アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「2 1986-1988.4」のブログ記事

みんなの「2 1986-1988.4」ブログ


第二部完

2007/09/29 00:21
ついに長かった第二部が終わりました
話題が多いだけに、なかなか終わらなくて(汗
ブログをこちらに移したのが第二部を始めた頃だったので、感慨深いです
ついでに言えば、
前のブログ(20 Years After -TM NETWORK通史-)が去年の8月に始まったので、
一年を超えたことになります
アクセス数も1万行きそう…かな?


終わってしまったTM NETWORKを振り返るというのが、
本来のコンセプトだったわけですが、
このたびは予想外の復活もあり、うれしい誤算でした
多分ライブやアルバム発売の頃に、
TMの最盛期「CAROL」の当たりに入ると思うので、
タイミングもいいですね(?)


以前第二部を始める時に、
この時期をFANKS期=TMの古典期と位置づけました
いわゆるTM的な音というものは、
この時に発表された作品をもとにイメージされていると言って良いと思います
人気も上昇を続け、音楽業界でも何かと注目された時代でした
今後も人気自体は上昇するわけですが、
現在でも評価の高い時代といえば、やはりこの時期だろうと思います
メンバー自身も盛り上がりを肌で感じていることが伝わってくるし、
見ていてすがすがしい時期でもありました


第二部を終えるに当たり、第二期で私の特に好きな曲を挙げておきます
なんか偏りがある(笑)のは見逃してください


Sクラス
「Fool on the Planet」
「Kiss You」


Aクラス
「You Can Dance」
「All-Right All-Night」
「Maria Club」
「Fighting」
「Be Together」
「Human System」
「Telephone Line」
「Beyond The Time」



さて、第三部は1988年4月から1990年1月で、
中心は「CAROL」となりますが、
リプロダクションアルバム「Dress」と、
小室ソロアルバム「digitalian is eating breakfast」も含まれます
おおまかに言えば、前半はミュージカル、
後半はユーロビートが中心といえるでしょう


この時期を第二部と分けるのは、
一つは小室がTMの変革を唱え、
「T-Mue-Needs」というキーワードを提示したことがあります
このキーワード自体はあまり定着せずに自然消滅しますが、
この頃から小室は、FANKS以上にインパクトのある活動を試みようと、
様々なことに手を出し始めます


終了前のTMの活動を二つに分ければ、その画期は、
やはり「TM NETWORK」から「TMN」へ変化したリニューアルでしょう
しかしリニューアルは見方によっては、
「T-Mue-Need」以来の変革志向の一貫と言うことも可能であり、
実は根本的な意味での画期は、
1988年にあったと言っても過言ではないと思います
つまり第三期は、TMが第二期的なオーソドックスな活動形態を捨て、
現在まで続く新コンセプト提示型の活動に移る画期だったわけです


この後のTMは、新たな活動を始めるたびに突飛なコンセプトを出すため、
どの時期の活動にも賛否両論が出るようになります(現在まで)
しかしもともと斬新さを売りにしていたTMだけに、
同じことを続けることは自らの存在価値の否定にもつながるわけですし、
何よりも飽きっぽい小室がそんなことを出来るはずもありません
結論から言えば、新たな活動形態に移らない限り、
TMは(人気の面で)最前線にい続けられなかっただろうし、
小室も同様の活動を続けるほどの忍耐力は無かっただろうと思います
(ただし現在でもそれにこだわるべきかについて議論があるのは、
 分からないでもないですが)


すごいのは、人気が上り調子の時期に活動の転換を行なったことでしょう
普通は活動がうまくいかなくなってから新しいことに手を出すわけですが、
TMの場合はそうではなく、むしろ自発的な転換だったわけです
しかも批判的なファンはいたにせよ、
少なくとも人気についてはさらに上昇する結果となりました
世間へのインパクトも強かった時期で、
たとえば「Get Wild '89」の「ゲゲゲゲゲ」のサンプリングボイス連打は、
TMの特徴的な音として記憶されています


ともかくも次回から始まる第三部は、TM史上の最盛期でもあり、
なんとか書き上げていきたいと思います
まあ第二部ほどは長くならないと思うので(春くらいまで?)、
適当にお付き合い下さい
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 14 / トラックバック 0 / コメント 0


2-35 サポートメンバーの活動 (ハンバーグ&カニクリームコロッケ含む)

2007/09/29 00:15
 ニューシングル「Welcome Back 2」の詳細発表!(リンク先に画像あり)
YRCN-90003/¥1,260(税込)
2007年10月31日発売

1. WELCOME BACK 2
 作詞・作曲・編曲:小室哲哉
2.N43
 作詞・作曲:木根尚登/編曲:小室哲哉
3.WELCOME BACK 2 -TV MIX-
 作詞・作曲・編曲:小室哲哉
4.N43 -TV MIX-
 作曲:木根尚登/編曲:小室哲哉
5.MEMORIES
 作曲:モデスト・ムソルグスキー/小室哲哉/編曲:小室哲哉


今回は歌入りが小室曲1+木根曲1と、そのカラオケ、
そしてインストが1曲のようです
2曲目は、木根作詞というのは珍しいですね
5曲目はムソルグスキーの曲が引用されているのでしょうか
どんな音か分からないのがもどかしいですが、
いろいろと動き出していることが伝わってきます


またTMがTOKYO FMに生出演するとか(15分だけですが)
パシフィコ横浜のライブについても話してくれそうですね
放送日 10月22日(月)
放送局 TOKYO FM 
番組名 『DIGA WONDERFUL STREET WORLD』渋谷スペイン坂スタジオより生放送
(『WONDERFUL WORLD』番組内 )
放送時間 17:40〜17:55(生放送)
※サテライトでの観覧についての詳細は決まり次第ご案内致します


さて今回で、長かった第2部もついに最後となります
番外編として、サポートメンバーの活動をまとめてみました
そういえばこの間、B'zがアメリカで、「ロックの殿堂」入りしたらしいですね
まあそれはともかく、本編に入ります


---------------------------------
1987年にTMがブレイクを迎えたのと前後して、
TMのサポートメンバーたちもメジャーデビューを果たしていった
この過程について、本章で簡単に触れておこう


TMサポートメンバーで最初にデビューしたのは、
Fence of Defenseである
メンバーは西村麻聡(ボーカル・ベース)・北島健二(ギター)・山田亘(ドラム)の三人である
西村・山田はTMのライブでサポートを務めてきたし、
北島も「Rainbow Rainbow」で、TMのレコーディングに参加している


デビューは当初1986年秋の予定で、
春にはデビューに向けたリハーサルも行なっていたが、
実際のデビューは1987/6/21となった
アルバム「Fence of Defense」、シングル「Faithia」がデビュー作だった


彼らの最盛期は1988〜89年頃で、TMの最盛期と重なっている
1988/9/21発売のアルバム「2235 ZERO Generation Fence of Defense V」が、
唯一の十位以内にランクインした作品である(7位)
同日発売のシングル「Sara」が、
「City Hunter」のオープニングに用いられたことが大きい
1989/3/15には単独で武道館ライブも行なっている
「2235 ZERO GENERATION 完結編」


レーベルはTMと同じEPIC/SONYだった
ロックとデジタルサウンドを融合したという点で、
後にデビューするB’zも、サウンド面では同様の方向性であり、
TMのサポートとしての知名度を利用し、
そのファン層の獲得を狙ったものと思われる
ただシングル以外はロックサウンドの要素が強く、
TMのフォロワーというわけではない


彼らはしばしばTMファミリーの一例として挙げられるが、
その扱いはいささか失礼かもしれない
というのも、彼らの結成は1985年6月で、
西村・山田がTMのサポートとなる以前であり、
TMの下で知り合い結成したわけではないからである


また北島は、1979年に織田哲郎・長門秀介と共にWhyのメンバーとしてデビューしており、
1981年にはソロデビューも果たしている
キャリアから見ても小室より上だった
以前触れた通り、1981年頃の小室と親交があり、
STAYのサポートメンバーとしてライブに参加したこともある
1982年には香港歌手サミュエル・ホイ(許冠傑)のアルバム「難忘你・紙船」で、小室と共演もしている


西村もTONYのメンバーとして、1980年にはデビューを果たしているし、
山田は1981年、白井貴子のバックバンドCrazy Boysのバンドリーダーとしてプロデビューしていた
Fenceの3人の年齢も小室と一緒であり、
彼らの場合はTMと同世代の音楽仲間と考えた方が良いだろう


ちなみに北島が所属した織田哲郎&9th Image(1980-81年)には、
ベースに松井常松(後のBOOWYベース)がいた
BOOWYがかつてビーイングにいたことは有名だが(後に決裂)、
1980年代後半に活躍するミュージシャンが、
1980年代初頭から色々なところでつながっていたことが分かる好例であろう


Fence of Defenseに遅れること一年、
1988/5/21には松本孝弘が、
インストアルバム「Thousand Waves」でソロデビューした
Chick Corea「Spain」
小室哲哉「Vampire Hunter “D”」などのカヴァー曲を除き、
自らの作曲・演奏によるものである
「Play it so loud」では、小室がゲストで演奏している


さらに9月には、
ボーカル稲葉浩志とともにユニットを結成しデビューした
有名なB'zである
ビーイングの長門大幸がTMを意識して結成させたことは有名で、
もともとビーイング所属だった松本に加え、
小室似のボーカルとして稲葉を選んだという
初期のサウンドも、Fence of Defense以上にTMに近い
デジタルサウンドとダンスビートを表面に出したサウンドは、
明らかにTMのフォロワーだった


B'zのブレイクは1989年の終わり頃である
1989/10/21発売の「Bad Communication」がラジオ・有線でヘビーローテーションで流され、
ロングヒットとなったことによる
10位以内には一度も入らなかったにもかかわらず、
100万枚を越すセールスを記録した(最終的に118万枚)


この時期はちょうどTMが活動を休止した直後で、
しかも小室哲哉のソロ活動をめぐってファンの評価も割れていた時期である
そうした中、B'zに流れるファンが多く現れた
さらに1990年、TM NETWORKがTMNに改称し、
ハードロックを試み、旧TMサウンドを求めるファンの不満を生んだことは、
この動きを加速させることになった


1990年のB'zも、
シングル「Be There」でTMさながらのデジタルサウンドを披露し、
「Wicked Beat」という「Dress」さながらのリミックスアルバムを発売するなど、
旧TMファンをひきつけるサウンドを提供し続けた
TMの二番煎じという意見もありえようが、
TMファンの一部が望んでいたものを体現してくれたところは確かにあった


こうした中B'zは同年、
シングル「太陽のKomachi Angel」、アルバム「Risky」で、
ついにチャート首位を獲得する
以後B'zは、現在までシングル・アルバムで首位を獲得し続けている
これ以後のB'zは人気の面でTMをはるかに凌駕し、
TMフォロワーの枠を超えて松本の持ち味でもあるロック色を強め、
独自性を強めていく
特にTMが実質的な活動を終えていた1993年頃には、
ビーイング全盛期の中で、その旗頭的な存在になる


この段階になると、サウンド面でTMとの連続性はほとんどなくなるが、
一方で松本は、
決してTMサポートメンバーの時代を忘れているわけではない
1994年のTM終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」
20周年記念ライブ「Double Decade Tour Final」にも、
スペシャルゲストとして出演し、
前者では「Get Wild」「You Can Dance」
後者では「Beyond The Time」「Human System」「Seven Days War」を演奏した


ここらへんは松本の人柄にもよるのだろうが、
売れた後にも自らのルーツとしてTMを評価しているようである
たとえば「TMN最後の嘘」に掲載された松本のコメントを以下に引用する

 同じミュージシャンでもTMのやり方に共感できるタイプと、それが嫌なタイプに分かれると思います。僕は共感できるタイプのミュージシャンでしたね。音楽はもちろんだけれど、コンサートのつくり方やプロモーションの方法も。全部が計算されていたと思います。先の先まで読んでやっていたというか。この時期にこうすれば、次はああなる……だから、ここでこうしよう……とか。僕はそれを面白いと思えたし、最初は”こんな人たちが日本にもいたのか”って驚きました。僕がB'zのリーダーとしてやり始めてから、あのときのテッちゃんはこういう気持ちだったんだろうな、とわかった部分もありますね。
 初めてTMNの終了を聞いたときは残念でした。でも、終了の新聞記事を見て、TMらしいな、と思いました。テッちゃんらしかった。ある意味で潔いでしょ。僕なんかだと、終了の文章にしても、もっと未練がある書き方をしてしまう気がします。
 TMの歴史を振り返ると、日本のミュージック・シーンの中でいろいろなことを最初にやってきた人たちだと思います。B'zの初期は、確かにTMの流れを汲んでいたしね。
 ギタリストとしてTMの最初のコンサートにも参加していましたが、TMの仕事はそれで終わりだな、と思っていました。当時のTMはギター・サウンドでもなかったし、あの頃の僕が弾きたかったスタイルとも違っていましたから。そうしたら次のツアーのときも電話がかかってきて、少し考えました。三人ともいい人だから、一緒にツアーをやれば面白いのはわかっていたけど、サウンド的に僕でなくてもいいんじゃないか、と思ったところがあったから。でも、今思うとやってよかった。あのあとからTMって俄然面白くなったんだからね。シンセのダンス・ビートの中でギターを弾くなんて機会は、TM以前にはなかったですからね。あの当時はTM以外にはやっていなかったことだし。そこで苦労はしたけど、あそこから始まったものが今の僕のスタイルの一部にはなっていると思います。アレンジのスタイルでも影響を受けたし。とくにB'zの初期はテッちゃんの影響が大きかったと思います。


最後にもう一人、日詰昭一郎について触れよう
日詰のデビューは1988年のことである
ただし当初はソロ名義ではなく、
TMメンバーとのコラボレートで、
ハンバーグ&カニクリームコロッケとしての名義だった


バンド名は、TMメンバーがファミレスで好きなメニューにちなむ
メンバーがすかいらーくに入った時、
ハンバーグ&カニクリームコロッケというセットメニューを注文したが、
小室がハンバーグ、
木根がカニクリームコロッケ(小室は食べられない)、
ウツがコーヒーを取って、
遅れてきた日詰が残り(ライスとサラダ?)を取ることになってしまった、
というエピソードによる


ボーカル・サイドギターはドクトル日詰(日詰昭一郎)で、
楽器はTMメンバーが専門ではないパートで演奏した
後の「Tour TMN EXPO」の時のMetal Pavilionでも同様の試みがあったが、
バンドをやっていると他のパートをやってみたくなるものなのだろうか
メンバーの間では、1984〜85年頃から、
パートを変えてバンドをやって、T-Rexを演奏してみたいという話があったという
芸名が絶妙にダサいのが魅力である

・ギター:スーパーウェーブ小室
・ベース:ファンキーチョッパー木根
・ドラム:バックオーライ宇都宮


このバンドはTMファンの間ではしばしば話題に上がるものである
実は以前述べたように、
自分は「小室哲哉のSF Rock Station」をリアルタイム聞いたことがなく、
そのためこのバンドが結成された過程を詳細に知らないのだが、
kaiesanさんが提供してくださったラジオ音源などをもとにまとめてみよう


結成のきっかけは、ラジオ番組「小室哲哉のSF Rock Station」で、
メンバーの代わりにピンチヒッターで大江千里がDJを務めた時、
「神社でBしちゃいました」という内容の葉書で大受けし、
これをテーマに曲を作ったことによる
曲名を「神社でB」という
今の若い人には「B」の意味が分からないかもしれないが、
当時は恋人の親密度がABCで表現され、
ペッティングがB段階とされていた

恋はいつもマジック 魔法にかかった君は
僕の腕の中     瞳をうるませる
2人だけの愛の神社さ
神社でB 神社でB 神社でB 神社でB


サビの「神社でB」のフレーズは、なかなか頭に残る
2番で「ジンジャジンジャジンジャジンジャ」と連呼するところは、
冗談か本気か分からないテンションである
最後は、日詰と女性の微妙なセリフ掛け合いで終わる
日詰「神社でC」 女性「えーうそー? ホントに?」


作曲はドクトル日詰、作詞はドクトル日詰ととおなねき(木根)である
とおなねきは「木根尚登(きねなおと)」を逆に読んだものである
編曲はハンバーグ&カニクリームコロッケ名義となっている
レコードはJimbeesというインディーズレーベルで受注生産された
値段は「SF Rock Station」の放送局東海ラジオの周波数に合わせて1332円だった


レコードが欲しい者はラジオで告知された住所まで申し込みを行なうと、
1週間以内に「神社でB」を聞くべしというドクトル日詰の診断書とともに、
購入申込書が届けられた
そしてこれで購入申し込みを行なうと、
1ヶ月以内にレコードが届くことになっていた
当時申し込んだファンの方のお話を聞くに、
おそらく受付開始の告知は1988/6/14「TM NETWORKのSF Rock Station」で行なわれ、
レコードは7月頃にファンの下に届けられたようである



ドクトルの診断書



なお後述の1987/12/28のライブでのファンとのトークでは、
雑誌「ラジオパラダイス」の人気投票で日詰が1位になったら、
「神社でB」をレコードにするとメンバーが発言している
冗談だとは思うが、この時点ですでにレコード化も念頭にあったのかもしれない


日詰を「ラジオパラダイス」で1位にするというのは、
7月頃から小室が言い出したことだった
リスナーはそれに応じて、雑誌に組織票を投じるようになった
日詰は1987年8月号までは0票だったのが、
9月号(集計期間6/8〜7/7)で7票、
10月号(人気投票集計期間は7/8〜8/7)で353票・8位となり、
以後半年以上、上位ランキングの常連となった
たとえば1988年4月号では、小室99位(29票)だったのに対し、
日詰は7位(462票)であり、圧倒的な票数差となっている
(ことこさん提供資料)


レコードジャケット表は、日詰がベッドで全裸の女性(セミヌード)と2人っきりで、
白衣・サングラスと聴診器を身につけてこちらを見ているというものである
裏面は、日詰が上半身裸で全裸女性の横でベッドに入っているもの
サングラス・聴診器を付け、カルテとペンを持っている
歌詞とメンバー四人のサインもついている


B面は「恋のながら族」である
当時のTMマネージャーをテーマにした曲で、
作詞とおなねき、作曲ドクトル日詰、編曲ハンバーグ&カニクリームコロッケ
何人もの女性と関係を持つ男性の姿が歌われている
(とまじめに文章で書くのもどうかと思う歌詞だが)

ジャーマネ稼業もなれたもんさ 名刺一枚差し出せば
どんな女もついてくる ワンレングス・いたいけ・アトミックボディ
業界言葉もバリバリさ ツアージャンパーのバンドネーム
どんな女もついてくる テニスガール・フロントガール・モーニングガール
今日も坂をころげ落ちるぜ 俺は恋のながら族
中洲のホテルでB子に電話をし NA・GA・RA 鹿児島のC子に首ったけ
小倉でE子とお手々をつなぎ NA・GA・RA 名古屋のあの子にほんのりほの字
なんちって おまえふざけんなよ
俺は恋のながら族



以上2曲は1987年にレコーディングされ、ラジオでも放送されていたが、
この頃はアレンジや歌詞の一部がレコード版とは違った
またラジオでは「土管でC」という曲も発表されたらしいが、
聞いたことはない(是非聞きたい!)


このレコードはファンの間でも、
コレクターズアイテムの一つとしてしばしば挙げられる
最近ではネットオークションに出品されている
今後のCD化の可能性もほぼないだろう


企画の性格やメンバー構成から、
ライブで聞くことはほとんどできないが、
木根のソロライブに日詰が来た時に演奏したことがあるらしい
「Crazy marmalaid」のライブレポより
しかし日詰の逝去した現在では、永久に聞くことはかなわなくなってしまった


この企画は、ラジオでの気楽な企画が実現したもので、
メンバーとファンの距離の近さを実感できた良き思い出としても語られる
しかしこの企画は一面では、
日詰のソロデビューの布石としての意味もあった可能性がある


日詰は1988/10/5にシングル「ああ異常」でソロデビューし、
10/25にはアルバム「ロマン神経衰弱」をリリースしている
このアルバムでは、小室が「Dear Friend」を作曲しており、
また編曲でも四曲関わっている
レコーディングでは、小室と松本孝弘も参加している


なおレコードのレーベルは、松本・日詰ともBMGビクターである
Fence of Defenseと松本は、現在まで継続的に活動を続けているが、
日詰の個人名義の作品は、
1989年の「Take a Chance」以後無いようである


最後に、ハンバーグ&カニクリームコロッケの一度きりのライブの様子を書いて、
本章を終わりにしたい
1987/12/29放送の「SF Rock Station」番組内の企画として行なったもので、
リスナーも会場に招いて行なった
開催は1987/12/28で、
メンバーは「Kiss Japan Tour」の頃、時間を見つけて練習していたらしい
(ただし全員そろってのリハーサルは12/26の1回だけ)


まずは軽いバンドの演奏で始まり、ドクトルのMC
ヘイ、こんばんわ。ハンバーグ&カニクリームコロッケです。
今日はそれぞれの楽しみ方で、金色の夜を笑おうよ、オーライ?

まずはウツのMCをパロったMCで笑いを取る

えー、じゃあ、次、1曲目。
はずかしい曲で、あ、懐かしい曲だ(会場、笑)。懐かしい曲を一曲。「Stand By Me」


たどたどしいMCで曲に入り、
たどたどしいベースソロでスタートする
Ben E. King「Stand By Me」のカバーである


ついで2曲目、オリジナル曲「恋のながら族」
サビの「俺は恋のながら族」の「ながら族」のところでは、
会場に合唱を求めるが、あまり反応はなかった
ラストのセリフパート、「ながら」の部分は木根が担当したようだ


ついでMCを挟んで、
Jeff Beck「Sweet Sweet Surrender」のカバー
イントロ、小室のギターがミスりまくって中断
改めて再スタート


次の曲に入る時もイントロでミスり、
さらに日詰も「あれ?歌詞なんだっけ?」と言って演奏中断
(これは仕込みっぽい)
仕切りなおしてThe Beatlesの「Twist and Shout」を演奏する


日詰が「最後に」と言うと、会場から「エエー」の声
しばらくそれをネタにMCを入れ、
日詰が最後の曲に入ろうとすると、木根が口を挟む
(多分ウツが)足がつりそうだというので、少し休憩を、ということである


日詰「ホント!?」と呆れた様子
ウツ「かなり、ヘビー」
さっきからリズムがおかしかったのはそのせいかと聞くと、
木根は「そういう問題じゃないと思う」と回答


日詰の提案
「そうかな? じゃあ、今ちょっと休んでやるか、それとも一気にやっちゃって、この後ずっと休むか、どっちにする?」
するとウツの意を受けたらしい木根が、「いけるかな?」と答える
結局「一気にやっちゃう」方を選ぶことになった
ひどいグダグダぶりである


最後はもちろん「神社でB」
こんな曲なのに、イントロがライブバージョンである
「オーライ?(客:イエー!) オーライ?(イエー!) オーライ?(イエー!) どっから来たの?(家ー!)」
かなり古典的な客との掛け合いを経て、歌に入る
「神社でB」のコーラスはTMメンバーが行なう
曲は少しかっこよくアレンジされている


間奏で日詰が、「ここで、ハンバーグ&カニクリームコロッケのメンバーの紹介をします」と、
メンバー紹介タイムに入る
各自紹介されると、少しずつソロ演奏を披露する
その後は、最後の盛り上がり
「1,2,3! ふたりーだけの愛の神社さーウォーウォー」


最後はバンド演奏の中、日詰の情けないMC(笑)でライブは終わる

今日はどうもありがとう! サンキューベイビー!
今日のことは絶対みんなに内緒だからね!
絶対に誰にも言っちゃだめだよ! 分かった!?
サンキュー!


ライブの後は、しばらくメンバーのトーク
その後で通常のTMとしてのパート編成で、
ウツボーカルの「Over The Rainbow」
演奏が終わると、小室が一言、
「今年はどうもありがとう。良いお年を」と言い、
各メンバーも「良いお年を」と言って退場した


なおトークコーナーでは、
日詰が会場の観客にライブの感想を聞く時間があった
日詰の対応がいちいち面白いので、
それらをいくつか書いて、本章を終わりにしよう

観客「サイコー!」
日詰「どんなところが良かったんですか? 僕全然思いませんでしたよそんな風に?」
観客「えーと…(困る)」
木根「まああんまり突っ込んではいけない」
日詰「そうですね」

観客「あの、ウツが良かった」
日詰「ウツのドラムじゃなくて、ウツが良かったんでしょ?」
観客「両方とも」
日詰「本当に良いと思ってんの? ドラム」
観客「失礼です、そんな」
日詰「怒られちゃったよ」


(2007/9/21執筆 2008/11/21・2009/1/8・2017/5/27加筆)

Thousand wave plus
トライエム
1996-10-07
松本孝弘
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へ面白い ブログ気持玉 29 / トラックバック 1 / コメント 6


2-34 Gift for Fanks Video Since 1985-88 & eZ

2007/09/20 04:35
10/31発売新曲の曲名が判明しました!

「Welcome Back 2」

どんな曲になるんでしょうか?
楽しみです
また12月にはニューアルバム発売とのことです


さらに「TM NETWORK -REMASTER-」のコンセプトについても語られています

 『楽器フェア2007』(11月2日・3日=パシフィコ横浜)出演後は、11月26日(月)・27日(火)に東京・渋谷C.C.Lemonホール、12月3日(月)に日本武道館でライブを開催。そのライブにあたり小室は「せっかくなら皆さんに喜んでもらえるものをやろうと思っています。今回のテーマはライブのタイトルにもしますが、「REMASTER」です。オリジナルのものをより鮮明な音で提供する。パシフィコ横浜、渋谷C.C.Lemonホール、日本武道館の一連のコンサートでは、オリジナルバージョンのアレンジや演奏に重点を置き、楽曲のポテンシャルを引き出す方向で考えています。みなさんが知っている曲を知っているアレンジで連発する予定でいます。TMを通った人には、圧倒的に楽しいライブになると思います」と、新曲だけでなくお得意の“アレンジ”に意欲的。

ちなみに渋谷C.C.Lemonホール公演日がちょうど小室の誕生日(11月27日で49才)ということもあり「まぁ、この年齢で恐縮ですが、自分なりにも楽しめたら、と思っています」と自らバースデーを祝うことを宣言した。

Yahoo! Japan ニュース


今回は派手なアレンジを加えず、オリジナルでの演奏を重点におくとのこと
ただまったくのオリジナルではないと思います
横浜・武道館公演は(多分渋谷も)、「アンプラグド系のコンサート」とのこと
(from FCコムック会報)
まっさきに思い浮かぶのが2003年の「Live in Naeba」です
あくまでもアンプラグド「系」ですから、
電気(エレキ・シンセなど)は一切無しというわけではないと思いますが、
20周年とはかなり違う趣きにはなりそうですね


今までホールなどでアンプラグド系のライブはやったことありませんでしたし、
個人的には面白い試みだと思います
さかのぼれば「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンでも、
アコースティックならではの面白いアレンジを聞くことができましたし


ただ武道館レベルでアンプラグド系のライブというのは、
会場の空気的に大丈夫かという気はしないでもないです
しんみりとした曲を並べるだけでは、やはりキツイでしょうし、
多分シンセを利かせた盛り上げ曲も数曲はやるんだと思います
まあこの点は本番に期待しましょう


アンプラグド系のライブとなると、何が良いでしょうか
自分としては是非久しぶりに「Electric Prophet」を聞きたいです
ピアノで「Think of Earth」なんてのもいいですね
(可能ならばEXPOピアノでw)
武道館なら時期的に、
「Winter Comes Around」「Dreams of Christmas」もやるかも
「Leprechaun Christmas」のライブバージョン(会場で合唱)が聞ければ、
望外の喜びです


あとはバラード系で聞いてみたいのは、
「クリストファー」「Fighting」「Tender Is The Night」「Message」「Cube」
あたりでしょうか
幻の「I Want TV」「You're The Best」なんかも、
アンプラグドなら許されるかもしれません(笑)


妄想は以上で終わり、本編に入ります
終わりそうでなかなか終わらない第二部ですが、
次回で終わりますので、あと少しお付き合い下さい


------------------------------------------
1988/3/28、小室はTBSラジオ「SURF&SNOW」に出演し、
4月の「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」終了後、
日本を離れてロンドンに永住することが宣言された
1986年の「Come on Let's Dance」リリース後、
常に継続的な活動を続けていたTM NETWORKだったが、
ここで久しぶりの休憩に入ることになる
これを機会に小室は、新たなTMの活動形態を模索することになる


私見ではここにFANKS期はひとまずの区切りを迎えることになる
これ以後の活動は第三部の話になるが、
第二部を終える前に、
FANKS期の活動の延長上の作品に一つだけ触れておきたい
それは「Gift for Fanks Video Since 1985-88」である


これはTM初のPV集である
ベストアルバム「Gift for Fanks」のビデオ版というコンセプトを、
タイトルが表現している
デビュー以来PV作成に力を入れ続けていたTMとしては、
意外と遅いリリースにも思える
ただし「1974」「アクシデント」「Dragon The Festival」PVは、
「Vision Festival」に収録されているので、
ここでは「Your Song」以降のPVが対象となっている


リリースは1988/8/21で、
特別ライブ「STARCAMP TOKYO」の直前である
ビデオチャートでは見事1位を獲得した
これはTMのビデオ作品としては初めてのことである


収録されるPVは、「Come on Let's Dance」「Your Song」「Get Wild」「Self Control」「Kiss You」の5曲である
これらは「All the Clips」にすべて収録されており、
現在このビデオは、ほとんど価値のないものとなっている
なおこれらのPVについては以前すべて触れたことがあるので、
そちらを参照されたい(リンク先参照)


その中で一つだけ価値を認めるとすれば、
オープニングの映像であろう
過去のライブ映像のダイジェストで、
「Kiss Japan Tour」のオープニングで使われたもので、
「Plologue for the tour “KISS JAPAN”」のタイトルが付けられている
内容についてはツアーのところですでに触れたので繰り返さないが、
なかなかかっこいい映像だと思う


その後は地球にT-Mue-Needsのバトンが落ちていく映像にタイトルが表示され、順次PVが流れる
この地球の映像は、「Kiss You」PVで使われたものである
地球の色は曲ごとに変えられている
ビデオの最後は、地球を背景に立つ「humansystem」ジャケットの人形を背景に、
「Fool on the Planet」をBGMとしてエンディングとなる


エンディングシーン



収録PVについて少し触れておくと、
「Your Song」は、ドラマ無しバージョンである
以後ドラマバージョンは闇に葬られることになる
同様に闇に葬られたPVとしては、「金曜日のライオン」もあり、
かつて「Vision Festival」で外され、この時も収録されなかった
また「TM VISION」で公開された微妙なPV群も収録されなかった
「All-Right All-Night」も未収録だが、
これは「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」オープニング映像と似た内容だからだろう


ついでに映像作品発表の場として、
この頃に始まった「eZ」にも触れておこう
これはEPIC/SONYが1988年4月からテレビ東京で月一回放送した音楽番組で、
EPIC/SONY所属ミュージシャンのPVやライブ映像を放送したものである
(1992年7月から「eZ A Go! Go!」に番組名変更)
2002年から2003年にかけて、一部がviewsicで再放送された


同番組では他では見られない貴重な映像が多く放送された
これ以前、EPIC/SONYはビデオコンサートに力を入れていたが、
この頃からそれをTVで定期的に放送するようになるのである


TMやそのメンバーの映像も、しばしば放送された
ビデオで商品化される以前に放送されたため、当時とても貴重であった
TMに限らず、EPIC関係アーティストの貴重な映像の宝庫でもある
以下にTM関連で現在把握している映像を挙げる(まだあるかもしれない)

・1988/9/26
 「Kiss You」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」
・1988/12/20
 「Piano Solo」(小室ピアノ演奏)
・1988/12/22
 「Come On Everybody」(PV)
 「Daww Valley」(小室ピアノ演奏)
・1989/9
 「Dive Into Your Body」「Camp Fanks!! '89」
・1989/10
 「Nervous」「Come on Let's Dance」「Be Together」「Get Wild '89」「Kiss You」
 (「Camp Fanks! '89」より、ダイジェスト)
・1990/1
 「Digitalian」「Shout」
  (小室「Digitalian is eating breakfast tour」
・1990/3
 「炎」「20th Century Boy」
  (小室「Digitalian is eating breakfast tour」
・1990/4
 「天と地と」(小室ソロPV)
・1990/10
 「Rhythm Red Beat Black」(PV)
・1990/11
 「Time To Count Down」(ステージ版PV)
・1991/3
 「World's End」「Come On Everybody」 「Thrill Mad Natural」「69/99」
 (「Rhythm Red Tour」仙台公演)
・1991/5
 「World's End」「Good Morning Yesterday」 「Time To Count Down」
 (「Rhythm Red Tour」代々木公演)
・1991/7
 不明(「Love Train」PVか?)
・1992/3
 小室・Yoshiki紹介映像
 V2「背徳の瞳(inst.)」「Space World」「Virginity」「背徳の瞳」
 (「Special Live Virginity」より、いずれもダイジェスト)
・1992/12/18
 T.UTU with THE BAND「Trouble in Heaven」
・1993/5/3
 木根尚登「思い出はクレセント」「H20」


この中で特筆すべきものとして、まずは小室ソロ関係がある
「Dawn Valley」は2013年「START investigation」まで、
完全版では唯一の演奏映像だった
演奏はピアノのみで、即興でアレンジも加えてあり、必見である
「Piano Solo」なるインスト曲も放送しているが、
これは小室が自らのピアノ演奏の上にさらにピアノを重ねて連弾演奏としたものである
映像ではこの二回の演奏シーンを左右対象に重ねている
2分程度の短いものだが、ライブの即興演奏の雰囲気も伝わってくる
これらは2011年ベスト盤「TK BEST SELECTION IN EPIC DAYS」の付録DVDに収録された


小室の「Digitalian is eating breakfast tour」映像では、
「Digitalian」が未商品化映像である
ただしこれはCDと同じ音源を使ったSEに過ぎないので、それほどありがたみはない
次の「Shout」と合わせて、
「TK BEST SELECTION」に収録される
なおピアノ連弾の「Piano Solo」という曲名は、
「TK BEST SELECTION」で与えられているものなのでこれに従うが、
連弾をソロと言うのか悩まなくもない(一人の演奏ではあるのだが)


「20th Century Boy」はT-Rexの曲のコピーで、
アンコールでサポートのWarren Cuccurulloがボーカルを取ったものだが、
これは当時ライブビデオに収録されなかったので貴重だった
ただ後に2013年「Digitalian is eating breakfast」のDVDリリースに当たり、
特典映像として収録された(その結果値段が倍になった)


小室・YoshikiのユニットV2のライブビデオ「Special Live Virginity」発売直前、
ライブダイジェスト映像を放送したこともある
この時には小室とYoshikiの経歴を簡単にまとめた映像も流された
これらは「TK BEST SELECTION IN EPIC DAYS」に収録されている


TM関係では、「Kiss Japan Dancinig Dyna-Mix」「Kiss You」は、
「Fanks The Live 2」収録版とは編集が異なっている
「Fanks The Live 2」発売の1年前の放送であり、
ビデオ発売時には編集をやり直したのだろう
なお「Camp Fanks! '89」のダイジェスト映像も放送されたが、
これは「Fanks The Live 3」発売と同時期であり、
ほとんど意味がない映像である


「Rhythm Red Tour」の映像では、
「World's End」「69/99」はビデオ「Rhythm Red Live World's End U」に収録されるが、
1991/3放送のものは、これとは別日程である
また1991/5放送の「World's End」も、ビデオとは別アングルである


なお1990/11放送の「Time To Count Down」PVは、
「All the Clips」発売まで完全商品化はなかった
「Decade」に一部だけ収録)


以上、TM関係の映像の大部分は、
2015年に「TM NETWORK THE MOVIE」特典映像として収録された
ただし1991/5放送の「World's End」は未商品化である


末期の「eZ A Go! Go!」は、
SONYグループのミュージシャンがスタジオで楽曲を演奏する番組で、かなり性格が異なる
映像は一部がビデオ「TV-Show eZ A Go! Go! Special Edition」として発売され、
ウツの「Trouble in Heaven」も商品化された
(2本目の「vol.4〜6」。1993/3/21リリース)
木根の「思い出はクレセント」「H20」は、
私の知る限りでは商品化されていないと思う

(2007/9/20執筆 2008/11/21・2011/11/11・2013/5/21・2017/5/26加筆)

Gift for Fanks Video Since 1985-1988
エピックレコードジャパン
2005-03-09
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へ驚いた ブログ気持玉 13 / トラックバック 2 / コメント 6


2-33 メディア出演(1987年末〜1988年初)

2007/09/11 03:02
某処の情報によると、11月の横浜TMライブに続いて、
小室哲哉が12月にも大きいライブを控えているとのこと
(9/8大分放送「かぼすタイム」より)
もしやTMライブ第二弾でしょうか?


ちなみにTMと全然関係ないですけど、
Dragon Ashの「Let yourself go, Let myself go」はいいですねー
ベスト版出たんで、改めて聞いて思いました
「陽はまたのぼりくりかえす」とかも名曲です
関係ない話題すいません
では本題に入ります


---------------------------------------
TM NETWORKは1987年9月頃から、
「Kiss You」「humansystem」のプロモーションのために、
しばしばTVに出演した
ツアーの規模が大きくなったこと、人気も高まったこともあり、
ツアーで各地を訪れた先の楽屋でインタビューを受けるというパターンが多い
そのため出演数は多いのだが、
地方局で演奏することはなくなった
1987年9〜12月に演奏した例は、以下の通りである


・1987/9/23「夜のヒットスタジオDX」(フジテレビ)
  「Kiss You」
・1987/10/2「Music Station」(テレビ朝日)
  「Kiss You」
・1987/10/22「ザ・ベストテン」(TBS、10位)
  「Kiss You」
・1987/12/6「ヤングスタジオ101」(NHK)
  「Self Control」「Children of the New Century」


衣装はそれぞれ異なるが、
「Kiss You」のイメージに合わせて、白・黒が多い
特に「夜ヒット」「Music Station」で着ている衣装は、
ツアーの微妙な宇宙服とは違い、普通にかっこいい


両番組出演時、「Kiss You」では、
オリジナルにはないサンプリングボイスが入れられている
また「夜ヒット」はシングルリリース前の出演で、
シングルのプロモーションとして出演したのだが、
なぜかアルバムの「More Rock」バージョンで演奏された


「ベストテン」はなかなか見られないリハーサル会場(合歓の郷)での演奏である
この時の衣装は「夜ヒット」「Music Station」ともツアーとも別だが、
これはこれで微妙過ぎる出で立ちだ
特に小室は赤のジャケットに花柄の装飾みたいなものが付いていて、正直どうかと思う
(違うのかもしれないが、そう見える)


注目すべきはなんといっても「ヤングスタジオ」だろう
完全演奏の「Children of the New Century」の映像は、
2015年「30th Final」が商品化されるまで、これしか存在しなかった
さらに貴重なのは、「Self Control」も含め、
映像未商品化の「Kiss Japan Tour」のアレンジと同じという点である
(しかもサポートメンバーもいる)
多分フリも同じなのだと思う


「ヤングスタジオ」はNHKで深夜に放送された番組だが、
当時TMはNHKの受けが良く、
「ヤングスタジオ」の後継番組「JUST POP UP」も含め、
しばしば出演しており、貴重な映像も多い


「humansystem」発売日の11/11、テレビ東京で放送された、
「TM NETWORK in HUMAN SYSTEM since 1984」という一時間の特番も注目される
その内容は、デビュー以来のPVやライブ映像をまとめて放送したものである
EPIC/SONYがプロモーションの方針をビデオコンサートからテレビに移してきた頃であり、
翌年4月からは「eZ」という音楽番組を継続的に放映するようになる


「TM NETWORK in HUMAN SYSTEM since 1984」で使用された映像は、
現在ではほとんどが商品として入手可能だが、
ダイジェストとしてはなかなか見ごたえがある
当時はほとんど商品化されていない映像でもあったため、
その意味でも貴重だった
1986年初めに放送された「TM NETWORK in THE VISION」の続編のような位置づけだろうか


「TM NETWORK in HUMAN SYSTEM since 1984」の放送内容は以下の通りである
(●は未商品化映像、全部と明記されないものは一部のみ)

「Get Wild」 in 「Fanks Cry-Max」(全部)
「Rainbow Rainbow」 in 「Electric Prophet」
「1974」 in 「Electric Prophet」
「アクシデント」PV(「TM VISION V」バージョン)
「Dragon The Festival」PV(「TM VISION U」バージョン)
「Your Song」PV(非ドラマ版、全部)
・●「Electric Prophet」 in 「Dragon The Festival Tour」
「Come on Let's Dance」PV(全部)
「You Can Dance」 in 「Fanks "Fantasy" Dyna-Mix」
「Self Control」PV
「All-Right All-Night」PV
「Get Wild」PV
「Human System」 (「Self Control and the Scenes from “the Shooting”」Opening映像)
・●「Resistance」(メンバー写真撮影シーン)
「Maria Club」 in 「Fanks Cry-Max」(全部)
「Self Control」 in 「Fanks Cry-Max」(全部)
「Kiss You」PV(全部)


1988年に入ると、TMは「Resitance」「Beyond The Time」のプロモーションでTVに出演した
以下に番組で演奏したもののみ挙げる
別章ですでに触れたが、他に何度かライブ映像も放送されている

・1988/1/21「ザ・ベストテン」(TBS、7位)
 「Resistance」
・1988/2/1「歌のトップテン」(日本テレビ、7位)
 「Resisance」
・1988/2/24「夜のヒットスタジオDX」(フジテレビ)
 「Beyond The Time」
・1988/4/7「ザ・ベストテン」(TBS、10位)
 「Beyond The Time」


1/21の「ベストテン」は、
ライブ終了後の宮城県民会館の会場で演奏したものである
ライブアレンジを短く編集したもので、衣装はツアーそのままである


「トップテン」では小室が赤、
ウツ・木根が白のジャケットをはおっている
「痛快!ロックンロール通り」オープニングと同じく爆発音で終わるアレンジだが、
正直ダサい


「夜ヒット」は、宇宙服的イメージの黒の衣装である
「Kiss Japan Tour」とは別の衣装だが、
それよりもむしろすごい服かもしれない
4/7「ベストテン」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」の衣装である
ただし小室はライブビデオ化されていない公演で使った白い衣装を着ている
ウツがズボンのポケットに両手を入れて歌う姿は印象的である


夜ヒット出演時


最後に、以前も1987年のところで紹介した「LIVE TOMATO」に触れよう
1988/3/10に放送されたもので、おそらく2月末頃に収録したのだろう
この映像も1987年の「LIVE TOMATO」と同様に、
貴重な映像となっている
本番組のライブ映像は2015年に、
「TIMEMACHINE BOX」として限定販売された


衣装は「ヤングスタジオ」の時に使用したものである
まず番組オープニングで、
サビの部分だけ「Get Wild」が流れる
「TIMEMACHINE BOX」未収録)
「humansystem」期の唯一の「Get Wild」の映像である
なお本ライブでは「Self Control」も演奏されたが、
これは番組では放送されていない


いよいよライブ本編の映像
前半は「Kiss You」「Resistance」「Beyond The Time」と、
最新シングル3曲が続く
特にこの時期の「Beyond The Time」の完全版演奏は、
これ以外に存在しない
(5分以上ある曲のため、TVではフルコーラス演奏していない)


「Come on Let's Dance」はFANKS期ライブバージョン
このアレンジでの映像の中では、もっとも魅力的なものと思う
長いアウトロで、大変激しく動き回るウツには目を奪われる
会場にも下りてきて、観客の目の前であおったりしている
「Kiss Japan Tour」でもこのようなパフォーマンスが見られたのだろう


「Dragon The Festival」
9分に及ぶ「Kiss Japan Tour」のアレンジ
実はこのライブで一番貴重な映像はこれかもしれない
定番曲だったにもかかわらず、
FANKS期ライブの完全版映像はこれ以外に存在しない
「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」も途中でカット)


間奏のサンプリングボイスの嵐の中、
メンバー・観客が頭上で手拍子を取り続ける様子は、
実に楽しそうだ
ウツは日詰と一緒に遊んでいる


トークコーナーでは、サポートメンバーも近況を語っている
松本孝弘は、
ソロデビューアルバム「Thousand Waves」のことに触れている
小室と平山雄一のトークも、なかなか興味深いものがある
今後のTMの方向性について、小室がどのように考えていたかが如実に分かる


具体的には、1986年のFANKSが成功した後、
そこを基礎として音楽活動を続けてきたが、
次の作品からは新しい方向性を提示したいということのようである
これは言うまでも無く、
T-Mue-Needsの構想を念頭に置いたものに違いない
すでにロンドン移住をほのめかす発言も見られる
以下でこれについて引用して、本章を終わりにしたい


平山「爆発的に触れなきゃいけないというか、自分たちが**でる世界が広がったでしょ、すごい勢いで。そのことってのがバンドそのものに、何らかの影響を与えてるかな」
小室「まあね、やっぱり次だと思うんですよね。今まではさぐりながら来たでしょ。広がってるなあとか、いろんなものがね。それに平行して作っていたというのが大きいから」
平山「その広がり方に合わせてだったり、さぐりたいことをさぐってみようとかだったり」
小室「そうね。だから、対象となる人たちとかね、まだどのくらいなのかとかちょっとわかんなくて来てたから、やっと次くらいでね、ターゲットをばっちり分かって、やってあげる感じだと思う」
平山「前話した時は、そういう人たちに合わせて色々さぐりながら来て、アクションとか見ながら作ってきたんだけど、で、とどめみたいなさ、集大成みたいなLPをこの間作ったと思うんだけど、今度はその次に行くと言う、もうちょっと自分たちの主張みたいなのをもっと前に出てくる…」
小室「そうですね。やっと出来るんじゃないかと思って。ずっとなんとなると、新しいものとかね、ちょっと今までのをくずしてとか壊してとかしようとしようと思ってやってきたんだけど、ついつい集大成集大成って、こうなんか、家がどんどん大きくなってって」
平山「増築みたいな感じ」
小室「なかなか引っ越せないって感じ。だからだんだん足していった感じになってるからね。やっと次くらい、もう一回新しくできるかなと思って」
平山「たとえば今年のこの三人のバランスってのは、どんなものになりそうなんですか」
小室「今までとはちょっとね、動きが変わると思うんで」
平山「活動のスタイル?」
小室「活動のスタイルがね。とりあえず僕がレコーディングの準備っていうか、うちで、イギリスの方に先にちょっと行ったりとかして、その間はとりあえず日本には2人しか残んないし、そういうわけで木根とか、結構コメンテーターというか、TMの情報源というかね、そういう役割とかもっと増えるような気がするし」
平山「CIAみたいなね。情報源」
小室「窓口になりますね」
平山「窓口? 区役所みたいな人(笑)」
小室「窓口に座ってくれてる人ですね(笑)。ウツもね、やっぱり今までの、単なる表現者って部分からね、もう一歩くらい、自分を出してくような形になると思う。今まではどうしても、TM NETWORKってものをを紹介したり、代表したり、顔となったり、自分の体を使って表現するというものだったと思うんだけど、もうちょっと自分のキャラクターってのが出てくるんじゃないかと思うしね。まあ、もっと明確にしたいですね」
平山「今年はもうちょっと違うというか」
小室「うん、そうですね。とにかく今年変わらないと、また、もういわゆる一般のローテーションを回るだけになっちゃうとね、それが怖いです」

(2007/9/11執筆 2008/11/21・2014/3/31・2017/5/26加筆)
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 15 / トラックバック 0 / コメント 0


2-32 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix

2007/09/03 00:27
長らく更新が滞ってました
今週から定期的に更新していきます


ところで「Spin Off from TM 2007」のFC版DVDが発送されましたね
こちらは普及版発売後にコメントしようと思います
また「TM NETWORK -Remaster-」のチケットも、
先行予約がe+(プレオーダー終了)ぴあローソンチケットで始まりました


あとこちらは詳細不明ですが、
木根ソロライブのMCによると、
今TMの新曲のレコーディング中(サビだけ)とのことです
何かのタイアップ用だとか
いったい何のタイアップでしょうか?
ともかく単発ライブでは終わらないようで、ますます楽しみになってきました
では本編に入ります


-----------------------------------
TM NETWORKは「Kiss Japan Tour」終了後、
1ヶ月も空けずに次のツアーを開始した
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix TM NETWORK Arena Tour」で、
ツアータイトルはスポンサーKDDを頭文字としてもじったものである
1988/3/14代々木体育館から始まり、4/6神戸ワールドホールまで、
1ヶ月弱の間、8都市13公演を回った
スケジュール発表は「Kiss Japan Tour」中の12月だった


「Kiss Japan Tour」が数千人規模のホールを回るツアーだったのに対し、
こちらは全国のアリーナクラスの会場を回る大規模なものであった
ライブの内容は「Kiss Japan Tour」の特別版で、
「Fanks! Bang The Gong」に対する「Fanks Cry-Max」の関係に当たる


ただ「Fanks Cry-Max」は単発記念ライブだったが、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」はそれをツアーで行なっており、
これまでで最大規模のライブだった
たとえば「Fanks Cry-Max」の日本武道館と同規模である代々木体育館では3日、
大阪城ホールでは2日、公演を行なっている
動員人数は「Kiss Japan Tour」53公演と同規模の10万人だった


このライブの演出を考えるに当たり、
小室が意識していたのはPink Floydだった
とはいっても、Pink Floyd流のライブをやろうとしていたわけではない
ツアー開始の直前、3/2〜11の間、Pink Floydの来日公演があり、
特にTMの代々木公演(3/14〜16)直前の3/4〜6にPink Floyd代々木公演があったので、
意識していたということだろう
だが小室は当初、Pink Floydに追いつけ追い越せと言っていたが、
実際に来日公演を見に行ったところ、かなわないと思ったと言う


機材には大きな変化はない
ライブのサポートメンバーは「Kiss Japan Tour」と同じである
このライブで特筆すべきは、ダンサーが初めてステージに上がったことである
ダンサーは女性2人で、石岡珠里・山下浩美である
以後TMのフルライブでは1992年「EXPO Arena」まで、
「STARCAMP TOKYO」を除いてすべてダンサーが登用される
なお1994年以後ではダンサーが登用された例がなく、
この点は再始動前後の相違点として挙げられるかもしれない


衣装は大きく変化しており、
印象としては「Kiss Japan Tour」との差異を大きく感じさせるところである
宇宙飛行士的なコスチュームだった「Kiss Japan Tour」と違い、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」では、普通のズボンとジャケット姿である
「Kiss Japan Tour」の衣装は、今では人に見せられたものではないが、
この時の衣装を見ると、やればできるんじゃないかと、うれしくなる
特に終盤のウツのラフなジーンズ姿は、普通にかっこいいと思う


小室は赤のジャケットが印象的で、
「Fanks The Live 2」でもこれを着ていたが、白い衣装を着る日もあった
木根は右が赤、左が黒の不思議な柄のジャケットで、
一番オシャレな(冒険的な)デザインである
あるいは黒のウツ衣装と赤の小室衣装の両方を意識したものだろうか


なおこのライブでは、
ウツがツアー2日目の3/15代々木体育館公演で左足をネンザした
幸い大事には至らず、ツアーは予定通りこなしたが、
最終日までテーピングをしてライブをすることになった
「Fanks! Bang The Gong」「CAROL Tour」など、
ウツはツアー中に、何かと怪我が多い


セットリストを「Kiss Japan Tour」と比べると、特に前半が大きく変わっている
全体的な傾向から言うと、新曲も含めてマニアックな曲が消えて、
TM定番というべきメジャー曲が総動員されたといえる
当時のヒットメドレー的なライブにしたのだろう


「Kiss Japan Tour」演奏曲で削られたのは、
「Maria Club」「Fallin' Angel」「TIME」「Girl」「クリストファー」「This Night」「Leprechaun Christmas」「Come Back To Asia」「Rainbow Rainbow」
の9曲である
ただし「Girl」「Leprechaun Christmas」と、
「クリストファー」「Come Back To Asia」は、
「Kiss Japan Tour」でも同時に演奏されたことはなかったから、
曲数としては7曲カットとなる


代って追加されたのは、
「Fool on the Planet」「Time Passed Me By」「Nervous」「All-Right All-Night」「Beyond The Time」
の5曲である
また「Kiss Japan Tour」では、
「Self Control」が途中までしか演奏されなかったのに対し、
この時は全部が演奏された


派手なアリーナツアーということもあり、
「humansystem」期のライブとしては、
「Kiss Japan Tour」よりも頻繁に取り上げられ、
多くの音源・映像が商品化されている


まず「Fanks The Live 2 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」では、
オープニング・エンディング(会場のスクリーンで流れたものと同じ映像)と、
「Be Together」「Resistance」「Kiss You」「Time Passed Me By」「Telephone Line」「Children of the New Century」「Human System」
の7曲が収録されている
また「You Can Dance」も一部収録されている


「Fanks The Live 4 The Fanks」には、
「All-Right All-Night」が収録される
この曲のリニューアル前のライブ映像としては、唯一の商品化である
ついで商品ではないが、
1988/3/31「ザ・ベストテン」(月刊14位、週間7位)で、
同日の大阪城ホールの「Beyond The Time」の一部が放送された


ライブ音源に関しては、「Colosseum」に重点的に収録されている
映像作品とかぶらないものとしては、
「Self Control」「Beyond The Time」「Fool on the Planet」の3曲がある


また「Groove Gear 1」には、
「Self Control」「Nervous」「All-Right All-Night」「Don't Let Me Cry」が収録され、
うち「Nervous」「Don't Let Me Cry」はこれでしか聞くことができない
「Self Control」はすでに「Colosseum T」に収録されているのに、
なぜまた収録したのか理解に苦しむ


これらを合計すると、17曲中13曲が完全な形で映像・音源を入手することができる
(不完全なものも入れれば14曲)
まったく入手できないのは、
「Come on Let's Dance」「Get Wild」「Dragon The Festival」の3曲だが、
「Dragon The Festival」「Kiss Japan Tour」と同じアレンジで、
このバージョンは1988/3/10に「LIVE TOMATO」で放送された
これは現在では「TIMEMACHINE BOX」で見ることができる
何パターンものアレンジが知られる「Get Wild」については、
意外なことにこのライブでのアレンジは未公表である


さて、ライブの概要を見てみよう
ステージには幕がかかり、
そこには「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX TM NETWORK ARENA TOUR」の文字が映し出されていた
やがてその幕に、オープニング映像が映し出される
時報の音を刻む音を背景に、気球が東京の上空を漂う
KDD本社ビルの屋上、
ウツの背後で(木根が?)この気球を飛ばすシーンで映像は終わる


この気球には、「Fanks Cry-Max」で登場したバトンがくくり付けられている
「Fanks Cry-Max」で宇宙から地球に届けられたメッセージを、
再び空(おそらく宇宙)に送り返そうとしているのだろう


なお「Kiss Japan Tour」も同様だが、
オープニング・エンディングで、
ライブのために作った映像を放映するというのは、
映像に力を入れたTMならではであり、
それがライブのショー的要素を強めている
この傾向は次の「CAROL Tour」でさらに強まる


映像が終わると、会場に大音量が流れ出す
幕の裏から光が当たり、メンバーのシルエットが映し出され、
サビのフレーズが流れる

Be Together! Be Together! Say You Love Me! Say You Love Me! Be Togeteher Be Together! Shake Shake My Soul!


会場が盛り上がる
ウツのシルエットが激しく動く


そしてウツが「Welcome to the Fanks!」と言って会場を指さすととともに、
幕が落ちて観客とTMが対面する
会場の背景には巨大な月の模型があり、
メンバーが宇宙から到来したことを表現している


この「Be Together」イントロは、
以後も「CAROL Tour」やウツソロ「Tour easy attraction」でも用いられ、
この曲のライブバージョンの一つの典型となった
後には2012年「incubation Period」でも再現されている
イントロ以外、演奏には特に大きなアレンジはないが、
ビデオではウツの激しい動きを楽しむことができる


ついで「Come on Let's Dance」
いつも終盤の盛り上げ所で演奏される曲で、
序盤で使うのは「Fanks Dyna-Mix」以来だ
アレンジはおなじみのものだが、
サビの「Come on Let's Dance」のところで、
この時だけ使われたサンプリングボイスが入っている
(正直、気持ちが悪い)


「Kiss You」は、会場の後方に2人の女性ダンサーが現れる
広い会場ならではの演出である
イントロで女性のあえぎ声のサンプリングボイスが加わっている
以上2曲は基本的には「Kiss Japan Tour」のアレンジだが、
その上にサンプリングボイスを加えているという点で共通している


ついで「Resistance」と、シングル二曲が続く
この曲順は「Kiss Japan Tour」と同様である
ただしツアー初日3/14には、この曲は終盤に演奏され、
この位置で演奏されたのは「Nervous」だったが、
3/15以後は両曲の演奏順が交替した
この曲でもサビの「Resistance」の部分に気味悪いサンプリングボイスがかぶせられるが、
これは「Kiss Japan Tour」でもすでに入っていた


この後は3曲、木根バラが続く
いずれも評価の高い名曲揃いで、
「Gift for Fanks」収録の初期木根バラ3曲に続く、
中期木根バラセレクションというべきだろうか
ビデオでもこの内2曲が収録されている


まずは「Fool on the Planet」
間奏では「You might think just a dream」の幻想的なサンプリングボイスが入る
曲が終わると、ウツのMC

TMワールドへ、ようこそ
今夜は思いっきり、素敵な時を過ごそうよ、All Right? 
今日、はじめて僕たちと出会う人たちも、たくさんいると思うので、メンバーを紹介しようと思う
いつも僕たちTMを一歩先の未来へ連れて行ってしまう、TM NETWORKのプロデューサー、キーボード小室哲哉
いつもはとてもシャイな男なのに、僕らも信じられないくらい、突然すごいことをやってのけて、みんなを驚かせてしまう、ギター木根尚登
そして、僕ボーカル宇都宮隆
そしてこの人哲哉の言うことならなんでも聞いちゃう、ピアノプレイヤー
(ピアノの自動演奏機から音が出る)
アルバム「Self Control」の中から、「Time Passed Me By」


バラード2曲目の「Time Passed Me By」は、
オリジナルにないピアノのイントロで始まるシンプルな演奏である
バラード曲のラストは「Telephone Line」
「Kiss Japan Tour」と同様の演奏だが、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」では冒頭に着信ベルのSEが追加された


ここから盛り上がり曲が続く
まずは「Don't Let Me Cry」
後半の盛り上がり一曲目の位置は、
「Kiss Japan Tour」と同様であるが、
アレンジは「Kiss Japan Tour」とは違い、
この時はオリジナルの演奏である
女性ダンサー二人もウツに絡みつくような挑発的なダンスを披露する


「Welcome to the Fanks…Welcome to the Fanks…Give You A Beat…」
「Give You A Beat」のボーカルをサンプリングした声が流れる
そこから子供の笑い声が流れ出し、
「Children of the New Century」のイントロにつながる
大変派手なイントロである


「New Century」「Everybody Children of the New Century」「Come Together Now」
などのサンプリングボイスが乱れ飛び、
派手な照明の中で歌が始まる
「Everybody Come Together Now」まで冒頭のサビを歌い、
ダンスもばっちり決めたウツ


さあ1番ダヨ!(゚∀゚)
…と思ったら、ここで曲調が大きく変わる
SF的な雰囲気のインスト曲だ
青を貴重とした派手な照明
ウツ・木根や松本・日詰もいなくなっている


なんと「Children of the New Cenrtury」は、
冒頭の部分だけで終わりで、
あとは延々とインストが続くのである
むしろこのインスト曲のオープニングに、
「Children of the New Century」が使われたと考えるべきだろうか
「Kiss Japan Tour」では、曲の一番だけ演奏するという試みがあったが、
この時はそれをさらに極端にやってみたのだろう


全体的に「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」は、
ヒットメドレー的な要素が強く、
レア曲や冒険的なアレンジが少なく、
今見る分には面白みが少ないところもあるのだが、
この曲に関しては、よくぞここまで冒険をしたと思う
またこれをビデオに収録したスタッフも偉い


しかもこのインスト曲自体もなかなかの良曲だ
小室がキーボードの上に飛び乗るなど、
荒っぽいパフォーマンスも見られる
TMN期に目立つこのパフォーマンスは、この頃から始まっている
「Kiss Japan Tour」では小室のインストコーナーがなくなったが、
このツアーでは復活した


この曲は後半でテンポが落ち、穏やかな曲に変わる
すると、ステージ上を気球が飛んでくる
冒頭の映像でTMが飛ばした気球という設定だろう
さらにステージ左方からは、
シルクハットをかぶりステッキ持った木根が歩いてくるが、
ステージ中央までくると空中に浮かび、
空で気球を背景にステッキを振り回し、星を会場に降らせた


星(プラスチック片)を降らせるパフォーマンスは、
「Kiss Japan Tour」では「Rainbow Rainbow」の時の竹馬パフォーマンスで行なったものだが、
この時は別の演出に変わったのである
なおツアー最終日4/6神戸公演のみ、
木根が空中から8ミリを撮影すると言う微妙なパフォーマンスを行なった


ジーンズ姿に着替えたウツが登場
「Get Wild」
「Fanks Cry-Max」「Kiss Japan Tour」と同系統のアレンジだが、
イントロで少しストリングっぽい音が加わっている
旧アレンジの上から音を加えるという点は、
このライブの「Come on Let's Dance」「Kiss You」と同様である


「Self Control」は、
「Kiss Japan Tour」で1番だけ演奏した時のアレンジで、
フル演奏している
このアレンジは、以後再結成直後までこの曲の定番となる


「Nervous」は、
1年前の「Fanks Cry-Max」で演奏されていたが、
ツアーでは実に1986年の「Fanks Dyna-Mix」以来の演奏である
メジャー曲のイメージがあるが、
この頃までどちらかというと特別ライブでのみ演奏される曲だった


次の「All-Right All-Night」も、
「Fanks! Bang The Gong」以来一年ぶりの演奏である
オリジナルにないロック調のイントロで始まる
雰囲気は違うが、「Rhythm Red Tour」バージョンの原型と思う


「You Can Dance」
普段通りのオリジナル演奏だが、この曲の見せ場は間奏である
「You Can Dance Like a Roll You Can Dance」のコーラスの中、
竹馬で足長おじさんになった木根とスタッフが現れ、
スタッフの頭の上の風船を木根が巨大ギターで割るというパフォーマンスがある
「Fanks The Live 2」の最後でその様子を見ることができる


分かりづらいけど、木根の左がウツ、右の赤いのがKX小室



盛り上がり曲最後になるのは、
「Kiss Japan Tour」通りの豪華な演奏の「Dragon the Festival」である
ただし初日の3/14には演奏されなかった
おそらく次の「Beyond The Time」と交替で外されたのだろう
実際に「Get Wild」から「You Can Dance」まで盛り上がる曲が5曲続いている
だが「Dragon The Festival」がないと最後が締まらないと判断されて追加されたのだろう
この曲が終わると、ウツのサポートメンバー紹介とMCが入った

どうもありがとう
僕たちTMが、そしてみんなの一人一人が、どこにいても永遠に変わらないHuman System
また時を越えて出会えたら、とても素敵だと思います
「Beyond The Time」



ツアー開始直前に発表された新曲をここで演奏する
発表直後ということもあり、オリジナルの演奏だ
しかしこのツアーで初披露ということで、
ウツが1番Aメロの歌詞を忘れてしまうこともあった
なおMCで「どこにいても」と言っているのは、
小室のロンドン移住を前提としたものだろう


ここから直接つながる形でラストの「Human System」
「humansystem」テーマ曲のこの曲で締めるのは、
「Kiss Japan Tour」と同じである


最後、木根ギター、小室のキーボードソロの後、
まぶしいばかりの照明が放たれる
小室の「Human System」インストを背景に、
ウツによる再度のサポートメンバー紹介を挟み、
メンバーは観客に挨拶して退場する


「Electric Prophet」インストが流れる中、
ステージの幕には「Kiss Japan Tour」のダイジェスト映像が映し出される
映像の最後では、例の気球が登場する
冒頭の映像でウツが地球から飛ばしたものである


荒れ果てた大地(月面?)に立つ小室が、
映像の中で気球のバトンを受け取るが、
そのバトンには「T-MUE-NEEDS」と書かれている
画面にも、次のように書かれており、
「T-MUE-NEEDS」が次のTMのキーワードであることが示される
and to be
 T-MUE-NEEDS
   Tetsuya Komuro


「Fanks Cry-Max」以来謎に包まれ続けていたバトンのメッセージが、
ここでついに判明したわけだが、
その意味はなお明かされない
それは次の活動をご期待あれ、とのことなのだろう
FANKSを超えるという意気込みをファンに伝えたこのツアーで、
「humansystem」期の活動は終わりを告げる
ここにTMの活動はFANKSの先を見据えた第三期に突入するのである


なお4/6神戸の最終公演の時のみ、
最期に「1974」をBGMにカーテンコールがあった
小室渡英前最後のファンサービスだった

(2007/9/3執筆 2008/9/21・2014/8/28・2017/5/28加筆)

FANKS the LIVE 2 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
エピックレコードジャパン
2004-05-19
TM NETWORK
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


記事へナイス ブログ気持玉 17 / トラックバック 1 / コメント 2


2-31 Beyond The Time

2007/08/17 22:34
DISK GARAGE Web DI:GAによると、
11月のTMライブのタイトルは、
「TM NETWORK REMASTER」らしいです
これで決定なのかはまだ分かりませんが、
もしもライブの内容を反映したタイトルだとすれば、
過去の曲のリミックスに焦点を置くのでしょうか
1986年のYAMAHAの楽器フェア「YAMAHA X-Day」のような、
強烈なアレンジを期待します
では本題に入ります


------------------------------
「Beyond The Time (メビウスの宇宙を越えて)」は、
「Kiss Japan Tour」終了直後の1988/3/5にリリースされた
「Resistance」発売からわずか2ヶ月後のことである
「Resistance」が比較的息の長いヒットだったため、
チャート番組では「Resistance」がランク外になるのと前後して、
「Beyond The Time」がランクインするという現象が起こった
なおサブタイトルの「宇宙」は「そら」と読む


ジャケットは白い服を着た3人が並んで立ち、
こちらを向いているというものである
ウツはなんとなく薄汚い雰囲気だ(よく言えば野性味ある雰囲気)
小室は髪型のせいもありオタクくさい風貌で、90年代の草野マサムネに似ている
木根が一番写真映りが良いかもしれない





タイトルは薄紫の装飾のない字で書かれる
「TM NETWÖRK」のロゴは「humansystem」と同じである
ジャケット裏には、
「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイとシャア・アズナブルのイラストがある


カップリングは「Beyond The Time (Instrumental Mix)」で、
「Self Control」以来一年ぶりのカラオケである
なかなか聞き応えのあるオケである


チャートは4位で「Kiss You」と並ぶ好成績であり、
また「Kiss You」と違い長期的なヒットとなった(4-5-8-11-6-9-9)
売上も「Get Wild」とほぼ同じ22万枚を記録し、
「Get Wild」並みのヒットを狙う力があることを世間に知らしめた曲である
1988年の年間シングルチャートでは34位である
1989年までセールス面で「Get Wild」に次ぐ記録となっていた


余談だが「Beyond The Time」チャートインの翌週には
小室作曲の小泉今日子「Good-Morning Call」が2位にランクインした
つまりこの時は、ベスト5に小室曲が2曲入ったことになる
TKブーム期ほどではないが、一種の小室ブーム的状況が始まっていた


この曲は現在でもゲームソフト「スーパーロボット対戦」シリーズのBGMで使われており、
曲名やアーティスト名か分からなくても、
曲だけは知っているというケースは少なくないと思われる
その影響か、EPIC/SONY時代のシングルがほぼ絶版になっていた頃でも、
「Beyond The Time」だけはシングルCDが売られていた
(本記事を最初に書いた2007年頃にはまだ売られていた)


「Beyond The Time」ヒットの背景には、強力なタイアップの存在があった
1988/3/12公開の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主題歌となったのである
これは「機動戦士ガンダム」シリーズの中では、
TV放送編集版ではない劇場版オリジナルの作品の最初のものである
この作品はガンダムファンの間でも一定の評価があるようだ


「逆襲のシャア」「City Hunter」と同じサンライズの製作であり、
EPIC/SONYとの関係が深かった
そこでTMに話が来たものだろう
ただ監督の富野由悠季は生音が好みで、
TMにあまり良い印象を持っていなかった
おそらくタイアップは会社上層部で決められてしまったのだろうし、
だからこそ折り合いを付けるのに苦労することになったのだろう


富野はコンセプトのたたき台となる歌詞を小室に渡し、
小室はそこからイメージを膨らませて曲を作った
(富野の歌詞と、後のみつ子の歌詞との関係は不明)
デモテープの段階、リズムの段階、シンセダビングの段階など、
レコーディングの過程を何回も聞いてチェックをしたが、
なかなか納得してもらえなかったという
「Beyond The Time」は当初2月発売予定だったが、
これが3/5に延期されたのは、レコーディングに時間がかかった結果だろう


小室が映画音楽を担当した例としては、
1985年の「吸血鬼ハンターD」があるが、
その時は小室の音を待って映像を作ると言う手順を取ってもらった
これに対して「逆襲のシャア」は徹底して映像を前提としており、
その点で「Beyond The Time」は映像に歩み寄った作品だと小室は言っている
「Beyond The Time」は最終的には重い感じがする曲になったが、
当初は「スターウォーズ」の戦闘シーンのようなファンファーレ的なイメージの曲を考えていたらしい
なお小室は映画音楽担当も希望したが、富野に断られた


この曲のレコーディングが始まったのはかなり早く、
小室が「humansystem」レコーディングでロスアンゼルスから帰国した翌日からだという
帰国は9/18なので、レコーディング開始は9/19ということになる
また別の小室の発言では、ロスからの帰国の飛行機の中で曲を書いたともいうが、
いずれにしろレコーディングは帰国直後から始まったのだろう
つまりリリースの半年前からレコーディングをしていたのである
「humansystem」制作直後だったこともあり、
曲のサビは「Human System」と大変似ている


レコーディングは「Kiss Japan Tour」リハーサルや本番の合間を縫って行なわれた
たとえば小室は11/24「Kiss Japan Tour」群馬県民会館公演後、
東京帰着してからスタジオに入り、日が替わる直前からデモテープ作りをしている
25日はオフだったので、東京でスタジオに入れる貴重な時間だったのだろう
レコーディングは開始から3ヶ月経った年末にもまだ終わっていなかったらしく、
小室は「仕事の都合」で12/22「SF Rock Station」のDJを欠席している
(木根がDJ代行)


レコーディングが終わった時期ははっきりしない
「Sound & Recording Magazine」2017年6月号に掲載されるマスターテープ写真に「1/2MASTER」とあるのが、
1988/1/2にマスターテープ完成という意味かとも思ったが、
これは1/2インチの規格を記したものというご指摘をtico_hさんからいただいた
(本記事コメント参照)
年始からスタジオに入ってたというのも不自然で、
tico_hさんのご指摘は正しいと思う


なおマスターテープのシートには、
曲名として「GANDAM」と書かれており、
これを抹消してから「BEYOND THE(以下見えず)」と直されている
仮タイトルは「GANDAM」(GUNDAMだが)だったらしい


年明けでは1/11にTMメンバーがレコーディングの打ち合わせをしたという情報がある
これも「Beyond The Time」に関わるものか
(そうでなければ「Seven Days War」となる)
だとすればこの頃にはオケについては冨野のOKが出て、
歌入れを行なう段階になっていたと考えられる
おそらく「Beyond The Time」は1月中には完成したものだろう
3月5日リリースというタイミングを考えても、2月初めまでには完成している必要がある


このように「Beyond The Time」は大変多忙な中で作られたのだが、
苦労の甲斐もあって、曲の完成度は高い
ファンの間での評価はもちろん、一般での高評価を得ている曲としては、
「Get Wild」と並び随一と思う
実際にこの曲でアニメ経由でTMにはまった人も少なくない
「Get Wild」によるファンも含め、
TMファンにはアニメファン出身者が多かった


THE ALFEEの高見沢俊彦は、
Bメロ最初の「あぁ」の転調で衝撃を受けたという
「Fighting」「The Point of Lovers' Night」などでも、
小室の無理な転調は用いられているが、
これが大変なインパクトがあったらしい
この頃からALFEEとTMは長く仲が良かった(今はどうか分からないが)
その縁で小室は、ALFEEの別名義ユニットBE∀T BOYSで、
1989年に「Let's! Break Dance!!」のアレンジを担当している


曲はアニメに合わせ、徹底的に宇宙的なイメージを作り出している
「humansystem」期の重厚な音が見事にマッチしている印象だ
ちょうど「Kiss You」「Children of the New Century」など、
この頃のTMは宇宙をテーマにした楽曲を作っていたが、
その延長上に作られた曲と言えるだろう


Aメロはバラード的な始まりだが、Bメロを挟みサビに入ると勢いを増す
特にサビが最高に気持ちよい曲だ
余韻を残す終わり方もすばらしい
同じフレーズで日本語の歌詞と英語の歌詞を繰り返す作りは、
「Kiss You」に通じるものがある

平和より自由より正しさより   君だけが望む全てだから
離れても変わっても見失っても  輝きを消さないで
You Can Change Your Destiny 時の向こう
You Can Change Your Future 闇の向こう
We Can Share The Happiness 探してゆく
許しあえるその日を


歌詞は小室みつ子である
実はみつ子はアニメををあまり見ないため、
ガンダムの内容はこの仕事まで知らなかった
そこでみつ子はスタッフから提供されたビデオで、
ガンダムの世界を勉強した
一方で富野も小室哲哉のことをよく知らなかったというから、
本作は知らない者同士によって作り上げられたともいえる


みつ子は複雑なストーリーを完全には把握仕切れなかったものの、
「人間は罪を繰り返していく」「結局人間は個人的に愛する誰かのために戦う」
という普遍的なテーマを題材に、歌詞にしたという
つまりガンダムはにわか勉強だったということになるが、
それでも「宇宙」「地球」「メビウスの輪」などのキーワードを取り入れ、
ガンダムっぽさを出している


概して言って「Beyond The Time」は、作詞・作曲・編曲ともに、
アニメ主題歌としての要求に見事に応えていると言ってよい
富野監督によるたび重なる注文の結果だったとしても、
それに応じ切った点は評価してよいと思う


この曲は、映画のサウンドトラック「機動戦士ガンダム「逆襲のシャア」 」にも収録されている
2014年にはさらに楽曲を追加して「完全版」と称したサウンドトラックがリリースされた
2014年版には「Movie Ending Edit」として、
映画で使われたテイクが収録されている


TMのアルバムとしては、後に「CAROL」で、
「Expanded Version」というリミックスバージョンが収録されており、
シンセ音のギターが生ギターになっている
シングルは最後にSF的な不気味なシンセ音で終わるが、
「Expanded Version」はフェイドアウトで終わる
また2番の後、「ああもう一度君に巡り会えるなら」の前のところで、
シングルでは神々しく加工された「アー」という声が入るが、
「Expanded Version」では音が消えるという違いがある


実は収録時間の問題のためか、
シングルでもCDとレコードでは最後が少し異なり、
レコードは「Expanded Version」と同様にフェイドアウトとなっている
収録時間はレコード版が40秒近く短い
シングル集については、「Time Capsule」にCD版が、
「The Singles 1」「Original Singles」にレコード版が収録されている
この点は各CDには明記されていないので、注意が必要である


「Beyond The Time」は前シングル「Resistance」と並び、
ライブではあまり演奏されない曲だった
特に「終了」前では、「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「CAROL Tour」前・中期しか演奏されていない
1988年8月の「STARCAMP TOKYO」でも、
「Seven Days War」に次ぐ新曲だったにもかかわらず演奏されなかったし、
「終了」ライブ「TMN 4001 Days Groove」でも外された
実に2000年の復活ライブ「Log-on to 21st Century」まで、10年以上演奏されなかったのである


ベスト版にもほとんど収録されず、「Classix」「TMN Black」でも外された
数ある濫造ベストでも見事にスルーされ、
全シングルを収録した「Time Capsule」「The Singles 1 」「Original Singles」以外では、
ファン投票による「Welcome to the Fanks!」に、
「Expanded Version」が収録されたのが唯一である
人気曲だけに不思議である


ただファンからの要望が強かったこともあり、
2007年の「TM NETWORK -REMASTER-」では、
「Beyond The Time」を演奏することがアピールポイントとされた
なんとこのライブのDVD(2008年リリース)が、
TM史上初の「Beyond The Time」の映像である


これ以後「Beyond The Time」は、
2014年「the beginning of the end」まですべてのライブで演奏される
2012年「All That Love」では、
小室逮捕後初めて実現した記念すべきTMのステージの1曲目にも選ばれた
2013年「START investigation」では1曲目、
2014年「the beginning of the end」ではラストに演奏されており、
ライブでもTMの代表曲的地位になったといって良いだろう
「Beyond The Time」は「終了」後に存在感を高めた曲ともいえる


TM以外のライブでも、2003年の「tribute LIVE」
ウツ・木根・森口博子で共演した「AAA '01」
Medium Network名義(ウツ+木根)で出演した2009年「ガンダムライブエンタテインメントSoul G+」などで演奏されている
小室も2012/4/18ガンダムのイベント「Gundam Front Tokyo」のオープニングセレモニーに出演した時、
イベント用オリジナル曲と「Beyond The Time」を演奏した


なおこの曲にはオーケストラによるインスト音源が存在する
2分程度の短いものである
この音源の出所が長らく分からなかったのだが、
本記事のeikoさんのコメントによれば、
「機動戦士ガンダム コンサート・スペシャル・ライブ」というライブアルバムに収録されているとのことである
1991年11月のライブを収録したもので、アレンジには小室も関わっているという


最後に関連して、アニメ声優の谷山紀章が、
この曲のパロディで「Be Wish! My Soul」という曲を歌っている
(意味不明の曲名だが、確かにこういう曲名らしい)
アニメ「アカネマニアックス」のサントラに収録されるイメージソングとのことである
アニメソング界にこの曲のファンが多いことの反映かもしれない

(2007/8/17執筆 2008/11/21・2010/10/2・2011/11/11・2014/4/8・2017/5/30・6/2加筆)

Beyond The Time~メビウスの宇宙を越えて~
エピックレコードジャパン
1988-03-05
TM NETWORK
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 17 / トラックバック 0 / コメント 4


2-30 Kiss Japan Tour A

2007/08/06 00:41
最近TM関連の話題が定期的に入ってきてたんですが、
今回は特にありません(笑
ちなみに8月は結構忙しそうで、
更新は遅れ気味になりそうです(あと2回くらいはできると思います)
その点、ご了承下さい
本編の「Kiss Japan Tour」続きに入ります


---------------------------------
ライブ開始のアナウンスの後、「Dawn Valley」のCD音源が会場に流れる
ステージには白い幕が掛かっており、
そこに「TM NETWORK Presents Kiss Japan」の文字が映し出されている


「Dawn Valley」が終わると、幕に映像が映し出される
「humansystem」ジャケットの人形だ
「Dragon The Festival (Zoo Mix)」「Your Song (“D” Mix)」「Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-Mix)」
のイントロが途切れ途切れに流れた後、映像の中にモニターが現れる


そのモニターにはTMの過去のライブのダイジェスト映像が順番に映し出される
「Electric Prophet」「1/2の助走」
「Dragon The Festival Tour」「Dragon The Festival」
「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」「All-Right All-Night」(PV)、
「Fanks Cry-Max」「Get Wild」と、
時代を追って現代に近づいてくる


次もTMのライブ映像で、メンバーがステージ上で「Self Control」を演奏し始めるところである
イントロが流れる中、幕が上がる
するとスクリーンの中と同じ姿で、メンバーが立っている
オープニング映像は過去から順番にライブ映像をつなぎあわせたものだったが、
その最後は現時点のものだったというわけである
過去の映像だと思っていたファンは、この仕掛けに驚いたことだろう


イントロはこの時に始めて演奏されるアレンジで、
小室の手弾きのキーボードが上から加わっている
「Groove Gear 1」「ColosseumT」に、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「Self Control」が収録されるが、
これと同じイントロである


演奏は1番のみで、シンセメインの新アレンジのアウトロで終わる
これに続く形で、新曲「Children of the New Century」
準オープニング曲の扱いだが、
実はツアーでフルコーラス演奏されたのはこの時のみである


山田亘のドラムから始まる「Maria Club」
小室のシンセがアクセントを加える
テテテテテッテテ テテテテテッテテ テテテテテッテテ テテテテテッテテ
ドゥン(゚∀゚)  ドゥドゥン(゚∀゚)
ドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥン (((゚∀゚)))
ドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥン((((((゚∀゚))))))
テテテテテッテテ テテテテテッテテ テテテテテッテテ テテテテテッテテ 
ドゥン(゚∀゚)  ドゥドゥン(゚∀゚)
ドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥドゥ(((゚∀゚)))
GoTo GoTo GoGoGoGoGoGo …GoTo GoTo
Fu Fu All Right! ヽ(゚∀゚)ノ


このイントロはやばい
「Fanks Cry-Max」バージョンも良いが、
この曲で一番好きなアレンジと言えば、これかもしれない
イントロ以外は普通の演奏で、
アウトロは「Fanks Cry-Max」と同じくカットアウトである


次の「Fallin' Angel」は、アレンジはCDと大差ないが、
シンセの音色が異なり、個人的にはCDよりこちらの方が好きだ
ライブで聞くとなかなか盛り上がるだろう
アウトロのシンセソロもなかなかイカす


アウトロでシンセの音が消えてドラムのみになると、ウツのセリフが入る
「Welcome back my friends, boys & girls & Fanks! We are TM NETWORK」
盛り上がり系の曲調、ライブの冒頭に演奏、自己紹介タイムという位置付けは、
「Fanks Cry-Max」までの「Passenger」と同じである
ただこの曲は「Passenger」のようにライブ定番曲になれなかったため、
このアオリはあまり定着しなかった


「Welcome to the Fanks! TMワールドへようこそ。今夜はそれぞれの楽しみ方で、最後まで思いっきり楽しんでいって下さい。All Right?」
TMの典型的なMCである


台に乗ったピアノがステージ中央に引き出され、
小室がシンセブースから移ってピアノの前に座る
ウツ、「それじゃ次の曲は、とっても懐かしい曲で、「TIME」
本当になつかしい曲だ
小室のピアノ演奏で、ウツが1番だけ歌い上げる


直接つながる形で「Girl」
これもほとんど演奏されないシングル曲である
ピアノ中心のシンプルなアレンジで、CDとは違う趣きである
こちらはフルコーラスを演奏する
2曲続けてウツの好きな曲であり、
ウツの意見を反映した選曲かもしれない


「This Night」はCDと異なりピアノとアコギのみの演奏で、
完全にバラードになっている
音だけでなく歌い方も違う
一連のバラードコーナーの雰囲気に合わせるためのアレンジであろうか


木根と小室でピアノを交替
ここまで小室の曲が続いたが、次は木根曲となる
ウツMC

続いて皆に聞いてもらうのは、新しいアルバム「humansystem」の中から、今度は木根の曲で、「Telephone Line」


「Telephone Line」は、CD音源通り電話の呼び出し音で始まる
オリジナル通りの演奏で、
前二曲ほどアコースティックなアレンジではないが、
じっくりと聞かせる曲である
間奏も聞かせる


この曲はツアーで歌う中で、ウツがもっとも好きになった曲だという
この曲では照明で、背景に星が降る演出があったが、
これは2000年の「Log-on to 21st Century」や2007年「REMASTER」でも再現された
もちろん歌詞の「Milky Wayが降りてくる」を反映したものである


「次の曲は、この辺で、是非みんなにも、一緒に歌ってもらいたいと思うんだけど」
ウツがアコギを演奏しながら歌う「Leprechaun Christmas」である
2番の後、間奏でCD版にない小室の「ラーラーラ」のコーラス
会場も参加して「ラーラーラ」のパートを歌う
TMのライブとしては珍しい演出である


最後はいったんカットアウトした後、
「Have a Merry Xmas」のコーラスが入り、
ウツが「Merry Xmas」と言って終わり
是非映像で見てみたい一曲である


なおラジオで放送した11/27名古屋の公演では、
小室哲哉の誕生日ということで、
この曲の時に特別にケーキが用意されるというイベントもあった
間奏のところで、ウツが、
「今日は特別に、哲哉が誕生日なので、ささやかなお祝いをしようと思います」
と言うとスタッフが登場し、バースデーケーキとピンクのバラをプレゼントするという演出だった


ケーキ持ってニマニマ小室



また12/24岩手県民ホール公演でのみ、
「Leprechaun Christmas」の後で演奏された曲があった
「Twinkle Night」である
この曲がTMのフルライブで演奏された唯一の例で、大変貴重である
「Tour TMN EXPO」のフォークパビリオンを除き)
この時は演奏の前に以下のようなウツのMCがあった

今夜は特別な夜だから、もう一曲、素敵な曲を披露したい
まだライブでもやってない曲で、「Twinkle Night」


このMCの直後、シンセの自動演奏で特徴的なイントロが流れ、
上から小室の手弾きシンセ、ついでドラム、ギターが重なり、
「Twinkle Night」が始まった


ただし特別曲ということもあり、フルでは演奏されず、
2番後の間奏やサビ繰り返しはなかった
代わりにクリスマスソングとして、
「Silent Night」が少しだけ演奏された
最後はウツが「Merry Christmas」と言って、曲を終えた
なおこの日だけ、ステージにはクリスマスツリーが置かれるなど、
クリスマス仕様になっており、
スタッフもサンタ姿になっていた


以上でライブの前半は終わりだが、
これはツアー前半(1987年)のセットリストだった
1988年になると、バラードコーナーの曲目・曲順が変更になる


「TIME」の次の「Girl」はカットになり、「This Night」が入る
ここでピアノは木根にチェンジ
ついでウツのMC
「続けて聞いてもらう曲は、アルバム「Rainbow Rainbow」の中から、
今度は木根の曲で、「クリストファー」


「クリストファー」とは、また大変珍しい曲を持ってきたものだ
それまでは「Electric Prophet」で演奏しただけだが、
その時はアレンジが重苦しい雰囲気に大幅に変えてあった
この時はむしろ早めのテンポだが、全体としてはオリジナルの雰囲気に近い
最後の人名連呼は3人で行なう
なかなか良い雰囲気だ


ついで「Telephone Line」を挟み、「Come Back To Asia」
新年を迎えて季節柄「Leprechaun Christmas」がカットになり、
代わってこの曲がセットリストに加えられたのである
アレンジはオリジナルに近い
ウツは「Leprechaun Christmas」と同様、アコギで演奏する


ここまでセットリスト変更前も後も、とにかく地味な曲が続いている
特に変更後は、5曲続けてバラードか準バラードである
ステージで初めて導入したピアノを多く使いたかったのだろう
代りにこの後は、ひたすら盛り上げ曲が続いている


まずは木根のシンプルなピアノで始まる「Don't Let Me Cry」
バラードアレンジで、前曲までのバラード中心の流れを引き継ぐ形である
「どしゃぶりのHeartbreak」で始まる歌も、バラードである
この曲をバラードにするという発想は、普通生まれないだろう
このツアーで最大の驚きアレンジである


このアレンジはこのツアーでしか演奏されないが、
おそらくこれを発展させたのが、
1991年の「Tour TMN EXPO」のハウスバージョンである


しかし1番のサビの最後、「Don't Let Me Cry」の「Cry」のところで、
ウツが突如力強く歌うと、演奏も普段通りのスピード感あふれるアレンジになる
ここでこのライブは、バラードゾーンから盛り上がりゾーンに移るのである
またここでダンサーも登用し、ライブのボルテージを上げる
歌が終わった後も、小室のプログレチックなシンセソロが続く
おそらくこのライブでの小室の最大の見せ場はここだろう
さらにそこに松本のギターソロ、木根のピアノソロも加わるなど、
このライブの見せ場になっていた


シンセソロからつながる形で、
女性の声や「We are in human system」の通信音のSEが流れる
「Kiss You」
音は「More Rock」寄りである
メンバーのダンスも気合が入っている


この曲は「Get Wild」と並び、
以後ライブに欠かせない曲となる
間奏の時間、ウツが客席最前列の女性の前に行き、
一人を選んで近づいていく演出があったからである
時には実際にキスをすることもあったらしい
ファンの間では、赤い服を着ている女の子が狙われやすいという噂があり、
最前列には赤い服を着た女性が並ぶことがあった


なおこれに関して、
TMが1988/2/25の「ザ・ベストテン」に出演した時のやり取りを、
以下に引用しておく
もちろんウツは、適当にごまかしている

黒柳「この前2月11日でしたか、木根さんがほら、お風邪で」
木根「はいすいません、ダウンしちゃいました。もう良くなりました」
松下「ところでですね、今回のツアーでは、ダウンされたのは木根さんだけではなくて、ボーカルの宇都宮さんのいろんなアクションでもって、女性の方が次々にダウンされたという情報が入っていますが」
黒柳「ファンが? あなた、どういうことなさったの?」
ウツ「大したことしてないんですけどね。「Kiss You」という曲で、ステージの一番前の方に行って、ちょっとまあ、見つめるくらいなんですけどね」
黒柳「なんかキスするような形で近寄っていくというふうに聞いてたけど、違うの?」
ウツ「いえ、そんなことないですよ(ニヤリ)」
黒柳「それでなんか、ずいぶん気を失う女性がバタバタとって、本当なんですか?」
ウツ答える前に、木根「ホントですよ」
松下「アクションとしてはどんな感じですか」
黒柳「カメラの方が女性だとして、ちょっと近寄ってきていただけますか。だいたいどのへんまで近寄るの? 見せて」
ウツ、カメラの目の前を横切る
黒柳「これでもう、気を失う! すごいです。やっぱり歌いながら相手、どの人のそばに寄ろうかなというのは、歌いながら、さが、さがしている?(動揺気味)」
ウツ「えーとまあ、その近くになってからですね、はい」


次は「Resistance」
最新シングルが続く
イントロではオリジナルよりもシンセの音が加わっている
アウトロから「You Can Dance」につながる
この曲では、小室がKX5を持ってステージ前方まで出てきた
ついで「Be Together」は、
「終了」前では珍しいオリジナルバージョンの演奏である


おそらくこの前後(「You Can Dance」か)で、
山田亘に食べ物を食べさせるパフォーマンスがあったらしい
このツアーでの名物コーナーだった
また久保こーじやその他のスタッフが、
ウツやマイケルジャクソンのお面をかぶって登場し、
ステージ上で踊るというお遊びもあった


なお後に2005年、「Spin Off from TM」でも、
「You Can Dance」の間奏で、
山田と同じドラム担当の阿部薫に、
ウツが食べ物を食べさせる時間があった
「Kiss Japan Tour」の演出を再現させたものだろう


ライブの定番曲「Rainbow Rainbow」
アレンジも定番のFANKSバージョンで演奏された
アウトロでは木根が舞台の袖から登場する
シルクハットをかぶり、竹馬に乗って大きな服を着ている


「オズの魔法使い」のイメージと思うが、
ウツが「Over the Rainbow」を歌う中、
木根が手に持ったステッキを振り回すと、
紙ふぶき(金色のプラスチック片らしい)がステージ上に舞うという演出だった
このシーンは、「Fanks The Live 2 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」ラストの、
「Kiss Japan Tour」ダイジェスト映像で見ることが出来る


ここからがいよいよ最後のクライマックスだ
メンバーは木根パフォーマンスの前後で、ジャケットを脱いで白のジャンプスーツ姿になったらしい
「Rainbow Rainbow」の時点でジャケットを着ていたことは当時の写真から分かり、
またジャンプスーツ姿でフォーメーションダンスをしている写真もあるので、
ダンスのあった「Dragon The Festival」以前に衣装替えがあったのだろう
だが「Get Wild」以後は怒涛の勢いで曲が進むので、
おそらく衣装替えのタイミングはない


まずは「Fanks Cry-Max」系統のアレンジの「Get Wild」
ついで「Come on Let's Dance」は、
おなじみのFANKSアレンジである


「Dragon The Festival」
いつも通りのFANKSアレンジのイントロで始まる
しかし2番の後の間奏では、Magic Wordタイムはなくなり、
代りにウツが「Come on! Clap Your Hands」と言って、
会場と一緒に頭上で手拍子を取るようになる
ウツは日詰の手を後ろから動かして遊んだりした
この間、豪華なサンプリングボイスが流れ続ける
(ただしツアー初期にはこのサンプリングボイスはなかった)

CoCoCome on Come on Come on Come on…
Come on Dragon The Festival Come on Dragon The Festival
Come on Dragon The Festival CoCoCome on Come on Come on
Come on Dragon The Festival Come on Dragon The Festival
Come on Dragon The Festival CoCoCome on Come on Come on
Round and Round Round and Round Round and Round RoRoRoRo…
Round and Round Round and Round RoRoRoRo…
Round and Round Round and Round Round and Round RoRoRoRo…
Round and Round Round and Round Round and Round RoRoRoRo…
JuJumpin' About JuJumpin' About JuJumpin' About JuJumpin' About
JumpiJumpiJumpiJumpin' About Shout It Loud
Jumpin' About Shout It Loud Jumpin' About Shout It Loud
RoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRo…Round and Round
Guanabara, Rio Grande, Guarapiranga, Estrella, Espirito, Juiz de Fora
Guanabara, Rio Grande, Guarapiranga, Estrella, Espirito, Juiz de Fora
Guanabara, Rio Grande, Guarapiranga, Estrella,
Guanabara, Rio Grande, Guarapiranga, Estrella,
CoCome on Dragon The Festival CoCome on Dragon The Festival
CoCome on Dragon The Festival CoCoCoCome on Come on Come on…
Round and Round Round and Round Round and Round Round and Round Round and Round
RoRoRoRoRoRoRoRoRoRoRo… Come on Dragon The Festival!


「Guanabara〜」のMagic Wordはサンプリングボイスで流れるし、
アウトロでウツも歌っているが、会場と一緒に唱えることはなかった
Magic Wordを覚えていない新規ファンでも簡単に盛り上がれるように、
配慮したのであろう


サポートメンバーを紹介した後、ウツのMC


今夜はこんなにいっぱい集まってくれて、ホントにどうもありがとう
僕たちTMとみんなのHuman Systemが、これからも会うたびに輝きを増して、強くて、優しくて、夢にあふれていたら、とっても素敵だと思います
それじゃ最後に、僕たちからみんなにこの歌を贈ります。「Human System」



最後は「humansystem」のタイトルチューン「Human System」で締める
間奏のサックスは松本のギターに変更された
このツアーから「Electric Prophet」がセットリストから外されたが、
代ってラストを飾ったのがこの曲であった
この曲をTMの新たなテーマソングに、というつもりだったのかもしれない


実際にはこれ以後、ラストの曲はツアーごとに変わるようになり、
各アルバムを代表する曲が演奏されることになったが、
このツアーのテーマ曲としては、
やはり「Human System」以外にありえなかったと思う


ウツは「She is here and he is there in the human system. I am here and you are there in the human system」のフレーズを歌ってから、
「今夜は本当に、どうもありがとう」と言って会場に挨拶し、メンバーは退場する
アウトロが長く続き、演奏は全部で9分という長さである


最後は会場にCD音源の「Dawn Valley」が流れる
幕にはエンドロールとして、スタッフの名前が映し出された

(2007/8/6執筆 2008/11/21・2012/5/9・2013/4/1・7/4・2017/5/28加筆)

FANKS the LIVE 2 KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
エピックレコードジャパン
2004-05-19
TM NETWORK
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へ驚いた ブログ気持玉 20 / トラックバック 0 / コメント 6


2-29 Kiss Japan Tour @

2007/07/30 02:39
11月の楽器フェアのTMライブの詳細が発表されました!
■TM NETWORK LIVE決定!! 2007楽器フェアに出演します!▼
今年の楽器フェアにTM NETWORKがライブ出演することが決定しました。2004年から早3年。久しぶりに3人揃ってステージに返ってきます。 2日間限りのスペシャルライブは間違いなく必見です!

パシフィコ横浜 国立大ホール
2007.11.2(金) OPEN 18:00 START 19:00
2007.11.3(土) OPEN 16:00 START 17:00

一般発売日 9月15日(土)
全席指定 \5,250(税込)
お問い合わせ ディスクガレージ 03-5436-9600
※楽器フェアに関する情報はホームページをご覧下さい。 http://www.musicfair.jp/

*各メンバーのファンクラブ会員の皆様には8月14日(火)付で発送の会報、またはDMにて先行受付のご案内をさせていただく予定になっておりますので、そちらをお待ち下さい。


はじめはイベントに出演して数曲演奏するだけのミニライブかと思ってたんですが、
どうやらかなり本格的なフルライブ?っぽいです
かなりワクワクしてきました
つうかこのブログをはじめたのも、
もうTMの活動はないだろうから、総括を…ということだったわけですが (^^;


ただ会場が5000人くらいしか入らないようで…
この間の「Spin Off from TM 2007」ファイナルのNHKホールが、
3000〜4000席くらいでだぶつき気味でしたが、
本家のライブ、それも全国ツアーではない二日だけの特別ライブとなれば、
5000席だとかなり厳しいチケット争奪戦になるのではと思われます
3年前には横浜アリーナが埋まりましたから
なんとかして確保したいなぁ…


なにはともあれ、うれしい誤算です
このまま来年本格的な活動に入ってもらえればと思います
さて、本編に入ります


---------------------------------------
1987年はTM NETWORKにとって、大変忙しい年だった
3月から5月に「Fanks! Bang The Gong」を開催した後、
11月には次のツアー「Kiss Japan Tour '87〜'88」が始まったのである
「Self Control」レコーディングが終わった1986年末には、
すでに春・秋のツアーが決定していたが、
この秋ツアーに相当するのが「Kiss Japan Tour」だろう


このツアーは略称としては「Kiss Japan」となるべきで、
たとえば「Tour '86 Fanks Dyna-Mix」「Tour '87 Fanks! Bang The Gong」が、
それぞれ「Fanks Dyna-Mix」「Fanks! Bang The Gong」と呼ばれるように、
「Tour〜」はツアーの時期を表しているに過ぎない
だがこの時は「Tour '87〜'88」が「Kiss Japan」の後に来ていることもあり、
しばしば「Kiss Japan Tour」と呼ばれる
ここらへんは自分としても特にこだわりはないので、
以下では「Kiss Japan Tour」と呼ぶことにしたい





「Fanks Dyna-Mix」「Fanks "Fantasy" Dyna-Mix」「Fanks! Bang The Gong」「Fanks Cry-Max」と、
長くツアータイトルに用いられ続けた「Fanks」のタームが、
ここで消えている
小室の中で「Fanks」の次の段階に入りたいという気持ちがあったのだろう
小室は「Fanks! Bang The Gong」が始まっていた頃、
すでに開催が決まっていた「Fanks Cry-Max」を以ってFanksシリーズを終わりにしようと思っていると発言している


「Fanks」に代わってツアータイトルに取り入れられたのは、
シングル「Kiss You」の「Kiss」である
そして「Kiss」の目的語は「Japan」だった
これはTMが日本の外にいて、
日本にメッセージを伝える存在というコンセプトを表現している
「Kiss You」のコンセプトを考えれば、
TMは明らかに自らを宇宙からの使者になぞらえていたのである


個人的には、この「Kiss Japan」というツアータイトルは、
TM歴代のライブでも秀逸だと思う
この頃の小室のネーミングセンスはすばらしい
次の「CAROL」以降は、
ほとんどアルバムのタイトルをそのままツアータイトルにするようになり、
その意味では面白みのないものになる


サポートは「Fanks! Bang The Gong」と同じく、
ギター松本孝弘、ベース日詰昭一郎、ドラム山田亘である
配置は中央にウツ、会場から見て右に小室、左に木根である
また中央後ろの台に山田のドラムセットがあり、
その右に日詰、左に松本が立った


メンバーとサポートの衣装は全員白のジャンプスーツで、
宇宙飛行士の雰囲気を出している
宇宙から地球を見た視点で描かれた「Kiss You」のコンセプトも意識したものだろう
さらにその上に黒のジャケットを羽織っているが、
終盤にはジャンプスーツだけになる


正直いってこの姿は、かなりすごい(微妙な)ものがある
木根はTMの歴代ライブ衣装で、この時が一番いやだったらしい
衣装デザインは写真集「Self Control」を担当した奥平イラである


なおウツは、売れて食生活が改善されたためか、異様に太っている
激やせした3年後の「Rhythm Red」の頃と比べると、
その変化に驚かざるを得ない


このツアーから、小室が機材を一人で扱うようになる
その背景として、大幅に効率化された機材システムがあったが、
これを設計したのがYAMAHAから派遣された浅倉大介だった
(同期演奏する機材と手弾きの機材を完全に分離したらしい)


以後浅倉は小室のお気に入りとなり、
「EXPO ARENA」まで、ある時は裏方として、ある時はサポートとして、
小室の右腕として活躍することになる
浅倉自身も小室の大ファンであり、
現在でもTMオタクとしての属性を失っていない


またQX3のオートチェイン機能の活用も注目される
1曲のデータが演奏を終えると、
自動的に次の曲までつながるという仕組みである
これは1986年のミニライブ「YAHAMA X-DAY」で試験的に行ない、、
翌年の「Fanks! Bang The Gong」で利用を見合わせていたものである


1988年「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」では、
「Fool On The Planet」を除くすべての曲でこれが使用されたが、
(そのためこの曲の前後にだけMCが入った)
「Kiss Japan Tour」でも同様のシステムが使われたらしい
おそらく中盤のアコースティックコーナー以外では、
オートチェイン機能でデータが読みだされたのだろう


機材面でアピールされたのは、
日本で初めてスターライトという照明システムを使ったことである
照明は通常よりも明るかった上、
1296パターンの色、1/20秒のフラッシュを使うことができ、
2880パターンのライティングプランを記憶することができた
また照明の操作はすべてMIDIで行なえるようになった
「Fanks Cry-Max」で利用したフライングシステムも、
問題のあった会場を除きほとんどで利用された


アコースティックピアノがステージで用いられたのは、
このツアーが初めてである
ピアノはライブ序盤ではキーボードブースの裏に置かれていたが、
ライブ中盤ではステージ中央に引き出された
「TIME」から「Don't Let Me Cry」にかけて使用された


演出面では、プロのダンス指導員が付いたことが特筆される
それまでのTM名物フォーメーションダンスは、
「Fanks Dyna-Mix」の時の小室の思い付きから始まったもので、
フリなどもすべてメンバー自身で考えたものだった
それに対してこれ以降は、指導員が付いたことで、
ダンスはより洗練されたものになる


木根のパフォーマンスについては、
竹馬という新たな技術も手に入れた
高さは2m40cmになったという
木根はマネージャと一緒に近所の公園で、
必死に竹馬の練習をしたという


木根は空中浮遊のシーンもあったが、
これらは「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」「CAROL Tour」にも引き継がれた
竹馬・空中浮遊は、
リンゼイケンプのステージをヒントにしたものだったという


これらは現在ではよくネタとして語られるものだが、
結構危険な代物だったようで、
1/27中野サンプラザ公演では転びそうになったという
2/11木根が風邪を引いた時には竹馬パフォーマンスは中止されている


ライブの時期は1987/11/9から1988/2/25と、
ほぼ4ヶ月間にまたがるものだった
当初は2/22旭川市民文化会館公演で終わるはずだったが、
12/17千葉県文化会館公演が地震のため当日公演中止になってしまったため、
翌年2/25に延期された
(2/26とするサイトもあるが、25日の誤り)


公演数は「Fanks! Bang The Gong」のほぼ倍の53公演だった
そのため前半と後半でセットリストも変更になった
この本数はメンバーにとってかなり多く感じられたようで、
中盤を過ぎた頃に中だるみも感じたという


なおこの時は、アルバム発売前からツアーが始まっている
「humansystem」は11/11発売)
したがって最初の公演に参加した人は、
半分近くの曲が分からなかったはずである


同様の例としては、1991/9/5「EXPO」発売前の9/1から始まった「Tour TMN EXPO」の例もある
また「Tour Major Turn-Round」は2000/12/5〜2001/1/20に開催されたが、
アルバム「Major Turn-Round」はツアーの半分が終わった2000/12/25にリリースされている


「Kiss Japan Tour」では持ち歌が増えてきたこともあり、
ライブ定番曲の交替が起こり始める時期である
FANKS期の定番曲も、次第に姿を消し出す
たとえば「1974」「パノラマジック」「金曜日のライオン」「Electric Prophet」「Passenger」は、
このツアーでセットリストから外された


特に「Electric Prophet」は、
1984年以降TMのテーマソングとしての位置を占め続けてきた曲であり、
かならずライブの締めとして演奏されることになっていた
このツアーではその位置に新曲「Human System」が入ることになったが、
これはFANKSを超えたいとする小室の意志の表れだろう
以後「Electric Prophet」は、
1992/3〜4の「EXPO ARENA」の一部会場で演奏されるまで
インストを除けば演奏されることはなかった
盛り上げ曲がこの頃からブレイク後の曲に交替していくという印象がある


小室もこの頃、新しいファンも付いてこられるライブをしたいという趣旨の発言をしている
そのために「Kiss Japan Tour」は即効性のあるステージ、分かりやすいメニューになった
この頃はちょうどライブメニュー入れ替わりの時期に当たっており、
ファンからすればFANKS的ライブを見ることが出来る最後のチャンスだった


持ち歌が多くなる一方で、
新曲はほとんどすべて演奏するという方針は変わらなかったため、
この頃から旧曲は特に人気のある曲以外、あまり演奏されなくなる
ただし「TIME」「Girl」「クリストファー」など、
旧曲でもマニアックな曲も演奏されているが、
これは昔からのファンへのサービスとのことである


それと表裏の現象として、「humansystem」以降のアルバムでは、
大部分の曲がアルバム発売直後のツアーでしか演奏されなくなる
このツアーのセットリストでは、
「Fallin' Angel」「This Night」「Leprechaun Chrsitmas」「Come Back To Asia」
などが、これに当たる


旧曲のライブアレンジは、従来のものを用いたものが多く、
その点でやはりFANKS期の延長という印象はぬぐえないが、
「Self Control」「Maria Club」「Don't Let Me Cry」など、
「Self Control」期の曲には新アレンジも目立つ
また今までライブを盛り上げてきた「Dragon The Festival」も、
この時さらなる新アレンジとなった
新曲でも「Leprechaun Christmas」「Fallin' Angel」「This Night」など、
意外な曲がライブ用にアレンジされている


持ち歌が増えてきたことの対策として、
演奏曲数を増やすために曲の一部分だけを演奏するという手法も取られた
具体的には「Self Control」「TIME」である
ただしこうした手法は以後のライブで行なわれていない
なお小室のインストコーナーが存在しない珍しいライブでもあった


このツアーの映像・音源は「Fanks! Bang The Gong」と同様に、
ほとんど商品化されていない
ただツアーのオープニングで用いられた映像は、
「Gift for Fanks Video」に、
「Prologue for the tour “KISS JAPAN”」として収録されている
またツアーのダイジェスト映像が、
「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」エンディングとして会場で流されたが、
その映像は「Fanks The Live 2 Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」に収録されている


ライブ本編の映像・音源に関しても、商品に限らなければ、
「Fanks! Bang The Gong」ほど絶望的ではない
まず東海ラジオで放送された「日清パワーステーション」で、
1987/11/27の名古屋市民会館のライブの内、
「Children of the New Century」「TIME」「Girl」「Leprechaun Christmas」「Resistance」「Get Wild」「Human System」
の7曲が放送された


12月以前にしか演奏しなかった「Girl」「Leprechaun Christmas」を放送したのは、
なかなかポイントが高い
特にこの日は小室哲哉の誕生日で、
「Leprechaun Christmas」の間奏で特別の演出があったから、
なおさら貴重な音源である
「Children of the New Cenrtury」も、
全部を演奏したライブ音源としては唯一のものである


ついでTVで放映したライブ映像もある
演奏曲はシングル曲の「Kiss You」「Resistance」である
まず「Kiss You」については、
1987/12/26「ポップチャンネル」で12/24の岩手県民会館の映像が放送された
ただし音はCD音源である


ついで「Resistance」については、
1988/2「Jan Janサタデー」で2/2の静岡県民会館のライブが完全放映され、
(ただし上にかぶせてメンバーのインタビューが入っている)
1988/2/11「ザ・ベストテン」(10位)では、
同日の富山県民会館のライブが一番だけ放送された


また1988/1/21「ザ・ベストテン」(7位)では、
ライブ終了後の宮城県民会館で「Resistance」を生演奏しており、
アレンジはライブそのものではないが、演出の雰囲気を知ることはできる
さらにライブではないが、
1987/12/6「ヤングスタジオ101」ではライブと同じアレンジで、
「Self Control」「Children of the New Century」を演奏している
これは稀有な「Children of the New Century」完全版の映像でもある


さらに別のライブだが、
1988/3/10放映の「LIVE TOMATO」「Kiss You」「Resistance」「Come on Let's Dance」「Dragon The Festival」も、
「Kiss Japan Tour」と同じアレンジである


以上を併せれば、「Kiss Japan Tour」のライブ音源・映像は8曲、
ライブと同アレンジの演奏を加えれば11曲が手に入ることになる
これは全体の約半分であり、断片的ながらライブの大まかな雰囲気は分かるだろう


すでに長くなったので、
ライブの演奏に関するコメントは次章に譲ることにするが
最後にもう一つだけ触れておきたいことがある
「Kiss Japan Tour」の少し前の1988/11/1に開催された「YAMAHA Band Explosion」である


これはアマチュアバンドのコンテストで、
正式名称は「International Popular Music Festival Band Explosion」と言い、
以前にあった「YAMAHA Popular Song Contest」「YAMAHA Light Music Contest」を統合したものである
第1回大会はYAMAHA100周年記念特別コンサートとして日本武道館で開催された


日本8地区8500以上のバンドから選ばれた12バンドの他、
アメリカ・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・西ドイツ・メキシコ・オーストラリア・香港・インドネシア10国からも、
グランプリ9バンドが参加し、
武道館の世界大会でナンバーワンバンドを決めるというものだった
(実際にはイギリス・フランス・西ドイツからの大会参加はなく、海外からは7ヶ国10バンドになった)


TMはこのイベントにゲスト出演して、新曲を含む数曲を演奏した
実は「humansystem」曲の初披露は「Kiss Japan Tour」ではなく、
「Band Explosion」だったことになる


セットリストは「Children of the New Century」「You Can Dance」「Rainbow Rainbow」「Kiss You」「Dragon The Festival」「Get Wild」「Come on Let's Dance」の7曲だった
FANKSの定番曲を中心としており、新曲は意外と少ない
「Rainbow Rainbow」「Come on Let's Dance」などは、おなじみのFANKSアレンジ
「Get Wild」「Fanks Cry-Max」バージョンである
「Dragon The Festival」もFANKSバージョンだが、
2番の後の間奏がカットされ、Magic Wordの詠唱などがない

(2007/7/30執筆 2008/11/21、2017/5/28加筆)

Gift for Fanks Video Since 1985-1988
エピックレコードジャパン
2005-03-09

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へ驚いた ブログ気持玉 16 / トラックバック 0 / コメント 0


2-28 Resistance

2007/07/21 03:20
「Spin Off from TM 2007」のFC向けDVDの内容が発表されましたね
一般発売されるDISC1(6/8NHKホール公演)は、
accessの「Drastic Mermaid」「瞳ノ翼」と葛城・阿部ソロがカット
FC特典のDISC2(7/31応募締切)は、以下に引用しますが、
前回の「Spin Off from TM―8 songs, and more―」と同じような内容です
前回一般発売してあまり売れなかったからFC特典なのでしょうか?

映像スタッフが追い続けた5人のオフショットをリハーサルスタジオから地方公演、 そして、NHKホールまで余すことなく大公開!
客席からは見えなかったステージの裏側を余すことなく出します!
そして、「HERE,THERE&EVERYWHERE」、 「風のない十字路」、 「SAD EMOTION」、 「Chase In Labyrinth」
などのLIVE音源に合わせ、各地でカメラ位置を変えて収録したものを擬似的にLIVE映像化!

更にBONUS TRACKとして、浅倉大介「WINTER MUTE」、阿部薫「ネギがキライ」、葛城哲哉「SOLO」も収録!
*「ネギがキライ」、「SOLO」は6/8NHKホールで収録したものです。

<収録楽曲・全9曲>
DOCUMENT1 & TAKE IT TO THE LUCKY
DOCUMENT2 & HERE,THERE&EVERYWHERE
DOCUMENT3 & 風のない十字路
DOCUMENT4 & Chase In Labyrinth
DOCUMENT5 & SAD EMOTION
DOCUMENT6 & Be Together
DOCUMENT7

-BONUS TRACK-
Winter Mute(浅倉大介SOLO曲)
ネギがキライ(阿部薫SOLO曲)
SOLO(葛城哲哉SOLO曲)


個人的には、
Disc1と同アレンジの「Take it to the lucky」「Be Together」よりも、
二年前の公演の「TIME」を見たいです(関係ないけど)
さて、本題に入ります


-------------------------------------
「Resistance」「humansystem」のリカットシングルとして、
新年の1988/1/1にリリースされた
すでに触れたように、
当初は「humansystem」の先行シングルとなる予定だった曲である


ジャケットは3人の並んだところを横に並べて撮ったもので、
「Kiss You」と同様にシンプルなものである
服は3人とも真っ黒である
ウツ・木根は標準的な髪型
小室はストレートのオタクヘア、あるいは坊ちゃん刈り
「Beyond The Time」のジャケットもそうだが、
自分には受け付けない





なお日本では1988年から、8cmのCDシングルが発売されることになった
(これ以前には8cmのCDシングルは存在しなかった)
「Resistance」はCDでも発売された最初のTMのシングルとなる
ただしCD化は少し遅れて2/26だった


「Resistance」の作曲は、実に2年前の1986年に遡る
「Self Control」レコーディングの時に作られ、
収録されずお蔵入りしていたものである
「humansystem」の中でも、
「Self Control」的な雰囲気を残しているのは、そのためである


ただし「Self Control」の時の音は、
「humansystem」バージョンとはかなり異なるものだった
テンポがはるかにゆっくりだし、
全体もほんわかとした曲である
特にBメロの印象がかなり異なり、
原曲は癒し系の雰囲気(?)を出している
歌詞もまったく異なっている


ところが「humansystem」のレコーディングに際して、
プロデューサ小坂洋二のアイデアで、
アップテンポの曲に変えられることになった
ウツ・木根も賛同したらしい
ここに「Resistance」は、
スピード感あふれる曲に生まれ変わる


おそらく先行シングルとして、
「Self Control」的な売れ線の曲を作っておきたいという思惑もあったのだろう
だが結局は売れ線とはかけ離れた「Kiss You」が、
先行シングルに選ばれることになったことは、
別章ですでに述べた通りである


なお「Resistance」「humansystem」楽曲の中で、
最初にトラックダウンされた
これは一番洋楽っぽくないと思ったからだと小室が言っているが、
つまりロスでレコーディングされた楽曲群の中でも邦楽的な作りだったため、
トラックダウンしやすかったということだろう
その意味では「humansystem」の中では異端的位置にある曲だとも言える
ただ、本来先行シングルとして作られていたため、
最初に音源を完成させておきたいという事情もあったかもしれない


最終的に「Resistance」の世間での知名度は、
「Kiss You」よりも上になった
TBSドラマ「痛快!ロックンロール通り」の主題歌に選ばれたからである
TM NETWORKにとって、「Get Wild」に続く二つ目の全国的なTVタイアップである
「痛快!ロックンロール通り」は沢口靖子・後藤久美子の主演によるドラマで、
1988年の1月から3月まで放送された


ちなみにこのドラマの挿入歌である沢口靖子「Follow Me」も小室作曲で、
シングルとして1988/2/25に発売された
ただ沢口の歌唱力のせいもあってか、ほとんど売れなかった(最高75位)
このシングルのカップリング「ひかりの素顔」とともに、
作詞川村真澄・作曲小室哲哉の、「My Revolotion」コンビだった


このドラマの影響で「Resistance」は、
リカットシングルとしては意外と売れた
一週目は8位で、「Kiss You」の4位に及ばなかったが、
次週は6位に上昇、3週目は7位で、
4週目は14位に落ちるが、その後も2月一杯20位以内に入り続けた
(なお3月2週目には次のシングル「Beyond The Time」がランクインする)
「Kiss You」は2週目には11位であり、ベスト20は3週間だけだった
これと比べると、「Resistance」はかなり長期の売行だった
総合売上は12万で、「Kiss You」の10万を上回った


「Resistance」はアルバムからのカットで、
カップリングの「Come Back To Asia」とともに、
アレンジもアルバムとまったく同一である
したがって購買層が旧ファンだけだったならば、
売れ行きは早めに落ちるはずである


つまりこの時のチャートアクションは、
新規ファンが増えていたことを意味している
当然最大の要因は、ドラマのタイアップだろう
1988年はTMの人気が上昇し続けた年であるが、
そのスタートはこの曲だった


シングルとして作られた曲だったこともあり、一般にも聞きやすく、
TMへの入門編としての役割を果たしたものと思われる
自分もTMが決定的に気に掛かり始めたのは、この曲を聞いてからだった


曲はシングル向けに、
早すぎず、それでいて爽快感を感じるテンポになっている
またシンセもギターもあまり主張せず、
歌謡曲的に耳障りの良い音である
イントロの「Uh Uh」のコーラスも、センスが良い


この曲で特に魅力的なのはAメロと思う
「あの日君を見送ったのは 砂が風に飛び散るstation」というフレーズは、
曲の気持ちよさとウツの聞きやすいボーカルのおかげで、
すんなり耳に入ってくる
聞いて気持ちいい曲だと、初めて聞いた時に思ったことを覚えている


Aメロの最後で盛り上がったと思うと、
Bメロの「take your time」と始まるところで、
一転して抑え目の雰囲気になり(ちなみにBメロのシンセも好み)、
サビで一気に盛り上がる


実にシングルの模範的な曲と思う
おそらく以後のTMで、
これほどシングル的な作りの曲はないのではないか
(あえてそのような曲を外しているようにも思うが)


小室みつ子の歌詞も80年代の王道を行っている
旅立つ女性に向けて送るはなむけの曲で、
困難にまけずに立ち向かうことを言ったものである
町を出て行く男の気持ちを歌った「Get Wild」と同様のシチュエーションを、
逆の立場から歌ったものと言える

悲しみに沈んだ時も  強く深く君のResistance
抱きしめた心の地図は 明日を探す君のResistance
足元に流れる川に   don't get down don't let down流されないで
自分らしく生きることさ don't give up don't leave out走り続ける


ただし冒頭で触れたように、
この曲は本来は、よりゆっくりとした、ミディアムテンポのものだった
小室としては、原曲バージョンにも愛着があったようである
たとえば1992年の「Hit Factory」には小室ボーカル版が収録されるが、
これは原曲を元にした作りである
おそらく小室は闇に葬られた原曲を世に出したかったのではないか
終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」で、
小室のシンセソロで少し演奏された時も、
原曲に近いしんみりとした雰囲気の演奏だった


これに対して、「humansystem」バージョンは、
執拗なほどベスト版から外される(SONYによる企画ベストは除く)
ライブでも「humansystem」期以外には、
2008年の「SPEEDWAY and TK HITS!」および2013年「START investigation」以外で演奏されていない
シングル曲で、しかも人気曲であることを考えると、不可解なほどである


邪推するに、おそらく小室は、
この時に「Resistance」が売れ筋のアレンジに変えさせられたことを、
あまり快く思っていなかったのではないか
小室がこの曲に関わる時に原曲に近いアレンジにするのは、
その反映なのではないかと思う
ちなみにウツはしばしばソロやtribute LIVEなどで、
何度かこの曲を演奏している
「Tour Ten to Ten」「AAA '02」「Spin Off from TM」


カップリング曲の「Come Back To Asia」にも触れておこう
「humansystem」中でも影の薄い曲で、
なぜこれがカップリングに選ばれたのはよく分からない
「humansystem」「Resistance」の次に来るから、その並びで選んだのだろうか


これ以前のリカットシングルとしては、
「Gorilla」収録の「Giri」があるが、
この時もカップリングは「Gorilla」「Girl」の次に収める「雨に誓って」が選ばれた
あまり考えていないのかもしれないが、
あるいはアルバムの配列が最良の順番であるという、
こだわりがあったのかもしれない


「Come Back To Asia」は木根曲である
曲は1987年の年始にはできていたらしい
当初はアコギのイメージで作った曲だったが、
小室のアレンジによってより広がりのある曲になったという


歌詞について、小室はほとんど考えておらず、
小室みつ子に丸投げだったようだ
木根が渡辺美里に提供した「Born to Skip」が大陸的なイメージだったため、
TMでも作ってみたのだという
曲名と歌詞はこの発想から来たものだろう
レコーディングではドラムの山木秀夫に、
「中国っぽい鐘」を鳴らしてもらったという


重々しいシンセの音は、TMの中では異色作だが、
はまれば結構はまる(特にイントロ)
最後にドラムソロで終わるところも渋い
「humansystem」中では、ほとんどライブで演奏しない曲の一群に含まれるが、
tribute LIVEでは、「Spin Off from TM 2007」で演奏された


「2-9 Girl」のところで触れたが、このシングルは「Girl」と同様に、
アレンジがアルバムとまったく同じで、PVも作成されていない
アレンジに凝るTMとしては、かなりなおざりな扱いの曲である
リカットシングルとしての宿命であろうか


これ以後TMのシングルでは、
「Beyond The Time」「Seven Days War」とPVを作成しない例が続く
これらと「Resistance」に共通するのは、タイアップが付いていることである
「The Point of Lovers' Night」「Wild Heaven」「一途な恋」も含め、
これ以後TMは、タイアップの付く曲に関して必ずしもPVを作成しなくなるが、
PVに代わる役割を担うものとして、
タイアップによる大量露出が期待されるようになったのだろう
当然その背後には、
TMの人気によってタイアップが頻繁に付くようになったという事情もある

(2007/7/21執筆 2008/10/31、2017/5/26加筆)

RESISTANCE
エピックレコードジャパン
1988-02-26
TM NETWORK
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 16 / トラックバック 1 / コメント 6


2-27 humansystem

2007/07/13 00:42
前回の更新が発売の前日で、
さらに今回の更新まで10日ほど掛かったため、
コメントが遅れましたが、
DJTK「Cream of J-POP」が発売されました


まだ購入されていない方のために書いておくと、
CDを購入すると、
アルバム未収録の「Self Control (247 Special Mix)」も入手できます
(↑すでに他サイトでも書かれてるみたいだし、書いちゃいました)
まあ実は買わないでも聞け…ゴフッゴフッ


ちょっと聞いてみましたが、
正直に言って、思ってたほど悪くはなかったです
(予想がどれだけひどかったのかということでもありますが)
特に「Happiness×3 Loneliness×3」「愛しさとせつなさと心強さと」「Rocket Dive」あたりは、普通にいいです
ちなみに「Self Control」は、収録しないで正解だったのかもと思いました(笑


11月のTMライブでは、
過去曲のリミックスを聞かせてくれるとうれしいなあ
さて本編に入ります


-----------------------------
5thアルバム「humansystem」は、1987/11/11にリリースされた
ブレイク後、トップアーティストとして発売する最初のオリジナルアルバムであり、
本人やスタッフのプレッシャーも大きかっただろう
小室は、とても分かりやすく作ったアルバムと言っている
同時発売の写真集「humansystem」には、
レコーディング中のドキュメンタリーや小室による曲解説もついていた


成績は見事1位となった
売上は38万枚で、当時の自己新記録である
オリコンでは集計年度の境目(11月末)だったため、
1987年度の年間チャート上位には登場しないが、
もしも全売上が集計されていたら、年間14位に相当する
ちなみに1988年度は23万枚で年間41位である


アルバム未収録の大ヒットシングル「Get Wild」を敢えて収録せず、
新曲のみでの勝負で、この売上であった
TMの人気はタイアップによる一時的なものではなく、
ファンに支えられた堅実なものであることが示されたのである


「humansystem(Human System)」は、小室の造語である
このコンセプトは6月から考えていたという
「Fanks Bang The Gong」終了後、「Fanks Cry-Max」準備の頃だろう
「system」は人間から地球・太陽系・宇宙まで含めた関係性を表現したものという
小室はこの言葉を使いたいと考えており、
当初は「Friend Sysytem」「Relation System」などの案もあった


最終的に「system」と組み合わせる言葉としては「human」が選ばれた
この頃小室は、「機械と人間の融合」を唱えていた
「Self Control」の頃、
コンピュータの使い手としてインパクトを与えることに成功したことを前提に、
一見それと逆のイメージである「human」の要素を加えようとしたのである


個人的には、「humansystem」というアルバムタイトルは、
歴代TMアルバム中でも秀逸だと思う
しかし後の小室によると、少し気負いすぎたという
「Self Control」ほどは広まらなかったという認識があったらしい
「Self Control」「humansystem」の類の抽象語タイトルは、
本作を最後に以後のアルバムでは用いられなくなる


アルバムを構成する曲は、
「Children of the New Century」「Kiss You」に代表される、
未来を見据えた宇宙から地球へのメッセージとしてのものと、
「Human System」「This Night」に代表される、
人間関係を描いたものが目立つ
小室によれば、当時ラジオ「SF Rock Station」で読まれたハガキで人間関係が扱われていたことから、
人間関係を一つずつ歌にしようと考えたのだと言う


ただ収録曲の大半は、このテーマとは関係がない
むしろ個人的には、散漫なアルバムという印象が強い
小室は全体のテーマについて後付け的な説明はしているが、
「Human System」を代表曲とする楽曲集として考えた方が、
おそらく実態に即している


ジャケットは2人の人間が融合した形の人形を、正面・左右の3面から見たものである
本人たちが登場しないジャケットは、「Rainbow Rainbow」以来である
(ただし裏面には3人の白黒写真がついている)
人形は人間関係の絡み合う様=humansystemを表現したものだろう
現代アート的な雰囲気を漂わせ、歴代ジャケットでも評価が高い


中の歌詞カードは冊子形式ではなく、
一枚の白黒の紙になっている
ジャケットとともに、
色のない、モノトーンの雰囲気を出している
先行シングル「Kiss You」の雰囲気にも通じる



付録のカレンダー



このアルバムに関してしばしば言われるのが、
音量の小ささである
これは小室の意向に依るもので、
CDでの音量レベルの幅の広さを考え、
もっとも質の良い音量で録音したのだという
これはこれで一つの見解で、
ミュージシャンとしてのこだわりが感じられるところである


「Gift for Fanks」をCDのみで発売したことについてもいえるが、
新しい媒体に注目した音作りをするのは、いかにも小室らしい
次のアルバム「CAROL」についても、
CD版では本来の曲順から変えて収録すると言う、
CDならではの「遊び」をしている


もっとも本作の音量に関しては、
複数のCDから曲を選んで編集する場合に不便も感じざるを得ない
音量補正機能のある録音機が無い場合、
「humansystem」の曲だけ音量が小さくなってしまう
だが2004年に発売されたボックス「World Heritage」
及び2007年の紙ジャケット版や2013年のBlu-Spec版では、
音量レベルが修正され、他のアルバムと同程度になった
当時はすでに全作品を持っているにもかかわらず、
「humansystem」のためだけにボックスを購入したファンもいた


話題をアルバムの内容に移そう
誤解を恐れずに言えば、「humansystem」は、
TM NETWORK最後の「普通の」アルバムである
これ以後のアルバムはほとんどが企画モノとしての性格を備えるようになり、
売れる作品ではあっても、TMを代表する作品とは言いがたい
(例外は2007年の「SPEEDWAY」


そのためTMのスタンダードの代表例として、
「humansystem」はしばしば言及される
プロデューサーの小坂洋二も、一番好きな作品として挙げている
一番好きな作品として挙げるファンも多いし、
1999年の復活後、メンバーがもっとも推したのもこの作品だった


なお小室はTM復活前後、自らプロデュースする歌手に、
「humansystem」の曲をカバーさせてTMの復活を盛り上げようとした
鈴木あみの「Be Together」が特に有名で、
86万の売上、年間17位で、鈴木あみ最大のヒット作である
実はTM曲で一番売れたシングルは、オリジナルと言う枠を外せば、
53万枚のTMの「Love Train」ではなく、
鈴木あみの「Be Together」である
同じ年、tohkoはアルバム「cure」で、
「Children of the New Century」をカバーしている


「humansystem」のレコーディングは1987/7/8から始まった
2月頃のインタビューでは、すでに8月頃のレコーディングの予定に言及されており、
夏のレコーディングは早くから決まっていたらしい
この時点では、ヨーロッパでレコーディング、
ニューヨークでトラックダウンという計画だったらしいが、
結果としてはロスアンゼルスでレコーディングすることになった


いずれにしろ海外でのレコーディングは既定路線だったらしく、
この点は国内ですべて作成された「Self Control」との相違点である
小室によれば、BOOWYがベルリンのハンザスタジオでレコーディングしたことを意識したのだという
これは1985年のアルバム「BOOWY」のことだろうが、
この頃の小室がBOOWYを意識していたことが分かる


メンバーは8/29まで曲の基本となるところを作り上げ、
9/4からロスのスタジオでレコーディングを行なった
ここで現地ミュージシャンとの音入れや最終的なミックスダウンを行なった
完了は9/18で、2ヶ月超のスケジュールだった
後にDuran Duranに正式加入するWarren Cuccurulloもレコーディングに参加した
小室が彼と親しくなるのはこの頃からである


このアルバムは良曲が多いし、人気もある
そのことを踏まえた上であえて書くと、
ライブでの扱いも含め、よく取り上げられる定番曲と、
後にまったく省みられなくなる曲がはっきりしている
特に後半は大変地味な印象である


「Kiss You」を先行シングルとして出し、
一曲目に「Children of the New Cenrtury」を配する当たり、
前作と違うロック的な雰囲気を印象付けようとしていることは感じる
ただしロック的な音の曲は、他には「Come Back to Asia」くらいで、
あとは意外とそうでもない
もっとも「Be Together」「Fallin' Angel」以外は、
シンセが前作ほど強調されておらず、
その点ではやはり音が変わったことは感じる
海外でレコーディングしたことが影響しているのかもしれない


音数は前作よりも多目だが、
増やした音がいかにも後から付け加えた感じがして、
むしろ安っぽく聞こえるものもある
「Childhood's End」「Gorilla」の曲も、
音を色々と加えているが、このような印象は受けない
小室はアメリカのサウンドに染まらないように気を付けたと言っているが、
あるいはこのために日本で入れた音とロスの音が混ざり合わず、
異質な印象を受けてしまうということもあるのかもしれない


たとえば「Children of the New Century」イントロのギターのディストーションは、
重厚なロックっぽさを出そうとしているのだろうが、
個人的には入れ方がわざとらしく、後から付けた感がぬぐえない
「Leprechaun Christmas」Bメロのギターも、同様の印象である
「Fallin' Angel」も余計な音が多い
同じシンセメインの曲として、
「Be Together」くらい音を減らしても良かったのではないか


本作はライブを意識してレコーディングされた
これは「Gorilla」以来の方針を引き継いでいる
本作ではアドリブを弾いてからギターを合わせるなど、
ライブで自由が効きやすいようにアレンジしたという


収録曲全11曲中、作曲は7曲が小室、3曲が木根で、
「Leprechaun Christmas」のみ小室・木根の共作である
木根単独の作曲は「Telephone Line」「Fallin' Angel」「Come Back To Asia」である
作詞はほとんどが小室みつ子で、
例外は小室哲哉作詞の「This Night」と、
小室哲哉・みつ子共作の「Leprechaun Christmas」のみである
小室みつ子の存在感がかなり大きいアルバムと言えるだろう


アルバムの構成を見ると、
A面・B面ともに、前半にアップテンポの曲、後半にバラード系を配している
前作がA面がアップテンポ、B面バラード系だったのとは違う配置である
全体として、A面にこのアルバムの代表曲が並んでいる印象である


以下では各曲に関するコメントをしていく
ただし後でシングルとしてカットされる「Resistance」「Come Back to Asia」はここでは言及しない


1曲目「Children of the New Cenrtury」は、
曲名の元ネタはT-Rexの「Children of the Revolution」だろう
新世紀を迎える世代に向けて作った曲で、
イメージとしては、地球の外から発したメッセージだという
ライブのオープニングとして考えて作った曲だったというが、
「Kiss Japan Tour」「Kiss Japan Dancing Dyna-Mix」ではオープニングに使われていない


この曲で小室みつ子の詞が描く新世紀は、
不安な時代というイメージが強いが、
それでも次世代の者に希望を託すという内容となっている

1988君はここにいる夢はまだつかめないけれど
1999今は見えないものがつかめる日が来る



小室はめまぐるしく変わる感じの曲にしたかったと言っている
冒頭のサビの後、1番で穏やかなAメロに変わり、
また一転して激しいサビに移るあたりを言っているのだろう
ただ個人的にサビは良いのだが、Aメロがイマイチである
音がロックなのに、メロディが歌謡曲だ
1曲目ということで、キャッチーなつかみにしたのだろうか


当時はアルバムの代表曲の一つだったが、
「CAROL」期以降はほとんど演奏されなかった
復活後2000年の「Log-on to 21st Century」で久々に演奏されたが、
曲のテーマとライブの年の関係から選ばれたものと考えられる
さらに2013年「START investigation」ではインストで演奏され、
2015年にはシングル「Get Wild 2015」のカップリングに収録された
また2015年のライブ「30th Final」では、
大幅にアレンジが施された新バージョンが発表されている


なお1988/7/23〜8/1に大阪城ホールで行なわれた読売テレビ開局30周年記念イベント「SFX 1988」では、
この曲がテーマ曲に選ばれた
「SFX 1988」はPanasonic主催のイベント(SF関連の展示・アトラクションがメイン)であり、
当時のTMのSF的なキャラクター設定もあって選ばれたのだろう


アルバム2曲目は「Kiss You (More Rock)」
新時代へ向けてのメッセージという点で、
同様のテーマを扱う曲が続く


「More Rock」は、シングル「Kiss You〜世界は宇宙と恋に落ちる〜」の別バージョンである
シングルよりもシンセ音が減らされ、
ドラムやギターの音が目立つ作りになっている
なおドラム・ギターはシングルの青山純・鳥山雄司の音が、
Steve Ferrone・Warren Cuccurulloのものに差し替えられている
ストリングスもカットされたが、これはライブでの演奏しやすさを考慮したものだという


またシングルでは、最後に交信音で小室のメッセージが流れつつフェードアウトするが、
「More Rock」はカットアウトで終わる
ライブでは、たいてい「More Rock」を元にしたアレンジで演奏された
自分としては、スタジオレコーディング版では、
「More Rock」が一番好みである


「Be Together」
今までのTMの雰囲気を残しており、
「You Can Dance」のような感じでライブ用に作ったという
小室は、BOOWYへ対抗心で作った曲だとも言っている
発表以後現在まで、
「EXPO」「Major Turn-Round」期を除くほとんどのライブで演奏されている
(例外は2015年「Quit30 Huge Data」
鈴木あみの影響で、いまやこのアルバムの顔ともなった曲だが、
当時はファンの間で知られる隠れた名曲だった


ここに来て小室は、ものすごい曲を作ってしまったと思う
大変シンプルな曲、シンプルな歌なのに、この疾走感
余計な小細工をせずにここまでノレる曲を作れるものか
TMの誇る神曲の一つだと思う
ライブでも「また「Be Together」か」と思いつつ、
悔しいことに盛り上がってしまう曲である


イントロはシンセのみの穏やかな始まりであるが、
まもなくシンセの勢いが変わり、それとともにドラムが入り、歌に移る
「Get Wild」的な作りを踏襲している
イントロで「Give me all night〜」のセリフを入れる案もあったが、外された
このセリフはレコーディングはされており、
後にリプロダクションアルバム「Dress」で復活した


疾走感を出すのに大きな役割を果たしているのが、ドラムの存在感である
Rebeccaの小田原豊の演奏である
余計な音を入れていないのも、ドラムを目立たせるためだろう
サビの直前で一瞬ブレイクが入り、
そこから勢いよくサビを短時間で歌い上げるという構成もツボだし、
間奏のシンセも最高だ
これぞTMの音だという作りである


「Human System」は小室作曲のバラードで、
このアルバムのタイトルチューンである
タイトルチューンがバラードというのは珍しいが、
それだけ自信があったのだろう
実際にTMバラードを代表する名曲であり、かつ人気曲である


イントロにはモーツァルトの「トルコ行進曲」が含まれている
「Your Song (“D” Mix)」でベートーベンの「第九」を使って以来の、
クラシックの借用である
「トルコ行進曲」は小室のお気に入り曲であり、
ライブでもよく演奏するレパートリーの一つだった
小室は1991年にモーツァルト関連のミュージカル「Mademoiselle Mozart」の音楽を担当するが、
その話が来る前提になったのかもしれない


TMの名バラードは多い
しかし隠れた名曲というのではなく、
TMの代表曲としてのバラードとなれば限られる
TMのテーマソングというべき「Time Machine」「Electric Prophet」や、
終了シングル「Nights of the Knife」は挙げられるだろう
また人によっては「Seven Days War」も入るかもしれない
(自分にとっては、そこまでの曲ではないが)


おそらくこれにもう一曲加えるとしたら、「Human System」と思う
少なくともFANKS期においては、間違いなくTMの代表曲の一つだった
長くTMライブのトリとして定着していた「Electric Prophet」に代ったのも、
この「Human System」である
終了ライブ「4001 Days Groove」でも演奏された
非シングル曲にもかかわらず、現在までたびたび演奏されており、
TMにとって重要な位置を占める曲であり続けている


この曲の人気の一因は、歌詞であろう
小室はPet Shop Boysの「West End Girls」に触発され、
新聞記事風の歌詞にしたかったのだという
実際に歌詞では登場人物の心情が描かれず、
町での出来事が淡々と叙述される構成を取っている
大変分かりやすい歌詞で、わざわざ論じるまでもないと思うので、
以下に引用する

少女は泣きながら目を覚ました ひとりぼっちで
鏡に話しかけてる 同じ毎日同じ白い顔
少年はポケットにナイフしのばせて くちびるかみしめる
汚れたシャツのえりもと いつもの朝といつものいらだち
出会えない二人のrelation 街角で今すれ違っていく
探してる互いのaffection めぐり会えたら何かが変わるのに
She is here and he is there 街のどこかで呼び合うよ
(略)
She is here and he is there in the human system
I am here and you are there in the human system


次は木根バラ「Telephone Line」
ELOに同名曲があり、曲もそれを元にしている
「パノラマジック」の例といい、
木根はよくELOの曲を使う
小室自身、「ほとんどコピーに近い」と言っている
今風に言えば、「オマージュ」というところだろうか
特にサビはそっくりだし、
電話の呼び出し音をSEに入れているところも同じである


だが小室のアレンジを経て、この曲はすばらしい名曲に仕上がっている
このアルバムは2曲目からここまで、奇跡的なほど名曲揃いだ
片思いの相手に電話をした男の気持ちを歌ったものだが、
憎いのは2番のAメロの後、長い間奏を挟んでサビに入る構成である
小室はたまにこういうアレンジをする
たとえば木根作曲、小室プロデュースの大賀埜々「Close to the Night」も、
同様の構成である

灯りを消して窓を開けると ミルキーウェイが降りて来る
受話器からつぶやく声 同じ星座みつけたいね
陽気なDJラジオの音も なぐさめにならなくて
ダイヤルをまわしたのは 静かすぎる夜のせいさ
いつからだろう友達だった 君が変わる切なくなるほど
触れそうで触れぬ心を抱いて
I call you everynight ‘cause I fell love in with you


以上でA面は終わり、次からB面に入る
「Leprechaun Christmas」
「humansystem」収録曲のほとんどは日本でデモが制作されていたが、
この曲だけはロスに渡ってから作った曲である
明るく楽しそうな音で、TMとしてはあまりないタイプの曲かと思う
特にサビなどは、かわいらしい雰囲気がでている
木根はロス現地で買ったアコギで演奏したという


もともとクリスマスソングとして作ったものではなかったが、
作る過程で「クリスマス」という言葉が出たという
「Be Together」とともに、遊びで作った曲らしい
また、ロスで東京のクリスマスが恋しくなって作った曲だったとも言う
なおLeprechaunは、アイルランドの伝説に登場する小人の妖精の名である


「Fallin' Angel」は、当初は「ストレイ・ベアと堕天使」という仮曲名が付いていた
「堕天使」のみで曲名にしたのだろう
この曲は惜しい気がする
もっと良い曲になったのではないだろうか
イントロのシンセなどはなかなかかっこいいのだが
余計な音を加えていることと、歌謡曲的なサビが受け付けない


なお「Leprechaun Christmas」「Fallin' Angel」は、
小室がオケを作った後で木根がメロディを付けた
木根は移動中の車でこの曲のオケを何度も聞き、
歌いながら曲を作ったという


「Resistance」「Come Back to Asia」を挟み、
インスト曲「Dawn Valley」
「Fanks Cry-Max」で披露した曲のスタジオ版である
ライブのインスト曲をレコーディングするのはこれ以外に例がない
またそれまではインスト曲はアルバムの最初に入っていたが、
このアルバム以降は途中(後半)に入るのが一般的になる


「Dawn Valley」はTMのインスト曲でも人気が高い
すでに6月の「Fanks Cry-Max」で発表されていた曲である
「Fanks Cry-Max」ではもっぱらピアノで演奏していたが、
スタジオ版ではアコースティックピアノの上に、
途中から加わるフリューゲルホルンが存在感を出している
レコーディングではノリで一発で録ったと言うが、
即興に近い演奏だったのだろう


ラストは「This Night」
「Self Control」「Here, There & Everywhere」「CAROL」「Still Love Her」など、
この前後のアルバムでは、ラストにさわやかなミディアムテンポの曲が来る
落ち着いた雰囲気に優しい歌詞で、隠れた名曲というべき存在である
小室はアルバムの中で一番好きな曲だと言っている
(ならばもっと演奏して欲しいものだが)
また一番ロスの雰囲気が出ている曲だとも言っている
ピアノ・ギターの音は小室がサンプリング音をシンセで手弾きしたものである


歌詞は小室哲哉によるもので、
クリスマスの日に思いを通じた二人のことを歌ったものである
この歌詞のモチーフは、すでに4月には出来ていたという
出会いの不思議さを歌った曲で、「humansystem」のコンセプト曲でもあるという


この曲はアルバム唯一の小室哲哉単独の歌詞で、
「humansystem」発売翌月の12月に結婚した大谷香奈子との実話を元にしたものである
アイドルグループキララとウララのキララである
小室は1992年に大谷と離婚するが
弟の大谷健吾は後にTMのローディを務めており、
1994年にTKプロデュースでデビューしている


なお小室は「humansystem」レコーディング中、
ロスでホームシックにかかってしまい、
メンバーやスタッフに言った上で一人で帰ってしまったことがあった
あるいはタイミングから見て、
本作制作中の小室のホームシックは大谷と関係するものかもしれない


女性関係では後に色々とマスコミや世間で叩かれる小室だが、
本性ではそのようなしがらみとは無縁のすがすがしい歌詞を最後に挙げて、終わりにしたい

「いつまでもいつまでも君はぼくのものだよ」
優しくうなずく君に言葉はいらないUH…
いつかこんな日がふたりに訪れることを
Merry X’mas 響く夜は誰も知らなかったUH…
I’ve been waitin’ for this night 空に雪は降り続けた
I’ve been waitin’ for this night 永遠に続く夜だった


(2007/7/13執筆 2008/10/31・2012/4/1・2017/5/26加筆)

humansystem
エピックレコードジャパン
2000-03-23
TM NETWORK
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 18 / トラックバック 3 / コメント 16


タイトル 日 時
2-26 Kiss You
2-26 Kiss You 前回で「Self Control」期は終わり、 本日から第2部は、最後の1/4の「humansystem」期に入ります 夏一杯はかかるかと思いますが、しばらくお付き合い下さい ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 16 / トラックバック 3 / コメント 6

2007/07/03 04:17
2-25 Gift for Fanks
2-25 Gift for Fanks 当初DJTKの「Cream of J-Pop」に収録予定だった「DJTK Mega-Mix」が、 mF247 mixtapesで公開されています 早い話が「Cream of J-Pop」収録曲を編集してメドレーにしたものですが、 注目すべきは、 当初入るはずだったにもかかわらず外された「Self Control」も、 一部だけ聞けることです アルバムの導入として作っていたものだったためか、 大変シンプルな音になっています 個人的には一緒に入っている「Happiness×3 Lon... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 16 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/06/26 14:09
2-24 Fanks Cry-Max
2-24 Fanks Cry-Max TM NETWORKとは全然関係ないですが、 最近聞いたFoxxi misQ feat. Miss Mondayの 「Party Booty Shake」が頭に残ります 自分、こういう曲に弱いみたいです PV→ 公式サイト/フルサイズ「歌スタ」でデビューした人たちですが、 ただ他の曲聞いても何も思わないので、 多分自分にとってこの人たちに魅力があるわけではないのでしょう (ZEEBRAとコラボで歌ってるのはまあまあだけど) ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 18 / トラックバック 2 / コメント 6

2007/06/17 23:09
2-23 メディア出演(1987年)
2-23 メディア出演(1987年) TM NETWORKは1987年2月中旬、 「Fanks! Bang The Gong」のリハーサルを行ない、 その後2/21頃から「Self Control」とツアーのプロモーションのため、 集中的にTVに出演した 地方局出演に積極的だった最後の時期であり、 また人気も出てきたため扱いも大きいものが多い ただし地方局ではあまり歌っていない ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/06/10 06:28
2-22 Get Wild
2-22 Get Wild ついに今回で「Get Wild」にたどり着きました あと少しで「20年前」に追いつきますし、一つのポイントに達した気分です さらにカウンタが、もうすぐ5000に行きます 11月末から始めたから、半年で5000ヒットということになります つまり一日あたり30ヒットくらいということになるでしょうか 週一ペースでの更新ですから、数字だけで言えば、 1記事あたり200人くらいに読んでいただいていることになります ダラダラと長いだけの長文をこれだけ読んでいただいているのは、 うれしい限りで... ...続きを見る

驚いた ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 6

2007/06/02 02:15
2-21 Fanks! Bang The Gong A
2-21 Fanks! Bang The Gong A 「Spin Off from TM 2007」のDVD発売が決まったようです 収録日はツアーファイナルの6/8、一般発売は9月 FC特典として、ツアードキュメンタリーDVDとブックレットが付いて10500円とのこと 多分一般用は6000円くらいで、また新星堂で取り扱いでしょう ぶっちゃけFC特典版、1万円の価値あるのかなあ? まあファイナルはもう少しマシになる可能性も、4%くらいあるかもしれないので、 生暖かく見守っておこうと思います さて、本編に入ります 長いです(笑 ...続きを見る

ナイス ブログ気持玉 16 / トラックバック 1 / コメント 3

2007/05/24 01:52
2-20 Fanks! Bang The Gong @
2-20 Fanks! Bang The Gong @ いろいろあったDJTKのアルバムも、ようやく製作が完了したようです 「2-18 Self Control (Album)」のコメント欄に、 関係者さん(本物?)が書き込んでますが、 DJTKのofficial blogで発表されています 7/4リリースとのこと ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 11 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/05/17 03:36
2-19 TM VISION Y & Self Control (Video)
2-19 TM VISION Y & Self Control (Video) 「TM VISION Y」は、 「Self Control」プロモーションを目的としたもので、 おそらく1987年2〜3月頃に公開されたものと考えられる 内容は「Self Control」収録曲のPVと、 「Fanks Dyna-Mix」のライブ映像である ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 10 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/05/09 01:03
2-18 Self Control (Album)
2-18 Self Control (Album) DJTKのアルバムに関するサイトが出来てました 最近気づいたのですが、前からありましたっけ? これによるとアルバム発売は2007年6月以降…ってあれ? なんで延期になってんの? 普通に「初夏」とかなってるんだけど… ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 2 / コメント 6

2007/05/02 01:37
2-17 Self Control (Single)
2-17 Self Control (Single) 「Self Control(方舟に曳かれて)」は、1987/2/1にリリースされた 当時十代の音楽に関心のある層に、 TM NETWORKの名を決定的に広めた曲である ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 1 / コメント 4

2007/04/25 07:30
2-16 Super DX Formation
2-16 Super DX Formation DJTKのアルバム収録曲が全部決まったようです 以前お知らせした10曲に以下の2曲が加わります ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/04/18 02:05
2-15 Anniversary Rock Festival
2-15 Anniversary Rock Festival 1986/12/21、TM NETWORKと渡辺美里で、 ジョイントライブが行なわれた 「Anniversary Rock Festival」と題するライブの一部である 会場は日本武道館で、TBS開局35周年イベントだった TMはデビューの頃からTBSラジオによく出演しており、 縁が深かったようだ ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/04/09 02:55
2-14 EARTH
2-14 EARTH DJTKのアルバムが、5/23発売のようです 全貌はまだ分かりませんが、J-POPのカバー曲集の模様 ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 2 / コメント 2

2007/04/02 00:22
2-13 YAMAHA X-Day
2-13 YAMAHA X-Day いよいよ(?)紙ジャケットのTMアルバムが発売されましたね 購入した方はいらっしゃるでしょうか 当時のシールとかカレンダーとかのミニチュアが入っているようで、 コレクターの方は購入する価値があるかもしれません 何か面白い発見などあったら、教えてください(他人任せ) では本編に入ります ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 3

2007/03/27 19:42
2-12 TM VISION X & Fanks "Fantasy" Dyna-Mix(Video)
2-12 TM VISION X & Fanks "Fantasy" Dyna-Mix(Video) ビデオコンサート用のビデオ「TM VISION X」は、 平山雄一と小室哲哉の対談をメインに、 ところどころでライブ映像を挟むという構成を取っている PV中心だったU〜Wとは内容が大きく異なっている 1986年秋の資料では、10月25日から上映とされている ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 2 / コメント 1

2007/03/19 02:02
2-11 All-Right All-Night
2-11 All-Right All-Night 今までTM終了ライブ「TMN 4001 Days Groove」を、 「final live LAST GROOVE」と書いていました これはライブビデオ・ライブCDのタイトルで、 ライブタイトルではないんですね… 今まで書いたところを修正しました (どうでもいいことでしょうけど) さて、今回の話題に入ります ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 4

2007/03/12 07:37
2-10 小室哲哉のSF Rock Station
2-10 小室哲哉のSF Rock Station 前回で「Gorilla」期の活動は終りました いよいよ「Self Control」「Get Wild」のブレイク期だ! と思われる方も多いと思うのですが、 それにはもう少しお待ち下さい ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 6 / トラックバック 4 / コメント 13

2007/03/05 21:58
2-9 Girl
2-9 Girl 2/24(土)のエンタメキャッチ 木根「こっちがこんなのもやるよと言った時、見に来る側がそれを知らないかもしれないじゃないですか。「Love Train」以降のファンもいるだろうし、「Get Wild」以降の方もいるだろうし。デビュー当時に回ったツアーで一番メインだった曲ってあるんですよ。「Dragon The Festival」って曲ですけど。これは僕が今一番、不安でもあり、楽しみでもある曲」 ウツ「言っちゃうの?」 木根「入ってましたね、メニューに」 ウツ「それ言っちゃうの? 言って... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 1 / コメント 0

2007/02/26 00:10
2-8 Fanks "Fantasy" Dyna-Mix (LIVE)
2-8 Fanks "Fantasy" Dyna-Mix (LIVE) 3/21発売の紙ジャケットCDの特典らしいです ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 4

2007/02/21 04:12
2-7 Fanks Dyna-Mix A
2-7 Fanks Dyna-Mix A ライブ開演前、録音・撮影機器の使用禁止など、 観客に対する注意が会場に流れる これ自体はライブ会場で必ず行なわれるものだが、 このライブではその注意が「機械音」だったと当時のライブレポートにある おそらくアナウンスをサンプラーを用いて処理してたものを、 テープで流していたのだろう ライブが始まる前から、すでに仕掛けが始まっていた ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 6 / トラックバック 3 / コメント 5

2007/02/15 03:40
2-6 Fanks Dyna-Mix @
2-6 Fanks Dyna-Mix @ 私は見てませんが、先日小室とKEIKOが、 Fence of Defenceのライブにゲスト出演したらしいですね キーボードで「20th Century Boy」を演奏したらしいですが、 聞いてみたかったです こんな感じでライブ会場に顔を出し続けてくれれば、 ライブやりたいとか思ってくれるかも… とかなればいいですね さて、本編に入ります ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 1 / コメント 1

2007/02/07 01:56
2-5 メディア出演(1986年)
2-5 メディア出演(1986年) 1986年のメンバーの風貌は、 決して「Gorilla」のジャケットの如き姿だったわけではない どちらかというと、「Twinkle Night」の雰囲気に近く、 特に小室・木根は基本的に1985年と大きく変わるところはない ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 0

2007/01/31 00:44
2-4 Gorilla
2-4 Gorilla TM NETWORKの3rdフルアルバム「Gorilla」は、 1986/6/4にリリースされた デモテープ作りは1985年12月から始まり、 1986/2/3からスタジオでのレコーディングが始まった 4月上旬にはレコーディングが終わっている ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 5 / コメント 5

2007/01/23 22:51
2-3 Come on Let's Dance
2-3 Come on Let's Dance 今日からいよいよ新記事となります 11月以来ブログ移転で精一杯だったので、 新記事は2ヶ月ぶりになります がんばって定期的に更新できるようにしますので、 今後もよろしくお願いします ...続きを見る

面白い ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 2

2007/01/18 18:25
2-2 The FANKS! ―FUNK, PUNK, FANS,―
2-2 The FANKS! ―FUNK, PUNK, FANS,― 1/5、NHK-FMの「近田春夫×小室哲哉 Double DJ Show 」、 1980年代の音楽史を振り返るという番組でしたが、 半分小室さんの音楽歴語りになってました しかし最近の痛々しい活動の数々の中で、 久しぶりに面白い番組でした ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 1

2007/01/10 08:51
2-1 My Revolution
2-1 My Revolution あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 3 / コメント 0

2007/01/04 10:43

トップへ | みんなの「2 1986-1988.4」ブログ

20 Years After -TMN通史- 2 1986-1988.4のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる