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20 Years After -TMN通史-

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20 Years After -TMN通史-
ブログ紹介
TM NETWORK(TMN)の歴史を通史的に振り返ってみたいと思います(予定)。

【注記】本ブログの文字の色は以下を意味しています
 ・青字=曲名・シングル
 ・緑字=アルバム
 ・赤字=ライブ・イベント
 ・黄マーカー=ビデオ・DVD
 ・赤マーカー=テレビ・ラジオ番組
 ・緑マーカー=書籍
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5-24 TMN Black/Red/Blue

2012/05/17 02:14
「I am」、2週目は41位、1966枚で、総計23449枚になりました
最終的に総計は2.5万枚くらいでしょうか
2004年の「NETWORK TM」(2.8万枚)くらいの数字になりそうです
(ネット配信の普及を考えれば、実質的にはもっと上でしょうが)


「Incubation Period」からもうすぐ一ヶ月で、
TM NETWORKをめぐる動きは終息した感じですが、
6/17の21:00からはWOWOWのライブ放送があります
(ただし放送は1時間半なので、数曲カットの模様)
ちなみに5/15にはWOWOWで「All That Love」の再放送もありましたが、
6/3には再々放送をやるようです
って、3回もやるの?


5/26発売の「ARENA 37℃ SPECIAL」でTM特集が組まれることは前回触れました
さらに「Keyboard Magazine」でも、
5/14に小室さんにTMについてのインタビューを行なったようで、
6/9発売のSummer号に掲載されるそうです


7/4リリース予定の木根さんの提供楽曲集「キネメロ」の収録曲が決定しました
記事の文字数制限の関係で曲名は挙げられませんが、
1位〜12位は渡辺美里・佐々木ゆう子・宇都宮隆・葛城哲哉・浅香唯・木村由姫・小室みつ子・日置明子・鈴木あみ・吉田栄作・田中裕子・椎名へきるへの提供曲となっています
レコーディングも始まったようですね


また7/3〜8には、ル・テアトル銀座で朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」が開催され
木根さんも出演するそうです
「キネメロ」発売日の前後ですね
これを前提に決めた発売日だったんでしょうか


奇しくも同じル・テアトル銀座で8/3〜26上演の野島伸司脚本の舞台「ウサニ」で、
小室さんが音楽を担当します
演出が永山耕三さんなので、その縁でしょうか
野島・小室の組み合わせ、初めてですっけ?
小室さんはGoogle+などによると、5/16頃に音楽制作を始めたようです


では本題に入ります
今回から通常運転に戻ります
なお今回でようやく、
「終了」以前のTM全楽曲に触れることになります
いよいよ後始末も含めて、TMNの本当の終わりに近付いてきました

----------------
1994/6/22、ビデオ「Decade」と同じ日、
3枚のベスト版CDもリリースされた
「Tetsuya Komuro Presents TMN Black」
「Takashi Utsunomiya Presents TMN Red」
「Naoto Kine Presents TMN Blue」

である


3枚のジャケットはほぼ同じデザインで、
表は「TMN 4001 Days Groove」で用いられた河口陽一郎の有機体CG、
裏は3つの円を組み合わせた「終了」ロゴである
ただ色はそれぞれ異なり、タイトルの通りそれぞれ黒・赤・青となっている
この3色は「TMN Groove Gear」の3枚のCDでも用いられた、
「終了」のイメージカラーである


3枚のライナーは関係者として、
Time Machine、SONY MUSIC AGENCY、IROAS CORPORATION、M.O.G、立岡正樹の5者を挙げるが、
「TMN Black」(小室)ではSONY、
「TMN Red」(ウツ)ではM.O.G、
「TMN Blue」(木根)ではIROASが、
それぞれArtist Managementとなっており、
他の4舎は「Special Thanks To」として挙げられている


M.O.Gはウツの事務所、IROASは木根の事務所名である
つまりこの3枚は権利関係の上ではTMN名義ではなく、
それぞれ小室・ウツ・木根の個人名義の商品として扱われたらしい
3人がタイムマシンを離れ別々の事務所に所属することになったため、
ベスト版を3枚リリースしてそれぞれに収入が入る形にしたのだろう


内容は、「TMN Black」がシングル曲、
「TMN Red」がダンスナンバー、
「TMN Blue」がバラードを集めたものである


一般に認知された曲は「TMN Black」に集中しており、売上も高かった
だがそこには未発表音源はなく、
シングルを購入済みのファンには大して意味はなかっただろう
特に1996年にTMの全シングルを収めた「Time Capsule」がリリースされると、
「TMN Black」の存在意義はまったくなくなった
これに対して他の2枚には、未発表曲が1曲ずつ含まれていた
前者はライトファン向け、後者はヘビーファン向けの作品と言えよう


「TMN Black」「TMN Red」「TMN Blue」は、
それぞれチャート一週目に14.5万枚・10.5万枚・10.1万枚を売り、
2位・4位・5位に入った
ベスト5中の3枚がTMNによって占められたことになる
最終的な売上は36.8万枚・21.8万枚・20.3万枚である


「TMN Red」「TMN Blue」のセールスはほぼ同じで、
初動・総合とも1993年の「Classix 1」(10.5万/24.8万)・「Classix 2」(10.1枚/24.0万枚)とだいたい同じ成績だった
これが最後まで残ったヘビーファンの規模と見て良いだろう


一方で「TMN Black」は36.8万枚を売り、
「EXPO」以後「終了」期までのアルバムでは最大の売上を記録した
セールス面では、
「CAROL」「EXPO」「Rhythm Red」「Dress」「Time Capsule」「humansystem」
に次ぎ、TM7番目の売上となっている


なお当時CD店の店頭では、
「Nights of the Knife」「Groove Gear」「Decade」
および3枚のベストアルバムの宣伝映像が流された



この時は3枚のベスト版と「Decade」を購入すると、
抽選でグッズがプレゼントされた(T賞・M賞・N章)
「まいるどHEAVEN」によれば
T賞はテレフォンカード12枚セット、
M章は特製キャップだったらしい
(N章は不明)


3枚のアルバムの選曲は、スタッフが行なったという
ただ3人の意向も汲まれている可能性は高いと思う
そう考える理由の一つは、
「TMN Black」「TMN Red」での「Love Train」の重複である
スタッフの選曲ならば、このような結果にはなるはずがない
事務所間で調整が行なわれず、3枚でそれぞれ独自に選曲していたのだろう
特に「Love Train」はTM最大のヒット曲ということもあり、
たとえば小室側がウツ側に差し替えを要求することなどは困難だったと思われる


メンバーの意向が汲み取られていると考える理由のもう一つは、
「TMN Red」にウツ好みのマイナー曲が入っていることである
具体的には「Spanish Blue」「あの夏を忘れない」で、
ともに発表当時、ウツが好きな曲であることを公言していた
「TMN 4001 Days Groove」のセットリストと同様、
素案はスタッフが組んだとしても、
そこにメンバーの意向が反映された可能性は高いと思う


となると、「TMN Black」「TMN Blue」の選曲は興味深い
まず「TMN Black」は、
4枚のリプロダクションシングルを除くと、
1980年代のシングル17曲から7曲が選ばれているのに対し、
1990年代のシングル7曲はすべて収録されており、
明らかにTMN時代の比重が高い


さらに区切りを変えると、14曲中9曲は、
1988年末の「Come On Everybody」以後の10曲から選ばれている
(未収録曲は「Just One Victory」のみ)
これ以前のシングル14曲から選ばれたのは5曲だけである


5曲の内訳はデビュー曲「金曜日のライオン」
デビューのきっかけになった「1974」
TMの代表曲でオリジナルアルバム未収録の「Get Wild」など、
絶対に外せない曲以外では、
1987年の「Self Control」「Kiss You」のみである
FANKSの始まりとなった「Come on Let’s Dance」や、
一般の知名度が高い「Beyond The Time」「Seven Days War」も入っていない


この傾向は一言でいえば、「今」に近い楽曲の重視である
もちろん最新の3枚のシングル、
すなわち「Wild Heaven」「一途な恋」「Nights of the Knife」は、
オリジナルアルバム未収録であり、
その前の「Love Train」はTMN最大のヒット作だから、
この4曲を収録することは大前提だっただろう
しかしそれでも、「TMN Black」が新しい曲に重点を置いていることは疑いなく、
TMの歴史を通時的に俯瞰するという姿勢ではない


一方で「TMN Blue」は、これとまったく逆の傾向を示す
ボーナストラック「Another Meeting」を除く13曲を見ると、
TMN時代は1曲もなく、すべて1988年の「CAROL」までの曲である
つまりこのアルバムは、
TM10年間中で前半5年分(TM NETWORK期)のみのベストである


TMN期のバラードは、
「TMN Black」収録が確定していたラストシングル「Nights of the Knife」を除き、
全部で6曲ある
その中で8分に及ぶ「Think of Earth」は、
時間の関係で除外されたのかもしれないが、その他にも、
「Looking At You」「Tender Is The Night」「Dreams of Christmas」「大地の物語」「月はピアノに誘われて」
の5曲があり、これらはすべて除かれた


一方TM NETWORK期のバラード・準バラードは23曲ある
その中で「CAROL」組曲の
「A Day in the Girl’s Life」「CAROL(Carol’s ThemeT・U)」
はバラでベスト版には入れづらいし、
「Electric Prophet」は9分近くあるため、
あえて収録されなかったものだろう


これらを除くと候補は19曲となるが、
「TMN Blue」はその中から約2/3に当たる13曲を選んだことになる
13/19(1984〜88)と0/5(1990〜91)という偏差を見るに、
この選曲も偏りがあることは否めない


以上を要するに、「TMN Black」はTM後半期、
「TMN Blue」はTM前半期を主な対象としている
「TMN Red」がウツの意向を汲んでいるのならば、
「TMN Black」「TMN Blue」の選曲も、
小室・木根の意向を汲んでいる可能性が高い
おそらくこれは、2人の志向を反映しているのではなかろうか


いささか乱暴な一般論を言えば、
小室は新しい曲を評価されたがるところが強いのに対し、
木根はデビュー当時も含め、古い思い出を語りたがる傾向が強い


木根は1993年のソロライブでも、、
「1/2の助走」「クリストファー」「パノラマジック」「永遠のパスポート」「8月の長い夜」
など、TM初期の曲はかなり演奏したが、
TMN期の曲で演奏したのは、
自らボーカルを取った「月はピアノに誘われて」のみである
初期曲の方が反応が大きいということもあるのだろうが、
木根個人の志向もあったのだろう


また当時の小室はTMN後の未来に向け、
かなりの期待を持って臨んでいたのに対し、
木根はこの点であまり積極的ではなかったし、
実際にメンバー3人中でもっとも先が見えない状態だった


おそらくこうした両者の志向が「TMN Black」「TMN Blue」の選曲に現れ、
小室は「現在」に近い時期の曲、
木根は遠い過去の曲を中心に選ぶことになったのだと推測する


なおこの点で「TMN Red」の選曲を見ると、
初期に当たる1984〜85年の曲はないが、
FANKS期以後の作品は偏りなく選ばれている印象である
(1986年3曲、1987年2曲、1989年2曲、1991年4曲)
このバランス感覚は、後のウツソロでの選曲にも通底するものがある


収録曲について今一度、アルバムごとに見てみよう
「TMN Black」は3枚中でもっとも売れたが、
その最大の要因は、やはりオリジナルアルバム未収録の
「Get Wild」「Dive Into Your Body」「Wild Heaven」「一途な恋」「Nights of the Knife」
が収められていたことだろう
(ただし「Get Wild」は、すでにベスト版「Gifr for Fanks」に収録されている)


他では「Kiss You」シングルバージョンは、
「humansystem」収録の「More Rock」や、
「Dress」収録の「Kiss Japan」と大きく異なるアレンジなので、
シングルを持っていなかったファンには意味がある音源である
「1974」「Come On Everybody」「The Point of Lovers’ Night」
も、オケはアルバム版と異なる
(ただし「1974」シングル版は「Gift for Fanks」に既収)


「金曜日のライオン」「Self Control」「Time To Count Down」は、
シングル版がアルバム版と比べてショートバージョンとなっている
この点は特にお得な感じはしないが、
熱心なファンでかつシングルを持っていなかった者には、
嬉しく思う者もいたかもしれない


一般にTMは先行シングルをアルバムに収める際に、
アレンジを変えることが多かったので、
ヘビーファンにとっては、
シングルをまとめること自体に意味があったともいえる
本作収録の14曲中、オリジナルアルバムとまったく同じ音源なのは、
実は「Rhythm Red Beat Black」「Love Train」の2曲のみである


選曲について、商業的見地からいえば、
TMの人気が盛り上がっていた時期、タイアップもあって有名だった、
「Resistance」「Beyond The Time」「Seven Days War」
の3曲が入っていないのは、失敗だろう
もっともこれは、小室にとってこの3曲が、
それほど重要な位置を占めていなかったということかもしれない
「TMN 4001 Days Groove」でも、
「Resistance」「Beyond The Time」は演奏されなかった


逆に「TMN Black」に収録された「Kiss You」は、
ライブの定番曲だったが一般の知名度は低い
小室にとっては一般に有名な3曲よりも、
「Kiss You」の方が重要な存在だったということだろうか


曲順を見ると、TMブレイク期の曲と最新のシングルが、
最初と最後にまとめられていることが分かる
一曲目には「Self Control」が置かれ、
ついで「一途な恋」「Wild Heaven」が続く
そしてアルバムの最後はTMの代表曲「Get Wild」と、
ラストシングル「Nights of the Knife」で終わると言う構成である
最初と最後に目玉曲が入るという構成は、意図的なものだろう


「TMN Red」に移ろう
他の2枚が14曲を収めるのに対し、
本アルバムは12曲しか収めていない
しかも一曲は、準インタールードの「Give You A Beat」であり、
実質的には11曲ともいえる
「Get Wild ‘89」「Rhythm Red Beat Black version .2.0」
という長大な曲を入れたために、
短い曲を入れたり曲数を減らしたりして調整したのだろう


「Give You A Beat」はオリジナルアルバム「Gorilla」では、
2曲目の「Nervous」の導入として曲間を設けずに収録されたが、
「TMN Red」ではこれを「Kiss You (More Rock)」とつなげて収録している
ただやはりこのつなげ方は、工夫は認めるにせよ、
本来の「Nervous」への接続と比べて違和感がある


「TMN Red」の特徴の一つとして、
シングル曲の別バージョンを多く収めていることが挙げられる
具体的には、
「Come on Let’s Dance (the saint mix)」「Kiss You (More Rock)」「Get Wild ‘89」「Rhythm Red Beat Black version .2.0」
の4曲がこれに当たる


おそらくこれら4曲は、
オリジナルが「TMN Black」に収められることを予想しての選曲だろう
(実際には「Come on Let’s Dance」は収められなかったが)
TMの魅力の一つに多様なリミックスバージョンの存在があったが、
それを伝えようと意識した選曲と言える
なお「Spanish Blue」も、「Self Control」所収のオリジナルではなく、
「Dress」収録のリプロダクションバージョンである


「Rhythm Red Beat Black version 2.0」「Come on Let’s Dance (the saint mix)」
は、当時アルバム未収録だったので、
これが収められたことは価値がある
この点では「We love the EARTH」も貴重である
「EXPO」「Classix 1」にはリミックス版が収められるが、
「TMN Red」所収音源はシングルバージョンで、アルバム初収録である


「TMN Red」についてもっとも重要なのは、
未発表曲「Open Your Heart」である
この曲については以前触れたことがあるが
1984年にデビューアルバム「Rainbow Rainbow」に収録される予定で、
結局使われずにお蔵入りしていたもので、
1989年発表の小室ソロ曲「Opera Night」の原曲になった
ファンの中にはこの1曲を目当てに「TMN Red」を購入した者も少なくなっただろう


他に「TMN Red」には、
「Passenger」「Don’t Let Me Cry」「あの夏を忘れない」「Love Train」
の4曲が収められている
個人的には、「Gorilla」から「Nervous」「You Can Dance」ではなく、
「Passenger」を選曲したのは意外で、面白いと思う


「TMN Red」の序盤から中盤にかけては、
単にアップテンポの曲を集めるというだけでなく、
ファンク・ユーロビート・ハウスなど、
ダンスミュージック色の強い楽曲を意図的に集めている
一方ロック色の強い曲は「Kiss You (More Rock)」くらいで、
「Rhythm Red」からの選曲はない
一方終盤の選曲はポップ色が強い
その境目に当たるのが9曲目の「Open Your Heart」で、
その後は「あの夏を忘れない」「We love the EARTH」「Love Train」と続く
最後の3曲はラストアルバム「EXPO」からの選曲である


最後に「TMN Blue」を見よう
本作はすでに述べたように、
TM NETWORK期のバラード・準バラードの大半を収録している
特に「Gorilla」(1986年)と「Self Control」(1987年)については、
対象楽曲7曲がすべて収録されており、これだけでアルバムの半分に及ぶ
それだけこの時期に思い入れがあるということだろうか


さらに1987年の「humansystem」からも2曲が収録されており、
実に全14曲中9曲(ボーナストラックを除けば13曲中9曲)が、
1986〜87年の曲となる


収録曲に特筆すべき方針は見出せない
「1/2の助走」「Fighting」「Here, There & Everywhere」「This Night」
など、影の薄い曲も多く採用されていることは特筆すべきかもしれないが、
もともと収録されていない曲の方が少ないのだから、
ここでは非収録曲を分析した方が意味があるだろう


意外な落選曲は、やはり「Electric Prophet」だろう
これは1984年以来TM NETWORKのテーマ曲的位置付けの曲で、
ある意味で「1974」「Get Wild」「Love Train」以上の存在感のある曲である
曲が長く2曲分を占めてしまうため外されたのかもしれないが、
TM史上最重要のバラードと言っても過言ではなく、
他の曲を削ってでも入れるべきだったと思う
ただ「Electric Prophet」は一聴してもはまりづらい曲ではある
限定BOX「Groove Gear」にこの曲が収録されたこともあり、
より広い層に向けた本作ではあえて外したのかもしれない


シングル「Seven Days War」は、
アルバムの「Four Pieces Band Mix」とは別バージョンなので、
収録してもよかったと思うが、
「TMN Black」に収録されることを見込んであえて外したのかもしれない
ただし「Seven Days War」カップリングの「Girl Friend」は収録されている


個人的には「Seven Days War」よりは、
「Human System」が収録されていないことの方が腑に落ちない
本作はリリース時の存在感からも、ライブでの演奏頻度の面でも、
バラードベストには必須の作品だろう
むしろ一枚のベスト版でも収録されて良い作品である


シングルカップリングでアルバム未収録の「Dreams of Christmas」を外したことは、
後発ファンが同曲の音源を長く入手できなくなる原因ともなった
クリスマスという期間限定の曲ということもあったのかもしれないが、
アルバム未収録の唯一のバラードだったこともあり、
商業的観点からも、必ず収録すべきだったと思う


また「大地の物語」もTVCMで使われた唯一の木根バラで、
収録してもよかったと思う
この2曲が入っていないのは、
やはり意図的に新しい曲を除いているように思える


商業的観点から言えば、「Still Love Her」がないことは、
本作のセールスを下げる一因になったかもしれない
「City Hunter 2」のエンディングテーマであり、
潜在的知名度や人気ではTMでも屈指の曲だった


以上のように非収録曲を見ると、
入れるべき曲をあえて外して、
日の当たらない曲を入れているように感じられる
だからこそありきたりのベストとは異なる選曲になったとも言えるが、
個人的には違和感を感じるところが多い


「TMN Blue」は概してレアテイクはほとんどなく、
シングルカップリングの「Girl Friend」を除き、
ほぼすべてオリジナルアルバム収録の音源である
ただその中で、一曲重要な曲が入っている
TMN最後の新曲、「Another Meeting」である


この曲については以前触れたが、
本来「Nights of the Knife」に収録される予定だったものが、
レコーディング日にウツのノドの調子が悪かったため、
後に1994/5/3にレコーディングされ、発表が遅れてしまったものである


「TMN 4001 Days Groove」が予定通り3日間開催されていれば、
おそらくこの曲もアンコールなどで演奏されたのだろう
だが実際にはこの機会には演奏されず、
再結成後もTMのライブでは現在まで演奏されていない
もっとも作曲ウツ・作詞木根という珍しい組み合わせということもあり、
tribute LiveやFolk Pavilionなど二人の(小室がいない)ライブの時は、
たびたび演奏されている


それまでTM曲では、木根単独の作詞は「月の河」しかなく、
ウツ作曲は「I Hate Folk」しかなかった
特に「I Hate Folk」は冗談で作った曲なので、
「Another Meeting」は実質的にTM唯一のウツ曲となっている


ウツはすでにT.UTU with The Bandで、
1992年の「Strange Guitar」以来作曲にたずさわってきたが、
その成果が最後のTMN作品として世に出されたわけである
もしもTM10周年のオリジナルアルバムが実現していれば、
ウツのソロ活動の成果を踏まえたウツ曲も聞くことができたのかもしれない


曲は余計な飾り気のない、シンプルなアコギの演奏である
音を重ねた派手な小室的楽曲とは対極にある曲だが、
ウツの声を堪能できる点で、これはこれで魅力的な曲だと思う


木根の作詞も、やはりソロ活動期の成果と言えるだろう
曲名の通り、詞のテーマは出会いである
同年12月に発表された小説「いつか逢える日に」は、
この曲の歌詞のイメージを元にしたものだという
歌詞では四季(春・夏・秋・冬)を以って時の移り変わりを象徴的に示している
TMNが「神話」になった未来が歌詞の舞台のようである

春の風に戯れて 砂の大地を歩き
夏のトライアングルに 思いをめぐらした
秋の風に歌をのせ 君の夢かなえよう
冬の星座の下 ぼくらは神話になる


この未来を暗示する歌詞のメインの部分は、
「めぐり合いは二人だけの遠い過去の約束だと 瞳を閉じて君が言った」
「蘇る思い出は永遠の星の姿 生まれ変わり再び出合う」
の部分である(なお「合う」は歌詞カードのママ)


いつか再会することを「君」と約束したことを歌い、
そしていつか違う形で再会できることをほのめかしている
つまりTMNはまたファンの前に現れるが、
それはTMNと同じ形ではないということでもある


小室も「TMNのオールナイトニッポン」「TMN 4001 Days Groove」で、
また3人で新しいプロジェクトをやると言っていた
その発言とウツ・木根の曲の歌詞が一致することは、
これが3人の合意事項であったことを意味する


確かな見通しがあったわけではないのだろうが、
小室・ウツ・木根は「終了」決定に当たり、
いずれ機が熟したら3人でまた音楽をやろうという口約束もしくは夢を、
お互いに確認していたのだろうと思う


おそらく1994年初め頃の3人は、
TMNとしての活動が困難もしくは妥当ではない状況下にあった
一つには、今のTMNでは世間の注目度に限界があるという小室の判断があり、
(そしてtrfの方が可能性があるという判断)
また一つには、事務所の分裂と関係者の利害関係の錯綜があった
その他にも複数の事情が絡み合っていたのだろうが、
ともかくTMNの継続的な活動はすでに困難になっていた


だが3人は、それでも一緒に音楽活動をしたいと思っており、
その見通しが付く日を望んでもいたのだろう
1997年のTMN再結成宣言、そして1999年の再結成実現も、
そのことの合意が前提にあったのだろうと思う


こうした観測は、ファンとしての願望に影響されているところもあるかもしれない
だが「終了」後も3人の付き合いは続いており、
「終了」がメンバー間の関係の問題でなかったことは確かだと思う
「Another Meeting」はそうした合意を、
最後にファンにこっそり教えようと残していった置き土産だったのではなかろうか


Naoto Kine Presents TMN blue
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1994-06-22
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 58 / トラックバック 0 / コメント 5


武道館2daysを終えて

2012/05/07 05:08
10日ぶりの更新です
前回はレポで精一杯で、レポ以前はやはり10日空いていたので、
約20日、近況をまとめていませんでした
今更なことも多いんですが、改めて現状を一通り整理しておこうと思います


中心はもちろん4/24・25日の「Incubation Period」でした
2002〜08年に比べて、インタビューやライブレポなどネット上の記事も多いです
YAMAHA Artの記事は、ライブに使った機材の写真なんかもありますね
BARKSの熱いライブレポとか、書いている人は絶対にFANKSです(笑)
ちなみにシステムダウンの演出については、
「技術や科学の力」への警告のひとつだったのかもしれない」
と推測しています


一般の注目も今までより高いように感じます
ウツも先月のインタビューで
昔と比べてTMファンだったことを公言されることが増えていると言ってますし、
Twitterでは「本当に凄い反響だね!武道館のことも、Iamのことも!!」
と書いています
また木根さんはライブ翌日にブログで
武道館2daysも沢山のスタッフ、
そして多くのFANKSに支えられて、
お陰様で大成功で終わる事が出来ました。
本当にありがとうございました!
色々な思いの中のライブ、感慨もひとしおでした。
また、ライブ終了後の皆様のメッセージを見て
熱く込み上げるものを感じました。

と書いています
失敗と書くはずないとしても、
今回メンバーは今までにない手応えを感じているように見えます


ただ今後のTMについては、
25日終演直後のインタビューで、ウツが冗談っぽくですが、
「とりあえずないんじゃないかな」と言っていますし(4/26「20 miles」)、
小室さんは、ファンから「年内にもうワンアクションをお願いします」と言われて、
「TM感染者をみなさんがもっと広げてくれないと(*^_^*)なんて」
Tweetを返しています
これからはしばらく評判が広まるのを待つということのようです


1999年の再結成時、
「Get Wild Decade Run」「10 Years After」ではある程度注目されていたのに、
それから時間を置いて「Happiness×3 Loneliness×3」を出したら、
見事に大コケしたという過去を思い出しますが…
せめて一度くらいはTVに出演して「I am」を歌うとかして欲しいなあ
「SMAP×SMAP」「Get Wild」をやれたんだから、
業界的にも出演OKなはずですが


ともかくTMに関してはあと1年くらい大きな話題はないと思われますので、
今年の活動を振り返ってみると、以下のようになります

・2011/11/4ウツにTMとして「All That Love」出演の打診
・11/5ウツソロツアーファイナル後、TM3人で会合、「All That Love」出演決定
・12/8KCO退院、小室哲哉宅で自宅療養。
・2012/1/25「All That Love」出演の発表
・2/3TM3人の打ち合わせ(2/1から延引)、新曲制作・武道館ライブの決定
・2/6小室Google+に後の「Incubation Period」公式メッセージが書き込み
・2/14新曲発売・武道館ライブの予定発表
・2/15「I am」歌詞完成
・2/16ライブタイトル「Incubation Period」発表
・2/24小室の「I am 」イメージ図公表
・2/27TM NETWORK「SMAP×SMAP」出演(4年ぶりのTV出演)
・3/5〜7TMのレコーディングあり
・3/7ニューシングル曲名「I am」発表
・3/12「坂本美雨Dear Friends」「I am」デモ版の放送
・3/20幕張メッセで「All That Love」公演
・3/27「I am」音源完成
・4/5ウツ、ラジオレギュラー「20 miles」スタート
・4/17以前、ライブ音源制作開始
・4/19以前、ライブリハーサル(〜23)
・4/19上柳昌彦「GOGOBAN」にTM生出演
・4/19小室Gundam Front Tokyoのオープニングセレモニーで演奏
・4/23小室・木根「笑っていいとも」出演
・4/24・25日本武道館で「Incubation Period」開催
・4/25シングル「I am」発売


嬉しかったのは、小室さんの発言もTMが常に中心だったことです
ライブの構想とともに、演出も小室さんが総合的に関わったようです

今、ぼくの頭のハードディスクはほぼフルになりつつあります。
カッコつけてるけど、コンサートってこんなに準備が大変だっけ。
そうか、僕がいろいろ仕掛けを作って凝りすぎてるからか。(4/18、1:00Google+)
さて、夜は一足先に久々に演出家として、武道館へ出動かな、。(4/23、13:36Twitter)
母船からやっと武道館内に、円形の小型シャトルが到着。(4/24、2:30Twitter)
初日、前編が終わって、DVDチェック、照明、3DLED、仕掛けの変更、楽曲の入れ替え、、。この3日間、食事するのを忘れてた事数回。(4/25、4:21Google+)


4/17にはすでに小室さんがライブの準備に全力を注いでいる状態で、
特にライブ初日までの3日間(4/22〜24)は、
食事を忘れるほどの仕事ぶりだったようです
初日公演の後も翌日の準備をして、4時過ぎても寝ていません
(Twitterでは5:22まで起きてます)


それなのにライブ終演後は、朝6時過ぎまでサッカーを見ていたり
さらに4/26にはニコニコ超会議(4/29)のリハーサルに行っています
体力ないわりにタフというか…体壊さないでほしいですね
4/8もGoogle+「Incubation Period」のサイトにリンク貼って、
「さてと、明日もお仕事、甘くないよね、そう簡単に驚いてもらえないよな」
と書いており、4月初めからTMに本気モードだったようです


小室さんはこの前後、4/28くらいからGoogle+上で批判を受け、
かなりショックだったようです
小室さんはかなり真剣に何度も反論して、
「一回でいいから今回のTMの新曲をワンコーラスでも聴いてみてください。はしゃいでるわけではありません。そこまで、果たして、クオリティが低いでしょうか?秋元さんに聞いてもらってもいいですよ」
「お叱りをいただきました。どれひとつ、今週の自分の動きで、こんな風に感じた瞬間はなかったんですが、、。」
「今日も朝まで曲の打ち合わせをして、くたくたで、家に帰り、今の自分を全否定されたらたった一言でも、アーティストだからね、、。シュンてなるんだなあ」
などと書いています
(「秋元」=秋元康が出ているのは、批判者がAKBファンのため)


批判が来るのは注目されていることの反映だと思うんですが、
小室さんが必死になっているのは、
それだけ全力でやっていたからでもあるのでしょう
「TM NETWORK -REMASTER-」の時、
小室さんがライブの準備にほとんど来なかったことを考えれば、
(これはアルバムレコーディングが終わらなかったという事情もありますが)
今回の力の入り方は特筆すべきだと思います


ちなみに「Incubation Period」の映像、
「Get Wild」「I am」とウツのMCのダイジェストが、
時事通信社によってyoutubeにアップされています
また一つの目玉だった「Get Wild」イントロのシンセプレイも、
avexによってアップされています
未見の方は是非御覧下さい


ライブパンフの話も触れておきましょう
今回は「All That Love」の写真が使われるのかと思いきや、
意外にも「SPEEDWAY and TK Hits!!」の写真がメインでした
このライブを黒歴史として封印するということはないみたいです


今回のライブでは、特典付きチケットと一般チケットがあり、
特典付きチケットにはブックレットと武道館仕様「I am」がついていました
ブックレットとライブパンフはほとんど同じ内容だそうで、
(売店で買おうとしたら注意されました)
私が持っているのは実際にはこのブックレットの方です


このブックレットの最大の売りは(少なくとも私にとっては)、
付録の2008年の「SPEEDWAY and TK Hits!!」のDVDでした
タイトルは「TM NETWORK PLAY SPEEDWAY and TK HITS!! MEMBERS SELECTION!」です
あくまでもおまけなので、どんな内容になるか不安だったのですが、
演奏曲18曲中11曲が入っており、まずまずの内容でした
「Action」「Teenage」「Pride in the Wind」「Close Your Eyes」「Girlfriend」「Seven Days War」「Kiss You」「Be Together」「Malibu」「Love Train」「Welcome Back 2」


しかも「SPEEDWAY」関係の曲は全部収録されており、
最低限の要望は満たされました
木根さんの「Teenage」のミスは、なんとなくごまかされています(笑)
「Pride in the Wind」はいいなあ
他の曲では、TMしては1988年の「STARCAMP TOKYO」以来2度目の演奏となる「Girlfriend」が収録されたのは評価できます


ただできればあと2曲、
「Resistance」「CAROL」が…!
「Resistance」は実にリリース直後のツアー以来初めて演奏されたレア曲ですし、
「CAROL」は演出面や音の実験性の面でも、このライブで一番の見所でした
「CAROL」「Malibu」「Love Train」の流れは、
TMライブ史上でも屈指の演奏だったのに…
さらに可能なら、そうる透のドラムとシンセの掛け合いで始まるロックな「Get Wild」も欲しかったです
まあ、思ったより満足な内容だったんですが、あとちょっと!


あとDVD見て思ったのですが、意外と小室さん、シンセ弾いています
この頃の小室さんはやる気がないと言ってよく批判され、
実際にイマイチだったところもあるんですが、
全然弾いていないという批判はウソだと思います
コーラスやっていないという批判なら認めますが
それと、DVDで見ると、しょぼく見えたステージセット、
それなりにかっこよく見えますね


さて、パンフ本体に話題を移すと、
めちゃくちゃどうでもいいTMの歴史のまとめ(徹貫?)がありました
封印されていたと思っていた「TM "INTERNET" WORK」の語が書いてあったのを見た時は、
正直青ざめました
なんだか1997〜2008年の「TM "INTERNET" WORK」から、
2012〜14年には「TM "SOCIALNET" WORK」にリニューアルしているのだとか
数年後に絶対に恥ずかしくなるからやめてくれ!


パンフには小室さんインタビューもあり、
小室さん自身が「TM "SOCIALNET" WORK」発言をしています
きっとこれを膨らませたのが某人のTM史なんでしょうね
ただ小室さんがネットに可能性を見出していることはよく分かりました


5/1には、小室さんがSONYに対して、
TMをはじめとする音源のiTunes配信を求めるTweetをしており、
ネットニュースにも取り上げられるなど、ちょっとした話題になっています
昔から音源のネット配信に関心があった小室さんとしては、
SONYがいまだにTMの音源を配信してくれないのが残念なんでしょう
今そこそこTMが盛り上がっている現状を考えればなおさらです


ちなみに今R&C時代のTM音源もiTunesから消えています
今DLできるTMオリジナル音源は、
新曲の「I am」「君がいてよかった」の2曲だけです
まあ多分R&Cの音源の権利は、avexが買い取っていて、
配信の機会を待っているということなんでしょうけど


「I am」についても触れましょう
「I am」、いいですねぇ
最後に3人のコーラスが大きくなって終わるところとか、ジーンと来ます
あと今回はインストで聞いてもいいんですよ
気持ちいい音です
小室さん、頑張って作ったんだなあと思います


歌詞のテーマは、
人として他人との関わりの中で前を向いて生きようというポジティブなものです
小室さんの私小説的な歌詞である点は2004年以来の傾向ですが、
その中でも未来に向けての希望をこれまでになく強く出してきました
「お願い忘れないで きっと絶対に みんな同じ前を向けるはずだね」
というフレーズの発想は、
最近の小室さんのファンに向けたTweetでもしばしば見えますね


それと今まで触れられなかった「君がいてよかった」
バラードと思っていましたが、むしろ「I am」よりもアップテンポですね
熱いラブソングという感じです
オケもポップでキャッチーな作りで、
オケのみなら「I am」より好きです
再結成後でも屈指の出来じゃないでしょうか


ただ歌メロはベタ過ぎて、あまり好きじゃないです
みつ子さんの歌詞やウツの歌は良いと思います
サビはあえて80年代っぽくしているんでしょうし、そこは悪くないと思います
曲の最後でカセットデッキの停止ボタンを押したっぽい音が入っているのも、
カセット時代を意識していたからでしょう
多分これは「Incubation Period」
木根さんの持っているカセットデッキの再生・停止で、
レトロムードで演出された「1974」が開始・終了する演出と同じ発想です
しかしAメロが90年代TKって感じで、古いけどTMでもない印象を受けます
自分としてはあまり好きな展開じゃないかなあ


私は見ていませんが、TVで「I am」のCMが流れたみたいです
4/24、PVも公開されましたが、これを元にして作ったもののようです
前回も書きましたが、久しぶりに3人が出演しているフルコーラスのPVです



ストーリー性のあるPVは「Get Wild Decade Run」以来でしょうか
部屋で大量のタバコを吸うウツ、
街でパーカーを来て歩いている小室と、部屋でシンセを弾いている小室さん、
傘と背広のサラリーマン姿で街から地下鉄に入る木根さんが登場します


つうかなんで木根さんだけサラリーマン…?
しかも駅で謎の幼女から渡されたポータブルプレイヤーで音楽を聴きながら、
傘でエアギタープレイをして回りから笑われたり…
エアギターはもはや公認のネタになっているんでしょうか


それはともかく、このPV、結末が良いです
もともとバラバラに動いていた3人が、
スーツ姿で、あるビルの地下に現れ、ソファーに順番に座っていくのです
最初は小室さん、ついで木根さんが座ると、
ウツのところに何かのメッセージが来て、
ウツも地下に現れ真ん中に座ってPVが終わります


PV中のウツは、他の2人がそろうのを待っていたのでしょう
部屋の灰皿に積もっているたくさんのタバコは、
その時間の長さを象徴しています
2人がソファーに座ったのは、2人の準備が整ったことを示しており、
そこでウツが動いて、TM NETWORKが再結集したわけです
と、こんなPV作っておいて、また活動はなくなるわけですが…


そしてこの「I am」、なんと5/7付けチャートで、
週間21483枚で5位にランクインすることになりました
オリコンの記事にもありますが、
ベスト5入りは1999年の「10 Years After」以来約13年ぶりです


小室さんも、1位・2位は無理としても、
いきものがかり(4位)には勝ちたいと思っていて、4/26のGoogle+で、
「オリコンでいきものがかりに負けちゃうよー。久々、何十年ぶりかな、順位とか、気にしてる自分が楽しい」
と書いて、上位を取りたがっていました
たしかに自分自身や自分が属するユニットでこのランクというのは、
本当に久しぶりのことですからね


この成績はセールス面も特筆すべきです
今世紀のTMシングルの初動売上枚数を見るに、

「Castle in the Clouds」(2002年) 9位、24140枚
「NETWORK TM」(2004年) 13位、18456枚
「Welcome Back 2」(2007年) 16位、9504枚

となっており、実に「Castle in the Clouds」と同レベルまで回復しました
しかも吉本キャンペーンソングの「Castle in the Clouds」とは異なり、
今回はノンタイアップですし、
日本のCDセールスの水準が全体的に低下していることを考えれば、
実質的に「Castle in the Clouds」を越える成果と言って良いでしょう


ただこの成績が、TMのCD固定購買者が2万人以上いることを示すかは疑問もあります
というのもデイリーチャートを見るに、
売上は24日に約1万枚、25日に約8000枚、あとの5日で3000枚超で、
最初の2日が圧倒的です
4/24〜30の一週間のチャートは4-3-13-17-15-10-25と動いており、
相対的にも3日目に大きく落ちています
これは最初の2日の売上が「Incubation Period」当日の販売枚数に依存しているためで、つまり会場販売分も集計されているようです


すでに触れた通り今回のチケットには特典付きチケットと一般チケットがあり、
ウツ・木根FC先行申し込みは特典付きのみです
小室MLの先行予約でも特典付きチケットが先行販売され、
ローソンチケットでは特典付き・一般両方が販売されました
席の優先度はFC>ML>ローソン特典>一般と思われますが、
私は25日、MLで2階席でした


武道館公式サイトによれば、
アリーナ・1階が4割、2階は6割くらいという比率のようです
その中で2階席の一部まで特典付きチケット分だったとすれば、
多分全体の半分(約5000人超)以上に及んでいます


特典CDのジャケットには「定価\1,050」と書かれ、
型番も「AVC1-48426」とあります(通常版はAVCD-48427)
おそらく集計上では販売されたことになっているんじゃないでしょうか
だとすると、2日で1万枚以上が、
特典として「売れた」ことになります
良席狙いで両日特典付きチケットを申し込んだ方は多いでしょうから、
CD2枚購入した方は数千人規模いるでしょう


ちなみに特典CDは「武道館仕様」とのことでしたが、
入っているCDは同じで、違うのは紙ジャケという点だけでした
これに対して、会場(武道館・映画館)で通常版を購入すると、
特典でクリアポスターが付きました
熱心な方は、これも買って3枚入手した方もいるはずです


だとすると、全セールス中の数千枚は、重複購入分となります
それでも実質的売上は前作「Welcome Back 2」より上でしょうが、
何のためのCDだろうという気がする売り方ではあります
まあ、一定の成績を上げないと世間で注目もされないという、
80年代から小室さんが言ってきた現実があるわけですが


この擬似AKB商法、小室さん自身も積極的で、
4/27のGoogle+で
CD売上を伸ばすために4/29幕張メッセで開催のニコニコ超会議で、
CD購入者対象のサイン会・握手会をやることを宣言しました
これに応じる人(ファン)の大部分はすでにシングルを持っているわけで、
これで売上が伸びたとすれば多くが重複購入と思われます
29日には「I am」が15位から10位に上がっており、
一定の効果はあったようですね


なおこの日の小室さんの本来の仕事は、
AAAの日高光啓さんとのセッションでした
こちら私は見ていなかったんですが、
ニコニコ動画にアップしてくれた方がいました
日高さんがKEN THE 390も交え、小室さんの即興演奏をバックに、
10分の即興ラップを繰り広げました
シンセは初めはほぼリズムトラックメインで演奏されていましたが、
途中から「Get Wild」になりました


ついで「Wow War Tonight」をやったんですが、
日高さんがその場で小室さんが歌うことにしてしまいました
これは小室さんの焦り具合や、その後の言い訳を見ても、
本当に突然のことだったようです
小室さん、必死に歌いましたが、メタメタでした(笑)
さらにその後、浅倉さんとのトークコーナーがあったんですが、
その時も即興で2人で一台のシンセを演奏することになりました
曲は「Beyond The Time」です


「Beyond The Time」といえば、
小室さんは4/19深夜の「Gundam Front Tokyo」のオープニングセレモニーで、
ガンダムの映像とセリフを背景に実物大ガンダムの前で、
未発表インスト曲と「Beyond The Time」を演奏しました
小室さん、本当に精力的ですね


他にメディア出演として、
4/19上柳昌彦のラジオ番組「GOGOBAN」にTM3人が出演しました
「All That Love」を見た上柳さんが連絡してみて実現したそうです
昔上柳さんの「Fan Fun Today」を聞いていたファンには嬉しい時間でしたね
ウツの衣装でTMのファンイベントに出演した時の話なんかもしていました
(1987年「Fanks Summit」
挨拶に来た西川貴教さんがつかまって遊ばれるなど、
意外なハプニング(?)もありました
楽しそうな3人の様子が分かって良かったです


4/23には久々に、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに、
小室さんが出演しました
ただ小室さんが心細がって、木根さん同伴での出演です(笑)
日付けから明らかな通り、翌日の「Incubation Period」の宣伝が目的で、
特に映画館のことを宣伝していましたが、
番組中では小室さんが「思い入れのあるヒット曲ベスト5」を発表する企画がありました


結果は、1位「Departures」、2位「EZ Do Dance」、3位「Self Control」、4位「Wow War Tonight」、5位「グラマラス」(SMAP)でした
色んな意味でバランスを考えたランキングという印象を受けますが、
TMで「Get Wild」ではなく「Self Control」を選んだのは、
初めて「夜のヒットスタジオ」に出演したことが思い出深いからだそうです
あと、サビの「Self Control」の部分が木根さんの声をサンプリングしたものということも言っていました


以上がここ20日間の動向です
あとTM関係の話では、
5/23リリースのシングル集「ORINIGAL SINGLES」と、
インスト集「ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS」があります
収録内容はSONYのサイトで発表されました


意味がある商品はほぼ後者だけですが、
そのタイトルを見るに、大部分は「オリジナル・カラオケ」とついています
だっせ…
まあカラオケなんだけど、もう少し表題を考えて欲しいものです


ただ数曲、「Instrumental」とかついているのがあります
これは注意しないといけません
曲目を見るに、「Instrumental」などとあるものは、
シングルのカップリングとして収録されていた音源と考えられるからです
逆に言えば「オリジナル・カラオケ」は、
当時のシングルカップリングの音源ではありません


となると、謎なのが「All-Right All-Night」「Beyond The Time」です
これ、シングルのカップリングに「Instrumental Mix」があったのに、
なぜか収録されていないようです
前回の「The Singles 1」の時は、
「Beyond The Time」がCD版より短いレコード盤で収録されたことで、
ファンから批判がありましたが、
今回もまた「Beyond The Time」です
多分このシングルがEPIC/SONY時代のシングルで唯一現在も販売しているため、
(ガンダム需要があるため)
意図的にCDシングルの音源を入れようとしていないのでしょう


またシングル集も、実は全シングルが入るわけでもありません
「Rhythm Red Beat Black version 2.0」が抜けています
この曲は「Time Capsule」で短くして収録されたという黒歴史があり、
今回もおそらく曲が長いので入れないということになったのでしょうが、
本末転倒です


今回評価できる唯一の点は、True Kiss Disc時代の、
「Get Wild Decade Run」「10 Years After」「Happiness×3 Loneliness×3」
を収めている点ですが、
代わりにEPIC/SONY時代のシングルが一枚外されたわけです
もう、意図的に完全な音源集を出していないと考えざるを得ません
完全版を出すと、その後の商売ができなくなりますからね…


またこれは本当に謎なのですが、
収録曲がシングル集は44曲、インスト集は43曲になっています
これは「Come on Let's Dance」カップリングの「You Can Dance」が、
インスト集で除かれているためです
音源が保管されていなかったのでしょうか?


という感じで、相変わらずSONYの糞仕事ぶりが目に付きますが、
もう一個新商品があります
「TM NETWORK ARENA 37℃ COMPLETE FILE BOOK」(仮題)が、
音楽専科社より7月下旬に発売されます
1984〜94年に雑誌「ARENA 37℃」掲載のTM記事を集めたもので、
全288ページです


こちらは欲しい人には価値があるかと思いますが、
値段がかなり高く、送料込みで9000円(予約通販のみ)です
詳細はネット上に出ていますが、締め切りは7/10です
まあ大人の買い物ですね
ちなみに「ARENA 37℃ SPECIAL」7月号(5/26発売)では、
巻末特集で「Incubation Period」を取り上げるそうです


以上がTM関連情報でしたが、
今年は以後ウツ木根20周年が話題のメインになると思います
ウツラジオも、そろそろソロ20周年を取り上げるようになるでしょう
TMからソロへの境目に当たりそうな6/9・10開催のライブ、
「UTSU&KINE EXPO フォークパビリオン2012」も、
5/11にローソンチケットで先行予約スタートです


ウツは5/16に20周年ツアーの前哨戦「Timesmile RT」を行ないますが、
4/24には秋のツアー日程も発表されました
全国8箇所のライブハウスを9/8〜10/28の12公演です
多分最後に東京2公演を追加してファイナルでしょうか
20周年記念日が2012/11/21なので、
そこらへんに別に何かするかもしれません


一方木根さんは、「キネバラ」「キネベス」に続き、
7/4発売の提供楽曲集「キネメロ」の収録希望曲投票が始まりました
投票は5/10締めで、もう時間がありませんが、
ネットでできるので、思い入れのある曲がある方はどうぞ


しかし改めて一覧を見ると、知らない曲多いなあ
一番気になるのは、石上久美子「夜桜三郎・・・女形」です
これ、演歌ですよね
どんな曲なんだろ?


以上、非常に長くなりましたが、近況のまとめでした
次回からは通常運転に戻ります


武道館配布の「I am」宣伝ビラ
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 66 / トラックバック 0 / コメント 11


Incubation Period 4/24・25日本武道館公演

2012/04/27 04:19
Welcome to the Fanks!



さてさて、「Incubation Period」2days

行ってまいりました!!


良かったですよぉ
こういうライブはもうやらないしやれないだろうと思っていたから
MCほとんどなしで、事前に予定された音と演出のみで勝負の、
TM当人からすれば逃げ場なしのライブでした


いろいろとつっこみどころはあったとしても、
まずは今回の本気ライブ、評価したいと思います
時間は2時間で、20周年〜「SPEEDWAY」期のライブと変わりませんが、
ずっと演奏していたので、密度と満足度は大きく違いました
ちなみにYahoo!ニュースで、少しだけライブの映像が公開されていますね


すでにTM NETWORK Facebookに出ていますが、
セットリストをあげておきます
04/05は、Facebookでは「Come on Let's Everybody」とありますが、
正直そのセンスはいかがなものかと思うので、無視します(笑

TM NETWORK Concert -Incubation Period- (4.24/4.25)

01.   Fool On The Planet/We love the EARTH
02.   Action
03.   永遠のパスポート/Human System
--/04. Seven Days War
04/05. Come On Everybody〜Come on Let's Dance〜Come On Everybody
05/--. Love Train
06/--. Kiss You
07/06. Girl/Give You A Beat
08/07. Nervous
--/08. 1974
--/09. Beyond The Time
09/10. I am
10/11. Just One Victory
11/--. Beyond The Time
12.   Get Wild
13.   Wild Heaven
14.   Be Together
15.   Self Control
16.   Electric Prophet
--/17. Time Machine


今回は会場から見てウツ中央、小室右、木根左という通常配置でしたが、
木根さんが冒頭から会場に背中を向けてキーボード弾いてました
まあ、ギターの時は前向いてたんですけども
なんで?と思ったけど、木根Twitterによると
「フロントでウツと絡みやすくするため」とのことだそうです


ステージは円形で、
その周囲に布を上げ下げして中を見えなくできる装置になっていました
上には円形の照明装置があり、かなり派手に会場を照らしていました
このステージは小室さんが考えたそうです


24日のラスト「Electric Prophet」の後、
メンバーがステージから去っていくシーンは、
この円形照明もあって、「Dragon The Festival Tour」のムービングトラスを思い出しました
メンバーも実際に考えていたのかもしれません


サポートは直前まで発表されませんでしたが、
MCがなかったので当日も発表されませんでした(笑)
今回は3人のライブという点を強調していたので、
あえてサポートは目立たないようにしていたのでしょう
パンフでも小室さん、
「今回の武道館でのTM NETWORKのコンサートは、はじめて3人でライブ・パフォーマンスをします」
と書いています


ただし実際にはギターとドラムがサポートに入ってました
パンフによれば、ギターはTOSHIHIKO SUZUKI、
Purple Daysの鈴木俊彦です
もう一人はAvaivartikaというバンドのドラマーRuyです
Purple Daysのサポートもしているそうなので、その縁で声がかかったんでしょうね
いずれにしろ、サポート陣がものすごい若返りました


さて、今回のライブのコンセプトは、
30年間の潜伏期間を終えた2014年のTMが、
2年間時間をさかのぼって2012年にやってきたという設定でした
そこらへんがオープニングの演出で示されます


オープニングSEが入ります
円形ステージの周りを覆う布に、
風に揺れる草むらの様子が移されます
やがて3人の影が布に映し出されます
何か未知のものを見て、「あれはなんだ?」と驚いているようです


2人は男性ですが1人はポニーテールで女性のようなので、
TM NETWORKではありません
実は私、24日はサイドバック席で、布の中の様子が見えてました


布が下りてきます
ステージ床にはスモークがたかれています
男女3人が戸惑いながらステージから去ると、
まもなくステージ背後のスクリーンに、
TM3人が直立で空から地上に降りてくる様子が映し出されます
赤スーツのウツ、紫スーツの小室、青スーツの木根です
このあたりになると、音もSEというよりは、
オープニングのインスト曲というべきものになっていました


そしてその映像が終わると、
ステージ後ろの扉から3人が現れ、照明が当てられます
3人も、「ここはどこだ?」的な微妙な演技をしながら配置に付きます
再結成後のTMライブにはなかった大仰な演出
客席からは期待感も混じった歓声が起こります


一曲目が始まると、さらに大きな歓声が起こりました
なんと「Fool On The Planet」
スタートは「I am」とか「1974」とかいろいろ考えていたのですが、
これでくるかああ!!


この選曲には二つ意味があったのだと思います
一つは最初の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」の記念曲としての選曲でしょう
そしてもう一つは、曲のタイトルから、
現在の地球に降り立ったことを表現しようとしたものと思います
25日の1曲目「We love the EARTH」もおそらく同様の意味でしょう


2曲目は二日とも「Action」でした
シンセドラムが大変強調されていて、印象がオリジナルと変わっていました
また最後にはイントロのフレーズを入れて終えるなど、
曲の構成も微妙にアレンジされていました


これを2曲目に入れたのは、
まさに歌詞の「give me chance one more my action」を言いたかったんでしょう
本当は2008年の再起を思って作ったんでしょうが、
それが半端な形で中断してしまったので、
ここで改めて所信表明というところでしょう


小室さん、この曲でかなり目立つ形でボーカル入れていました
「TM NETWORK -REMASTER-」「SPEEDWAY and TK Hits!」では、
小室さんがボーカル取っていなかったのが残念でしたが、
今回はこの時点で、小室さんの覇気がチガウ!と伝わりました
今なら「Red Carpet」もちゃんと小室さんが歌ってくれるかなあ…
ついで「永遠のパスポート」
冒頭から定番曲一切なしの3曲です


ここ最近のライブでは、冒頭3曲が終わると、
ウツがMCを入れるという様式が固まっていました
ところが今回はこの後もMCなしで続きます!
曲は「Come On Everybody」
おおここでようやく定番曲が!と思ったら、
イントロを二回くらい止めてじらすアレンジ!
うほっほ! なんか期待できそう!?
体が動かせる曲がここで来て、客席の動きも激しくなります


ところが最後のサビ繰り返しが終わった後、
あとはアウトロで終わるかと思いきや、
そのまま「Come on Let's Dance」のイントロが!
あれ?なんか曲いじってる?と思ったら、
そのまま「Come on Let's Dance」のサビを歌い、
それからまた「Come On Everybody」サビ繰り返しに戻りました
そのあとのアウトロもかっこよかったですよ!


「Come on Let's Dance」のライブバージョンアウトロから
「Come On Everybody」は生まれたというのは有名ですが、
今回は親子関係が逆転して、
「Come On Everybody」「Come on Let's Dance」が取り込まれる形になりましたね


ついで盛り上げ曲連発で「Love Train」
演奏は通常通りでしたが、ここでびっくりのことが!
アウトロで突然システムがダウンして、シンセの音が変になったのです


ウツがステージで困った様子でいる中、
観客はサビを歌ったりしてフォローしますが、
やがてスタッフも出てきて、小室さんもシンセを止めます
そしてなんと、3人は一時退場してしまい、
それまで暗かった会場も、照明がつきました


観客は手拍子しながら回復を待ちわびます
そんなことしていて2〜3分くらいでしょうか
小室さんが現れてシンセブースに戻り、大丈夫と合図
ウツ・木根も現れて演奏が再開されました


この部分、当日から演出かトラブルか、ファンの間で議論されていましたが、
この疑問は翌日氷塊します
25日は「Come On Everybody」のアウトロで同じ現象が起こり、
メンバーも同じ反応をして退場し、同じく数分でライブが再開されたのです
つまりこれは、観客を驚かせるための演出だったというわけです
小室さんもTwitterで「トラブル2日共に演出でした」と書いています
ウツの休憩も兼ねていたのかもしれませんね


ライブ再開後1曲目は「Kiss You」でした
最初シーケンスだけ再生されて、
その時は「Rhythm Red Beat Black version 2.0」?と思いましたが、
これは今回のライブバージョンのイントロみたいです


この後、小室さんのシンセソロが入ります
アコギの音色で即興演奏を少し入れ、
ゆっくり目のテンポで「Girl」イントロに入ります


って、「Girl」!!
生TMでこの曲は初めてだよ!!!
うおぉぉぉ!!
しかも小室さんの手弾きシンセが目立ってたんだけど、
その音色が原曲と結構違う雰囲気出してて良い!!
終りの方でシンセ結構派手にミスちゃったけど、そんなのいいや!
これ聞けただけで!!
ガールアイラビュー!!


この次はもっと驚き!
小室さんがシンセいじって即興でノイジーな音出しているんですが、
そこから直接つながる形で聞き覚えがあるイントロが
ん? なんだっけこれ 死ぬほど聞いたことある気がするんだけど…

チャーチャーチャーチャラー♪

!!!「Nervous」!!!!

うそおおおおお!!!!


ウツが「あれは恥ずかしいからもうやれない」って言ってたのに!!

うおおおおおお!!

客席、きゃああーー!


これだよ!
シングルヒット集じゃなくて、ここらへんなんだよ! 本当に聞きたいのは!
もう!もう! おおーーーー!!!


サビで客席にマイクを向けるウツ
「So Nervous So Nervous So Nobody」「You Can Get Changing Get Changing Get Changing It」
とか、歌いまくりましたよ!!
しかも間奏で!ウツ、ヒジを左右に振るナーバスダンスを、
少し違う感じだけどやっちゃうし!
客席からも大反応! つうか、俺が反応!


興奮状態で演奏が終わると、会場シーン
ウツが初めてしゃべりましたが、これは事前に決まったセリフのようです
うーん、この仕込みっぷりこそが80年代TM!

2012年、3人でここに立てて、そして、こーんなにもいっぱいの人たちが来てくれて、幸せです。
そして、この曲が生まれたということは必然でしょう。皆さんも気に入ってくれると、うれしいです! All Right?


最近ウツ自身がネタにしている「All Right?」まで入れたMCで、
新曲「I am」へ導入のフリです
客席まで会場全体に降り注ぐ明るい照明の中、「I am」スタート
イントロからぐっと来ました
そして小室さんも、ばっちり歌っていました
ツインボーカルじゃないか?ていうくらいです
曲が終わると、ウツが「Yes I am, Yes I am, Yes I am human」とつぶやきました


この曲が終わり、シンセ音をバックに、またウツMCです
28年の間に地球上では、紛争、自然災害、事件、あらゆる困難が起きてきましたが、そのたびに、それぞれみんなが、勇気を持ちました。この先、起きるであろう困難に、勝利していくために必要なのは、自分たちを信じる心、たった一つの心の勝利で、いいかも。


MCが終わると同時に「Just One Victory」のイントロに入ります
「I am」「Just One Victory」は、今の小室さんが伝えたいメッセージなんでしょうね
最近のTwitterでも、前を向いて行くということをよく言っています
何があっても前に進む意志があれば大丈夫だ、というのは、
自分自身が最悪の境遇から舞い戻った上で感じたことなんでしょうね


その後、幻想的なシンセソロが入ります
初めは何の曲かわかりませんでしたが、
だんだん目立ってくるフレーズから、
「Beyond The Time」イントロだとわかります
ここ、かっこよかったです
さらにアウトロの部分がかなり変わっていまして、
ここがさらにかっこよい!
今までのベストアレンジかなあ


さて、この後です!!
照明が当たる中で、小室さんがシンセをいじります
その中で「ジャジャジャジャ」の音
「Get Wild」だ! 客席から歓声が上がります
さて、普段ならここから1〜2分くらい、
ゲゲゲゲサンプリングボイスを鳴らすわけで、
この時も基本的にはそうだったのですが、
何か事態が違いました


小室さんのあばれっぷりが尋常じゃないです
シンセブースの中でものすごい動きをしながら、
超速攻の鍵盤連打やら足も交えてのシンセ乱れ打ちを続け、
その合間にステージで花火がドーン!
またシンセ乱れ打ち、花火ドーン!
またシンセ乱れ打ち、花火ドーン!
ゲゲゲワゲワゲゲワイエンジャジャジャジャゲゲゲゲワゲワタフジャジャジャジャ、花火ドーン!


てな感じで、客席の盛り上がりが最高潮でした
今回はこの部分だけで5分くらいやってました
考えてみれば、音階も何もなく鍵盤を叩き鵜づけるだけで盛り上がるというのも妙な話なんですが、
不思議と盛り上がるのです
ジャジャジャジャとくればそれだけでボルテージが上がる
それがTMファンです!


最後はシンセ超速連打の後、「ジャジャジャジャ」を鳴らし終わると、
円形ステージの周りに火柱が6本くらい上がり、
やっとイントロが始まりました
ここから後は、盛り上がる曲の連発になります


まずは「Wild Heaven」
右手を上にあげて天を指差したウツにまぶしいほどの照明が当たり、
「Just Wild Heaven!」のSEが流れます
前曲からの盛り上がりを受けて、これも盛り上がりました


そして「Be Together」
通常なら「Give me all night」のウツセリフから始まるわけですが、
今回は違いました
ドラムの音とともに録音されたウツの声で、

Be Together Be Together!
Say You Love Me Say You Love Me!
Be Together Be Together!
Shake Shake My Soul


と流れます
ん? これって…「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」の…
と思ったら、ウツが会場を指差して、
「Welcome to the Fanks!」


うわああああ!!!!
ファンクスアレンジそのままやりやがったよ!!!
FANKSだって!!
わああああ!!


これは盛り上がりました
今回一番盛り上がりました
今までも何回も盛り上がってんだけども
ここ、分かるファンは大騒ぎだったと思います
その後の歌の部分も全力で手を振り、サビを歌いました
きっと手の筋肉痛はこのせいだ…


最後は「Self Control」
イントロで間奏のフレーズをゆっくり目に弾く「All That Love」バージョンです
「Get Wld」「Be Together」「Self Control」3曲やったから、
きっとこれでライブ終わりだな…と思いました
思えば毎回定番の3曲で盛り上げるという形式は、これまでと同じなんですよね


でも今回は、いちいちテンションが上がったなあ
この「Self Control」のアレンジも良いと思います
サビでは会場みんなで手を上にあげていました


この曲で歌が終わると、ウツはステージから退場しますが、
その前後くらいから会場スクリーンに胎児の姿が映し出されます
そして曲が終わると、英語でメッセージが流れ、
同時にスクリーンに日本語のメッセージが流れます


これ、笑っちゃうほどの小室語なんですが、
むしろ小室さんの生の言葉ということが分かってうれしかったです
これが今回のライブのメッセージなんでしょう

28年間地球に潜伏して、報告しなくてはいけない最も重要なことは、人間はどんな困難でも乗り越えられる素晴らしい力を持っているということでしょう。They are human


メッセージが流れ終わると、
小室さんと木根さんで次の曲のイントロを演奏し始めます
「Electric Prophet」
ウツも再び現れます
よく見えませんでしたけど、たぶん小室さん、テルミン使っていたと思います
「Twinkle Night」バージョンのイントロに入る不協和音を表現していたんですね
相変わらず哀愁漂う素晴らしい曲です


この曲は今回やるだろうと思っていましたが、
実際にやってもらえると、やはり感慨深かったです
私は「Tour Major Turn-Round」はいけなかったので、
実に「TMN 4001 Days Groove」以来でした


ただし何故か3番からでした
長い曲ですし、ライブ全体の進行からの判断でしょうか
全体を聞きたかった気もしますが、こういうところも含めてTMなんですよね


演奏が終わると、ウツがステージの前に歩いていきます
封筒が落ちています
ウツがその封筒の中の紙を広げます
小室さんと木根さんも横に来て一緒に見ます


これから何が起こるんだろう?と思ったら、
なんと3人、そのままステージ後ろまで歩いて行って、
客席に手を振って退場してしまいました
会場からは、笑い声も含むえーー!な反応
スクリーンでは、3人がまた地上から天に昇っていく姿が映されます


ステージの周りの布が上がってきます
そこには24:00:29:33(数字は適当)みたいな数字が映されて、
その数字がカウントダウンし始めました
2年後からタイムスリップ中の3人が729日前まで来て、
あと1日で730日巻き戻るということなんでしょう
しかし手紙の謎も含めてこの日のライブは終わりです
こりゃあ、24日だけの人はストレスたまるなあ…


ちなみにライブ終了後、幻想的な曲が流れてて、
終わるまで聞いていようかと思ったんですが、
まったく終わる気配がなかったので途中で出ました
いったいこれは何の曲だろう…
小室さんの曲かなあ


最後「Electric Prophet」で終わってアンコールなしというのは、
言うまでもなくFANKS時代のライブの再現です
たぶん昔を知っているファンはここであっさり帰ったでしょうが、
TMN以後のファンの方は不満だったかもしれませんね
あと「Self Control」「Electric Prophet」で続けているのは、
初の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」の曲順を意識していると見てよいと思われます


で、翌日行きました
会場に入ったら、案の定カウントダウンが進んでました
あと3時間くらいでした
昨日の草むらを背景に時間が減っていき、
ライブが始まる頃には残り2時間20分くらいになっていました


さて、二日目スタートです
最初は昨日のライブの様子がダイジェストで映し出されます
例の手紙を見るシーンが出たら、会場で笑いが起こりました
うーん、これはまあ、笑っちゃうよね(笑


その後、3人の男女登場以後のオープニングの演出は同じでしたが、
一曲目が変わりました
「We love the EARTH」です
これも前日と同様、
3人が地球上に降り立ったことを表現しているのでしょう
曲の間、地球のCGが大きくスクリーンに映っていました


2曲目は変わらず「Action」でしたが、
3曲目は「Human System」に変わっていました
どうも二日目はメジャー曲が多めになりそうかな…って感じがしました
その後は小室さんが昨日の「Girl」と同様、
アコギ音色で「Still Love Her」のシンセ演奏をしました
これはDOMMUNEのライブでもやったやつですね


ただこの曲はここで終わり、歌は「Seven Days War」でした
ラーラーのところは、恒例の会場合唱もありました
そしてその後は「Come On Everybody」「Come on Let's Dance」含む)
この曲のアウトロで、昨日の「Love Train」と同じトラブルが発生
というか、同じタイミングで同じトラブルが起こったということで、
ここで会場のみんなは演出ということを確信したんだろうと思います
笑い声なんかも起こる中で、再開を求める手拍子が起こりました


なお最初に挙げたセットリストを見ればわかると思いますが、
24日と25日は曲目の変更はあまりありませんが、
ライブの構成も結構変わっていまして、
共通する曲目でも演奏位置が変わっています
「Come On Everybody」は4曲目から5曲目に変更になりました


マシントラブル(笑)が解決し、小室さんが登場
シンセの演奏を始めます
初めはミュインミュイン即興演奏でしたが、
その内、聞き覚えのある曲になります
「Welcome to the Fanks…Give You A Beat…」
「Give You A Beat」だ!!!
これやるか!? うおー!
そしてこれをやるということは当然…
そう、昨日一の注目曲「Nervous」につながりました


この曲が終わると、このライブで初めて木根さんにスポットが当たりました
ていうか、確か木根さん、なにか「尋常じゃないこと」をやるはずだったんじゃ…
もしかしてここ!?
個人的に、すごいワクワクしました


ただそこで木根さんが持ってきたのは、古いラジカセ(MDもCDもないタイプの)
木根さんがそれを再生するしぐさをすると、
「1974」のイントロのフレーズが流れます
木根さん、そのラジカセをその場に置いて、自分の持ち場に帰ります
見せ場のギターソロは、もちろんこなしました
そしてレトロな音色で「1974」の演奏が終わると、
木根さんはラジカセを取って、持ち去りました
えー まあこの演出自体はいいけど、木根さんこれで終わりでした
もっと何かしてくれると思ったんだけどなあ



この後は曲順変更で前に移った「Beyond The Time」
その後は前日と同じ順番で「I am」から「Electric Prophet」をやりました
「I am」前後のMCもほぼ同じで、「Self Control」後のメッセージも同じです
「Be Together」ではウツが間奏中、
ステージ上でごろーんとひっくり返ったりもしていました


「Electic Prophet」の後、
後ろのスクリーンにカウントダウンの数字が出ました
残り4分何十秒かで終わるみたいです
あれ? ライブが始まる時間のカウントと合ってない気が…まあいいか
この4分で何があるんだーと思ったら、
来ました 追加曲「Time Machine」です
3人だけのシンプルな演奏でしんみりと聞かせてくれました
これも期待していたので、うれしかったです


ただ気になるのは、例の手紙です
今日のライブの途中で出るかと思っていたら、
全然出ませんでした
しかし「Time Machine」が終わると、
やっと登場しました
あの封筒が空から降りてきて、
ウツがこれを受け取って中を見ます


ここで何か言って、その意味が分かるんだろうと思いました
ところが!!
ウツ、その手紙をぽいってやって、
また空に戻しちゃいました
そして昨日と同じく3人でステージ後方に向かい、
また天の上に帰って行ってしまいました


会場はどよめきます
何? 結局何もなし? 何なんだあの封筒と手紙!?
そんなことお構いなしに、ステージを囲む布が上がってきます
するとそこに、あのカウントダウンの数字が出ます
もう1分を切っています
何が起こる!? と思って会場みんな注目します
時間が00:00:00:00になりました!
2014年から2012年へ、730日巻き戻りました!


するとその後、今度は00:00:00:01、00:00:00:02とカウントアップが始まります
つまり3人が巻き戻した時間が、
ここから2014年へ向けて再び未来へ向かって動き出したわけです


ただ3人はもう未知の何かで昇天してしまったのですが…
これからは2014年まで、我々と一緒にいて時間を共有してくれるのでしょうか
それとも2014年に先回りして、我々を待っているのでしょうか
よく分からないけど、ともかく将来に期待させてくれる素晴らしい演出で、
客席からも拍手が起こりました
それとともに、会場には客出しアナウンス
もうちょっと空気読めよ!


あ、まだ未解決の問題があった
あの手紙は!?


ということを小室さんに直接聞いた方がいたようなんですが、
小室さんがこれにTwitterで回答してくれています
「1974年に書いた落書きが、 武道館の席に置いてあります」


これって、入場時に配られたフライヤーのことのようです
24日と同じと思って見ていなかったんですが、
よく見たらウツの持ってた茶封筒が!
何これ?と思って中を見たら、
「MUSIC LIFE」1974年8月号のカラーコピーでした
表紙がキースエマーソンで、小室さんの蔵書でしょう
右端が破れているあたりがリアルでいいですね


で、そこに小室さんの字で以下のメッセージが書かれています

2012年4月
僕たちはたくさんの人たちと
音楽を共有しているはずだ。
かっこいい音を。
1974年4月 TMNETWORK
35.664319
139.697753
次はここだろう。



1974年4月、デビュー10年前のTMが当時書いたという設定のようです
TMの30年間の地球潜伏は1974年からの計画ということでしたよね
問題は「次はここだろう」の意味ですが、
数字が北緯・東経を指しているとすれば、
渋谷公会堂のあたりになります(google mapで検索)
これは、渋谷の次のライブが決まっているということなんでしょうか?


いずれにしろウツが見ていたのは、
1974年に書いた自分たちの予言ということになりますが、
なんでそんなものが2012年に届いたのでしょか?
まあ、あまり理屈っぽく考えても仕方ないかもしれないですけど


とまあ、長くなりましたが、こんな感じで、
コンセプト的にはなかなか良いライブだったと思います
音楽性とエンターテインメント性も兼ねているという点では、
復活後一番よかったかもしれません


何よりも、小室さんが昔のTM NETWORKのことを思い出してくれているのがうれしいです
TMはまだいけますよ! 30周年も良いステージを期待しています!
あえて言えば、もっとぶっとびの斬新なアレンジを施した曲もあればよかったですけど、
それは次の機会にでも是非


あと「君がいてよかった」を聞けなかったのは残念です
これはぜひやってほしかったですね
古い曲でも聞きたい曲がまだいっぱいあって…
「Rainbow Rainbow」「Dragon The Festival」「Maria Club」「This Night」「Dive Into Your Body」「World's End」「Message」「Ignition, Sequence, Start」
とか、いずれぜひお願いします


以前もお知らせした通り、今回のライブは6/17にWOWOWで放送されます
たぶんDVD化もすると思います
白血病でライブいけないからDVD化してほしいという人のTweetに対し、小室さんが、
せっかくの楽しみなんだから、分け合いたいよね。確実に前を向いているあなたに今夜20台のカメラで撮るね。

と返事をしています
いつになるかは分かりませんが、DVD化は前提なんでしょうね


また「I am」のPVがyoutubeにアップされました
フルコーラスのPVって2002年の「Castle in the Clouds」以来10年ぶりですね
「Castle in the Clouds」と比べればはるかに良いPVですので、一度ご覧下さい


TM NETWORKのTwitterOfficial SiteFacebookが始まりましたね
ライブが終わった後、しばらく何もすることないと思うんですけど…
まあ、Twitterとオフィシャルサイトが4/21にスタートというのは気が利いていますね
Twitterのアカウントも「tmnetwork_2014」で、30周年を考えているのが分かってうれしいです
ただオフィシャルサイトとFacebookを両方同時にやる意味が、私にはよく分からないです


実はその他も話題にすることがいっぱいあるんですが、
「I am」「SPEEDWAY and TK Hits!」DVDなど)
レポだけで死ぬほど疲れました…
正直、こんなに書くつもりはなかったのですが、気が付いたら大変なことに…
ということで、もろもろの話題は次回まとめて取り上げることにします
とりあえず今回はライブのレポということで、この程度で


ではまた次回の通常更新で



 
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Incubation Period 初日 速報

2012/04/25 03:28
レポは後日、二日分まとめて書きますが、
とりあえず初日分だけセットリストをコメント欄に書いておきます
(ネタバレ防止のため)


ちなみに今回はアンコールなしです!
このセットリストでアンコールがないということの意味、
TMの歴史を知っている方々なら分かるはずです
今回、まさしくFANKSが復活しました!


セットリスト08のダンスや、14のオープニングのアレンジなども、
明らかに当時を意識していました
つうか、07と08!!! これやってくれたよ!!
泣くよ! マジ泣く!


実は派手に斬新なアレンジはそれほどありませんでしたが、
なんだかそれでもいいやと思いました
小室さんが積極的に弾いて、積極的に歌ってくれました
これだけでもう…!
特に09では小室さんのボーカル、ばっちりでした


その中でも、「Get Wild」(これはもう曲名書いてもいいですよね)、
今までの歴代のアレンジ中で最もアグレッシブなイントロ&演出で始まりました
もうこれ、ゲゲゲゲじゃないよ
つうか、早すぎてゲゲゲゲとか言えないし!!
なんて書けばいいんだよコレ!!
この部分が、今回の「2012年」の部分だと思います


そして詳しくは書きませんが、何よりもうれしいのは、
コンセプチュアルなライブを実践してくれたことです
Twitterとかではずっと意気込みを語ってくれていましたが、
今回それを目の当たりにできました
事前に決められたウツのセリフ以外はMC無しで、
休む間もない怒涛の2時間でした


最後のシーンとか、会場から軽く笑いも起こっていましたが、
これでいいんです!
つうか、これがいいんです!
彼らの表現を、全力でつっぱしって見せてほしいんです!
それこそがTM NETWORKだったはずです


二日目ではどうなるんでしょうか
初日のライブは、公演が終わると同時に、
スクリーンで24時間からのカウントダウンが始まりました
たぶんこれが0になった二日目公演の終演時、何かがあるんでしょう
演出も当然変わるでしょうが、セットリストに変更はあるんでしょうか
(多くのファンはそう思っているようですが)
楽しみでなりません


そもそも木根さんがやるはずだっだ「何か」が、
初日では披露されませんでした
中止になったのか、二日目になったのか
こっちも気になりますね


初日はサイドバックだったので、演出は十分に見えなかったのですが、
二日目は正面から見られますので、じっくり見てきます
明日も興奮しつつ記事をかければ嬉しいです


ではまた明日!!!



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5-23 Decade 1984-1994

2012/04/16 23:20
TMが一時的な再始動を迎える中、
当ブログも25万ヒットを超えました!
どうもありがとうございます
2014年の30周年には30万ヒットに行くことを目指します


さて、4/15、WOWOWの「All That Love」見ました!
改めてゆっくりと観戦することができました
Twitterによれば、小室さんも見ていたみたいですね


MCは全カットされた代わりに、
米米CLUB、プリンセス・プリンセス、TM NETWORKの楽屋でのコメントが、
それぞれ流されました
楽曲はほぼすべて流されたので、かなり満足行く内容だったと思います
というか、WOWOWの枠に収まるようにライブの時間を設定してたんでしょうね
ただ唯一カットされたのが、小室さんのシンセソロの内、
「CAROL」「Human System」です
ああー!!! これ収録してー!


「All That Love」については以前レポートを書きましたが
その時には気付かなかったこともいくつかありました
以下箇条書きにします

・米米CLUB「狂わせたいの」間奏で、ジェームズ小野田さんが「Diamonds」「Get Wild」「Come on Let's Dance」のフレーズを歌っていた
「Get Wild」はともかく、「Come on Let's Dance」とは…

・座席のせいもあってよく分からなかったけど、米米のメンバー、走ったり踊ったり、よく動いていたんだなあ…

・米米のジャンプのフェイント、レポに書き忘れてた! これ当日、全部ひっかかった! ばははーい!

・プリプリは割と見た目も大丈夫と思ったけど、テレビで見るとやっぱ女性は年取ると大変だなあ… でもシンセの人は年相応の見た目になったけど、仕草は相変わらずかわいかった

・そう思うと、シュークリームシュの2人は熟女にはなったけど、よく保っていると思う

・プリプリのドラムは演奏大変そう… もしやトリにならなかったのは体力の問題?

「M」の壮絶な歌詞間違い、そのまま無修正放送、イサギヨイ!

・小室さん、ステージでは映える化粧と思ったけど、座りながらインタビューの時だとキッツイ ステージ向けの化粧ってのがあるのかな?

・TMサポートのFence of Defense、山田亘の髪はあえてつっこまなかったけど、北島健二の化粧はいかがなものか

・小室さんの曲の始まりや見せ場で大げさに体を動かすところ、「終了」前の動き! 再結成後はやってなかった気がする

・ウツのパフォーマンスはよくできてた


なおWOWOWでは6/17の21:00から、
「Incubation Period」25日の公演を放送するそうです
なんだか今回、同じ武道館でも、
「Double Decade Tour Final」「TM NETWORK -REMASTER-」
の時よりもいろんな企画が出ますね
まあ、大事なのはライブの内容だと思いますが、それも含めて期待しています
会場まで足を運ばなくてもテレビや映画館なら…という層にも、
アピールできると良いですね


ちなみに私は今回の「All That Love」視聴に当たって、
一回限りの15日間WOWOW無料試聴のサービスを利用したんですが、
うーん、6/17のはもう契約しないとダメだなぁ
多分いずれDVDになると思うから、今回はスルーしてもいいかもだけど…


さて、「Incubation Period」、あと一週間ちょっとになりました
そろそろライブ音源も出来て、リハーサルも始まる頃でしょうか
そして私、サイドバック席ですが、24日のチケットも取りました!
本来は仕事の都合で24日はダメだったのですが、
行けることになりそうなので!!


いや、サボるとかすっぽかすとかじゃないです
仕事が流れる目算が高まってきたので、
行くことを前提にチケットを取ることにしたのです
ちなみに仕事が流れるのは私がそう仕組んでいるんじゃなく、
ひとえに相手側の都合です!!(何の言い訳)
まあ、そんな私事、皆さんにはどうでもよいでしょうけど


ちなみに「Incubation Period」の追加席、
25日は売り切れですが、24日のサイドバック席は4/22まで、
まだチケットぴあとe+で販売しています(4/16現在)
サイドバック席で構わない方は、
ネットオークションでダフ屋に定価以上のチケット代を支払う必要はありません
どうぞお気をつけ下さい


TM新曲の「I am」については、
4/10のhotexpress music magazineに、
「小室哲哉(TM NETWORK) 『I am』インタビュー」と題するインタビューが掲載されています


これによれば「I am」は、
2014年から見た2012年の音楽というコンセプトのようです
これってデビュー当時、1984〜85年頃のTMのコンセプトと同じですよね
TMはデビュー以来近未来の世界を描いてフィクションで楽しんできたけれど、
「Get Wild」などヒット曲が出始めると、
楽曲制作に当たって義務も生じてきてしまうようになってきてしまった
そこで今回は本来やりたかったTMの世界に近いものを出しているということです


となるとこの新曲をひっさげた「Incubation Period」「Get Wild」以前、
1984〜87年頃も取り上げてもらえるのでしょうか?
正直、私が同時代に見られなかったものであり、
ずっと見たかったものでもあります
今度こそ「Electric Prophet」聞けるかなぁ…
あと「Rainbow Rainbow」「Dragon The Festival」「Nervous」「Maria Club」など、
もはや演奏されることはなさそうだった曲から1曲でもやってもらえれば…


一方でウツのラジオ「宇都宮隆の20 miles」も始まりました
「I am」は第1回(4/5)では流れなかったのですが、
第2回(4/12)では完成版フルコーラスが放送されたようです
私は直接は聞けなかったのですが、
youtubeにアップロードしてくれた方がいます!
やった!


曲はデモ版にあったハーモニカも消えましたね
あと曲最後で小室さんのコーラスが、
ウツのボーカルにかかる形で終わるように変更されています
今回は直前までいろいろと試行錯誤したようですね
あとは「君がいてよかった」がどんな曲か気になりますが…
次回のウツラジオでかかるかな?


ちなみに今回のウツラジオによれば、
「Incubation Period」というタイトルは小室さんが決めたそうで、
ウツは決まるまで全然知らなかったそうです
なんかTM NETWORKっぽい感じです(笑


また「All That Love」以後3人は会っていないそうです
え、それって結構長くない? 20日くらい?
で、その時に木根さんが小室さんから、
「尋常じゃないこと」を言われていたそうです
なんだろ??


ウツ曰く、「何かやらされる可能性が高い」とのことですが、
リニューアル以来絶えていた木根パフォーマンスが、
久しぶりに見られるんでしょうか!?
これは楽しみです!
ただ今回はあくまでも、「新しいTMをやりたい」ということが趣旨だそうです
80年代を意識した演出と新しい試みを両方見せてくれると嬉しいですね


ラジオでは、4/19の14:00台、ニッポン放送「GOGOBAN」に、
TM NETWORKが出演します
私は聞けませんが、もう「Incubation Period」の内容も決まっているでしょうし、
何か情報が出るかもしれません


木根さんは4/5にCXの番組の収録があったようで
木根さん10代の頃(1970年代)の曲とともに「I am」もかかるそうです
これは4/26・28・30に放送される「Stereo_One!」のことと思われます
日付けから見て、「I am」はスタジオでの演奏ではなく、
「Incubation Period」の映像を流すのでしょう


ただしこれはフジテレビ地上派の番組ではなく、
フジテレビONE TWO NEXTの番組ですので、
スカパーとかに契約していないと見られません
まあ、これはいいかな…
しかし新曲リリースに当たって、
一度くらいは懐メロやバラエティじゃない番組に出て欲しいですね


もう一つ、小室さんのTwitter(4/10)によると、
お台場のガンダムに関して新曲を作ったそうです
おそらく4/19オープンのGundam Front Tokyoのことでしょう
一年くらい使われるそうです


小室さん、「3人組とも関係ある」とつぶやいており
ガンダム→「Beyond The Time」→TM NETWORK
という連想が働いているんでしょう
実際に「Beyond The Time」の実績も、
小室さんに依頼が来た一因なんだと思います
ここに来て、TMが再評価される機運が高まるといいなあ


以上、長くなりましたが、近況でした
次回の更新は「Incubation Period」の後になります
武道館で参加する方、映画館で参加する方、楽しみましょう!
それでは本題に入ります

---------------------------------
「Decade 1984-1994」は、1994/6/22にリリースされたビデオである
タイトルの通り、1984年から1994年、
すなわちTM NETWORK/TMNの活動期間10年にわたって、
その足跡をまとめたものである


名義もTMNだけでなく、
小さな字で「TM NETWORK」とも書かれている
正式名称は「TM NETWORK TMN Decade 1984-1994」とするべきだろうか


ジャケットは赤地の紙面で、
過去のTM作品が無造作に置かれている
上の方には青の文字でタイトルが書かれている


このビデオは5.5万本を売り、
1994年の年間ビデオチャートで8位を記録した
後に、TM NETWORK再結成後、
2000/1/21にDVD化され、
さらにTM20周年に先駆けて、
2003/12/17に廉価版DVDが発売されている
「終了」後のファンにとっての入門篇ソフトとして期待されたものだろう


ビデオは1994/4/21深夜、
3人がニッポン放送に向かう車の中から始まる
車が放送局に着くと、
3人は黒人のガードマンに付き添われながら車を降り、
スタジオに向かう
曲の入口にはすでに、
「終了」報道を知ったファンがつめかけている


ガードマンは3人に、「Go to left, left, left」などと英語で言って、
スタジオへ誘導する
無論日本語がしゃべれないスタッフをわざわざ付き添わせているはずはなく、
ビデオ撮影用の演出だろう
ちなみにこのガードマン、
たぶん「TMN 4001 Days Groove」で登場したMCと同一人物と思う


25:00「オールナイトニッポン」TMN終了スペシャルの放送が始まる
BGMは「天と地と」から「標」
以下は「オールナイトニッポン」放送中のスタジオの映像を軸に、
過去の映像が挟み込まれる形でビデオは展開する



「オールナイトニッポン」の映像はもちろんこれでしか見られないし、
その他収録されている映像も、既出のものはあるが、
未商品化のものも少なくない
収録内容は、ライナーノートで出典も含めて明記されている
時間も110分で、かなりじっくりとTMの歴史を振り返ることができる構成である


ライブ映像は大部分が商品化されているものだが、
一瞬とはいえ未商品化の「Dragon The Festival Tour」「CAROL Tour」の映像が見られるのは貴重である
PV集は1987年までの作品を収めた「Gift for Fanks Video」以後、
「Rhythm Red Beat Black」「Time To Count Down」の一部だけを収めた「TMN」しかリリースされていなかった
したがって1988年以後のPVはほぼすべて初商品化映像である
またそれ以前の作品でも、
「金曜日のライオン」「All-Right All-Night」は初商品化である


ただ「Nights of the Knife」のPVがないのは、画竜点睛であろう
最後なのだからこそ、入れて欲しかったビデオである
「Love Train」PVも演出上途中で途切れるところがあり、残念である
これらはこの後、2004年の「All the Clips」まで商品化されなかった
またシングルのPVでは、
ドラマ版「Your Song」PVは、現在まで商品化されていない


TV出演映像やTVCM映像が含まれるのは、
特に後発ファンではほぼ入手が不可能なだけに、貴重である
以下で述べるように、私がいまだに出所を把握していない映像もある
かなりマニアックな構成で、
ディープなファンでも楽しめる内容と言えよう


ビデオの内容を確認しよう
まずはDJの上柳昌彦によって「TMN終了宣言」が読み上げられ、
番組のオープニング「ビタースィートサンバ」が流れる
続いて3人がコメントを述べる
この部分はおそらく「終了宣言」と同様に徹貫の作文だろうが、
一応引用しておこう


小室
えー、今朝の新聞を読んでくれた人もいると思いますが、今聞いてもらったように、今日を以って、TMNに関係するすべてのプロジェクトを「終了」します。今日発売になったシングルが、僕たちの最後の新作になります。
これからTMNの名前で新作がリリースされることはありません。いわゆる解散とは意味合いが違いますが、僕たちのプロジェクトTMNは、シングル「Nights of the Knife」で「終了」したいと思います。


ウツ
デビューして10年で、僕たちがやろうとしてきたことは、すべて実現したと思います。どのバンドとも違うやり方で、戦ってきた10年でした。だから、どのバンドとも違う満足感を今、感じています。


木根
突然のことで驚いているファンの人も多いと思いますが、これも僕たちなりのやり方だと思ってくれたら、嬉しいです。今夜は3人で10年を振り返りながら、思い出話に花を咲かせてみるつもりです。では、僕たち最後のシングルを聞いてください。TMNで、「Nights of the Knife」


当日の番組ではここで「Nights of the Knife」が流れたが、
ビデオでは「Nights of the Knife」のTV CMが入る
画面の中央に「終了」と入るあたり、当時のファンには重かっただろう


スタジオ風景に戻る
BGMは「Nights of the Knife」
まずはデビュー当時の話から始まり、
初めは木根が表に出ていなかったことなどを話す
ここで「金曜日のライオン」のPVが始まる
TMの記念すべきデビュー曲にもかかわらず、
これが初の商品化となる


ついで、かなり貴重なデビュー当時のテレビ映像、
1984/9/22北海道文化放送で放送された「1974 Special」である
番組冒頭、小室が傘をさしながら自己紹介をしているシーンで、
番組司会が「1974」の曲紹介をするところで映像は終わる


これを受けて、ビデオでも「1974」PVが流れる
ただし2番サビの映像だけは、
1984/12/5渋谷Parco PartVの「Electric Prophet」の映像である
かつてテレビで放送していた映像だが、
商品化はされていなかったものである


ついで「アクシデント」
1番冒頭からBメロまでは「TM VISION U」収録のPV、
1番のサビは「Dragon The Festival Tour」1985/10/31日本青年館公演、
2番Aメロ・Bメロは「TM VISION V」収録のPV、
2番サビから最後までは「Fanks Dyna-Mix」1986/7/18中野サンプラザ公演
の映像となっている
(なおライナーはライブの日付けが誤っている)


この中で最初のものはほぼ同じものが「Vision Festival」で、
最後のものはビデオ「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」で商品化されているが、
他の2つは初商品化である
特に「Dragon The Festival Tour」の商品化映像は、
断片的なものではあるが、これが現存する唯一のものである
1986年に特番「TM NETWORK in THE VISION」で放送されたものである


ついで「Twinkle Night」PVが一部だけが入り、
さらに小室と平山雄一との対談が入る
前者は「TM VISION W」、後者は「TM VISION X」に完全版が入っているが、
この時点では初商品化である


「All-Right All-Night」PV
「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」の映像を編集したもので、
あまり貴重なものではないが、初商品化である


ついで「Come on Let’s Dance」PVの編集版映像
音はシングルカップリングの「the Saint Mix」である
最後には、
「The Sound is Called Fanks and This is TM NETWORK」
というナレーションが入る
おそらく「Gorilla」の頃のプロモーション映像と思うが、
商品名は一切出ず、TV CMとも思えない
店頭用PVだろうか


久しぶりにスタジオに戻る
小室が「Come on Let’s Dance」の頃の話をしているシーンである
小室はこの時の体験がかなり思い出になっていたらしい

「Come on Let’s Dance」の曲、思い出があまりにも色々あって。ちょっと一分くらい裏話しようかな。僕はね、これで初めてニューヨークに、TMでレコーディングに行ってきたんですよ。そこでこの黒人のコーラスの人たちのコーラスを入れたりとか、サックスを、ボワーっとかですね、一緒にEPICのスタッフの方たちといたんですけど、感激したんですよ。


この後、一瞬だけ「Nervous」の黒人コーラス入れのシーンが流れる
この映像は一体何なのか非常に気になるのだが、分からない
この後、また一瞬スタジオのシーンに戻り、
さらに「Come on Let’s Dance」PVが流れる


ついで「Bang The Gong」PV
これは「TM VISION Y」所収のものだが、
この時点ではまだ商品化されていなかった
そして直接つながる形で、
1987/6/24日本武道館の「Fanks Cry-Max」から、
「Self Control」のライブ映像が入る


「オールナイトニッポン」の映像に戻る
「Self Control」の思い出を語る場面である
この頃、追い風に追われている気持ちだったということを、
木根や小室が述べている


「Get Wild」のTV CMから、「Get Wild」PVへ
「Get Wild」PVは今更だが、CMはレアだろう
「Bang The Gong」PVに手を加えたもののようである


ついで「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」のオープニング映像
ライブビデオ「Fanks The Live 2」冒頭にも収められているものである
ついで本ライブ本番オープニングの「Be Together」冒頭、
そして「Kiss You」映像の編集版が入る


「Kiss You」はライブの定番ということもあり、
このビデオでは特別扱いされている感がある
TMの歴史の中でも重要な位置を占めるという認識は、
スタッフにとって共通認識だったと見てよいだろう


まず「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」の映像が流れ、
ついで「Camp Fanks!! ‘89」「Kiss You」のサビ繰り返しの部分が流れ、
一瞬「Kiss You」PVが入り、
最後は「Rhythm Red Tour」「Kiss You」の、
林選とのからみのパフォーマンスで終わる


一方で「Resistance」「Beyond The Time」「Seven Days War」など、
一般に知名度の高い後続3シングルの映像はこのビデオにない
「Groove Gear」「TMN Black/Red/Blue」「final live LAST GROOVE(CD版)」
などでも、これらはすべて省かれている
あえて外したのかは分からないが、
この頃が好きだったファンには残念だっただろう


次は「Come On Everybody」PV
これ以後のPVは、すべて未商品化のものである
ついで「Camp Fanks!! ‘89」の宣伝映像が流れる
店頭用ビデオだろうか
ライブ音源は入っていないが、
現在「CAROL Tour」の映像が見られる唯一の商品である
その後、「Just One Victory」PV


スタジオのシーンに戻る
3人が「CAROL」期の思い出を語っている
ウツは「CAROL」だけで何時間でも話せるといっている
だがこのシーンはすぐに終わり、
「Dive Into Your Body」PVに移る


ここからはTMN期に入る
まずは「Time To Count Down」のTVCM
ウツは当時「夜のヒットスタジオ」で披露した前衛的なダンスを踊っている
その次は「Rhythm Red Live World’s End U」冒頭、
オープニング映像から「69/99」のライブ映像の途中の部分までが入る


スタジオの映像に戻り、メンバーが「Rhythm Red Tour」の思い出を語る
続いて「Time To Count Down」PV
ただし1番は、当時TVで流れたライブ風のPVだが、
2番からはビデオ「TMN」に収録されたPVになる
(なお最後はさらに「Rhythm Red Tour」退場シーンが入る)
ライブ風PV完全版の商品化は、「All the Clips」までなかった


ついで「Crazy For You」「Think of Earth」のPV
これは「TMN 3D Pavilion」用に作られたもので、
本来ならばお蔵入りになるものだっただけに、
ここで収録されたのは嬉しい限りである


ただこれは赤・青のレンズの入ったメガネを使うと
立体に見えるというものだったので、
普通に見ると赤と青のキツイ色彩のよく分からない映像にしか見えない
そこでビデオでは、
「これからの映像は、L:青、R:赤のメガネを御用意の上、御覧下さい。」
と表示され、
ライナーにも赤・青のセロファンでメガネを作るように指示がある
だがおそらく実際にやった者はほとんどいないだろう


ついで当時テレビで頻繁に流れた「Love Train」PV
ただしサングラス無しの木根が登場する直前、
スタジオで木根がその旨を話題にするシーンが挟まるため、
そこでPVは途切れてしまう
またこの曲には、
「Tour TMN EXPO」のライブ映像を編集したPVも存在するが、
その映像も一部混じっている


あとは末期TMNの短い映像が続く
まずは「Colosseum T・U」のTV CM、
ついで「一途な恋」のTVCMである


いよいよ最後、スタジオの映像に戻る
番組の最後、小室がメンバーにコメントを求める
小室は1984年、渋谷ライブINNでのライブの時の思い出を語り、
木根は今まで曲を聞いてもらえたことが嬉しいと述べ、
ウツはファンレターに支えられたこと(特に「CAROL」の時の入院時)、
をそれぞれ述べた


そしてその上で、番組の本当のラストで、
3人はファンへのメッセージを述べた
ビデオではBGMで「Nights of the Knife」が流れる
ここは徹貫の作文ではない、生の3人の言葉だろう


木根
えー、良くも悪くもですね、この2人、ウツとテッチャンですけどもね、この2人と出合った事が僕の人生の最大の誤算だったんじゃないかと。まあ誤算というのは、悪いことばかりじゃないんだなあと、今つくづく感じておりますけど。もちろんこの2人以外にもですね、この10年、たくさんの人たちと出会いました。またそれもね、ぼくの人生の収穫でもあり、またきっと財産になっていくんじゃないかという気がしています。またもしもですね、ぼくたちが音楽以外で何か伝えられたものがあったとしたらそれは、やるだけのことはやったら、その後には必ず満足感が残る、ということだったのかもしれないなと、今思っています。えー、10年間本当にどうもありがとう。そしてこれからの10年も温かい目で見てやって下さい。


ウツ
あの、考え方によっては長くて、思い出すと短いような10年でした。自分たちで決めたことは、すべて形にできたと思います。きっともう少し経ったら、終わったんだなという実感をじわじわ感じる時が来ると思うけど、それはきっとぼくが1人でぼんやり考え事でもしてるときのような気がしますね。その時は自分で自分をほめてあげようと思います。10年間TMを応援してくれて、本当にどうもありがとう。個人的には、これで引退するわけじゃないから、これからもよろしく。


小室
デビューから10年で、TMNというプロジェクトは終了しますが、必ずですね、いつかこの3人で新しいプロジェクトをまた考えて、何かすごいことをやりたいと思っています。これはもう本当、約束します。えーと、そのときはですね、今以上にインパクトのある何かを、最初に驚かせたいということを言いましたけども、またそんなことをしてみたいので期待していて下さい。10年間、本当にTMを愛してくれて、どうもありがとう。そして、えーと、新しいぼくたち3人をですね、是非期待して待っていて下さい。またいろんな新しいことを、みんな始めて欲しいと思うし。これから一緒にがんばっていきましょう。どうもありがとう。


「TMN 4001 Days Groove」のTVCMが15秒挟まり、
ボディーガードに率いられスタジオから出て、
放送局から出る3人の映像になる
BGMはまた「Nights of the Knife」
すでに3時過ぎ、出待ちしていたファンたちから、大きな歓声と拍手
花束を渡そうと詰め寄るファンたちをスタッフが制止する中、
メンバーは車に乗り込んで出発する


「DECADE 1984-1994」のタイトルが出て、画面が暗くなる
これで終わりかと思いきや、ドラの音が流れる
??何だこれ? と思ってもう少し待つと、衝撃のアナウンスが出る

それでは、発表いたします。1983年度「フレッシュサウンズコンテスト」全国大会第一位、グランプリは、「1974」を歌ったTM NETWORK!


これは…!!
そう、アマチュア時代のTM NETWORKが1983年8月22日、
「フレッシュサウンズコンテスト」で優勝した時のものである
さらにその後、一部ではあるが、2分超、
「1974」演奏風景が流れる
この頃は木根もキーボードだ


最後、ハチマキをした小室と木根がくるりと回って曲を終えると、
「制作協力:ニッポン放送」の字だけ出て、本当に真っ暗になる
これでビデオは、本当に終わりである


すべて終わった映像を写した後、始まりの映像を入れるとは…
これには当時の私もかなりの驚きを覚えた
スタッフの手腕とサービス精神は、認めねばなるまい
「TMN 4001 Days Groove」も終わり、
本当に「終了」を迎えた後の商品だっただけに、なおさらである
だがそれだけにファンにとっては、
TMN「終了」を実感させられてしまったところもあっただろう


小室が「TMN 4001 Days Groove」でほのめかし、ビデオでも述べた、
いつか3人で新しいプロジェクトをやるという約束について、
期待したいという願望を強めたファンも少なくなかっただろう
おそらくこのビデオは、その期待を高める役割を、
90年代の間には果たしていたのだと思う


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MyFavourites13 使い放題tenderness (Barbee Boys、1988年)

2012/04/05 00:49
武道館追加席の販売が終わった今、
さらに新たな情報が来ました
Live CINEMAのサイトより
TM NETWORK4年ぶりの日本武道館公演を
日本全国および香港、台湾の映画館で同時生中継!!

80〜90年代半ばにかけて日本の音楽シーンを席巻した音楽ユニット「TM NETWORK」。小室哲哉、宇都宮 隆、木根尚登の3人が奏でる音楽は、前衛的かつオリジナリティ溢れるものとして今も根強いファンを持っているが、2008年のライブ“TM NETWORK PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!”を最後に、3人揃っての活動は動きを止めていた——。しかし2012年、突如その活動を活発化させるニュースが飛び込んできた。すでに3月20日に開催された東日本大震災復興支援チャリティコンサート“ALL THAT LOVE-give&give-”にてその片鱗を披露。以前と変わらぬ3人の姿にファンの期待が高まる中、4月24日、25日には約4年ぶりとなる日本武道館でのライブが行われることが決定。このステージでは約5年ぶりにリリースされる新曲「I am」が、オーディエンスの前で初めてお披露目される。彼らの人気を裏付けるように、2日間に渡る日本武道館公演のチケットはすでに完売。チケットを手にできなかった多くのファンの声に応え、4月25日の公演が日本全国および香港、台湾の映画館で同時生中継されることが決定した。今再びトップギアで走り出すTM NETWORKのライブを、劇場の大スクリーンでぜひ一緒に体感してください!.

ライブシネマ「TM NETWORK CONCERT -Incubation Period-」
開催日 2012年4月25日(水) 19:00 開演
      ※開場時間は各劇場で異なります。
      ※各劇場でのグッズ販売を予定。

場所  日本全国の映画館
     アジア(香港、台湾)の映画館
出演者 TM NETWORK
料金  全席指定3500円(税込)


これによれば、日本・台湾・香港の映画館で、
「Incubation Period」二日目の様子を中継するようです
上映する映画館も発表されていますが、115館あります
こんなにやって赤字にならないのでしょうか?
それとも、採算度外視で、今後の活動につながるものとして計画したのでしょうか


それにしても、武道館チケットがたちまち売り切れ、
追加席も売り切れたということで、
スタッフがまだまだ動員できると踏んだことは間違いないでしょう
当日武道館にいける人は全国の一握りなわけですから、
潜在的にはライブを見たいファンはまだたくさんいるはずです
最近は映画館でのライブ上映というのはたまにやっていますが、
(最近では東京事変の解散ライブとか)
なかなか良いアイデアじゃないでしょうか


そういやあ昔「Camp Fanks!! '89」の最終日にも、
「Closed Circiut」と題して同じことをやりましたよね
あの時は通信障害が起こりまくりで大変だったそうですが、
さすがにあれから20年以上経って技術も進んでいるでしょうから、
今回は大丈夫と思います
M-tresの石坂健一郎さんのtwitterにも
平日の武道館は行けない・・と言う声も多く聞いたので、やってみます映画館にて生中継!25日だけだけど。先日、某アーティストの中継を映画館に観に行って、これはありだ!と思いました。ポップコーン、ビールを買ってコンサート会場より豪華な椅子。全国100館以上とのこと、近所をチェック!

と出ています


ただ私は25日のみ参加で、24日には行けないので…
24日も映画館で中継してください!!!
まあ無理だろうけど… うぅうう24日…
DVDになるのも25日だろうしなぁ
これでセットリストが大幅に変わったりしたら…まあ変わらないと思うけど(思いたいけど)
変わるんなら、両日DVD化してほしいです…それこそ無理かな


ということで「Incubation Period」の映画中継ですが、
4/3〜10にローソンチケットで、4/10〜17にチケットぴあで先行予約をやります
一般発売は4/17〜19、劇場での販売は4/21以後です
まあ満席になることはないでしょうが、
前の方に座りたい方は先行予約しておいた方が良いでしょうね


あと今更な情報なんですけど、
3/15発行の「月刊ローソンチケット」4月号に、
TM NETWORKのインタビュー記事がありました
これによると、「デビュー30周年となる2014年より、2年間(730日)という時間を”タイムマシン”によって巻き戻すという壮大なコンセプトを掲げている」らしいです
ついでに、そこに載せられている小室さんの発言を引用します

TM NETWORKのデビュー時のコンセプトは”究極のフィクション”だったんです。そのきっかけは、ぼくが子供のころからSF小説や、プログレッシヴロック好きだったことが大きいかもしれません。そんなワケで、TMはデビュー時から、『地球の様々な文化をタイムマシンを駆使して研究していた”潜伏者”』という設定でもありました。なのでユニット名がTM NETWORK=タイムマシン・ネットワークだったのです。
難しいことをやろうとは思ってないんです。たとえば『ディズニーランド』や『シルク・ドゥ・ソレイユ』へ足を踏み入れるような気分で気軽に楽しんでくれれば嬉しいです。こんな時代だからこそ非日常的なエンタメ空間を、TMのBESTなヒットチューンとともに提供したいと思っています。
期待に答えられるようなTMらしい新曲が作れたと思っています。みんなの知っているヒット曲もたくさんプレイしますし、TM NETWORKらしい革新的なエンタテインメントを武道館でいっしょに楽しんで貰えたら嬉しいです。


730日を巻き戻す…
何をするのか分かりませんけど、とにかく何か演出があるっぽいですよね
80年代っぽい活動になってきて、嬉しいです


それにしてもLiveCINEMAのサイト、この間の「All That Love」の写真を使いまくりですね
こうして見ると、ステージ結構派手だったんだなあ…
あと小室さんの写真写りが悪すぎですね
ちなみにWOWOWの「All That Love」放映、4/15だけかと思いきや、
5/12にも再放送するみたいですね


LiveCINEMAのサイト、もう一つ注目すべきことに、
ニューシングル「I am」のジャケット写真と収録曲があります
「Roots of The Tree」にはもう少し詳しい情報があるので、こちらから転載します

【収録予定曲】
01. I am  [作詞作曲:小室哲哉]
02. 君がいてよかった [作詞:小室みつ子 作曲:小室哲哉]
03. I am (Instrumental)
04. 君がいてよかった(Instrumental)
.

「君がいてよかった」
今までにないタイプの曲名ですが、これがみつ子さん作詞のやつですね
どんなのになるんでしょうか
ジャケットは、まあまあかなと思います


今日(4/5)は東海ラジオで、ウツのラジオ第一回ですね
私は東海ラジオ聞けないのですが…
地元の方はPCでも聞けますので、どうぞ
たぶん「Incubation Period」の話もしてくれることでしょう
「I am」完成版や「君がいてよかった」もかかるのかな?


以上、近況でした
では本題に入ります
MyFavouritesです

--------------------------


TM NETWORKの武道館ライブに向けてファンの方々が盛り上がる中、
空気を読まずにMyFavouritesをやります!
ただ最近「All That Love」があったこともあり、
今回はTM NETWORKと同じ80年代後半のミュージシャンを取り上げることにしました
選んだのはBarbee Boysです


今回これを選んだのは、前回のBOOM BOOM SATELLITESとも関わります
このコーナー、毎回新・旧交替でお気に入りの曲を取り上げるというものですが、
前回は「新」サイドのかっこいい音楽としてBOOM BOOM SATELLITESを取り上げました
となると、今回は「旧」でかっこいいのを…ということで考えました


今までも「旧」で6曲を紹介してきました
ただ意外と、「かっこいい」という視点で紹介した曲はあまりなかった気がします
あえて言えば、最初に取り上げた「千のナイフ」でしょうか
そんなことで今回の選曲は意味があるかなあと勝手に思っています


さて、お題は決まりました
80年代後半で一番かっこよかったミュージシャンです
このブログを御覧下さっている皆さんからは、
「当然TM NETWORKだろ!」といわれそうです
しかしすみません
私、それは躊躇してしまいます


もちろんTMは外見もよかったし、曲もよかったです
しかし特に80年代については、
彼らの表現するSF的世界は受け入れてしまえば心地よいのですが、
それはどちらかというと、
「冷静に見ると笑うしかない。しかしマジでやられるとそれなりのものに見える気がする」
というものだったように思います


これは決して貶めているわけではないです
むしろ当たり障りの無い表現に陥らず独自の表現を目指していた点で、
同時代のミュージシャンの中でも群を抜いていました
しかしそれは、普遍的なかっこよさではなく、
多分に人を選ぶかっこよさだったんだと思います
その点でTMはBOOWYほどの普遍性は獲得し得ない宿命にありましたが、
BOOWYよりも先鋭的でした


ただそれはともかく、TMは今回の条件では失格です
むしろ、誰が見てもかっこいい!と思えるスタイルで、
かっこいい音楽をかっこいいパフォーマンスで提示していたミュージシャンは…
ということで私が選んだのが、Barbee Boysでした
(ちなみにもう一個候補に挙がっていたのが岡村靖幸)


当時のバンドブームの中で、彼らは明らかに異色でした
それは男女ツインボーカルというスタイルや、
男性ボーカルKONTAがサックスもこなすという器用さだけではありません
中高生が聞くには、あまりにエロくて重いのです


たとえば彼ら最大のヒット曲「目を閉じておいでよ」は、
恋人のいる女性との情事を歌ったものですが、
サビの「でも馴れた指よりそこがどこかわかるから」の部分なんて、
当時他のバンドではできなかった表現だと思います
この歌詞のエロさは、それを男女掛け合いの形で歌うことで増幅されます
この曲はかなり極端ですが、
彼らの曲はこれに限らず、男女間の関係を扱ったものが多いです


これに対応してサウンドも全体的に重みがあり、
「夜」や「闇」を感じさせる作りになっています
たぶん日本語が分からない人が彼らの曲を聞いても、
太陽の照りつける大自然をイメージする人は少ないでしょう
女性ボーカル杏子さんのセクシーな声や仕草、
KONTAのSAXなども、
時に切なく時に妖艶な雰囲気を作っています
当時はアルバム一枚聞き終わると、
聞く前と少し違った気持ちになれました(笑)


当時バンドブームの中で人気のあったSONY系ミュージシャンは、
10代の中高生を主なターゲットにしていましたが、
その中で彼らの歌詞で描かれる世界は、明らかに20代向けでした
この方向性を主導していたキーマンは、
リーダーのギタリストいまみちともたかさんと思われます
Barbee Boysの楽曲の大部分は彼の作詞・作曲です


いまみちさんは中高生に対して容赦無く大人の世界をぶつけたわけですが、
当時このポジションにいたバンドが他になかったことを考えれば、
なかなかおいしいところに目を付けたんだろうと思います


私の場合、彼らの曲で最初に耳に付いたのは、
1986年の「なんだったんだ?7DAYS」でした
何で使われていたのか覚えていませんが、
何かの音楽番組で使われていたと思います


これは付き合って一週間目、
気持ちに温度差のある(男性側が過熱気味の)カップルの掛け合いの歌で、
彼らの代表曲の中では明るく、コミカルな面も覗かせる曲です
ライブでやったら盛り上がること間違いないでしょう
ライブ映像にリンク貼っておきます


この頃は3rdアルバム「3rd Break」がリリースされた頃で、
それなりに名前も聞くようになっていた頃だと思います
翌年になるとかなりメジャーな存在になっていき、
「女狐 on the Run」「泣いたままでlisten to me」など、
代表曲も生み出されていきます


1989年「目を閉じておいでよ」が7位を獲得し(唯一のシングル10位内)、
5thアルバム「√5」が初の1位を獲得し、
52.5万枚のセールスで年間18位を獲得したのが、
セールス面での頂点となりました
翌年6thアルバム「eeney meeney barbee moe」も1位を獲得しましたが、
セールスは30万枚強に落ち込み、
1991年は新作リリースをせず、1992年に解散を宣言します


6thアルバムも4thアルバム「Listen!」よりは売れているんですが、
一度上り詰めてしまったため、
その後何をすべきか見出せなくなったのかもしれません


結局彼らは解散までに6枚のオリジナルアルバムを発表し、
ベスト版もリリースしました
私もオリジナルアルバムは全部持っていましたが、
それでもずっと聞けなかった気になる曲がありました
それが今回取り上げる「使い放題tenderness」です


この曲、1988年にBarbee Boysのシングルとしてリリースされ、
KONTA出演の映画「ふたりぼっち」の主題歌になりましたが、
オリジナルアルバムにもベスト版にも収録されていないのです
今回調べたら、当時発売されたサウンドトラックにリミックス版が入っていました


まあ当時はそんなこと知らなかったので、
アルバムに入るのを待っていたのですが、
結局解散まで入ることは無く…
ていうか、普通アルバム未収録シングルって、
解散後のベスト版とかに入れるもんじゃないの!?


したがって私はこの曲を当時のラジオ・テレビでしか聞いたことがないのですが、
悔しいことにテレビで見た時、すごく気に入ってしまったのです
だから早くCDで聞きたいと思っていたんですが…
この曲のことは今回も気にかかっていたので、
記事を書くに当たって探しました


そしたら! youtube素晴らしいです ありましたYO!!
やっと、中学生時代以来久々、この曲を聞けました!
めちゃ嬉しいです!! マジで!


さらに調べてみると、2007年、
「蜂-BARBEE BOYS Complete Single Collection-」
というシングル集がリリースされ、
その中に「使い放題tenderness」が入っていることが分かりました
うーん、このために買うかどうか…
しかしやっとBarbee Boysのアルバムに収録されたことは嬉しいです


ということで、20年ぶりくらいに聞いてみたわけですが、
やっぱいい曲だ!!!
曲もタイトルも、いかにもバービーですよね
KONTAのSAXが冒頭から入りまくり、
「みつめるのはワイングラス」と始まる当たり、しびれちゃいます
後ろで冷静な顔で楽器を演奏する完璧主義者のリーダーと、
サックスを持ちながら暑苦しく歌うイケメン、エロい仕草のお姉ちゃん
完璧な図だよ! すげー!! かっこいい!


歌詞の内容は、誰にでも愛想を振りまく恋人の女性への苛立ちという、
身勝手な男性の気持ちを歌ったものですが、
この歌詞は今でも十分に通用するんじゃないか、
というか、当時は早すぎたんじゃないでしょうか

型どおりの二人の夜 疑いもなく信じこんで
似たようなmood 似たようなkiss
あたまにくる 吐きそうになる いやだ ooh

誰にでも見せるとびきりの笑顔で
街中のヒロイン

使い放題tenderness 誰にだって say yes けど
俺を見てないから つらいだけ
使い放題tenderness 誰にだって say yes ただ
そうやって笑ってる party doll


TMとのからみでいえば、彼らは2003年の「Live Epic 25」で、
TM NETWORKと共演しています
ただDVDではBarbee Boysの演奏は、彼らの意向でカットされました
その後2008年に復活してフェスに参加し、
2009〜10年には25周年全国ツアーも行ないました
その後は特に動きは無いのかな…?


そういや、2009年に25周年って、我らがTMでもそんな話ありましたね
Barbee Boysもデビューは1984年だから、TMと同じなんですよね
なら2014年にはTMと一緒に30周年ですね
お互い無事、30周年を迎えられるといいなあと思います
…って、ライブ目前にいうことじゃありませんけど(笑


蜂-BARBEE BOYS Complete Single Collection-
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2007-04-25
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記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 47 / トラックバック 0 / コメント 8


5-22 TMN Groove GearA

2012/03/29 00:25
「Incubation Period」、意外にも(失礼)、
特典無しの一般チケットはすごい倍率だったみたいですね
先行販売でも落選続出で、一般発売の日は1分もせず売り切れたようです
20周年の武道館2daysも、1日目は席が余っていたのに…
まああの時は、その前に特別ライブとツアーがあったから、
単純に比較はできませんけども


ということで、追加席が出ました
先行予約は終わりましたが、一般販売は4/1です
小室さんのオフィシャルサイトより

■追加販売席種
サイドバック席(北東・北西スタンド) ¥6,800(税込)
2F後方立見 ¥5,800(税込)
※サイドバック席は、機材などにより、演出の一部が見えにくい場合がございます。予めご了承下さい。

■追加チケット発売日:4/1(日)10:00〜
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:162-816)
ローソンチケット 0570-08-4003 (Lコード:79722)
e+(イープラス)  (http://eplus.jp
公演に関するお問合せ:DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00〜19:00)


3/27、新曲の完成版ができたようです
もう発売一ヶ月前ですし、
「I am」とそのカップリングもできたんでしょうね
小室さん、「メンバーみんながお気に入りな曲になるといいなあ」と言っています
どんな感じになったんでしょうね


先週、「小室哲哉 Digitalian」最終回で、
「I am」がほぼフルコーラス流れたそうです
ただ私の住んでいるところでは、急遽別の番組に差し替えになりまして、
録音していたのにゆずの特番が…
ああああああ!!!!
どこかにラジオアップされていないかなあ…
来週始まるウツのラジオでは掛かるんでしょうか


さて、3/28に「Far Eastern Wind」「小室哲哉 meets VOCALOID」がリリースされ、
3月の小室さん新作4点が全部出揃いました
私は上記2点は購入していませんが、
3/21リリースの「Special Live@DOMMUNE」「Digitalian is remixing」
およびmumo特典CDは入手しました


「Special Live@DOMMUNE」の内容については、
以前放映された時にすでに触れましたので、
そちらを御覧下さい
ただ以前は、2曲目は「Get Wild」と書いたんですが、
改めて聞いたら、始まりは「EZ Do Dance」ですね
原曲の面影はほぼ残していませんが、
曲目を書くなら、「EZ Do Dance〜Get Wild」と書くべきでしょうか


附属CDの音源についてはライナーによれば、
Disk1は「AGEHA, AVEX STUDIO AZABU, 名村造船所跡地, 早稲田大学, ラフォーレミュージアム原宿」、
Disk2は2011年の金沢・福井・富山・大阪公演のピアノコンサートの音源だそうです
ただしそれぞれの曲がどの会場の音源かは不明です
なおDisk1の会場は以下のライブに当たると思われます


・AVEX STUDIO AZABU:2011/8/19「FREEDOMMUNE ZERO」
・AGEHA:2011/8/29「ASOBINITE!!」
・名村造船所跡地:2011/10/15「ASOBINITE!!」
・早稲田大学:2011/11/5「UBC-jam vol.25」
・ラフォーレミュージアム原宿:2011/12/23「Harajuku Performance+DOMMUNE」


ただし収録曲は全部、
「FREEDOMMUNE」「Harajuku Performance+DOMMUNE」
でネット中継されたものに包摂されています
どれがageHaとかの音源なんだろう…?
あとCD収録曲のうち、
「Self Control〜Love Again」や「Wow War Tonight〜Many Classic Moments」
はDVDとダブっているので、
「奇跡」「Let it be」など他の音源にして欲しかったです


「Digitalian is remixing」は、
以前お知らせしたように、12曲中3曲が小室さん、
9曲(「Digitalian is eating breakfast 2」収録曲)が他のアレンジャーの作品です
私は最近の流行は分かりませんが、
結構面白いアレンジもありました
「Vienna」「Years Later」「THX A LOT」あたりは良いですね
あとRAM RIDER版「Carry On」はずいぶんはっちゃけてます(笑


ただPete HammondとかDave Fordとか、
いかにもavexの用意したアレンジャーって感じはしますけどね
でも「Years Later」とか、Soul'd Outのshinnosukeさんがアレンジってのは、
少し意外な人選でした


小室さんの作品では、「Running To Horizon」は結構面白かったです
一方「Get Into You Suddenly」は、原曲の完成度が高いこともあるんですが、
わざわざアレンジする必要はなかった気がします
小室さん、かつてはSong Nationのアルバムにもこの曲入れたりしてましたが、
再評価の機会が欲しいんでしょうか


「背徳の瞳」は、小室作品でよくあるピアノのインプロヴィゼーションですね
また「Special Live@DOMMUNE」「Digitalian is remixing」両方を買った人用の特典CDも、
小室さんのピアノ即興演奏の音源でした
曲はTM NETWORKピアノメドレー8分26秒で、
「Human System」「Self Control」「Get Wild」が入っています


もう一個、「Far Eastern Wind -Complete-」「小室哲哉 meets VOCALOID」双方購入者にも、
特典CDがついているようです
内容は知りませんが、私の予想では、TK時代作品のピアノメドレーでしょうか


3/27〜28には、ニコニコ動画で、
「24時間生放送 & TK withボカロP対談」が放映されました
24時間過去の音源やPV・ライブ映像を流した後、
一時間小室さんと「小室哲哉 meets VOCALOID」の音源作成者が生対談するというものだったようです
しかし生放送は何回入ってもすぐはじかれたので、諦めました
まあ、ボーカロイド自体に興味ないし…


ただこの番組、一点だけ大変注目すべき映像が流れました
2008年のTM NETWORKのライブ映像より、
「Seven Days War」「Be Together」です
2008年ということは、未商品化の「SPEEDWAY and TK Hits!」のはずです
サポートメンバーも北島健二とそうる透で、
「SPEEDWAY and TK Hits!」の時の面々でした
ということはこれ、武道館の特典チケットについているDVDの映像では…!!


つうことで、先行して映像を見ることが出来たわけですが、
だとするとDVD本体にもこの2曲が入っている可能性が高いです
他には何が入っているんでしょう
正直この2曲のライブ映像はいっぱいあるから、優先度は一番下くらいなんですが…
頼む! 全曲入っていてくれ!


つうことで、今回は小室さんの新作を中心に近況に触れてみました
では本題に入ります

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「Groove Gear」には、
キーホルダー・Tシャツ・ブックレット・ビデオ以外に、
CD3枚も封入されていた


3枚のジャケットは、1が赤、2が黒、3が青で、
箱と同じプラスチック製のロゴの写真がプリントされる
中央の3つの円の中の1つには、
ディスクごとに「1」「2」「3」の番号が振られている
CD本体にもそれぞれの色で「終了」のロゴがプリントされている



赤・黒・青の3色でセットというコンセプトは、
この後にリリースされるベスト版でも採用されているが、
「3」色で「3」枚という構成はTMNメンバーの人数に対応する
「終了」期のロゴマークも「3」つの円で構成されており、
「3」という数字は「終了」の隠れたキーワードとも言える
「TMN 4001 Days Groove」が本来3日で構想されていたというのも、
「3」という数字に意味があったのかもしれない


なお「TMN 4001 Days Groove」の音源・映像は、
後にCD・ビデオとしてリリースされるが、
5/18は赤、5/19は青が基調となっている
おそらくもう一日あれば、
黒を基調としたデザインとなっていたものと思う


「Groove Gear」CDの中身を見よう
「Groove Gear 1」「Self Control」期まで、
(ライブ音源は「humansystem」期まで)
「Groove Gear 2」「humansystem」期から「Rhythm Red」期まで、
「Groove Gear 3」「EXPO」期以降となっている


選曲は誰が行なったのか不明だが、
ライブのセットリストすら基本的にスタッフが決めたことを考えれば、
メンバーのチェックは入ったとしても、基本的にスタッフの選曲と思う


このCDもビデオと同様、「終了」後のファンから需要があったが、
現在まで単品では商品化されていない
ただ2004/3/31リリースのCD BOX「World Heritage」に、
リマスター版が収録されている


3枚のCDには、それぞれ3種類の音源が混在している
一つは過去のオリジナル音源(14曲)、
一つは商品化以前に作成されたデモ音源(5曲)、
一つはライブ音源(17曲)である
この他に未発表アレンジ音源が1曲ある
デモ音源は「Introduction」以外「(Ver.0)」とついている


この中でオリジナル音源を見ると、
まずはTMの代表作「Get Wild」3バージョンが、
3枚に1バージョンずつ分散されていることが特徴として指摘できる
(1=オリジナル、2=’89、3=Techno overdub mix)


他にTMの代表曲も何曲か選ばれている
まず「Get Wild」とともに「City Hunter」シリーズで使われ、
人気が高かった「Still Love Her」が2に入っている
TM最大の売上を出した「Love Train」は3に収録
TMデビューのきっかけとなった記念曲「1974」は1に収録


1に収録される「Fool on the Planet」は、
TM初の武道館ライブ「Fanks Cry-Max」で、
TM初のアンコール演奏の曲である
「Dawn Valley」も武道館をイメージして作曲され、
「Fanks Cry-Max」で演奏された曲である


さらにTMのテーマ曲として特別な地位を締める「Electric Prophet」は、
3の最後、つまり「Groove Gear」の最後に収録されている
これはよく「分かっている」曲順である


他に5曲のオリジナル音源がある
「永遠のパスポート」(1収録)、
「Human System」「Fallin’ Angel」「Telephone Line (Lover’s Mix)」(2収録)、
「あの夏を忘れない」(3収録)
である


この中で「Telephone Line (Lover’s Mix)」「Classix 1」収録)は、
直前の木根ボーカルのデモ音源「Telephone Line (Ver.0)」とセットで、
デモ音源のおまけと見るべきだろう
「Get Wild (Ver.0)」「Get Wild」も1に続けて収録されている


他の4曲は積極的な意味づけが難しい
特に「永遠のパスポート」「Fallin’ Angel」
それまでほとんど日の目を見ていなかった曲である
「永遠のパスポート」「TMN 4001 Days Groove」でも演奏されており、
この頃突如として強調されるようになった印象である
「あの夏を忘れない」がウツの特に好きな曲だったことを考えれば、
これらの選曲の一部にはメンバーの意向が入っている可能性もあり、
「永遠のパスポート」「Fallin’ Angel」は作曲者木根の意向かもしれない
ならば「Human System」は小室の意向か


これらの他に、「Groove Gear 3」「一途な恋 (3rd Mix)」は重要である
これは完成版のスタジオ音源としては、
「Groove Gear」でしか聞けない唯一の音源である
「一途な恋(Another Material)」と比べれば原曲の面影を比較的残している
あるいはTMN10周年アルバム用に作っておいたが発表の機会を逸した音源かもしれない


ライブ音源については、
「Groove Gear 1」に、
「Dragon The Festival Tour」(1985/10/31)から1曲、
「Fanks Cry-Max」(1987/6/24)から3曲、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」(1988/3/16)から4曲、
「Groove Gear 2」に、
「Camp Fanks!! ‘89」(1989/8/29)から2曲、
「Rhythm Red Tour」(1990/2/22)から2曲、
「Groove Gear 3」に、
「TMN Wild Heaven」(1991/12/1)から5曲が収録される


これ以前、ライブ音源としては、
1987年「Kiss You」のカップリングに、
「Fanks Cry-Max」「Self Control」が収録されたことがあり、
1992年にはライブ音源集「TMN Colosseum T・U」がリリースされている
全体として「Colosseum」より「Groove Gear」がマスターは良質である


この中で特筆すべきは、
1曲とは言え「Dragon The Festival Tour」の音源が初商品化されたことだろう
この時期(1985年)のライブはテレビ・ラジオで放送されたことはあるが、
ビデオ・ライブCDの形で商品化はされていなかった
以後2007年「The Singles 1」限定版のリリースまで
「Groove Gear」は同ツアーの様子を伝える唯一の商品となる


ただ収録された「パノラマジック」は、
前のインスト曲「Quatro」から連続する形で演奏されたものである
本CDではフェードインする形で収録されているが、
できれば「Quatro」も一緒に入れて欲しかったところである
「Quatro」はいまだにCD化していない)
ちなみに他のライブ音源と比べると、
1985年頃のウツはボーカルに力が入っているのが分かる


1984年の「Electric Prophet」と、
1986年の「Fanks Dyna-Mix」「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」は、
本CDには収録されない
これらのライブからも収録して欲しかった音源はたくさんあるのだが、
初期ライブは音質の差もあって、見送られたものかもしれない


「Fanks Cry-Max」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」については、
FANKS時代の定番・準定番のアッパーチューンを中心に収録している
ただ曲の長さから見て仕方ないところもあるが、
FANKSライブを象徴する「Electric Prophet」「Dragon The Festival」は、
是非入れて欲しかった
両者ともFANKS期バージョンは一部がビデオ化されるのみで、
全体はいまだに商品化されていない


「Fanks Cry-Max」については、
TMの歴史にとって重要なライブであるにもかかわらず、
商品化された部分が非常に少なかったため、
この時3曲発表されたのは貴重である
収録曲は「Rainbow Rainbow」「Come on Let’s Dance」「You Can Dance」で、
いずれもFANKS期のライブで必ず演奏されたものである
TM NETWORK時代のライブを知る者には嬉しいところと思う


これに対して「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」については、
すでにライブの大半(11/17)が商品化されていたこともあるが、
4曲中既商品化のものが2曲含まれており、ありがたみが薄い
「Self Control」「Colosseum T」で、
「All-Right All-Night」「Fanks The Live 4」に収録される


後者は非売品のプレゼント用ビデオなので、
まだ商品化の意味はあっただろうが、
前者は2年前のライブCDと同じ音源を入れたことになる
おそらくちゃんと調べていなかったということなのだろうが、
どうせなら他の音源を入れて欲しかったところである


初商品化音源は「Nervous」「Don’t Let Me Cry」である
ただし後者はオリジナルに忠実な「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」よりも、
大幅なアレンジが施されている「Kiss Japan Tour」版が聞きたかった


「Camp Fanks!! ‘89」については、
「Come On Everybody (with Nile Rodgers)」「Fanks The Live 3」に収めるので、
あまり価値がない
「Kiss You」「Fanks The Live 3」に収められるが、
「Fanks The Live 3」では一部しか収録されていないので、
商品化には意味があると思う
(ただし後に8/30の映像が「CAROL The Live」として発売)
あとはできれば「CAROL Tour」から、
「Beyond The Time」も欲しかったところである


「Rhythm Red Tour」から収録された「Get Wild」は、
すでに「World’s End 2」に収録済みだが、
収録日は別なので、一応未発表音源である
「Rhythm Red Tour」の映像は多くがビデオ化していたが、
数少ない未収録曲「Burnin’ Street」があるのは大きな意味がある
本曲はライブで化けた曲である
あとは「Rhythm Red Beat Black (version 2.0)」も欲しかったが、
これはCD音源用に使われた2/22のライブでは演奏されなかったので、仕方ないだろう


「TMN Wild Heaven」は、
ライブビデオ「EXPO Arena Final」と同様に、
WOWOWで放送されたものを利用している
本ライブの演奏曲はアレンジも含めて、
「EXPO Arena」と共通するものが多いが、
「Groove Gear 3」ではビデオにない5曲を選んで収録している
「EXPO Arena」で削られた「大地の物語」「We love the EARTH」が聞けるのは、
嬉しいところである
特に「We love the EARTH」が10分近く全部収録されているのは、
評価すべきであろう


ただそもそもイベントライブの「TMN Wild Heaven」ではなく、
「Tour TMN EXPO」の音源を利用していれば、
「あの夏を忘れない」「Think of Earth」も入れられただろう
両曲はいまだにTMとしてのライブ音源・映像が存在しないので、
惜しいところである


他にアンコールの「69/99」「Time To Count Down」も収録される
「69/99」の前にあった小室のソロ演奏部分も入れてくれれば、
なお良かったと思う
また浅倉アレンジの「Dive Into Your Body」も収録されている
これはなかなか異色のバージョンなので、商品化の価値は高いだろう


以上、「Groove Gear」ライブ音源の選択には不満もあるが、
全体としてはまあまあの線をいっているというのが私の印象である
むしろオリジナル音源をなくして、
その分ライブ音源を増やして欲しかったくらいである


デモ音源としては、まず「Groove Gear 1」の1曲目、
「Introduction (Any Time)」がある
冒頭から「ラランランラランランララララ」という、
「ラララ」だけのボーカルが続く曲である
サビのところで「Anytime」「Like a Melody」とあるので、
サブタイトルが「Any Time」となっているのだろう


これはライナーの説明によれば、
TMデビュー以前に小室がEpic/Sonyに持ち込んだデモ音源だという
デモ音源には9曲入っており、その1曲目だった
1曲目ということを考えるに、おそらく小室の自信作だったのだろう
9曲の中には、渡辺美里「君に会えて」の原曲も入っていたという


おそらくこれは1982年秋に小室が、
Epic/Sonyの小坂洋二のところに持っていったデモテープだろう
「深層の美意識」によれば、
この時に小室は20曲程度をシンセだけで作ったが、
そこには後に美里に提供された「I Wish」「君に会えて」「嵐が丘」「Believe」の原曲もあった
「Introduction」もシンセのみで作られているので、
この時のものと見て矛盾はない


「Groove Gear 1」ではこれとクロスフェードする形で、
2曲目に「Get Wild (Ver.0)」を収める
小室のインチキ英語によるそれっぽい歌詞の仮歌を聞けた点でも、
ディープなファンにとって嬉しい音源だったと思う
「ダラスタンタン」「ステンレス」など、
よく分からない何かを歌う小室の仮歌は、かなり衝撃的で、
今でもよくネタにされる
これがTMのブレイクにつながった音源と思うと感慨深いものがある
この後、3曲目にオリジナルの「Get Wild」
次いで4曲目にTMデビューの契機となった「1974」が収められる


インチキ英語の仮歌は、
「Groove Gear 2」に収める木根の「Telephone Line (Ver.0)」でも聞ける
こちらは何を言っているかはよく分からないが、
「Get Wild (Ver.0)」よりは英語っぽく聞こえる


小室ボーカルの「This Night (Ver.0)」は、
すでに歌詞ができていた後に作成されたデモである
「Get Wild」「Telephone Line」は小室みつ子の作詞だが、
「This Night」は作曲・作詞がともに小室哲哉なので、
詞をつけた上でデモを作成できたのだろう


ただし歌詞はオリジナルと一部変わっており、
後に直されたようである
特に3番はかなり変わっており、
一年前の哀しげな君のまなざしがUh
めぐり来る季節の中でほほえみに変わるUh…
ひとりきりの夜は今も忘れないけれどUh
“いつまでもいつまでも君はぼくのものだよ”Uh…

という原曲の歌詞が、
寒い夜は過ぎてゆく 雪は消えてゆくUh
去年の悲しみの君はいない 今はもういないUh…
だけど僕は忘れない 君の寂しさをUh
“いつまでもいつまでも君は僕のものだよ”Uh…

となっている


一年前には哀しげだった恋人が、
今は幸せになっているという点は変わらないが、
言葉は商品版の方がこなれている印象である
しかし大谷香奈子との離婚後、
大谷との思い出の曲のデモを収録するのは、
小室としてはいかがなものだっただろうか


他のデモ音源としては、
「Groove Gear 3」「Nights of the Knife (Ver.0)」は、
すでにウツボーカルで、歌詞も商品版と同じである
トラックダウン前のラフミックスで、
音のバランスの違いなどはあるが、完成版に近い内容となっている
どうせなら1993年に仮歌を入れた時のものを収録して欲しかった


なお現在、ファンの間ではTMのデモ音源が、
「Childhood’s End」期から「humansystem」期を中心に、
かなりの数が出回っている
一部はネット上にアップされていると思う
これらは明らかに内部から流出したものである


当時私は気付かなかったのだが、
「TMN 4001 Days Groove」当日に武道館近くの某所で、
デモ音源集をこっそりと販売していた場所があったらしい
おそらくその音源が広まったものだろう
デモ音源の流出元はスタッフだろうが、
これらが発掘されたのは「Groove Gear」編集時である可能性が高い


現在確認されているもので本物と思われるのは、上記4曲以外に、
「Dragon The Festival」「Your Song」「Twinkle Night」「Give You A Beat」「Sad Emotion」「Don’t Let Me Cry」「Self Control」「All-Right All-Night」「Fighting」「Spanish Blue」「Here, There & Everywhere」「Children of the New Century」「Kiss You」「Be Together」「Resistance」「This Night(Ver.0と別バージョン)」「The Point of Lovers' Night」
がある


他にもラフミックスやバックトラックのみの音源、
TV用音源なども出回っているが、
これらデモ音源とは出所は違うようである
また、別の機会に流出した可能性が高いが、
小室の「Digitalian is eating breakfast」や、
その他小室の非TM曲のデモも何点か存在する


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