「Rhythm Red Beat Black version 2.0」
の6曲で、また一部のみの収録としては、
「Rhythm Red Beat Black」「Kiss You」があり、
小室のインスト演奏も大部分がカットされている


「Rhythm Red Tour」はラジオでの放送はないようだが、
テレビでは1991/3と1991/5に特番「eZ」で、
「World’s End」「Come On Everybody」「Thrill Mad Natural」「69/99」と、
「World’s End」「Good Morning Yesterday」「Time To Count Down」が、
それぞれで放送された
これらはビデオとアングルが異なるところもあり、
特に「World’s End」「69/99」は、
ビデオ収録されたものと別日程なので貴重である


音源に関しては、ビデオで編集・カットされている「Kiss You」が、
「ColosseumU」で完全な形で聞くことができる
また「Groove GearU」には「Get Wild」「Burinin’ Street」が収められている
これらは1991/2/22の収録であり、
「Get Wild」はビデオ収録日(1991/3)とは別音源、
「Burnin’ Street」はビデオ収録されていないので、貴重な音源である


ビデオの具体的な内容を見てみよう
「World’s End T」は、
一曲目が「World’s End」となっているが、
正しくは「World’s End」の後の、
小室のハモンドオルガンプレイの映像であり、
「World’s End」そのものではない


この後、「Secret Rhythm」「Thrill Mad Natural」と、
小室メインのインスト演奏が8分以上続く
このライブビデオ、全部で28分なのだが、
そのうち最初の8分はひたすらインストである
私としてはこれで良いのだが、
おいてけぼり気分の人もいるんじゃないだろうか


実際のライブの流れとしては。
「World’s End」「Secret Rhythm」の後、
葛城のギターソロが入るのだが、これはカットされている
「Thrill Mad Natural」の後も、さらに長いインスト演奏が続くが、
これもカットされている
「Thrill Mad Natural」のスピード感を損なわない良い編集だと思う


個人的に見事と思うのは、
「Thrill Mad Natural」終了とともに、
間髪入れず「Tomorrow Made New」が始まるところである
実際のライブではこの二曲はつながっていないのだが、
このビデオの編集で見ると、
ライブ本番でもこのように演奏されたのだろうと思ってしまう
両曲の重い雰囲気も、並べるとよく合っている
なお「Thrill Mad Natural」「Tomorrow Made New」は、
当時CD化されておらず(「Thrill Mad Natural」は今でもだが)、このビデオの目玉だった


ここまでがこのビデオの前半、プログレタイムである
ここの部分、同じ曲の中で小室が据え置きのシンセを弾いたり、
ショルダーキーボードを弾いたりするシーンが交互に入れ替わり、
それぞれで衣装も異なっている
これは異なる日に収録した映像を交えている上、
1991/2/3ライブ本番前にステージ上でビデオ用に撮影した映像が入っているためである


また複数の映像を一つの音源に重ねているため、
特に「Thrill Mad Natural」では、
指の動きと音が合っていない
「Vision Festival」でも同様の現象が見られるが、
この点は注意を要する


後半はダンス曲で構成されているが、
この部分も編集が施されている
最初は「Kiss You」のイントロだけ流し、
その後「Rhythm Red Beat Black」の最後の部分、
そして「Come On Everybody」フルコーラス、
最後に「Kiss You」歌部分となっている
ダンス3部作の中で、完全に収録されているのは、
「Come On Everybody」のみである
特に「Rhythm Red Beat Black」は、
本当に一部しか収録されていないので大変残念である


「Rhythm Red Beat Black」と言えば、
収録日のめぐり合わせも恨まざるを得ない
2/27からはアンコールで、
「Rhythm Red Beat Black version 2.0」が演奏されたが、
この曲は「World’s End T」収録日には演奏されていない
「World’s End U」収録日には演奏されたが、
コンセプト上はTに収録すべき曲であるから、同ビデオには収録されなかった
このため同曲はビデオ化が実現しなかった


逆に同曲と入れ替わりにセットリストから外れた「Burnin’ Street」は、
「World’s End U」向けの曲だったが、
「World’s End U」収録日には演奏されなかったため、
こちらもビデオ化されることはなかった
同曲はライブパフォーマンスも一つの見所なので、映像で是非見てみたい


「World’s End T」は最後、
「Kiss You」の演奏が終わるとともに、
「to be continued on World’s End U」というメッセージが画面に出る
そして映像は、メンバーがファンに囲まれながらライブ会場前の車を降りるシーンに移り、終わる
BGMはライブの「69/99」のイントロだが、
これは「World's End U」の一曲目であり、次回作へのつなぎとなっている


「World’s End U」オープニングも同じシーン・BGMである
こちらではそのBGMが、そのままライブ会場の映像につながっている
このビデオはツアーオープニングの「69/99」「クロコダイル・ラップ」で始まり、
「World’s End」を挟んで、本編終盤の盛り上がり曲を4曲収録している
(本編終盤曲では、ドラムソロが長すぎる「Be Together」のみカット)
さらにアンコール曲として、「Looking At You」「The Point of Lovers’ Night」も収録する


「World’s End U」は、小難しい気取った雰囲気はなく、
ひたすら楽しそうなライブ風景を見ることができる
曲の合間や間奏などで、ところどころにイメージ映像を挟んでいるのも特徴である


まずは「World’s End」の長い前奏では、
ツアートラックが道路を走っている様子と、
ツアーメンバーがある部屋で酒を飲んで楽しんでいるシーンが映し出される
これらの映像は、1991/3放送の「eZ」でも用いられている
「World’s End」アウトロでは、
小室がどこかで会議をしているところを、
建物の外からガラス越しに撮影したシーンが出る
ウツと木根は、同じ部屋でつまらなそうにぶらぶらしている


く「Good Morning Yesterday」では、
イントロから1番の最初の部分で、
メンバーが謎の黒人のボディガードに守られながら、
どこかの店を出てくるシーンが収められる
おそらくその前に飲んでいた部屋から出てくるところという設定なのだろう
この映像は、1991/5「eZ」でも使われている


その後の「Get Wild」「All-Right All-Night」では、
怒涛の勢いでライブが進むため、こうしたイメージ映像はない
ひたすらロックなステージが進行する
「All-Right All-Night」イントロ、
ウツがサッカーボールを客席に蹴り込み、
サビで「Everybody, say Wow Wow, come on!」と客席に要求するところなど、
このライブに参加したかったと思わせる魅力的なシーンである


ただ会場によっては、
「All-Right All-Night」のアウトロが小室のシンセ破壊タイムだったので、
それが収録されていないのは残念なところである
小室のシンセ破壊はこの時期の恒例だったが、
その様子が収録されるビデオは、
「TMN EXPO Arena Final」「Live Tour Major Turn-Round 02」の二本のみである


「Time To Count Down」のイントロでは、
ウツがどこかの店で女性二人から花束をもらって、
ベランダに連れ出されるもまた店内に戻るという、
いまいち意図が分からない映像が挟まる
「Looking At You」では木根ボーカルと言うことで、
木根のイメージ映像が入る
イントロ・アウトロではどこかの部屋で本を読む姿、
木根が子供たちとサッカーの練習をしている風景が挟まる
なおこの練習は早朝に行なわれたが、
木根は撮影日に予定時間(6時半)に遅刻してきたという


ラストではゲスト大江千里の登場シーンや縄跳びのシーン、
千里を交えた「The Point of Lovers’ Night」の演奏の様子が収められる
そしてライブ終了後のメンバーがボディガードに守られつつ、
ヘリコプターで帰還する映像で、ビデオは終わる
ライブ最後のウツのセリフ、「今夜のことは、しばらく忘れないように」を聞くと、
この女たらしめ!とつっこみたい衝動に駆られてしまう


Rhythm Red Live WORLD'S END
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4-14 Rhythm Red TMN TourA

2009/09/09 02:28
半月ぶりの更新となります
この間、いくつかの話題がありました
一つは8/30、小室さんとglobeが、
「a-nation '09」の大阪長居スタジアム公演で、
再びシークレットゲストで出演し、
ピアノソロと「Face」「Many Classic Moments」を演奏したことです


この記事を載せたデイリースポーツによれば、

音楽配信サイト「mu-mo」での着うたダウンロードも再開となった。TOP100のうち26曲が自身の手掛けた曲となり、一アーティストでは初の快挙となった。コンサートなど今後は未定だが、TKの活躍をファンは待ちわびている。


とあります
応援するファンもまだまだいるようです
小室さん、がんばってください!


小室さんに関しては、前回「a-nation '09」味の素スタジアム公演の後、
マスコミから色々な情報が出ています
すでに個人事務所「a nine」を設立しているようですね
(好きなコード名、2009=再起の年、永久の3つの意味だとか)
すでに半月前の情報になっていますが、
一応備忘のために産経スポーツの記事を引用しておきます

 小室がステージに立つのは、昨年8月31日に同所で行われた「a−nation’08」以来。今年5月に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた後はKEIKOと都内で生活し、嘆願書を書いてくれた関係者にお礼の手紙を執筆。作家、村上龍(57)の小説を読み、音楽鑑賞するなど平穏な日々を送り、作曲活動を再開した。
 復活で意欲を燃やす小室は8月1日に個人事務所「a nine」を設立し、専属契約を結んだエイベックスの主催ライブ出演が決定。晴れのステージで“みそぎ”を済ませると、globeのKEIKO、マーク・パンサー(39)も加わった。
(中略)
 globeの楽曲はライブ後から着うた配信が再開され、24日には店頭への出荷停止が解除される。今後の音楽活動は未定だが、小室は曲作りを急ピッチで進めていく。


味の素スタジアム公演の動画が、
DoCoMoの携帯サイト「BEE TV」で配信されたことは前回触れましたが、
youtubeにこの動画をアップしてくださった方がいますね(リンクは貼りませんが)
違法でしょうけど、auの私にはありがたい限りです…
ピアノソロの全貌も分かりました
前回の記事にコメントして下さったTWINKLE☆彡NIGHTさんがまとめてくれていますが、
少し補足して整理すると以下のような感じですね
ちなみに大阪でのピアノソロは9曲だったとか… 増えた?


・小室哲哉ピアノソロ
 01. globe「Departures」
 02. 安室奈美恵「Sweet 19 Blues」
 03. globe「Precious Memories」
 04. TM NETWOTK「Seven Days War」
 05. TM NETWORK「Get Wild」
 06. 安室奈美恵「Can You Celebrate?」
 07. H jungle with t「Wow War Tonight」
 08. globe「Feel Like Dance」
・globe「Face」
・globe「Many Classic Moments」


ちなみに味の素スタジアム公演と同じ日、
浅倉大介さんがお台場のガンダムイベント「DA METAVERSE 'n' Gundam」で、
「Beyond The Time」のトランスミックスを流したそうです
浅倉さん、ホントにいつも心配してくれているんでしょうね…


さて、ウツの「SMALL NETWORK」のライブチケット販売も終わりました
(相変わらず落ちまくりで…渋谷と東京のチケット、余っていたら連絡下さい)
今月は「TM NETWORK The Singles 2」のリリースがあります
今まで右のバーのリンクはつながりませんでしたが、
(去年発売停止前の状態のまま放置していました)
リンクを貼りなおしました


さて、本編に入ります
二週間くらい@のまま放置していましたが、「Rhythm Red Tour」を終わらせますね

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「Rhythm Red Tour」は、フェラーリのアクセル音とともに開始する
この時点で多くの観客は、一曲目が「69/99」だと気付いただろう
アクセル音のSEを背景に、
「Thank you for coming to the maxell presents TM NETWORK Rhythm Red TMN Tour」
という英語のナレーションが入り、
続いて観客に対する注意(撮影禁止など)が告げられる


この間、幕の向こうで照明が光る
おそらく観客の多くはいよいよ始まると言う興奮の中、
ナレーションなど聞いてはいなかっただろう
客席では何箇所かで「TMN」ロゴの旗が振られており、
ロックコンサートの臭いを出している
事前に会場の一部の席に置かれていたらしい


ナレーションが終わるとともに、
ステージの幕が開く
メンバーはすでにスタンバイしており、
アクセル音の中で「69/99」のイントロが始まる
ここの音は、「World’s End U」の最初で聞くことができる
(映像は小室が黒人ボディガードに守られながら歩くイメージ映像)


アウトロでウツ・木根・葛城が並んでステップを刻むところなど、
演出がわざとらしく見えるところもあるが、
勢いのあるロックナンバーで始まるこのセットリストは、
「Rhythm Red」の雰囲気を最初から客席に伝えることに成功している
ウツの動きも一々大げさで、派手である


次の曲のイントロの中で、ウツのMC
「Hey, Everybody! 久しぶり、元気だった?(客席:イエーイ)オーライ!」
ウツが木根の傍に歩いていくと、木根がハーモニカを演奏
ウツが横で手拍子で客席を煽る
ハーモニカが終わると、ウツのラップ
「クロコダイル・ラップ」である
公式セットリストではサブタイトルの「Get Away」になっている


この曲は、このライブでの最大のサプライズだっただろう
TMNにリニューアルした今、
古い曲はかなり限定されるという予想はあったはずで、
実際にそうだったのだが、
その中でマイナーなデビューアルバムの曲が演奏されたのである


もちろん原曲そのままではない
ライブのコンセプトに合わせて、
ロックアレンジに大幅に様変わりしている
サビの葛城コーラスも、ロックっぽい雰囲気を出している
この曲に限らず、
旧曲の劇的な変化がこのライブの一つの魅力である


ただしイントロで木根のハーモニカが入るところは、
1986年の「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」のアレンジを
意識しているのだろう
また、もともとあった楽しげな雰囲気は相変わらず生きている
木根のハーモニカは間奏でも入り、
終わると客席にハーモニカを放り投げるパフォーマンスもあった


一転して重い雰囲気の「Tomorrow Made New」
当時CD化されていなかった新曲である
意味は「新たな明日」だが、
「生まれ変わる明日」とでも訳すと雰囲気が出るだろうか
サビには「Tomorrow Made New Thrill Mad Nature」とあるが、
いずれも頭文字をつなげて「TMN」になるという言葉遊びがあった
「Thrill Mad Nature」は英語としては変だが、
多分「スリリングで狂った性質」ということか


曲は他の「Rhythm Red」の曲と比べ、
小室のシンセが目立つプログレ調の曲である
ハードロックをコンセプトとした「Rhythm Red」は、
小室のルーツであるプログレの雰囲気はあまり濃厚ではなかったが、
この曲ではその側面を強く打ち出している


この曲は小室作曲、坂元裕二作詞である
後に「EXPO」に収録されるが、
それとは歌詞やアレンジが大幅に変わっている
「EXPO」の方がよりスペーシーな雰囲気になっているが、
個人的には圧倒的に「Rhythm Red Tour」バージョンの方が良い
なぜ「EXPO」はこうなっちゃったの?と思う
「Rhythm Red」期の曲の中でも、
「Rhythm Red Beat Black」と並んで、もっとも好きな曲である


この曲は「Rhythm Red Tour」リハーサル中の1990/10/10に作られた
合歓の郷での合宿では歌詞が付いておらず、
ゲネプロの11/1に歌詞が出来上がり、
11/3の公開ゲネプロ「The Formation Lap」では歌詞付きで披露された
まさしくツアーとともに作られた曲で、
「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」「All-Right All-Night」並の、
ギリギリのスケジュールだった

遠ざかるBlue 君を包むBlack
時の震えに耳をすませ聞こえる
Tomorrow Made New Thrill Mad Nature
Tomorrow Made New Thrill Mad Nature
全てを失った時初めて手に入るもの
過去をゼロにし未来をゼロにしand start
It's gonna be alright, Don't you gonna be all mine?
It's gonna be alright, Don't you gonna be all mine?


次は「Reasonless」
重いプログレ調の曲が続く
この曲では木根もキーボードを演奏する
しかし間奏のシンセソロは小室で、
KXを持って前に出てきて、葛城のギターと競演する


冒頭からここまでロック曲が続き、
ロックコンサートとしての「Rhythm Red Tour」の印象を観客に植え付けたが、
次から3曲は、ウツにとっては過酷なダンスタイムとなる


まずは「Rhythm Red Beat Black」
照明がいったん真っ暗になってから、
ウツの「Rhythm Red Beat Black」の声とともに照明が付くと、
ダンサーたちが登場し、イントロで特徴的なダンスを繰り広げる
基本的にはビデオ「TMN」のダンスに基づいているが、
変更されている部分もある


演奏では原曲と同様にトーキングモジュレータが用いられ、
葛城が担当した
間奏やアウトロなどはライブアレンジが加えられた
特にアウトロのシンセはかっこよいと思う
間奏では手拍子で客席を煽るが、
ツアー後半ではここで、
「グァナバラ、リオグランデ…」のMagic Wordが唱えられることもあった


「Come On Everybody」
オリジナルとはまったく異なるジャズ風アレンジである
小室の気に入っていた「with Nile Rodgers」に基づき、
さらにアレンジを変えたものである
アレンジはかなりかっこよい
こんなのが思いつく小室はすごいと思う
間奏のシンセソロも見ものである


一方でダンスはかなりシュールで、
ラジオ体操風の動きも取り入られており、
おそらく「宇都宮体操」の俗称の語源はこれと思う
しかし当時としてはこれはこれで、
何か新しい表現を志しているようにも見えて斬新だった
「eZ」でライブ映像特集や、
1991年のファンイベントなどでも放映されており、
スタッフとしてもプッシュしていたらしい


「Kiss You」
TM NETWORK期に盛り上げどころの定番だったこの曲も、
まったくアレンジを変えて演奏された
個人的には歴代「Kiss You」でも、
一番インパクトのあるアレンジだと思う
全TMライブ音源中でも、そう言えるかもしれない


ダンサーが「Come On Everybody」のアウトロでいったん引っ込んだ後、
ウツが腕組みをしてステージの真ん中に立つ
「Kiss You for Bright & Dark」のサンプリングボイスが流れると、
サンプリングボイスに合わせて林選が再登場
続いて他のダンサー陣も再登場し、ウツの周りを囲む


歌は難解なダンスとともに進行しつつ1番のみで終わり、
間奏の小室のシンセによる破壊音やサンプリングボイスを背景に、
ウツが「Hey Girl」と言いつつ、会場に向けて手を差し伸べたり、
悩むしぐさで頭を抱えたりしながら、
最後に「I Kiss You」と歌うと、演奏がいったん終わる
ここで観客をステージに上げる企画もあったようだが、
実現例があったのかは分からない


怪しげな雰囲気のBGMが始まる中、
林選がウツを後ろから呼び止め、
二人のエロチックな絡みシーンが始まる
しかし最後にウツが林選を抱きしめた後、
林選はウツの元から去ってしまう
この部分、当時は女性ファンの反響がものすごかったらしい
「分かっているくせに、みんな大騒ぎするんだよな」
とウツも言っていた


絡みシーンが終わり、
ウツが頭をかかえて絶望しながら「I Kiss You…」とつぶやくと、
「Kiss You」の演奏が勢い良く再開する
最後は照明が落ちて、おもむろに曲が終わる


照明が付くと、すでにダンサー陣は退場しており、
代わってステージ前方にはハモンドオルガンが置かれている
それまで後ろにいた小室が、
ここでハモンドのソロプレイである


プログレ好きの小室としては、
一度TMでやってみたかった演出だろう
ツアー初期には短かったが、後には3分以上に及ぶこともあった
基本的に即興演奏だが、
「1974」「Girl」「Human System」などのTM曲や、
「Smoke on the Water」を演奏したりした
オルガンから火が出る演出もあった


これに続く「World’s End」のイントロも長い
アドリブ的要素も強く、
合わせて5分以上小室の独壇場である
ダンス直後のウツを休ませるためかもしれない
ウツは遊びで浅倉に代わりシンセベースを引いたりしていた


「World’s End」でも小室のハモンドが一つの中心で、
ウツがハモンドに足をかけて小室の横で歌う場面もあった
このオルガン前でのツーショットは、
ファンとしても見どころだろう
曲全体では小室のコーラスも目立っている
最後は小室がキース・エマーソンを模して、
ハモンドを揺らして爆音を出し続ける
ハモンドの上に乗るなど、お得意のプレイも見られた


小室はハモンドの前からシンセブースに退く
ウツはここで退場し、
以後20分ほど小室を中心にインスト演奏の時間になる
曲は「Secret Rhythm」
小室は途中でKXを持ってステージ前に戻ってきて、
即興的な荒い演奏でロックっぽさを強調する


「Secret Rhythm」の演奏中、
ステージ上の箱の中でガルボアが溶接される演出があり、
演奏が終わるとともに箱の中から現れる
その後はステージ上で曲に合わせて動くようになる
目や胸が光る仕様だった


当初は「Secret Rhythm」の最初で、
ステージ横から歩いて登場していたのだが、
ある時期から演出が変わったようである
中にはダンサーの石山博士が入っていた
一人では着ることができないほど重い衣装で、
大変な労働だったらしい


曲が終わると小室はシンセブースに戻るが、
その間葛城哲哉が短いギターソロを奏でる
その後を引き継いで、
小室と阿部の二人による「Thrill Mad Natural」
TMNの名前を冠したライブ初披露の新曲第二段である


激しい勢いの小室シンセ+阿部ドラムの箇所と、
穏やかなシンセソロを交互に交えたインスト曲で、
その入れ替わりが、曲の進行とともにだんだん頻繁になっていく
曲名の通りスリリングで狂気に満ちた曲である
CD化されていないものの、かっこよい曲と思う


この後で激しいドラムを中心とした短いインスト演奏が挟まり、
(この部分、ツアー後期にはなくなったらしい)
小室メインのインストになる
この間、ガルボアがステージ外に歩いて去っていく


この部分のインストの内容は時期によって変わったようだが、
最後には必ず一曲のオリジナル曲が演奏された
ドラムやギターも入った壮大な曲で、
雰囲気としては「Psychic Entertainment Sound」にありそうである
その前の部分は、初期では「落花」が、
中期からは「天と地と」が、
後期にはさらに「A Day In The Girl’s Life」も演奏された


ここまでの1時間余、
様々な演出がほどこされた濃い時間が続いたが、
この後はライブ本編終盤、盛り上げ曲中心のセットリストとなる


まずは小室のシンセソロから始まる「Time To Count Down」
大規模な煙幕とともに、
休憩を終えたウツがステージに帰ってきて会場を盛り上げる
小室もKXで前に出てくる
野太い葛城のコーラスが男らしさを強調する
最後は重いロックバラード調のアウトロで締める
ちなみにメンバーはここから衣装を変える


「Be Together」
ハイテンポなスピード感は、前曲とつなげても遜色ない
ポップなイメージの強い曲だが、
意外とロック中心のライブにも似合う


間奏で「on drums, 阿部薫」とウツの紹介が入ると、
この曲の目玉の阿部ドラムソロになる
さらに途中からは小室のシンセドラムが入り、
阿部とのバトルが続く
最後は「Camp Fanks!! ‘89」と同様に、
小室がドラム用のスティックを会場に投げ、
「Be Together」の残りの部分の演奏を行なう
「Be Together」を前後に分割するのは、
「Camp Fanks!! '89」と同様であり、これを踏襲したものだろう


このドラムの時間、当初は2分半程度だったが、
ツアー終盤には10分以上(!)になった
ちなみに曲全体は13分半、歌は2分くらいである
ビデオに収録されなかったのも仕方ないかもしれない


「Burnin’ Street」
ダンサー3人が登場し、
イントロでウツとにらみ合ってケンカを始める
ウツが歌っている間も、ダンサーはケンカを続ける


間奏ではウツがダンサーに囲まれピンチになるが、
林選が登場してそのピンチを救ってくれたり、
木根が乱入してダンサーを追い払ったりする
この部分はウェストサイド・ストーリーをイメージしている
アウトロは原曲よりもかなり長くひっぱる
CDで聞く時以上に、意外と盛り上げ曲になっている


葛城のギターで始まる「Get Wild」
イントロの中で入る、サビ前の「ジャジャジャジャ」音の繰り返しで、
これが「Get Wild」だと気付く
イントロにはサビのフレーズも入っているが、
ウツはこの部分を「ウォーウォーウォー」の声でなぞる


全体としては「CAROL Tour」初期のアレンジを元にしたものだが、
ロック風のこのアレンジは、
原曲や「Get Wild ‘89」をはるかにしのぐ勢いを表現することに成功している


目立つドラムの他、激しいシンセの音や葛城のコーラスは、
ロック版「Get Wild」の真骨頂である
間奏ではまた「ジャジャジャジャ」の連発があり、
その間ウツの独特なダンスが入る
その後は原曲にもある間奏の小室シンセソロが入る
そして最後のサビ繰り返しのところは、
「Get Wild and Tough Wow Wow Get Wild and Tough Wow Wow
 Get Chance and Luck Wow Wow Get Chance and Luck Wow Wow」
という形で、フレーズを簡略化している


このアレンジは個人的には、
歴代ライブアレンジの中でもトップクラスに素晴らしいと思う
ライブのコンセプトに合わせて過去の曲の別の魅力を引き出すという点は、
完璧に果たしている
この曲は大変多くのアレンジが存在するが、
ライブアレンジそのものの成功度でいえば、
これがもっとも優れたものだろう


ついで「All-Right All-Night」
イントロは、前回演奏した1988年の「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」のアレンジを、
ロック風に派手に作り直したものである
サビ前に一瞬ブレイクを入れるところなど、歌も微妙に変えられている
イントロでサッカーボールを客席に蹴り込むパフォーマンスが行なわれることもあった
なおツアー初期では、
「All-Right All-Night」「Get Wild」となっていたが、
12/13から「Get Wild」「All-Right All-Night」の順番に変えられた


この曲も、ポップからロックへと見事に作り直されている
また本編ラストの曲と言うことで、盛り上げところにもなった
最後のサビ繰り返しでは、
「Wow Wow Wow Wow」のフレーズを繰り返し、
さらにこれを客席にも合唱させた


アウトロでは小室がKXを振り回し、
破壊して客席に放り投げることもあった
ツアーファイナルでは、葛城のギターにぶつけて、
KXとギター両方を破壊した
小室のKX破壊プレイの始まりはこのツアーにある





本編終盤の盛り上げタイムは、当初は以上5曲だったが、
ツアーの進行に伴い何度か内容が変更された
まずは年明け1991/1/6、「Time To Count Donw」が本編最後に移動した
「Rhythm Red Tour」の本編がTM NETWORKの曲で終わるのは、
TMNらしくないという理由だった
確かに盛り上げどころが、
TM NETWORK時代の曲が中心になっていた印象は強い


「Time To Count Down」の元の位置には、
アンコールから外されて演奏されなくなっていた「Good Morning Yesterday」が入ることになった
「Time To Count Down」と同じく序盤が静かに始まる作りのため、
その前のインスト演奏からの接続に良かったのだろう
なお「Good Morning Yesterday」のアウトロには、
「Time To Count Down」に使ったロックバラード調のアウトロが入り、
「Time To Count Down」のアウトロはCD通りになった


この時期の「Time To Count Down」の最後のところ、
ウツと観客のやり取りを書いておく
ウツ「Hey, Everybody! Hey, 楽しかった?」
観客「イエーイ」
ウツ「それじゃ、もう少し、一緒に燃え尽きようか? オーライ」
ウツ&観客「イエーイ イエーイ イエーイ イエーイ フーフー フーフー フーフー フーフー」
(この後、花火が上がり、最後のサビの繰り返し)


こうして最後の盛り上げどころが6曲になったのだが、
2/27から再び5曲になった
「Burnin’ Street」が削られたのである
「World’s End U」にこの曲が入っていないのは、
ビデオ収録日(3月)に演奏されなかったためと思われる


ただし「Burnin’ Street」が削られたことで、
ライブ全体の時間が短くなったわけではない
これ以前、アンコールでは、
「Looking At You」「The Point of Lovers’ Night」の他、
ウツに余力がある時のみ、
「Tender Is The Night」を演奏することになっていたが、
2/27からはここに、
新曲「Rhythm Red Beat Black version 2.0」が入ることになった


この曲は原則として毎回演奏した上、
曲の長さが10分近くあり、通常の2曲分の時間を取った
そのためアンコールの「Tender Is The Night」の他に、
もう一曲外すことになったのである


さて、「Rhythm Red Tour」の一つの目玉は、
アンコールをやるということだった
この時は最初のアンコールとして、
木根の「Looking At You」が演奏された
木根のボーカリストとしての初舞台である


ここで演奏されたのは、小室によると、
「本編に入れるところがなかった」というひどい理由である
横には葛城がサポートにつき、
ギターとコーラスを担当した


この曲が終わると他のメンバーも登場する
そしてウツによるメンバー紹介が入り、
葛城のスライドギターをバックに「Tender Is The Night」が演奏された
そして演奏が終わると、ウツが「どうもありがとう。おやすみなさい」と言って、
メンバーはステージから引っ込む


なお「Tender Is The Night」は、
会場によって聞ける日と聞けない日があった
聞けない場合もかなり多かったらしい
演奏するかどうかは、当日のウツの体力を見て判断された


先に述べた通り、2/27以後のアンコール2曲目は、
「Rhythm Red Beat Black version 2.0」に変わった
「Rhythm Red Beat Black version 2.0」では、
林選が色っぽいコーラスを担当した
(サビのコーラスは葛城)
ダンサーも登場し、会場を盛り上げた


サンプリングボイスも再現されている
特にアウトロでは、
派手なサンプリングボイスプレイが聞ける
この時期のマニアック曲の最右翼だが、
やはりライブでも独特な雰囲気をかもし出している
アウトロでは「Whoo! Whoo!」の掛け声で、
会場に反応を求める場面もあった


ダブルアンコールは当初二曲あり、
その一曲目は「Good Morning Yesterday」だった
しかしいざツアーを始めてみると、
時間が3時間近くになり、長すぎると言うことで、
二日目にはセットリストから削られた
その後は先に述べたように、年明けに本編で演奏されることになり、
「Rhythm Red Tour」幻の一曲となることは免れた


「Good Morning Yesterday」が削られた後、
ダブルアンコールの最初はメンバーのお遊びタイムになった
会場ごとに内容は異なり、なわとび・バスケ・野球などが行なわれた
浅倉によるゲームミュージック風の効果音付きである


「The Point of Lovers’ Night」
「Rhythm Red」でも最後のナンバーだが、
ライブでも最後を飾る、正真正銘ラストの曲である
CDで聞いた時にはそうは感じないだろうが、
意外なほどライブで盛り上がる曲である
スタッフもTMNの旗をステージ上で振って盛り上げる


アウトロでは「La La La…」のところを延々と繰り返し、
会場にも「La La La」のコーラスを求める
最後は「君がUh好きだから」と歌い上げ、
ウツの「どうもありがとう!」で終わる
実に約10分の演奏である


「World’s End U」収録日の1991/3/8代々木体育館公演には、
大江千里が自分のライブ終了後にかけつけ、
ダブルアンコールに登場し、
なわとびと「The Point of Lovers’ Night」に参加した
「The Point of Lovers’ Night」ではシンセドラムを担当し、
「La La La」のコーラスにも加わった


最後には千里が、
「TMNイエーイ! 代々木イエーイ もいっちょ、EPIC SONYイエーイ!」
と叫んで演奏が終わる
(正直EPIC SONYは不要と思う)
そしてウツがマイクスタンドを持って大きくジャンプ
メンバーが退場した後、ウツだけが会場に残り、
「今夜のことは、しばらく忘れないように」と言って退場した
ここのセリフは毎回変わった


12/20〜26限定で、この後さらにもう一曲、
「Dreams of Christmas」が演奏された
(代わりに「Tender Is The Night」が外された)
前曲で退場した後で「お正月」のBGMとともにまた登場し、
小室のハモンドとともに演奏が始められた
最後のサビの繰り返しは会場にも合唱させた


Rhythm Red Live WORLD'S END
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 12


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