3-9 CAROL~A Day in a Girl's Life 1991~

アルバムも発売になったということで、
Yahoo!でTMのインタビューが公開されています
(木根さんの記事&3人のコメント動画)
またテレビ出演もあるようです
◆テレビ東京系「みゅーじん/音遊人」にTM NETWORKが登場。
アルバム「SPEEDWAY」のレコーディング~大盛況の武道館ファイナル公演までを完全密着。
3人の素顔、アルバムに小室哲哉が込めた思い、ライブの舞台裏が明らかになる必見の内容です。

放送日:12月23日(日)22:54~
www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/


ところで知り合いから、
「Diving」のイントロが「20th Century Boy」ではないか?
と指摘を受けました
聞いてみたら… ホントだ!!
まんま「20th Century Boy」ですコレ
小室さんがT.Rexをもじって「K-Rex」と呼んでたのが納得です


「Diving」と言えば、
木根さんのラジオでちょっとエピソード話してました(12/1放送分)
アルバムの二曲目に入ってますねー。これはね、実はね、デモテープでばーってめちゃくちゃな言葉で作って、てっちゃんに渡した曲で、それに詞をつけて、僕のギターだけ生かして詞をつけて、「もういいよこれギター一本で」って言われちゃって、えーまずいじゃん。TM NETWORKで今までかつてギター一本の曲はないぞみたいな、なんか重ねてあげようよって言ったら、「いいんじゃない」みたいな、ちょっと待って、最近長渕さんだってないぞみたいな、そんな話で、最終的にはやっぱなんか入れようよってことで、少しちょっと音足して、できた曲です。


ってことです
私も驚きましたが、木根さんも驚いてたんですね
なお今回は「Rainbow Rainbow」未収録曲を彷彿させる曲も入っているとのこと
どれがどれに当たるのか気になります
あと小室さんはライブでしきりに、ウツや木根さんががんばったと言ってましたが、
木根さんによると、小室さんも寝ないで詞を付けたりがんばってたそうです


さて本題に入ります
今回は「CAROL」の話ですが、
BS2の「BS冬休みアニメ特選」で、
クリスマスイブの10:40~11:39に、
アニメ「CAROL」を放送するそうです
見たことのある方もない方も、
赤面するなり声を出して笑うなりしながら、
ご覧になってはいかがでしょうか
いえ、私は見ませんけど…


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TM NETWORKの6thアルバム「CAROL~A Day in a Girl’s Life 1991~」は、
1988/12/9に発売された
すでに「3-6 メディア出演(1988年夏)」で触れたが、
レコーディングはロンドンで1988年6月終わりから始まり、
8/13~27の日本帰国を挟み、10/8まで行なわれた
実質的には3ヶ月弱となる
メンバーの感覚としては、じっくり作り上げたアルバムだったという
何度も撮り直しを指示されるなど、つらいレコーディングでもあったようだ


「CAROL」は長いTMの歴史でも最大の売上を誇ったアルバムである
チャートでは当然の一位を獲得し
一週で20.5万枚、総合では66万の売上を記録した


これは1989年度(オリコンでは12月から新年度)の年間5位である
ちなみに2位は久保田利伸「the Baddest」
4位は中森明菜「Best Ⅱ」で、ともにベスト版だから、
オリジナルアルバムとしては年間3位である
(1位:松任谷由実「Delight Slight Light Kiss」、3位:長渕剛「昭和」


このアルバムはさらに90年代以降に発売した廉価版を加え、
2001年に出荷枚数(売上ではなく)が100万枚を超えた
これはTM全作品で唯一の数字である


1988~89年頃は、TM NETWORKが社会的なブームとなっていた
そのためブームに乗せられて買った中高生も多かったものと思う
アルバムとしては必ずしも一般的な作りではないし、
音のとっつきにくさを考えても、バカ売れする内容ではないのだが、
ミュージカルというコンセプトが世間にインパクトを与えたこともあり、
現在まで常にTMの代表作として挙げられる作品となっている
シングルでは「Get Wild」、アルバムでは「CAROL」という評価は、
おそらく今後も変わらないだろう


ジャケットはGAINAXの佐々木洋によるイラストである
「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」などで有名な人である
2007年には「CAROL」の頃の雰囲気を出すため、
アルバム「SPEEDWAY」のジャケットも佐々木に依頼されている


ジャケット表には紫色の古めかしいフォントでタイトルが書かれ、
またキャロルの横顔と「CAROL」ストーリー中の3人の姿が描かれる
(小室=クラーク・マクスウェル/ウツ=フラッシュ/木根=ティコ・ブラーニ)
裏は魔王ジャイガンティカとその大勢の手下(ライーダ)である
ケースは通常のプラスチックケースに歌詞カードが入ったものではなく、
特製の紙製ケースにブックレットが付いているというものだった


ブックレットの表紙は、真っ黒の地の上にタイトルが書かれており、
その中は3人の写真と歌詞カードとなっている
歌詞カードの最初には、
「CAROL」のストーリーが3ページに渡って書かれる
歌詞カードの背景は、ファンタジー的雰囲気を出すため、
古紙をイメージしたデザインとなっている



ブックレット内の写真



おそらくこのジャケット・ケースは、
歴代のアルバムでもっとも力の入ったものだろう
当時のEPICの稼ぎ頭TMへの力の入れ具合も伝わってくる
ただし今見ると、それなりに恥ずかしいデザインである
(というか、当時もそれなりに恥ずかしかったが)
実際、そのファンタジー的世界観も含め、受け付けない者もいた


「CAROL」の購入者特典としては、
抽選によるファンイベント「T-MUE-NEEDS SUMMIT」招待があった
(1988/12/24大阪城ホール、12/25東京ベイNKホール、1989/2/12仙台電力ホール、2/25名古屋市公会堂)
イベントではTM曲以外に歌謡曲の演奏もあったが、
後の「Tour TMN EXPO」フォークパビリオンにつながるものだろう


「CAROL」のコンセプトはミュージカルだった
もっともこれは「CAROL Tour」のコンセプトというべきかもしれない
ミュージカルを取り入れたライブを行なうことが前提としてあり、
そのミュージカルの曲を収めたのがこのアルバムであった
その意味で、このアルバムはそれだけでは完結しない性格のものだった


小室がこのコンセプトを思い付き、木根に話したのは2月、
「Kiss Japan Tour」中の移動の新幹線でだった
小室が木根にストーリーを依頼したのは、
学生の頃に組曲を作っていた時の台本を見たことがあったためというが、
あるいはSPEEDWAY時代のコントのことを言っているのだろうか


木根は小室の思いついた話に肉付けをし、
夏頃にストーリーをまとめていく
具体的なコンセプトを考えるたのは7月からだったというから、
7/14木根渡英以後のことだろう
8/25「STARCAMP TOKYO」ではすでにジャイガンティカ・ケブリなど、
敵役の名前も使われており、大まかな内容は決まっていたと見られる


小室がミュージカルに関心を持ったのは、
1986年8月の「Fanks “Fantasy” Dyna-Mix」の頃、
リンゼイ・ケンプ・カンパニーの舞台を見たことがきっかけだったという
その1年半後、小室のロンドン行きが決定していた時期、
レコーディングとライブを反復するだけのTMの活動に嫌気が差していたため、
それを壊す要素としてミュージカルを思いついたのである
渡英前の「Kiss Japan Tour」の頃、
ツアーが長期化してつらかったことは、本人たちが告白している


ミュージカルに関しては後の「CAROL Tour」の章で触れるので、
ここでは「CAROL」の世界観と楽曲について触れておこう
CAROLとは、ストーリーの主人公の名前である
7月にレコーディングを始めた頃、
ロンドンの田舎のスタジオのおばちゃんが思いついた名前だった


フルネームはCarol Mue Douglas
ロンドン近くのバースという町に住む18歳の女子高生で、
1991年4月21日が物語の始まりとなる
この1991年というのは、
TMの予定が決まっていない年として選んだという
4月21日はTMデビューの日である(1984年)
ミドルネーム「Mue」は「T-Mue-Needs」から取ったものだろう


ちなみに1989年発売の木根の小説「CAROL」では、
キャロルは17歳ということになっている
2014年のツアー「the beginning of the end」では、
1974年のキャロル誕生が語られており、だとすると17歳説が正しい気もするが、
要するにメンバーも設定をあまり覚えていなかったのだろう


さて、時に闇の世界ラ・パス・ル・パスの支配者ジャイガンティカが、
人間の世界から音を盗もうと画策していた
これを打ち破ろうとしていたのが、
ガボール・スクリーンというバンドの、
マクスウェル・フラッシュ・ティコだった
当然TM NETWORKをモデルとしている


世間で酷評を受けた彼らの新譜に何かを感じ取ったキャロルは、
学校のグラフィック・システムという教材でCDを分析しようとする
するとスクリーンから光があふれ出し、
キャロルはラ・パス・ル・パスに飛ばされる
キャロルはここで3人と出会い(マクスウェルはなかなか会えないが)、
その秘めた力でジャイガンティカを破り、
見事奪われた音を取り返すことに成功するのである


今見ると、なかなか恥ずかしい十代向けストーリーだが、
ともかくこのような内容だった
この内容は、翌年に木根の筆により小説化することになる
以上のストーリーを沿う形で、「CAROL」の曲は展開する
こうしたコンセプトアルバムは、TMとしては初の試みだった


ただし「CAROL」はコンセプトアルバムとしては、
中途半端に終わってしまったところもある
それは、結局ストーリーと関連する組曲は全体の半分で、
あとの半分はまったく「CAROL」と無関係の曲という点である
この点では特に先行シングル「Beyond The Time」「Seven Days War」「Come On Everybody」が、
際立って「CAROL」組曲と別世界を描いている


これは「Come On Everybody」のリリースとも関わるが、
やはりビッグアーティストとなったTMだけに、
ある程度の売れ筋を見込んだ内容とせざるを得ず、
すべてをミュージカルにするという冒険は許されなかったのだろう


もっとも小室が敬愛するミュージシャンの一つEmerson, Lake & Palmerも、
ストーリー性のある組曲をアルバムに収録する場合、
アルバムの半分程度は組曲と無関係の通常の楽曲を入れており、
「Tarkus」「Brain Salad Surgery」など)
小室としては割と自然にこのような形に落ち着いたものかもしれない


「CAROL」はLP版では二枚組となっており、
片方に「CAROL」組曲、片方にそれ以外という編成を取っている
この点は一定のこだわりを感じる点である
CDではこれを一枚にまとめ、曲順も大幅に変わっている
ただし2007年の紙ジャケット版ではCD二枚組となり、
LP版の曲順で収録された


小室いわく、CDでは曲順を設定して再生できるから、
各自で正しい曲順を考えてみてください、ということらしい
もちろん毎回そんなことをしていると面倒極まりないが、
「humansystem」でCDの音域を考慮して録音レベルを下げるなど、
この頃の小室がCDというメディアの特性を生かそうと努力していたことは事実であろう


レコーディングではロンドンの5つのスタジオが使われたが、
8月までメインのスタジオとして使われたのは、
リングフィールドのComforts Place Studioだった
(実はロンドン市外なので、厳密にはロンドンでのレコーディングではない)
エンジニアとしてはSteve Jacksonを起用していた


小室が特に強調するのがAir Studioである
The BeatlesのプロデューサーGeorge Henry Martinが作った有名なスタジオであり、
ここでレコーディングできたことは、3人にとっても名誉だっただろう
ただAir Studioを使ったのは9~10月の仕上げの時期のみである
この時はSteve Nyeがミキシングエンジニアを引き継いだ


音としては、ブリティッシュロック的なものを取り入れたという
Steve Nyeの趣向だったらしいが、
20年前のヴィンテージ物の機材や生ストリングスを積極的に使ったほか、
デジタル音についてもアナログ的な音声処理を行ない、
打ち込みの雰囲気をあまり表面に出さないようにされている


そのためTMの代表作とされるにもかかわらず、
典型的TMサウンド(いわゆるピコピコ)からかなり隔たった音となった
インパクト勝負の曲はシングル「Come On Everybody」のみで、
それ以外はほとんどが「聞かせる曲」である


その点でこのアルバムは、TM NETWORKの歴史の中で、
「Major Turn-Round」と並ぶ異色作と言って良い
乱暴に言ってしまえば、かなり地味なアルバムである
先行シングルとして「Come On Everybody」を作らざるを得なかったのも理解できる
ただし異色作ではあるが、丁寧に作っただけあって、
アレンジなどは安心して聞くことができ、
その点ではそれまでの作品でも随一だろう


歌詞については、これまでと同様に小室みつ子が活躍し、
シングル曲「Beyond The Time」「Seven Days War」の2曲以外に、
「Chase in Labyrinth」「Gia Corm Filippo Dia」「You're The Best」「Winter Comes Around」の4曲を担当した
自らロンドンに来て、レコーディングの様子を見ながら作詞したものである


一方でこの頃から、小室哲哉の歌詞の比重が上がり出す
「Beyond The Time」「Seven Days War」を除く11曲の作詞は、
みつ子が6曲・小室5曲で、約半分となっている
この傾向は以後「Digitalian is eating breakfast」「Rhythm Red」「EXPO」と、
次第に強まっていく


木根曲は13曲中「Chase in Labyrinth」「Gia Corm Fillippo Dia」「Winter Comes Around」「Still Love Her」の4曲となる
「Still Love Her」は小室との共作)
もともと「CAROL」は小室がロンドンで制作を始め、
木根がこれに合流したのは7/14のことだった
小室がある程度作業を進めた時点で、木根が後から曲を加えたというところだろう


なお木根曲について、
シングル「Seven Days War」カップリング曲「Girlfiend」は収録されなかった
「Get Wild」に次いでオリジナルアルバムから外されたシングル曲となる


以下ではLP版の曲順にしたがって楽曲の解説をしていこう
ただし別章で触れる「Just One Victory」「Still Love Her」については簡単に留める


まずはDisc1
「CAROL」組曲の方である
一曲目は「A Day in the Girl's Life(永遠の一瞬)」
物語のオープニングに当たり、
The Beatlesの「A Day in the Life」から取った曲名である
歌詞は当初はなく(「STARCAMP TOKYO」)、後に付けられた
「CAROL Tour」でもインストがオープニングで使われている


小室が「CAROL」制作に入ったのは6月終わりのことだったが、
その最初に作られたのがこの曲だった
これ以後7月にかけて、「CAROL」組曲が制作された
「STARCAMP TOKYO」では「Just One Victory」を除く小室曲4曲が「CAROL」の曲名で演奏されているが、
この4曲が最初に作られたのだろう
なお「Just One Victory」も、基本的な部分は早い段階でできていたらしい


「A Day in the Girl's Life」は、
オープニングとしてはまたとない、ワクワク感を与える曲である
「in the day and the night who’s calling the girl in the dark」
の部分など、韻も踏まえた歌詞で、頭に残りやすい
小室哲哉がこのような歌詞を書けるのは、少し意外である


これに直接つながる形で、「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」
テンポが抑え気味になるが、前曲と同じメロディである
キャロルが教室のグラフィック・システムに、
ガボール・スクリーンのCDをセットする場面に当たる


異世界ラ・パス・ル・パスに飛ばされるキャロルを歌ったのが、
次の「Chase in Labyrinth(闇のラビリンス)」
ここで物語の場面の転換を表現するべく、
一挙にアップテンポの曲となる


次の「Gia Corm Fillippo Dia(Devil's Carnival)」は、
魔王ジャイガンティカを歌ったものである
こちらもアップテンポな曲である
曲名は、音を奪うために魔物が唱える呪文で、
木根が考えたものである
ちなみに魔物を倒すためのキャロルの呪文は、
「Gia Corm Fillippo Arcadia」である


この二曲は木根作曲だが、
バラードが多い木根にしては珍しい曲調である
作詞はともに小室みつ子である
なお組曲中で小室作曲分でも、
「In The Forest」「CAROL (Carol's ThemeⅡ)」はみつ子作詞である


以上がDisc1のA面で、次からB面となる
1曲目は「In The Forest(君の声が聞こえる)」
ガボール・スクリーンのメンバーが、
まだ会えないキャロルに呼びかける内容となっている
テンポの良いイントロとその後のメロディが、
物語が核心へ向って展開を始めたことを表現する
特にBメロの盛り上がり部分は大好きだ

目を閉じて耳すませば あの娘の足音聞こえる
深い森にさまよって  僕たちを探してる
みちびく光を与えて  汚れなき星たちよ
疲れた踵を包んで   柔らかな青草よ
心惑わすもの dark of dark
闇に身を隠して silent night
君を待ち構える deep and deep
夢を奪うために stop there just look at me now


一転して落ち着いた曲調の「CAROL (Carol's ThemeⅡ)」
歌詞は「CAROL (Carol's ThemeⅠ)」と違うが、
(Ⅰは小室、Ⅱはみつ子の作詞)
曲はほぼ同様の構成である
最初に女性ボーカルの「I can hear you singing somewhere in the forest」が入り、
キャロルがガボール・スクリーンの存在に気付いたことを示している


このボーカルはBelva Haneyという人のようで、
「CAROL」のライナーによると他にも、
「A Day in the Girl's Life」「CAROL (Carol's ThemeⅠ」「Gia Corm Fillippo Dia」「In The Forest」「Come On Everybody」でコーラスを担当しているらしい


その後の歌詞は、ガボール・スクリーンからキャロルへのメッセージである
歌が終わると、長い間奏が続く
この間奏はこの曲の見せ場で、
特にライブではかなり盛り上がる場面である


最後は「In The Forest」の歌詞を繰り返す
歌詞では明示されないが、
最終的に両者が出会うことが暗示されている


次いで「CAROL」メインテーマの「Just One Victory(たった一つの勝利)」
戦闘などに一切言及せずにいきなり勝利の歌である
この曲については別に触れるが、
とりあえずシングルとはアレンジが異なり、
音のバランスも変わっている点だけ触れておく


最後は「In The Forest」のインストが少しだけ入る
歌入りの「In The Forest」よりもスローテンポで、
余韻を残している
組曲全体のアウトロ的役割を果たす部分である


Disc2に移る
一曲目は「You're The Best」
ミディアムテンポの曲で、結構好きなのだが、
「CAROL Tour」で唯一これだけ演奏されず、
現在まで一度も演奏されたことがない
「I Want TV」と並んで影が薄い曲としてよく挙げられる
小室はBメロが合いの手のようになっていて、気に入っていないらしい


この曲はイントロ無しで、
「Don't forget Don't forget Nobody is tha same as you wow wow wow」
といきなり歌が始まる
この点でも「I Want TV」と共通する
このアルバムでは、
「Seven Days War」「Winter Comes Around」「CAROL (Carol's ThemeⅡ)」
のように、歌から始まる曲が多い


歌詞は「君はそれで良い」という応援ソングだが、
私が好きなのは最後の部分だ
立ち止まらないで進んでいけば、
くよくよすることなんて思い浮かばなくなるということなのだが、
かっこよく文章化していると思う

心は転がり続けて 回転速度早めて
寂しささえ追いつけない 悲しみさえ追い越せない


「Come On Everybody」はバージョン名が書かれていないが、
シングルとミックスが異なる
(特にサビの最初の部分など)
これは他のシングル曲も同様で、長さを変えるだけでなく、
音のミックス自体が変わっている


「Winter Comes Around(冬の一日)」は、
このアルバムで唯一の木根バラである
「Sad Emotion」「Time Passed Me By」に続く、
音の少ないバラードシリーズである


しっとりとした曲にロンドンを思わせる歌詞
冬の街角の雰囲気をみごとに表現した曲とアレンジ
木根バラでもおそらくトップレベルの評価を得ている曲だろう
しかしいまだにライブ映像が存在しない

うずくまるハトと凍る街路樹 急ぎ足の誰か広場を抜けて
冬がめぐる街のどこかに 君が確かに生きている
石につまづくようにたやすく 一度は出会った
君を失うはずはない 人混みに問いかけても
分け合えなかった日々は 風にさらわれ
Wintern Comes Around


ちなみにglobeの曲で「Winter Comes Around Again」という曲がある
これはglobeの「Departures」「Can't stop fallin' in love」をくっつけた曲で、
歌詞は両曲の続編となっている
したがって「Winter Comes Around」とは関係ない
本来globeのシングル購入者へのプレゼントだったもので、
自己パロディ的なノリで作ったおまけ曲の位置づけと思われる


以上がA面で、次からB面となる
1曲目は「Seven Days War (Four Pieces Band Mix)」
シングルとはミックスが異なる
「ラーラー」のコーラスもない
4人で演奏できるようにアレンジ直したものだという


次いで「Beyond The Time (Expanded Version)」
これもシングルとは別アレンジで、
「Expanded Version」とあるのに、シングルよりも短い
(アウトロが短くなり、フェイドアウトになっているため)


ラストは「Still Love Her(失われた風景)」
小室・木根の共作でこのアルバムは幕である
CD版でもこの曲がラストとなっている
「Self Control」「Here, There & Everywhere」
「humansystem」「This Night」に続き、
このアルバムでもラストはさわやか系で締め


なお小室は、ここの曲順について最後まで悩んだらしい
最初B面は「Seven Days War」「Still Love Her」「Beyond The Time」となっていたが、
いったん決定した後で連絡しなおして、
「Still Love Her」「Beyond The Time」を入れ替えたという


(2007/12/12執筆 2008/12/10、2017/6/30加筆)

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この記事へのコメント

iyotae
2014年06月11日 22:21
約20年振りに聴いて「I WANT TV」と同じく「You're The Best」忘れてました。でもこちらは「CAROL」のなかでも好きで特に聴いていたハズなのにと不思議だったのですが…
青い惑星さんの記事でなんとなく納得?カユいところに手が届く詳細な内容に脱帽です。
青い惑星の愚か者
2014年06月18日 03:56
You're The Bestは影薄いですからねえ
一回くらいライブで聴いてみたいですが、本人たちももう覚えていないかも

ちなみにYou're The BestとI Want TV、LPではそれぞれA面(Disc2)とB面の1曲目というところも共通するんですよね
1曲目て大事にされそうな気もするんですが

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